説明

警報監視システム

【課題】ハードウエア及びソフトウエアの更新を簡便におこなうことができ高信頼性で低コストの警報監視システムを提供する。
【解決手段】警報信号を取り込み保持する複数の現場ユニット10を切り替えるチャンネル選択信号出力する複数の計算機30と、複数の計算機30からそれぞれ出力された複数のチャンネル選択信号から一つを選択する計算機信号監視部202と選択されたチャンネルの現場ユニット10へのデータ収集信号を作成するデータ収集信号作成部204と現場ユニットのチャンネルを切り替えるチャンネル切替部206とからなるインターフェースユニット20と、警報信号を表示する複数の表示器40と、を有する警報監視システムであって、インターフェースユニット20はデータ収集信号を選択されたチャンネルの現場ユニット10に送信するとともに、現場ユニット10に取り込み保持された警報信号を受信し複数の計算機30に並列に出力する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は各種プラントの施設内に設置された計装システムの警報事象を管理する警報監視システムに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、核燃料再処理プラント等の施設内各所に設置された計装システムの警報事象を一元管理するための警報監視システムにおいて、低コストで高信頼性を実現する手段として図8に示すような警報監視システムが提案されている。
【0003】
図8において、現場ユニット10(10a1〜10nm)は施設内の各所に配置され、現場で発生した警報信号を取込み保持する。また、現場ユニット10(10a1〜10nm)は直列接続可能であり、警報信号取込接点数の増設を容易に行うことができる。
【0004】
制御ユニット110では、内部に設けた汎用品であるワンボードマイコンからなる制御部1101がチャンネル選択部1102のチャンネル切替え、電気/光信号変換部1103経由で現場ユニット10のデータ取込みを一定周期で行い、警報が発生するとシリコンディスク1104に保存されたTAG情報との紐付けを行い、警報情報のトレンドを作成する。
【0005】
制御部1101とワンボードマイコンからなる表示操作部1105a〜1105c間は相互のデータ共有が可能であり、それぞれの表示操作部1105a〜1105cはボタン操作により必要なデータのみを取得することができる。そして必要な警報データを専用H/W(ハードウエア)機器である表示器120a〜120cに出力する。また、警報発生時は警報接点1106から警報接点出力を行う。
【0006】
図8に示す警報監視システムは制御ユニットに各種インターフェース部を組み込んだものであるが、インターフェースユニットを制御ユニットから独立させて警報監視をおこなう技術も提案されている(特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開平2−67603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述した従来の警報監視システムでは、汎用品であるワンボードマイコンとシリコンディスクを組み合わせて可動部を無くし、警報表示部を専用のハードウエア表示器とすることで警報監視システムの信頼性を確保するとともに低コスト化を図っていた。
【0009】
しかしながら、CPUの処理機能や伝送機能の進展にともない、各部品の更新をおこなうとするとハードウエア及びソフトウエアを含めて制御ユニット全体を取り替える必要があり、その間、警報監視が長期間中断するとともに、コスト増につながるという課題があった。
【0010】
また、インターフェースユニットを制御ユニットから独立させて警報監視をおこなう技術も提案されているが(特許文献1)、汎用の計算機を用いるものではなく、かつ、1台の計算機が故障したときに警報監視を継続することができないという課題があった。
【0011】
一方、警報監視装置の信頼性を高めるために、従来から計算機を多重化することがおこなわれているが、これらの技術は複数の計算機を時刻同期させるとともに、複雑な論理回路を用いた演算処理を必要とするもので、処理負担が大きく、またリアルタイム処理も困難で、装置の大型化、コスト増を招くという課題があった。
【0012】
