説明

記録装置、バックアップ記録制御方法およびプログラム

【課題】人手を介さず、かつ安定して外部記憶媒体のリセットを行う。
【解決手段】USBストレージへデータのバックアップ記録を行う監視記録装置であって、USBストレージの接続を検出し、USBストレージに対する書き込みおよび読み込みの制御を行うハードウェアであるUSBホスト制御装置10と、USBストレージに対する接続を検出するソフトウェアであるUSB検出部21と、バックアップ記録設定が有効であり、USBホスト制御装置10がUSBストレージを認識しておらず、かつ、USB検出部21がUSBストレージを認識している場合に、USBホスト制御装置10のリセットを行うリセット実行部22と、を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、記録装置、バックアップ記録制御方法およびプログラムの技術に関する。
【背景技術】
【0002】
監視記録装置(レコーダ)にて記録した監視カメラの映像データを外部機器へバックアップ記録するには、データの入出力が容易に行え、使い易いUSB(Universal Serial Bus)インターフェースを使用することが多い。
監視記録装置からUSBフラッシュメモリや外付けUSBハードディスクなどのUSBストレージにバックアップ記録を実施する際、監視記録装置とUSBストレージは物理的には正しく接続されていているにもかかわらず、外乱ノイズの発生時、あるいは、落雷による停電後の復電時にUSBストレージ初期化タイミング異常などが発生し、元々認識していたはずのUSBストレージが認識されなくなってしまう障害があった。
【0003】
このような障害の対応策として、例えば、特許文献1には、異常を検知したUSBストレージがリセット信号要求を出し、これを受信した本体がUSBリセット信号を送出して再セットアップするデータ転送方法、データ転送プログラムおよびデータ転送プログラムを格納した記録媒体が開示されている。また、特許文献2には、USBデバイスとの通信を行い、この通信ができるか否かによりUSBデバイスの接続有無を判断する電子機器および接続確認方法が開示されている。さらに、特許文献3には、ホストPCあるいは電源からハードリセットをUSBデバイスに対して実行し、該USBデバイスに対して内部初期化を実行するUSBデバイス機器認識方法およびUSBデバイス機器が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2009−199141号公報
【特許文献2】特開2007−316972号公報
【特許文献3】特開2003−208395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記した障害が発生した場合でも、監視記録装置のUSB接続端子を活栓挿抜する、もしくは監視記録装置を再起動することにより、USBストレージとの通信が回復することが知られている。USB接続端子を活栓挿抜する方法では、監視記録装置に具備しているUSBホスト制御装置がUSBストレージの接続を検出してバスエニュメレーション処理を実行することにより通信を回復する。しかしながら、この方法は、人手を介す必要があり、無人の環境に設置した場合には実施不可能である。つまり、監視システムは、無人の環境に設置されることが多いため、この方法は好ましい方法とはいえない。
【0006】
また、監視記録装置を再起動する方法では、バックアップ記録が実行されていたとすると、記録が再開するまで停止時間を要し、データの取りこぼしが発生してしまうおそれがある。
【0007】
さらに、特許文献1に記載されている技術は、USBデバイスがUSBホストにリセット信号要求を送出できることが前提であり、例えばUSBホストがハングアップした状態などUSBデバイスに対しVBusが供給できてない場合には、リセット信号要求が送出できないという問題がある。
また、特許文献2に記載されている技術では、USBストレージとUSBホストとの間で実際に通信を行い、USBホストが書き込みを指示した際に、USBストレージを認識していない、またはUSBストレージへ書き込みできないというエラーが返ってきた場合、すなわちハードウェアレベルで認識できない場合に回復する手段については考慮されていない。
【0008】
さらに、特許文献3に記載されている技術では、USBホストがUSBデバイスにハードリセットをかけられることが前提であり、USBホストがハングアップしている場合に復旧する解決手段について考慮していない。
【0009】
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、人手を介さず、かつ安定して外部記憶媒体のリセットを行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記課題を解決するため、本発明は、ホスト装置によるプラグアンドプレイが可能な外部記憶媒体へデータのバックアップ記録を行う記録装置であって、前記外部記憶媒体の接続の認識状態に応じて、リセットを実行するリセット実行部を有することを特徴とする。
その他の解決手段については、実施形態中において説明する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、人手を介さず、かつ安定した外部記憶媒体のリセットを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態に係る監視システムの構成例を示す図である。
