説明

製品・設置情報登録具及びこれを用いた製品履歴情報管理システム

【課題】製品に対する識別コードを簡便に付加でき、何処でも、何時でも、誰にでも簡便かつ安価に登録可能にし、併せて、製品の点検・保守・リコール等の履歴情報の管理を容易に行い得る製品・設置情報登録具及び製品履歴情報管理システムを提供する。
【解決手段】製品の第1識別コードを印字した登録葉書を含む設置情報記入伝票と、第2識別コードを格納した無線ICタグを有する取付部材からなる製品・設置情報登録具8を製品12に取り付け、第1、第2識別コードと個品・識別クエリ情報を組で管理センターに送信して管理センターの製品管理手段9に製品情報として登録する。製品の設置時に登録葉書記入内容情報を登録葉書へ記入して管理センターに送付する。製品管理手段9は登録葉書の第2識別コードを読み取り、登録葉書記入内容情報と組で設置情報として登録する。設置情報を製品情報へ第2識別コードに関連付けることで住戸管理情報を結合し、製品履歴情報の管理を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用電化製品や事務機器等の各種の製品を個々に識別するのに用いられる製品・設置情報登録具及びこれを用いて製品の製造から製品の納入先や設置場所及びその他の製品の履歴をセンター等で管理できるようにした製品履歴情報管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、冷蔵庫、空調機、テレビ、給湯機、ストーブ等の家庭用電化製品やパソコン、モバイル機器等の事務機器などの商品の品質確保の可視化を目的に、商品の履歴情報を管理する履歴情報管理システムが提案され、実用化されている。
【0003】
製造メーカーを対象とした製品の履歴情報管理システムで、大型工場向けとしては、特定の製造形態や管理項目に限らない汎用的な、また設備や装置と製品の関連が管理でき、さらに例外処理の管理が可能であり、複数の製造工程系列を持つ製品群の管理が可能でありながら、短期間に簡単に構築することを目的に、製造単位情報を紐付ける製造情報テーブル、工程管理テーブル、再生ポイントテーブル、製造工程定義テーブル、工程管理テーブル生成部、工程履歴テーブル生成部、工程管理テーブル更新部等よりなる製造工程履歴管理システムが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【0004】
一方、中小零細業者向けとしては、手書き伝票・帳票類のコンピュータへの入力手間の軽減を目的に、業務工程が時間帯でほぼ一定していることを前提として、製品の製造に係わる情報を記録している伝票・帳票類を、画像データ形式或いは電子文書形式で保管し、該伝票、帳票類を特定する情報を入力すると、入力した伝票、帳票類に紐付けられた伝票、帳票類を検索することで製品の工程履歴管理を実現する技術が提案されている(例えば特許文献2参照)。
【0005】
また、消費者を対象とした履歴情報管理システムとしては、精肉の生産加工の履歴について消費者が客観的に判断できるようにすることを目的に、生牛に付与される個体識別番号を、当該生牛から加工された精肉、部分肉に対して正確かつ確実に付与できる部分肉計量装置、計量値付け装置、値付けラベル及び識別ラベル印字装置並びに個体識別番号に基づいて当該精肉に関する生産履歴を照会するシステムが提案されている(例えば特許文献3参照)。
また、消費者が得る方法として、消費者が農産物の個体情報を、インターネットから直接、入手できるようにすることを目的に、農産物に対してID番号と個体情報を入手するためのアクセス先となるURLからなる識別子を付与すると共に、当該識別子と生産地、生産者名、品種、栽培方法、収穫日、品質情報等の生産情報をデータベース化し、消費者からの当該識別子に基づく検索に応じて、その都度データベースからホームページが作成されるシステムが提案され、既に実用化されている(例えば特許文献4参照)。
【特許文献1】特許第3060984号公報
【特許文献2】特開2005−267164号公報
【特許文献3】特許第3532901号公報
【特許文献4】特許第3355366号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
近年、製品の経年劣化による機能低下や重大な事故を引起すおそれが多い製品については社会問題化している。また、瑕疵による製品リコールが後を絶たず、その対策のために企業は多額の費用を使っているものの、効果が上がっていないのが現状である。
これらの原因は、そもそもメーカーで製造された製品が、何処に、何時から、誰により納入され、または設置されたかという製品の履歴情報についての登録が行われていないことにある。
【0007】
この問題を解決するために、「改正消費生活用製品安全法(平成19年11月21日公布)」が公布される。この法によれば、消費者自身による保守が難しく、経年劣化による重大事故の発生のおそれが高い製品については、消費者に保守情報を適切に提供するとともに、点検の通知や応諾を製造・輸入事業者に求める制度(保守サポート制度)が創設されている。そして、「特定保守製品(第1条)」については、「点検期間等の設定(第32条の3)」「特定保守製品の表示等(第32条の4)」「引渡時の説明等(第32条の5)」「点検その他の保守に関する通知等(第32条の12)」「点検の実施(第32条の15)」が行われることとなった。即ち、製造・輸入事業者に対しては標準使用期間、点検期間等の製品への表示、所有者票の添付が義務づけると共に、消費者に対しては所有者票を製造・輸入事業者への返送に協力することと定められている。また、製造・輸入事業者に対しては点検期間内の点検の必要性の通知を義務づけると共に、消費者に対しては点検を行う等の保守に努めるものと定められた。
【0008】
しかし、上述のような保守サポート制度では、特定保守製品の点検は可能となるが、特定保守製品以外の製品の点検や製品リコール全般には対応できない。消費者が製品の設置を含む履歴情報を記入した所有者票を製造・輸入事業者に返送し特定するというスキームは、製品のユーザー登録が殆ど行われていない現状から見て、実効性が乏しいと考えられる。また、所有者票では製品の識別できないため、点検期間に該当する当該製品が点検されたか否かが明らかにできないという問題がある。
このような製品全般に関する点検や製品リコールに対する実効性や識別問題を解決するには、中立な組織が運営する製品の履歴情報管理システムが必要不可欠となる。
【0009】
ところで、前述した特許文献の履歴情報管理は、製品の識別という視点に限ってみれば有効な方法である。しかしながら、これらの方法を製品の点検や瑕疵による製品リコール対策に用いようとした場合、設置情報を管理対象としていないという問題がある。
特許文献1及び2に示す管理対象は、工場内の素材から製品或いは事務所内の製品の箱や伝票・帳票類に限られ、工場や事務所から川下の流通過程、使用過程は一切対象にはされていない。
また、特許文献3及び4に示すシステムは、消費者向けの履歴情報管理システムであり、消費者から製品情報へ閲覧する手段は有しているものの、製造メーカー側から消費者側へのアクセスする手段を有していない。
【0010】
製品の履歴情報管理は、製品の識別機能を有し、当該製品の納入先や設置等の情報が登録できると共に、消費者側から見た場合、製造メーカーに直接登録するより製品履歴情報管理センターのような中立な組織に登録し、点検時や製品リコール対策時に限り、製品の納入先や設置等の情報を管理センターから製造メーカーに伝える方法の方が、個人情報保護の観点から好ましい。更に、点検や製品リコールは、使用開始から時間がたった時に発生するため、製品の納入先や設置等の情報の登録は大規模で高額なシステムを導入しリアルタイムで行われる必要性はないものの、製品は全国で販売されるため、何処でも、何時でも、誰にでも行える簡便で安価な方法であることの方が重要である。
【0011】
本発明は、上記のような点に鑑みなされたもので、製品に対する識別コードを簡便に付加できるとともに、当該製品の納入先や設置場所等の直接的製品情報を中立な組織である管理センターに対して何処でも、何時でも、誰にでも簡便、かつ安価に登録可能にし、併せて、納入・設置後の製品の点検・保守・リコール等の履歴情報の管理を容易に行い得るようにした製品・設置情報登録具及びこれを用いた製品履歴情報管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
上記目的を達成するために請求項1の発明は、製品・設置情報登録具であって、製品ごとに取り付けられる、互いに異なる第1識別コードを印字した登録葉書を含む製品設置情報記入伝票と、前記製品ごとに取り付けられる、互いに異なり、かつ前記第1識別コードと同一もしくは異なる第2識別コードを格納した無線ICタグを有する取付部材と、前記設置情報記入伝票と前記取付部材とを分離可能に連結する連結部材とを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項2の発明は、請求項1記載の製品・設置情報登録具において、前記設置情報記入伝票は、前記録登葉書の他に該録登葉書と同一大きさの製品保証書、販売業者様用控え伝票、設置業者様用控え伝票を有し、これら紙葉と前記録登葉書は互いに揃えて重ね合わされるとともにそれぞれの一辺には切り離し可能なミシン目を介してのり代が連接され、これらのり代を重ねて貼り合わせることにより前記録登葉書と前記各伝票を冊状に一体化し、前記録登葉書の表面に管理センターの宛先及び前記第1識別コードの印字欄を含む製品の設置場所記入欄が印刷され、前記録登葉書の裏面に前記第1識別コードの同一の二次元バーコードが印刷され、さらに前記録登葉書の裏面に、前記製品の設置場所記入欄に必要な事項を記入した後に当該記入欄及び前記第1識別コード印字欄を覆うための情報保護シールが剥離可能に設けられ、前記製品保証書、前記販売業者様用控え伝票及び前記設置業者様用控え伝票の各表面には前記第1識別コードの印字欄を含む製品の設置場所記入欄が印刷されていることを特徴とする。
【0014】
請求項3の発明は、製品の製造に関係する製品情報及び製品の販売・納入・設置の何れかに関係する設置情報または前記製品情報と設置情報からなる住戸管理情報を基に製品の履歴を管理する製品履歴情報管理システムであって、前記製品ごとに取り付けられる、互いに異なる第1識別コードを印字した登録葉書を含む製品設置情報記入伝票、前記製品ごとに取り付けられる、互いに異なり、かつ前記第1識別コードと同一もしくは異なる第2識別コードを格納した無線ICタグを有する取付部材、前記設置情報記入伝票と前記取付部材とを分離可能に連結する連結部材とを有する製品・設置情報登録具と、前記製品の製造メーカーサイドに設けられ、製造された製品に前記製品・設置情報登録具の取付部材を取り付けて製品ごとに前記第1及び第2の識別コードを付与し、前記第1及び第2の識別コードと製品に関する個品情報を取得し、これを個品・識別クリエ情報として管理センターへ送信するメーカー用通信制御手段と、前記管理センターに設けられ、前記メーカー用通信制御手段から送信された個品・識別クリエ情報及び製品の販売・納入・設置場所において製品の設置場所及び製品の登録に必要な内容の情報を記入した後に送付される前記登録葉書の記入内容情報に基づいて製品の履歴管理に必要な履歴情報を生成し格納するとともに前記履歴情報を基に前記登録製品を製品ごとに管理する製品管理手段とを備えることを特徴とする。
【0015】
請求項4の発明は、請求項3記載の製品履歴情報管理システムにおいて、前記製品管理手段は、前記メーカー用通信制御手段からの情報を格納するとともに前記製品の履歴情報を登録するデータベースを有し、該データベースは前記個品・識別クエリ情報を製品情報として登録し、前記送付された前記登録葉書の記入内容情報を設置情報として登録し、前記設置情報を前記製品情報に前記製品の第1識別コードを主キーに関連付けて結合した住戸管理情報を登録するように構成されていることを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明は、請求項3記載の製品履歴情報管理システムにおいて、前記設置場所に持ち込まれ前記設置場所にある製品に取り付けられた前記取付部材の無線ICタグの第2の識別コードを読み取る携帯用タグコード読み取り機と、前記タグコード読み取り機で読み取った第2識別コードを含む設置点検工事情報を点検工事クエリ情報として前記製品管理手段へ送信する点検工事用通信制御手段とを備え、前記製品管理手段は、データベースを有し、前記データベースは前記個品・識別クエリ情報を製品情報として登録するとともに、前記送付された前記登録葉書の記入内容情報を設置情報として登録し、前記設置情報を前記製品情報に前記製品の第1識別コードを主キーに関連付けて結合した住戸管理情報を登録し、さらに前記データベースは前記点検工事クエリ情報を該点検情報として登録するとともに、前記点検情報を前記製品情報に前記製品の第2識別コードを主キーに関連付けて結合した新たな住戸管理情報を前記住戸管理情報へ追加登録するように構成され、さらに前記製品管理手段は、前記データベースに登録された前記住戸管理情報から前記製造メーカー及び前記設置場所に配布するための点検製品一覧と団地・建物リストを出力するように構成されていることを特徴とする。
【0017】
