説明

触媒コンバータ

【課題】平坦なセンサ取り付け壁に皺を発生させずに縮径筒部をプレス加工により成形し得るようにして,センサ取り付け壁へのセンサ装着ボスの溶接部の気密性の確保を容易にした触媒コンバータを提供する。
【解決手段】軸方向に並ぶ一対の保持筒部7a,7b及び,一側に平坦なセンサ取り付け壁部11を有して両保持筒部7a,7b間を一体に接続する縮径筒部8を備えるケーシング1と,両保持筒部7a,7bに収容保持される触媒担体2a,2bと,センサ取り付け壁部11を貫通しながらその外側面に溶接されるセンサ装着ボス21とを備える触媒コンバータにおいて,縮径筒部8を,センサ取り付け壁部11と,このセンサ取り付け壁部11の両側端を一体に接続する優弧状部10とで構成すると共に,縮径筒部8の内周側の周長が,優弧状部10の内接円12の円周より大となるように優弧状部10を形成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,軸方向に並ぶ一対の保持筒部及び,一側に平坦なセンサ取り付け壁部を有して前記両保持筒部間を一体に接続する縮径筒部を備えるケーシングと,前記両保持筒部にそれぞれ保持材を介して収容保持される一対の触媒担体と,前記センサ取り付け壁部を貫通しながらその外側面に溶接されるセンサ装着ボスと,このセンサ装着ボスに装着されて感知部を前記両触媒担体間に臨ませるO2 センサとよりなり,前記縮径筒部は,前記保持筒部間に延在する素材部分からプレス成形される触媒コンバータの改良に関する。
【背景技術】
【0002】
かゝる触媒コンバータは,下記特許文献1に開示されるように,既に知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2004−92461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
かゝる触媒コンバータのケーシングにおいて,一対の触媒担体を収容保持する一対の保持筒部間に縮径筒部を配設することは,その縮径筒部の両端と,それらに隣接する触媒担体との隙間を極力狭めて,保持材への排ガスの侵入を抑えてその耐久性を確保する上に有効である。またその縮径筒部の一側の平坦なセンサ取り付け壁部にセンサ装着ボスを介してO2 センサを付設することにより,O2 センサの感知部を両触媒担体間の流路中心に近づけることができ,その感知性能の向上を図ることができる。
【0005】
ところで,従来の触媒コンバータのケーシングの縮径筒部は,平坦なセンサ取り付け壁と,その両端間を一体に接続する半径一定の優弧壁部とで構成されおり,このような縮径筒部は,保持筒部と同径の素材部分をプレス加工により縮径させたとき,縮径筒部の加工前と加工後の周長の差により,特に平坦であるべきセンサ取り付け壁に皺が生じ易い。センサ取り付け壁に皺が発生すると,その外側面にセンサ装着ボスを特にプロジェクション溶接する場合には,溶接部の気密性を安定的に確保することが困難となる。
【0006】
本発明は,かゝる事情に鑑みてなされたもので,平坦なセンサ取り付け壁に皺を発生させずに縮径筒部をプレス加工により成形し得るようにして,センサ取り付け壁へのセンサ装着ボスの溶接部の気密性の確保を容易にした触媒コンバータを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために,本発明は,軸方向に並ぶ一対の保持筒部及び,一側に平坦なセンサ取り付け壁部を有して前記両保持筒部間を一体に接続する縮径筒部を備えるケーシングと,前記両保持筒部にそれぞれ保持材を介して収容保持される一対の触媒担体と,前記センサ取り付け壁部を貫通しながらその外側面に溶接されるセンサ装着ボスと,このセンサ装着ボスに装着されて感知部を前記両触媒担体間に臨ませるO2 センサとよりなり,前記縮径筒部は,前記保持筒部間に延在する素材部分からプレス成形される触媒コンバータにおいて,前記縮径筒部を,前記センサ取り付け壁部と,このセンサ取り付け壁部の両側端を一体に接続する優弧状部とで構成すると共に,該縮径筒部の内周側の周長が,該優弧状部の内接円の円周より大となるように該優弧状部を形成したことを第1の特徴とする。
