説明

複合型光学素子の成形装置および複合型光学素子の成形方法

【課題】樹脂部分の寸法のばらつきを生じることなく、低コストにて、光学基材と樹脂からなる複合型光学素子を得る。
【解決手段】金型9と対向する位置に位置決めされたガラス基材11の近傍の供給位置P0で当該ガラス基材11にエネルギー硬化型樹脂12を吐出供給し、退避位置P2に移動する吐出機構部22を備えた成形装置1において、供給位置P0と退避位置P2の間の樹脂回収位置P1に、吸引チューブ28を備えた樹脂吸引機構27を設け、供給位置P0におけるガラス基材11へのエネルギー硬化型樹脂12の供給に先立って、樹脂回収位置P1において、吐出機構部22のニードル24の吐出端部24aの残留樹脂12bを吸引チューブ28によって吸引除去し、吐出機構部22からガラス基材11に供給されるエネルギー硬化型樹脂12の量を所定の設定値に安定させる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複合型光学素子の成形技術に関し、たとえは、ガラス基材とこの基材の表面に形成されたエネルギー硬化型樹脂層とからなる複合型光学素子の成形技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、所望の光学的形状の成形面を有する金型とガラス基材の間に樹脂を介在させ、金型の成形面の光学的形状が転写された樹脂をガラス基材と一体化して硬化させることにより、ガラス基材と樹脂層からなる光学部品を形成する、いわゆる複合型光学素子の成形装置として、特許文献1に開示されているものが知られている。
【0003】
この特許文献1には、図3に示すような構成の装置101が開示されており、ガラス基材128を載せる保持台115が装置101の下ベース102上に配置、固定されている。さらに、保持台115に供給された前記ガラス基材128の外周部を把持するためのチャック120を備えている。このチャック120で、ガラス基材128の外周を把持することでガラス基材128の芯出しを行う。
【0004】
上ベース104の上には、金型112が上下動摺動可能に構成された摺動ベース109を介し配置されている。
そして、樹脂吐出装置127により、前記ガラス基材128の上面の中心に樹脂129を供給した後、摺動ベース109により降下する金型112で樹脂129を押圧し、さらに、樹脂129を均等に押し広げるためにモーター116により保持台115を回転させる。
【0005】
こうして、所望の樹脂層を形成した後、UV照射器118により前記樹脂層を硬化することでガラス基材128と樹脂層と金型112からなる密着体を得た後、金型112を樹脂層から剥離させることで、ガラス基材128と樹脂層の複合体である複合型光学素子を製造する。
【0006】
上述の特許文献1の従来技術では、以下のような技術的課題があった。
すなわち、樹脂吐出装置より、樹脂を吐出した際に、樹脂吐出装置の先端部に樹脂残り(残留樹脂)が付着してしまうことある。
【0007】
この残留樹脂が付着している状態の樹脂吐出装置から、新たなガラス基材の上に樹脂を吐出した場合には、残留樹脂の分だけ設定樹脂量よりも多い樹脂がガラス基材上に吐出供給されることとなる。
【0008】
このようにガラス基材上に過剰に供給された樹脂に金型を接触させて押し広げて成形すると、ガラス基材上に広がった成形樹脂の外径が必要以上に大きくなってしまう等の成形樹脂の寸法のばらつきの一因となる。この成形樹脂の外径の余剰部は、本来不要な部分であり、そのまま残せば、複合型光学素子を含む製品のコンパクト化の妨げとなる。
【0009】
また、製造後に、成形樹脂の外周の余剰部を除去して必要樹脂径に整形加工するとしても、整形加工工程の分だけ余分なコストがかかることになってしまう。
【特許文献1】特開平3−184813号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明の目的は、樹脂部分の寸法のばらつきを生じることなく、低コストにて、光学基材と樹脂からなる複合型光学素子を得ることが可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の観点は、光学基材の表面または成形型の成形面に樹脂を供給する樹脂供給手段と、