請求項6の発明は、請求項5記載の製品履歴情報管理システムにおいて、前記メーカー用通信制御手段からの情報を格納し、かつ前記前記製品の履歴情報を登録するデータベースは、品目名情報を登録する品目名マスタファイルと、製造メーカー名情報を登録する製造メーカー名マスタファイルと、前記メーカー用通信制御手段及び前記点検工事用通信制御手段から前記製品管理手段へのログイン時のID情報を登録するIDマスタファイルと、前記品目名マスタファイルの品目名情報と前記製造メーカー名マスタファイルの製造メーカー名情報とを結合した製造メーカー名品目名情報を登録する製造メーカー名品目名マスタファイルと、前記品目名マスタファイルの品目名情報と前記製造メーカー名マスタファイルの製造メーカー名情報とを結合した部品情報を登録する部品マスタファイルと、前記メーカー用通信制御手段から受信した前記個品・識別クエリ情報、前記製造メーカー名品目名マスタファイルの該製造メーカー名品目名情報、前記部品マスタファイルの部品情報及び前記IDマスタファイルのID情報を結合した前記製品情報を登録する製品情報テーブルと、設置または販売業者から送付された前記登録葉書の二次元バーコードからなる前記製品の第2識別コードと前記登録葉書記入内容情報とを結合した前記設置情報を登録する設置情報テーブルと、前記点検工事用通信制御手段から受信した前記点検工事クエリ情報、前記製造メーカー名品目名マスタファイルの製造メーカー名品目名情報、前記部品マスタファイルの部品情報及び前記IDマスタファイルの該ID情報を結合した前記点検情報を登録する点検情報テーブルと、前記設置情報テーブルに登録された前記第1識別コードをキーに、一致する製品の第1識別コードを前記製品情報テーブルの製品情報から検索し、前記設置情報を前記製品情報に関連付けて結合した前記住戸管理情報を格納する住戸管理情報クエリテーブルとを備えることを特徴とする。
【0018】
請求項7の発明は、請求項5記載の製品履歴情報管理システムにおいて、前記製品管理手段は、製品の履歴情報を管理するデータベースを有し、該データベースは、前記登録葉書の裏面に印刷した二次元バーコードからなる前記製品の第1識別コードを登録する登録葉書二次元バーコードテーブルと、前記登録葉書記入内容入力情報を登録する登録葉書記入内容入力テーブルと、前記登録葉書記入内容入力テーブルに登録した登録葉書記入内容入力情報を前記登録葉書二次元バーコードテーブルに登録した前記登録葉書の第1識別コードに関連付けて結合した前記登録葉書クエリ情報を登録する登録葉書クエリテーブルと、前記住戸管理情報クエリテーブルに登録した前記住戸管理情報から点検時期を迎える製品及び製品リコールが発生した製品を検索し、該当する点検製品一覧情報を格納する点検製品一覧テーブルと、前記点検製品一覧テーブルに格納した前記点検製品一覧情報から前記団地建物情報だけを取得して格納する団地・建物リストテーブルとを備えることを特徴とする。
【0019】
請求項8の発明は、請求項7記載の製品履歴情報管理システムにおいて、前記製品管理手段は、前記点検製品一覧テーブルに格納された点検製品一覧情報と前記団地・建物リストテーブルに格納された団地建物情報を配布可能なリストとして出力する出力部を有することを特徴とする。
【0020】
請求項9の発明は、請求項3記載の製品履歴情報管理システムにおいて、前記メーカー用通信制御手段は、前記無線ICタグに格納した前記製品の第2識別コードを読み取るタグコード読み取り機と、前記登録葉書の二次元バーコードを読み取る二次元バーコード読み取り機とを有し、さらに前記前記メーカー用通信制御手段は、前記タグコード読み取り機で読み取られた前記無線ICタグの第2識別コード格納するタグコードテーブルと、前記二次元バーコード読み取り機で読み取られた前記登録葉書の二次元バーコードを前記製品の第1識別コードとして格納する登録葉書二次元バーコードテーブルと、前記個品情報を格納する個品情報テーブルと、前記個品情報テーブルに格納されている個品情報を、前記タグコードテーブルに格納されている第1識別コード及び前記登録葉書二次元バーコードテーブルに格納されている第2識別コードに関連付けて結合した前記個品・識別クエリ情報を格納する個品・識別クエリテーブルとを備えることを特徴とする。
【0021】
請求項10の発明は、請求項5記載の製品履歴情報管理システムにおいて、前記点検工事用通信制御手段は、前記点検情報を管理するデータベースを備え、前記データベースは、前記団地建物情報を格納する団地・建物リストテーブルと、点検工事を管理する点検業者についての点検業者情報を格納する点検業者テーブルと、点検工事を実施する工事業者についての工事業者情報を格納する工事業者テーブルと、工事種別情報を格納する工事種別テーブルと、設置室情報を格納する設置室テーブルと、前記団地・建物リストテーブルの団地建物情報、前記点検業者テーブルの点検業者情報、前記工事業者テーブルの工事業者情報、前記工事種別テーブルの工事種別情報及び前記設置室テーブルの設置室情報を反映し結合した、前記製品・設置情報登録具の無線ICタグに格納した第2識別コードをキーとする前記点検工事クエリ情報を格納する点検工事クエリテーブルとを備えることを特徴とする。
【0022】
請求項11の発明は、請求項5記載の製品履歴情報管理システムにおいて、前記携帯用タグコード読み取り機は、ボックスを選択するための操作ボタン、ボックスに数値を入力するための数値入力ボタン及び電源ボタンを備える情報操作部と、工事業者の工事業者ログイン情報のうち携帯用タグコード読み取り機ID情報を入力するID入力ボックス及び携帯用タグコード読み取り機パスワード情報を入力するパスワード入力ボックスを表示するログイン画面、製品所有者名情報を選択する製品所有者名選択ボックス及び団地名建物名情報を選択する団地名建物名選択ボックスを表示する製品所有者名選択団地名建物名選択画面、タグ読み取り指示表示を表示するタグ読み取り画面、号棟情報を入力する号棟入力ボックス、号室情報を入力する号室入力ボックス、設置室情報を選択する設置室選択ボックス及び工事種別情報を選択する工事種別選択ボックスを表示する設置情報入力画面、登録指示表示、登録ボタン、戻りボタン及び終了ボタンを表示する登録画面を備える情報表示部とを備えることを特徴とする。
【0023】
請求項12の発明は、請求項5または10記載の製品履歴情報管理システムにおいて、前記携帯用タグコード読み取り機は、前記設置点検工事情報を格納するデータベースを備え、前記データベースは、前記製品所有者名情報を格納する製品所有者名テーブルと、前記製品所有者名・団地名・建物名情報を格納する製品所有者名・団地名・建物名テーブルと、前記製品所有者名テーブルの製品所有者名情報と前記製品所有者名・団地名・建物名テーブルの製品所有者名・団地名・建物名情報を結合し、前記点検工事用データベースの団地・建物リストテーブルに格納されている団地建物情報を反映し住戸コード情報をキーとする設置住戸情報を格納する住戸コードテーブルと、前記携帯用タグコード読み取り機へのログイン時の工事業者ログイン情報を格納する工事業者ログインテーブルと、前記工事種別情報を格納する工事種別テーブルと、前記設置室情報を格納する設置室テーブルと、前記住戸コード情報をキーとする該住戸コードテーブルがヘッダで、製品・設置情報登録具の無線ICタグから読み取った第2識別コードをキーに、前記工事種別テーブルの工事種別情報、前記工事業者ログインテーブルの工事業者ログイン情報、前記設置室テーブルの該設置室情報を関連付けて結合し明細となる点検工事情報を格納する点検工事テーブルとを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0024】
本発明においては、製品の第1識別コードを印字した登録葉書を含む設置情報記入伝票と、製品の第2識別コードを格納した無線ICタグを有する取付部材とにより製品・設置情報登録具を構成し、この製品・設置情報登録具を、製造メーカーからの製品の出荷時に製品に取り付ける。そして、メーカー用通信制御手段により脆品情報登録具の第1及び第2識別コードと個品・識別クエリ情報とを製品情報として中立な組織である管理センターに送信し、製品管理手段のデータベースに登録する。また、製品の納入または製品の設置時は登録葉書記入内容情報を登録葉書へ記入して管理センターに送付し、同センターでは登録葉書の第2識別コードを読み取り、第2識別コードを含めた登録葉書記入内容情報を設置情報として製品管理手段のデータベースに登録する。さらに、この設置情報を製品情報に対し第2識別コードをキーに関連付けて結合することで住戸管理情報とし、製品履歴情報の管理を行う。
したがって、本発明によれば、製品の納入先や設置場所等の直接的製品情報を中立な組織である管理センターに対して何処でも、何時でも、誰にでも簡便、かつ安価に登録可能にし、併せて、納入・設置後の製品の点検・保守・リコール等の履歴情報の管理を容易に行うことができる。これにより、従来のような高価な携帯用タグコード読み取り機を用意する必要がなく、点検時に用意することで済み、また、二次元バーコード読み取り機を管理センターに用意することで済む。また、携帯用タグコード読み取り機は、点検時に限って使用し、設置時に使用する必要がないため、システムの導入時の教育は、点検システム及び携帯用タグコード読み取り機に限定でき、簡易である。
【0025】
また、本発明によれば、設置情報記入伝票を用いることで登録葉書記入内容情報は、日本語の文字で記入する方法なので、誰にでもできる可能性が高く、改めて教育する必要が少ない。さらに、伝票を複写式としているので、登録葉書に登録葉書記入内容情報を記入すれば、他の伝票に転記され誤記が防げるほか、複数の伝票とすることができるため、工事業者、設置業者等の関係者全員が伝票を管理でき、登録葉書記入内容情報を分散管理できる。
本発明によれば、製品には第1識別コードを格納した無線ICタグを残すので、設置後の点検時に限り配布される団地・建物リストをインポートした携帯用タグコード読み取り機による点検情報を住戸管理情報に追加登録することができる。さらに、点検情報に加え、工事種別テーブルに修理情報、交換情報、廃棄情報等の情報を登録すると、修理、交換、廃棄等の製品履歴情報の追加登録ができる。
本発明によれば、連結部材を用いることで、梱包表面に設置情報記入伝票を貼付することが可能となり、製品を販売業者が販売する場合、梱包を解かなくても、登録葉書記入内容情報の記入が可能となり、連結部材の長さは、梱包の大きさにより調整可能なため、梱包の大きさに左右されない。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
(実施の形態1)
以下、本発明にかかわる製品・設置情報登録具8及びこれを用いた製品履歴情報管理システムの実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、製品・設置情報登録具8の構成について図1〜図4を参照して説明する。
図1は本発明にかかる製品・設置情報登録具8の一例を示す全体の構成図、図2は本実施の形態における製品・設置情報登録具8の設置情報記入伝票19の一例を示す構成説明図、図3は本実施の形態における製品・設置情報登録具8の取付部材17の一例を示す構成説明図であり、同図(A)は取付部材17の下面図、同図(B)は取付部材17の側面図、同図(C)は取付部材17の上面図である。
【0027】
製品・設置情報登録具8は、図1に示すように、冷蔵庫、空調機、テレビ、給湯機、ストーブ等の家庭用電化製品やパソコン、モバイル機器等の事務機器などの製品12の設置情報を記入するための設置情報記入伝票19と、この設置情報記入伝票19を製品12に取り付けるためのプラスチック製の取付部材17と、設置情報記入伝票19と取付部材17とを分離可能に連結する、プラスチックなどからなる紐状の連結部材18とを含んで構成されている。
【0028】
設置情報記入伝票19は、図1及び図2に示すように、製品12を製品ごとに特定する第1識別コード101を印字した登録葉書53を有し、この登録葉書53は郵便法で規定された大きさの紙葉からなっている。さらに、設置情報記入伝票19は、登録葉書53と同一の大きさの製品保証書50、販売業者様用控え伝票51、設置業者様用控え伝票52を有し、これら紙葉50〜52と登録葉書53は製品保証書50を最上面に、登録葉書53を最下面にして全てを層状に重ね合わされるとともに、それぞれの一辺には切り離し可能なミシン目92を介してのり代56が連接され、これらのり代56は接着剤により一体に貼着し製本される。そして、こののり代56には連結部材18の一端が連結されている。
【0029】
登録葉書53の表面には、図2に示すように、管理センター1の宛先及び第1識別コード101の印字欄58を含む製品12の設置場所記入欄57が印刷され、製品保証書50、販売業者様用控え伝票51及び設置業者様用控え伝票52の各表面にも第1識別コード101の印字欄58を含む製品12の設置場所記入欄57が印刷されている。
設置情報記入伝票19の製本後、製品保証書50に製品12の第1識別コード101を印字し、販売業者様用控え伝票51、設置業者様用控え伝票52及び登録葉書53に複写する。登録葉書53の裏面には、図2に示すように、第1識別コード101と同一の二次元バーコード55が印刷されている。さらに、登録葉書53の裏面には、製品12の設置場所記入欄57に必要な事項を記入した後に当該設置場所記入欄57及び第1識別コード101の印字欄58を覆うための情報保護シール54が剥離可能に設けられている。 なお、図2に示す製品保証書50の裏面には、点検結果を記入できるよう点検業者名及び点検日時を記入するための欄87を示しているが、これは製品12の点検時に、点検結果を製品保証書50に記入する場合の例示であり、必ずしも必要ない。