【0008】
また本発明は,第1の特徴に加えて,前記センサ取り付け壁部を,前記内接円の内側に配置したことを第2の特徴とする。
【0009】
さらに本発明は,第1の特徴に加えて,前記優弧状部を,曲率半径が前記内接円の半径より大なる複数の壁部を周方向に一体に連ねて構成したことを第3の特徴とする。
【0010】
さらにまた本発明は,第1の特徴に加えて,前記優弧状部を,半径方向内方に凹となる凹曲壁部と半径方向外方に凸となる凸曲壁部とを周方向に交互に複数一体に連ねて構成したことを第4の特徴とする。
【0011】
さらにまた本発明は,第1の特徴に加えて,前記優弧状部には,軸方向に延びる複数条のリブを形成したことを第5の特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明の第1の特徴によれば,縮径筒部の内周側の周長は,優弧状部の内接円の円周より大となっていることから,縮径筒部の成形前と成形後の周長の差をゼロもしくは極力小さくすることができ,これにより平坦なセンサ取り付け壁部の外側面を,皺のない高精度の平坦面に形成することが可能になる。したがって,プロジェクション溶接によっても,センサ取り付け壁部外側面へのセンサ装着ボスの気密接合を常に容易,確実に行うことができる。
【0013】
本発明の第2の特徴によれば,センサ取り付け壁部が,接続筒部の優弧状部の内接円の内側に配置されることで,そのセンサ取り付け壁部にセンサ装着ボスを介して付設されるO2 センサの感知部を両触媒担体間の流路中心に極力近づけることができて,O2 センサの感知性能の向上を図ることができる。
【0014】
本発明の第3の特徴によれば,縮径筒部の成形前と成形後の周長の差がゼロでない場合でも,プレス加工時,各壁部およびセンサ取り付け壁部に発生する皺は,センサ取り付け壁部を含む各壁部間の稜線部に向かって押しやられることになり,その結果,特に平坦なセンサ取り付け壁部の外側面を,皺のない高精度の平坦面に形成することができる。
【0015】
本発明の第4及び第5の特徴によっても,縮径筒部の内周側の周長を,優弧状部の内接円の円周より大とすることができて,縮径筒部の成形前と成形後の周長の差をゼロもしくは極力小さくすることができ,したがって平坦なセンサ取り付け壁部の外側面を,皺のない高精度の平坦面に形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の第1実施形態に係る触媒コンバータの縦断面図。
【図2】図1の2−2線断面図。
【図3】図2のセンサ取り付け壁部周りの拡大図でセンサ装着ボスのプロジェクション溶接の要領を示す。
【図4】図2の縮径筒部のプレス加工前の状態説明図。
【図5】図2の縮径筒部のプレス加工後の状態説明図。
【図6】本発明の第2実施形態を示す,図2との対応図。
【図7】本発明の第3実施形態を示す,図2との対応図。
【図8】本発明の第4実施形態を示す,図2との対応図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の実施形態を添付図面に基づいて以下に説明する。
【0018】
先ず,図1〜図5に示す本発明の第1実施形態の説明より始める。
【0019】
図1において,自動車用の触媒コンバータCは,筒状のケーシング1と,このケーシング1に,相互に一定の間隔を置いて直列に収容保持される一対の触媒担体2a,2bと,この両触媒担体2a,2b間に介入するようケーシング1に取り付けられるO2 センサ3とよりなっている。ケーシング1の軸方向に沿う一端には,自動車用エンジンの吸気ポートに連なる上流側排気管4が,その他端には,排気マフラに連なる下流側排気管5が接続される。
【0020】
