触覚強化テキストインターフェースのためのシステム及び方法
直列化された入力の単位が、直列化された入力の単位と競合又は置換するために複数の入力示唆を提供するエンジン又はアルゴリズムによって分析され、エンジン又はアルゴリズムの使用を支援するために、1つ以上の触覚効果が、1つ以上の入力示唆の表示、選択又は使用と関連して識別及び提供され得る。触覚効果は、1つ以上の入力示唆に関する信頼レベルを表すことが可能であり、又はエンジン/アルゴリズムの相対的成功を示してもよい。例えば、直列化された入力は、携帯又は他の装置へ入力される文字を含んでもよい。エンジン又はアルゴリズムは、信頼度の変化を用いて単語又は句を示唆してもよく、一部又は全ての示唆に関する信頼は、触覚効果の使用によって伝達される。追加の実施形態は、動的テキスト入力インターフェース、コンテンツの触覚強化直列表示、及び異なる装置における遠隔のテキスト入力、表示、朗読、又は他の動作に基づいて第1の装置で触覚効果を提供するインターフェースを含む。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本特許出願は、2009年9月9日に提出され「Systems and Methods for Haptically−Enhanced Text Interfaces」と題された米国特許出願第12/556,411号への優先権を主張し、その全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
移動式(及び他の)装置用の通信選択肢は、メッセージング中にユーザをより効率的にすることを目的とする場合が多い。 例として、T9のような予測テキスト技術は、単語毎分(WPM)のテキスト入力速度を増加させることが出来る。各々が1つ以上の文字にマッピングされたキーを使用して受信した入力のような直列化された入力に基づいて、入力に対応する単語を示唆するために文字の集合を用いることが出来る。示唆される単語は、使用頻度及び/又は辞書に基づいてもよく、メニュー内の選択として提供され又はユーザ入力を完成するために単に挿入されてもよい。示唆される単語又は句は、テキストエンジンによって追跡される使用統計に基づいて正確に一致する確率のような信頼性指示に基づいて、多くの候補から選択され得る。また、一部の予測テキスト技術は、スペル示唆、句読点、及び他の強化をサポートする。
【発明の概要】
【0003】
本発明の実施形態は、触覚強化ユーザインターフェースを提供する方法及びシステムを含む。 本発明の1つ以上の態様に従って構成された実施形態は、テキストインターフェースにおいてコンテンツを作成、送信、朗読、及び/又は受信する際にユーザ体験を向上させること等によって、より説得力のあるユーザ体験をもたらすことが出来る。
【0004】
本発明の一部の実施形態は、テキスト完成のための触覚フィードバックに関するシステム及び方法を提供する。一実施形態では、直列化された入力の単位が、直列化された入力の単位と競合又は置換するための複数の入力示唆を提供するエンジン又はアルゴリズムによって分析され得る。エンジン又はアルゴリズムの使用を支援するために、1つ以上の触覚効果が、1つ以上の入力示唆の表示、選択又は使用と併せて識別及び提供され得る。 触覚効果は、1つ以上の入力示唆に関する信頼レベルを表すことが可能であり、又はエンジン/アルゴリズムの相対的成功を示してもよい。例えば、一実施形態では、直列化された入力は、コンピュータ装置又は携帯電話で受信される一連の文字を表す入力データを含み、直列化されたデータの単位は単語又は句を含む。方法は、受信した入力データに基づいて単語又は句のようなテキスト入力示唆を生成すること、及び予測テキストエンジンを使用することによりテキスト入力示唆と関連する信頼レベルを決定することを含むことが出来る。方法は、テキストエンジンによって識別される信頼レベル(又は他の指示)に少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別すること、及び識別された触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力することを更に含むことが出来る。
【0005】
一実施形態では、システムは、プログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサと、アクチュエータとを備えることが出来る。プログラム構成要素は、入力データを受信するように構成されるユーザインターフェースモジュール、受信した入力に基づいてテキスト入力示唆及び信頼レベルを生成するように構成されるテキストエンジン、及び触覚効果モジュールを含むことが出来る。入力データは、1つ以上の文字、句、及び/又は単語を表してもよい。触覚効果モジュールは、信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別して、識別された触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成されることが出来る。一部の実施形態では、触覚効果モジュール及びユーザインターフェースモジュールは、各テキスト入力示唆に対応する触覚効果がテキスト入力示唆の表示又は選択と併せて提供されるように構成される。テキスト入力示唆は、テキストの部分的入力を完成する示唆、入力されたテキストを置換する示唆、及び/又は単語若しくは句全体の示唆を含んでもよい。
【0006】
装置は、文字、単語/句、又は両方を含むテキスト入力の中から選択する選択機構を提供するインターフェースを有してもよい。例えば、本発明の実施形態は、動的キー又はテキスト入力インターフェースを含む。オンスクリーンキーボードは、隠された後で、復元制御の選択に応じて表示するために部分的に又は完全に復元されてもよい。例えば、タッチ可能ディスプレイが使用される場合、ユーザは、回復制御に触れて、キーボードを表示させてもよい。
【0007】
動的キー又はテキスト入力インターフェースを提供する装置は、選択の不連続性が発生するまで、キーボードを表示させ続けることが出来る。例えば、タッチ可能ディスプレイが使用される場合に、キーボードは、ディスプレイとの接触が途切れるまで表示され続けることが可能である。不連続性が発生すると、到達された最後のキーが入力値として使用されることが可能であって、キーボードは自動的に再度隠されることが出来る。動的キー又はテキスト入力インターフェースは、示唆された単語と関連する信頼レベルに基づいて提供される触覚効果を増加させるために使用され得る。追加的に又は代替的に、触覚効果は、キーの選択及び/又はキーボードの動きに結び付けられてもよい。
【0008】
動的キー又はテキスト入力インターフェースは、単語又は句全体を含むテキスト入力を選択することを可能にするために、ボタン等のインターフェース要素を有することが出来る。キーボードは、個々の文字を選択するために必要とされる場合にアクセスすることが可能であり、占有される画面空間を減らすため及び/又は追加の全単語ボタンのスペースを作るために不要な場合に隠されることが可能である。
【0009】
本発明の更なる実施形態は、着信コンテンツの直列化された表示をユーザが選択するための選択肢を提供することを含む。選択は、装置を振動させ又はタップする等の物理的入力により示されてもよい。直列化された表示が使用される場合、直列化されたデータは、単語、文字、句読点、及び順番に表示される同類等の複数の単位に分割され得る。触覚効果は、単位が表示される前、後、及び/又は間に提供され得る。本発明の更なる実施形態は、第2の装置における動作に基づいて第1の装置において触覚効果を提供する。動作は、単語、文字、又は直列化されたデータの他の単位を含むことが可能であり、及び/又は単語、文字、又はデータの他の単位の表示/ビューを含んでもよい。
【0010】
こうした例示的な実施形態は、本発明の主題を限定し又は限定を定義するものではなく、その理解を支援するための例示を提供するものである。例示的な実施形態は、詳細な説明において検討されており、そこには更なる説明が提供されている。様々な実施形態によってもたらされる利点は、本明細書を吟味することによって、及び/又は請求項に記載された主題の1つ以上の実施形態を実施することによって更に理解されてもよい。
【0011】
完全な且つ授権された開示が、本明細書の残りの部分により詳細に説明される。 本明細書は、以下の添付の図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】触覚効果にテキスト入力示唆を提供するように構成された移動装置を備える例示的なコンピュータ装置を示す。
【図2】触覚効果にテキスト入力示唆を提供するように構成された例示的なコンピュータ装置を示す。
【図3】1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルに基づいて触覚効果を提供する方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【図4】1つ以上のテキスト入力示唆の出力に関する触覚効果を提供する方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【図5】動的キー又はテキスト入力インターフェースのための方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【図6A】動作中の例示的な動的キー又はテキスト入力インターフェースを示す図である。
【図6B】動作中の例示的な動的キー又はテキスト入力インターフェースを示す図である。
【図6C】動作中の例示的な動的キー又はテキスト入力インターフェースを示す図である。
【図6D】動作中の例示的な動的キー又はテキスト入力インターフェースを示す図である。
【図7】直列化された表現のメッセージを提供するための方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【図8A】直列化された表現を使用するメッセージの例示的な出力を示す図である。
【図8B】直列化された表現を使用するメッセージの例示的な出力を示す図である。
【図9】2つ以上の装置間で通信セッションが進行する間に触覚効果を提供する方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、様々な及び代替的な例示的な実施形態並びに添付の図面が詳細に参照される。 各例示は、説明を目的としており、限定として提供されるものではない。当業者には、修正及び変形を行うことが可能であることが明らかであろう。例えば、一実施形態の一部として例示又は記載される特徴は、更なる実施形態を得るために別の実施形態に対して用いられてもよい。従って、本開示は、添付の請求項及びその均等物の範囲内に入る修正及び変形を含むことが意図されている。
【0014】
( テキスト完成のための触覚フィードバックの例示)
本発明の実施形態の1つの例示は、携帯電話、音楽プレーヤ、又はスマートホン等の移動装置を含む。例示的な実施形態では、移動装置は、T9テキスト完成エンジンを特徴とするNokia 5800を備える。移動装置は、スクリーン及び複数のキーを備え得る。これらのキーは、物理的なボタンであってもよく又はタッチスクリーン上のものであってもよい。移動装置のプロセッサは、ユーザから入力を受信する。この入力は、メッセージ内のテキストフィールド等のフィールドに対する1つ以上のキー入力を含む。この入力に基づいて、プロセッサは、テキスト完成エンジンを利用して、入力を完成するための1つ以上の候補を決定する。候補は、信頼レベルに関係付けられ得る。
【0015】
信頼レベルに基づいて、触覚出力が提供され得る。例えば、電話の振動のような触覚効果が、ユーザに完成候補を選択させるための選択機構と併せて提供されてもよい。触覚効果は、各々選択された示唆の信頼レベルに基づいて変化してもよく、及び/又は利用可能な候補に対する信頼レベル全体に基づいて選択されてもよい。別の例示として、触覚効果は、挿入を再評価する機会をユーザに与えるために、最も高い確率を有する完成候補がメッセージ又はフィールド内に自動的に挿入された跡で提供されてもよい。信頼レベルは、互いに対して又は絶対尺度に対して候補のために測定されてもよい。
【0016】
この例示的な実施形態は、本明細書において検討される概略的な主題を読者に導入するために与えられる。本発明はこの例示に限定されない。以下の部分は、テキスト完成に触覚効果を使用するための方法及びシステムの様々な追加の非限定的な実施形態及び例示を記載する。
【0017】
(テキスト入力のための触覚フィードバックの例示的なシステム)
図1は、プログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体104へバス106を介したアクセスを有するプロセッサ102を備える例示的なコンピュータシステム100を示す。 また、システム100は、アクチュエータ114を備える。この例示では、プロセッサ102、媒体104、及びアクチュエータ114は、ディスプレイ110、キーパッド112、及びスピーカ/マイクロホン要素116を有する携帯電話に備えられる。例えば、キーパッド112は、例示のように12キーのキーパッドに加えて3つのファンクションキーF1,F2及びF3を備え得る。一部の実施形態では、コンピュータシステムは、タッチ可能ディスプレイを備えることが可能であり、受信入力用の別個のキーを備えてもよく又は備えなくてもよい。更に、アクチュエータ114がコンピュータシステム100に含まれるように示されるが、アクチュエータ114は、プロセッサ102と通信する周辺装置に含まれ得る(例えば、ブルートゥースヘッドセット)。
【0018】
本例示では、コンピュータ可読媒体(メモリ)104は、本発明の1つ以上の態様に従った機能性を提供するようにコンピュータシステムを構成する複数のプログラム構成要素を含む。特に、ユーザインターフェースモジュール118は、1つ以上の文字、単語、又は句の選択を表す入力データを受信するように構成され、テキストエンジン120は、受信された入力データに基づいてテキスト入力示唆を生成して、テキスト入力示唆に関連する信頼レベルを決定するように構成され、且つ触覚効果モジュール122は、信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別するように構成される。
【0019】
また、メモリ104は、Eメールアプリケーション、ブラウザ、連絡帳アプリケーション、メッセージングアプリケーション、オペレーティングシステム、又はコンピュータ装置によって利用される任意の他の実行可能コードのような1つ以上のアプリケーション124を有する。データ126は、ユーザデータ、アプリケーションデータ、及びコンピュータシステムの動作中に使用される他の記憶情報を表す。データ及びアプリケーションが移動装置において提供されるように示されているが、実施形態は、遠隔地で提供されるアプリケーション、プログラム構成要素、及び/又はデータを含むことが出来る。
【0020】
アプリケーション、例えば1つ以上のアプリケーション124は、ユーザが1つ以上の入力値を提供するための選択肢を提供してもよい。例えば、ユーザは、Eメール、メッセージ、又はウェブページ用のコンテンツ及び/又はアドレスを含むテキストを入力してもよい。テキストエンジン120は、その入力を分析して、ユーザの入力に基づく入力値に対する1つ以上のテキスト入力示唆を提供する任意の数又は種類のアルゴリズムに基づく予測テキストエンジンを備え得る。例えば、確率的アルゴリズムが、部分的に提供された入力値に基づいて入力値に対する1つ以上の示唆される完成を提供するためにテキストエンジン120によって使用され得る。別の例示として、ユーザは、完成値を入力してもよく、またテキストエンジン120が入力値に対する1つ以上の示唆される訂正を提供してもよい。ユーザ入力及びテキスト入力示唆は、1つ以上の単語又は句を含んでもよく、且つ適切な句読点、数字、及び他の文字を含んでもよい。
【0021】
また、1つ以上のアプリケーション124は、ネットワーク接続を処理するためのプログラム構成要素及び直列化されたデータにアクセスするように構成される1つ以上のモジュールを含むことが出来る。例えば、アプリケーションは、通信セッション中にEメール、ショートメッセージシステム(SMS)、インスタントメッセージング、又は別のプロトコルを介して送信されるメッセージを含むデータの受信及び検査を提供してもよい。別の例示として、1つ以上のモジュールは、例えば、ブラウザ、生産性アプリケーション、又は別のアプリケーションに使用されるHTMLコンテンツ、ワードプロセッサ文書、及び/又は表示用の他の電子文書を表す記憶データにアクセスして復号することが出来る。
【0022】
以下に記載されるように、アプリケーション124によって出力されるコンテンツは、触覚効果モジュール122によって処理される1つ以上の触覚効果を使用することで強化されてもよい。即ち、こうした効果は、テキスト入力示唆に基づいて触覚効果に加えられ又は置換されてもよい。更に、UIモジュール118は、例えば、以下で検討される直列化された出力モードを提供することによって、アプリケーション124により出力されるコンテンツの配信を強化するために使用され得る。また、UIモジュール118は、キーパッド112、タッチ可能ディスプレイ、及び/又は他の入力機構を介して入力の受信を調整することが出来る。
【0023】
一部の実施形態では、テキストエンジン120は、過去に完成された又は入力された単語に基づいて1つ以上の示唆される完成又は入力を提供する。例示として、入力に対する完成示唆及び/又は単語の示唆は、過去の1つ以上の入力の文構造及び/又は主題の文脈の評価に基づいてもよい。より一般には、テキストエンジン120は、過去に提供された入力に基づいて入力される1つ以上の単語、文字、又は句を示唆する任意のアプリケーション又は構成要素を含むことが出来る。
【0024】
テキストエンジン120は、1つ以上の候補示唆に関連する信頼レベルに基づいてテキスト入力示唆を提供して、示唆するための1つ以上の最も可能性が高い訂正若しくは完成及び/又はテキスト入力を示唆する提示方式を決定してもよい。ユーザは、1つ以上の候補テキスト入力示唆から選択する1つの選択肢を提示されて、及び/又はテキストエンジン120は、ユーザによって確認される最も高い信頼レベルを有する完成/訂正を挿入してもよい。完成/訂正が挿入される場合、テキストエンジンは、他の入力が提供されなければ挿入された完成/訂正が所望されていると単純に推定してもよい。
【0025】
例えば、ユーザが一連の文字を入力している間又はその後で、1つ以上のテキスト入力示唆を表示するためのインターフェースが提供されてもよい。ここで、最も高い信頼レベルを有する示唆が事前選択されている。一部の実施形態では、ユーザがタイプし続けている間に、信頼レベルが変化すると、テキスト入力示唆の数及び順番が変化してもよい。ユーザが選択されたテキスト入力示唆を変更せずに「スペース」又は別の既定の停止文字を入力すると、選択されたテキスト入力示唆がデフォルトで挿入されてもよい。
【0026】
予測テキストエンジンの例は、マサチューセッツ州バーリントンのNuance Communications社から入手出来るT9テキストエンジン、イリノイ州リバティー市のMotorola社から入手出来るiTap技術、及びカナダ国オンタリオ州ワーテルローのResearch in Motion社から入手出来るSureTypeエンジンを含む。予測テキストエンジンの更なる例示は、コネチカット州ハートフォードのKeisense社から入手出来るPriText、及びhttp://www.touchtype−online.comにおいてオンラインで情報が入手可能なTouchType Expressを含む。
【0027】
上記のように、本発明の主題の1つ以上の態様に従って、ユーザ体験を向上させるために、テキスト入力示唆に触覚効果が加えられ得る。触覚効果は、1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルに基づいて選択されることが可能であり、それによってユーザは示唆に関連する信頼レベルを、その他の場合に可能なよりも容易に又は迅速に決定することが可能になる。例えば、テキスト入力を停止してディスプレイを見下ろすのではなく、ユーザは、どれが最も可能性が高い一致であるかを決定するために様々な示唆される完成を単純にスクロールすることが可能であってもよい。
【0028】
また、触覚効果は、単一の示唆が行われたかどうか、複数の示唆が利用可能であるかを示すための手掛かりとして使用されてもよく、また利用可能な示唆に関するテキストエンジンの信頼レベルを同時に示してもよい。例えば、入力インターフェースは、強調された他の潜在的な示唆に対して最も高い信頼テキスト入力示唆が提示されてもよい。最も高い信頼テキスト入力示唆が絶対尺度において低い信頼レベルを有する場合、ユーザの注意を引き且つユーザがデフォルトで不完全に示唆された完成/訂正を不注意に使用することを避けるために、異なる触覚効果が提供されてもよい。