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、インターフェースユニットを独立した専用のハードウエア構成とし、複数の計算機を相互に独立した多重化構成とすることにより、技術の進展にともなうハードウエア及びソフトウエアの更新を簡便におこなうことができるとともに、高信頼性で低コストの警報監視システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0013】
上記課題を解決するために、本発明に係る警報監視システムは、施設内の各所に設置され警報信号を取り込み保持する複数の現場ユニットと、前記現場ユニットを切り替えるチャンネル選択信号をそれぞれ一定周期で出力する複数の計算機と、前記複数の計算機からそれぞれ出力された複数のチャンネル選択信号から一つのチャンネル選択信号を選択する計算機信号監視部と前記選択されたチャンネルの現場ユニットへのデータ収集信号を作成するデータ収集信号作成部と現場ユニットのチャンネルを切り替えるチャンネル切替部とからなるインターフェースユニットと、警報信号を表示する複数の表示器と、を有する警報監視システムであって、前記インターフェースユニットは前記データ収集信号を前記選択されたチャンネルの現場ユニットに送信するとともに、前記現場ユニットに取り込み保持された警報信号を受信し前記複数の計算機に並列に出力することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、インターフェースユニットを独立した専用のハードウエア構成とし、複数の計算機を相互に独立した多重化構成とすることにより、技術の進展にともなうハードウエア及びソフトウエアの更新を簡便におこなうことができるとともに、高信頼性で低コストの警報監視システムを構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】第1の実施形態に係る警報監視システムの構成図。
【図2】第2の実施形態に係る警報監視システムの構成図。
【図3】第3の実施形態に係る警報監視システムの構成図。
【図4】第4の実施形態に係る警報監視システムの構成図。
【図5】第5の実施形態に係る警報監視システムの構成図。
【図6】第6の実施形態に係る警報監視システムの構成図。
【図7】第6の実施形態の変形例を示す警報監視システムの構成図。
【図8】従来の警報監視システムの構成図。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、本発明に係る警報監視システムの実施形態について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
第1の実施形態に係る警報監視システムを図1により説明する。
【0017】
(構成)
本警報監視システムは、例えば核燃料再処理施設等の施設内各所に設置され警報信号を測定し取り込む現場ユニット10(10a1〜10nm)、インターフェースユニット20、複数の計算機30a及び30b、表示器40a及び40b、ハブ(HUB)50から構成される。
【0018】
インターフェースユニット20は、計算機信号切替えスイッチ201、計算機信号監視部202、警報接点203、データ収集信号作成部204、チャンネル選択状態確認部205、チャンネル選択部206、電気/光信号変換部207から構成される。
【0019】
現場ユニット10(10a1〜10nm)は、それぞれ施設内各所に設置された計装システムの各盤内に設置され、インターフェースユニット20、計算機30a、30b、表示器40a、40b、及びハブ50は中央監視室の同一盤内に設置される。なお、計算機30a、30b、表示器40a、40b、及びハブ50は汎用品を使用する。
また、計算機30a、30bは二重化構成で同じアプリケーションを使用しているが、相互に時刻の同期関係はなく、それぞれ独立して処理をおこなっている。
【0020】
(作用)
以上のように構成された警報監視システムの一連の動作を説明する。
計算機30a及び30bは、インターフェースユニット20の計算機信号監視部202に対し警報データ収集を行う現場ユニット10a1〜10nmを切り替えるチャンネル選択信号をそれぞれ独立して一定周期で出力する。チャンネル選択信号が入力された計算機信号監視部201は、計算機30a及び30b双方からの入力信号の周期を監視することにより計算機30a、30bの正常/異常を判定し、入力信号の周期に所定期間渋滞が発生すると計算機異常と判断する。
【0021】