而して,エンジンから排出される排ガスは,上流側排気管4からケーシング1に流入し,一対の触媒担体2a,2bを順次通過するとき,排ガス中の有害物質が酸化還元により浄化され,浄化された排ガスは下流側排気管5を通して大気中に放出される。その間,前記O2 センサ3は,一対の触媒担体2a,2b間において排ガス中のO2 濃度を検出して,その検出信号を図示しない電子制御ユニットへ出力するもので,電子制御ユニットは,その信号に基づいて燃料噴射量等を制御してエンジンの吸入混合気の空燃比を適正に制御する。
【0021】
ケーシング1は,直列に配置される円筒状の保持筒部7a,7bと,これら保持筒部7a,7bの対向端部間を一体に接続する,これら保持筒部7a,7bより小径の縮径筒部8と,両保持筒部7a,7bの外端にそれぞれ接続されるファンネル状の一対の案内筒部9a,9bとで構成される。その両保持筒部7a,7bの内周面に前記一対の触媒担体2a,2bが,それら外周面に纏設される弾性を有する保持材6を介して圧入される。または両保持筒部7a,7b内に触媒担体2a,2bを保持材6と共に挿入後,両保持筒部7a,7bに縮径加工を施して保持材6に保持力を付与する。こうして,触媒担体2a,2bは両保持筒部7a,7bに収容保持される。
【0022】
上記縮径筒部8は,両保持筒部7a,7bに触媒担体2a,2bを収容保持させる前に成形され,また案内筒部9a,9bは,両保持筒部7a,7bに触媒担体2a,2bを収容保持した後に成形されるものである。
【0023】
次に,縮径筒部8の構造,その成形方法,並びにO2 センサ3の取り付け構造について説明する。
【0024】
図1及び図2に示すように,縮径筒部8は,本来,保持筒部7a,7bに連続した,それらと同径の素材部分8′にプレス加工による縮径を施してなるもので,複数の壁部10a,10a…を周方向に一体に接続してなる優弧状部10と,この優弧状部10の相対向する両端間を一体に接続する平坦なセンサ取り付け壁部11とで構成され,前記各壁部10a,10a…は,その曲率半径R2が優弧状部10の内接円12の半径R1より大となるように形成される。また優弧状部10は,その内接円12が触媒担体2a,2bの外径と略等しくなるように形成される。
【0025】
而して,縮径筒部8の上記構造によって,縮径筒部8の内周側の周長をS1,優弧状部10の内接円12の円周をS2としたとき,S1>S2となる。
【0026】
図4及び図5に示すように,このような縮径筒部8を成形するプレス装置15は,成形すべき縮径筒部8の内周面に対応する外周面を有する芯型16と,複数の壁部10a,10a…及びセンサ取り付け壁部11の外周面に対応する内周面をそれぞれ有する複数の分割外型17,17…とを備えている。
【0027】
縮径筒部8の成形に当たっては,縮径筒部8の成形前の素材部分8′内に芯型16を配置し,また素材部分8′の外周に複数の分割外型17,17…を配置する。そして,図示しない中空テーパ筒状のカムにより分割外型17,17…を半径方向内方へ同時に移動させ,素材部分8′を,分割外型17,17…と芯型16とで挟圧,縮径させることにより,複数の壁部10a,10a…よりなる優弧状部10と平坦なセンサ取り付け壁部11を成形する。即ち縮径筒部8を成形する。
【0028】
ところで,S1>S2,即ち縮径筒部8の内周側の周長S1は,優弧状部10の内接円12の円周S2より大となっているので,縮径筒部8の成形前と成形後の周長の差をゼロもしくは極力小さくすることができ,これにより平坦なセンサ取り付け壁部11の外側面11aを,皺のない高精度の平坦面に形成することが可能になる。
【0029】
また縮径筒部8の成形前と成形後の周長の差がゼロでない場合でも,プレス加工時,分割外型17,17…は,その半径方向内方への移動に伴ない,素材部分8′に対して,各壁部10a,10a…およびセンサ取り付け壁部11に対応する部分の各中間部から押圧を開始していくため,各壁部10a,10a…およびセンサ取り付け壁部11に発生する皺は,各壁部10a,10a…及びセンサ取り付け壁部11の中間部から両端部,即ち各壁部10a,10a…及びセンサ取り付け壁部11間の稜線部に向かって押しやられることになり,その結果,特に平坦なセンサ取り付け壁部11の外側面11aは,皺のない高精度の平坦面に形成されることになる。