前記樹脂供給手段に付着した前記樹脂を除去する樹脂除去機構と、
を含む複合型光学素子の成形装置を提供する。
【0012】
本発明の第2の観点は、樹脂を吐出する樹脂供給手段に付着した前記樹脂を除去する工程と、
前記樹脂供給手段から光学基材の表面または成形型の成形面に前記樹脂を供給する工程と、
前記樹脂を挟んで前記成形型と前記光学基材とを接近させ、前記成形面の形状が転写された前記樹脂と前記光学基材とを一体化する工程と、
を含む複合型光学素子の成形方法を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、樹脂部分の寸法のばらつきを生じることなく、低コストにて、光学基材と樹脂からなる複合型光学素子を得ることが可能な技術を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本実施の形態の一態様では、ガラス基材の表面にエネルギー硬化型樹脂を吐出し、金型によりエネルギー硬化型樹脂に所望形状を転写する複合型光学素子の成形装置において、樹脂をガラス基材に吐出する吐出ユニットの近傍に、ニードルの先端部に付着した樹脂を除去する樹脂除去機構を設けた。
【0015】
本態様では、樹脂除去機構に付着した余分な樹脂を除去し、設定量の樹脂を正確に安定してガラス基材上に吐出することが可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施の形態である複合型光学素子の成形方法を実施する成形装置の構成の一例を示す側断面図である。図2は、本実施の形態の複合型光学素子の成形方法および装置で得られる複合型光学素子の構成例を示す断面図である。
【0017】
まず、図1を参照して、本実施の形態の成形装置1の構成を説明する。
本実施の形態の成形装置1は、下ベース2に上ベース3が立設された構成となっている。
【0018】
この上ベース3には、モーター4と、ガイド5と、ボールネジ6と、ガイド5に搭載されたL字形状の金型取り付けベース7が配設されている。モーター4とガイド5とボールネジ6の構成を用いることにより、ボールネジ6の回転変位をガイド5の直線変位に変換し、当該ガイド5に取り付けられた金型取り付けベース7を上下方向に駆動させることが可能になっている。
【0019】
ガイド5とともに上下動する金型取り付けベース7には、金型保持部8が配設されている。金型保持部8には、金型9(成形型)と金型調整機構10が配置されている。
金型9は、ガラス基材11(光学基材)に吐出されたエネルギー硬化型樹脂12(樹脂)に、所望の形状を転写するための成形面9bが設けられ、この成形面9bを下向きした姿勢で金型保持部8に固定されている。
【0020】
金型調整機構10は、金型9(成形面9b)の中心軸9aを、後に説明するガラス基材保持部13の中心軸13aに一致させる操作に用いられる。
下ベース2には、軸方向に貫通孔14bが形成されることによって中空構造となっている回転部14が配置されている。さらに、回転部14の下面には、プーリー15が接続されている。
【0021】
回転部14の近傍には、下ベース2の下面に固設されたモーター取り付け部材16が配置され、このモーター取り付け部材16にモーター17が支持されている。モーター17の下部に突設した回転軸には、プーリー18が接続されている。
【0022】
回転部14に接続されているプーリー15と、モーター17に接続されているプーリー18とはベルト19で連結されている。このプーリー15およびプーリー18とベルト19の構成を用いることで、モーター17の回転を回転部14に伝えることが可能になっている。
【0023】
さらに、回転部14の上面には、ガラス基材11を吸着保持するためのガラス基材保持部13が配置されている。
このガラス基材保持部13は、円筒形状を有しており、ガラス基材11の裏面11bを保持するように構成されている。また、ガラス基材保持部13の上端面は、ガラス基材保持部13の中心軸13aに直交するように構成されている。
【0024】
