説明

記録再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ記録方法

【課題】
コンテンツの著作権を保護した上で、コンテンツの高速再生を可能とし、記録再生装置の使い勝手向上を実現する。
【解決手段】
着脱可能な第一の記録媒体に第一の記録媒体固有の鍵を用いてコンテンツを暗号化して記録すると同時に、内蔵の第二の記録媒体に第一の記録媒体固有の鍵を用いてコンテンツを暗号化して記録する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンテンツの記録及び再生を制御する記録再生装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、コンテンツの記録及び再生を制御する記録再生装置に関して、以下のようなものを記載した特許文献1がある。その特許文献1には、「ユーザーサイドでの機器間で実行されるコピー又はムーブに関して、ユーザーの私的複製の権利を維持したうえで、適切な著作権保護が可能になるような記録システム、及びその記録再生システムの中心となるデータ処理装置を提供することを目的」(特許文献1の段落0005)とし、「第1の記録媒体に記録されたメインデータ(例えば音楽データ)を第2の装置に送信して第2の記録媒体にコピー又はムーブさせる際には、第1の装置においてその装置固有の識別子をキーとして用いて暗号化を行う。そして暗号化されたメインデータを第2の装置に送信してコピー又はムーブを実行させるようにする」(特許文献1の段落0006)ことの記載がある。
【0003】
【特許文献1】特開2000−322826号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1においては、第2の装置で第2の記録媒体に記録されたメインデータを再生する場合、読み出した暗号化されたメインデータを第1の装置において復号化するようにしている(特許文献1の段落0164)。すなわち、メインデータなどのコンテンツを再生する場合、一度、再生する装置とは異なる別の装置に送信し、その別の装置において復号化した後、再生する装置に戻す必要がある。従って、高速処理したい場合には、不適切なシステムとなってしまっている。
【0005】
そこで、本発明では、適切な著作権保護を可能としつつ、コンテンツを再生する際、高速処理を可能とする記録再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ記録方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的は、着脱可能な第一の記録媒体に固有の第一の鍵で暗号化したコンテンツを第一の記録媒体及び記録再生装置に内蔵された第二の記録媒体に記録したシステムにおいて、達成される。
【0007】
このシステムでは、第二の記録媒体に記録されたコンテンツを再生するには、第一の記録媒体に固有の鍵が必要であるため、第一の記録媒体を装着する必要があり、著作権を無視した不正なコピーを防ぐことができる。また、第二の記録媒体は、記録再生装置に内蔵されたものであり、高速再生などの高速処理に適しているため、使い勝手を向上させることができる。また、第一の記録媒体は、着脱可能であるため、第一の記録媒体を持ち運ぶだけで、他の装置でもコンテンツを再生でき、ユーザの使い勝手が良い。
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、使い勝手を向上した記録再生装置、コンテンツ再生方法及びコンテンツ記録方法を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、着脱可能な第一の記録媒体として光ディスク1、記録再生装置に内蔵された第二の記録媒体として内蔵HDD8を、それぞれ例としてあげ、説明を行う。しかし、それぞれの記録媒体は、それらに限定されるわけではなく、記録媒体として、磁気ディスクなどを含むディスクやメモリなどでも良く、本発明の目的である高速処理を可能とすべく、第一の記録媒体からの再生処理よりも第二の記録媒体からの再生処理が早くなるような関係の記録媒体であれば良い。
【0010】
後述の実施例1及び実施例2では、以下の実施例を主に説明する。
実施例1 放送システムにおいて、放送されたコンテンツの著作権を保護しつつ、再生の高速処理を可能とする実施例
実施例2 頒布された記録媒体1に記録されたコンテンツの著作権を保護しつつ、再生の高速処理を可能とする実施例
【実施例1】
【0011】
図1は、本実施例による記録再生装置を含む記録再生システムの全体構成例である。放送局22は、コンテンツを電波に載せて放送し、アンテナ21がこれを受けて記録再生装置20に送り、記録再生装置20は受信したコンテンツを記録再生する。記録再生装置20には光ディスク1が着脱可能になっており、コンテンツを光ディスク1にも記録再生できるように構成されている。