【0030】
図2及び図3に示すように,その後,センサ取り付け壁部11には取り付け孔20が穿設され,この取り付け孔20にセンサ装着ボス21が嵌合され,プロジェクション溶接される。即ち,センサ装着ボス21は,ねじ孔22を有して取り付け孔20に嵌合される円筒部21aと,この円筒部21aの外端部外周に一体に連設されるフランジ部21bとよりなっており,このフランジ部21bには,センサ取り付け壁部11の外側面11aに対向する環状突起23が形成される。この環状突起23をプロジェクション溶接によりセンサ取り付け壁部11の外側面11aに溶着させることにより,センサ装着ボス21はセンサ取り付け壁部11の外側面に接合される。その際,特に,前述のようにセンサ取り付け壁部11の外側面11aを皺のない高精度の平坦面に形成し得たことで,プロジェクション溶接によっても,センサ装着ボス21のセンサ取り付け壁部11外側面への高気密の接合を常に容易,確実に行うことができる。
【0031】
このセンサ装着ボス21のねじ孔22に前記O2 センサ3が螺着され,その先端の感知部3aが両触媒担体2a,2bの中間部に配置される。
【0032】
ところで,前記優弧状部10は,その内接円12が前記触媒担体2a,2bの外径と略同径となるように成形され,またセンサ取り付け壁部11は,上記内接円12より半径方向内方に位置を占めるように成形される。こうすることにより,縮径筒部8と,それに隣接する触媒担体2a,2bとの間隙を狭め,排ガスの保持材6側への侵入を極力抑え,保持材6の耐久性の向上を図ることができる。
【0033】
またセンサ取り付け壁部11が,縮径筒部8の優弧状部10の内接円12の内側に配置されることで,センサ取り付け壁部11にセンサ装着ボス21を介して付設されるO2 センサ3の感知部3aを両触媒担体2a,2b間の流路中心に極力近づけることができて,O2 センサ3の感知性能の向上を図ることができる。
【0034】
次に,図6に示す本発明の第2実施形態について説明する。
【0035】
この第2実施形態では,縮径筒部8の優弧状部10は,半径方向内方に凹となる凹曲壁部25と半径方向外方に凸となる凸曲壁部26とを周方向に交互に複数一体に連ねて構成される。その他の構成は,前実施形態と同様であるので,図6中,前実施形態と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
【0036】
この第2実施形態によっても,縮径筒部8の内周側の周長S1は,優弧状部10の内接円12の円周S2より大となり,縮径筒部8の成形前と成形後の周長の差をゼロもしくは極力小さくすることができ,したがって平坦なセンサ取り付け壁部11の外側面11aを,皺のない高精度の平坦面に形成することができる。この場合も,センサ取り付け壁部11は,優弧状部10の内接円12の内側に配置される。
【0037】
次に,図7に示す本発明の第3実施形態について説明する。
【0038】
この第3実施形態では,縮径筒部8の優弧状部10は,優弧壁27と,この優弧壁27に,その周方向に所定間隔をおいて半径方向外向きに隆起形成されて軸方向に延びる複数条のリブ28,28…とで構成される。その他の構成は,前記第1実施形態と同様であるので,図6中,前実施形態と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
【0039】
この第3実施形態によっても,縮径筒部8の内周側の周長S1は,優弧状部10の内接円12の円周S2より大となり,縮径筒部8の成形前と成形後の周長の差をゼロもしくは極力小さくすることができ,したがって平坦なセンサ取り付け壁部11の外側面11aを,皺のない高精度の平坦面に形成することができる。この場合も,センサ取り付け壁部11は,優弧状部10の内接円12の内側に配置される。
【0040】
最後に,図8に示す本発明の第4実施形態について説明する。
【0041】
この第4実施形態では,ケーシング1を,保持筒部7a,7b及び縮径筒部8を有するケーシング主要部と,漏斗状の案内筒部9a,9bとに分割し,その案内筒部9a,9bを保持筒部7a,7bの外端部に嵌合して気密に溶接したもので,その他の構成は,前記第1実施形態と同様であるので,図6中,前実施形態と対応する部分には同一の参照符号を付して,重複する説明を省略する。
【0042】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく,その要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更が可能である。例えば,触媒担体2a,2bは,モノリス型に限らず,他の形式,例えばメタルハニカム型とすることもできる。またケーシング1は,断面楕円状に形成することもできる。またセンサ取り付け壁部11外側面へのセンサ装着ボス21の溶接には,プロジェクション溶接以外のMIG溶接やTIG溶接を用いることもできる。
【符号の説明】
【0043】
C・・・・・・触媒コンバータ
1・・・・・・ケーシング
2a,2b・・触媒担体
3・・・・・・O2 センサ
3a・・・・・感知部
6・・・・・・保持材
7a,7b・・保持筒部
8・・・・・・縮径筒部
8′・・・・・素材部分
10・・・・・優弧状部
10a・・・・壁部
11・・・・・センサ取り付け壁部
12・・・・・優弧状部の内接円
21・・・・・センサ装着ボス
25・・・・・凹曲壁部
26・・・・・凸曲壁部
28・・・・・リブ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸方向に並ぶ一対の保持筒部(7a,7b)及び,一側に平坦なセンサ取り付け壁部(11)を有して前記両保持筒部(7a,7b)間を一体に接続する縮径筒部(8)を備えるケーシング(1)と,前記両保持筒部(7a,7b)にそれぞれ保持材(6)を介して収容保持される一対の触媒担体(2a,2b)と,前記センサ取り付け壁部(11)を貫通しながらその外側面に溶接されるセンサ装着ボス(21)と,このセンサ装着ボス(21)に装着されて感知部(3a)を前記両触媒担体(2a,2b)間に臨ませるO2 センサ(3)とよりなり,前記縮径筒部(8)は,前記保持筒部(7a,7b)間に延在する素材部分(8′)からプレス成形される触媒コンバータにおいて,
前記縮径筒部(8)を,前記センサ取り付け壁部(11)と,このセンサ取り付け壁部(11)の両側端を一体に接続する優弧状部(10)とで構成すると共に,該縮径筒部(8)の内周側の周長が,該優弧状部(10)の内接円(12)の円周より大となるように該優弧状部(10)を形成したことを特徴とする触媒コンバータ。
【請求項2】
請求項1記載の触媒コンバータにおいて,
前記センサ取り付け壁部(11)を,前記内接円(12)の内側に配置したことを特徴とする触媒コンバータ。
【請求項3】
請求項1記載の触媒コンバータにおいて,
前記優弧状部(10)を,曲率半径(R2)が前記内接円(12)の半径(R1)より大なる複数の壁部(10a)を周方向に一体に連ねて構成したことを特徴とする触媒コンバータ。
【請求項4】
請求項1記載の触媒コンバータにおいて,
前記優弧状部(10)を,半径方向内方に凹となる凹曲壁部(25)と半径方向外方に凸となる凸曲壁部(26)とを周方向に複数一体に連ねて構成したことを特徴とする触媒コンバータ。
【請求項5】
請求項1記載の触媒コンバータにおいて,
前記優弧状部(10)には,軸方向に延びる複数条のリブ(28)を形成したことを特徴とする触媒コンバータ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−117443(P2012−117443A)
【公開日】平成24年6月21日(2012.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−267667(P2010−267667)
【出願日】平成22年11月30日(2010.11.30)
【出願人】(000138521)株式会社ユタカ技研 (134)
【Fターム(参考)】