【0029】
触覚効果モジュール122は、触覚効果をアクチュエータ114に生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を提供することによって、1つ以上の触覚効果を提供するために使用され得る。この例示では、単一のアクチュエータ114が示されるが、様々な触覚効果を提供するために複数のアクチュエータが一緒に及び/又は個別に使用され得る。アクチュエータの例は、限定されないが、圧電アクチュエータ、電気モータ、電磁アクチュエータ、音声コイル、線形共振アクチュエータ、形状記憶合金、電子活性ポリマ、ソレノイド、偏心回転質量モータ(ERM)、又は線形共振アクチュエータ(LRA)を含む。アクチュエータは、装置の筐体、装置の画面、及び/又は他の場所に含まれてもよい。
【0030】
一部の実施形態では、触覚効果は、異なる効果を異なる信頼レベルにマッピングするデータに基づいて選択される。例えば、一部の実施形態では、信頼レベルは、0と1の確率値を含み、触覚効果モジュールは、確率値を異なる触覚効果に相互に関係付ける機能を使用するように構成される。例示として、作動信号の振幅は、確率値に基づいて振動の振幅を調節するために使用され得る。別の例示として、触覚効果は、潜在的なテキスト入力示唆の数に基づいてもよい。信頼レベルは、特定の組の示唆に対する複数の入力示唆の間の相対的信頼を示し、及び/又は絶対尺度に対する入力示唆に関する信頼を示してもよい。
【0031】
触覚効果は、任意の適切な方式で変化し得る。例えば、振動の振幅及び周波数は、可能な応答の範囲を生成するように調節され得る。例示として、連続する高周波の急峻なパルスが一部の例示において使用されてもよいが、低周波の連続パルスが他の例示において使用されてもよい。異なる種類の触覚効果が、一部の実装において異なる信頼レベルにマッピングされ得る。例えば、ユーザの注意を引くために高周波及び「急峻」な出力が低信頼レベルと関連してもよく、一方で低周波及び他の「微妙」な出力が高信頼レベルと関連してもよい。別の例示として、異なる種類の触覚効果は、異なるカテゴリの示唆にマッピングされてもよい。例えば、完成が示唆される場合、置換が示唆される場合を示すために、及び/又は単語全体の示唆若しくは句読点の示唆を区別するために、異なる触覚効果が使用されてもよい。
【0032】
一部の実施形態では、触覚効果モジュール122は、信頼レベル及び他の基準を触覚効果にマッピングするために、触覚テーマの選択のようなユーザ設定に依存する。例示として、あるテーマは短く急峻な効果を単語全体の高信頼示唆に関連付け、一方で別のテーマは長く柔らかい効果を同じ種類の示唆に関連付けてもよい。
【0033】
触覚効果は、任意の適切な方式で記憶及び取得されてもよい。例えば、触覚効果を生成する1つ以上の信号を表すデータは、データストアに記憶されて、識別子又は触覚効果の属性に基づいてアクセスされてもよい。
【0034】
追加的に又は代替的に、触覚効果は、記憶された効果を使用し且つ必要とされる効果の種類に基づいて振幅、周波数等を調節して生成される。図2は、触覚効果がコンピュータプラットフォーム200を備えるコンピュータシステムに提供される別の実施形態を示すブロック図である。例えば、コンピュータプラットフォーム200は、携帯型又はデスクトップ型コンピュータを含んでもよい。この例示では、コンピュータプラットフォーム200は、1つ以上のプロセッサ200、メモリ204、バス206、I/Oインターフェース208、及びグラフィックスプロセッサ210を備える。I/Oインターフェース208及びグラフィックスプロセッサ210は、プロセッサ102をディスプレイ211、ネットワーク212、I/O装置214、及びストレージ216(例えば、ハードディスク、CD−ROM等)に接続する。
【0035】
この例示では、メモリが、UIモジュール118、エンジン120、及び触覚効果モジュール122に従って構成され得るUIモジュール218、テキストエンジン220、及び触覚効果モジュール222を具現する。また、この例示は、1つ以上のアプリケーション224、データ226、及びオペレーティングシステム228を例示する。
【0036】
上記のように、1つ以上のI/O装置214がコンピュータプラットフォーム200にインターフェース接続され得る。I/O装置の例は、限定されないが、マウス、キーボード、トラックパッド、ジョイスティック、ゲームコントローラ、タッチ可能ディスプレイ、又はペン/タッチタブレットを含む。このようなI/O装置又はプロセッサ202と通信する他の装置の一部又は全部が、触覚フィードバックを提供するために1つ以上のアクチュエータを備えることが出来る。例えば、ユーザがワードプロセッシングアプリケーション、ウェブブラウザ、Eメールアプリケーション、オペレーティングシステム、インタラクティブゲーム、又は他のアプリケーションにタイピングすると、触覚効果がキーボード及び/又はマウスを介して提供され得る。
【0037】
上記の例示において、UIモジュール118(218)、テキストエンジン120(220)、及び触覚効果モジュール122(222)は、互いから及びアプリケーション/オペレーティングシステムとは別個に示されている。しかしながら、一部の実施形態では、触覚効果モジュール及び/又はUIモジュールの機能は、テキストエンジン、1つ以上のアプリケーション、及び/又はオペレーティングシステムに統合され得る。
【0038】
( テキスト完成のための触覚フィードバックの例示的な方法)
図3は、1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルに基づいて触覚効果を提供する方法300における例示的なステップを示す流れ図である。ブロック302は、1つ以上の単語又は文字の選択を表す入力データの受信を表す。例えば、ユーザは、移動装置のマルチタップキーを介して、キーボードを介して、又は別の適切な入力機構を使用して入力用に1つ以上の文字を入力し及び/又は単語を選択してもよい。別の例示として、ユーザは、1つ以上の文字又は単語として認識される手書き又はタッチ式入力を提供してもよい。
【0039】
ブロック304は、入力データに基づいてテキスト入力示唆を確認することを表す。この例示では、テキスト入力示唆の確認は、装置で示唆を生成することを含む。例えば、テキストエンジンは、入力に基づいて意図された単語を決定するために既存の技術を利用してもよい。例えば、12キーの携帯電話キーボードからのキー入力は、複数の入力キーの順列から可能な入力順序を識別するT9アルゴリズムを使用して分析され得る。テキストエンジンは、装置から離れていてもよい。例えば、装置は、テキスト入力示唆を得るために第2の装置によって提供されるウェブサービス又は他の機能性への呼び出しを提供してもよい。
【0040】
例示的な実施形態では、キーは図1に示されるようにマッピングされる(即ち、例として、「1」キーに対してはマッピングがされておらず、「2」キーには文字「ABC」がマッピングされ、「3」キーには文字「DEF」がマッピングされる)。入力が「228」である場合、可能な順列は、(限定されないが)「AAT」、「BAT」、「BAU」、「BAV」及び「CAT」を含む。潜在的な単語及び統計的なデータの辞書に基づいて、過去の単語の使用頻度を示して、「CAT」がその入力に基づいて最も頻繁に使用される単語であり、その次が「BAT」であるとアルゴリズムは決定してもよい。これらの次は、「AAT」及び「BAU」であると示唆されてもよい。
【0041】
代替的に、後者の単語は、辞書及び/又は過去の使用にエントリがない場合に全く示唆されなくてもよい。他のキーのマッピングが使用されることが可能であり、キーのマッピングは、特定の装置に使用されるテキストエンジンに依存してもよい。
【0042】
一実施形態では、テキスト入力示唆は、新しい単語の入力に提供される。例えば、表現を完成する可能性のある単語を決定するために、文法及び/又は主題に関連して、過去に入力された単語(もしあれば)がテキストエンジンによって評価されてもよい。例えば、ユーザが「send」を入力した場合、テキストエンジンは、可能性のある次の単語は「to」を含むことを決定してもよい。単語「to」は、更なる入力が提供される前に、示唆された入力として提供されてもよい。一部の実施形態では、例えば複数の潜在的な単語から選択するための複数のオンスクリーンキーのように、入力に対する複数の潜在的な単語がインターフェースに提供されてもよい。
【0043】
ブロック306は、1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルを決定することを示す。例えば、辞書及び使用頻度に基づく分析が、提供される示唆ごとに0と1との間の確率に到達するために使用され得る。別の例として、テキストエンジンは、入力を分析する間に、信頼識別子(例えば、「低」、「中」、又は「高」)を用いて各示唆をタグ付けするように構成されてもよい。
【0044】
ブロック308において、1つ以上の触覚効果が、複数の潜在的な触覚効果から識別される。例えば、触覚効果のライブラリがアクセスされて、特定のテキスト入力示唆に対する確率値又は信頼レベルの他の指標に基づいて1つ以上の効果が選択されてもよい。
【0045】
異なる状況では異なる触覚効果が識別され得る。例えば、一部の実施形態では、複数のテキスト入力示唆の各々に対して触覚効果が識別される。その後、選択されたテキスト入力示唆の1つが表示、選択、又は使用されると、その対応する触覚効果が提供され得る。別の例示として、例えば最も高い信頼レベルを有する示唆のような単一のテキスト入力示唆に対して触覚効果が識別されてもよい。触覚効果は、テキスト入力示唆が表示されるとき及び/又はテキスト入力示唆が選択され若しくは自動的に挿入された後で提供され得る。
【0046】
更なる例として、テキスト入力示唆の信頼レベルを総計で評価することに基づいて、単一の触覚効果が選択され得る。例えば、複数のテキスト入力示唆がユーザに表示されるために提供されてもよい。各示唆の信頼レベルは、平均、中央値、又は他の総計信頼レベルを得るためのアルゴリズムへの入力として使用され得る。その後、単一の触覚効果が総計値を使用して識別され得る。
【0047】
例えば、単一の触覚効果は、入力インターフェースが表示されると提供されてもよい。これは、全ての可能な示唆に関する信頼レベルが低い場合に、より細心の注意を払うようにユーザに注意してもよい。一方で、信頼レベルが高い場合、あまり「不快」でない異なった触覚効果が表示されてもよく、ユーザは、デフォルトで選択され又は挿入された最も高い信頼レベルを有する示唆を用いて、単純にタイピングを継続してもよい。
【0048】
ブロック310は、1つ以上のアクチュエータに選択された触覚効果を生成させる少なくとも1つの触覚信号を出力することを示す。例えば、触覚信号に関する定義データがアクセスされて、1つ以上のテキスト入力示唆の出力に関してアクチュエータを駆動するために使用され得る。
【0049】
別の例示として、アクチュエータは、それ自身の駆動信号を生成することにより、例えば異なる触覚出力のオンボードメモリを維持することによって、選択信号に応答して1つ以上の触覚効果を提供するように構成されてもよい。これは、例えば、アクチュエータがプロセッサと通信する別個の装置に備えられる場合に該当してもよい。従って、触覚信号は触覚効果を識別するデータを含むことが可能であり、いつ選択された効果を開始すべきかを識別するトリガと共にアクチュエータに送信され得る。
【0050】
触覚効果は、任意の適切なときに提供され得る。例えば、上記のように、触覚効果は、一部の実施形態ではテキスト入力示唆が表示、選択、及び/又は挿入されるときに提供されてもよい。所定の実施形態では、示唆を選択するためのインターフェースが表示されるときに第1の触覚効果が提供されて、その後、入力インターフェース内で各々のテキスト入力示唆に対する触覚効果がテキスト入力示唆の選択により提供される。一部の実施形態では、単語全体が実際の又はスクリーン上のキーにマッピングされる。各々の提案された単語に関連する信頼レベルは、キーが選択されると再生される触覚効果の基礎として使用され得る。例えば、これは、最後の選択を行う前に、各々のキーに触れることにより各単語に対する信頼レベルをユーザに「感知」させてもよい。
【0051】
上記の例示の一部において、触覚効果は、予測テキストエンジンによって分析される部分的な又は完全なテキスト入力に基づくテキスト完成/示唆からの信頼レベルに基づいて提供されている。しかしながら、本主題の態様は、他の直列化された入力に適用することも可能である。一般に、直列化された入力は、直列化された入力の単位と競合又は置換するために複数の入力示唆を提供するエンジン又はアルゴリズムによって分析され得る。エンジン又はアルゴリズムの使用を支援するために、1つ以上の触覚効果が、1つ以上の入力示唆の表示、選択又は使用と関連して識別及び提供され得る。
【0052】
図4は、直列化された入力の単位を置換するために1つ以上の示唆の出力に関する触覚効果を提供する方法400における例示的なステップを示す流れ図である。ブロック402は、一連の文字、単語、又は句を表すキー入力データ等の直列化された入力を受信することを示す。入力に基づいて、ブロック404において、複数の入力示唆が、直列化された入力内の1つ以上の意図された単位を置換するために使用される。入力示唆は、限定されないが、テキスト入力示唆を含み得る。このような場合、直列化された入力の単位は、単語又は句を含み得る。
【0053】
本例示のブロック406において、対応する触覚効果が、1つ以上の入力示唆に対して決定される。上記のように、触覚効果は、一部の実施形態では、予測テキストエンジンによって決定される1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルに基づいて選択され得る。別の例示として、触覚効果は、利用可能な示唆の数に基づいて選択され得る。例えば、入力示唆が提供されず又は利用可能でない場合、対応する触覚効果が選択されてもよい。異なる触覚効果は、多数の選択を示してもよい。
【0054】
ブロック408において、1つ以上の入力示唆の表示、選択、又は他の使用に関連して、1つ以上の触覚効果が提供される。追加的に又は代替的に、触覚効果は、示唆処理の結果を示す他の出力と共に提供され得る。
【0055】
一部の実施形態では、各々の示唆が表示されるときに提供される各示唆に対する各々の触覚効果と共に、複数の入力示唆が連続して表示されてもよい。別の例示として、コンピュータシステムは、複数の示唆の少なくとも一部が同時に、且つ各々の入力キーにマッピングされる場所において表示される複数の入力キーを備え得る。各々の示唆に対する触覚効果は、各々の入力キーが作動されると提供され得る。「キー」は、物理的なキー又はボタンを含んでもよく、又はグラフィカルユーザインターフェース内の所定領域(例えば、ボタン)を含んでもよい。キーは、グラフィカルユーザインターフェースにおいて、押され、接触され、又はクリックされ/覆われると作動され得る。
【0056】
上記のように、本主題の態様は、直列化された入力の1つ以上の単位を置換するための入力示唆が提供される任意の直列化された入力に関して使用され得る。
【0057】
例えば、ポインティングデバイス又はモーションセンサ装置を使用して行われた手書き文字又はジェスチャが直列化された入力の発信源となり得る。手書き認識又はジェスチャ認識エンジンは、入力示唆を認識して提供するために使用され得る。エンジンは、信頼レベルをユーザに伝達するために1つ以上の触覚効果を識別するのに使用可能な信頼レベル又は認識感知精度の他の指標を提供することが出来る。
【0058】
別の例示として、テキスト認識エンジン(例えば、光学式文字認識(OCR))又は音声認識エンジンが、直列化された入力を取得するために使用されてもよく、触覚効果は文字ごと、単語ごと、句ごと、又はその他のテキスト若しくは音声認識の確認に関して提供される。例えば、触覚効果は、ワードプロセッシング又は他のアプリケーションにおけるOCR処理を確認するコンピュータシステムにインターフェース接続されるキーボード又はマウスを介して提供されてもよい。
【0059】
直列化された入力は、ワードプロセッシングアプリケーション、統合開発環境(IDE)、又は他のアプリケーションで編集されているテキストを含む1つ以上のデータファイルを含んでもよい。例えば、スペルチェッカ、文法チェッカ、又は符号構文分析モジュールが、テキストの単語又は句を分析して、ユーザによって選択される1つ以上のテキスト入力示唆を提供してもよい。触覚効果は、上記のように個別に及び/又は総計で示唆の信頼レベルを示すように提供され得る。
【0060】
上記の複数の例は触覚効果に言及している。触覚効果は、限定されないが、装置の振動等の振動触覚フィードバックを含み得る。触覚効果は、表示の外観(例えば、異なる色彩)、音声、又は他の種類のフィードバックにおける変化を含むことが可能であり、又は共に提供されてもよい。更に、上記の複数の例示では、テキスト入力示唆等の入力示唆は、触覚効果が提供されている間に表示される。
【0061】
追加的に又は代替的に、入力示唆は、オーディオインターフェースを介してユーザに提示されてもよい。
【0062】
本主題に従って構成される実施形態は、幾つかの状況において利点を提供することが出来る。例えば、ユーザの装置との体験は、自動完成テキストのエラーを減らすことで向上されてもよく、例えば、誤った単語が使用される前に低確率の一致によりユーザの注意が喚起されてもよい。テキスト完成速度が増加されてもよい。例えば、低確率の一致又は他の問題が示される場合を除いてディスプレイを参照することなく、異なる種類のフィードバックは、ユーザがタイピングすることを可能にしてもよい。これは、より説得力のあるユーザ体験を可能にすることが出来る。
【0063】
上記のように、実施形態は、任意の適切なユーザインターフェースと共に使用され得る。ユーザインターフェースは、限定されないが、タッチ可能な表面に提示される動的キー又はテキスト入力インターフェースを含み得る。図5は、動的キー又はテキスト入力インターフェースのための方法500における例示的なステップを示す流れ図である。例えば、上述のモジュール118/218等のユーザインターフェースモジュールは、タッチ可能ディスプレイ又は表面を介して入力される文字、句及び/又は単語の選択を可能にするために図5に従った実施形態を提供するように構成されてもよい。
【0064】
図5を参照すると、ブロック502は、キーボード回復制御を表示することを示す。例えば、一部の実施形態では、動的キー又はテキスト入力インターフェースは、入力要素によって占有される表示領域を減らすためにビューから選択的に隠されるキーボードを含むことが出来る。これは、小さな画面サイズに対して特に有利であるが、任意のサイズのスクリーンの使用を向上させることも出来る。キーボードの代わりに、装置は、1つ以上の他の入力機構を特色としてもよい。例えば、1つ以上のボタン列が表示されてもよく、ボタンは単語又は句全体を表す入力を提供するために使用される。ブロック502において、キーボード回復制御又はタブは、必要に応じて入力を提供するのに使用するためにキーボードが要求されることを可能にするように表示される。一部の実施形態では、キーボード回復制御は、表示領域の端部においてタブ又は他のインターフェース要素として与えられて、キーボードをディスプレイ上に「引き戻す」ために使用され得る。
【0065】
ブロック504は、回復制御を選択する入力を受信することを表す。例えば、タッチ可能ディスプレイにおいて、タブに対する座標は、表示領域内の所定領域にマッピングされてもよい。即ち、その領域が触れられると、タブは「選択」されたとみなされ得る。ブロック506は、それに応じて一部又は全部のキーボードを表示することを示す。キーボード回復制御がタブ又は他の要素として表される場合、回復制御を選択する入力は、キーボードをビューの中に引っ張ることを更に含んでもよい。しかしながら、一部の実施形態では、キーボードは、回復制御が触れられた後で自動的に現れる。1つ以上の視覚及び/又は触覚効果は、キーボードが表示されると再生され得る。
【0066】