【0030】
製品12の設置時又は販売時、登録葉書53の設置場所記入欄57に登録葉書記入内容情報102が記入された後、当該登録葉書53をミシン目92から切り離して投函する時に、情報保護シール54を、登録葉書53の裏面から剥がし、登録葉書53の表面の設置場所記入欄57及び第1識別コード101の印字欄58を覆うように貼着する。なお、登録葉書53への登録葉書記入内容情報102の記入を設置時又は販売時としているが、工事業者16による設置工事を伴う製品12は設置時に、開梱すれば製品12を使用することができる設置業者4による設置工事を伴わない製品12は販売時に行うことができる。
【0031】
図2に示す製品・設置情報登録具8の設置情報記入伝票19は、製品12の登録葉書記入内容情報102を、製品所有者は製品保証書50で、販売業者は販売業者様用控え伝票51で、設置業者4は設置業者様用控え伝票52で、及び管理センター1は登録葉書53で、それぞれ分散管理できるよう四枚伝票としているが、これに限らず、登録葉書53を除き各伝票は複写仕様からなる。
ここで、設置情報記入伝票19の伝票枚数は、図2の例示では登録葉書記入内容情報102の分散管理を目的に四枚伝票のものを示したが、分散管理は行わず製品12の履歴情報管理のためだけとする場合には、登録葉書53だけあればよく、逆に、流通業者等においても分散管理したい場合は増やすことができる等、製品12の流通形態、管理目的に応じて、伝票枚数は変えることができる。
また、該設置情報記入伝票19の伝票を複写仕様としているのは、設置情報記入伝票19が登録葉書53以外の伝票を含む場合の複数への転記における誤記を防ぐための仕様であり、設置情報記入伝票19が登録葉書53だけの場合は必ずしも複写仕様である必要はなく、無加工であってもよい。さらに、複写仕様とする場合にあっては、どのような複写仕様であってもよく、必ずしもノンカーボン式である必要はなく、カーボン式であってもよい。
【0032】
図3に示す取付部材17は、例えば給湯機のような製品12に適用されるもので、筒状を呈し、この筒状取付部材17の一端は蓋部88により閉鎖され、さらに、筒状取付部材17の他端には、周方向に沿い形成したミシン目92から分離されるバンド部91が設けられており、このバンド部91には、製品12を特定する、第1識別コード101と同一の第2識別コード100を格納した無線ICタグ45が埋設されている。
バンド部91の内面には、製品12に突設したネジ部31(図示せず)に係合される係合片90が内周に沿って形成されており、この係合片90を前記ネジ部31に係合することによって取付部材17を製品12に取り付けることができる。また、取付部材17をミシン目92から破断してバンド部91を製品12のネジ部31に残すことにより、無線ICタグ45が製品12に半永久的に保持できるようになっている。また、取付部材17の蓋部88には、連結部材18の一端が結合される小孔89が形成されている。
【0033】
識別コードについて、取付部材17に取り付けられた無線ICタグ45に格納される第2識別コード100は、設置情報記入伝票19に印字する第1識別コード101と同一コード内容としているが、必ずしも同一コード内容である必要はなく、異なるコード内容を使用してもよい。
また、本発明における製品12への取付部材17の取付部は、上記ネジ部31に限らず、無線ICタグ45を堅固に取り付けるような形状、加工、表面状態であればよく、必ずしも凸形状の突起を有している必要はない。例えば、製品12に供給されるガス、電気等との製品12側の配管接続部、配線接続部、製品12から出ている操作ハンドルや取手或いは穿孔等であってもよい。なお、製品12の取付部が前記接続部、操作ハンドルや取手或いは穿孔等である場合には、取付部材17は必ずしも筒状部を呈する必要はなく、結束バンド等の形状であってもよく、当該バンド部に無線ICタグ45を埋設してもよい。
【0034】
図4は本発明の製品・設置情報登録具8におけるラベルタイプの取付部材17の例を示す構成説明図であり、同図(A)は取付部材17の下面図、同図(B)は取付部材17の側面図、同図(C)は取付部材17の上面図である。
この図4に示す取付部材17は、製品12の第2識別コード100を格納した無線ICタグ45を内蔵した合成樹脂製ラベル93と、合成樹脂製ラベル93を製品12へ固着するための粘着層48と、この粘着層48を保護する剥離紙49とから構成されている。また、合成樹脂製ラベル93には連結部材18の一端が結合される小孔89が形成されている。
【0035】
図4に例示したラベルタイプの取付部材17は、冷蔵庫等の家庭用電化製品や事務機器のような製品12に適用されるもので、デザイン上の理由や無線ICタグ45の受信状況等の理由から、無線ICタグ45を製品12の外面へ直張りした方が効果的な製品12に無線ICタグ45を取り付ける場合を示している。
なお、ここでラベルの材質を合成樹脂製としているが、無線ICタグ45を内蔵できる材料であればよく、例えば、紙製、ゴム製、ガラス製或いはそれらとの積層材等であってもよい。また、製品12側の取付部が粘着可能であれば必ずしも平面である必要はなく、曲面、凹凸面等である場合は、例えば軟質の合成樹脂製やゴム製を用いるなど、材料の可撓性を生かす方法でもよい。
さらに、ここで製品12の第2識別コード100を格納する記録媒体を無線ICタグ45としているが、製品12の第2識別コード100を格納できる記録媒体であれば何でもよく、製品12の価格により、例えば無線ICタグ45以外の記録媒体を用いることができる。例えば製品12の第2識別コード100をQRコードに変換し、当該QRコードを合成樹脂製ラベル93の上面に印刷するような形式のものでもよい。
【0036】
このような取付部材17を用いることにより、多くの形状の製品に対応しやすい。また、取付部材17は、製品12が元々有している凸部や様々な形状の本体に直接取り付けることとしているため、製品製造の変更を伴わず、システムを導入しやすい。
また、本発明における連結部材18は、図1では比較的短い紐状のものを示しているが、連結部材18の長さは、製品12の設置方法、梱包等により調整すればよく、例えば製品を販売業者が販売する場合、梱包表面に設置情報記入伝票19を貼付することで梱包を解かなくても、登録葉書記入内容情報102の記入が可能となるなど、製品12の流通に柔軟に対応でき、システムを導入しやすい。
【0037】
(実施の形態2)
次に本発明にかかる製品・設置情報登録具8を用いた製品履歴情報管理システムの実施の形態について図面を参照して説明する。
図5は管理センター1と製造メーカー2と製品12の設置場所14との間をネットワーク化し、製造メーカー2から出荷される製品12に製品・設置情報登録具8を取り付けて該製品12を販売/納入し、もしくは設置場所14に設置する場合の製品履歴情報管理システムの構成図であり、図6は管理センター1と製造メーカー2と製品12の設置場所14との間をネットワーク化し、製造メーカー2から出荷される製品12に製品・設置情報登録具8を取り付けて該製品12を販売/納入し、もしくは設置場所14に設置された製品12の点検を行う場合の製品履歴情報管理システムの構成図である。また、図7は管理センター1に設置される製品管理手段9のシステム構成図であり、図8は製造メーカー2に設置されるメーカー用通信制御手段13のシステム構成図であり、図9は設置場所14に持ち込まれて製品12の点検を行う時の携帯用タグコード読み取り機41を含む点検工事用通信制御手段15のシステム構成図である。
【0038】
図5において、管理センター1には、製造メーカー2から送信される個品・識別クエリ情報138及び設置場所14から送付される登録葉書53の登録葉書記入内容情報102に基づいて製品12の履歴管理に必要な履歴情報を生成し格納するとともに前記履歴情報を基に登録製品を製品12ごとに管理する製品管理手段9が設けられている。
製造メーカー2には、出荷される製品12に取り付けられた製品・設置情報登録具8の第1識別コード101及び第2識別コード100と製品12に関する個品情報136を取得し、これを個品・識別クエリ情報138として管理センター1へインターネット等の通信回線7を介して送信するメーカー用通信制御手段13が設けられている。また、設置場所14には、製品・設置情報登録具8を取り付けた製品12が設置される。
図6において、管理センター1には、図5に示す場合と同様に、製品管理手段9が設けられ、製造メーカー2にはメーカー用通信制御手段13が設けられている。そして、設置場所14には、製品12に取り付けた取付部材17の無線ICタグ45に格納された第2識別コード100を読み取る携帯用タグコード読み取り機41を含む点検工事用通信制御手段15が持ち込み可能になっており、この点検工事用通信制御手段15は、第2識別コード100を含む設置点検工事情報149を点検工事クエリ情報144として製品管理手段9へ通信回線7を介して送信できるように構成されている。
【0039】
製品管理手段9は、図5、図6及び図7に示すように、通信回線7に接続され、メーカー用通信制御手段13からの情報を受信し格納するとともに製品12の履歴情報を登録するデータベース21を有するデータベースサーバ20と、モニタ26及びキーボード27が接続され、データベースサーバ20に格納された情報を操作するとともに、点検製品一覧情報131及び団地建物情報133を記録媒体に記録し点検製品一覧11及び団地・建物リスト10として出力する出力部24を有するコンピュータ本体22と、印刷した二次元バーコード55を読み取る二次元バーコード読み取り機25と、これらの機器を相互に接続するハブ28を備える。また、コンピュータ本体22は製品12の履歴情報を管理するデータベース23を備えている。
【0040】
メーカー用通信制御手段13は、図5、図6及び図8に示すように、モニタ36及びキーボード37が接続され、製品12の個品情報136及びこれに関連する製品12の第1識別コード101と第2識別コード100を結合した個品・識別クエリ情報138を管理センター1へ通信回線7を介して送信できるように制御するコンピュータ本体32と、無線ICタグ45に格納した製品の第2識別コード100を読み取るタグコード読み取り機34と、設置情報記入伝票19の二次元バーコード55を読み取る二次元バーコード読み取り機35と、これらの機器を相互に接続するハブ38を備える。また、コンピュータ本体32は、個品・識別クエリ情報138を管理するデータベース33を備えている。
【0041】
点検工事用通信制御手段15は、図6及び図9に示すように、モニタ46及びキーボード47が接続され、管理センター1から配布される団地・建物リスト10に基づいて、携帯用タグコード読み取り機41で読み取った無線ICタグ45の第2識別コード100を含む設置点検工事情報149に関連付けた点検工事クエリ情報144を管理センター1へ通信回線7を介して送信できるように制御するコンピュータ本体42を備え、このコンピュータ本体42にはクレードル40を介し携帯用タグコード読み取り機41が接続されている。また、コンピュータ本体42は、点検工事クエリ情報144を管理するデータベース43を備えている。また、携帯用タグコード読み取り機41は設置点検工事情報149を格納するデータベース44を備える。
【0042】
次に、製品12の履歴情報を管理するデータベース23の構成について、図7、図10及び図11を参照して説明する。
データベース23は、登録葉書二次元バーコードテーブル125、登録葉書記入内容入力テーブル126、登録葉書クエリテーブル128、点検製品一覧テーブル130、団地・建物リストテーブル132を備える。
登録葉書二次元バーコードテーブル125は、図10に示すように、製品・設置情報登録具8の登録葉書53の裏面に印刷した二次元バーコード55に格納された登録葉書二次元バーコード情報168(即ち、製品の第1識別コード101)を登録葉書二次元バーコードフィールド210に格納する。
登録葉書記入内容入力テーブル126は、図10に示すように、品目名情報106を格納した品目名フィールド201、型式名情報160を格納した型式名フィールド202、製品所有者名情報151を格納した製品所有者名フィールド213、都道府県情報164を格納した都道府県フィールド206、市・区情報165を格納した市・区フィールド207、町村・丁目・番地・号情報166を格納した町村・丁目・番地・号フィールド208、団地名建物名情報171を格納した団地名建物名フィールド214、号棟情報172を格納した号棟フィールド215、号室情報173を格納した号室フィールド216、設置室情報148を格納した設置室フィールド218、工事種別情報146を格納した工事種別フィールド219、設置業者名販売業者名情報175を格納した設置業者名販売業者名フィールド220及び設置日時販売日時情報176を格納した設置日時販売日時フィールド221からなる登録葉書記入内容入力情報127を格納する。
【0043】