【0012】
図2は、記録再生装置20のブロック図である。なお、本実施例では表示部11(例えば映像ディスプレイ)を一体化した構成としているが、表示部を一体化せず、外部のディスプレイなどの表示装置に接続して表示を行うように構成してもよい。
【0013】
図3は、記録再生装置20の記録およびムーブ動作の手順を示したフローチャートである。まず、図2および図3を用いて実施例1の記録動作を説明する。本記録動作は内蔵のハードディスク8(以下、内蔵HDD8という)への記録を行うので、この動作では光ディスク1は装着されていなくてもよい。受信部4はデジタル放送などのコピー制限されたコンテンツを受信し、選択部15はこれを選択し、暗号化部6へ送る。暗号化部6では鍵データによる暗号化が行われ、暗号化されたコンテンツが記録再生部7により内蔵HDD8上に記録される。このとき、管理情報も内蔵HDD8上に記録される。暗号化に用いる鍵データは、内蔵鍵発生部12が本記録再生装置固有の鍵データを発生する。選択部13がこれを選択し、この鍵データによる暗号化が行われる。
【0014】
図4は、光ディスク1および内蔵HDD8上の記録状態を図示したものである。状態Aは上記記録動作が終了した状態を示している。内蔵HDD8上にのみ、内蔵鍵で暗号化されたコンテンツと管理情報が記録される。
【0015】
1回だけ記録することが許されたコンテンツ(いわゆるコピー・ワンスのコンテンツ)は、ムーブにより、別の媒体へコピーすることが許される場合がある。ムーブの場合、通常、コピーした元ファイルを消去し、それ以上コピーができないようにする。図5は、本実施例のムーブ処理中の信号の流れを示したチャートである。括弧内の数字は対応する図2の構成要素の番号を示している。
【0016】
以下、図2、図3および図5を用いて実施例1のムーブ動作を説明する。最初に、図示しない操作者によって光ディスク1が本装置に装着される。次に、記録再生部2により光ディスク1上の暗号化された鍵データが読み出され、鍵復号部3により鍵データが復号される。次に、内蔵HDD8上に記録されている内蔵鍵で暗号化されたコンテンツが記録再生部7によって再生され、復号化部10により復号される。復号化部10における復号は、選択部14により内蔵鍵発生部12が発生する鍵が選択され供給されることにより達成される。一方、選択部15は、復号されたコンテンツを選択し、暗号化部5、6へ送る。暗号化部5では光ディスク1の鍵データによる暗号化が行われ、暗号化されたコンテンツが記録再生部2により光ディスク1上に記録される。このとき、光ディスク1上の管理情報も更新される。
【0017】
一方、暗号化部6においても鍵データによる暗号化が行われ、暗号化されたコンテンツが記録再生部7により内蔵HDD8上に記録される。暗号化に用いる鍵データは、選択部13が光ディスク1に固有の鍵データを選択し、光ディスク1の鍵データによる暗号化が行われる。このとき、光ディスク1と同じ内容の管理情報も内蔵HDD8上に記録される。コピーが終了すると、内蔵鍵で暗号化されたコンテンツおよび管理情報は消去される。図4の状態Bは、上記ムーブが終了した状態を示している。光ディスク1上と内蔵HDD8上に、光ディスク1の鍵で暗号化されたコンテンツと管理情報が記録される。
【0018】
以上、実施例1のムーブ動作を説明した。本実施例によれば、内蔵HDD8上のコピーには装着する光ディスク1固有の鍵で暗号化がかかっており、光ディスク1が装着されていない状態では暗号を解くことができないので、コピー制限が有効に行わる。すなわち、別の光ディスクにコピーしようとして別の光ディスクを装着しても、暗号が解けないのでコピーは不可能であり、著作権の保護が可能となる。したがって、コピー・ワンスのコンテンツをムーブしても内蔵HDD8上にコピーを残すことが可能となり、内蔵HDD8上にコピーを残すことによる使い勝手の向上が享受できる。例えば、内蔵HDD8の方が記録再生レートが高く、シークなどのアクセス時間も短いため、高速再生速度の向上、およびランダムアクセス応答時間の短縮の効果がある。さらに他の再生装置でも、光ディスク1を装着すればコンテンツの再生が可能であり、著作権を保護した上でユーザの使い勝手を向上させることができる。
【0019】
なお、光ディスク1に固有の鍵は、通常の記録再生装置で記録できない領域に記録されているため、その固有の鍵が分かったとしても、セキュリティ上、安全である。
【0020】
また、上記説明では内蔵HDD8に全く同じものを暗号化して記録することで説明したが、形式を変えて記録することでさらに使い勝手を向上することができる。形式を変えて記録する例として、以下のI.II.がある。
I.光ディスク1と内蔵HDD8に記録するコンテンツの符号化を変えて記録する
II.光ディスク1に記録されるコンテンツを圧縮して記録する一方、内蔵HDD8に記録するコンテンツを圧縮しないで記録する
