説明

警備装置

【課題】在宅中の利用者に負担をかけることなく、屋外から侵入しようとする賊の侵入行為を抑止できる警備装置を提供する。
【解決手段】屋内及び屋外に設置された複数の検知手段により監視対象を監視する警備装置であって、第一の警備モードにおいて複数の検知手段の何れかから検知信号を受信したとき、又は、第二の警備モードにおいて複数の検知手段のうち所定の検知手段から検知信号を受信したときに異常発生と判定する監視部と、前記監視部が異常発生と判定したときに鳴動出力する鳴動部とを備え、鳴動部は、屋内の検知手段の検知信号に基づき監視部が異常発生と判定したときには鳴動出力し、屋外の検知手段の検知信号に基づき監視部が異常発生と判定したときに、第一の警備モードが設定されている場合には鳴動出力し、第二の警備モードが設定されている場合には鳴動出力しない。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ホームセキュリティやビル等の警備システムにおいて、警備装置が異常を検知したときの警報音の出力を制御する技術に関し、特に、監視対象が有人である場合には屋外の検知手段による警報音を出力しないようにする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、住宅などで発生した異常を遠隔の監視センタにて監視する警備システムが普及している。
この警備システムは、住宅など監視対象に配置された防犯センサと接続される警備装置と、この警備装置と通信網を介して接続される監視センタとを有し、警備装置が警備セットモードにあるときに防犯センサが検知信号を出力すると、警備装置が警報出力したり遠隔の監視センタに通報したりするものが知られるところである。
警備装置は、警備対象に設置された各種センサや操作器により検出した異常に対し、ブザー鳴動等によって異常を報知するとともに、電話回線などを介して接続された監視センタへ通報を行う。警備装置は、利用者が警備装置に対してIDカードなどにより操作を行うことで、複数の警備モードを切り替えられるようになっている。
【0003】
このような警備システムに関して、特許文献1には、特に、防犯センサが異常を検知するとスピーカから警告メッセージを発声するとともにサイレンを鳴動して異常を報知するホームセキュリティシステムが開示されている。
【特許文献1】特開2004−86658
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1は、夜間などにおける在宅時のセキュリティのために、室内に設置されたセンサの検知信号をキャンセルして、室内の動体は検知せず、他所のセンサによって異常を検知するモードを備えている。他所のセンサとは、例えば出入り口扉や窓に設置されたセンサである。
ここで、近年の警備システムでは、敷地内に侵入する賊を早期に検出するために、門扉や庭などに防犯センサを設置することがある。このように、屋外にセンサを設置している場合、特許文献1のホームセキュティによれば、上述した夜間在宅時のモードにおいて、出入り口扉や窓、屋外に設置されたセンサが検知出力したときに、スピーカから警告メッセージを発声するとともにサイレンを鳴動することとなる。
【0005】
しかしながら、屋外に設置されるセンサは、その設置される環境によっては、猫などの小動物や、強風により、誤報を出力してしまうことがある。
特許文献1では、このように、誤報を出力した場合であっても、室内のスピーカから警報出力してしまうために、利用者の就寝が阻害されたり、検知箇所の点検のため利用者に余計な手間がかかるという問題がある。
【0006】
そこで、本発明は、在宅中の利用者に負担をかけることなく、屋外から侵入しようとする賊を抑止できる警備装置の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明よる警備装置は、屋内及び屋外に設置された複数の検知手段により監視対象を監視する警備装置であって、警備モードとして、少なくとも第一の警備モード又は第二の警備モードを設定するモード設定部と、前記第一の警備モードにおいて前記複数の検知手段の何れかから検知信号を受信したとき、又は、前記第二の警備モードにおいて前記複数の検知手段のうち所定の検知手段から 検知信号を受信したときに異常発生と判定する監視部と、前記監視部が異常発生と判定したときに鳴動出力する鳴動部と、を備え、前記鳴動部は、屋内に設置された検知手段の検知信号に基づき前記監視部が異常発生と判定したときには鳴動出力し、屋外に設置された検知手段の検知信号に基づき前記監視部が異常発生と判定したときに、前記第一の警備モードが設定されている場合には鳴動出力し、前記第二の警備モードが設定されている場合には鳴動出力しないことを特徴としている。
【0008】
また、好ましくは、更に、遠隔の監視センタと通信する通信部を備え、前記通信部は、前記監視部が異常発生と判定すると異常信号を前記監視センタに送信し、前記鳴動部は、前記第二の警備モードが設定されているときに前記監視センタから鳴動信号を受信すると鳴動出力することを特徴としている。