【図2】監視記録装置におけるメモリおよびUSBホスト制御装置の構成例を示す図である。
【図3A】本実施形態に係るバックアップ記録設定情報画面の例を示す図である。
【図3B】本実施形態に係るバックアップ記録設定情報の例を示す図である。
【図4】本実施形態に係るバックアップ記録の処理の流れを示すタイミングチャートである。
【図5】本実施形態に係るバックアップ記録処理(リセット1)の例を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態に係る本実施形態に係るバックアップ記録処理(リセット1)の別の例を示すフローチャートである。
【図7】本実施形態に係るバックアップ記録処理(リセット2)の例を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明を実施するための形態(「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。なお、各図において同様の構成には同一の符号を付して説明を省略することとする。
【0014】
《監視システム》
図1は、本実施形態に係る監視システムの構成例を示す図である。
監視システム5は、記録装置である監視記録装置(レコーダ)1と、USBフラッシュメモリ20や外付けUSBハードディスクなどのUSBストレージ2と、監視カメラ3とを有してなる。そして、監視記録装置1は、監視カメラ3と、USBストレージ2とを接続可能である。
また、監視記録装置1は、外部記憶媒体制御装置であるUSBホスト制御装置10、RAM(Random Access Memory)などのメモリ(記憶部)20、CPU(Central Processing Unit)30、記憶装置制御装置40、HDD(Hard Disk Drive)などの記憶装置50、映像信号処理装置60およびダウンストリームポート70を有している。
【0015】
USBホスト制御装置10は、USBストレージ2との通信を制御するハードウェアであり、主にUSBストレージ2の認識、USBホスト制御装置10自身のリセット、USBストレージ2とのデータ転送状態などを管理・制御する。USBホスト制御装置10には、USBストレージ2の接続有無の情報であるUSB検出レジスタ11、USBホスト制御装置10自身のリセット状態の情報であるコントローラリセットレジスタ12、USBストレージ2に対するバックアップ記録の転送状態の情報である転送ステータスレジスタ13をUSBホスト制御装置10の図示しないRAMなどに格納している。
【0016】
記憶装置制御装置40は、記憶装置50へのデータの書込・読出を行う機能を有する。
映像信号処理装置60は、監視カメラ3にて撮影された映像信号が入力されると、この入力された映像信号に対し、符号変換、圧縮などの処理を実行し、記録に適した映像データに変換した後、記憶装置制御装置40に出力する。記憶装置制御装置40は映像信号処理装置60から出力された映像データを記憶装置50に格納する。
ダウンストリームポート70は、USBストレージ2のアップストリームポート201が脱着可能な構成をしており、USBストレージ2との通信を行う機能を有している。
【0017】
続いて、USBストレージ2へのバックアップ記録動作の流れについて説明する。以降、監視記録装置1のダウンストリームポート70にUSBストレージ2のアップストリームポート201が接続されているものとする。
CPU30は、メモリ20に展開されているバックアップ記録制御部23(図2)を実行することにより、記憶装置制御装置40に対しバックアップ記録を指示する。記憶装置制御装置40は記憶装置50からバックアップ対象の映像データを抽出し、USBホスト制御装置10へ出力する。USBホスト制御装置10は、パラレル/シリアル変換などを実行し、ダウンストリームポート70およびアップストリームポート201を介して、USBストレージ2へバックアップ対象の映像データを出力する。
【0018】
《監視記録装置》
図2は、監視記録装置におけるメモリおよびUSBホスト制御装置の構成例を示す図である。なお、図2において図1と同様の構成要素については、図1と同一の符号を付し、説明を省略する。
記憶装置50に格納されている各プログラムがメモリ20に展開され、CPU30(図1)によって実行されることにより、外部記憶媒体検出部であるUSB検出部21、リセット実行部22、バックアップ記録制御部23が具現化している。また、メモリ20には、USB認識情報24や、図3Bを参照して後記するバックアップ記録設定情報25などの各種情報も、監視記録装置1の起動時に記憶装置50から読み込まれることにより展開されている。
【0019】
USB検出部21は、USBストレージ2(図1)の接続を検出する機能を有する。リセット実行部22は、USBホスト制御装置10に対しリセットを発行する機能を有する。バックアップ記録制御部23は、記憶装置制御装置40に対しバックアップ記録を実行する機能を有する。
また、USBホスト制御装置10は、USBストレージ2の接続を検知すると、USB検出レジスタ11に検出ビット14をたて、USBストレージ2の接続遮断を検知すると検出ビット14をクリアする。