I.の具体例として、光ディスク1には、現在、一般的に普及している再生装置でも再生できるようにMPEG2で記録し、内蔵HDD8には、圧縮効率に優れるMPEG4で記録することが挙げられる。内蔵HDD8に記録するコンテンツは、その記録再生装置で再生することが前提であるので、その記録再生装置の有する符号化方式で記録すれば良く、記録容量の削減や高画質化の向上に適した符号化方式を選択すれば良い。このように、記録媒体によって、コンテンツの符号化方式を変えることで、著作権を保護した上で、他の再生装置での再生できる機会を向上させつつ、内蔵HDD8の利用効率をより高めることが可能となる。
【0021】
また、I.の別の具体例として、光ディスク1と内蔵HDD8に記録するコンテンツの圧縮率を変えて記録することが挙げられる。一般に内蔵HDD8の容量は大きいので、圧縮率を低くし、高画質としてコンテンツを記録するようにする。このようにすれば、記録媒体の容量に適した圧縮率とし、記録媒体の有効な利用が可能となる。
【0022】
II.の具体例としては次の通りである。一般に、ディスクに映像コンテンツを記録する際には、MPEGなどのフレーム間予測符号化方式で圧縮して記録することが多い。内蔵HDD8は容量が大きいので、この圧縮を解いた状態で記録するようにしてもよい。MPEGのランダムアクセスはGOP(グループオブピクチャ)と呼ばれる約0.5秒の単位でしかできないため、逆転再生などの特殊再生をスムーズに行うことが困難であるが、圧縮を解いた状態で記録しておくことにより、フレーム単位のランダムアクセスが可能となり、特殊再生をスムーズにできる。
【0023】
放送システムにおいては、受信して記録した記録再生装置20でコンテンツを再生する際と、他の装置でも再生できる光ディスク1に記録したコンテンツを再生する際とで、差別化したい場合もある。この場合には、上記のように、コンテンツの記録する形式を変えることで対応可能となる。
【0024】
また、他の再生装置が携帯端末であり、記録再生装置20が据え置きタイプである場合には、それぞれの記録容量や使用される記録形態に会わせてコンテンツの記録形式を変えた方が適切である。
【0025】
次に、実施例1の再生動作を説明する。最初に、図示しない操作者によって光ディスク1が本装置に装着される。次に、記録再生部2により光ディスク1上の暗号化された鍵データが読み出され、鍵復号部3により鍵データが復号される。次に、図4(4)に示したコンテンツを記録再生部7、復号化部10を通して再生し、表示部11に表示する。復号化部10における復号は、選択部14により光ディスク1の鍵が選択され供給されることにより達成される。
【0026】
以上、実施例1の再生動作を説明した。内蔵HDD8上の情報を再生することにより、ムーブ動作のところで説明した使い勝手向上の効果を享受できる。
【0027】
この実施例では、放送システムに適用された例を説明したが、これに限らず、インターネットのサーバから送信されたコンテンツを記録再生装置20で受信した場合に適用できることは言うまでもない。
【0028】
また、図3、図4及び図5で説明したように、本実施例では、内蔵HDD8から光ディスク1及び内蔵HDD8にムーブするとき、内蔵HDD8に再度コンテンツを書き込むようにしているが、これに限らず、光ディスク1を装着された場合にのみ再生できるように制御できれば、再度、内蔵HDD8にコンテンツを書き込む必要はない。しかしながら、本実施例で述べたように、再度、光ディスク1の鍵で暗号化して、再度コンテンツを書き込むようにした方が、セキュリティ上、より安全である。
【実施例2】
【0029】
図6は、本発明による第2の実施例である記録再生装置のブロック図である。以下、図6を用いて実施例2の記録動作を説明する。最初に、図示しない操作者によって光ディスク1が本装置に装着される。次に、記録再生部2により光ディスク1上の暗号化されたコンテンツを読み出し、そのコンテンツを記録再生部7で内蔵HDD8に暗号化されたまま記録する。このとき、光ディスク1と同じ内容の管理情報も内蔵HDD8上に記録される。
【0030】
図8は、光ディスク1および内蔵HDD8上の記録状態を図示したものである。光ディスク1に記録される管理情報(1)およびコンテンツ(2)と同じ内容のコピー(3)(4)が内蔵HDD8上に記録される。以降、装着するディスクを交換する毎に、順次別の領域にコピーが記録される。
【0031】
以上、実施例2の記録動作を説明した。本実施例によれば、内蔵HDD8上のコピーには装着するディスク固有の鍵で暗号化がかかっているので、光ディスク1が装着されていない状態では暗号を解くことができないので、コピー制限が有効に行われる。したがって、コピー禁止のコンテンツであっても内蔵HDD8上にコピーを生成することが可能となり、内蔵HDD8上にコピーを生成することによる使い勝手の向上が享受できる。例えば、内蔵HDD8のほうが記録再生レートが高く、シークなどのアクセス時間も短いため、高速再生速度の向上、およびランダムアクセス応答時間の短縮の効果がある。
【0032】
図7は、実施例2による再生の手順を示したフローチャートである。以下、図6および図7を用いて実施例2の再生動作を説明する。最初に、図示しない操作者によって光ディスク1が本装置に装着される。次に、記録再生部2により光ディスク1上の暗号化された鍵データが読み出され、鍵復号部3により鍵データが復号される。次に、ディスクから再生される情報に基づき、図示しないシステム制御部において光ディスク1であることを認識する。光ディスク1であることが認識されたら、図8の(1)に示した管理情報を記録再生部2により再生して復号化部9で鍵データを用いて暗号を解き、図8の(3)に示した管理情報のコピーを記録再生部7により再生して復号化部9で鍵データを用いて暗号を解き、図示しないシステム制御部において両者の比較を行う。比較の結果が一致すれば、図8(4)に示したコンテンツのコピーのほうを記録再生部7、復号化部9を通して再生し、表示部11に表示する。一方、結果が一致しない場合には、図8(2)に示したコンテンツを記録再生部2、復号化部9を通して再生し、表示部11に表示する。なおかつ、光ディスク1の管理情報とコンテンツをそれぞれのコピーに上書きする形でコピーを更新して両者を一致させておく。
【0033】
以上、実施例2の再生動作を説明した。本実施例によれば、ディスク上の情報と内蔵HDD8上の情報が一致している場合には、内蔵HDD8上の情報の情報を再生することにより、記録動作のところで説明した使い勝手向上の効果を享受できる。また、他の記録装置で追記がなされたなどの事情によりディスク上の情報と内蔵HDD8上の情報が一致しない場合には、コピーを更新して一致させることにより、次回再生時に効果を享受できるようになる。
【0034】
また、実施例1と同様に、光ディスク1に記録されているコンテンツの記録形式とは異なる記録形式で内蔵HDD8に記録するようにしても良い。
【0035】
以上の実施例では、第二の記録媒体として、装置に内蔵されたものであるとして説明してきた。しかし、本発明の目的である高速処理を可能であれば、すなわち、第一の記録媒体からの再生処理よりも第二の記録媒体からの再生処理が早くなるような関係の記録媒体であれば、第二の記録媒体は装置に内蔵されたものでなく、着脱可能なリムーバブルな記録媒体であっても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】実施例1による記録再生装置を含む記録再生システムの全体構成図
【図2】実施例1による記録再生装置のブロック図
【図3】実施例1によるムーブの手順を示したフローチャート
【図4】実施例1によるディスク上の記録状態の例
【図5】実施例1によるムーブ処理中の信号の流れを示したチャート
【図6】実施例2による記録再生装置のブロック図
【図7】実施例2による再生の手順を示したフローチャート
【図8】実施例2によるディスク上の記録状態の例
【符号の説明】
【0037】
1…光ディスク、
2、7…記録再生部、
3…鍵復号部、
4…受信部、
5、6…暗号化部、
8…内蔵HDD、
9、10…復号化部、
11…表示部、
12…内蔵鍵発生部、
13、14、15…選択部、
20…記録再生装置、
21…アンテナ、
22…放送局

【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンテンツが記録された第一の記録媒体を着脱可能である記録再生装置であって、
前記コンテンツは、前記第一の記録媒体に固有の第一の鍵に基づいて、暗号化されており、
内蔵された第二の記録媒体と、
前記第一の鍵に基づいて暗号化された前記コンテンツを前記第二の記録媒体に記録する記録再生部と、
装着された前記第一の記録媒体より、前記第一の鍵を復号し、その第一の鍵に基づいて第二の記録媒体に記録されたコンテンツを復号化する復号化部と、
を有する記録再生装置。
【請求項2】
暗号化されたコンテンツが記録された第一の記録媒体を着脱可能な記録再生装置であって、
内蔵された第二の記録媒体と、
暗号化された前記コンテンツを記録する記録再生部と、を有し、
前記再生部は、前記第一の記録媒体が装着されている場合に、前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツを再生する記録再生装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の記録再生装置であって、
前記第一の記録媒体に記録されたコンテンツと、前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツとは、異なる符号化で記録されている記録再生装置。
【請求項4】
請求項3に記載の記録再生装置であって、
前記第一の記録媒体に記録されたコンテンツと、前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツとは、異なる符号化方式で記録されている記録再生装置。