【0009】
さらに、本発明に係る警備装置は、屋内及び屋外に設置された複数の検知手段により監視対象を監視する警備装置であって、前記屋外に設置された検知手段の検知領域付近の画像を取得する撮像部と、前記検知手段から受信した検知信号に基づき異常発生と判定する監視部と、前記監視部が異常発生と判定すると異常信号と前記撮像手段が取得した画像とを前記監視センタに送信する通信部と、前記監視部が屋内に設置された検知手段の検知信号に基づき異常発生と判定したとき、又は、前記監視部が屋外に設置された検知手段の検知信号に基づき異常発生と判定している場合に前記監視センタから鳴動信号を受信すると鳴動出力する鳴動部と、を備えることを特徴としている。
【0010】
また、本発明に係る警備装置は、好ましくは、更に、警備モードとして、少なくとも第一の警備モード又は第二の警備モードを設定するモード設定部を備え、前記監視部は、前記第一の警備モードにおいて前記複数の検知手段の何れかから検知信号を受信したとき、又は、前記第二の警備モードにおいて前記複数の検知手段のうち所定の検知手段から検知信号を受信したときに異常発生と判定し、前記鳴動部は、屋外に設置された検知手段の検知信号に基づき前記監視部が異常発生と判定したときに、前記第一の警備モードが設定されている場合には鳴動出力し、前記第二の警備モードが設定されている場合には鳴動出力しないことを特徴としている。
【発明の効果】
【0011】
本発明に係る警備装置によれば、屋内に設置された検知手段が検知したとき、又は全ての検知手段により監視対象を監視する第一のモードにおいて、屋外に設置された防犯センサが検知したときに鳴動出力することで、異常の発生を報知して、侵入しようとする賊の侵入行為を抑止し被害を食い止めることができる。
また、所定の検知手段のみを用いて監視対象を監視する第二のモードにおいては、屋外に設置された検知手段が検知したときには鳴動部の出力を行わないので、利用者の就寝や作業を阻害することがなく、誤報などにより利用者に負担をかけることを防止できる。
【0012】
さらに、本発明に係る警備装置によれば、異常信号を監視センタに送信することで、監視センタに異常の確認や点検を依頼して、利用者自らが検知箇所の点検のため余計な手間をかけることがない。
また、監視センタにて異常の発生が確認された場合に、監視センタから鳴動信号を受信して鳴動部を作動させることができ、利用者に対する異常の報知や、屋外から侵入しようとする賊の侵入行為を抑止することができる。
【0013】
また、本発明にかかる警備装置によれば、屋内に設置された検知手段が検知したときに鳴動出力することで、異常の発生を適切に報知でき、屋外に設置された検知手段が検知したときには鳴動部の出力を行わないので、利用者の就寝や作業を阻害することがなく、誤報などにより利用者や監視対象近辺の住人に負担をかけることを防止できる。
さらに、屋外に設置された検知手段に関しては、監視対象の画像を監視センタに送信し、監視センタにて異常の発生が確認された場合に、監視センタから鳴動信号を送信して警備装置の鳴動部を作動させることができ、利用者に対する異常の報知や、屋外から侵入しようとする賊の侵入行為を抑止することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
【実施例1】
【0015】
以下、本発明による警備装置を用いた警備システムの実施形態を図面を用いて詳細に説明する。
図1は、本発明に係る警備システムを示す構成図である。
本発明の警備システムは、監視対象1に設けられた警備装置2と、監視対象1から遠隔に配置された監視センタ3のセンタ装置4とが、公衆電話網やインターネット網などの通信網5に接続されて概略構成される。
警備装置2には、監視対象1の建物10の屋内及び屋外に設置されて侵入者を検出する防犯センサ6と、当該防犯センサ6に対応する領域を撮影するカメラユニット7とが接続されている。
【0016】
警備装置2は、通信網5を介して遠隔の監視センタ3と接続されて監視対象1の異常を監視している。
警備装置2は、防犯センサ6から受信した信号に基づき、監視中の防犯センサ6が人を検知した場合に異常発生と判定して、遠隔の監視センタ3への通報処理、又は表示部25や鳴動部26からの報知処理を行う。また、警備装置2は、カメラユニット7から受信した画像を記録して、異常発生時の画像を監視センタ3に送信する。
【0017】
監視センタ3は、警備会社が運営するセンタ装置4を備えた施設であり、管制員が監視対象1を常時監視している。監視センタ3では、警備装置2から受信した異常信号に基づいて対処すべき監視対象1の情報や警備装置2から受信した画像が表示部42に表示され、利用者に対する確認処理や、監視対象1への警備員の対処指示などの必要な措置をとる。