電源投入後のインターフェースユニット20の初期状態においては、計算機信号監視部202は、計算機30aからのチャンネル選択信号をデータ収集信号作成部204に出力するが、計算機30bからのチャンネル選択信号はデータ収集信号作成部204に出力されない。
【0022】
計算機信号監視部202が、仮に、計算機30aからの入力信号が所定期間渋滞し計算機30aの異常を判断した場合は、計算機信号監視部202は、もう一方の正常に機能している計算機30bのチャンネル選択信号をデータ収集信号作成部204、チャンネル選択部206に出力する。なお、計算機30a、30bの切替えは、計算機信号切替えスイッチ201によりおこなうことも可能である。
チャンネル選択部206は、計算機30a、30bからのチャンネル選択信号により、警報データ収集を行う現場ユニット10a1〜10nmのチャンネルを切り替える。
【0023】
データ収集信号作成部204は、計算機30a又は30bのチャンネル選択信号を受けると、データ収集信号を作成し、選択状態にあるチャンネルの現場ユニット10a1〜10nmへ電気/光信号変換部207経由で信号を光変換し出力する。
【0024】
データ収集信号作成部204におけるデータ収集信号の出力と同時に、チャンネル選択状態確認部205はチャンネル選択部206のチャンネル選択状態を読み返し、その状態を計算機30a及び30bに出力する。現場ユニット10a1〜10nmはデータ収集信号が入力されると、取り込んだ警報信号データをインターフェースユニット20経由で計算機30a及び30bへ並列に出力する。
【0025】
計算機30a及び30bはチャンネル選択情報の後に警報信号データを受け取り、警報発生時はそれぞれ表示器40a及び40bに警報表示出力をおこなうとともに、警報接点203経由で警報接点出力をおこなう。
【0026】
このように、計算機30a及び30bがそれぞれチャンネル選択信号をインターフェースユニット20に出力し、計算機信号監視部202で一つのチャンネル選択信号を選択し、その後、同ユニット内でデータ収集信号を作成し、現場ユニット10a1〜10nmに出力する。また、同時に選択チャンネル状態を確認し、計算機30a及び30bに対して送信する。
【0027】
また、データ収集信号をチャンネル切替えにより複数の装置へ振り分けて出力することにより、データ収集システムにおけるチャンネル切替えとデータ収集信号出力を規定されたタイミングで行うことができる。そして、二台の計算機は、出力に関しては互いに独立してチャンネル選択信号を生成、出力可能とする一方で、入力に関しては計算機双方が選択中のチャンネル状態を認識し、同一の警報データを取込む二重化構成とすることで、高信頼性で低コストの警報監視システムを構築することができる。
【0028】
また、インターフェースユニットを独立した専用のハードウエア構成としたことで、計算機や伝送機器の進展にともない機器及びソフトウエアの更新も簡便におこなうことができる。
なお、上記実施形態では、計算機を二重化構成とした例を説明したが、これに限定されず、計算機を3台以上の多重化構成としてもよい。
【0029】
以上説明したように、本第1の実施形態によれば、インターフェースユニットを独立した専用のハードウエア構成とし、複数の計算機を相互に独立した多重化構成とすることにより、高信頼性で低コストの警報監視システムを構築することができる。
【0030】
[第2の実施形態]
第2の実施形態に係る警報監視システムを、図2を用いて説明する。なお、上記実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
【0031】
本第2の実施形態は、第1の実施形態にメディアコンバータ60、表示用計算機70、表示器80を加えたものである。通常、インターフェースユニット20、計算機30a、30b、表示器40a、40b、ハブ50が設置される中央監視室とは離れた任意の箇所に警報表示を行う場合に用いられる。
【0032】
本警報監視システムにおいて、計算機30a、30bは警報データを取込むと、ハブ50で光信号に変換し、メディアコンバータ60で電気信号に戻し、表示用計算機70に出力する。警報発生時は、表示用計算機70から表示器80へ警報表示出力する。
【0033】
本第2の実施形態によれば、中央監視室とは離れた任意の箇所に警報を表示することが可能となり、制御用計算機30a、30bと表示用計算機70間は電気的に絶縁されるので表示部の異常が制御部に影響を与えることはない。
【0034】
[第3の実施形態]