登録葉書クエリテーブル128は、図10に示すように、登録葉書記入内容入力テーブル126に格納した該登録葉書記入内容入力情報127を、登録葉書二次元バーコードテーブル125に格納した登録葉書53の登録葉書二次元バーコード情報168(即ち、該製品の第1識別コード101)に結合した製品所有者名情報151を格納した製品所有者名フィールド213、団地名建物名情報171を格納した団地名建物名フィールド214、都道府県情報164を格納した都道府県フィールド206、市・区情報165を格納した市・区フィールド207、町村・丁目・番地・号情報166を格納した町村・丁目・番地・号フィールド208、号棟情報172を格納した号棟フィールド215、号室情報173を格納した号室フィールド216、住戸コード情報174を格納した住戸コードフィールド217、設置室情報148を格納した設置室フィールド218、登録葉書二次元バーコード情報168を格納した登録葉書二次元バーコードフィールド210、品目名情報106を格納した品目名フィールド201、型式名情報160を格納した型式名フィールド202、工事種別情報146を格納した工事種別フィールド219、設置業者名販売業者名情報175を格納した設置業者名販売業者名フィールド220及び設置日時販売日時情報176を格納した設置日時販売日時フィールド221からなる登録葉書クエリ情報129を格納する。
【0044】
点検製品一覧テーブル130は、図11に示すように、製品管理手段9のデータベース21を構成する住戸管理情報クエリテーブル119(図7及び図12参照)に登録した該住戸管理情報120から、点検時期を迎える製品12及び製品リコールが発生した製品12を検索し、該当する製品所有者名情報151を格納した製品所有者名フィールド213、団地名建物名情報171を格納した団地名建物名フィールド214、都道府県情報164を格納した都道府県フィールド206、市・区情報165を格納した市・区フィールド207、町村・丁目・番地・号情報166を格納した町村・丁目・番地・号フィールド208、号棟情報172を格納した号棟フィールド215、号室情報173を格納した号室フィールド216、住戸コード情報174を格納した住戸コードフィールド217、設置室情報148を格納した設置室フィールド218、バンドタグコード情報167を格納したバンドタグコードフィールド209、登録葉書二次元バーコード情報168を格納した登録葉書二次元バーコードフィールド210、品目名情報106を格納した品目名フィールド201、製造メーカー名情報104を格納した製造メーカー名フィールド200、型式名情報160を格納した型式名フィールド202、生産日時情報169を格納した生産日時フィールド211、製品情報登録日時情報170を格納した製品情報登録日時フィールド212、工事種別情報146を格納した工事種別フィールド219、設置業者名販売業者名情報175を格納した設置業者名販売業者名点検業者名フィールド227、設置日時販売日時点検日時情報183を格納した設置日時販売日時点検日時フィールド228及び設置情報点検情報登録日時情報184を格納した設置情報点検情報登録日時フィールド229からなる点検製品一覧情報131を格納する。
団地・建物リストテーブル132は、図11に示すように、点検製品一覧テーブル130に格納した点検製品一覧情報131から、住戸コード情報174を格納した住戸コードフィールド217、製品所有者名情報151を格納した製品所有者名フィールド213、団地名建物名情報171を格納した団地名建物名フィールド214、都道府県情報164を格納した都道府県フィールド206、市・区情報165を格納した市・区フィールド207、町村・丁目・番地・号情報166を格納した町村・丁目・番地・号フィールド208、号棟情報172を格納した号棟フィールド215及び号室情報173を格納した号室フィールド216からなる団地建物情報133だけを抽出して格納する。
【0045】
次に、メーカー用通信制御手段13及び点検工事用通信制御手段15からの情報を格納し、かつ製品12の履歴情報を登録するデータベース21の構成について、図7及び図12を参照して説明する。
データベース21は、製造メーカー名マスタファイル103、品目名マスタファイル105、製造メーカー名品目名マスタファイル107、部品マスタファイル109、IDマスタファイル111、製品情報テーブル113、設置情報テーブル115、点検情報テーブル117、住戸管理情報クエリテーブル119を備える。
製造メーカー名マスタファイル103は、図12に示すように、製造メーカー名情報104を登録する製造メーカー名フィールド200からなり、品目名マスタファイル105は、品目名情報106を登録する品目名フィールド201からなる。
製造メーカー名品目名マスタファイル107は、図12に示すように、品目名マスタファイル105の品目名情報106と製造メーカー名マスタファイル103の製造メーカー名情報104とを結合してなる製造メーカー名品目名情報108を登録する。
部品マスタファイル109は、図12に示すように、品目名マスタファイル105の品目名情報106と製造メーカー名マスタファイル103の製造メーカー名情報104と型式名フィールド202の型式名情報160とを結合してなる部品情報110を登録する。
IDマスタファイル111は、図12に示すように、製造メーカー2、点検業者6及び管理センター1によるデータベースサーバ20へのログイン時のID情報となるログインIDフィールド203のログインID情報161、ログインパスワードフィールド204のログインパスワード情報162、会社名フィールド205の会社名情報163、都道府県フィールド206の都道府県情報164、市・区フィールド207の市・区情報165及び町村・丁目・番地・号フィールド208の町村・丁目・番地・号情報166からなるID情報112を登録する。
【0046】
製品情報テーブル113は、図12に示すように、バンドタグコードフィールド209のバンドタグコード情報167、登録葉書二次元バーコードフィールド210の登録葉書二次元バーコード情報168、品目名フィールド201の品目名情報106、型式名フィールド202の型式名情報160、生産日時フィールド211の生産日時情報169、製造メーカー名フィールド200の製造メーカー名情報104及び製品情報登録日時フィールド212の製品情報登録日時情報170からなる製品情報114を登録する。
設置情報テーブル115は、図12に示すように、製品所有者名フィールド213の製品所有者名情報151、団地名建物名フィールド214の団地名建物名情報171、都道府県フィールド206の都道府県情報164、市・区フィールド207の市・区情報165、町村・丁目・番地・号フィールド208の町村・丁目・番地・号情報166、号棟フィールド215の号棟情報172、号室フィールド216の号室情報173、住戸コードフィールド217の住戸コード情報174、設置室フィールド218の設置室情報148、登録葉書二次元バーコードフィールド210の登録葉書二次元バーコード情報168、品目名フィールド201の品目名情報106、型式名フィールド202の型式名情報160、工事種別フィールド219の工事種別情報146、設置業者名販売業者名フィールド220の設置業者名販売業者名情報175、設置日時販売日時フィールド221の設置日時販売日時情報176及び設置情報販売情報登録日時フィールド222の設置情報販売情報登録日時情報177からなる設置情報116を登録する。
【0047】
点検情報テーブル117は、図12に示すように、製品所有者名フィールド213の製品所有者名情報151、団地名建物名フィールド214の団地名建物名情報171、都道府県フィールド206の都道府県情報164、市・区フィールド207の市・区情報165、町村・丁目・番地・号フィールド208の町村・丁目・番地・号情報166、号棟フィールド215の号棟情報172、号室フィールド216の号室情報173、住戸コードフィールド217の住戸コード情報174、設置室フィールド218の設置室情報148、バンドタグコードフィールド209のバンドタグコード情報167、工事種別フィールド219の工事種別情報146、点検業者名フィールド223の点検業者名情報178、点検日時フィールド224の点検日時情報179、工事業者名フィールド225の工事業者名情報180及び点検情報登録日時フィールド226の点検情報登録日時情報181からなる点検情報118を登録する。
【0048】
住戸管理情報クエリテーブル119は、図12に示すように、設置情報116と点検情報118に基づいて、製品所有者名フィールド213の製品所有者名情報151、団地名建物名フィールド214の団地名建物名情報171、都道府県フィールド206の都道府県情報164、市・区フィールド207の市・区情報165、町村・丁目・番地・号フィールド208の町村・丁目・番地・号情報166、号棟フィールド215の号棟情報172、号室フィールド216の号室情報173、住戸コードフィールド217の住戸コード情報174、設置室フィールド218の設置室情報148、バンドタグコードフィールド209のバンドタグコード情報167、登録葉書二次元バーコードフィールド210の登録葉書二次元バーコード情報168、品目名フィールド201の品目名情報106、製造メーカー名フィールド200の製造メーカー名情報104、型式名フィールド202の型式名情報160、生産日時フィールド211の生産日時情報169、製品情報登録日時フィールド212の製品情報登録日時情報170、工事種別フィールド219の工事種別情報146、設置業者名販売業者名点検業者名フィールド227の設置業者名販売業者名点検業者名情報182、設置日時販売日時点検日時フィールド228の設置日時販売日時点検日時情報183及び設置情報点検情報登録日時フィールド229の設置情報点検情報登録日時情報184からなる住戸管理情報120を登録する。
【0049】
次に、メーカー用通信制御手段13の個品・識別クエリ情報138を管理するデータベース33の構成について図8及び図13を参照して説明する。
データベース33は、図8に示すように、バンドタグコードテーブル134、登録葉書二次元バーコードテーブル125、個品情報テーブル135、個品・識別クエリテーブル137を備える。
バンドタグコードテーブル134は、図13に示すように、バンドタグコード情報167、すなわち、製品・設置情報登録具8における無線ICタグ45の第2識別コード100を格納したバンドタグコードフィールド209からなる。
登録葉書二次元バーコードテーブル125は、図13に示すように、登録葉書二次元バーコード情報168、すなわち、製品・設置情報登録具8を構成する登録葉書53の裏面に印刷した二次元バーコード55に格納した第1識別コード101を格納する登録葉書二次元バーコードフィールド210からなる。
個品情報テーブル135は、図13に示すように、品目名情報106を格納した品目名フィールド201と、型式名情報160を格納した型式名フィールド202とからなる。
個品・識別クエリテーブル137は、図13に示すように、バンドタグコード情報167を格納したバンドタグコードフィールド209と、登録葉書二次元バーコード情報168を格納した登録葉書二次元バーコードフィールド210、品目名情報106を格納した品目名フィールド201、型式名情報160を格納した型式名フィールド202及び生産日時情報169を格納した生産日時フィールド211からなり、これらの情報は個品・識別クエリ情報138を構成する。
【0050】
次に、点検工事用通信制御手段15の点検工事クエリ情報144を管理するデータベース43の構成について図9及び図14を参照して説明する。
データベース43は、図9に示すように、団地・建物リストテーブル132、点検業者テーブル139、工事業者テーブル141、工事種別テーブル145、設置室テーブル147、点検工事クエリテーブル143を備える。
団地・建物リストテーブル132は、図14に示すように、住戸コード情報174を格納した住戸コードフィールド217、製品所有者名情報151を格納した製品所有者名フィールド213、団地名建物名情報171を格納した団地名建物名フィールド214、都道府県情報164を格納した都道府県フィールド206、市・区情報165を格納した市・区フィールド207、町村・丁目・番地・号情報166を格納した町村・丁目・番地・号フィールド208、号棟情報172を格納した号棟フィールド215及び号室情報173を格納した号室フィールド216とからなり、これらの情報は団地建物情報133を構成する。
点検業者テーブル139は、図14に示すように、点検工事を管理する点検業者についての点検業者名情報178を格納した点検業者名フィールド223、ログインID情報161を格納したログインIDフィールド203及びログインパスワード情報162を格納したログインパスワードフィールド204とからなり、これらの情報は点検業者情報140を構成する。
工事業者テーブル141は、図14に示すように、点検工事を実施する工事業者16についての工事業者名情報180を格納した工事業者名フィールド225、携帯用タグコード読み取り機ID情報185を格納した携帯用タグコード読み取り機IDフィールド230、携帯用タグコード読み取り機パスワード情報186を格納した携帯用タグコード読み取り機パスワードフィールド231、都道府県情報164を格納した都道府県フィールド206、市・区情報165を格納した市・区フィールド207及び町村・丁目・番地・号情報166を格納した町村・丁目・番地・号フィールド208とからなり、これらの情報は工事業者情報142を構成する。