また、監視センタ3では、警備装置2から受信した画像を管制員が確認して、異常の存在が認められると警備装置2に鳴動信号を送信し、警備装置2から警報音や警報メッセージを出力させる。
【0018】
<防犯センサ>
次に、防犯センサ6について説明する。
防犯センサ6は本発明の検知手段として作用する。
監視対象1に設置される防犯センサ6としては、出入り口扉や窓、門扉などの開閉体の開放を検知して人の存在を検知するセンサと、所定の監視方向から入力される物理量に基づき人の存在を検知するセンサとがある。前者は、例えば、磁界の変化を検知して扉の開放を検知するセンサや、タンパースイッチのオンオフで扉の開放を検知するセンサであり、後者は、例えば、熱線の変動により人の存在を検知するセンサ、超音波や高周波により人の存在を検知するセンサ、入力画像から人の存在を検知するセンサ、投光部からの入射光が遮られることにより人の存在を検知するセンサなど、周知の検知手段である。
防犯センサ6は常時動作して、開閉体の開放、又は人の存在を検知すると、自己のアドレスコードを含む検知信号を警備装置2に送出する。
【0019】
図2は、監視対象1への防犯センサ6の設置例を示す図である。
防犯センサ6は、予め計画された警備プランに基づき、監視対象1が適切に監視できるように侵入のおそれがある場所に固定設置される。ここで、侵入のおそれがある場所とは、例えば監視対象1の建物10の屋外となると庭11や門扉12、監視対象1の建物10内における出入り口扉13や窓14などの開口部、監視対象1の建物10内における通路等の動線部分や居室などである。
即ち、監視対象1には防犯センサ6として、屋外に設置される防犯センサ6Aと、屋内に設置される防犯センサ6Bとが設置されている。
【0020】
<カメラユニット>
次に、カメラユニット7について説明する。
カメラユニット7は本発明の撮像部として作用する。
カメラユニット7は、屋外に設置された防犯センサ6Aに対応して設けられ、その撮像領域が対応する防犯センサ6Aの検知領域を含むよう、設置箇所や設置角度を設定され配置されている。カメラユニット7は常時動作して、所定間隔毎に撮像領域を撮影し、撮像画像と自己のアドレスコードとを警備装置2に送出する。
【0021】
<警備装置>
次に警備装置2について説明する。
図1に示すように、警備装置2は、制御部20と、これに接続されるモード設定部21と、センサI/F22と、カメラI/F23と、通信部24と、表示部25と、鳴動部26と、記憶部27とから概略構成される。
制御部20は、CPU(中央演算装置)等から構成され、各部を制御し警備装置2として動作させる。また、制御部20は、監視部28と、出力制御部29とを備えている。
【0022】
モード設定部21は、警備装置2の警備モードを設定するスイッチである。モード設定部21にて設定された警備モードは記憶部27に記憶される。ここで、モード設定部21にて設定される警備モードとしては、解除モードと、第二の警備モードとなる在宅警備モードと、第一の警備モードとなる外出警備モードとがある。
【0023】
ここで、解除モードとは、監視対象1が有人であり、防犯センサ6が検知しても報知・通報を行わない状態である。解除モードが設定されると、全ての防犯センサ6を無監視に設定する。
在宅警備モードとは、監視対象1が有人であり、窓14や出入口扉13、屋外など外部からの侵入を検出するために建物10の外周部分に設置された特定の防犯センサ6が検知した場合に異常発生の報知・通報を行う状態であり、その他の防犯センサ6が検知した場合には異常と判定せず報知・通報を行わない。この在宅警備モードが設定されると、予め設定された特定の防犯センサ6のみが監視に設定される。
外出警備モードとは、監視対象1が無人であり、防犯センサ6の検知に対して異常発生を報知するとともに通報を行う状態である。この外出警備モードが設定されると、全ての防犯センサ6が監視状態に設定される。
【0024】
かかるモード設定部21は、例えば監視対象1が無人となる場合に利用者が外出警備モードに設定し、例えば就寝時など有人となる場合に異常の監視が必要であれば在宅警備モードに、異常の監視が必要なければ解除モードに設定する。
なお、外出警備モードに設定されたとき、利用者の外出経路を監視する防犯センサ6については所定の遅延時間の後に監視を開始して、外出する利用者を異常として検出しないようにすることが好ましい。
【0025】
センサI/F22は、防犯センサ6が有線または無線で接続されるI/F(インタフェース)であって、防犯センサ6からの検知信号を受信する受信手段として機能する。
センサI/F22は、防犯センサ6から受信した検知信号に基づき、各防犯センサ6毎の検知状態を記憶部27に記憶する。
なお、本例において、特に示していないが、監視対象1には、防犯センサ6のほかに火災検出用のセンサや非常ボタンなど複数のセンサが設置されておりセンサI/F22に接続されている。
【0026】
カメラI/F23は、カメラユニット7が接続されるI/Fであって、カメラユニット7が撮影した画像を受信する受信手段として機能する。