第3の実施形態に係る警報監視システムを、図3を用いて説明する。なお、上記実施形態と同一の構成には同一の符号を付し重複する説明は省略する。
本第3の実施形態は、上記第2の実施形態のメディアコンバータ60、表示用計算機70、表示器80を、図3に示すように2系統設置している。
【0035】
この場合、表示用計算機70a及び70bは計算機30が取込んだ警報データを受信し、表示用計算機70a、70bそれぞれが端末設定操作により必要なデータのみを取得可能としている。また、表示用計算機70a、70b同士で互いのデータ伝送を監視し、一定期間渋滞すると伝送異常と判断する。一方の系統の表示用計算機70aに異常が発生した場合は、他の系統の表示用計算機70bが自設定のデータ取得動作と共に表示用計算機70aの設定取得警報データの取込みを行い、表示器80bに警報表示出力を行う。
【0036】
このように構成された警報監視システムにおいて、表示用計算機70aに伝送異常が発生した場合は、表示用計算機70bが自設定のデータ取得動作と共に表示用計算機70aの設定取得警報データの取込みを行い、表示器80bに警報表示出力を行う。
【0037】
本第3の実施形態によれば、2系統の警報表示器を任意の箇所に設置することが可能であり、一方の系統に異常が発生した時は、他の系統で警報表示を補完出力するので、信頼性をさらに高めることができる。
【0038】
[第4の実施形態]
第4の実施形態に係る警報監視システムを、図4を用いて説明する。
本第4の実施形態は、メディアコンバータ60、表示用計算機70、表示器80を3系統設置している。表示器80a〜80cは、警報データの種類に応じて警報表示出力を行う表示器を使い分けることができる。
【0039】
このように構成された警報監視システムにおいて、表示用計算機70b又は70cに伝送異常が発生した場合は、表示用計算機70aが自設定のデータ取得動作と共に伝送異常発生の表示用計算機(70b又は70c)の設定取得警報データの取込みを行い、表示器80aに警報表示出力を行う。また、2系統の表示用計算機で伝送異常が発生した場合は、残った系統の表示用計算機が自設定のデータ取得動作と共に表伝送異常発生の表示用計算機2台の設定取得警報データの取込みを行い、表示器に警報表示出力を行う。
【0040】
本第4の実施形態によれば、警報データの種類に応じて警報表示出力を行う表示器を使い分けることができ、3台の警報表示器を任意の箇所に設置することが可能である。また、3台のうち1台の表示用計算機で異常が発生した時は、残り2台のうち1台が警報表示を補完出力する。3台のうち2台の表示用計算機で異常が発生した時は、残りの1台にて警報表示を補完出力するので、警報監視システムの信頼性をさらに高めることができる。
【0041】
なお、上記第3の実施形態ではメディアコンバータ60、表示用計算機70、表示器80を3系統設置した例を説明したが、これに限定されず、適宜系統を増やすことができることはもちろんである。
【0042】
[第5の実施形態]
第5の実施形態に係る警報監視システムを、図5を用いて説明する。
本第5の実施形態は、現場で発生した各警報信号を2台の現場ユニット10n11及び10n12で取込み保持を行うことで、現場ユニット及びそのデータ伝送路を二重化したものである。
【0043】
これにより、インターフェースユニット20は2系統の現場ユニット10(10a11〜10nm2)へ別チャンネルからデータ収集信号出力し、警報データ取込みを行う。
【0044】
本第5の実施形態によれば、現場ユニット及びそのデータ伝送路を二重化することで、データ伝送の信頼性を向上させることができるので、警報監視システムの信頼性をさらに高めることができる。
【0045】
[第6の実施形態]
第6の実施形態に係る警報監視システムを、図6及び図7を用いて説明する。
本第6の実施形態は、インターフェースユニット20に光信号分配/集合部208を設置し、現場ユニット90a1〜90nmで発生した警報信号を2系統の光信号伝送路により光信号分配/集合部208に取込んでいる。
【0046】
これにより、光信号分配/集合部208は、電気/光信号変換部207からデータ収集信号が光入力されると、光信号を2つに分配し現場ユニット90a1〜90nmへ出力する。現場ユニット90a1〜90nmは片系の伝送路で信号を受け、取り込んだ警報信号データを片系の伝送路で光信号分配/集合部208へ出力する。
【0047】