さらに、USBホスト制御装置10は、リセット実行部22からリセットの実行を受けるとコントローラリセットレジスタ12にリセットビット15をたてる。リセットビット15は、所定時間後にUSBホスト制御装置10によってクリアされる。
そして、USBホスト制御装置10は、USBストレージ2へのデータ転送に失敗すると、転送ステータスレジスタ13にエラービット16をたて、データ転送に成功するとエラービット16をクリアする。データ転送に失敗していない場合は、エラービット16がたつことはない。
【0020】
なお、本実施形態では便宜上、USBホスト制御装置10の中にUSB検出レジスタ11を格納している構成としているが、USB検出レジスタ11を内蔵したUSBホストトランシーバを採用して、USBホスト制御装置10と分離した構成としても構わない。また、同様に、本実施形態において、USBホスト制御装置10は、独立したハードウェアとしているがCPU30に内蔵した構成としても構わない。
【0021】
《バックアップ記録情報》
図3Aは、本実施形態に係るバックアップ記録設定情報設定画面の例を示す図である。
バックアップ記録設定情報設定画面300は、図示しない設定端末に標示される画面であり、バックアップ記録を「する」・「しない」の情報を入力するためのバックアップ実行情報入力エリア301と、バックアップ情報入力エリア302と、バックアップスケジュール情報入力エリア303を有している。
バックアップモード情報入力エリア302は、バックアップ実行情報入力エリア301が「する」設定となっているときに入力可能となるエリアであり、「スケジュール」および「同時」が選択可能となっている。「スケジュール」とは、バックアップスケジュール情報306(図3B)に従ってバックアップを行うものである。また、「同時」とは、映像信号を記憶装置50に蓄積するのと併せてUSBストレージ2にバックアップ記録するものである。「同時」の場合、監視記録装置1は、バックアップスケジュール情報306(図3B)に関係なく、記憶装置50へ記録開始する時刻と同期してバックアップ記録を開始する。
【0022】
バックアップスケジュール情報入力エリア303は、バックアップモード入力エリア302が「スケジュール」となっている場合に入力可能となるエリアであり、「スケジュール」および「記録範囲」のそれぞれにおける開始時刻と終了時刻が記述されている。
ここで、「スケジュール」はバックアップ記録が実行される時間であり、記録範囲とはバックアップ記録される映像データの撮影期間である。
各エリア301〜303に入力された情報は、確定ボタン307を管理者が選択入力することによって、図3Bに示すバックアップスケジュール設定情報としてメモリ20に格納される。
【0023】
図3Bは、本実施形態に係るバックアップスケジュール設定情報の例を示す図である。
バックアップスケジュール設定情報25は、バックアップ実行情報304と、バックアップモード情報305と、バックアップスケジュール情報306を有している。
バックアップ実行情報304は、図3Aのバックアップ実行情報入力エリア301で入力された情報であり、バックアップ記録を「する」・「しない」の情報である。
バックアップモード情報305は、図3Aのバックアップモード情報入力エリア302で入力された情報であり、バックアップ実行情報304が「する」設定となっているときに有効となる情報であり、「スケジュール」および「同時」が選択可能となっている。「スケジュール」とは、バックアップスケジュール情報306に従ってバックアップを行うものである、また、「同時」とは、映像信号を記憶装置50に蓄積するのと併せてUSBストレージ2にバックアップ記録するものである。バックアップモード情報305が「同時」の場合、監視記録装置1は、バックアップスケジュール情報306に関係なく、記憶装置50へ記録開始する時刻と同期してバックアップ記録を開始する。
【0024】
バックアップスケジュール情報306は、図3Aのバックアップスケジュール情報入力エリア303で入力された情報であり、バックアップモードが「スケジュール」となっている場合に有効となる情報であり、「スケジュール」および「記録範囲」のそれぞれにおける開始時刻と終了時刻が記述されている。
ここで、「スケジュール」はバックアップ記録が実行される時間であり、記録範囲とはバックアップ記録される映像データの撮影期間である。
【0025】
《タイミングチャート》
次に、図2および図3Bを参照しつつ、図4に沿って本実施形態に係る監視記録装置1の動作を説明する。
図4は、本実施形態に係るバックアップ記録の処理の流れを示すタイミングチャートである。
図4は、横軸を時間軸とし、(a1)監視記録装置1の稼動状態、(a2)バックアップ記録設定状態、(a3)バックアップ記録期間設定状態、(a4)ハード側におけるUSB認識状態、(a5)ソフト側におけるUSB認識状態、(a6)バックアップ記録命令状態、(a7)バックアップ記録エラー状態、(a8)リセット実行状態、(a9)バックアップ記録実行状態の各状態を示したものである。
【0026】
ここで、(a1)の監視記録装置稼働状態は、監視記録装置1の電源ON・OFFを示す状態である。ドット箇所の部分が電源ONの状態であり、それ以外は電源OFFであることを示している。