カメラI/F23は、カメラユニット7から受信した撮像画像を所定フレーム数だけ記憶部27にバッファする。記憶部27にバッファされる画像は、最も古い画像を新しく受信した画像で上書きしていくことで最新の画像が所定フレーム数だけ保持される。例えば、1秒間隔で画像を受信し、10フレームを保持する場合は、過去10秒間の画像が保持されることになる。
【0027】
通信部24は、公衆回線網又はインターネット網などの通信網5を介して監視センタ3と接続される。
表示部25は、液晶モニタ、LEDで構成され、設定されている警備モード、防犯センサ6の検知状態、防犯センサ6の設置場所などを表示する。
鳴動部26は、スピーカ、ブザーで構成され、利用者の操作に応じたガイダンスや異常が発生したときの警報などを出力する。
【0028】
記憶部27は、ROM/RAMなどで構成され、処理プログラム、警備装置の管理番号、監視設定された防犯センサ、異常履歴、カメラユニットが撮影した画像、監視対象の図面情報、警報音や警報メッセージなどの音声データ、現在の警備モード等を記憶している。
また、記憶部27には、防犯センサ6の状態を管理するためのテーブルとして、センサテーブル27Aと、鳴動出力テーブル27Bとが記憶されている。
【0029】
センサテーブル27Aは、各防犯センサ6の状態を示すテーブルである。
図3はセンサテーブル27Aを示す図である。
センサテーブル27Aには、センサI/F22に接続された各防犯センサ6のアドレスコード、防犯センサ6の設置場所、設置場所が屋内か屋外かを示す情報(屋内/屋外)、対応するカメラユニット7の有無、防犯センサ6が検知しているか否かを示す状態(検知/未検知)、防犯センサ6の監視設定の状態(監視/無監視)、異常が発生しているか否かを示す異常有無の状態(異常/正常)とが対応付けられて記憶されている。
【0030】
また、センサテーブル27Aには、在宅監視情報が記録されている。この在宅監視情報は、在宅警備モードにおいて防犯センサ6を監視するか否かを示す情報である。即ち、在宅監視情報「監視」の防犯センサ6は、在宅警備モードにおいて監視に設定されるセンサであり、在宅監視情報「無監視」の防犯センサ6は在宅警備モードにおいて無監視に設定されるセンサである。この在宅監視情報「監視」の防犯センサは、窓14や出入口扉13、屋外など監視対象1の建物10への外部からの侵入を検出するために設置された防犯センサ6である。
【0031】
本例では、外出警備モードになると、全ての防犯センサ6の監視設定が「監視」状態となり、在宅警備モードにおいては在宅監視情報「監視」の防犯センサ6のみが「監視」状態となり、解除モードにおいては、全ての防犯センサ6の監視設定が「無監視」状態となる。
【0032】
また、鳴動出力テーブル27Bは、出力制御部29により鳴動出力がなされるか否かを示すテーブルである。
鳴動出力テーブル27Bには、警備モードと異常を検知した防犯センサ6と鳴動部26の出力有無とが対応付けられて記憶されている。
【0033】
監視部28は、防犯センサ6から検知信号を受信した場合の処理を行う。
監視部28は、センサI/F22にて、防犯センサ6からの検知信号を受信すると、受信した信号に基づきセンサテーブル27Aを適宜更新し、異常の有無を判定する。即ち、センサI/F22にて、防犯センサ6からの検知信号を受信すると、センサテーブル27Aの検知/未検知の状態は「検知」となり、該当の防犯センサ6が「監視」状態であれば、異常状態「異常」となる。
また、監視部28は、異常発生を判定すると、記憶部27に異常履歴として異常内容、異常の発生した場所、時刻等を記憶する。
【0034】
出力制御部29は、監視部28が異常発生を判定すると、通信部24を介して監視センタ4に異常信号を送信し、表示部25の異常を示すLEDを点灯し、液晶モニタに異常の内容と異常の発生場所を表示出力する。監視センタ4に送信される異常信号には、警備装置2の管理番号、検知した防犯センサ6の情報、異常の内容と異常の発生場所が含まれる。
【0035】
また、出力制御部29は、監視部28が異常発生を検出すると、鳴動出力テーブル27Bに基づき、現在の警備モードと異常を検知した防犯センサ6とに応じて鳴動部26から警報音や警報メッセージを出力する。このとき、鳴動部26から出力される音データは、現在の警備モードと異常を検知した防犯センサ6に応じて記憶部27から読み出される。例えば、サイレン音などの警報音や、異常内容や検知した防犯センサ、検知場所を示す音声メッセージなどである。
【0036】
図4は、鳴動出力テーブルを示す図である。
出力制御部29は、記憶部27を参照して、異常を検知した防犯センサ6が屋外に設置された防犯センサ6Aであるか否かを判定し、現在の警備モードに応じて、屋内に設置された防犯センサ6Bと屋外に設置された防犯センサ6Aとで鳴動出力の有無を異ならせる。
また、出力制御部29は、通信部24を介して監視センタ4から鳴動信号を受信すると、鳴動部26から警報音や警報メッセージを出力する。