また、各現場ユニット90a1〜90nmはデータ伝送状態を監視しており、入力信号が一定期間渋滞した場合は伝送異常と判断し、光信号伝送路の切替えを行う。光信号分配/集合部208へは2本のうち片方の経路から警報データが入力され、電気/光信号変換部207経由で計算機30a、30bへ警報データ出力する。
【0048】
本実施形態では、光信号分配/集合部208をインターフェースユニット20の内部に設けているが、図7に示すように、光信号分配/集合装置100としてインターフェースユニット20の外部に設けてもよい。これにより、光信号分配/集合装置100の更新が容易となる。
【0049】
本第6の実施形態によれば、インターフェースユニットと現場ユニットとの間の光信号伝送路を二重化するとともに、現場ユニット内部に伝送路監視機能及び切替え機能を持たせることにより、現場でのデータ伝送の信頼性を向上させることができるので、警報監視システムの信頼性をさらに高めることができる。
以上、第1〜第6の実施形態を説明したが、これらを適宜組み合わせて警報監視システムを構成してもよいことはもちろんである。
【符号の説明】
【0050】
10,10a1〜10nm,10a11〜10anm2…現場ユニット、20…インターフェースユニット、201…計算機信号切替えスイッチ、202…計算機信号監視部203…警報接点、204…データ収集信号作成部、205…チャンネル選択状態確認部、206…チャンネル選択部、207…電気/光信号変換部、208…光信号分配/集合部、30a,30b…計算機、40a,40b…表示器、50…HUB、60,60a,60b…メディアコンバータ(光/電気信号変換)、70,70a,70b,70c…表示用計算機、80,80a,80b,80c…表示器、90,90a1〜90nm…現場ユニット、100…光信号分配/集合装置、110…制御ユニット、1101…制御部、1102…チャンネル選択部、1103…電気/光信号変換部、1104…シリコンディスク、1105…表示操作部、1106…警報接点、120a,120b,120c…専用H/W表示器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
施設内の各所に設置され警報信号を取り込み保持する複数の現場ユニットと、
前記現場ユニットを切り替えるチャンネル選択信号をそれぞれ一定周期で出力する複数の計算機と、
前記複数の計算機からそれぞれ出力された複数のチャンネル選択信号から一つのチャンネル選択信号を選択する計算機信号監視部と前記選択されたチャンネルの現場ユニットへのデータ収集信号を作成するデータ収集信号作成部と現場ユニットのチャンネルを切り替えるチャンネル切替部とからなるインターフェースユニットと、
警報信号を表示する複数の表示器と、を有する警報監視システムであって、
前記インターフェースユニットは前記データ収集信号を前記選択されたチャンネルの現場ユニットに送信するとともに、前記現場ユニットに取り込み保持された警報信号を受信し前記複数の計算機に並列に出力することを特徴とする警報監視システム。
【請求項2】
前記計算機信号監視部は、前記複数の計算機の正常/異常を判断し、正常な計算機からのチャンネル選択信号を選択することを特徴とする請求項1記載の警報監視システム。
【請求項3】
前記計算機に出力された警報信号を、ハブ、メディアコンバータ及び表示用計算機を介して表示器に表示することを特徴とする請求項1又は2記載の警報監視システム。
【請求項4】
前記メディアコンバータ、表示用計算機及び表示器を複数系統設置し、一つの系統に異常が発生したときに、他の系統の表示器が補完表示することを特徴とする請求項3記載の警報監視システム。
【請求項5】
前記現場ユニットとインターフェースユニット間の伝送路を二重化したことを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の警報監視システム。
【請求項6】
前記現場ユニットは伝送路監視機能及び伝送路切替え機能を有していることを特徴とする請求項5記載の警報監視システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−3482(P2012−3482A)
【公開日】平成24年1月5日(2012.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−137420(P2010−137420)
【出願日】平成22年6月16日(2010.6.16)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】