(a2)のバックアップ記録設定状態は、バックアップ記録制御部23が図3Bに示すバックアップ記録設定情報25におけるバックアップ記録実行情報を参照することによって検出される状態である。図4では、図3Bに示すバックアップ実行情報304が、常に「する」となっている場合を示している。
(a3)のバックアップ記録期間設定状態は、バックアップ記録制御部23が図3Bに示すバックアップ記録設定情報25のバックアップスケジュール情報306の「スケジュール」の時間内であるか否かを参照することによって検出される状態である。ドット箇所で示す部分がバックアップスケジュール時間内であることを示し、それ以外はバックアップスケジュール時間外であることを示す。
【0027】
(a4)のハード側によるUSB認識状態は、USBホスト制御装置10によるUSBストレージ2の認識の有無状態を示している。具体的には、USBホスト制御装置10が自身に保持されているUSB検出レジスタ11の検出ビット14がたっているか否かを参照することによって検出する。ドット箇所部分がUSBストレージ2を認識している状態を示し、それ以外は認識していない状態を示す。
(a5)のソフト側によるUSB認識状態は、USB検出部21がUSB認識情報24を参照することによって検出される状態である。ドット箇所部分がUSBストレージ2を認識している状態を示し、それ以外は認識していない状態を示す。
【0028】
(a6)のバックアップ記録命令状態は、バックアップ記録制御部23によるバックアップ記録指示の状態を示すものであり、図4におけるドット箇所がバックアップ記録指示の出力時であることを示している。
(a7)のバックアップ記録エラー状態は、バックアップ記録指示に対しエラーが返されたか否かを示す状態である。図4におけるドット箇所が、エラー受信時であることを示している。
(a8)のリセット実行状態は、リセット実行部22によるUSBホスト制御装置10に対するリセット指示の有無を示す状態である。具体的には、リセット実行部22がコントローラリセットレジスタ12のリセットビット15がたっているか否かを参照することにより検出される状態である。図4におけるドット箇所が、リセット指示の出力時であるを示している。
【0029】
(a9)のバックアップ記録実行状態は、実際のバックアップ記録が行われているか否かを示す状態である。具体的には、バックアップ記録制御部23が記憶装置制御装置40を監視し、記憶装置50からUSBホスト制御装置10へのデータ転送を検知することにより検出される状態である。ドット箇所部分が実際にバックアップ記録が行われていることを示しており、それ以外はバックアップ記録が行われていないことを示している。
【0030】
以下、各時刻における状態の説明を行う。なお、各時刻の説明における括弧内の数字は図4において参照する状態を示している。
監視記録装置1が起動すると、バックアップ記録制御部23は、バックアップ実行情報304、およびバックアップスケジュール情報306の「スケジュール」における開始終了時刻を読み込む。
時刻t1:監視記録装置1が稼動中であり(a1)、ハード側、ソフト側ともにUSBストレージ2を認識している((a4)、(a5))。
時刻t2:バックアップ記録開始時刻となったことを受けて、バックアップ記録制御部23がバックアップ記録を開始する。バックアップ記録を実行した結果は、転送ステータスレジスタ13に反映される。
時刻t3:USBストレージ2が物理的に正常に接続しているにも関わらず、外乱ノイズなどの影響でバックアップ記録が中断され(a9)、USBホスト制御装置10がUSBストレージ2を検出できない事象が発生する(a4)。
【0031】
時刻t4:時刻t3の段階で、USB認識情報24は「認識」のままであり(a5)、USB検出部21(ソフトウェア)はUSB認識情報24を更新しない限り、USBストレージ2を認識しているものと判断している。そこで、バックアップ記録制御部23が、バックアップ記録の実行が行われていないことを受けて(a9)、バックアップ記録命令をUSBホスト制御装置10に対して実行する(a6)。
時刻t5:USBホスト制御装置10(ハード側)におけるUSBストレージ2の認識がなされていない状態のため(a4)、時刻t4のバックアップ記録命令に対し、データ転送の失敗が生じ、USBホスト制御装置10からバックアップ記録エラーが返される(a7)。このとき、USBホスト制御装置10は、書込エラーと判定し、転送ステータスレジスタ13にエラービット16をたてる。
【0032】
時刻t6:バックアップ記録エラーを受けると、すなわち、転送ステータスレジスタ13にエラービット16がたつと、バックアップ記録制御部23はバックアップ記録設定が有効であり(a2)、かつUSB認識情報24を参照し、ソフト側のUSB認識も行われている状態である(a5)ことを確認して、リセット実行部22に「リセット1」を指示し、リセット実行部22は、USBホスト制御装置10に対して「リセット1」を実行する(a8)。ここで、「リセット1」とは、ソフト側(USB検出部21)がUSBストレージを認識しているが、ハード側(USBホスト制御装置10)が認識していないときにUSBホスト制御装置10をリセットするものである。すなわち、バックアップ記録設定が有効であり、USBホスト制御装置10がUSBストレージ2を認識しておらず、かつ、USB検出部21がUSBストレージ2を認識している場合に行われるリセットである。