【0051】
工事種別テーブル145は、図14に示すように、工事種別情報146を格納した工事種別フィールド219からなる。
設置室テーブル147は、図14に示すように、設置室情報148を格納した設置室フィールド218からなる。
点検工事クエリテーブル143は、図14に示すように、団地建物情報133、点検業者情報140、工事業者情報142、工事種別情報146及び設置室情報148に基づいて構成されるもので、製品所有者名情報151を格納した製品所有者名フィールド213、団地名建物名情報171を格納した団地名建物名フィールド214、都道府県情報164を格納した都道府県フィールド206、市・区情報165を格納した市・区フィールド207、町村・丁目・番地・号情報166を格納した町村・丁目・番地・号フィールド208、号棟情報172を格納した号棟フィールド215、号室情報173を格納した号室フィールド216、住戸コード情報174を格納した住戸コードフィールド217、設置室情報148を格納した設置室フィールド218、バンドタグコード情報167、すなわち、製品・設置情報登録具8における無線ICタグ45の第2識別コード100を格納したバンドタグコードフィールド209、工事種別情報146を格納する工事種別フィールド219、点検業者名情報178を格納した点検業者名フィールド223、点検日時情報179を格納した点検日時フィールド224、工事業者名情報180を格納した工事業者名フィールド225、携帯用タグコード読み取り機ID情報185を格納した携帯用タグコード読み取り機IDフィールド230及び携帯用タグコード読み取り機パスワード情報186を格納した携帯用タグコード読み取り機パスワードフィールド231とからなり、これらの情報は点検工事クリエ情報144を構成する。
【0052】
次に、点検工事用通信制御手段15における携帯用タグコード読み取り機41の構成について図9及び図15を参照して説明する。
携帯用タグコード読み取り機41は、表示部59上のID入力ボックス65、パスワード入力ボックス66を選択するための操作ボタン61、ID入力ボックス65またはパスワード入力ボックス66に数値を入力するための数値入力ボタン62及び電源ボタン60を備える情報操作部63を有する。
また、該タグコード読み取り機41の表示部59は、図15に示すように、工事業者16の工事業者ログイン情報155(図16参照)のうち携帯用タグコード読み取り機ID情報185(図16参照)を入力するID入力ボックス65及び携帯用タグコード読み取り機パスワード情報186(図16参照)を入力するパスワード入力ボックス66を表示するログイン画面64と、製品所有者名情報151(図16参照)を選択する製品所有者名選択ボックス69及び団地名建物名情報171(図16参照)を選択する団地名建物名選択ボックス70を表示する製品所有者名選択団地名建物名選択画面68と、タグ読み取り指示表示73を表示するタグ読み取り画面72と、号棟情報172を入力する号棟入力ボックス76、号室情報173を入力する号室入力ボックス77、設置室情報148を選択する設置室選択ボックス78及び工事種別情報146を選択する工事種別選択ボックス79を表示する設置情報入力画面75と、登録指示表示82、登録ボタン83、戻るボタン84及び終了ボタン85を表示する登録画面81を備える。
【0053】
次に、携帯用タグコード読み取り機41の製品所有者名情報151、製品所有者名・団地名・建物名情報157、設置住戸情報153、工事種別情報146、設置室情報148、工事業者ログイン情報155及び点検工事情報159からなる設置点検工事情報149の格納用データベース44の構成について図16を参照して説明する。
データベース44は、製品所有者名テーブル150、製品所有者名・団地名・建物名テーブル156、住戸コードテーブル152、工事種別テーブル145、設置室テーブル147、工事業者ログインテーブル154及び点検工事テーブル158を備える。
製品所有者名テーブル150は、図16に示すように、製品所有者名情報151を格納した製品所有者名フィールド213からなる。
製品所有者名・団地名・建物名テーブル156は、図16に示すように、製品所有者名情報151を格納した製品所有者名フィールド213及び団地名建物名情報171を格納した団地名建物名フィールド214とからなる。
住戸コードテーブル152は、図16に示すように、住戸コード情報174を格納した住戸コードフィールド217と、製品所有者名情報151を格納した製品所有者名フィールド213と、団地名建物名情報171を格納した団地名建物名フィールド214と、号棟情報172を格納した号棟フィールド215及び号室情報173を格納した号室フィールド216とからなり、これらの情報は設置住戸情報153を構成する。
【0054】
工事種別テーブル145は、図16に示すように、点検用の工事種別情報146を格納した工事種別フィールド219からなる。
設置室テーブル147は、図16に示すように、設置室情報148を格納した設置室フィールド218からなる。
工事業者ログインテーブル154は、図16に示すように、点検工事を実施する工事業者16についての工事業者名情報180を格納した工事業者名フィールド225、携帯用タグコード読み取り機ID情報185を格納した携帯用タグコード読み取り機IDフィールド230、携帯用タグコード読み取り機パスワード情報186を格納した携帯用タグコード読み取り機パスワードフィールド231とからなり、これらの情報は工事業者ログイン情報155を構成する。
点検工事テーブル158は、図16に示すように、住戸コード情報174を格納した住戸コードフィールド217、バンドタグコード情報167、すなわち無線ICタグ45の第2識別コード100を格納したバンドタグコードフィールド209、設置室情報148を格納した設置室フィールド218、点検用の工事種別情報146を格納した工事種別フィールド219、工事業者名情報180を格納した工事業者名フィールド225及び点検日時情報179を格納した点検日時フィールド224とからなり、これらの情報は点検工事情報159を構成する。
【0055】
次に本実施の形態における製品履歴情報管理システムの動作について説明する。
初めに、製造メーカー2での製品・設置情報登録具8と個品情報136の登録の動作について、図13を用いて説明する。
まず、製造メーカー2では製品・設置情報登録具8を入手する。
次いで、入手した製品・設置情報登録具8の取付部材17を、製造した製品12の所定の箇所に製品ごとに取り付ける。
その後、製品・設置情報登録具8を取り付けた製品12に関する個品情報136をデータベース33の個品情報テーブル135に格納する。
次いで、メーカー用通信制御手段13のタグコード読み取り機34を用いて、製品・設置情報登録具8のバンド部91の無線ICタグ45に格納したバンドタグコード情報167を読み取る。読み取ったバンドタグコード情報167をバンドタグコードテーブル134に格納する。
同様に、メーカー用通信制御手段13の二次元バーコード読み取り機35を用いて、製品・設置情報登録具8の登録葉書53に印刷した前記二次元バーコード55を読み取る。読み取った登録葉書二次元バーコード情報168を登録葉書二次元バーコードテーブル125に格納する。
【0056】
次いで、データベース33の個品情報テーブル135に格納されている個品情報136を、バンドタグコードテーブル134及び登録葉書二次元バーコードテーブル125に格納されている製品の第1識別コード101及び第2識別コード100に関連付けて結合した個品・識別クエリ情報138をデータベース33の個品・識別クエリテーブル137に格納する。
なお、個品・識別クエリ情報138の個品・識別クエリテーブル137への格納時は、格納日時を取得し、生産日時情報169として、個品・識別クエリテーブル137に格納した個品・識別クエリ情報138の全レコードの生産日時フィールド211に追加する。
次に、個品・識別クエリテーブル137に格納された個品・識別クエリ情報138を、通信回線7を介して、メーカー用通信制御手段13のデータベース33から管理センター1のデータベース21へ送信する。その後、製品12を出荷する。
【0057】
製造メーカー2のメーカー用通信制御手段13が個品・識別クエリ情報138を送信するためのログイン時の管理センター1におけるデータベースサーバ20の動作について、図12を用いて説明する。
データベースサーバ20のデータベース21は、メーカー用通信制御手段ログイン情報122のうちログインID情報161を取得し、このログインID情報161をIDマスタファイル111に格納されているID情報112から検索し、対応する会社名情報163を取得する。
ログイン完了後、受信した個品・識別クエリ情報138を製品情報テーブル113に製品情報114として格納する。
ログアウト時のログアウト日時を製品情報登録日時情報170とし、取得した製造メーカー名情報104と共に、データベース21の製品情報テーブル113に格納した製品情報114の全レコードに追加し、製品情報114の登録を完了する。
【0058】
次に設置場所14における動作について説明する。
製品所有者は、製品12の設置場所14を設置業者4に指示し、製品12を設置する。次いで、設置業者4が製品・設置情報登録具8の設置情報記入伝票19の登録葉書53に登録葉書記入内容情報102を記入する。そして、登録葉書53を設置情報記入伝票19から切り離す。
また、製品12と製品保証書50を製品所有者に引き渡すと共に、製品所有者は、製品12と製品保証書50の引き渡しを設置業者4から受ける。そして、登録葉書53を管理センター1へ郵送する。また、設置業者4は設置業者様用控え伝票52を保管する。
【0059】
なお、設置場所14を指示したり、製品12と製品保証書50の引き渡しを行うのは、製品12の取替えのための設置工事の場合であり、製品12を新たに設置するような場合は、施工者等が対応することができる。
また、製品保証書50を製品所有者に引き渡すとしているのは、製品保証書50を図2のように製品・設置情報登録具8の設置情報記入伝票19に含める場合であるが、必ずしも含める必要はない。
同様に、設置業者4が設置業者様用控え伝票52を保管するとしているのは、設置業者様用控え伝票52を図2のように製品・設置情報登録具8の設置情報記入伝票19に含める場合であるが、必ずしも含める必要はない。
更に、設置業者4から管理センター1への登録葉書53の送付は、必ずしも郵送による必要はなく、ファックスでもよく、また、必ずしも1通毎の送付とする必要はなく設置業者4が複数分をまとめて一括して郵送又はファックスする方法でもよい。
【0060】
次に登録葉書53を受領した後の製品管理手段9の動作について、図10を用いて説明する。
まず、管理センター1で登録葉書53を受領する。次いで、管理センター1の二次元バーコード読み取り機25を用いて、受領した登録葉書53の裏面に印刷されている二次元バーコード55で表示された製品の第1識別コード101を読み取る。読み取った登録葉書二次元バーコード情報168、すなわち製品の第1識別コード101を情報管理用のデータベース23の登録葉書二次元バーコードテーブル125に格納する。
次いで、コンピュータ本体22に接続されたキーボード27を用いて、管理センター1に送付された登録葉書53の登録葉書記入内容情報102を登録葉書記入内容入力情報127として入力し、データベース23の登録葉書記入内容入力テーブル126に格納する。
【0061】
次いで、データベース23の登録葉書記入内容入力テーブル126に格納されている登録葉書記入内容入力情報127を同じくデータベース23の登録葉書二次元バーコードテーブル125に格納されている登録葉書二次元バーコード情報168、すなわち製品12の第1識別コード101に関連付け、登録葉書クエリ情報129としてデータベース23の登録葉書クエリテーブル128に格納する。
その後、格納した登録葉書クエリ情報129のうちの団地建物情報133を、データベースサーバ20のデータベース21の設置情報テーブル115(図12参照)に格納されている設置情報116から検索し、この団地建物情報133と同一レコードがある場合は該レコードの住戸コード情報174を取得し、この住戸コード情報174を情報管理用データベース23の登録葉書クエリテーブル128に格納した登録葉書クエリ情報129のレコードの住戸コード情報174として格納する。
また、団地建物情報133と同一レコードがない場合は新たな識別可能な住戸コード情報174を生成し、登録葉書クエリ情報129の当該レコードの住戸コード情報174として格納する。
【0062】
次に製品管理手段9での設置情報116の入力終了後の動作について、図10及び図12を用いて説明する。
管理センター1の情報管理用データベース23の登録葉書クエリテーブル128に登録された登録葉書クエリ情報129(図10参照)を情報登録用のデータベースサーバ20のデータベース21の設置情報テーブル115へ、設置情報116(図12参照)として登録する。そして、登録時の日時を設設置情報販売情報登録日時情報177として取得し、設置情報テーブル115へ格納した設置情報116の設置情報販売情報登録日時フィールド222の該当する全レコードに追加する。