【0037】
なお、出力制御部29は、鳴動信号が音声データを含む場合には当該音声データを鳴動部から出力する構成としてもよい。
【0038】
<監視センタ>
監視センタ3は、センタ装置4を備えて、管制員が監視対象1を常時監視している。
センタ装置4は、通信部41と、表示部42と、操作部43と、記憶部44と、これらを制御する制御部40から概略構成される。
通信部41は、公衆回線網又はインターネット網などの通信網5を介して警備装置2と接続される。
表示部42は、液晶モニタやCRTで構成され、警備装置2から受信した異常信号に基づいて対処すべき監視対象1の情報や警備装置2から受信した画像を表示する。
操作部43は、キーボードやポインティングデバイスで構成され、管制員によって操作されて所定のコマンドや情報の入力が行われる。
記憶部44は、ROMやRAM、光ディスク、ハードディスクなどの記憶媒体で構成され、監視対象1や監視対象1に設置された警備装置2や利用者の情報、すなわち、監視対象1の名称、監視対象1の住所、監視対象1の電話番号、警備装置2の管理番号、利用者の氏名、利用者の住所、利用者の電話番号、過去の異常履歴、画像などを記憶している。
【0039】
制御部40は、CPU等から構成され、各部を制御してセンタ装置4として動作させる。また、制御部40は、操作部43にて鳴動信号の入力操作がなされると、対象となる警備装置2に鳴動信号を送信する。
なお、制御部40は、操作部43にて鳴動信号の入力操作がなされた場合、操作部43にて選択された音声データを鳴動信号として警備装置2に送信する構成としてもよい。また、図示しないマイクなどの音声入力手段を備えて、管制員が入力する音声を鳴動信号として警備装置2に送信する構成としてもよい。
【0040】
<動作説明>
以下、本実施形態による警備装置2の動作を図5〜7に示すフローチャートを参照して詳しく説明する。
通常、警備装置2は、防犯センサ6からの検知信号や監視センタ3からの鳴動信号の待ち受け状態にある。
【0041】
まず、検知信号受信時の動作について説明する。
図5は警備装置2の検知信号処理プログラムのフローチャートである。
警備装置2は、防犯センサ6から検知信号を受信すると、検知信号に含まれるアドレスコードとセンサテーブルとに基づき検知信号を送信した防犯センサ6が監視中であるか否かを判定する(ST1)。
【0042】
検知信号を送信した防犯センサ6が「無監視」であれば(ST1−No)、処理を終了する。
他方、検知信号を送信した防犯センサ6が「監視」であれば、警備装置2は異常発生と判定して表示部25に異常が発生したことを出力する(ST2)。
【0043】
次に、警備装置2は、センサテーブル27Aに基づき検知信号を送信した防犯センサ6が屋外に設置された防犯センサ6Aか否かを判定する(ST3)。屋外に設置された防犯センサ6Aでなければ(ST3−No)、監視センタ3に異常信号を送信して(ST4)、鳴動部26より警報音や警報メッセージを出力する(ST5)。
他方、検知信号を送信した防犯センサ6が屋外に設置されたセンサ6Aであれば(ST3−Yes)、異常信号と当該防犯センサ6Aに対応するカメラユニット7の画像とを監視センタ3に送信する(ST6)。なお、このとき、対応するカメラユニット7の画像に加えて、他のカメラユニット7の画像や監視対象に設置された全てのカメラユニット7の画像を送信するようにしてもよい。
【0044】
次に、警備装置2は、現在の警備モードが在宅警備モードであるか否かを判定する(ST7)。今、ST1で判定したように防犯センサ6の監視中であるので、現在設定されている警備モードは外出警備モードか在宅警備モードであることになる。ここで、警備モードが在宅警備モードでなければ(ST7−No)、即ち外出警備モードであれば、ST5に進み、鳴動部26より警報音や警報メッセージを出力する。
他方、警備モードが在宅警備モードであれば(ST7−Yes)、鳴動部26からの鳴動出力を行うことなく処理を終了する。
【0045】
これにより、監視対象1が無人であるとき、即ち外出警備モード中は、屋外に設置された防犯センサ6Aが検知したときに鳴動部26より警報出力することで、屋外から侵入しようとする賊の侵入行為を抑止して被害を食い止めることができる。
また、監視対象1が有人であるとき、即ち在宅警備モード中は、屋外に設置された防犯センサ6Aが検知したときには鳴動部26の出力を行わないので、利用者の就寝や作業を阻害することがなく、誤報などにより利用者に負担をかけることを防止できる。
さらに、屋外に設置された防犯センサ6Aの検知領域を含む画像を監視センタ3に送信することにより、監視センタ3の管制員や対処員にて対応を委託して、利用者自らが検知箇所の点検のため余計な手間をかけることがない。
【0046】
次に、鳴動信号受信時の動作について説明する。
図6は警備装置の鳴動信号処理プログラムのフローチャートである。
警備装置2は、監視センタ3から鳴動信号を受信すると、鳴動部26より鳴動出力するか否かを判断する(ST20)。