キーボードが隠されている間に他のオンスクリーン要素が表示される場合、現在表示されている要素は、キーボードによって補完又は置換されてもよい。例として、キーボードが隠されているときに4列の単語入力キーが表示されている場合、キーボードが表示されると、一列の単語入力キーのみ(又は単語入力キー無し)が表示されてもよい。ブロック508は、選択が連続的であるかどうかを決定すること、即ち、キーボード回復制御又はキーボードの選択に何らかの不連続性があるかどうかを決定することを示す。一部の実施形態では、キーボード上のドラッグ動作の前に行われるキーボード回復制御の連続的又は略連続的な選択が、キーボード回復制御の不連続的な選択及び1つ以上のキーの選択とは異なって処理される。これは、例えば、キーボード回復制御及びキーボード上のキーの選択及び何らかのこのような途切れの長さの評価の間の期間に、タッチ面との接触の途切れがあるかどうかを決定することによって達成されてもよい。例えば、選択が「連続的」であるかどうかを決定するのに回復制御及び1つ以上のキーの接触/選択における間隔が十分に長いかどうかを決定するために、タイミング閾値が参照される。
【0067】
この例として、選択が連続的でない場合、ブロック508において、動的サブルーチンが終了して、キーボードはユーザ入力に応答して再度隠されるまで表示される。追加的に又は代替的に、キーボードは、既定の長さの時間が経過した後で再度隠されてもよい。
【0068】
一方で、選択が連続的であれば、ブロック510に到達する。ブロック510は、選択が終了するまでキーボードを表示して、不連続のときにどのキーに到達したかを決定することを表す。例えば、ユーザは、キーボードを引っ張り出すためにキーボード回復制御に触れて、所望のキーに到達するまで指、スタイラス、又は他の物体をキーボード上でドラッグしてもよい。ユーザがキーボードに触れるのを止めるか、又はユーザが閾値の時間長の間、特定のキーに留まる場合、選択は終了したとみなされ得る。
【0069】
一部の実施形態では、1つ以上の触覚効果が動的キー又はテキスト入力インターフェースの使用と共に提供される。例えば、キーボード回復制御の選択が行われる場合、キーボードが表示される場合、異なるキーに遭遇する場合、キー間の間隔をシミュレートし、且つ/又は他の効果をシミュレートするために、異なる触覚効果が再生され得る。
【0070】
ブロック512は、キーボードを隠して、入力値として最後に選択されたキーを使用することを示す。例えば、ユーザがキーボードを引き出し、「R」キー上を指でドラッグして、ドラッグを停止する(且つ/又はキーボードに触れるのを止める)場合、「R」キーが所望の入力であるとみなされ得る。「R」キーを識別するデータは、別の構成要素によって使用されるためにメモリに記憶され得る。
【0071】
一部の実施形態では、最後に選択されたキーは、1組の示唆される単語を更新するための入力値としてテキストエンジンによって使用され得る。例えば、上記のように、単語全体を含むテキスト入力の選択のために1つ以上のボタンが提示され得る。所望の単語が利用可能な候補の中に表示されていない場合、ユーザは、キーボードをビューの中にドラッグして、1つ以上の文字を提供することが出来る。提供される文字は、新しい候補単語の一群を生成するために使用されることが可能であり、更新される候補単語の一群を有するボタンは、キーボードが隠されると表示され得る。
【0072】
動的キー又はテキスト入力インターフェースは、一部の実施形態では、信頼レベルに基づく触覚効果とは独立して使用され得る。しかしながら、他の実施形態は、図1−4における上記の例に従って候補単語に対する信頼レベルを示すための触覚効果の使用を包含する。
【0073】
図6A−6Dはそれぞれ、例示的な使用中の動的キー又はテキスト入力インターフェースの態様を示す図面である。図6Aは、インターフェース602を提供する装置600の初期ビューを示す。この例示では、表示領域604が提供されており、ユーザが、例えば、Eメール、SMS、ブログ投稿、ドキュメント、コマンドを作成し、又はテキストコンテンツを含む入力を提供することを可能にしてもよい。ウェブページ及び過去のEメールメッセージ等の他のコンテンツが、表示領域604で閲覧されてもよい。
【0074】
この例示において、ユーザ入力を受信するための入力領域606は、インターフェース602の下半分に示される。特に、複数のキー608は、入力される単語又は句全体の選択を可能にし、一方でキーボード610は、入力時に1つの文字を選択するためのキー配置を備える。単語全体選択キーは、テキストエンジンが単一文字の「単語」を示す場合に単一の文字(例えば図6Aに示される「I」)の選択を可能にしてもよい。キーボードの特定の配置及び構成は単なる例示である。他の配置は、より多い又は少ない文字、句読点、符号、数字、及び機能キー(例えば、シフト)等を含み得る。
【0075】
この例示では、テキストがまだ入力されていないので、表示領域604にテキストが示されていない。例えば、ユーザは、メッセージの作成を開始したところであってもよい。テキストエンジンが複数の候補示唆を決定しており、そのうちの3つ(「I」、「Ok」、及び「Do」)が、対応する単語全体選択キー608を使用して選択可能な選択肢として図6Aに示されている。この例示では、入力領域606のサイズが表示領域604に対して減少し得るように、及び/又はより多くのキー606が単語全体の選択を可能にするために表示され得るように、キーボード610が最小化され得る。
【0076】
図6Bは、キーボード610が最小化された後のインターフェース602を示す。この例示では、対応する示唆(「Where」、「Hey」、「Why」、「am」、「What」、及び「When」)を有する追加の単語全体選択キー608が示される。 更に、キーボード回復制御612がインターフェース602の底部に与えられており、ユーザが使用のためキーボード610に戻るように要求することを可能にする。この例示では、キーボード610がインターフェース602の底部に下降するが、表示領域604、入力領域606の相対的な位置及び配置、並びにキー608及びキーボード610のサイズ、配置、及びフォーマットは変化し得ることが理解されるであろう。キーボード回復制御612の場合、上向き矢印で示されているようにインターフェース602の下端部から上方に移動させることによって、キーボード610が使用のために戻ることが出来る。
【0077】
この例示では、複数の単語が示唆される。実施形態は、単一キー608(例えば、「No Way」)における複数の語(即ち、句)の示唆、及び/又は示唆内における句読点若しくは他の文字の包含を含む。更に、単語示唆は、キーボード上にも現れる単一の文字を含み得る。例えば、文字「A」が示唆される単語であってもよい。テキスト入力示唆は、ここに示されるものとは異なる他の言語若しくはアルファベットにおける単語、文字、及び/又は句を含むことが可能であり、言語/アルファベットの混合が基本のテキストエンジンによってサポートされる場合には使用され得る。
【0078】
図6Cは、キーボード610の展開図を示す。利用可能な単語全体入力キー608が所望の単語を表示しない場合、ユーザは1つ以上の文字を入力するためにキーボード610を使用することを所望してもよい。この例示では、ユーザは、最初に、回復制御612を選択して上方にドラッグする(図6Bの矢印によって概略的に示されている)。次に、指、スタイラス、又は他のポインタのインターフェース600との接触を保ちながら、又はキーボード610の選択を維持しながら、ユーザは、図6Cにおける矢印614により示される興味のある文字に対してキーをドラッグすることが出来る。ユーザの指がキーからキーへと動くときのフィードバックのような触覚フィードバックが、この動作中に提供され得る。
【0079】
この例示では、ユーザは、回復制御612から「Y」キーに向かって下方に、次に「D」キーに到達するまで「T」及び「R」キーを横切ってドラッグする。ユーザが既定の閾値を超えて「D」キーに留まり又は「D」キーにおいてタッチインターフェースとの接触が途切れる場合、この動作は「D」キーの選択と解釈され得る。
【0080】
図6Dは、「D」キーの選択に続くインターフェース600の状態を示す。キーボード610は、下向き矢印によって示されているように再度隠されており、回復制御612がインターフェース612の端部に再度示されている。複数の単語全体入力キーが616に示されている。しかしながら、キー616は、候補示唆の組が「D」キーの入力に基づいて更新されている点でキー608とは異なる。この例示では、全ての示唆された単語(「Do」、「Don’t」、「Down」、「Dude」、「Doubtless」、「Dog」、「Disorderly」、「duh」)が文字「D」で開始する。勿論、特定の組の候補示唆は、テキストエンジンの動作に依存してもよい。例えば、過去及び/又は現在の文脈情報に基づいて、「D」又は他の文字で開始する他の単語が入力される最も可能性の高い単語であると見なされてもよく、利用可能なキー614に反映され得る。テキストエンジンが異なる言語/文字の組をサポートする場合、外国語の単語、文字、及び句が利用可能なキー614に含まれ得る。
【0081】
タッチ可能インターフェースに関する例示が上述されている。しかしながら、動的キー又はテキスト入力インターフェースは、ディスプレイを介して提供されてもよく、且つ入力は例えばマウス又は他の周辺機器等の別の装置を介して受信されてもよい。例えば、ユーザは、タブ612、クリックタブ612にオンスクリーンのポインタを置いて、オンスクリーンのキーボードをドラッグしてもよい。次に、ユーザは、興味のあるキーに移動し且つキーを覆ってもよい。キーボードの連続的な選択は、ポインタの連続的なクリックから推測されてもよく、及び/又は興味のあるキーに到達するまで留まることのないキーボード上のマウスポインタの移動に基づいてもよい。
【0082】
図7は、直列化された表現のメッセージを提供するための方法700における例示的なステップを示す流れ図である。一部の実施形態では、装置は、テキスト又は文字の列としてというより、メッセージの個々の単位が個別に且つ次々に表示される直列化表現モードで動作するように構成されてもよい。これは、ユーザがディスプレイに細心の注意を払うことが出来ない場合に有利である。メッセージ全体を一度に提供する代わりに(又はそれに加えて)、直列化表現モードを起動可能であって、個々の単語(又は他の単位)が1つずつ表示される。例えば、直列化された単語(又は他の単位)は、メッセージの複数の部分が一緒に表示された場合に可能であるよりも大きなフォントサイズを使用して表示されてもよい。
【0083】
ブロック702は、直列表現モードの使用を選択して入力を受信することを示す。例えば、携帯型又は他の装置は、複数の出力モードをサポートしてもよく、直列表現モードはメニュー、入力キー、又は他の装置制御を介して選択される。一部の実施形態では、直列表現モードは、物理的な入力に応答して選択され得る。例えば、装置は、装置の動作を検出する加速度計等の1つ以上のセンサを含んでもよい。例として、装置は、装置の振動又はタッピングに応答して直列表現モードに切り替わるように構成されてもよい。
【0084】
ブロック704は、直列化されたデータストリームにアクセスすることを示す。直列化されたデータストリームは、直列出力のための単位に分割可能な任意の通信を含み得る。例えば、直列化されたデータストリームは、Eメール、インスタントメッセージ、又はショートメッセージサービス(SMS)メッセージ等のテキスト式コンテンツを表すデータを含んでもよい。別の例として、直列化されたデータストリームは、ウェブページ、ワードプロセッシングドキュメント、又は別のドキュメントのコンテンツを表すデータを含んでもよい。
【0085】
ブロック706は、データストリーム内の単位及び出力データに使用される1つ以上の触覚効果を決定することを示す。例えば、データストリーム内の単位を決定することは、メッセージの構文から単語、句読点、及び他の文字(例えば、アイコン、スマイル)を識別することを含み得る。単語は、例えば、スペース及び/又は句読点に基づいて区別されてもよい。触覚効果は、例えば、特定の触覚効果の出力を要求する情報、メッセージコンテンツを触覚効果にマッピングするデータ、及び/又はメッセージ動作を特定の触覚効果にマッピングするデータ等のメッセージに含まれるデータに基づいて決定され得る。
【0086】
例として、装置は、特定の種類の触覚効果を対応する句読点にマッピングするデータにアクセスしてもよい。別の例として、異なる単語は、異なる種類の触覚効果にマッピングされることが可能であり、及び/又は単語の特性が使用する効果を決定するために使用され得る。例えば、興味のあるキーワードのリストが参照されてもよく、キーワードがメッセージ内に存在する場合、キーワードの関連する触覚効果がキーワードを表示するときに再生され得る。別の例として、メッセージの異なる文法の部分に異なる触覚効果が関連付けられてもよい。例えば、装置は、メッセージ内の1つ以上の主語、動詞、及び目的語を決定して、それぞれ主語、動詞、及び目的語に対応する単語が直列的に出力されると対応する触覚効果を再生してもよい。
【0087】
更なる実施形態は、直列化されたデータストリームの全てではなく一部の単位を表示してもよい。例えば、Eメールヘッダ、返信の中で引用される過去のメッセージ部分等の不要な又は望ましくないコンテンツを識別するためにメッセージの構文又は文脈が使用されて、表示処理を促進してもよい。
【0088】
ブロック708は、データの1つ以上の個別単位を表示し、1つ又は複数の触覚効果を提供することを示す。例えば、対応する触覚効果が再生されている間に単語が表示されてもよい。追加的に又は代替的に、単語又は他の単位が表示される前及び/又は後に、触覚効果が再生されてもよい。一部の例では、触覚効果は、単語又は他の単位の代わりに再生されてもよい。例えば、感嘆符を表示する代わりに急峻な振動が提供されてもよく、又はコンマの代わりに遅い振動が再生されてもよい。また、表示のタイミングを決定するのに句読点が使用されてもよい。例えば、コンマ、セミコロン、ピリオド、又は他の指示が最初の単語及び1つ以上の後続の単語の表示の間の遅延をもたらしてもよい。こうした中断が一部の例における触覚効果に関連付けられてもよい。
【0089】
ブロック710及び712は、直列化されたデータストリームを介して進行するループを示す。この例では、ブロック710は更なる単位を確認することを示し、ブロック712は残りの単位がなくなるまで表示及び/又は触覚出力に対する基礎として使用される次の単位に移動することを示す。
【0090】
この例示では、処理700は、データの単位の残りがなくなるまで継続する。一部の実施形態では、1つ以上の追加のステップがユーザ入力を直列化されたデータの表示の基礎とするために含まれる。例えば、振動、タッピング、又は装置の他の動作のような入力が受信されるまで又は受信されなければ、方法は追加の単位の表示に進まなくてもよい。一部の実施形態では、装置を動かすことは、次の単語に進む、前の単語に戻る、又は直列化されたデータの表示を中断するためのコマンドとして解釈され得る。
【0091】
図8A及び8Bは、直列化された表現を使用するメッセージの例示的な出力を示す図である。この例では、ユーザは、テキスト「That’s Awesome!」を含むメッセージを装置802のユーザに送信している。図8Aに示されるように、装置802は、データストリームを受信して、メッセージが3つの テキスト単位、「That’s」、 「Awesome」及び「!」を含むことを決定している。図8Aには、第1の単位(「That’s」)が表示されている。図8Bは、第2の単位(「Awesome」)の表示を感嘆符に結び付けられる触覚効果の図形表示806と共に示す。一部の実施形態では、感嘆符のような句読点が表示されて、触覚効果が提供される。但し、この例では、触覚効果が感嘆符を表示する代わりに提供される。
【0092】
メッセージの流れ及び調子全体を保存するために、異なる触覚効果が提供され得る。例えば、一連の触覚効果が単語の順番及び文脈に基づいて決定されて、文の中の1つ以上の強調点を決定し得る。例えば、業務の期限が「金曜日の午後2時まで(by 2pm Friday)」であることをメッセージが示す場合、触覚効果は、期限の日付/時間が表示されるときにトリガされ得る。別の例として、メッセージの音素が識別されて、音声効果をシミュレートするために適切な触覚効果にマッピングされ得る。例えば、急峻な触覚効果は強勢された音節にマッピングされてもよく、柔らかい触覚効果は強勢されていない音節にマッピングされることが可能であり、且つ/又は触覚効果の組み合わせが音素にマッピングされ得る。単語が表示されるときに、適切な触覚効果が音節/音素効果をシミュレートするために再生可能である。
【0093】
一部の実施形態では、装置は1つ以上の他の装置における入力又は他の動作に基づいて触覚効果を提供してもよい。図9は、2つ以上の装置間で通信セッションが進行する間に触覚効果を提供する方法900における例示的なステップを示す流れ図である。ブロック902は、通信セッションの開始を示す。例えば、2つ以上の装置が、適切なオンボードネットワーク技術を使用した直接接続を介して及び/又はネットワークを介して互いに接続してもよい。別の例として、装置は、サービスプロバイダにログインしてもよい。簡潔のため、基礎となる接続の設定及び維持並びにメッセージ中継の詳細は図示されない。このような詳細は、当業者の能力の範囲内である。ブロック904は、セッションが終了したかどうか、その場合、方法が完了したかどうかを決定することを示す。しかしながら、この例では、セッションが継続している間、1つ以上の触覚効果が通信セッションに関連する1人以上のユーザによる動作に基づいて再生されるべきかどうかを決定するために、着信データが評価される。触覚効果は、通信の受信に関連する触覚効果に加えて提供されることが可能であり、例えば、他のユーザがデータを入力している時を他のユーザに気付かせることが出来る。
【0094】
ブロック906は、着信データが遠隔ユーザ入力又は他の遠隔動作に関して提供されたかどうかを決定することを示す。例えば、通信セッションに関連する各ユーザは、他のユーザのセッションに対してユーザがメッセージ又は応答をタイピング/入力しているかどうかを示す状況データを提供するクライアントを利用してもよい。着信データは、特定の触覚効果にマッピングされる状況(例えば、「タイピング」、「入力されたが送信されていないテキスト」等)を単純に示してもよい。しかしながら、着信データは、より多くの詳細な情報を含んでもよい。例えば、一部の実施形態では、文字又は単語が装置で選択されるたびに、装置は、装置と通信する他のユーザに対して選択された文字/単語の指示を提供する。例えば、異なる指示が、個別の文字、句読点、又は単語全体の選択に対して対応する触覚効果にマッピングされてもよい。一部の実施形態では、指示ではなく、元の装置は触覚効果を特定するデータを送信する。例えば、装置でメッセージをタイピングするユーザは、異なる文字、単語、句読点、又は他の文字がタイピングされると特定の触覚効果を送信するように装置を構成してもよい。
【0095】
遠隔動作の別の例は、データが遠隔装置で出力されている間に触覚効果を再生することである。例えば、遠隔装置は、図7に関連して上述されたような直列化出力モードで、又は単語、文字、若しくは他のコンテンツが表示されるときに触覚効果が提供される別のモードで動作していてもよい。この表示動作を示すデータは、ローカル装置が遠隔装置における触覚効果の再生の「エコー」のような対応する触覚効果を感知するように提供されてもよい。
【0096】
ブロック908において、触覚効果は、遠隔のユーザ動作からのデータに基づいて装置において識別され且つ再生される。例えば、触覚効果が明示的に識別される場合、1つ以上のアクチュエータを駆動するために適切な信号が生成され且つ使用され得る。遠隔の入力動作に関するデータが触覚効果を特定しない場合、データは、遠隔動作を触覚効果にマッピングするメモリにおけるデータの参照に基づいて再生される触覚効果と相互参照され得る。
【0097】
ブロック910は、装置において入力及び他の動作を評価することを示す。その場合、ブロック912において、ユーザ入力状況に関するデータが送信される。例えば、ユーザが文字又は単語をタイピングする場合、ユーザがタイピングしていること及び/又はタイピングされたものを識別する適切なデータが送信され得る。触覚効果が特定される場合、触覚効果を識別するデータが送信され得る。触覚効果が遠隔装置から受信されるコンテンツの出力と共に提供される場合、触覚効果の再生を示すデータは、「エコー」又は他の指示が遠隔装置に提供され得るように、遠隔装置に提供され得る。
【0098】
一部の実施形態は、上述の実施形態の態様を組み合わせる。例として、コンピュータシステムは、アクチュエータ、ディスプレイ、センサ、及びプログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサを備えることが出来る。コンピュータシステムは、1つの移動装置、コンピュータ、又は2つ以上の移動装置、コンピュータ、又は互いに通信する他のシステムを備えてもよい。