【0063】
次に設置情報の登録後の動作について、図12を用いて説明する。
データベース21の設置情報テーブル115に登録した設置情報116を製品情報テーブル113に登録した製品情報114へ、登録葉書二次元バーコード情報168(即ち、製品の第1識別コード101)をキーにして結合され、住戸管理情報120として住戸管理情報クエリテーブル119に格納し、住戸管理情報120の登録を完了する。
【0064】
上記のようにメーカー用通信制御手段13のデータベース33から通信回線7を介して送信される個品・識別クエリ情報138(図13参照)は、管理センター1のデータベース21に製品情報114(図12参照)として登録され、販売業者から管理センター1へ送付された登録葉書53の該登録葉書記入内容入力情報127(図10参照)は、管理センター1のキーボード27および二次元バーコード読み取り機25により入力され、さらに、コンピュータ本体22のデータベース23を通してデータベース21に設置情報116(図12参照)として登録される。そして、この設置情報116は製品情報114に登録葉書二次元バーコード情報168(即ち、製品の第1識別コード101)をキーとして結合され、住戸管理情報120(図12参照)として登録される。これは、設置場所14に製品12が設置業者4により設置される場合であり、設置工事のない場合は、以下に述べるようになる。
すなわち、設置工事がなく、販売業者が製品12を購入者に届けるような場合は、設置工事の場合と同様であるが、異なる点は、「製品12を設置する」が、「製品12を販売する」に変わる。従って、製品履歴情報管理システム上では、設置業者4の場合と同一である。
【0065】
更に、設置業者4あるいは施工者が製品12を設置する場合において、後述する点検工事用通信制御手段15を有し、かつ、携帯用タグコード読み取り機41を製品12の設置場所14に持ち込み、該製品12の設置をする場合、後述する点検工事用通信制御手段15及び携帯用タグコード読み取り機41を用い、製品・設置情報登録具8のバンド部91の無線ICタグ45バンドタグコード情報167(即ち、製品の第2識別コード100、図15参照)を読み取り、併せてその他の設置点検工事情報149(図15参照)を選択、入力することで、該設置点検工事情報149を点検工事用通信制御手段15を通じて、製品12の点検工事クエリ情報144(図14参照)を設置情報116(図12参照)として管理センター1へ登録することができる。この場合、製品・設置情報登録具8の設置情報記入伝票19の「登録葉書53」は「団地・建物リスト10」と、「登録葉書記入内容情報102」は「団地建物情報133」と読み替え、設置場所14における工事業者16による設置点検工事情報149の登録、設置点検工事情報149の点検工事用通信制御手段15へのインポート及び点検工事クエリ情報144の管理センター1への送信を行う。
なお、この場合においては、点検工事クエリ情報144の管理センター1への送信に先立ち、管理センター1に登録葉書記入内容情報102の内容と共に製品12の設置場所14の住戸コード情報174を照会し、住戸コード情報174が既登録の場合は該当する住戸コード情報174の連絡を受け、該住戸コード情報174を用いた点検工事クエリ情報144の登録を行うと共に、住戸コード情報174が未登録の場合は新たな住戸コード情報174の発行を受け、該住戸コードを用いた登録をする。
【0066】
また、本実施の形態においては、製造メーカー2、設置業者4、工事業者16及び管理センター1が行う点検情報118の住戸管理情報120への追加登録が可能である。
すなわち、製品管理手段9のデータベース21及び出力部24を用いて、該データベース21の住戸管理情報120(図12参照)から点検製品一覧11と団地・建物リスト10(図7及び図11参照)を出力し、記録媒体に記録した状態で製造メーカー2に配布する。そして、製造メーカー2から点検業者6へ配布された団地・建物リスト10(図9参照)を用い、携帯用タグコード読み取り機41により読み取った取付部材17の無線ICタグ45の第2識別コード100を含む設置点検工事情報149(図16参照)を結合した点検工事クエリ情報144(図14参照)を点検用データベース43から管理センター1のデータベース21へ通信回線7を介して送信すると共に、送信された点検工事クエリ情報144を該点検情報118(図12参照)として登録し、該点検情報118を該製品情報114(図12参照)へ、バンドタグコード情報167(即ち、製品の第2識別コード100)をキーにして結合した新たな住戸管理情報120を住戸管理情報120(図12参照)へ追加登録することができる。
【0067】
次に、設置場所14に設置または納入された製品12を点検する場合の動作について説明する。
この場合の点検の手順としては、まず、
a)点検時期を迎える製品12については、予めは定められた点検時期を届け出る。
b)製品12の機種毎の点検年数と点検項目の届け出を受ける。
c)製品リコールについては発生した都度届け出る。
d)製品リコールの届け出を受ける。
次いで、管理センター1における製品管理手段9のコンピュータ本体22からデータベースサーバ20へログインし、住戸管理情報クエリテーブル119に格納されている住戸管理情報120(図12参照)に対して品目名情報106、型式名情報160毎に設置日時販売日時情報176をキーに検索し、該当する該住戸管理情報120をコンピュータ本体22の点検製品一覧テーブル130に点検製品一覧情報131(図11参照)として格納する。
次いで、点検製品一覧テーブル130に格納した該点検製品一覧情報131から団地建物情報133(図11参照)だけを抽出し、団地・建物リストテーブル132に格納する。
次に該当する製造メーカー2に、点検製品一覧テーブル130に格納した該点検製品一覧情報131を出力部24から出力した点検製品一覧11(図7参照)と、団地・建物リストテーブル132に格納した該団地建物情報133を出力部24から出力した団地・建物リスト10(図7参照)を配布する。その後、配布された点検製品一覧11と団地・建物リスト10は、製造メーカー2を経由して点検業者6に配布する。
【0068】
次に配布された点検製品一覧11と団地・建物リスト10が、製造メーカー2を経由して点検業者6に配布され、点検を指示された時、点検用データベース43を用い点検する場合の動作について、図14を用いて説明する。
まず、点検用データベース43を用いて、工事種別情報146を工事種別テーブル145へ、設置室情報148を設置室テーブル147へ格納する。
次いで、団地・建物リスト10の団地建物情報133を団地・建物リストテーブル132へ、点検業者6の点検業者情報140を点検業者テーブル139へ、工事業者16の工事業者情報142を工事業者テーブル141へ格納する。
次いで、団地・建物リストテーブル132の該団地建物情報133、点検業者テーブル139の該点検業者情報140及び工事業者テーブル141の該工事業者情報142を結合した点検工事クエリ情報144を点検工事クエリテーブル143へ反映させる。
【0069】
次に携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44に点検用データベース43を用いて、点検業者6による設置点検工事情報149のエクスポートを行う場合の動作について、図9、図14及び図16を用いて説明する。
まず、クレードル40を介してUSB接続された携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44に点検用データベース43を用いて、設置点検工事情報149(図9及び図16参照)のエクスポートを行う。
詳しくは、点検用データベース43の点検工事クエリテーブル143に格納された点検工事クエリ情報144(図14参照)から製品所有者名情報151を抽出し、携帯用タグコード読み取り機のデータベース44の製品所有者名テーブル150に、製品所有者名情報151(図16参照)として格納する。同様にして、点検用データベース43の点検工事クエリテーブル143に格納された点検工事クエリ情報144(図14参照)から製品所有者名情報151及び団地名建物名情報171からなる製品所有者名・団地名・建物名情報157を抽出し、携帯用タグコード読み取り機のデータベース44の製品所有者名・団地名・建物名テーブル156に、製品所有者名・団地名・建物名情報157(図16参照)として格納する。さらに、点検用データベース43の点検工事クエリテーブル143に格納された点検工事クエリ情報144(図14参照)から住戸コード情報174、製品所有者名情報151及び団地名建物名情報171からなる設置住戸情報153を抽出し、携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44の住戸コードテーブル152に、設置住戸情報153として(図16参照)格納する。
【0070】
また、点検用データベース43の点検工事クエリテーブル143に格納された点検工事クエリ情報144(図14参照)から工事業者名情報180、携帯用タグコード読み取り機ID情報185及び携帯用タグコード読み取り機パスワード情報186からなる工事業者ログイン情報155を抽出し、携帯用タグコード読み取り機41の工事業者ログインテーブル154に、工事業者ログイン情報155(図16参照)として格納する。また、点検用データベース43の点検工事クエリテーブル143に格納された点検工事クエリ情報144(図14参照)から住戸コード情報174及び工事業者名情報180からなる点検工事情報159を射影し、携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44の点検工事テーブル158へ、点検工事情報159(図16参照)として格納すると共に、点検用データベース43の工事種別テーブル145に格納された工事種別情報146(図14参照)を携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44の工事種別テーブル145に、工事種別情報146(図16参照)として格納する。
次いで、点検用データベース43の設置室テーブル147に格納された設置室情報148(図14参照)を携帯用タグコード読み取り機のデータベース44の設置室テーブル147に、設置室情報148(図16参照)として格納する。
【0071】
次に点検場所において、工事業者16による点検工事情報159の登録を行う場合の動作について、図15を用いて説明する。
この場合は、まず、製品12の設置場所14を指示する。
次いで、設置場所14において、設置情報116を登録するために必要な点検工事情報159をエクスポートした携帯用タグコード読み取り機41を用いて、電源投入後のログイン画面64にログインする。
次いで、設置場所14において、電源投入後のログイン画面64において、携帯用タグコード読み取り機IDフィールド230及び携帯用タグコード読み取り機パスワードフィールド231からなるログイン一時ファイル67を生成し、操作ボタン61でID入力ボックス65を選択し数値入力ボタン62で入力した工事業者16の携帯用タグコード読み取り機ID情報185と、パスワード入力ボックス66を選択し数値入力ボタン62で入力した工事業者16の携帯用タグコード読み取り機パスワード情報186を、ログイン一時ファイル67の携帯用タグコード読み取り機IDフィールド230及び携帯用タグコード読み取り機パスワードフィールド231に格納する。これと同時に、ログイン一時ファイル67の携帯用タグコード読み取り機IDフィールド230に格納された携帯用タグコード読み取り機ID情報185を、工事業者ログインテーブル154の携帯用タグコード読み取り機IDフィールド230に格納された携帯用タグコード読み取り機ID情報185と照合し、ログインの許可、不許可をする。
【0072】
次に製品所有者名選択団地名建物名選択画面68において、操作ボタン61で製品所有者名選択ボックス69で製品所有者名情報151を選択すると共に団地名建物名選択ボックス70で団地名建物名情報171を選択する。
次いで、製品所有者名選択団地名建物名選択画面68において、製品所有者名フィールド213と団地名建物名フィールド214からなる製品所有者名選択団地名建物名選択一時ファイル71を生成し、操作ボタン61で製品所有者名選択ボックス69を選択すると共に操作ボタン61で選択した製品所有者名情報151と、操作ボタン61で団地名建物名選択ボックス70を選択すると共に操作ボタン61で選択した団地名建物名情報171を、製品所有者名選択団地名建物名選択一時ファイル71の製品所有者名フィールド213と団地名建物名フィールド214に格納する。
【0073】
次にタグ読み取り画面72において、タグ読み取り指示表示73に従い携帯用タグコード読み取り機41で製品12に取り付けられている製品・設置情報登録具8のバンド部91の無線ICタグ45のコードを読み取る。
次いで、タグ読み取り画面72において、バンドタグコードフィールド209からなるタグ読み取り一時ファイル74が生成されると共にタグ読み取り指示表示73を表示し、携帯用タグコード読み取り機37で製品12に取り付けられている製品・設置情報登録具8のバンド部91の無線ICタグ45のバンドタグコード情報167(即ち、製品の第2識別コード100)を読み取る。読み取ったバンドタグコード情報167を、タグ読み取り一時ファイル74のバンドタグコードフィールド209に格納する。