【0033】
時刻t7:「リセット1」により、USBホスト制御装置10がリセットされ、USBホスト制御装置10(ハード側)はUSBストレージ2を再認識し(a4)、すなわちUSB検出レジスタ11に検出ビット14がたち、バックアップ記録制御部23はバックアップ記録命令を記憶装置制御装置40に対して出力し(a6)、バックアップ記録の実行を再開する(a9)。このとき、USBホスト制御装置10はデータ転送の成功を検知し、エラービット16をクリアする。なお、時刻t7のバックアップ記録命令に対し、再度バックアップ記録エラーが返されると、バックアップ記録制御部23は、バックアップ記録実行に成功するまで、あるいはバックアップ記録エラーが返される回数が所定回数となるまで時刻t5〜t7の処理を繰り返す。
このとき、USB検出部21はUSB検出レジスタ11の検出ビット14がたったのを検知し、USB認識情報24を「認識」に更新する。実際には、時刻t7においてUSB認識情報24は「認識」の状態であったので、更新の前後においてUSB認識情報24の内容に変更はない。
時刻t8:バックアップ記録期間設定の終了時刻となったため(a3)、バックアップ記録制御部23はバックアップ記録の実行を終了する(a9)。
【0034】
時刻t9:USBストレージ2が監視記録装置1に接続されている状態で停電発生。
時刻t10:復電。この時、USBストレージ2が物理的に正常に接続しているにも関わらず、監視記録装置150のハード側・ソフト側ともにUSBストレージ2を認識していない事象が発生する(a4)、(a5)。例えば、復電による監視記録装置1の再起動に伴って、USB検出レジスタ11や、USB認識情報24のデータが消失してしまうことによってUSBホスト制御装置10もUSB検出部21もUSBストレージ2を認識しなくなってしまう。
時刻t11:USBホスト制御装置10およびUSB検出部21からUSBストレージ2を認識していない旨の情報を受けると、バックアップ記録制御部23は、バックアップ記録設定情報25を参照し、バックアップ実行情報304が「する」に設定されており(a2)、かつ現在時刻がバックアップスケジュール情報306の「スケジュール」範囲外であることを確認すると(a3)、リセット実行部22に対し「リセット2」の実行を指示し、指示されたリセット実行部22は、USBホスト制御装置10に対して「リセット2」を実行する。ここで、「リセット2」とは、ハード側(USBホスト制御装置10)およびソフト側(USB検出部21)共にUSBストレージを認識していないときに行われるものである。つまり、バックアップ記録設定が有効であり、USBホスト制御装置10がUSBストレージ2を認識しておらず、かつバックアップ記録動作が行われていない条件の場合に行われるリセットである。
【0035】
時刻t12:USBホスト制御装置10がリセットされることにより、ハード側・ソフト側ともにUSBストレージ2を再認識する(a4)、(a5)。つまり、USB検出レジスタ11の検出ビット14がたち、USB認識情報24が「認識」となる。なお、ここで、ハード側・ソフト側ともにUSBストレージ2を再認識しても、次のバックアップ記録開始時刻t13になるまで「リセット2」が所定間隔で発行され続ける。所定間隔としては、5分に1回などが考えられる。
【0036】
なお、「リセット2」で行われる複数回のリセットのうち、1回目のリセットがUSB検出部22がUSBストレージ2を認識していない場合に行われるリセットであり、2回目以降のリセットがUSB検出部22がUSBストレージ2を認識している場合に行われるリセットである。
【0037】
このようにすることで、バックアップ記録が開始される時刻までにUSBストレージ2が認識しない事象が生じたとしても、再認識が可能であるため、バックアップ記録が開始される時刻まで認識した状態で待機できる。つまり、次に、バックアップ記録を実行するときに、時刻t3のように、ハード側で認識しておらず、ソフト側で認識している状態となることを防ぐことができる。これにより、無人の環境下でも安定した動作状態を保つことができる。
時刻t13:バックアップ記録期間設定がバックアップ記録開始時刻となったので(a2)、リセット実行部22は「リセット2」の発行を停止し(a8)、バックアップ記録制御部23がバックアップ記録を実行する(a9)。
【0038】
なお、ここでは、現在時刻がバックアップスケジュール情報306の「スケジュール」範囲外であることを確認してリセット実行部22が「リセット2」を実行しているが、現在時刻が「スケジュール」範囲内であってもリセット実行部22が「リセット2」を実行してもよい。これにより、停電期間内に「スケジュール」時刻になってしまった場合でも、復電後に「リセット2」を実行することができる。なお、このときの「リセット2」は、既にバックアップ記録開始時刻となっているので、1回実行されればよい。
【0039】
《フローチャート》
次に、図2、図3Bおよび図4を参照しつつ、図5〜図7に沿って本実施形態に係るバックアップ記録処理を説明する。
図5は、本実施形態に係るバックアップ記録処理(リセット1)の例を示すフローチャートである。