【0047】
鳴動部26は、外出警備モードにおいては、屋内に及び屋外の何れに設置されている防犯センサ6が検知しても鳴動出力する構成であるので、警備モードが在宅警備モードである場合にのみ鳴動信号を受信したときに鳴動出力する。
即ち、ST20では、警備モードが在宅警備モードであるか否かを判定する処理を行い、在宅警備モードである場合にのみST21へ進むようにする。在宅警備モードでなければ、鳴動出力することなく処理を終了する。
【0048】
なお、鳴動部26は、屋内に設置されている防犯センサ6Bの検知信号に基づき異常の発生が判定されると鳴動出力する構成であるので、屋外に設置されている防犯センサ6Aの検知信号に基づき異常の発生が判定されている場合にのみ鳴動信号を受信したときに鳴動出力するようにしてもよい。
この場合、ST20において、センサテーブル27Aにおいて屋外設置の防犯センサ6Aが「異常」であるか否かを判定する処理を行い、「異常」である場合にのみST21へ進むようにする。屋外設置の防犯センサ6Aが「異常」でなければ、鳴動出力することなく処理を終了する。
【0049】
また、鳴動部26は、警備モードが在宅警備モードが設定され、かつ、屋外に設置されている防犯センサ6Aの検知信号に基づき異常の発生が判定されている場合にのみ鳴動信号を受信したときに鳴動出力するようにしてもよい。
この場合、ST20においては、警備モードが在宅警備モードであるか否かを判定する処理と、センサテーブル27Aにおいて屋外設置の防犯センサ6Aが「異常」であるか否かを判定する処理を行い、在宅警備モードであり、かつ、屋外の防犯センサ6Aが「異常」である場合にのみST21へ進むようにする。在宅警備モードでなければ、又は、屋外設置の防犯センサ6Aが「異常」でなければ、鳴動出力することなく処理を終了する。
【0050】
また更に、監視センタ3から鳴動信号を受信すると、常に鳴動部26から鳴動出力するようにしてもよい。
この場合、ST20の処理を省略し、鳴動信号を受信するとST21に進むよう構成する。
【0051】
ST20において鳴動部26より鳴動出力すると判定されると鳴動部26より警報音や警報メッセージを出力する(ST21)。このとき、鳴動部26から出力される音データは、鳴動信号の内容や現在異常となっている防犯センサ6、現在の警備モードに応じて記憶部27より読み出される。例えば、サイレン音などの警報音や、異常内容や検知した防犯センサ、検知場所を示す音声メッセージなどである。
また、鳴動信号が音声データを含む場合には当該音声データを鳴動部26から出力する。
【0052】
これにより、屋外に設置された防犯センサ6Aの検知領域を含む画像に基づき、監視センタ3にて監視対象1の異常が確認された場合に、警備装置2の鳴動部26を作動させることができ、利用者に対する異常の報知や、屋外から侵入しようとする賊の侵入行為を抑止することができる。
【0053】
次に、本実施形態による警備システムの全体動作を、図7を参照して詳しく説明する。
図7は、警備システムの概略動作を示す図である。
利用者は、監視対象1の建物10の外周部分を警備する場合に、モード設定部21にて在宅警備モードを設定する(ST50)。ここで、屋外に設置された防犯センサ6Aから検知信号を受信すると(ST51)、警備装置2は異常発生と判定し(ST52)、異常信号と当該防犯センサ6Aに対応するカメラユニット7の画像とを監視センタ3に送信する(ST53)。
【0054】
監視センタ3のセンタ装置4は、警備装置2より異常信号と画像を受信すると(ST54)、受信した異常信号に含まれる管理番号から、異常の発生した警備装置2を判別して、警備装置2、監視対象1、検知した防犯センサ6A、異常の内容や発生場所の情報、及び警備装置2から受信した画像を表示部42に表示する(ST55)。
【0055】
管制員は、この表示を見て監視対象1に発生した異常が誤報によるものか、実際に異常事態が発生しているおそれがあるかを確認する。誤報であることが確認できず、異常事態が発生しているおそれがあれば、操作部43から鳴動信号を入力する(ST56)。
センタ装置4は、鳴動信号が入力されると、警備装置2に鳴動信号を送信する(ST57)。また、管制員は、適切な対処員を決定して、監視対象1への対処を指示する(ST58)。
【0056】
警備装置2は、監視センタ3から鳴動信号を受信すると(ST59)、鳴動部26より警報音や警報メッセージを出力する(ST60)。
【0057】
このように、本例では、在宅警備モード中に屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知(検知信号を出力)したときには鳴動出力しないよう構成したので、屋外に設置されるセンサ6Aの検知に基づき誤報を出力した場合であっても、利用者の就寝や作業を阻害することがなく、利用者に負担をかけることを防止できる。
また、監視センタ3により屋外に設置されるセンサの6A検知が誤報でないことが確認された場合には、監視センタ3からの鳴動信号にて警備装置2が鳴動出力することにより、セキュリティ性を低下させることなく、利用者に対する異常の報知や、屋外から侵入しようとする賊の侵入行為を抑止することができる。
さらに、監視対象1が無人となる外出警備モード中は、屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知したときに鳴動部26より警報出力することで、屋外から侵入しようとする賊の侵入行為を抑止して被害を食い止めることができる。
【0058】
なお、上述した本実施の形態では、在宅警備モードにおいては、屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知したときに鳴動部26が鳴動出力しない例について説明したが、この態様に限定されるものではない。
即ち、在宅警備モードに限らず、外出警備モードに設定されている場合も屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知したときには鳴動部26が鳴動出力しない構成としてもよい。
この場合、監視センタ3で警備装置2から受信した画像を確認して、屋外に設置されたセンサ6Aの検知が誤報でないことが確認された場合には、監視センタ3からの鳴動信号にて警備装置2が鳴動出力する
【0059】
また、上述した本実施の形態では、在宅警備モードにおいては、屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知しても鳴動部26が出力しない例について説明したが、鳴動出力を行わない態様に限定されるものではない。
即ち、利用者の就寝を阻害しない程度の音量にまで音圧を下げる態様であってもよい。
この場合、在宅警備モードにおいて屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知(検知信号を出力)すると、出力制御部29は、出力音圧レベルを所定の音圧レベルにまで減音して、鳴動部26より警報音や警報メッセージを出力する。
【実施例2】
【0060】
次に、本発明の第二の実施例について説明する。
なお、上述した第一の実施例と共通する構成については説明を省略する。
図8は、第二の実施例の鳴動出力テーブルを示す図である。
本実施例では、出力制御部29は、記憶部27を参照して、異常を検知した防犯センサ6が屋外に設置された防犯センサ6Aであるか否かを判定し、現在の警備モードに応じて、屋内に設置された防犯センサ6Bと屋外に設置された防犯センサ6Aとで鳴動部26の鳴動出力時間を異ならせる。
【0061】
出力制御部29は、外出警備モードにおいて何れかの防犯センサ6が異常を検知した場合、及び在宅警備モードにおいて屋内に設置された防犯センサ6Bが異常を検知した場合、及び通信部24を介して監視センタ3から鳴動信号を受信した場合、少なくとも所定時間T1(例えば5秒)以上の間鳴動部より警報音や警報メッセージを出力する。
【0062】
他方、在宅警備モードにおいて屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知すると、所定時間T1よりも短い時間となる所定時間T2(例えば0.5秒)の間鳴動部より警報音や警報メッセージを出力する。
【0063】
なお、出力制御部29は、鳴動信号が音声データを含む場合には当該音声データを鳴動部から出力する構成としてもよい。
また、鳴動信号を受信した場合には、図6のST20に示した、鳴動部26より鳴動出力するか否かの判断を行い、鳴動出力すると判断された場合に所定時間T1以上の間鳴動出力する構成としてもよい。この場合、鳴動出力しない判断された場合には所定時間T2の間鳴動出力する。
【0064】
このように、本例では、在宅警備モード中に屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知したときには極めて短時間だけ鳴動出力することにより、屋外に設置されるセンサ6Aの検知に基づき誤報を出力した場合であっても、利用者の就寝や作業を阻害することがなく、利用者に負担をかけることを防止できる。
また、監視センタ3により屋外に設置されるセンサ6Aの検知が誤報でないことが確認された場合には、監視センタ3からの鳴動信号にて警備装置2が所定時間T1以上の間鳴動出力することにより、セキュリティ性を低下させることなく、利用者に対する異常の報知や、屋外から侵入しようとする賊の侵入行為を抑止することができる。
さらに、監視対象1が無人となる外出警備モード中は、屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知(検知信号を出力)したときに鳴動部26より警報出力することで、屋外から侵入しようとする賊の侵入行為を抑止して被害を食い止めることができる。
【0065】
なお、外出警備モードにおいては、屋内及び屋外の何れに設定されている防犯センサ6が検知しても所定時間T1以上にわたり鳴動出力する構成であるので、警備モードが在宅警備モードである場合にのみ鳴動信号を受信したときに鳴動出力するようにしてもよい。
この場合、図8に示した鳴動出力テーブルにおいて、外出警備モードのときに鳴動信号を受信しても鳴動出力しないように構成する。
【0066】
また、上述した本実施例では、在宅警備モードにおいて、屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知したときの鳴動部26の出力時間を短くする例について説明したが、この在宅警備モード中に屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知したときの鳴動部26の出力音圧は、利用者の就寝を阻害しない程度の音量にまで音圧を下げることが好ましい。
即ち、出力制御部29は、在宅警備モードにおいて屋外に設置された防犯センサ6Aが異常を検知すると、出力音圧レベルを所定の音圧レベルにまで減音して、所定時間T2の間、鳴動部26より警報音や警報メッセージを出力する。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明に係る警備システムを示す構成図
【図2】監視対象への防犯センサの設置例を示す図
【図3】センサテーブルを示す図
【図4】鳴動出力テーブルを示す図
【図5】検知信号処理プログラムのフローチャート
【図6】鳴動信号処理プログラムのフローチャート
【図7】警備システムの概略動作を示す図
【図8】第二実施例による鳴動出力テーブルを示す図
【符号の説明】
【0068】
1 監視対象
2 警備装置
3 監視センタ
4 センタ装置
5 通信網
6 防犯センサ
7 カメラユニット
10 監視対象の建物
11 監視対象の庭部分


【特許請求の範囲】
【請求項1】
屋内及び屋外に設置された複数の検知手段により監視対象を監視する警備装置であって、
警備モードとして、少なくとも第一の警備モード又は第二の警備モードを設定するモード設定部と、
前記第一の警備モードにおいて前記複数の検知手段の何れかから検知信号を受信したとき、又は、前記第二の警備モードにおいて前記複数の検知手段のうち所定の検知手段から 検知信号を受信したときに異常発生と判定する監視部と、
前記監視部が異常発生と判定したときに鳴動出力する鳴動部と、
を備え、
前記鳴動部は、屋内に設置された検知手段の検知信号に基づき前記監視部が異常発生と判定したときには鳴動出力し、屋外に設置された検知手段の検知信号に基づき前記監視部が異常発生と判定したときに、前記第一の警備モードが設定されている場合には鳴動出力し、前記第二の警備モードが設定されている場合には鳴動出力しないことを特徴とした警備装置。

【請求項2】
更に、
遠隔の監視センタと通信する通信部を備え、
前記通信部は、前記監視部が異常発生と判定すると異常信号を前記監視センタに送信し、
前記鳴動部は、前記第二の警備モードが設定されているときに前記監視センタから鳴動信号を受信すると鳴動出力する請求項1に記載の警備装置。

【請求項3】
屋内及び屋外に設置された複数の検知手段により監視対象を監視する警備装置であって、
前記屋外に設置された検知手段の検知領域付近の画像を取得する撮像部と、
前記検知手段から受信した検知信号に基づき異常発生と判定する監視部と、
前記監視部が異常発生と判定すると異常信号と前記撮像手段が取得した画像とを前記監視センタに送信する通信部と、
前記監視部が屋内に設置された検知手段の検知信号に基づき異常発生と判定したとき、又は、前記監視部が屋外に設置された検知手段の検知信号に基づき異常発生と判定している場合に前記監視センタから鳴動信号を受信すると鳴動出力する鳴動部と、
を備えることを特徴とした警備装置。

【請求項4】
更に、警備モードとして、少なくとも第一の警備モード又は第二の警備モードを設定するモード設定部を備え、
前記監視部は、前記第一の警備モードにおいて前記複数の検知手段の何れかから検知信号を受信したとき、又は、前記第二の警備モードにおいて前記複数の検知手段のうち所定の検知手段から検知信号を受信したときに異常発生と判定し、
前記鳴動部は、屋外に設置された検知手段の検知信号に基づき前記監視部が異常発生と判定したときに、前記第一の警備モードが設定されている場合には鳴動出力し、前記第二の警備モードが設定されている場合には鳴動出力しない請求項3記載の警備装置。


【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2006−185278(P2006−185278A)
【公開日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−379547(P2004−379547)
【出願日】平成16年12月28日(2004.12.28)
【出願人】(000108085)セコム株式会社 (596)
【Fターム(参考)】