【0074】
次に号棟入力ボックス76を選択し数値入力ボタン62で号棟情報172を入力し、号室入力ボックス77を選択し数値入力ボタン62で号室情報173を入力し、設置室選択ボックス78を選択し、操作ボタン61で設置室情報148を選択し、工事種別選択ボックス79を選択し、操作ボタン61で工事種別情報146を選択する。
次いで、設置情報入力画面75において、号棟フィールド215、号室フィールド216、設置室フィールド218及び工事種別フィールド219からなる設置情報入力一時ファイル80を生成し、操作ボタン61で号棟入力ボックス76を選択し併せて数値入力ボタン62で入力した号棟情報172と、操作ボタン61で号室入力ボックス77を選択し併せて数値入力ボタン62で入力した号室情報173と、操作ボタン61で設置室選択ボックス78を選択し併せて操作ボタン61で選択した設置室情報148と、操作ボタン61で工事種別選択ボックス79を選択し併せて操作ボタン61で選択した工事種別情報146を、設置情報入力一時ファイル80の号棟フィールド215、号室フィールド216、設置室フィールド218及び工事種別フィールド219に格納する。
【0075】
次に登録画面81において、登録指示表示82に従い、適切な場合は操作ボタン61で登録ボタン83を押し、点検工事情報159の登録を完了し、不適切な場合及び戻るボタン84を押し、第4の3工程に戻り、終了ボタン85を押すことでログアウトし、電源を遮断する。
詳しくは、登録画面81において、登録指示表示82を表示すると共に、製品所有者名選択団地名建物名選択一時ファイル71に格納された製品所有者名情報151と団地名建物名情報171、タグ読み取り一時ファイル74に格納された製品・設置情報登録具8のバンド部91の無線ICタグ45に格納されたバンドタグコード情報167、設置情報入力一時ファイル80に格納された号棟情報172、号室情報173、設置室情報148及び工事種別情報146をそれぞれ取得する。そして、操作ボタン61で登録ボタン83を押した場合、設置情報入力一時ファイル80に格納された該号棟情報172と該号室情報173を、携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44の住戸コードテーブル152に格納された設置住戸情報153の号棟情報172と号室情報173と照合し、照合結果が適正な場合は、設置情報入力一時ファイル80に格納された号棟情報172及び号室情報173を、携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44の住戸コードテーブル152の号棟フィールド215及び号室フィールド216に格納する。さらに、設置情報入力一時ファイル80に格納された設置室情報148及び工事種別情報146を、携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44の点検工事テーブル158の設置室フィールド218及び工事種別フィールド219に格納し、格納時の日時を点検日時情報179として取得する。また、携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44の点検工事テーブル158に格納した点検工事情報159の全レコードの点検日時フィールド224に入力し登録を完了する。
不適切な場合及び戻るボタン84を押した場合はタグ読み取り画面72に戻り、終了ボタン85を押すことでログアウトし、電源を遮断できる状態とする。そして、工事業者16による点検工事情報159の登録を行い、この点検後、携帯用タグコード読み取り機41のデータベース44と、点検用データベース43を用いて、点検業者6による設置点検工事情報149のインポートを行う。
【0076】
設置点検工事情報149のインポートを行う場合は、携帯用タグコード読み取り機41を点検用コンピュータ本体42にクレードル40を介してUSB接続し、携帯用タグコード読み取り機41に格納されている設置点検工事情報149のインポートを行う場合の動作について、図9、図14及び図16を用いて説明する。
まず、携帯用タグコード読み取り機41を点検用コンピュータ本体42にクレードル40を介してUSB接続し、携帯用タグコード読み取り機41の住戸コードテーブル152に格納されている該設置住戸情報153(図16参照)と点検工事テーブル158に格納されている該点検工事情報159(図16参照)を、住戸コード情報174をキーに関連付けて結合した点検工事クエリ情報144を点検用データベース44の点検工事クエリテーブル143に、点検工事クエリ情報144(図14参照)としてそれぞれ格納する。
そして、格納時に団地・建物リストテーブル132(図14参照)を該住戸コード情報174をキーに検索し、該当する住戸コード情報174を取得し、併せて点検業者テーブル139から当該点検業者6の点検業者情報140(図14参照)のうちの点検業者名情報178を取得し、点検工事クエリテーブル143に格納した点検工事クエリ情報144の全レコードの住戸コードフィールド217、点検業者名フィールド223にそれぞれ入力する。
【0077】
次にインポート後の動作について、図12及び図14を用いて説明する。
まず、点検工事クエリテーブル143にインポートされた該点検工事クエリ情報144(図14参照)を、通信回線7を介して、管理センター1のデータベースサーバ20のデータベース21の点検情報テーブル117に点検情報118(図12参照)として登録する。
【0078】
次に点検工事用通信制御手段15が管理センター1のデータベースサーバ20に点検工事クエリ情報144を送信するログイン時の動作について、図12を用いて説明する。
まず、ログイン時に管理センター1のデータベースサーバ20のデータベース21は、
点検工事用通信制御手段ログイン情報124を取得し、この点検工事用通信制御手段ログイン情報124をIDマスタファイル111に格納されているID情報112から検索し、対応する点検業者名情報178を取得する。そして、ログイン完了後、受信した点検工事クエリ情報144を点検情報118として格納する。
また、ログアウト時は、ログアウト日時を点検情報登録日時情報181とし、点検情報テーブル117に格納した点検工事クエリ情報144の全レコードへ入力することで、点検情報118の登録を完了する。
【0079】
次に点検情報118の登録後の動作について図12を用いて説明する。
まず、点検情報テーブル117に登録した該点検情報118を製品情報テーブル113に登録した該製品情報114に、バンドタグコード情報167(即ち、製品の第2識別コード100)をキーとして結合し、該住戸管理情報120の追加情報として住戸管理情報クエリテーブル119にそれぞれ格納し、住戸管理情報120の追加登録を完了する。
【0080】
このような本実施の形態によれば、製品12の納入先や設置場所14等の直接的製品情報を中立な組織である管理センター1に対して何処でも、何時でも、誰にでも簡便、かつ安価に登録可能にし、併せて、納入・設置後の製品12の点検・保守・リコール等の履歴情報の管理を容易に行うことができる。これにより、従来のような高価な携帯用タグコード読み取り機41を全工程において用意する必要がなく、点検時に用意することで済み、また、二次元バーコード読み取り機35を管理センター1に用意することで済む。また、携帯用タグコード読み取り機41は、点検時に限って使用し、設置時に使用する必要がないため、システムの導入時の教育は、点検工事用通信制御手段15及び携帯用タグコード読み取り機41に限定でき、簡易化できる。
【0081】
また、本実施の形態によれば、設置情報記入伝票19を用いることで登録葉書記入内容情報102は、日本語の文字で記入する方法なので、誰にでもできる可能性が高く、改めて教育する必要が少ない。さらに、設置情報記入伝票19を複写式としているので、登録葉書53に登録葉書記入内容情報102を記入すれば、他の伝票に転記され誤記が防げるほか、複数の伝票とすることができるため、工事業者16、設置業者4等の関係者全員が伝票を管理でき、登録葉書記入内容情報102を分散管理できる。
また本実施の形態によれば、製品12には第1識別コード101を格納した無線ICタグ45を残すので、設置後の点検時に限り配布される団地・建物リスト10をインポートした携帯用タグコード読み取り機41による点検情報118を住戸管理情報120に追加登録することができる。さらに、点検情報118に加え、工事種別テーブル145に修理情報、交換情報、廃棄情報等の情報を登録すると、修理、交換、廃棄等の製品履歴情報の追加登録ができる。
また本実施の形態によれば、連結部材18を用いることで、梱包表面に設置情報記入伝票19を貼付することが可能となり、製品12を販売業者が販売する場合、梱包を解かなくても、登録葉書記入内容情報102の記入が可能となり、連結部材18の長さは、梱包の大きさにより調整可能なため、梱包の大きさに左右されることがなく、汎用性がある。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本発明にかかる製品・設置情報登録具の一例を示す全体の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における製品・設置情報登録具の設置情報記入伝票の一例を示す構成説明図である。
【図3】本発明の実施の形態における製品・設置情報登録具の取付部材の一例を示す構成説明図で、同図(A)は取付部材の下面図、同図(B)は取付部材の側面図、同図(C)は取付部材の上面図である。
【図4】本発明の実施の形態における製品・設置情報登録具の取付部材の他の例を示す構成説明図で、同図(A)は取付部材の下面図、同図(B)は取付部材の側面図、同図(C)は取付部材の上面図である。
【図5】本発明の実施の形態における管理センターと製造メーカーと製品の設置場所との間をネットワーク化し、製品を設置する場合の製品履歴情報管理システムの構成図である。
【図6】本発明の実施の形態における管理センターと製造メーカーと製品の設置場所との間をネットワーク化し、製品の点検をも可能にした場合の製品履歴情報管理システムの構成図である。
【図7】本発明の実施の形態における製品管理手段のシステム構成図である。
【図8】本発明の実施の形態におけるメーカー用通信制御手段のシステム構成図である。
【図9】本発明の実施の形態における点検工事用通信制御手段のシステム構成図である。
【図10】本発明の実施の形態における製品管理手段の情報管理用データベースのテーブル構成を示す説明図である。
【図11】本発明の実施の形態における製品管理手段の情報管理用データベースのテーブル構成を示す説明図である。
【図12】本発明の実施の形態における製品管理手段のデータベースのテーブル構成を示す説明図である。
【図13】本発明の実施の形態におけるメーカー用通信制御手段のデータベースのテーブル構成を示す説明図である。
【図14】本発明の実施の形態における点検工事用通信制御手段のデータベースのテーブル構成を示す説明図である。
【図15】本発明の実施の形態における点検工事用携帯用タグコード読み取り機の操作・表示構成の一例を示す説明図である。
【図16】本発明の実施の形態における携帯用タグコード読み取り機のデータベースのテーブル構成を示す説明図である。
【符号の説明】
【0083】
1 管理センター44
2 製造メーカー18
7 通信回線11
8 製品・設置情報登録具34
9 製品管理手段14
12 製品92
14 設置場所20
17 取付部材26
18 連結部材8
19 設置情報記入伝票24
20 データベースサーバ15
21 データベース25
22 コンピュータ本体9
23 データベース14
24 出力部6
25 二次元バーコード読み取り機4
26 モニタ1
27 キーボード4
28 ハブ1
32 コンピュータ本体2
33 データベース9
34 タグコード読み取り機3
35 二次元バーコード読み取り機4
36 モニタ1
37 キーボード1
38 ハブ1
40 クレードル4
41 タグコード読み取り機24
42 コンピュータ本体5
43 データベース16
44 データベース18
45 無線ICタグ25
46 モニタ1
47 キーボード1
100 第2識別コード21
101 第1識別コード22
102 登録葉書記入内容情報18
103 製造メーカー名マスタファイル4
105 品目名マスタファイル4
107 製造メーカー名品目名マスタファイル2
109 部品マスタファイル2
111 IDマスタファイル5
200 製造メーカー名フィールド9
201 品目名フィールド16
202 型式名フィールド16
203 ログインIDフィールド3
204 ログインパスワードフィールド3
205 会社名フィールド1
206 都道府県フィールド24
207 市・区フィールド24
208 町村・丁目・番地・号フィールド24
209 バンドタグコードフィールド20
210 登録葉書二次元バーコードフィールド15
211 生産日時フィールド8
212 製品情報登録日時フィールド8
213 製品所有者名フィールド29
214 団地名建物名フィールド27
215 号棟フィールド26
216 号室フィールド26
217 住戸コードフィールド24
218 設置室フィールド26
219 工事種別フィールド26
220 設置業者名販売業者名フィールド6
221 設置日時販売日時フィールド6
222 設置情報販売情報登録日時フィールド4
223 点検業者名フィールド9
224 点検日時フィールド9
225 工事業者名フィールド12
226 点検情報登録日時フィールド4
227 設置業者名販売業者名点検業者名フィールド5
228 設置日時販売日時点検日時フィールド5
229 設置情報点検情報登録日時フィールド5
230 携帯用タグコード読み取り機IDフィールド10
231 携帯用タグコード読み取り機パスワードフィールド8

【特許請求の範囲】
【請求項1】
製品ごとに取り付けられる、互いに異なる第1識別コードを印字した登録葉書を含む製品設置情報記入伝票と、
前記製品ごとに取り付けられる、互いに異なり、かつ前記第1識別コードと同一もしくは異なる第2識別コードを格納した無線ICタグを有する取付部材と、
前記設置情報記入伝票と前記取付部材とを分離可能に連結する連結部材と、
を備えることを特徴とする製品・設置情報登録具。
【請求項2】
前記設置情報記入伝票は、前記録登葉書の他に該録登葉書と同一大きさの製品保証書、販売業者様用控え伝票、設置業者様用控え伝票を有し、これら紙葉と前記録登葉書は互いに揃えて重ね合わされるとともにそれぞれの一辺には切り離し可能なミシン目を介してのり代が連接され、これらのり代を重ねて貼り合わせることにより前記録登葉書と前記各伝票を冊状に一体化し、
前記録登葉書の表面に管理センターの宛先及び前記第1識別コードの印字欄を含む製品の設置場所記入欄が印刷され、前記録登葉書の裏面に前記第1識別コードの同一の二次元バーコードが印刷され、さらに前記録登葉書の裏面に、前記製品の設置場所記入欄に必要な事項を記入した後に当該記入欄及び前記第1識別コード印字欄を覆うための情報保護シールが剥離可能に設けられ、
前記製品保証書、前記販売業者様用控え伝票及び前記設置業者様用控え伝票の各表面には前記第1識別コードの印字欄を含む製品の設置場所記入欄が印刷されていることを特徴とする請求項1記載の製品・設置情報登録具。
【請求項3】
製品の製造に関係する製品情報及び製品の販売・納入・設置の何れかに関係する設置情報または前記製品情報と設置情報からなる住戸管理情報を基に製品の履歴を管理する製品履歴情報管理システムであって、
前記製品ごとに取り付けられる、互いに異なる第1識別コードを印字した登録葉書を含む製品設置情報記入伝票、前記製品ごとに取り付けられる、互いに異なり、かつ前記第1識別コードと同一もしくは異なる第2識別コードを格納した無線ICタグを有する取付部材、前記設置情報記入伝票と前記取付部材とを分離可能に連結する連結部材とを有する製品・設置情報登録具と、
前記製品の製造メーカーサイドに設けられ、製造された製品に前記製品・設置情報登録具の取付部材を取り付けて製品ごとに前記第1及び第2の識別コードを付与し、前記第1及び第2の識別コードと製品に関する個品情報を取得し、これを個品・識別クリエ情報として管理センターへ送信するメーカー用通信制御手段と、
前記管理センターに設けられ、前記メーカー用通信制御手段から送信される個品・識別クリエ情報及び製品の販売・納入・設置場所において製品の設置場所及び製品の登録に必要な内容の情報を記入した後に送付された前記登録葉書の記入内容情報に基づいて製品の履歴管理に必要な履歴情報を生成し格納するとともに前記履歴情報を基に前記登録製品を製品ごとに管理する製品管理手段と、
を備えることを特徴とする製品履歴情報管理システム。
【請求項4】
前記製品管理手段は、前記メーカー用通信制御手段からの情報を格納するとともに前記製品の履歴情報を登録するデータベースを有し、該データベースは前記個品・識別クエリ情報を製品情報として登録し、前記送付された前記登録葉書の記入内容情報を設置情報として登録し、前記設置情報を前記製品情報に前記製品の第1識別コードを主キーに関連付けて結合した住戸管理情報を登録するように構成されていることを特徴とする請求項3記載の製品履歴情報管理システム。
【請求項5】
前記設置場所に持ち込まれ前記設置場所にある製品に取り付けられた前記取付部材の無線ICタグの第2の識別コードを読み取る携帯用タグコード読み取り機と、前記タグコード読み取り機で読み取った第2識別コードを含む設置点検工事情報を点検工事クエリ情報として前記製品管理手段へ送信する点検工事用通信制御手段とを備え、
前記製品管理手段は、製品の履歴情報を登録するデータベースを有し、該データベースは前記個品・識別クエリ情報を製品情報として登録するとともに、前記送付された前記登録葉書の記入内容情報を設置情報として登録し、前記設置情報を前記製品情報に前記製品の第1識別コードを主キーに関連付けて結合した住戸管理情報を登録し、さらに前記データベースは前記点検工事クエリ情報を該点検情報として登録するとともに、前記点検情報を前記製品情報に前記製品の第2識別コードを主キーに関連付けて結合した新たな住戸管理情報を前記住戸管理情報へ追加登録するように構成され、さらに前記製品管理手段は、前記データベースに登録された前記住戸管理情報から前記製造メーカー及び前記設置場所に配布するための点検製品一覧と団地・建物リストを出力するように構成されていることを特徴とする請求項3または4記載の製品履歴情報管理システム。
【請求項6】
前記メーカー用通信制御手段からの情報を格納し、かつ前記製品の履歴情報を登録するデータベースは、
品目名情報を登録する品目名マスタファイルと、
製造メーカー名情報を登録する製造メーカー名マスタファイルと、
前記メーカー用通信制御手段及び前記点検工事用通信制御手段から前記製品管理手段へのログイン時のID情報を登録するIDマスタファイルと、
前記品目名マスタファイルの品目名情報と前記製造メーカー名マスタファイルの製造メーカー名情報とを結合した製造メーカー名品目名情報を登録する製造メーカー名品目名マスタファイルと、
前記品目名マスタファイルの品目名情報と前記製造メーカー名マスタファイルの製造メーカー名情報とを結合した部品情報を登録する部品マスタファイルと、
前記メーカー用通信制御手段から受信した前記個品・識別クエリ情報、前記製造メーカー名品目名マスタファイルの該製造メーカー名品目名情報、前記部品マスタファイルの部品情報及び前記IDマスタファイルのID情報を結合した前記製品情報を登録する製品情報テーブルと、
設置または販売業者から送付された前記登録葉書の二次元バーコードからなる前記製品の第2識別コードと前記登録葉書記入内容情報とを結合した前記設置情報を登録する設置情報テーブルと、
前記点検工事用通信制御手段から受信した前記点検工事クエリ情報、前記製造メーカー名品目名マスタファイルの製造メーカー名品目名情報、前記部品マスタファイルの部品情報及び前記IDマスタファイルの該ID情報を結合した前記点検情報を登録する点検情報テーブルと、
前記設置情報テーブルに登録された前記第1識別コードをキーに、一致する製品の第1識別コードを前記製品情報テーブルの製品情報から検索し、前記設置情報を前記製品情報に関連付けて結合した前記住戸管理情報を格納する住戸管理情報クエリテーブルと、
を備えることを特徴とする請求項3または5記載の製品履歴情報管理システム。
【請求項7】
前記製品管理手段は、製品の履歴情報を管理するデータベースを有し、該データベースは、
前記登録葉書の裏面に印刷した二次元バーコードからなる前記製品の第1識別コードを登録する登録葉書二次元バーコードテーブルと、
前記登録葉書記入内容入力情報を登録する登録葉書記入内容入力テーブルと、
前記登録葉書記入内容入力テーブルに登録した登録葉書記入内容入力情報を前記登録葉書二次元バーコードテーブルに登録した前記登録葉書の第1識別コードに関連付けて結合した前記登録葉書クエリ情報を登録する登録葉書クエリテーブルと、
前記住戸管理情報クエリテーブルに登録した前記住戸管理情報から点検時期を迎える製品及び製品リコールが発生した製品を検索し、該当する点検製品一覧情報を格納する点検製品一覧テーブルと、
前記点検製品一覧テーブルに格納した前記点検製品一覧情報から前記団地建物情報だけを取得して格納する団地・建物リストテーブルと、
を備えることを特徴とする請求項3または5記載の製品履歴情報管理システム。
【請求項8】
前記製品管理手段は、前記点検製品一覧テーブルに格納された点検製品一覧情報と前記団地・建物リストテーブルに格納された団地建物情報を配布可能なリストとして出力する出力部を有することを特徴とする請求項7記載の製品履歴情報管理システム。
【請求項9】
前記メーカー用通信制御手段は、前記無線ICタグに格納した前記製品の第2識別コードを読み取るタグコード読み取り機と、前記登録葉書の二次元バーコードを読み取る二次元バーコード読み取り機とを有し、
さらに前記前記メーカー用通信制御手段は、前記タグコード読み取り機で読み取られた前記無線ICタグの第2識別コード格納するタグコードテーブルと、前記二次元バーコード読み取り機で読み取られた前記登録葉書の二次元バーコードを前記製品の第1識別コードとして格納する登録葉書二次元バーコードテーブルと、前記個品情報を格納する個品情報テーブルと、前記個品情報テーブルに格納されている個品情報を、前記タグコードテーブルに格納されている第1識別コード及び前記登録葉書二次元バーコードテーブルに格納されている第2識別コードに関連付けて結合した前記個品・識別クエリ情報を格納する個品・識別クエリテーブルとを備えることを特徴とする請求項3記載の製品履歴情報管理システム。
【請求項10】
前記点検工事用通信制御手段は、前記点検情報を管理するデータベースを備え、
前記データベースは、前記団地建物情報を格納する団地・建物リストテーブルと、点検工事を管理する点検業者についての点検業者情報を格納する点検業者テーブルと、点検工事を実施する工事業者についての工事業者情報を格納する工事業者テーブルと、工事種別情報を格納する工事種別テーブルと、設置室情報を格納する設置室テーブルと、前記団地・建物リストテーブルの団地建物情報、前記点検業者テーブルの点検業者情報、前記工事業者テーブルの工事業者情報、前記工事種別テーブルの工事種別情報及び前記設置室テーブルの設置室情報を反映し結合した、前記製品・設置情報登録具の無線ICタグに格納した第2識別コードをキーとする前記点検工事クエリ情報を格納する点検工事クエリテーブルとを備えることを特徴とする請求項5記載の製品履歴情報管理システム。
【請求項11】
前記携帯用タグコード読み取り機は、
ボックスを選択するための操作ボタン、ボックスに数値を入力するための数値入力ボタン及び電源ボタンを備える情報操作部と、
工事業者の工事業者ログイン情報のうち携帯用タグコード読み取り機ID情報を入力するID入力ボックス及び携帯用タグコード読み取り機パスワード情報を入力するパスワード入力ボックスを表示するログイン画面、製品所有者名情報を選択する製品所有者名選択ボックス及び団地名建物名情報を選択する団地名建物名選択ボックスを表示する製品所有者名選択団地名建物名選択画面、タグ読み取り指示表示を表示するタグ読み取り画面、号棟情報を入力する号棟入力ボックス、号室情報を入力する号室入力ボックス、設置室情報を選択する設置室選択ボックス及び工事種別情報を選択する工事種別選択ボックスを表示する設置情報入力画面、登録指示表示、登録ボタン、戻りボタン及び終了ボタンを表示する登録画面を備える情報表示部とを備えることを特徴とする請求項5記載の製品履歴情報管理システム。
【請求項12】
前記携帯用タグコード読み取り機は、前記設置点検工事情報を格納するデータベースを備え、
前記データベースは、前記製品所有者名情報を格納する製品所有者名テーブルと、前記製品所有者名・団地名・建物名情報を格納する製品所有者名・団地名・建物名テーブルと、前記製品所有者名テーブルの製品所有者名情報と前記製品所有者名・団地名・建物名テーブルの製品所有者名・団地名・建物名情報を結合し、前記点検工事用データベースの団地・建物リストテーブルに格納されている団地建物情報を反映し住戸コード情報をキーとする設置住戸情報を格納する住戸コードテーブルと、前記携帯用タグコード読み取り機へのログイン時の工事業者ログイン情報を格納する工事業者ログインテーブルと、前記工事種別情報を格納する工事種別テーブルと、前記設置室情報を格納する設置室テーブルと、前記住戸コード情報をキーとする該住戸コードテーブルがヘッダで、製品・設置情報登録具の無線ICタグから読み取った第2識別コードをキーに、前記工事種別テーブルの工事種別情報、前記工事業者ログインテーブルの工事業者ログイン情報、前記設置室テーブルの該設置室情報を関連付けて結合し明細となる点検工事情報を格納する点検工事テーブルとを備えることを特徴とする請求項5または10記載の製品履歴情報管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2009−175928(P2009−175928A)
【公開日】平成21年8月6日(2009.8.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−12490(P2008−12490)
【出願日】平成20年1月23日(2008.1.23)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(399088692)財団法人ベターリビング (1)
【Fターム(参考)】