まず、バックアップ記録設定情報25のバックアップスケジュール情報306に格納されているバックアップ記録開始時刻になると、バックアップ記録制御部23がバックアップ記録命令をUSBホスト制御装置10へ出力する(S101)。
USBホスト制御装置10および記憶装置制御装置40が、USBストレージ2に対するバックアップ記録を開始する(S102)。
そして、バックアップ記録中、外乱ノイズの影響などで、USBホスト制御装置10がUSB認識をしない状態となり(S103)、バックアップ記録が中断される(S104)。これは、図4の時刻t3の状態である((a4)、(a9))。
【0040】
バックアップ記録は中断されたが、バックアップ記録設定情報25のバックアップ実行情報304が「する」であり、かつ現在時刻がバックアップスケジュール情報306の「スケジュール」期間である条件下であり、さらにUSB認識情報24が「認識」状態のままであるので、バックアップ記録制御部23は、再度、バックアップ記録の実行をUSBホスト制御装置10に対して指示する(S105)。これは、図4の時刻t4の状態である(a6)。
【0041】
しかしながら、USBホスト制御装置10がUSBストレージ2を認識していないため、バックアップ記録に失敗したことを示すバックアップ記録エラーがUSBホスト制御装置10から返ってくる(S106)。これは、図4の時刻t5の状態である(a7)。このとき、USB検出レジスタ11においてエラービット16がたつ。
すると、USBホスト制御装置10はUSB認識情報24を参照し、ソフト側(USB検出部21)におけるUSB認識が行われている状態であることを確認して、リセット実行部22に「リセット1」を指示し、リセット実行部22はUSBホスト制御装置10に対する「リセット1」を実行する(S107)。これは、図4の時刻t6の状態である(a8)。
【0042】
次に、バックアップ記録制御部23は、バックアップ記録命令をUSB制御装置10に対して出力する(S108)。これは、図4の時刻t7の状態である(a6)。
そして、バックアップ記録制御部23は、転送ステータスレジスタ13を参照して、バックアップ記録が正常に開始できたか否かを判定する(S109)。ステップS109のタイミングは図4には図示していない。
ステップS109の結果、バックアップ記録が正常に開始できた場合(S109→Yes)、監視記録装置1は処理を終了する。
【0043】
ステップS109の結果、バックアップ記録が正常に開始できなかった場合(S109→No)、つまり、ステップS108の指示に対してバックアップ記録エラーが返された場合、バックアップ記録制御部23はバックアップ記録エラーが返された回数をカウントしておき、そのカウント数がN回となったか否か、つまりN回バックアップ記録を開始できなかったか否かを判定する(S110)。図4では、1回の「リセット1」でバックアップ記録が正常に開始できた例を示しているため、ステップS109〜S111のタイミングは図4では示していない。
【0044】
ステップS110の結果、N回に達していない場合(S110→No)、バックアップ記録制御部23はステップS107へ処理を戻す。
ステップS110の結果、N回に達している場合(S110→Yes)、バックアップ記録制御部23は、例えば図示しない制御装置(PC(Personal Computer)など)へエラーを返して(S111)、処理を終了する。
【0045】
図6は、本実施形態に係る本実施形態に係るバックアップ記録処理(リセット1)の別の例を示すフローチャートである。
ステップS201〜S207は、ステップS101〜S107と同様であるため、説明を省略する。
ステップS207において、リセット実行部22が「リセット1」を実行した後、USB検出部21は、USB検出レジスタ11を確認する(S208)。これは、図4の時刻t7の状態である(a6)。
そして、USB検出部21は、USB検出レジスタ11を参照して、検出ビット14がたっているか否かを判定する(S209)。ステップS209のタイミングは図4には図示していない。
ステップS209の結果、検出ビット14がたっていない場合(S209→No)、バックアップ記録制御部23は検出ビット14がたっていなかったことを検知した回数をカウントしておき、そのカウント数がN回となったか否か、つまりN回検出ビット14がたたなかったことを検知したか否かを判定する(S210)。図4では、1回の「リセット1」でバックアップ記録が正常に開始できた例を示しているため、ステップS209〜S214のタイミングは図4では示していない。
【0046】
ステップS209の結果、N回に達していない場合(S210→No)、バックアップ記録制御部23はステップS207へ処理を戻す。
ステップS209の結果、N回に達している場合(S210→Yes)、バックアップ記録制御部23は、例えば図示しない制御装置(PCなど)へエラーを返して(S214)、処理を終了する。
ステップS209の結果、検出ビット14がたっている場合(S209→Yes)、バックアップ記録制御部23は、バックアップ記録命令をUSBホスト制御装置10に対して出力する(S211)。
以降の処理、ステップS211〜S214は図5のステップS108〜S111と同様の処理であるため、説明を省略する。
【0047】
図7は、本実施形態に係るバックアップ記録処理(リセット2)の例を示すフローチャートである。