ガラス基材保持部13は、上端面と内周面の境界である円形のエッジからなる内側接触部と、上端面と外周面の境界である円形のエッジからなる外側接触部を有している。ガラス基材保持部13の内側接触部と外側接触部等の円形の接触部の中心軸13aは、回転部14の回転軸14aに一致している。
【0025】
さらに、下ベース2の上面には、ガラス基材11の外周を把持し、心出しを行うための外径把持機構20が配設されている。
下ベース2の下方には、エネルギー硬化型樹脂12を硬化させるためのUV照射部21が配置されている。
【0026】
このUV照射部21は、エネルギー硬化型樹脂12の種別に応じた所望の波長の紫外線(UV光21a)を発生する光源21bと、回転部14の直下に配置された照射ヘッド21dと、光源21bから照射ヘッド21dにUV光21aを導く光ファイバ21cを備えている。
【0027】
UV照射部21においてUV光21aが出射される照射ヘッド21dは、回転部14の回転軸14aの軸上を通る位置に同軸に配置され、光ファイバ21cを介して光源21bから到来するUV光21aが、垂直上向き方向に放射される。
【0028】
下ベース2の上面には、吐出機構部22(樹脂供給手段)が配置されている。この吐出機構部22により、ガラス基材11の上面11aにエネルギー硬化型樹脂12を吐出して供給する。
【0029】
なお、ガラス基材11の上面11aおよび裏面11bは、それぞれ所定の光学機能面を構成している。
本実施の形態の場合、この吐出機構部22は、エネルギー硬化型樹脂12が入ったシリンジ23と、シリンジ23の先端部に固設されたニードル24と、シリンジ23に与圧エアーを供給し、エネルギー硬化型樹脂12をエアーの圧力によりニードル24の吐出端部24aから押し出すエアー供給部25とで構成されている。
【0030】
吐出機構部22は、左右方向に駆動可能に構成されているステージ26上に配置されており、ガラス基材11の上方の供給位置P0と、余分なエネルギー硬化型樹脂12を除去する樹脂回収位置P1と、退避位置P2、の3つの位置に移動可能に構成されている。
【0031】
本実施の形態の場合、吐出機構部22が通過する樹脂回収位置P1には、ニードル24の吐出端部24aに付着した残留樹脂12b(エネルギー硬化型樹脂12)を除去するための樹脂吸引機構27(樹脂除去機構)が設置されている。
【0032】
この樹脂吸引機構27は、ニードル24の近傍に配置された吸引チューブ28(吸引部)を備えている。この吸引チューブ28は、先端部28aが樹脂回収位置P1に位置する吐出機構部22におけるニードル24の近傍に位置するように水平方向に屈曲して開口されているとともに、基端部28bは樹脂回収ボックス29(回収部)と接続されている。
【0033】
さらに、樹脂回収ボックス29には、減圧チューブ30が接続されており、この減圧チューブ30は、エジェクタ31と接続されている。このエジェクタ31には、与圧エアーを供給する図示しないチューブが接続されており、必要に応じて、エジェクタ31に与圧エアーを供給することで、減圧チューブ30に負圧を発生させ、樹脂回収ボックス29の減圧(吸引)を行うように構成されている。
【0034】
このような構成の樹脂吸引機構27を用いることで、退避位置P2に位置する吐出機構部22のニードル24の吐出端部24aに付着した余分なエネルギー硬化型樹脂12等の残留樹脂12bを、吸引チューブ28を介して吸引除去し、樹脂回収ボックス29に回収することが可能となっている。
【0035】
以下、上述の構成の本実施の形態の成形装置1を用いた成形工程の一例を説明する。
成形装置1の初期状態では、吐出機構部22は、退避位置P2に位置している。
ガラス基材11をガラス基材保持部13の上に吸着保持させる。その状態で、外径把持機構20で、ガラス基材11の外周を把持して心出しを行う。
【0036】
ガラス基材11の心出しが完了した後に、ステージ26を作動させ、吐出機構部22を退避位置P2から樹脂回収位置P1に移動させる。
ここで、たとえば、以前の工程等で発生し、吐出機構部22のニードル24の吐出端部24aに付着した余分なエネルギー硬化型樹脂12等からなる残留樹脂12bを樹脂吸引機構27の吸引チューブ28にて吸引除去する。
【0037】
ニードル24の余分な残留樹脂12bを吸引除去した後に、吐出機構部22をガラス基材11の上方の供給位置P0に移動させ、シリンジ23の下端のニードル24の吐出端部24aから、所定の設定量のエネルギー硬化型樹脂12をガラス基材11の上面11aに吐出して供給する。
【0038】
なお、このときガラス基材11に供給されるエネルギー硬化型樹脂12の設定量は、たとえば、ニードル24の吐出端部24aに付着して残存する残留樹脂12bの量を考慮して、当該残留樹脂12bの残存量だけ多く供給する。これにより、ガラス基材11には、目的の設定量のエネルギー硬化型樹脂12が正確に供給される。
【0039】
その後、金型9を降下させて、所望の樹脂厚になる位置までガラス基材11の上面11aに接近させ、ガラス基材11上に吐出されたエネルギー硬化型樹脂12を押し広げるとともに、金型9の成形面9bをエネルギー硬化型樹脂12に転写する。
【0040】
なお、この金型9によってガラス基材11上のエネルギー硬化型樹脂12を押し広げるときに、必要に応じて回転部14を作動させてガラス基材11を回転させ、エネルギー硬化型樹脂12の分散を促進してもよい。
【0041】
その後、UV照射部21の照射ヘッド21dから、UV光21aを回転部14の中空の貫通孔14bを通じて、ガラス基材11の裏面11bに照射し、ガラス基材11を透過するUV光21aによって、ガラス基材11の上面11aに位置するエネルギー硬化型樹脂12を硬化させることで、ガラス基材11の上面11aに、成形面9bが転写された所望の形状を有する樹脂層12aを被着させて一体に成形することができる。
【0042】
その後、ガラス基材11と一体な樹脂層12aを金型9から離型することで、図2に例示されるように、成形面9bの形状が転写されて形成された光学機能面50aを有する樹脂層12aおよびガラス基材11からなる複合型光学素子50を得ることができる。
【0043】
以上説明したように、本実施の形態によれば、複合型光学素子50の成形において、ガラス基材11に対して吐出機構部22のニードル24からエネルギー硬化型樹脂12を吐出する前に、当該ニードル24の吐出端部24aに付着した余分な残留樹脂12bを除去することで、安定した量のエネルギー硬化型樹脂12をガラス基材11に対して吐出供給することが可能となり、ガラス基材11に被着された樹脂層12aの外径D等の寸法のばらつきを抑制して高精度な形状の樹脂層12aを備えた複合型光学素子50を製造できる。
【0044】
さらに、たとえば、残留樹脂12bの分だけガラス基材11に形成された樹脂層12aの外径Dが増大することを確実に抑えることができ、余剰の外径Dを整形して縮小するための余分な加工も不要となり、複合型光学素子50の製造コストを削減できる。
【0045】
すなわち、樹脂層12aの部分の寸法のばらつきを生じることなく、低コストにて、ガラス基材11と樹脂層12aからなる複合型光学素子50を得ることが可能となる。
また、たとえば、吐出機構部22のニードル24の吐出端部24aの残留樹脂12bが変質し、異物となってガラス基材11に供給されるエネルギー硬化型樹脂12に混入することも確実に防止され、エネルギー硬化型樹脂12から形成される樹脂層12aの光学的性能も向上する。
【0046】
なお、本発明は、上述の実施の形態に例示した構成に限らず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。
たとえば、成形型に樹脂を供給した後に光学基材を成形型に接近させて光学基材と樹脂を一体に成形する方法でもよい。
[付記1]
ガラス基材の表面にエネルギー硬化型樹脂を吐出し、金型によりエネルギー硬化型樹脂に所望形状を転写する複合型光学素子の成形装置において、
樹脂をガラス基材に吐出する吐出ユニットの近傍に、ニードルの先端部に付着した樹脂を除去する樹脂除去機構を設けたことを特徴とする複合型光学素子の成形装置。
[付記2]
付記1に記載の複合型光学素子の成形装置において、
前記樹脂除去機構は、樹脂を吸引する吸引部と、吸引した樹脂を回収する回収部とからなることを特徴とする複合型光学素子の成形装置。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の一実施の形態である複合型光学素子の成形方法を実施する成形装置の構成の一例を示す側断面図である。
【図2】本発明の一実施の形態である複合型光学素子の成形方法および装置で得られる複合型光学素子の構成例を示す断面図である。
【図3】従来技術の複合光学素子の製造装置の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
【0048】
1 成形装置
2 下ベース
3 上ベース
4 モーター
5 ガイド
6 ボールネジ
7 金型取り付けベース
8 金型保持部
9 金型
9a 中心軸
9b 成形面
10 金型調整機構
11 ガラス基材
11a 上面
11b 裏面
12 エネルギー硬化型樹脂
12a 樹脂層
12b 残留樹脂
13 ガラス基材保持部
13a 中心軸
14 回転部
14a 回転軸
14b 貫通孔
15 プーリー
16 モーター取り付け部材
17 モーター
18 プーリー
19 ベルト
20 外径把持機構
21 UV照射部
21a UV光
21b 光源
21c 光ファイバ
21d 照射ヘッド
22 吐出機構部
23 シリンジ
24 ニードル
24a 吐出端部
25 エアー供給部
26 ステージ
27 樹脂吸引機構
28 吸引チューブ
28a 先端部
28b 基端部
29 樹脂回収ボックス
30 減圧チューブ
31 エジェクタ
50 複合型光学素子
50a 光学機能面
D 樹脂層12aの外径
P0 吐出機構部22の供給位置
P1 吐出機構部22の樹脂回収位置
P2 吐出機構部22の退避位置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
光学基材の表面または成形型の成形面に樹脂を供給する樹脂供給手段と、
前記樹脂供給手段に付着した前記樹脂を除去する樹脂除去機構と、
を含むことを特徴とする複合型光学素子の成形装置。
【請求項2】
請求項1に記載の複合型光学素子の成形装置において、
前記樹脂除去機構は、前記樹脂供給手段に付着した前記樹脂を吸引して除去する吸引部と、吸引した前記樹脂を回収する回収部と、を含むことを特徴とする複合型光学素子の成形装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の複合型光学素子の成形装置において、
前記樹脂は、エネルギー硬化型樹脂からなり、
前記エネルギー硬化型樹脂を硬化させるエネルギーを与えるエネルギー印加手段をさらに含むことを特徴とする複合型光学素子の成形装置。
【請求項4】
樹脂を吐出する樹脂供給手段に付着した前記樹脂を除去する工程と、
前記樹脂供給手段から光学基材の表面または成形型の成形面に前記樹脂を供給する工程と、
前記樹脂を挟んで前記成形型と前記光学基材とを接近させ、前記成形面の形状が転写された前記樹脂と前記光学基材とを一体化する工程と、
を含むことを特徴とする複合型光学素子の成形方法。
【請求項5】
請求項4記載の複合型光学素子の成形方法において、
さらに、前記成形型の前記成形面の形状が転写された前記樹脂を硬化させる工程を含むことを特徴とする複合型光学素子の成形方法。

【図2】
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【図1】
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【図3】
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【公開番号】特開2009−190318(P2009−190318A)
【公開日】平成21年8月27日(2009.8.27)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−34698(P2008−34698)
【出願日】平成20年2月15日(2008.2.15)
【出願人】(000000376)オリンパス株式会社 (11,466)
【Fターム(参考)】