【0099】
プログラム構成要素は、連続する文字、単語、又は句を表す入力データを受信するようにシステムを構成するユーザインターフェースモジュールを含むことが出来る。入力データは、ディスプレイ装置に提供される動的キー又はテキスト入力インターフェースを使用して受信されてもよく、動的キー又はテキスト入力インターフェースは、キーボード回復制御の選択に応答してオンスクリーンキーボードを選択的に表示して、単一のキーの選択の決定後にキーボードを隠すように構成されてよい。また、ユーザインターフェースモジュールは、直列化表示モードの選択に応答して個別に且つ連続して直列化されたデータストリームの単位を表示するようにシステムを構成してもよい。直列化データモードの選択は、センサによって検出される動作に基づいて決定されることが出来る。コンピュータシステムが移動装置を備える場合、動作は装置又は周辺機器の振動を含んでもよい。
【0100】
プログラム構成要素は、受信した入力データに基づいて複数のテキスト入力示唆を生成して、各テキスト入力示唆に関連する信頼レベルを決定するように構成されるテキストエンジンを含むことが出来る。例えば、テキスト入力示唆は、動的キー/テキスト入力インターフェースの単語選択ボタンに提示される1つ以上の単語又は句を備えてもよい。代替的又は追加的に、テキスト入力示唆は、入力されたテキストの自動的な又は示唆される訂正及び/又は部分的に入力されたテキストの補完を含むことが出来る。
【0101】
プログラム構成要素は、信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別して、識別された触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成される触覚効果モジュールを含むことが出来る。例えば、テキスト入力示唆が選択及び表示されると異なる触覚効果が再生されてもよく、テキスト入力示唆が過去に入力された(又は部分的に入力された)テキストを置換するために使用されると追加の触覚効果が再生されてもよい。キーボードが回復され、隠され、又は使用されると、更なる触覚効果が再生されてもよい。
【0102】
また、プログラム構成要素は、遠隔ユーザ又はデータ源による動作を示す直列化データストリーム及び状況情報にアクセスするようにシステムを構成するEメールアプリケーション、メッセージングアプリケーション、又はブラウザ等の1つ以上の通信アプリケーションを含むことが出来る。例えば、アプリケーションは、いつ又は何を遠隔ユーザがタイピングし、閲覧しているのか、及び/又はいつ触覚効果が遠隔ユーザに提供されるのかを示してもよい。この情報は、状況情報に応答して触覚効果を提供するために触覚効果モジュールによって使用されてもよい。
【0103】
(概論)
本明細書における「適合される」又は「構成される」の使用は、追加のタスク又はステップを実行するように適合又は構成される装置を除外しない開放的及び包括的な言語として意図される。 更に、「基づく」の使用は、1つ以上の記載の条件又は値に「基づく」処理、ステップ、計算、又は他の動作が実際にはこうした記載を超えて追加の条件又は値に基づいてもよいという点で、開放的及び包括的であることが意図される。本明細書に含まれる見出し、リスト、及び番号は、単に説明を容易にするためのものであって、限定することを意図していない。
【0104】
本主題の態様に従う実施形態は、デジタル電子回路、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせに実装され得る。一実施形態では、コンピュータは、1つ又は複数のプロセッサを備えてもよい。プロセッサは、プロセッサに結合されるRAM(random access memory)等のコンピュータ可読媒体を備え又はそれへのアクセスを有する。プロセッサは、例えば、予測テキストアルゴリズム又は他の入力認識エンジンを含む1つ以上のコンピュータプログラムを実行するメモリに記憶されるコンピュータ実行可能プログラム命令を実行する。
【0105】
このようなプロセッサは、マイクロプロセッサ、DSP(digital signal processor)、ASIC(application−specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)、及び状態機械を備えてもよい。このようなプロセッサは、PLC、PIC(programmable interrupt controller)、PLD(programmable logic device)、PROM(programmable read−only memory)、EPROM又はEEPROM(electronically programmable read−only memory)、又は他の類似の装置等のプログラム可能電子装置を更に備えてもよい。
【0106】
このようなプロセッサは、プロセッサによって実行されると、本明細書に記載のステップをプロセッサによって実行又は支援させることが出来る命令を記憶する有形のコンピュータ可読媒体等の媒体を備え、又はこれと通信してもよい。コンピュータ可読媒体の実施形態は、限定されないが、プロセッサ、例えばウェブサーバのプロセッサにコンピュータ可読命令を提供することが出来る電子、光学、磁気、又は他の記憶装置若しくは伝送装置を備えてもよい。媒体の他の例は、限定されないが、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、磁気ディスク、メモリチップ、ROM、RAM、ASIC、構成プロセッサ、全ての光学媒体、全ての磁気テープ若しくは磁気媒体、又はコンピュータプロセッサが読み取り可能な任意の他の媒体を含む。また、ルータ、プライベート若しくはパブリックネットワーク、又は他の伝送装置等の様々な他の装置がコンピュータ可読媒体を含んでもよい。記載されたプロセッサ及び処理は、1つ以上の構造内にあってもよく、1つ以上の構造にわたって分散されてもよい。プロセッサは、本明細書に記載の1つ以上の方法(又は方法の一部)を実行するためのコードを備えてもよい。
【0107】
一部の実施形態は、コンピュータ集約型であってもよい。コンピュータ集約型アプリケーションの適切な性能を確保するという問題は、例えば、より強力なプロセッサ及び大きなメモリを利用する等、従来から多くの方法で対処されている。こうした要求に対する他の手段は、所定の処理タスクを装置に割り当てる一方で、他のタスクをサーバに依存することを含む。例えば、移動装置は、ユーザインターフェースを生成して入力を受信するために処理タスクを処理するが、ネットワーク接続を介してアクセス可能な遠隔サーバ又は他の装置におけるテキストエンジンに要求を提供してもよい。別の例として、適切な触覚効果を決定するために遠隔サーバ又は他の装置が使用されてもよい。
【0108】
本主題は特定の実施形態に関して詳細に記載されているが、当業者であれば、上述の理解を得ることにより、このような実施形態に対する変更、変形、及び均等物を容易に生み出すことが出来ることが理解されるであろう。従って、本開示は、限定ではなく例示の目的で提示されているのであって、当業者には容易に明らかとなる本主題への修正、変形及び/又は付加の包含を排除しないことが理解されるべきである。
【技術分野】
【0001】
(関連出願への相互参照)
本特許出願は、2009年9月9日に提出され「Systems and Methods for Haptically−Enhanced Text Interfaces」と題された米国特許出願第12/556,411号への優先権を主張し、その全体は、参照により本明細書に組み込まれる。
【背景技術】
【0002】
移動式(及び他の)装置用の通信選択肢は、メッセージング中にユーザをより効率的にすることを目的とする場合が多い。 例として、T9のような予測テキスト技術は、単語毎分(WPM)のテキスト入力速度を増加させることが出来る。各々が1つ以上の文字にマッピングされたキーを使用して受信した入力のような直列化された入力に基づいて、入力に対応する単語を示唆するために文字の集合を用いることが出来る。示唆される単語は、使用頻度及び/又は辞書に基づいてもよく、メニュー内の選択として提供され又はユーザ入力を完成するために単に挿入されてもよい。示唆される単語又は句は、テキストエンジンによって追跡される使用統計に基づいて正確に一致する確率のような信頼性指示に基づいて、多くの候補から選択され得る。また、一部の予測テキスト技術は、スペル示唆、句読点、及び他の強化をサポートする。
【発明の概要】
【0003】
本発明の実施形態は、触覚強化ユーザインターフェースを提供する方法及びシステムを含む。 本発明の1つ以上の態様に従って構成された実施形態は、テキストインターフェースにおいてコンテンツを作成、送信、朗読、及び/又は受信する際にユーザ体験を向上させること等によって、より説得力のあるユーザ体験をもたらすことが出来る。
【0004】
本発明の一部の実施形態は、テキスト完成のための触覚フィードバックに関するシステム及び方法を提供する。一実施形態では、直列化された入力の単位が、直列化された入力の単位と競合又は置換するための複数の入力示唆を提供するエンジン又はアルゴリズムによって分析され得る。エンジン又はアルゴリズムの使用を支援するために、1つ以上の触覚効果が、1つ以上の入力示唆の表示、選択又は使用と併せて識別及び提供され得る。 触覚効果は、1つ以上の入力示唆に関する信頼レベルを表すことが可能であり、又はエンジン/アルゴリズムの相対的成功を示してもよい。例えば、一実施形態では、直列化された入力は、コンピュータ装置又は携帯電話で受信される一連の文字を表す入力データを含み、直列化されたデータの単位は単語又は句を含む。方法は、受信した入力データに基づいて単語又は句のようなテキスト入力示唆を生成すること、及び予測テキストエンジンを使用することによりテキスト入力示唆と関連する信頼レベルを決定することを含むことが出来る。方法は、テキストエンジンによって識別される信頼レベル(又は他の指示)に少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別すること、及び識別された触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力することを更に含むことが出来る。
【0005】
一実施形態では、システムは、プログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサと、アクチュエータとを備えることが出来る。プログラム構成要素は、入力データを受信するように構成されるユーザインターフェースモジュール、受信した入力に基づいてテキスト入力示唆及び信頼レベルを生成するように構成されるテキストエンジン、及び触覚効果モジュールを含むことが出来る。入力データは、1つ以上の文字、句、及び/又は単語を表してもよい。触覚効果モジュールは、信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別して、識別された触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成されることが出来る。一部の実施形態では、触覚効果モジュール及びユーザインターフェースモジュールは、各テキスト入力示唆に対応する触覚効果がテキスト入力示唆の表示又は選択と併せて提供されるように構成される。テキスト入力示唆は、テキストの部分的入力を完成する示唆、入力されたテキストを置換する示唆、及び/又は単語若しくは句全体の示唆を含んでもよい。
【0006】
装置は、文字、単語/句、又は両方を含むテキスト入力の中から選択する選択機構を提供するインターフェースを有してもよい。例えば、本発明の実施形態は、動的キー又はテキスト入力インターフェースを含む。オンスクリーンキーボードは、隠された後で、復元制御の選択に応じて表示するために部分的に又は完全に復元されてもよい。例えば、タッチ可能ディスプレイが使用される場合、ユーザは、回復制御に触れて、キーボードを表示させてもよい。
【0007】
動的キー又はテキスト入力インターフェースを提供する装置は、選択の不連続性が発生するまで、キーボードを表示させ続けることが出来る。例えば、タッチ可能ディスプレイが使用される場合に、キーボードは、ディスプレイとの接触が途切れるまで表示され続けることが可能である。不連続性が発生すると、到達された最後のキーが入力値として使用されることが可能であって、キーボードは自動的に再度隠されることが出来る。動的キー又はテキスト入力インターフェースは、示唆された単語と関連する信頼レベルに基づいて提供される触覚効果を増加させるために使用され得る。追加的に又は代替的に、触覚効果は、キーの選択及び/又はキーボードの動きに結び付けられてもよい。
【0008】
動的キー又はテキスト入力インターフェースは、単語又は句全体を含むテキスト入力を選択することを可能にするために、ボタン等のインターフェース要素を有することが出来る。キーボードは、個々の文字を選択するために必要とされる場合にアクセスすることが可能であり、占有される画面空間を減らすため及び/又は追加の全単語ボタンのスペースを作るために不要な場合に隠されることが可能である。
【0009】
本発明の更なる実施形態は、着信コンテンツの直列化された表示をユーザが選択するための選択肢を提供することを含む。選択は、装置を振動させ又はタップする等の物理的入力により示されてもよい。直列化された表示が使用される場合、直列化されたデータは、単語、文字、句読点、及び順番に表示される同類等の複数の単位に分割され得る。触覚効果は、単位が表示される前、後、及び/又は間に提供され得る。本発明の更なる実施形態は、第2の装置における動作に基づいて第1の装置において触覚効果を提供する。動作は、単語、文字、又は直列化されたデータの他の単位を含むことが可能であり、及び/又は単語、文字、又はデータの他の単位の表示/ビューを含んでもよい。
【0010】
こうした例示的な実施形態は、本発明の主題を限定し又は限定を定義するものではなく、その理解を支援するための例示を提供するものである。例示的な実施形態は、詳細な説明において検討されており、そこには更なる説明が提供されている。様々な実施形態によってもたらされる利点は、本明細書を吟味することによって、及び/又は請求項に記載された主題の1つ以上の実施形態を実施することによって更に理解されてもよい。
【0011】
完全な且つ授権された開示が、本明細書の残りの部分により詳細に説明される。 本明細書は、以下の添付の図面を参照する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】触覚効果にテキスト入力示唆を提供するように構成された移動装置を備える例示的なコンピュータ装置を示す。
【図2】触覚効果にテキスト入力示唆を提供するように構成された例示的なコンピュータ装置を示す。
【図3】1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルに基づいて触覚効果を提供する方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【図4】1つ以上のテキスト入力示唆の出力に関する触覚効果を提供する方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【図5】動的キー又はテキスト入力インターフェースのための方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【図6A】動作中の例示的な動的キー又はテキスト入力インターフェースを示す図である。
【図6B】動作中の例示的な動的キー又はテキスト入力インターフェースを示す図である。
【図6C】動作中の例示的な動的キー又はテキスト入力インターフェースを示す図である。
【図6D】動作中の例示的な動的キー又はテキスト入力インターフェースを示す図である。
【図7】直列化された表現のメッセージを提供するための方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【図8A】直列化された表現を使用するメッセージの例示的な出力を示す図である。
【図8B】直列化された表現を使用するメッセージの例示的な出力を示す図である。
【図9】2つ以上の装置間で通信セッションが進行する間に触覚効果を提供する方法における例示的なステップを示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、様々な及び代替的な例示的な実施形態並びに添付の図面が詳細に参照される。 各例示は、説明を目的としており、限定として提供されるものではない。当業者には、修正及び変形を行うことが可能であることが明らかであろう。例えば、一実施形態の一部として例示又は記載される特徴は、更なる実施形態を得るために別の実施形態に対して用いられてもよい。従って、本開示は、添付の請求項及びその均等物の範囲内に入る修正及び変形を含むことが意図されている。
【0014】
( テキスト完成のための触覚フィードバックの例示)
本発明の実施形態の1つの例示は、携帯電話、音楽プレーヤ、又はスマートホン等の移動装置を含む。例示的な実施形態では、移動装置は、T9テキスト完成エンジンを特徴とするNokia 5800を備える。移動装置は、スクリーン及び複数のキーを備え得る。これらのキーは、物理的なボタンであってもよく又はタッチスクリーン上のものであってもよい。移動装置のプロセッサは、ユーザから入力を受信する。この入力は、メッセージ内のテキストフィールド等のフィールドに対する1つ以上のキー入力を含む。この入力に基づいて、プロセッサは、テキスト完成エンジンを利用して、入力を完成するための1つ以上の候補を決定する。候補は、信頼レベルに関係付けられ得る。
【0015】
信頼レベルに基づいて、触覚出力が提供され得る。例えば、電話の振動のような触覚効果が、ユーザに完成候補を選択させるための選択機構と併せて提供されてもよい。触覚効果は、各々選択された示唆の信頼レベルに基づいて変化してもよく、及び/又は利用可能な候補に対する信頼レベル全体に基づいて選択されてもよい。別の例示として、触覚効果は、挿入を再評価する機会をユーザに与えるために、最も高い確率を有する完成候補がメッセージ又はフィールド内に自動的に挿入された跡で提供されてもよい。信頼レベルは、互いに対して又は絶対尺度に対して候補のために測定されてもよい。
【0016】
この例示的な実施形態は、本明細書において検討される概略的な主題を読者に導入するために与えられる。本発明はこの例示に限定されない。以下の部分は、テキスト完成に触覚効果を使用するための方法及びシステムの様々な追加の非限定的な実施形態及び例示を記載する。
【0017】
(テキスト入力のための触覚フィードバックの例示的なシステム)
図1は、プログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体104へバス106を介したアクセスを有するプロセッサ102を備える例示的なコンピュータシステム100を示す。 また、システム100は、アクチュエータ114を備える。この例示では、プロセッサ102、媒体104、及びアクチュエータ114は、ディスプレイ110、キーパッド112、及びスピーカ/マイクロホン要素116を有する携帯電話に備えられる。例えば、キーパッド112は、例示のように12キーのキーパッドに加えて3つのファンクションキーF1,F2及びF3を備え得る。一部の実施形態では、コンピュータシステムは、タッチ可能ディスプレイを備えることが可能であり、受信入力用の別個のキーを備えてもよく又は備えなくてもよい。更に、アクチュエータ114がコンピュータシステム100に含まれるように示されるが、アクチュエータ114は、プロセッサ102と通信する周辺装置に含まれ得る(例えば、ブルートゥースヘッドセット)。
【0018】
本例示では、コンピュータ可読媒体(メモリ)104は、本発明の1つ以上の態様に従った機能性を提供するようにコンピュータシステムを構成する複数のプログラム構成要素を含む。特に、ユーザインターフェースモジュール118は、1つ以上の文字、単語、又は句の選択を表す入力データを受信するように構成され、テキストエンジン120は、受信された入力データに基づいてテキスト入力示唆を生成して、テキスト入力示唆に関連する信頼レベルを決定するように構成され、且つ触覚効果モジュール122は、信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別するように構成される。
【0019】
また、メモリ104は、Eメールアプリケーション、ブラウザ、連絡帳アプリケーション、メッセージングアプリケーション、オペレーティングシステム、又はコンピュータ装置によって利用される任意の他の実行可能コードのような1つ以上のアプリケーション124を有する。データ126は、ユーザデータ、アプリケーションデータ、及びコンピュータシステムの動作中に使用される他の記憶情報を表す。データ及びアプリケーションが移動装置において提供されるように示されているが、実施形態は、遠隔地で提供されるアプリケーション、プログラム構成要素、及び/又はデータを含むことが出来る。
【0020】
アプリケーション、例えば1つ以上のアプリケーション124は、ユーザが1つ以上の入力値を提供するための選択肢を提供してもよい。例えば、ユーザは、Eメール、メッセージ、又はウェブページ用のコンテンツ及び/又はアドレスを含むテキストを入力してもよい。テキストエンジン120は、その入力を分析して、ユーザの入力に基づく入力値に対する1つ以上のテキスト入力示唆を提供する任意の数又は種類のアルゴリズムに基づく予測テキストエンジンを備え得る。例えば、確率的アルゴリズムが、部分的に提供された入力値に基づいて入力値に対する1つ以上の示唆される完成を提供するためにテキストエンジン120によって使用され得る。別の例示として、ユーザは、完成値を入力してもよく、またテキストエンジン120が入力値に対する1つ以上の示唆される訂正を提供してもよい。ユーザ入力及びテキスト入力示唆は、1つ以上の単語又は句を含んでもよく、且つ適切な句読点、数字、及び他の文字を含んでもよい。
【0021】
また、1つ以上のアプリケーション124は、ネットワーク接続を処理するためのプログラム構成要素及び直列化されたデータにアクセスするように構成される1つ以上のモジュールを含むことが出来る。例えば、アプリケーションは、通信セッション中にEメール、ショートメッセージシステム(SMS)、インスタントメッセージング、又は別のプロトコルを介して送信されるメッセージを含むデータの受信及び検査を提供してもよい。別の例示として、1つ以上のモジュールは、例えば、ブラウザ、生産性アプリケーション、又は別のアプリケーションに使用されるHTMLコンテンツ、ワードプロセッサ文書、及び/又は表示用の他の電子文書を表す記憶データにアクセスして復号することが出来る。
【0022】
以下に記載されるように、アプリケーション124によって出力されるコンテンツは、触覚効果モジュール122によって処理される1つ以上の触覚効果を使用することで強化されてもよい。即ち、こうした効果は、テキスト入力示唆に基づいて触覚効果に加えられ又は置換されてもよい。更に、UIモジュール118は、例えば、以下で検討される直列化された出力モードを提供することによって、アプリケーション124により出力されるコンテンツの配信を強化するために使用され得る。また、UIモジュール118は、キーパッド112、タッチ可能ディスプレイ、及び/又は他の入力機構を介して入力の受信を調整することが出来る。
【0023】
一部の実施形態では、テキストエンジン120は、過去に完成された又は入力された単語に基づいて1つ以上の示唆される完成又は入力を提供する。例示として、入力に対する完成示唆及び/又は単語の示唆は、過去の1つ以上の入力の文構造及び/又は主題の文脈の評価に基づいてもよい。より一般には、テキストエンジン120は、過去に提供された入力に基づいて入力される1つ以上の単語、文字、又は句を示唆する任意のアプリケーション又は構成要素を含むことが出来る。
【0024】
テキストエンジン120は、1つ以上の候補示唆に関連する信頼レベルに基づいてテキスト入力示唆を提供して、示唆するための1つ以上の最も可能性が高い訂正若しくは完成及び/又はテキスト入力を示唆する提示方式を決定してもよい。ユーザは、1つ以上の候補テキスト入力示唆から選択する1つの選択肢を提示されて、及び/又はテキストエンジン120は、ユーザによって確認される最も高い信頼レベルを有する完成/訂正を挿入してもよい。完成/訂正が挿入される場合、テキストエンジンは、他の入力が提供されなければ挿入された完成/訂正が所望されていると単純に推定してもよい。
【0025】
例えば、ユーザが一連の文字を入力している間又はその後で、1つ以上のテキスト入力示唆を表示するためのインターフェースが提供されてもよい。ここで、最も高い信頼レベルを有する示唆が事前選択されている。一部の実施形態では、ユーザがタイプし続けている間に、信頼レベルが変化すると、テキスト入力示唆の数及び順番が変化してもよい。ユーザが選択されたテキスト入力示唆を変更せずに「スペース」又は別の既定の停止文字を入力すると、選択されたテキスト入力示唆がデフォルトで挿入されてもよい。
【0026】
予測テキストエンジンの例は、マサチューセッツ州バーリントンのNuance Communications社から入手出来るT9テキストエンジン、イリノイ州リバティー市のMotorola社から入手出来るiTap技術、及びカナダ国オンタリオ州ワーテルローのResearch in Motion社から入手出来るSureTypeエンジンを含む。予測テキストエンジンの更なる例示は、コネチカット州ハートフォードのKeisense社から入手出来るPriText、及びhttp://www.touchtype−online.comにおいてオンラインで情報が入手可能なTouchType Expressを含む。
【0027】
上記のように、本発明の主題の1つ以上の態様に従って、ユーザ体験を向上させるために、テキスト入力示唆に触覚効果が加えられ得る。触覚効果は、1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルに基づいて選択されることが可能であり、それによってユーザは示唆に関連する信頼レベルを、その他の場合に可能なよりも容易に又は迅速に決定することが可能になる。例えば、テキスト入力を停止してディスプレイを見下ろすのではなく、ユーザは、どれが最も可能性が高い一致であるかを決定するために様々な示唆される完成を単純にスクロールすることが可能であってもよい。
【0028】
また、触覚効果は、単一の示唆が行われたかどうか、複数の示唆が利用可能であるかを示すための手掛かりとして使用されてもよく、また利用可能な示唆に関するテキストエンジンの信頼レベルを同時に示してもよい。例えば、入力インターフェースは、強調された他の潜在的な示唆に対して最も高い信頼テキスト入力示唆が提示されてもよい。最も高い信頼テキスト入力示唆が絶対尺度において低い信頼レベルを有する場合、ユーザの注意を引き且つユーザがデフォルトで不完全に示唆された完成/訂正を不注意に使用することを避けるために、異なる触覚効果が提供されてもよい。
【0029】
触覚効果モジュール122は、触覚効果をアクチュエータ114に生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を提供することによって、1つ以上の触覚効果を提供するために使用され得る。この例示では、単一のアクチュエータ114が示されるが、様々な触覚効果を提供するために複数のアクチュエータが一緒に及び/又は個別に使用され得る。アクチュエータの例は、限定されないが、圧電アクチュエータ、電気モータ、電磁アクチュエータ、音声コイル、線形共振アクチュエータ、形状記憶合金、電子活性ポリマ、ソレノイド、偏心回転質量モータ(ERM)、又は線形共振アクチュエータ(LRA)を含む。アクチュエータは、装置の筐体、装置の画面、及び/又は他の場所に含まれてもよい。
【0030】
一部の実施形態では、触覚効果は、異なる効果を異なる信頼レベルにマッピングするデータに基づいて選択される。例えば、一部の実施形態では、信頼レベルは、0と1の確率値を含み、触覚効果モジュールは、確率値を異なる触覚効果に相互に関係付ける機能を使用するように構成される。例示として、作動信号の振幅は、確率値に基づいて振動の振幅を調節するために使用され得る。別の例示として、触覚効果は、潜在的なテキスト入力示唆の数に基づいてもよい。信頼レベルは、特定の組の示唆に対する複数の入力示唆の間の相対的信頼を示し、及び/又は絶対尺度に対する入力示唆に関する信頼を示してもよい。
【0031】
触覚効果は、任意の適切な方式で変化し得る。例えば、振動の振幅及び周波数は、可能な応答の範囲を生成するように調節され得る。例示として、連続する高周波の急峻なパルスが一部の例示において使用されてもよいが、低周波の連続パルスが他の例示において使用されてもよい。異なる種類の触覚効果が、一部の実装において異なる信頼レベルにマッピングされ得る。例えば、ユーザの注意を引くために高周波及び「急峻」な出力が低信頼レベルと関連してもよく、一方で低周波及び他の「微妙」な出力が高信頼レベルと関連してもよい。別の例示として、異なる種類の触覚効果は、異なるカテゴリの示唆にマッピングされてもよい。例えば、完成が示唆される場合、置換が示唆される場合を示すために、及び/又は単語全体の示唆若しくは句読点の示唆を区別するために、異なる触覚効果が使用されてもよい。
【0032】
一部の実施形態では、触覚効果モジュール122は、信頼レベル及び他の基準を触覚効果にマッピングするために、触覚テーマの選択のようなユーザ設定に依存する。例示として、あるテーマは短く急峻な効果を単語全体の高信頼示唆に関連付け、一方で別のテーマは長く柔らかい効果を同じ種類の示唆に関連付けてもよい。
【0033】
触覚効果は、任意の適切な方式で記憶及び取得されてもよい。例えば、触覚効果を生成する1つ以上の信号を表すデータは、データストアに記憶されて、識別子又は触覚効果の属性に基づいてアクセスされてもよい。
【0034】
追加的に又は代替的に、触覚効果は、記憶された効果を使用し且つ必要とされる効果の種類に基づいて振幅、周波数等を調節して生成される。図2は、触覚効果がコンピュータプラットフォーム200を備えるコンピュータシステムに提供される別の実施形態を示すブロック図である。例えば、コンピュータプラットフォーム200は、携帯型又はデスクトップ型コンピュータを含んでもよい。この例示では、コンピュータプラットフォーム200は、1つ以上のプロセッサ200、メモリ204、バス206、I/Oインターフェース208、及びグラフィックスプロセッサ210を備える。I/Oインターフェース208及びグラフィックスプロセッサ210は、プロセッサ102をディスプレイ211、ネットワーク212、I/O装置214、及びストレージ216(例えば、ハードディスク、CD−ROM等)に接続する。
【0035】
この例示では、メモリが、UIモジュール118、エンジン120、及び触覚効果モジュール122に従って構成され得るUIモジュール218、テキストエンジン220、及び触覚効果モジュール222を具現する。また、この例示は、1つ以上のアプリケーション224、データ226、及びオペレーティングシステム228を例示する。
【0036】
上記のように、1つ以上のI/O装置214がコンピュータプラットフォーム200にインターフェース接続され得る。I/O装置の例は、限定されないが、マウス、キーボード、トラックパッド、ジョイスティック、ゲームコントローラ、タッチ可能ディスプレイ、又はペン/タッチタブレットを含む。このようなI/O装置又はプロセッサ202と通信する他の装置の一部又は全部が、触覚フィードバックを提供するために1つ以上のアクチュエータを備えることが出来る。例えば、ユーザがワードプロセッシングアプリケーション、ウェブブラウザ、Eメールアプリケーション、オペレーティングシステム、インタラクティブゲーム、又は他のアプリケーションにタイピングすると、触覚効果がキーボード及び/又はマウスを介して提供され得る。
【0037】
上記の例示において、UIモジュール118(218)、テキストエンジン120(220)、及び触覚効果モジュール122(222)は、互いから及びアプリケーション/オペレーティングシステムとは別個に示されている。しかしながら、一部の実施形態では、触覚効果モジュール及び/又はUIモジュールの機能は、テキストエンジン、1つ以上のアプリケーション、及び/又はオペレーティングシステムに統合され得る。
【0038】
( テキスト完成のための触覚フィードバックの例示的な方法)
図3は、1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルに基づいて触覚効果を提供する方法300における例示的なステップを示す流れ図である。ブロック302は、1つ以上の単語又は文字の選択を表す入力データの受信を表す。例えば、ユーザは、移動装置のマルチタップキーを介して、キーボードを介して、又は別の適切な入力機構を使用して入力用に1つ以上の文字を入力し及び/又は単語を選択してもよい。別の例示として、ユーザは、1つ以上の文字又は単語として認識される手書き又はタッチ式入力を提供してもよい。
【0039】
ブロック304は、入力データに基づいてテキスト入力示唆を確認することを表す。この例示では、テキスト入力示唆の確認は、装置で示唆を生成することを含む。例えば、テキストエンジンは、入力に基づいて意図された単語を決定するために既存の技術を利用してもよい。例えば、12キーの携帯電話キーボードからのキー入力は、複数の入力キーの順列から可能な入力順序を識別するT9アルゴリズムを使用して分析され得る。テキストエンジンは、装置から離れていてもよい。例えば、装置は、テキスト入力示唆を得るために第2の装置によって提供されるウェブサービス又は他の機能性への呼び出しを提供してもよい。
【0040】
例示的な実施形態では、キーは図1に示されるようにマッピングされる(即ち、例として、「1」キーに対してはマッピングがされておらず、「2」キーには文字「ABC」がマッピングされ、「3」キーには文字「DEF」がマッピングされる)。入力が「228」である場合、可能な順列は、(限定されないが)「AAT」、「BAT」、「BAU」、「BAV」及び「CAT」を含む。潜在的な単語及び統計的なデータの辞書に基づいて、過去の単語の使用頻度を示して、「CAT」がその入力に基づいて最も頻繁に使用される単語であり、その次が「BAT」であるとアルゴリズムは決定してもよい。これらの次は、「AAT」及び「BAU」であると示唆されてもよい。
【0041】
代替的に、後者の単語は、辞書及び/又は過去の使用にエントリがない場合に全く示唆されなくてもよい。他のキーのマッピングが使用されることが可能であり、キーのマッピングは、特定の装置に使用されるテキストエンジンに依存してもよい。
【0042】
一実施形態では、テキスト入力示唆は、新しい単語の入力に提供される。例えば、表現を完成する可能性のある単語を決定するために、文法及び/又は主題に関連して、過去に入力された単語(もしあれば)がテキストエンジンによって評価されてもよい。例えば、ユーザが「send」を入力した場合、テキストエンジンは、可能性のある次の単語は「to」を含むことを決定してもよい。単語「to」は、更なる入力が提供される前に、示唆された入力として提供されてもよい。一部の実施形態では、例えば複数の潜在的な単語から選択するための複数のオンスクリーンキーのように、入力に対する複数の潜在的な単語がインターフェースに提供されてもよい。
【0043】
ブロック306は、1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルを決定することを示す。例えば、辞書及び使用頻度に基づく分析が、提供される示唆ごとに0と1との間の確率に到達するために使用され得る。別の例として、テキストエンジンは、入力を分析する間に、信頼識別子(例えば、「低」、「中」、又は「高」)を用いて各示唆をタグ付けするように構成されてもよい。
【0044】
ブロック308において、1つ以上の触覚効果が、複数の潜在的な触覚効果から識別される。例えば、触覚効果のライブラリがアクセスされて、特定のテキスト入力示唆に対する確率値又は信頼レベルの他の指標に基づいて1つ以上の効果が選択されてもよい。
【0045】
異なる状況では異なる触覚効果が識別され得る。例えば、一部の実施形態では、複数のテキスト入力示唆の各々に対して触覚効果が識別される。その後、選択されたテキスト入力示唆の1つが表示、選択、又は使用されると、その対応する触覚効果が提供され得る。別の例示として、例えば最も高い信頼レベルを有する示唆のような単一のテキスト入力示唆に対して触覚効果が識別されてもよい。触覚効果は、テキスト入力示唆が表示されるとき及び/又はテキスト入力示唆が選択され若しくは自動的に挿入された後で提供され得る。
【0046】
更なる例として、テキスト入力示唆の信頼レベルを総計で評価することに基づいて、単一の触覚効果が選択され得る。例えば、複数のテキスト入力示唆がユーザに表示されるために提供されてもよい。各示唆の信頼レベルは、平均、中央値、又は他の総計信頼レベルを得るためのアルゴリズムへの入力として使用され得る。その後、単一の触覚効果が総計値を使用して識別され得る。
【0047】
例えば、単一の触覚効果は、入力インターフェースが表示されると提供されてもよい。これは、全ての可能な示唆に関する信頼レベルが低い場合に、より細心の注意を払うようにユーザに注意してもよい。一方で、信頼レベルが高い場合、あまり「不快」でない異なった触覚効果が表示されてもよく、ユーザは、デフォルトで選択され又は挿入された最も高い信頼レベルを有する示唆を用いて、単純にタイピングを継続してもよい。
【0048】
ブロック310は、1つ以上のアクチュエータに選択された触覚効果を生成させる少なくとも1つの触覚信号を出力することを示す。例えば、触覚信号に関する定義データがアクセスされて、1つ以上のテキスト入力示唆の出力に関してアクチュエータを駆動するために使用され得る。
【0049】
別の例示として、アクチュエータは、それ自身の駆動信号を生成することにより、例えば異なる触覚出力のオンボードメモリを維持することによって、選択信号に応答して1つ以上の触覚効果を提供するように構成されてもよい。これは、例えば、アクチュエータがプロセッサと通信する別個の装置に備えられる場合に該当してもよい。従って、触覚信号は触覚効果を識別するデータを含むことが可能であり、いつ選択された効果を開始すべきかを識別するトリガと共にアクチュエータに送信され得る。
【0050】
触覚効果は、任意の適切なときに提供され得る。例えば、上記のように、触覚効果は、一部の実施形態ではテキスト入力示唆が表示、選択、及び/又は挿入されるときに提供されてもよい。所定の実施形態では、示唆を選択するためのインターフェースが表示されるときに第1の触覚効果が提供されて、その後、入力インターフェース内で各々のテキスト入力示唆に対する触覚効果がテキスト入力示唆の選択により提供される。一部の実施形態では、単語全体が実際の又はスクリーン上のキーにマッピングされる。各々の提案された単語に関連する信頼レベルは、キーが選択されると再生される触覚効果の基礎として使用され得る。例えば、これは、最後の選択を行う前に、各々のキーに触れることにより各単語に対する信頼レベルをユーザに「感知」させてもよい。
【0051】
上記の例示の一部において、触覚効果は、予測テキストエンジンによって分析される部分的な又は完全なテキスト入力に基づくテキスト完成/示唆からの信頼レベルに基づいて提供されている。しかしながら、本主題の態様は、他の直列化された入力に適用することも可能である。一般に、直列化された入力は、直列化された入力の単位と競合又は置換するために複数の入力示唆を提供するエンジン又はアルゴリズムによって分析され得る。エンジン又はアルゴリズムの使用を支援するために、1つ以上の触覚効果が、1つ以上の入力示唆の表示、選択又は使用と関連して識別及び提供され得る。
【0052】
図4は、直列化された入力の単位を置換するために1つ以上の示唆の出力に関する触覚効果を提供する方法400における例示的なステップを示す流れ図である。ブロック402は、一連の文字、単語、又は句を表すキー入力データ等の直列化された入力を受信することを示す。入力に基づいて、ブロック404において、複数の入力示唆が、直列化された入力内の1つ以上の意図された単位を置換するために使用される。入力示唆は、限定されないが、テキスト入力示唆を含み得る。このような場合、直列化された入力の単位は、単語又は句を含み得る。
【0053】
本例示のブロック406において、対応する触覚効果が、1つ以上の入力示唆に対して決定される。上記のように、触覚効果は、一部の実施形態では、予測テキストエンジンによって決定される1つ以上のテキスト入力示唆に関連する信頼レベルに基づいて選択され得る。別の例示として、触覚効果は、利用可能な示唆の数に基づいて選択され得る。例えば、入力示唆が提供されず又は利用可能でない場合、対応する触覚効果が選択されてもよい。異なる触覚効果は、多数の選択を示してもよい。
【0054】
ブロック408において、1つ以上の入力示唆の表示、選択、又は他の使用に関連して、1つ以上の触覚効果が提供される。追加的に又は代替的に、触覚効果は、示唆処理の結果を示す他の出力と共に提供され得る。
【0055】
一部の実施形態では、各々の示唆が表示されるときに提供される各示唆に対する各々の触覚効果と共に、複数の入力示唆が連続して表示されてもよい。別の例示として、コンピュータシステムは、複数の示唆の少なくとも一部が同時に、且つ各々の入力キーにマッピングされる場所において表示される複数の入力キーを備え得る。各々の示唆に対する触覚効果は、各々の入力キーが作動されると提供され得る。「キー」は、物理的なキー又はボタンを含んでもよく、又はグラフィカルユーザインターフェース内の所定領域(例えば、ボタン)を含んでもよい。キーは、グラフィカルユーザインターフェースにおいて、押され、接触され、又はクリックされ/覆われると作動され得る。
【0056】
上記のように、本主題の態様は、直列化された入力の1つ以上の単位を置換するための入力示唆が提供される任意の直列化された入力に関して使用され得る。
【0057】
例えば、ポインティングデバイス又はモーションセンサ装置を使用して行われた手書き文字又はジェスチャが直列化された入力の発信源となり得る。手書き認識又はジェスチャ認識エンジンは、入力示唆を認識して提供するために使用され得る。エンジンは、信頼レベルをユーザに伝達するために1つ以上の触覚効果を識別するのに使用可能な信頼レベル又は認識感知精度の他の指標を提供することが出来る。
【0058】
別の例示として、テキスト認識エンジン(例えば、光学式文字認識(OCR))又は音声認識エンジンが、直列化された入力を取得するために使用されてもよく、触覚効果は文字ごと、単語ごと、句ごと、又はその他のテキスト若しくは音声認識の確認に関して提供される。例えば、触覚効果は、ワードプロセッシング又は他のアプリケーションにおけるOCR処理を確認するコンピュータシステムにインターフェース接続されるキーボード又はマウスを介して提供されてもよい。
【0059】
直列化された入力は、ワードプロセッシングアプリケーション、統合開発環境(IDE)、又は他のアプリケーションで編集されているテキストを含む1つ以上のデータファイルを含んでもよい。例えば、スペルチェッカ、文法チェッカ、又は符号構文分析モジュールが、テキストの単語又は句を分析して、ユーザによって選択される1つ以上のテキスト入力示唆を提供してもよい。触覚効果は、上記のように個別に及び/又は総計で示唆の信頼レベルを示すように提供され得る。
【0060】
上記の複数の例は触覚効果に言及している。触覚効果は、限定されないが、装置の振動等の振動触覚フィードバックを含み得る。触覚効果は、表示の外観(例えば、異なる色彩)、音声、又は他の種類のフィードバックにおける変化を含むことが可能であり、又は共に提供されてもよい。更に、上記の複数の例示では、テキスト入力示唆等の入力示唆は、触覚効果が提供されている間に表示される。
【0061】
追加的に又は代替的に、入力示唆は、オーディオインターフェースを介してユーザに提示されてもよい。
【0062】
本主題に従って構成される実施形態は、幾つかの状況において利点を提供することが出来る。例えば、ユーザの装置との体験は、自動完成テキストのエラーを減らすことで向上されてもよく、例えば、誤った単語が使用される前に低確率の一致によりユーザの注意が喚起されてもよい。テキスト完成速度が増加されてもよい。例えば、低確率の一致又は他の問題が示される場合を除いてディスプレイを参照することなく、異なる種類のフィードバックは、ユーザがタイピングすることを可能にしてもよい。これは、より説得力のあるユーザ体験を可能にすることが出来る。
【0063】
上記のように、実施形態は、任意の適切なユーザインターフェースと共に使用され得る。ユーザインターフェースは、限定されないが、タッチ可能な表面に提示される動的キー又はテキスト入力インターフェースを含み得る。図5は、動的キー又はテキスト入力インターフェースのための方法500における例示的なステップを示す流れ図である。例えば、上述のモジュール118/218等のユーザインターフェースモジュールは、タッチ可能ディスプレイ又は表面を介して入力される文字、句及び/又は単語の選択を可能にするために図5に従った実施形態を提供するように構成されてもよい。
【0064】
図5を参照すると、ブロック502は、キーボード回復制御を表示することを示す。例えば、一部の実施形態では、動的キー又はテキスト入力インターフェースは、入力要素によって占有される表示領域を減らすためにビューから選択的に隠されるキーボードを含むことが出来る。これは、小さな画面サイズに対して特に有利であるが、任意のサイズのスクリーンの使用を向上させることも出来る。キーボードの代わりに、装置は、1つ以上の他の入力機構を特色としてもよい。例えば、1つ以上のボタン列が表示されてもよく、ボタンは単語又は句全体を表す入力を提供するために使用される。ブロック502において、キーボード回復制御又はタブは、必要に応じて入力を提供するのに使用するためにキーボードが要求されることを可能にするように表示される。一部の実施形態では、キーボード回復制御は、表示領域の端部においてタブ又は他のインターフェース要素として与えられて、キーボードをディスプレイ上に「引き戻す」ために使用され得る。
【0065】
ブロック504は、回復制御を選択する入力を受信することを表す。例えば、タッチ可能ディスプレイにおいて、タブに対する座標は、表示領域内の所定領域にマッピングされてもよい。即ち、その領域が触れられると、タブは「選択」されたとみなされ得る。ブロック506は、それに応じて一部又は全部のキーボードを表示することを示す。キーボード回復制御がタブ又は他の要素として表される場合、回復制御を選択する入力は、キーボードをビューの中に引っ張ることを更に含んでもよい。しかしながら、一部の実施形態では、キーボードは、回復制御が触れられた後で自動的に現れる。1つ以上の視覚及び/又は触覚効果は、キーボードが表示されると再生され得る。
【0066】
キーボードが隠されている間に他のオンスクリーン要素が表示される場合、現在表示されている要素は、キーボードによって補完又は置換されてもよい。例として、キーボードが隠されているときに4列の単語入力キーが表示されている場合、キーボードが表示されると、一列の単語入力キーのみ(又は単語入力キー無し)が表示されてもよい。ブロック508は、選択が連続的であるかどうかを決定すること、即ち、キーボード回復制御又はキーボードの選択に何らかの不連続性があるかどうかを決定することを示す。一部の実施形態では、キーボード上のドラッグ動作の前に行われるキーボード回復制御の連続的又は略連続的な選択が、キーボード回復制御の不連続的な選択及び1つ以上のキーの選択とは異なって処理される。これは、例えば、キーボード回復制御及びキーボード上のキーの選択及び何らかのこのような途切れの長さの評価の間の期間に、タッチ面との接触の途切れがあるかどうかを決定することによって達成されてもよい。例えば、選択が「連続的」であるかどうかを決定するのに回復制御及び1つ以上のキーの接触/選択における間隔が十分に長いかどうかを決定するために、タイミング閾値が参照される。
【0067】
この例として、選択が連続的でない場合、ブロック508において、動的サブルーチンが終了して、キーボードはユーザ入力に応答して再度隠されるまで表示される。追加的に又は代替的に、キーボードは、既定の長さの時間が経過した後で再度隠されてもよい。
【0068】
一方で、選択が連続的であれば、ブロック510に到達する。ブロック510は、選択が終了するまでキーボードを表示して、不連続のときにどのキーに到達したかを決定することを表す。例えば、ユーザは、キーボードを引っ張り出すためにキーボード回復制御に触れて、所望のキーに到達するまで指、スタイラス、又は他の物体をキーボード上でドラッグしてもよい。ユーザがキーボードに触れるのを止めるか、又はユーザが閾値の時間長の間、特定のキーに留まる場合、選択は終了したとみなされ得る。
【0069】
一部の実施形態では、1つ以上の触覚効果が動的キー又はテキスト入力インターフェースの使用と共に提供される。例えば、キーボード回復制御の選択が行われる場合、キーボードが表示される場合、異なるキーに遭遇する場合、キー間の間隔をシミュレートし、且つ/又は他の効果をシミュレートするために、異なる触覚効果が再生され得る。
【0070】
ブロック512は、キーボードを隠して、入力値として最後に選択されたキーを使用することを示す。例えば、ユーザがキーボードを引き出し、「R」キー上を指でドラッグして、ドラッグを停止する(且つ/又はキーボードに触れるのを止める)場合、「R」キーが所望の入力であるとみなされ得る。「R」キーを識別するデータは、別の構成要素によって使用されるためにメモリに記憶され得る。
【0071】
一部の実施形態では、最後に選択されたキーは、1組の示唆される単語を更新するための入力値としてテキストエンジンによって使用され得る。例えば、上記のように、単語全体を含むテキスト入力の選択のために1つ以上のボタンが提示され得る。所望の単語が利用可能な候補の中に表示されていない場合、ユーザは、キーボードをビューの中にドラッグして、1つ以上の文字を提供することが出来る。提供される文字は、新しい候補単語の一群を生成するために使用されることが可能であり、更新される候補単語の一群を有するボタンは、キーボードが隠されると表示され得る。
【0072】
動的キー又はテキスト入力インターフェースは、一部の実施形態では、信頼レベルに基づく触覚効果とは独立して使用され得る。しかしながら、他の実施形態は、図1−4における上記の例に従って候補単語に対する信頼レベルを示すための触覚効果の使用を包含する。
【0073】
図6A−6Dはそれぞれ、例示的な使用中の動的キー又はテキスト入力インターフェースの態様を示す図面である。図6Aは、インターフェース602を提供する装置600の初期ビューを示す。この例示では、表示領域604が提供されており、ユーザが、例えば、Eメール、SMS、ブログ投稿、ドキュメント、コマンドを作成し、又はテキストコンテンツを含む入力を提供することを可能にしてもよい。ウェブページ及び過去のEメールメッセージ等の他のコンテンツが、表示領域604で閲覧されてもよい。
【0074】
この例示において、ユーザ入力を受信するための入力領域606は、インターフェース602の下半分に示される。特に、複数のキー608は、入力される単語又は句全体の選択を可能にし、一方でキーボード610は、入力時に1つの文字を選択するためのキー配置を備える。単語全体選択キーは、テキストエンジンが単一文字の「単語」を示す場合に単一の文字(例えば図6Aに示される「I」)の選択を可能にしてもよい。キーボードの特定の配置及び構成は単なる例示である。他の配置は、より多い又は少ない文字、句読点、符号、数字、及び機能キー(例えば、シフト)等を含み得る。
【0075】
この例示では、テキストがまだ入力されていないので、表示領域604にテキストが示されていない。例えば、ユーザは、メッセージの作成を開始したところであってもよい。テキストエンジンが複数の候補示唆を決定しており、そのうちの3つ(「I」、「Ok」、及び「Do」)が、対応する単語全体選択キー608を使用して選択可能な選択肢として図6Aに示されている。この例示では、入力領域606のサイズが表示領域604に対して減少し得るように、及び/又はより多くのキー606が単語全体の選択を可能にするために表示され得るように、キーボード610が最小化され得る。
【0076】
図6Bは、キーボード610が最小化された後のインターフェース602を示す。この例示では、対応する示唆(「Where」、「Hey」、「Why」、「am」、「What」、及び「When」)を有する追加の単語全体選択キー608が示される。 更に、キーボード回復制御612がインターフェース602の底部に与えられており、ユーザが使用のためキーボード610に戻るように要求することを可能にする。この例示では、キーボード610がインターフェース602の底部に下降するが、表示領域604、入力領域606の相対的な位置及び配置、並びにキー608及びキーボード610のサイズ、配置、及びフォーマットは変化し得ることが理解されるであろう。キーボード回復制御612の場合、上向き矢印で示されているようにインターフェース602の下端部から上方に移動させることによって、キーボード610が使用のために戻ることが出来る。
【0077】
この例示では、複数の単語が示唆される。実施形態は、単一キー608(例えば、「No Way」)における複数の語(即ち、句)の示唆、及び/又は示唆内における句読点若しくは他の文字の包含を含む。更に、単語示唆は、キーボード上にも現れる単一の文字を含み得る。例えば、文字「A」が示唆される単語であってもよい。テキスト入力示唆は、ここに示されるものとは異なる他の言語若しくはアルファベットにおける単語、文字、及び/又は句を含むことが可能であり、言語/アルファベットの混合が基本のテキストエンジンによってサポートされる場合には使用され得る。
【0078】
図6Cは、キーボード610の展開図を示す。利用可能な単語全体入力キー608が所望の単語を表示しない場合、ユーザは1つ以上の文字を入力するためにキーボード610を使用することを所望してもよい。この例示では、ユーザは、最初に、回復制御612を選択して上方にドラッグする(図6Bの矢印によって概略的に示されている)。次に、指、スタイラス、又は他のポインタのインターフェース600との接触を保ちながら、又はキーボード610の選択を維持しながら、ユーザは、図6Cにおける矢印614により示される興味のある文字に対してキーをドラッグすることが出来る。ユーザの指がキーからキーへと動くときのフィードバックのような触覚フィードバックが、この動作中に提供され得る。
【0079】
この例示では、ユーザは、回復制御612から「Y」キーに向かって下方に、次に「D」キーに到達するまで「T」及び「R」キーを横切ってドラッグする。ユーザが既定の閾値を超えて「D」キーに留まり又は「D」キーにおいてタッチインターフェースとの接触が途切れる場合、この動作は「D」キーの選択と解釈され得る。
【0080】
図6Dは、「D」キーの選択に続くインターフェース600の状態を示す。キーボード610は、下向き矢印によって示されているように再度隠されており、回復制御612がインターフェース612の端部に再度示されている。複数の単語全体入力キーが616に示されている。しかしながら、キー616は、候補示唆の組が「D」キーの入力に基づいて更新されている点でキー608とは異なる。この例示では、全ての示唆された単語(「Do」、「Don’t」、「Down」、「Dude」、「Doubtless」、「Dog」、「Disorderly」、「duh」)が文字「D」で開始する。勿論、特定の組の候補示唆は、テキストエンジンの動作に依存してもよい。例えば、過去及び/又は現在の文脈情報に基づいて、「D」又は他の文字で開始する他の単語が入力される最も可能性の高い単語であると見なされてもよく、利用可能なキー614に反映され得る。テキストエンジンが異なる言語/文字の組をサポートする場合、外国語の単語、文字、及び句が利用可能なキー614に含まれ得る。
【0081】
タッチ可能インターフェースに関する例示が上述されている。しかしながら、動的キー又はテキスト入力インターフェースは、ディスプレイを介して提供されてもよく、且つ入力は例えばマウス又は他の周辺機器等の別の装置を介して受信されてもよい。例えば、ユーザは、タブ612、クリックタブ612にオンスクリーンのポインタを置いて、オンスクリーンのキーボードをドラッグしてもよい。次に、ユーザは、興味のあるキーに移動し且つキーを覆ってもよい。キーボードの連続的な選択は、ポインタの連続的なクリックから推測されてもよく、及び/又は興味のあるキーに到達するまで留まることのないキーボード上のマウスポインタの移動に基づいてもよい。
【0082】
図7は、直列化された表現のメッセージを提供するための方法700における例示的なステップを示す流れ図である。一部の実施形態では、装置は、テキスト又は文字の列としてというより、メッセージの個々の単位が個別に且つ次々に表示される直列化表現モードで動作するように構成されてもよい。これは、ユーザがディスプレイに細心の注意を払うことが出来ない場合に有利である。メッセージ全体を一度に提供する代わりに(又はそれに加えて)、直列化表現モードを起動可能であって、個々の単語(又は他の単位)が1つずつ表示される。例えば、直列化された単語(又は他の単位)は、メッセージの複数の部分が一緒に表示された場合に可能であるよりも大きなフォントサイズを使用して表示されてもよい。
【0083】
ブロック702は、直列表現モードの使用を選択して入力を受信することを示す。例えば、携帯型又は他の装置は、複数の出力モードをサポートしてもよく、直列表現モードはメニュー、入力キー、又は他の装置制御を介して選択される。一部の実施形態では、直列表現モードは、物理的な入力に応答して選択され得る。例えば、装置は、装置の動作を検出する加速度計等の1つ以上のセンサを含んでもよい。例として、装置は、装置の振動又はタッピングに応答して直列表現モードに切り替わるように構成されてもよい。
【0084】
ブロック704は、直列化されたデータストリームにアクセスすることを示す。直列化されたデータストリームは、直列出力のための単位に分割可能な任意の通信を含み得る。例えば、直列化されたデータストリームは、Eメール、インスタントメッセージ、又はショートメッセージサービス(SMS)メッセージ等のテキスト式コンテンツを表すデータを含んでもよい。別の例として、直列化されたデータストリームは、ウェブページ、ワードプロセッシングドキュメント、又は別のドキュメントのコンテンツを表すデータを含んでもよい。
【0085】
ブロック706は、データストリーム内の単位及び出力データに使用される1つ以上の触覚効果を決定することを示す。例えば、データストリーム内の単位を決定することは、メッセージの構文から単語、句読点、及び他の文字(例えば、アイコン、スマイル)を識別することを含み得る。単語は、例えば、スペース及び/又は句読点に基づいて区別されてもよい。触覚効果は、例えば、特定の触覚効果の出力を要求する情報、メッセージコンテンツを触覚効果にマッピングするデータ、及び/又はメッセージ動作を特定の触覚効果にマッピングするデータ等のメッセージに含まれるデータに基づいて決定され得る。
【0086】
例として、装置は、特定の種類の触覚効果を対応する句読点にマッピングするデータにアクセスしてもよい。別の例として、異なる単語は、異なる種類の触覚効果にマッピングされることが可能であり、及び/又は単語の特性が使用する効果を決定するために使用され得る。例えば、興味のあるキーワードのリストが参照されてもよく、キーワードがメッセージ内に存在する場合、キーワードの関連する触覚効果がキーワードを表示するときに再生され得る。別の例として、メッセージの異なる文法の部分に異なる触覚効果が関連付けられてもよい。例えば、装置は、メッセージ内の1つ以上の主語、動詞、及び目的語を決定して、それぞれ主語、動詞、及び目的語に対応する単語が直列的に出力されると対応する触覚効果を再生してもよい。
【0087】
更なる実施形態は、直列化されたデータストリームの全てではなく一部の単位を表示してもよい。例えば、Eメールヘッダ、返信の中で引用される過去のメッセージ部分等の不要な又は望ましくないコンテンツを識別するためにメッセージの構文又は文脈が使用されて、表示処理を促進してもよい。
【0088】
ブロック708は、データの1つ以上の個別単位を表示し、1つ又は複数の触覚効果を提供することを示す。例えば、対応する触覚効果が再生されている間に単語が表示されてもよい。追加的に又は代替的に、単語又は他の単位が表示される前及び/又は後に、触覚効果が再生されてもよい。一部の例では、触覚効果は、単語又は他の単位の代わりに再生されてもよい。例えば、感嘆符を表示する代わりに急峻な振動が提供されてもよく、又はコンマの代わりに遅い振動が再生されてもよい。また、表示のタイミングを決定するのに句読点が使用されてもよい。例えば、コンマ、セミコロン、ピリオド、又は他の指示が最初の単語及び1つ以上の後続の単語の表示の間の遅延をもたらしてもよい。こうした中断が一部の例における触覚効果に関連付けられてもよい。
【0089】
ブロック710及び712は、直列化されたデータストリームを介して進行するループを示す。この例では、ブロック710は更なる単位を確認することを示し、ブロック712は残りの単位がなくなるまで表示及び/又は触覚出力に対する基礎として使用される次の単位に移動することを示す。
【0090】
この例示では、処理700は、データの単位の残りがなくなるまで継続する。一部の実施形態では、1つ以上の追加のステップがユーザ入力を直列化されたデータの表示の基礎とするために含まれる。例えば、振動、タッピング、又は装置の他の動作のような入力が受信されるまで又は受信されなければ、方法は追加の単位の表示に進まなくてもよい。一部の実施形態では、装置を動かすことは、次の単語に進む、前の単語に戻る、又は直列化されたデータの表示を中断するためのコマンドとして解釈され得る。
【0091】
図8A及び8Bは、直列化された表現を使用するメッセージの例示的な出力を示す図である。この例では、ユーザは、テキスト「That’s Awesome!」を含むメッセージを装置802のユーザに送信している。図8Aに示されるように、装置802は、データストリームを受信して、メッセージが3つの テキスト単位、「That’s」、 「Awesome」及び「!」を含むことを決定している。図8Aには、第1の単位(「That’s」)が表示されている。図8Bは、第2の単位(「Awesome」)の表示を感嘆符に結び付けられる触覚効果の図形表示806と共に示す。一部の実施形態では、感嘆符のような句読点が表示されて、触覚効果が提供される。但し、この例では、触覚効果が感嘆符を表示する代わりに提供される。
【0092】
メッセージの流れ及び調子全体を保存するために、異なる触覚効果が提供され得る。例えば、一連の触覚効果が単語の順番及び文脈に基づいて決定されて、文の中の1つ以上の強調点を決定し得る。例えば、業務の期限が「金曜日の午後2時まで(by 2pm Friday)」であることをメッセージが示す場合、触覚効果は、期限の日付/時間が表示されるときにトリガされ得る。別の例として、メッセージの音素が識別されて、音声効果をシミュレートするために適切な触覚効果にマッピングされ得る。例えば、急峻な触覚効果は強勢された音節にマッピングされてもよく、柔らかい触覚効果は強勢されていない音節にマッピングされることが可能であり、且つ/又は触覚効果の組み合わせが音素にマッピングされ得る。単語が表示されるときに、適切な触覚効果が音節/音素効果をシミュレートするために再生可能である。
【0093】
一部の実施形態では、装置は1つ以上の他の装置における入力又は他の動作に基づいて触覚効果を提供してもよい。図9は、2つ以上の装置間で通信セッションが進行する間に触覚効果を提供する方法900における例示的なステップを示す流れ図である。ブロック902は、通信セッションの開始を示す。例えば、2つ以上の装置が、適切なオンボードネットワーク技術を使用した直接接続を介して及び/又はネットワークを介して互いに接続してもよい。別の例として、装置は、サービスプロバイダにログインしてもよい。簡潔のため、基礎となる接続の設定及び維持並びにメッセージ中継の詳細は図示されない。このような詳細は、当業者の能力の範囲内である。ブロック904は、セッションが終了したかどうか、その場合、方法が完了したかどうかを決定することを示す。しかしながら、この例では、セッションが継続している間、1つ以上の触覚効果が通信セッションに関連する1人以上のユーザによる動作に基づいて再生されるべきかどうかを決定するために、着信データが評価される。触覚効果は、通信の受信に関連する触覚効果に加えて提供されることが可能であり、例えば、他のユーザがデータを入力している時を他のユーザに気付かせることが出来る。
【0094】
ブロック906は、着信データが遠隔ユーザ入力又は他の遠隔動作に関して提供されたかどうかを決定することを示す。例えば、通信セッションに関連する各ユーザは、他のユーザのセッションに対してユーザがメッセージ又は応答をタイピング/入力しているかどうかを示す状況データを提供するクライアントを利用してもよい。着信データは、特定の触覚効果にマッピングされる状況(例えば、「タイピング」、「入力されたが送信されていないテキスト」等)を単純に示してもよい。しかしながら、着信データは、より多くの詳細な情報を含んでもよい。例えば、一部の実施形態では、文字又は単語が装置で選択されるたびに、装置は、装置と通信する他のユーザに対して選択された文字/単語の指示を提供する。例えば、異なる指示が、個別の文字、句読点、又は単語全体の選択に対して対応する触覚効果にマッピングされてもよい。一部の実施形態では、指示ではなく、元の装置は触覚効果を特定するデータを送信する。例えば、装置でメッセージをタイピングするユーザは、異なる文字、単語、句読点、又は他の文字がタイピングされると特定の触覚効果を送信するように装置を構成してもよい。
【0095】
遠隔動作の別の例は、データが遠隔装置で出力されている間に触覚効果を再生することである。例えば、遠隔装置は、図7に関連して上述されたような直列化出力モードで、又は単語、文字、若しくは他のコンテンツが表示されるときに触覚効果が提供される別のモードで動作していてもよい。この表示動作を示すデータは、ローカル装置が遠隔装置における触覚効果の再生の「エコー」のような対応する触覚効果を感知するように提供されてもよい。
【0096】
ブロック908において、触覚効果は、遠隔のユーザ動作からのデータに基づいて装置において識別され且つ再生される。例えば、触覚効果が明示的に識別される場合、1つ以上のアクチュエータを駆動するために適切な信号が生成され且つ使用され得る。遠隔の入力動作に関するデータが触覚効果を特定しない場合、データは、遠隔動作を触覚効果にマッピングするメモリにおけるデータの参照に基づいて再生される触覚効果と相互参照され得る。
【0097】
ブロック910は、装置において入力及び他の動作を評価することを示す。その場合、ブロック912において、ユーザ入力状況に関するデータが送信される。例えば、ユーザが文字又は単語をタイピングする場合、ユーザがタイピングしていること及び/又はタイピングされたものを識別する適切なデータが送信され得る。触覚効果が特定される場合、触覚効果を識別するデータが送信され得る。触覚効果が遠隔装置から受信されるコンテンツの出力と共に提供される場合、触覚効果の再生を示すデータは、「エコー」又は他の指示が遠隔装置に提供され得るように、遠隔装置に提供され得る。
【0098】
一部の実施形態は、上述の実施形態の態様を組み合わせる。例として、コンピュータシステムは、アクチュエータ、ディスプレイ、センサ、及びプログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサを備えることが出来る。コンピュータシステムは、1つの移動装置、コンピュータ、又は2つ以上の移動装置、コンピュータ、又は互いに通信する他のシステムを備えてもよい。
【0099】
プログラム構成要素は、連続する文字、単語、又は句を表す入力データを受信するようにシステムを構成するユーザインターフェースモジュールを含むことが出来る。入力データは、ディスプレイ装置に提供される動的キー又はテキスト入力インターフェースを使用して受信されてもよく、動的キー又はテキスト入力インターフェースは、キーボード回復制御の選択に応答してオンスクリーンキーボードを選択的に表示して、単一のキーの選択の決定後にキーボードを隠すように構成されてよい。また、ユーザインターフェースモジュールは、直列化表示モードの選択に応答して個別に且つ連続して直列化されたデータストリームの単位を表示するようにシステムを構成してもよい。直列化データモードの選択は、センサによって検出される動作に基づいて決定されることが出来る。コンピュータシステムが移動装置を備える場合、動作は装置又は周辺機器の振動を含んでもよい。
【0100】
プログラム構成要素は、受信した入力データに基づいて複数のテキスト入力示唆を生成して、各テキスト入力示唆に関連する信頼レベルを決定するように構成されるテキストエンジンを含むことが出来る。例えば、テキスト入力示唆は、動的キー/テキスト入力インターフェースの単語選択ボタンに提示される1つ以上の単語又は句を備えてもよい。代替的又は追加的に、テキスト入力示唆は、入力されたテキストの自動的な又は示唆される訂正及び/又は部分的に入力されたテキストの補完を含むことが出来る。
【0101】
プログラム構成要素は、信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別して、識別された触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成される触覚効果モジュールを含むことが出来る。例えば、テキスト入力示唆が選択及び表示されると異なる触覚効果が再生されてもよく、テキスト入力示唆が過去に入力された(又は部分的に入力された)テキストを置換するために使用されると追加の触覚効果が再生されてもよい。キーボードが回復され、隠され、又は使用されると、更なる触覚効果が再生されてもよい。
【0102】
また、プログラム構成要素は、遠隔ユーザ又はデータ源による動作を示す直列化データストリーム及び状況情報にアクセスするようにシステムを構成するEメールアプリケーション、メッセージングアプリケーション、又はブラウザ等の1つ以上の通信アプリケーションを含むことが出来る。例えば、アプリケーションは、いつ又は何を遠隔ユーザがタイピングし、閲覧しているのか、及び/又はいつ触覚効果が遠隔ユーザに提供されるのかを示してもよい。この情報は、状況情報に応答して触覚効果を提供するために触覚効果モジュールによって使用されてもよい。
【0103】
(概論)
本明細書における「適合される」又は「構成される」の使用は、追加のタスク又はステップを実行するように適合又は構成される装置を除外しない開放的及び包括的な言語として意図される。 更に、「基づく」の使用は、1つ以上の記載の条件又は値に「基づく」処理、ステップ、計算、又は他の動作が実際にはこうした記載を超えて追加の条件又は値に基づいてもよいという点で、開放的及び包括的であることが意図される。本明細書に含まれる見出し、リスト、及び番号は、単に説明を容易にするためのものであって、限定することを意図していない。
【0104】
本主題の態様に従う実施形態は、デジタル電子回路、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、又はこれらの組み合わせに実装され得る。一実施形態では、コンピュータは、1つ又は複数のプロセッサを備えてもよい。プロセッサは、プロセッサに結合されるRAM(random access memory)等のコンピュータ可読媒体を備え又はそれへのアクセスを有する。プロセッサは、例えば、予測テキストアルゴリズム又は他の入力認識エンジンを含む1つ以上のコンピュータプログラムを実行するメモリに記憶されるコンピュータ実行可能プログラム命令を実行する。
【0105】
このようなプロセッサは、マイクロプロセッサ、DSP(digital signal processor)、ASIC(application−specific integrated circuit)、FPGA(field programmable gate array)、及び状態機械を備えてもよい。このようなプロセッサは、PLC、PIC(programmable interrupt controller)、PLD(programmable logic device)、PROM(programmable read−only memory)、EPROM又はEEPROM(electronically programmable read−only memory)、又は他の類似の装置等のプログラム可能電子装置を更に備えてもよい。
【0106】
このようなプロセッサは、プロセッサによって実行されると、本明細書に記載のステップをプロセッサによって実行又は支援させることが出来る命令を記憶する有形のコンピュータ可読媒体等の媒体を備え、又はこれと通信してもよい。コンピュータ可読媒体の実施形態は、限定されないが、プロセッサ、例えばウェブサーバのプロセッサにコンピュータ可読命令を提供することが出来る電子、光学、磁気、又は他の記憶装置若しくは伝送装置を備えてもよい。媒体の他の例は、限定されないが、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、磁気ディスク、メモリチップ、ROM、RAM、ASIC、構成プロセッサ、全ての光学媒体、全ての磁気テープ若しくは磁気媒体、又はコンピュータプロセッサが読み取り可能な任意の他の媒体を含む。また、ルータ、プライベート若しくはパブリックネットワーク、又は他の伝送装置等の様々な他の装置がコンピュータ可読媒体を含んでもよい。記載されたプロセッサ及び処理は、1つ以上の構造内にあってもよく、1つ以上の構造にわたって分散されてもよい。プロセッサは、本明細書に記載の1つ以上の方法(又は方法の一部)を実行するためのコードを備えてもよい。
【0107】
一部の実施形態は、コンピュータ集約型であってもよい。コンピュータ集約型アプリケーションの適切な性能を確保するという問題は、例えば、より強力なプロセッサ及び大きなメモリを利用する等、従来から多くの方法で対処されている。こうした要求に対する他の手段は、所定の処理タスクを装置に割り当てる一方で、他のタスクをサーバに依存することを含む。例えば、移動装置は、ユーザインターフェースを生成して入力を受信するために処理タスクを処理するが、ネットワーク接続を介してアクセス可能な遠隔サーバ又は他の装置におけるテキストエンジンに要求を提供してもよい。別の例として、適切な触覚効果を決定するために遠隔サーバ又は他の装置が使用されてもよい。
【0108】
本主題は特定の実施形態に関して詳細に記載されているが、当業者であれば、上述の理解を得ることにより、このような実施形態に対する変更、変形、及び均等物を容易に生み出すことが出来ることが理解されるであろう。従って、本開示は、限定ではなく例示の目的で提示されているのであって、当業者には容易に明らかとなる本主題への修正、変形及び/又は付加の包含を排除しないことが理解されるべきである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置において、一連の入力選択を表す入力データを受信するステップであって、前記入力選択は、文字、単語、又は句を含むステップと、
前記コンピュータ装置によって、受信された前記入力データに基づいて生成される少なくとも1つのテキスト入力示唆を確認するステップと、
前記コンピュータ装置によって、各テキスト入力示唆に関係付けられる信頼レベルを決定するステップと、
前記コンピュータ装置によって、前記信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別するステップと、
前記コンピュータ装置によって、識別された前記触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記テキスト入力示唆は、受信された前記入力データに基づく完成示唆又は受信された前記入力データに基づく訂正示唆の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記信頼レベルは、確率値に基づき、
識別するステップは、前記複数の潜在的な触覚効果に複数の確率値を相関させる機能から前記触覚効果を識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
複数のテキスト入力示唆を提示して、前記複数のテキスト入力示唆の1つの選択を受信ように構成されるインターフェースを提供するステップを更に含み、
前記触覚効果を識別するステップは、前記複数のテキスト入力示唆の選択された前記1つに関係付けられる前記触覚効果を識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定するステップは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
識別するステップは、前記テキスト入力示唆の各々に対する触覚効果を識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
連続して前記テキスト入力示唆の各々を表示する表示信号を提供するステップを更に含み、
少なくとも1つの触覚信号を出力するステップは、前記テキスト入力示唆が表示されている間に各テキスト入力示唆に対応する前記触覚効果を生成する信号を出力することを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定するステップは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
総計で前記テキスト入力示唆の前記信頼レベルを評価することに基づいて、単一の触覚効果を識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
入力値として使用するために前記テキスト入力示唆を選択する入力を受信するステップを更に含み、
出力するステップは、前記完成の選択が入力値として使用するために選択された後で行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
プログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサ及びアクチュエータを備えるシステムであって、前記プログラム構成要素は、
一連の文字、単語、又は句を表す入力データを受信するように構成されるユーザインターフェースモジュールと、
受信された前記入力データに基づいてテキスト入力示唆を生成して、前記テキスト入力示唆に関係付けられる信頼レベルを決定するように構成されるテキストエンジンと、
前記信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別して、識別された前記触覚効果を前記アクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成される触覚効果モジュールと
を備える、システム。
【請求項10】
前記信頼レベルは、確率値に基づき、
前記触覚効果モジュールは、前記複数の潜在的な触覚効果に複数の確率値を相関させる機能から前記触覚効果を識別するように構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
ディスプレイを更に備え、
前記ユーザインターフェースモジュールは、前記ディスプレイに複数のテキスト入力示唆を提示して、前記複数のテキスト入力示唆の1つの選択を受信ように構成され、
前記触覚効果モジュールは、前記複数のテキスト入力示唆の選択された前記1つに関係付けられる前記触覚効果を識別するように構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定することは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
識別することは、総計で前記テキスト入力示唆の前記信頼レベルを評価することに基づいて、単一の触覚効果を識別することを含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項13】
前記触覚効果モジュールは、前記ユーザインターフェースモジュールが入力値として使用するために前記テキスト入力示唆の選択を受信した後で、前記少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項14】
前記プロセッサ、アクチュエータ、及びコンピュータ可読媒体は、携帯電話、個人用デジタル補助装置、又はコンピュータの少なくとも1つを含むシステムにおいて備えられる、請求項9に記載のシステム。
【請求項15】
前記プロセッサ及びアクチュエータは、互いと通信する別個の装置に備えられる、請求項9に記載のシステム。
【請求項16】
コンピュータシステムによって実行可能なプログラムコードを具現する有形のコンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードは、
直列化された入力を受信するためのプログラムコードと、
受信された前記入力データに基づいて前記直列化された入力の単位を置換する入力示唆を生成するためのプログラムコードと、
前記入力示唆に関係付けられる信頼レベルを決定するためのプログラムコードと、
前記信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別するためのプログラムコードと
を備える、コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記直列化された入力は、一連の文字、単語、又は句を表す入力データを含み、
前記入力示唆は、テキスト入力示唆を含む、請求項16に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
識別された前記触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を前記コンピュータシステムに出力させるためのプログラムコードを更に備える、請求項17に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記信頼レベルは、確率値を含み、