停電が生じた後、バックアップ記録制御部23が復電を検知すると、バックアップ記録制御部23がバックアップ記録制御処理を開始しようとする(S301)。これは、図4の時刻t10の状態である(a1)。
次に、バックアップ記録制御部23は、バックアップ記録設定情報25を参照し(S302)、バックアップ記録設定が有効となっているか否か(S303)、すなわち、バックアップ記録設定情報25のバックアップ実行情報304が「する」となっているか否かを判定する。これは、図4の時刻t10の状態である(a2)。
ステップS303の結果、バックアップ記録設定情報25が有効となっていない場合(S303→No)、すなわち、バックアップ記録設定情報25のバックアップ実行情報304が「しない」となっている場合、バックアップ記録設定処理部は処理を終了する。
【0048】
ステップS303の結果、バックアップ記録設定情報25が有効となっている場合(S303→Yes)、バックアップ記録制御部23は、バックアップ記録設定情報25のバックアップスケジュール情報306の「スケジュール」を参照して、現在時刻がバックアップ記録開始時刻であるか否かを判定する(S304)。このタイミングは、図4において図示していない。
ステップS304の結果、現在時刻がバックアップ記録開始時刻である場合(S304→Yes)、バックアップ記録制御部23は、バックアップ記録命令をUSBホスト制御装置10に対して出力する(S305)。これは、図4の時刻t13の状態である(a6)。
【0049】
ステップS304の結果、現在時刻がバックアップ記録開始時刻でない場合(S304→No)、バックアップ記録制御部23は、前回の「リセット2」の実行から所定時間経過したか否かを判定する(S306)。
ステップS306の結果、所定時間経過していない場合(S306→No)、バックアップ記録制御部23はステップS304へ処理を戻す。
ステップS306の結果、所定時間経過している場合(S306→Yes)、バックアップ記録制御部23はUSBホスト制御装置10に対し「リセット2」を実行して(S307)、ステップS304へ処理を戻す。これは、図4の時刻t11や、その他の「リセット2」の実行時刻である(a8)。
【0050】
なお、図7の処理のおいて、ステップS304の処理を省略してもよい。これにより、例えば停電中にバックアップ記録開始時刻となってしまった場合でも、復電後すぐに「リセット2」を行うことができる。この場合、すでにバックアップ記録開始時刻となっているので、ステップS306の処理も省略される。
【0051】
本実施形態では、監視記録装置1に接続する記憶媒体としてUSBストレージ2を記載したが、これに限らず、ホスト装置によるプラグアンドプレイが可能な記憶媒体であればよく、例えばSDカードなどを用いてもよい。
【0052】
《まとめ》
本実施形態によれば、監視記録装置1からUSBストレージ2にバックアップ記録を行う際、物理的には正常に接続されているにも関わらずUSBストレージ2が認識されない事象によりバックアップ記録エラーになった場合において、監視記録装置1内のUSBホスト制御装置10に対してリセットを発行することにより認識を回復することができる。また、バックアップ記録設定は有効であるがバックアップ記録を行っていない場合でも、USBホストに対して定期的にリセットを実行することにより、バックアップ開始まで認識した状態で待機できるためバックアップ記録を滞りなく開始できる。
【0053】
このような構成により、監視記録装置1がUSBストレージ2を認識しない場合でも、人手や追加部品を必要としない低コストの手段により回復させ、データの取りこぼしを発生しないことによる円滑なバックアップ開始が可能となる。
なお、本実施形態ではUSBホスト制御装置10のみをリセットすることにより、監視記録装置1および監視カメラ3の記録を停止せずにバックアップ記録の再開が可能となる。
【符号の説明】
【0054】
1 監視記録装置(記録装置:レコーダ)
2 USBストレージ(外部記憶媒体)
3 監視カメラ
5 監視システム
10 USBホスト制御装置(外部記憶媒体制御装置)
11 USBレジスタ
12 コントローラリセットレジスタ
13 転送ステータスレジスタ
14 検出ビット
15 リセットビット
16 エラービット
20 メモリ(記憶部)
21 USB検出部(外部記憶媒体検出部)
22 リセット実行部
23 バックアップ記録制御部
24 USB認識情報
25 バックアップ記録設定情報(バックアップ記録設定)
30 CPU
40 記憶装置制御装置
50 記憶装置
60 映像信号処理装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホスト装置によるプラグアンドプレイが可能な外部記憶媒体へデータのバックアップ記録を行う記録装置であって、
前記バックアップ記録の実行の有効・無効を設定するバックアップ記録設定を記憶した記憶部と、
前記外部記憶媒体の接続を検出し、前記外部記憶媒体に対する書き込みおよび読み込みの制御を行う外部記憶媒体制御装置と、
前記外部記憶媒体に対する通信の可能・不可能を検出するソフトウェアである外部記憶媒体検出部と、
前記バックアップ記録設定が有効であり、前記外部記憶媒体制御装置が前記外部記憶媒体を認識しておらず、かつ、前記外部記憶媒体検出部が前記外部記憶媒体を認識している場合に、前記外部記憶媒体制御装置のリセットを行うリセット実行部と、