【請求項5】
請求項3に記載の記録再生装置であって、
前記第一の記録媒体に記録されたコンテンツと、前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツとは、異なる圧縮率で記録されている記録再生装置。
【請求項6】
請求項1又は2に記載の記録再生装置であって、
前記第一の記録媒体に記録されたコンテンツは、圧縮されて記録されており、前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツは、圧縮されていないで記録されている記録再生装置。
【請求項7】
請求項1又は2に記載の記録再生装置であって、
受信されたコンテンツを前記第二の記録媒体に記録し、
その前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツを、前記第一の鍵に基づいて暗号化し、前記第一の記録媒体及び前記第二の記録媒体に記録する記録再生装置。
【請求項8】
請求項1乃至7のいずれかに記載の記録再生装置であって、
前記第一の記録媒体は光ディスクであり、前記第二の記録媒体はハードディスクである記録再生装置。
【請求項9】
受信されたコンテンツを第一の記録媒体に固有の第一の鍵に基づいて暗号化する暗号化部と、
前記暗号化部で暗号化されたコンテンツを前記第一の記録媒体及び内蔵された第二の記録媒体に記録する記録再生部と、
を有する記録再生装置。
【請求項10】
請求項9に記載の記録再生装置であって、
前記記録再生部は、前記第一の記録媒体に記録されたコンテンツと、前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツとを、異なる符号化で記録している記録再生装置。
【請求項11】
請求項10に記載の記録再生装置であって、
前記記録再生部は、前記第一の記録媒体に記録されたコンテンツと、前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツとを、異なる符号化方式に記録している記録再生装置。
【請求項12】
請求項10に記録の記録再生装置であって、
前記記録再生部は、前記第一の記録媒体に記録されたコンテンツと、前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツとを、異なる圧縮率で記録している記録再生装置。
【請求項13】
請求項9に記載の記録再生装置であって、
前記記録再生部は、前記第一の記録媒体に記録されたコンテンツを圧縮して記録して、前記第二の記録媒体に記録されたコンテンツを、圧縮しないで記録している記録再生装置。
【請求項14】
請求項9乃至13のいずれかに記載の記録再生装置であって、
前記第一の記録媒体は光ディスクであり、前記第二の記録媒体はハードディスクである記録再生装置。
【請求項15】
第一の記録媒体は記録再生装置に着脱可能であり、第二の記録媒体は前記記録再生装置に内蔵されており、
暗号化されたコンテンツが記録された前記第一の記録媒体より、前記コンテンツの暗号化に用いた第一の鍵を復号化し、
前記復号化された第一の鍵に基づいて、前記第二の記録媒体に記録されている前記コンテンツを復号化し、再生するコンテンツ再生方法。
【請求項16】
第一の記録媒体は記録再生装置に着脱可能であり、第二の記録媒体は前記記録再生装置に内蔵されており、
暗号化されたコンテンツを記録された前記第一の記録媒体を装着されている場合に、前記第二の記録媒体に記録された前記コンテンツを再生するコンテンツ再生方法。
【請求項17】
第一の記録媒体は記録再生装置に着脱可能であり、第二の記録媒体は前記記録再生装置に内蔵されており、
前記第一の記録媒体に固有の第一の鍵に基づいてコンテンツを暗号化し、
暗号化されたコンテンツを前記第一の記録媒体及び前記第二の記録媒体に記録するコンテンツ記録方法。
【請求項18】
情報が記録された第一の記録媒体を着脱可能である記録再生装置であって、
前記情報は、前記第一の記録媒体に固有の第一の鍵に基づいて、暗号化されており、
内蔵された第二の記録媒体と、
前記第一の鍵に基づいて暗号化された前記情報を前記第二の記録媒体に記録する記録再生部と、
装着された前記第一の記録媒体より、前記第一の鍵を復号し、その第一の鍵に基づいて第二の記録媒体に記録された情報を復号化する復号化部と、
を有する記録再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−85815(P2006−85815A)
【公開日】平成18年3月30日(2006.3.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−269109(P2004−269109)
【出願日】平成16年9月16日(2004.9.16)
【出願人】(000005108)株式会社日立製作所 (27,607)
【Fターム(参考)】