識別することは、前記複数の潜在的な触覚効果に複数の確率値を相関させる機能から前記触覚効果を識別することを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
複数のテキスト入力示唆を提示して、前記複数のテキスト入力示唆の1つの選択を受信ように構成されるインターフェースを提供するためのプログラムコードを更に備え、
前記触覚効果を識別することは、前記複数のテキスト入力示唆の選択された前記1つに関係付けられる前記触覚効果を識別することを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項21】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定することは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
識別することは、前記テキスト入力示唆の各々に対する触覚効果を識別することを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項22】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定することは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
識別することは、総計で前記テキスト入力示唆の前記信頼レベルを評価することに基づいて、単一の触覚効果を識別することを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項23】
入力値として使用するために前記テキスト入力示唆を選択する入力を受信するためのプログラムコードを更に備え、
出力は、前記完成の選択が入力値として使用するために選択された後で行われる、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
アクチュエータ、及びプログラム構成要素を有形的に具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサを備えるシステムであって、前記プログラム構成要素は、
直列化されたデータにアクセスして、前記直列化されたデータの複数の単位を決定するように構成されるモジュールであって、前記単位は、単語、句読点、又は文字の少なくとも1つを含むモジュールと、
個別的に及び連続して前記単位の少なくとも一部を表示するように構成されるユーザインターフェースモジュールと、
単位の前記表示に関係付けられる少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成される触覚効果モジュールであって、前記触覚信号は、前記単位が表示される前、後又は間に触覚効果を前記アクチュエータに生成させるように出力される触覚効果モジュールと
を備える、システム。
【請求項25】
ディスプレイを備えるコンピュータ装置によって、オンスクリーンキーボードを表示するステップと、
前記キーボードの少なくとも一部を隠して、キーボード回復制御を表示するステップと、前記キーボード回復制御が選択されているかどうかを決定するステップと、
前記キーボード回復制御の選択に応答して、前記オンスクリーンキーボードを表示するステップと、
前記キーボード又はキーボード回復制御の選択において不連続性が生じたかどうかを決定するステップと、
前記不連続性が生じたときに到達していたキーを識別するステップと、
前記キーボードの少なくとも一部を隠すステップと、
入力値として使用するためにメモリ内に前記キーを識別するデータを記憶するステップと
を含む、方法。
【請求項26】
表示するステップは、タッチ可能スクリーンに前記キーボードを表示することを含み、
決定するステップは、閾値期間を超えた期間の間、前記スクリーンとの接触が途切れているかどうかを決定することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記不連続性に到達する前に、前記オンスクリーンキーボードの第1のキーが到達された後で前記オンスクリーンキーボードの第2のキーが到達されるときに触覚効果を提供するステップを更に含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
アクチュエータ、ディスプレイ、センサ、及びプログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサを備えるシステムであって、前記プログラム構成要素は、
一連の文字、単語、又は句を表す入力データを受信するように前記システムを構成するユーザインターフェースモジュールと、
受信された前記入力データに基づいて複数のテキスト入力示唆を生成して、各テキスト入力示唆に関係付けられる信頼レベルを決定するように構成されるテキストエンジンと、
直列化データストリーム及び遠隔ユーザによる動作を示す状況情報にアクセスするように前記システムを構成する通信アプリケーションと、
前記信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別して、識別された前記触覚効果を前記アクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するように前記システムを構成する触覚効果モジュールと
を備え、
前記ユーザインターフェースモジュールは、前記ディスプレイに提供される動的キー又はテキスト入力インターフェースを使用して入力データを受信するように前記システムを構成し、前記動的キー又はテキスト入力インターフェースは、キーボード回復制御の選択に応答してオンスクリーンキーボードを選択的に表示して、キーの選択に応答して前記キーボードを隠すように構成され、
前記ユーザインターフェースモジュールは、直列化表示モードの選択に応答して個別に及び連続的に前記直列化データストリームの単位を表示するように前記システムを構成し、前記直列化データモードの選択は、前記センサによって検出される動作に基づいて決定され、且つ
前記触覚効果モジュールは、前記状況情報に応答して触覚効果を提供するように前記システムを構成する、 システム。
【請求項1】
コンピュータ装置において、一連の入力選択を表す入力データを受信するステップであって、前記入力選択は、文字、単語、又は句を含むステップと、
前記コンピュータ装置によって、受信された前記入力データに基づいて生成される少なくとも1つのテキスト入力示唆を確認するステップと、
前記コンピュータ装置によって、各テキスト入力示唆に関係付けられる信頼レベルを決定するステップと、
前記コンピュータ装置によって、前記信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別するステップと、
前記コンピュータ装置によって、識別された前記触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記テキスト入力示唆は、受信された前記入力データに基づく完成示唆又は受信された前記入力データに基づく訂正示唆の少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記信頼レベルは、確率値に基づき、
識別するステップは、前記複数の潜在的な触覚効果に複数の確率値を相関させる機能から前記触覚効果を識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
複数のテキスト入力示唆を提示して、前記複数のテキスト入力示唆の1つの選択を受信ように構成されるインターフェースを提供するステップを更に含み、
前記触覚効果を識別するステップは、前記複数のテキスト入力示唆の選択された前記1つに関係付けられる前記触覚効果を識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定するステップは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
識別するステップは、前記テキスト入力示唆の各々に対する触覚効果を識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
連続して前記テキスト入力示唆の各々を表示する表示信号を提供するステップを更に含み、
少なくとも1つの触覚信号を出力するステップは、前記テキスト入力示唆が表示されている間に各テキスト入力示唆に対応する前記触覚効果を生成する信号を出力することを含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定するステップは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
総計で前記テキスト入力示唆の前記信頼レベルを評価することに基づいて、単一の触覚効果を識別することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
入力値として使用するために前記テキスト入力示唆を選択する入力を受信するステップを更に含み、
出力するステップは、前記完成の選択が入力値として使用するために選択された後で行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
プログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサ及びアクチュエータを備えるシステムであって、前記プログラム構成要素は、
一連の文字、単語、又は句を表す入力データを受信するように構成されるユーザインターフェースモジュールと、
受信された前記入力データに基づいてテキスト入力示唆を生成して、前記テキスト入力示唆に関係付けられる信頼レベルを決定するように構成されるテキストエンジンと、
前記信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別して、識別された前記触覚効果を前記アクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成される触覚効果モジュールと
を備える、システム。
【請求項10】
前記信頼レベルは、確率値に基づき、
前記触覚効果モジュールは、前記複数の潜在的な触覚効果に複数の確率値を相関させる機能から前記触覚効果を識別するように構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項11】
ディスプレイを更に備え、
前記ユーザインターフェースモジュールは、前記ディスプレイに複数のテキスト入力示唆を提示して、前記複数のテキスト入力示唆の1つの選択を受信ように構成され、
前記触覚効果モジュールは、前記複数のテキスト入力示唆の選択された前記1つに関係付けられる前記触覚効果を識別するように構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項12】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定することは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
識別することは、総計で前記テキスト入力示唆の前記信頼レベルを評価することに基づいて、単一の触覚効果を識別することを含む、請求項9に記載のシステム。
【請求項13】
前記触覚効果モジュールは、前記ユーザインターフェースモジュールが入力値として使用するために前記テキスト入力示唆の選択を受信した後で、前記少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成される、請求項9に記載のシステム。
【請求項14】
前記プロセッサ、アクチュエータ、及びコンピュータ可読媒体は、携帯電話、個人用デジタル補助装置、又はコンピュータの少なくとも1つを含むシステムにおいて備えられる、請求項9に記載のシステム。
【請求項15】
前記プロセッサ及びアクチュエータは、互いと通信する別個の装置に備えられる、請求項9に記載のシステム。
【請求項16】
コンピュータシステムによって実行可能なプログラムコードを具現する有形のコンピュータ可読媒体であって、前記プログラムコードは、
直列化された入力を受信するためのプログラムコードと、
受信された前記入力データに基づいて前記直列化された入力の単位を置換する入力示唆を生成するためのプログラムコードと、
前記入力示唆に関係付けられる信頼レベルを決定するためのプログラムコードと、
前記信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別するためのプログラムコードと
を備える、コンピュータ可読媒体。
【請求項17】
前記直列化された入力は、一連の文字、単語、又は句を表す入力データを含み、
前記入力示唆は、テキスト入力示唆を含む、請求項16に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項18】
識別された前記触覚効果をアクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を前記コンピュータシステムに出力させるためのプログラムコードを更に備える、請求項17に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項19】
前記信頼レベルは、確率値を含み、
識別することは、前記複数の潜在的な触覚効果に複数の確率値を相関させる機能から前記触覚効果を識別することを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項20】
複数のテキスト入力示唆を提示して、前記複数のテキスト入力示唆の1つの選択を受信ように構成されるインターフェースを提供するためのプログラムコードを更に備え、
前記触覚効果を識別することは、前記複数のテキスト入力示唆の選択された前記1つに関係付けられる前記触覚効果を識別することを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項21】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定することは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
識別することは、前記テキスト入力示唆の各々に対する触覚効果を識別することを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項22】
生成することは、複数のテキスト入力示唆を生成することを含み、
決定することは、前記テキスト入力示唆の各々に関係付けられる信頼レベルを決定することを含み、且つ
識別することは、総計で前記テキスト入力示唆の前記信頼レベルを評価することに基づいて、単一の触覚効果を識別することを含む、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項23】
入力値として使用するために前記テキスト入力示唆を選択する入力を受信するためのプログラムコードを更に備え、
出力は、前記完成の選択が入力値として使用するために選択された後で行われる、請求項18に記載のコンピュータ可読媒体。
【請求項24】
アクチュエータ、及びプログラム構成要素を有形的に具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサを備えるシステムであって、前記プログラム構成要素は、
直列化されたデータにアクセスして、前記直列化されたデータの複数の単位を決定するように構成されるモジュールであって、前記単位は、単語、句読点、又は文字の少なくとも1つを含むモジュールと、
個別的に及び連続して前記単位の少なくとも一部を表示するように構成されるユーザインターフェースモジュールと、
単位の前記表示に関係付けられる少なくとも1つの触覚信号を出力するように構成される触覚効果モジュールであって、前記触覚信号は、前記単位が表示される前、後又は間に触覚効果を前記アクチュエータに生成させるように出力される触覚効果モジュールと
を備える、システム。
【請求項25】
ディスプレイを備えるコンピュータ装置によって、オンスクリーンキーボードを表示するステップと、
前記キーボードの少なくとも一部を隠して、キーボード回復制御を表示するステップと、前記キーボード回復制御が選択されているかどうかを決定するステップと、
前記キーボード回復制御の選択に応答して、前記オンスクリーンキーボードを表示するステップと、
前記キーボード又はキーボード回復制御の選択において不連続性が生じたかどうかを決定するステップと、
前記不連続性が生じたときに到達していたキーを識別するステップと、
前記キーボードの少なくとも一部を隠すステップと、
入力値として使用するためにメモリ内に前記キーを識別するデータを記憶するステップと
を含む、方法。
【請求項26】
表示するステップは、タッチ可能スクリーンに前記キーボードを表示することを含み、
決定するステップは、閾値期間を超えた期間の間、前記スクリーンとの接触が途切れているかどうかを決定することを含む、請求項25に記載の方法。
【請求項27】
前記不連続性に到達する前に、前記オンスクリーンキーボードの第1のキーが到達された後で前記オンスクリーンキーボードの第2のキーが到達されるときに触覚効果を提供するステップを更に含む、請求項25に記載の方法。
【請求項28】
アクチュエータ、ディスプレイ、センサ、及びプログラム構成要素を具現するコンピュータ可読媒体へのアクセスを有するプロセッサを備えるシステムであって、前記プログラム構成要素は、
一連の文字、単語、又は句を表す入力データを受信するように前記システムを構成するユーザインターフェースモジュールと、
受信された前記入力データに基づいて複数のテキスト入力示唆を生成して、各テキスト入力示唆に関係付けられる信頼レベルを決定するように構成されるテキストエンジンと、
直列化データストリーム及び遠隔ユーザによる動作を示す状況情報にアクセスするように前記システムを構成する通信アプリケーションと、
前記信頼レベルに少なくとも部分的に基づいて複数の潜在的な触覚効果から1つの触覚効果を識別して、識別された前記触覚効果を前記アクチュエータに生成させるように構成される少なくとも1つの触覚信号を出力するように前記システムを構成する触覚効果モジュールと
を備え、
前記ユーザインターフェースモジュールは、前記ディスプレイに提供される動的キー又はテキスト入力インターフェースを使用して入力データを受信するように前記システムを構成し、前記動的キー又はテキスト入力インターフェースは、キーボード回復制御の選択に応答してオンスクリーンキーボードを選択的に表示して、キーの選択に応答して前記キーボードを隠すように構成され、
前記ユーザインターフェースモジュールは、直列化表示モードの選択に応答して個別に及び連続的に前記直列化データストリームの単位を表示するように前記システムを構成し、前記直列化データモードの選択は、前記センサによって検出される動作に基づいて決定され、且つ
前記触覚効果モジュールは、前記状況情報に応答して触覚効果を提供するように前記システムを構成する、 システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6A】
【図6B】
【図6C】
【図6D】
【図7】
【図8A】
【図8B】
【図9】
【公表番号】特表2013−504808(P2013−504808A)
【公表日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−528818(P2012−528818)
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【国際出願番号】PCT/US2010/047127
【国際公開番号】WO2011/031575
【国際公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(399047149)イマージョン コーポレイション (57)
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【国際出願番号】PCT/US2010/047127
【国際公開番号】WO2011/031575
【国際公開日】平成23年3月17日(2011.3.17)
【出願人】(399047149)イマージョン コーポレイション (57)
【Fターム(参考)】
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