を有することを特徴とする記録装置。
【請求項2】
ホスト装置によるプラグアンドプレイが可能な外部記憶媒体へデータのバックアップ記録を行う記録装置であって、
前記バックアップ記録の実行の有効・無効を設定するバックアップ記録設定を記憶した記憶部と、
前記外部記憶媒体の接続を検出し、前記外部記憶媒体に対する書き込みおよび読み込みの制御を行う外部記憶媒体制御装置と、
前記バックアップ記録設定が有効であり、前記外部記憶媒体制御装置が前記外部記憶媒体を認識しておらず、かつバックアップ記録動作が行われていない条件の場合に、所定間隔で前記外部記憶媒体制御装置のリセットを実行し続けるリセット実行部と、
を有することを特徴とする記録装置。
【請求項3】
前記外部記憶媒体に対する通信の可能・不可能を検出するソフトウェアである外部記憶媒体検出部を、さらに有し、
前記リセット実行部は、
前記条件に加えて、前記外部記憶媒体検出部が前記外部記憶媒体を認識していない場合、前記リセットを実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項4】
前記外部記憶媒体に対する通信の可能・不可能を検出するソフトウェアである外部記憶媒体検出部を、さらに有し、
前記リセット実行部は、
前記条件に加えて、前記外部記憶媒体検出部が前記前記外部記憶媒体を認識している場合、前記リセットを実行する
ことを特徴とする請求項2に記載の記録装置。
【請求項5】
ホスト装置によるプラグアンドプレイが可能な外部記憶媒体へデータのバックアップ記録を行う記録装置であって、
前記バックアップ記録の実行の有効・無効を設定するバックアップ記録設定を記憶した記憶部と、
前記外部記憶媒体の接続を検出し、前記外部記憶媒体に対する書き込みおよび読み込みの制御を行う外部記憶媒体制御装置と、
前記バックアップ記録設定が有効であり、かつ前記外部記憶媒体制御装置が前記外部記憶媒体を認識していない条件の場合に、所定間隔で前記外部記憶媒体制御装置のリセットを実行し続けるリセット実行部と、
を有することを特徴とする記録装置。
【請求項6】
前記外部記憶媒体は、USB規格に基づいている
ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項5に記載の記録装置。
【請求項7】
前記記録装置は、監視カメラと通信可能であり、前記監視監視カメラから送られた映像を記憶装置に蓄積するレコーダであり、
前記バックアップ記録するデータは、前記映像のデータである
ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項5に記載の記録装置。
【請求項8】
ホスト装置によるプラグアンドプレイが可能な外部記憶媒体へデータのバックアップ記録を行う記録装置によるバックアップ記録制御方法であって、
前記バックアップ記録の実行の有効・無効を設定するバックアップ記録設定を記憶部に記憶しており、
前記外部記憶媒体の接続を検出し、前記外部記憶媒体に対する書き込みおよび読み込みの制御を行う外部記憶媒体制御装置と、
前記外部記憶媒体に対する通信の可能・不可能を検出するソフトウェアである外部記憶媒体検出部と、
を有し、
前記バックアップ記録設定が有効であり、前記外部記憶媒体制御装置が前記外部記憶媒体を認識しておらず、かつ、前記外部記憶媒体検出部が前記外部記憶媒体を認識している場合に、前記外部記憶媒体制御装置のリセットを行う
ことを特徴とするバックアップ記録制御方法。
【請求項9】
ホスト装置によるプラグアンドプレイが可能な外部記憶媒体へデータのバックアップ記録を行う記録装置によるバックアップ記録制御方法であって、
前記バックアップ記録の実行の有効・無効を設定するバックアップ記録設定を記憶部に記憶しており、
前記外部記憶媒体の接続を検出し、前記外部記憶媒体に対する書き込みおよび読み込みの制御を行う外部記憶媒体制御装置と、
を有し、
前記記録装置は、
前記バックアップ記録設定が有効であり、前記外部記憶媒体制御装置が前記外部記憶媒体を認識しておらず、かつバックアップ記録動作が行われていない条件の場合に、所定間隔で前記外部記憶媒体制御装置のリセットを実行し続ける
ことを特徴とするバックアップ記録制御方法。
【請求項10】
ホスト装置によるプラグアンドプレイが可能な外部記憶媒体へデータのバックアップ記録を行う記録装置によるバックアップ記録制御方法であって、
前記バックアップ記録の実行の有効・無効を設定するバックアップ記録設定を記憶部に記憶しており、
前記外部記憶媒体の接続を検出し、前記外部記憶媒体に対する書き込みおよび読み込みの制御を行う外部記憶媒体制御装置と、
前記バックアップ記録設定が有効であり、かつ前記外部記憶媒体制御装置が前記外部記憶媒体を認識していない条件の場合に、所定間隔で前記外部記憶媒体制御装置のリセットを実行し続ける
ことを特徴とするバックアップ記録制御方法。
【請求項11】
請求項8から請求項10のいずれか一項に記載のバックアップ記録制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3A】
image rotate

【図3B】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate