説明

貧血改善組成物及び飲食品

【課題】本発明は、優れた貧血改善作用を有し、天然物系で安全性が高く、飲食品として摂取でき、安定性の高い貧血改善組成物及び該貧血改善組成物を含有する飲食品を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明の貧血改善組成物は、パナキサジオール及びパナキサトリオールを有効成分として含有することを特徴とする。また、前記貧血改善組成物は、ヒト血中ヘマトクリット値上昇作用、及びヒト平均赤血球容積値上昇作用を有することが好ましい。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パナキサジオール(PD)及びパナキサトリオール(PT)を含有する貧血改善組成物、及び該貧血改善組成物を含有する飲食品に関する。
【背景技術】
【0002】
貧血とは、末梢血液中の赤血球数、血色素量が減少した状態、即ち、その量が正常の80%以下を、或いは血色素量が12g/dl以下の状態を言う。
一般に貧血が進行すると、血液中の全血球量、特にヘモグロビンの減少により酸素運搬能力が低下し、組織の酸素欠乏を起こすため、運動後の息切れ、動悸、めまい、耳鳴り、頭重感や頭痛、食欲不振、便秘、下痢、倦怠感、手足の冷感、心悸亢進、月経不順、排尿異常、性欲減退、更に安静時の呼吸困難、失神、強心症様の症状がみられる。
貧血症状は様々な成因によって起こることが知られており、症状を改善するため、食生活の見直し及び栄養補助食品の摂取、薬剤の服用が行われている。
【0003】
しかし食品摂取による改善方法は、ビタミンC、B、B12、葉酸などの栄養素と同時に、鉄分を多く含む食品の摂取を行わなければ効果を期待できない。また、貧血症状に対して処方される医薬品について、フェロミア、フェルム、フェロ・グラデュメット、テツクール、スローフィー、メチコバール、フォリアミン、ピドキサールなどに関しては、服用により吐き気、むかつき、食欲不振、胃の不快感、腹痛、下痢、便秘発疹、じん麻疹、かゆみなどの副作用を併発するケースが見受けられる。
したがって、貧血改善組成物としては、長期間、手軽に摂取でき、安心して無理なく服用でき、かつ副作用のない、古くから日常的に摂取されてきた、天然物に含まれる成分が検討されている。
【0004】
薬用人参が貧血改善に利用されることは既に知られており(特許文献1、2参照)、その有効成分はジンセノサイド類(特許文献3参照)、トリテルペングリコシド(特許文献4参照)であることがわかっている。そのジンセノサイド類としては、サポニン(配糖体)であるジンセノサイド類のほか、糖がはずれたアグリコンであるプロトパナキサジオール(PPD)、プロトパナキサトリオール(PPT)を含むことが記載されている。
しかしアグリコンの側鎖が環状になった、パナキサジオール(PD)、パナキサトリオール(PT)については貧血改善組成物に利用された先例がない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開平08−143465号公報
【特許文献2】特開2002−275086号公報
【特許文献3】特開2002−322068号公報
【特許文献4】特表2003−517016号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記従来における諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課題とする。即ち、本発明は、優れた貧血改善作用を有し、天然物系で安全性が高く、飲食品として摂取でき、安定性の高い貧血改善組成物及び該貧血改善組成物を含有する飲食品を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討した結果、以下のような知見を得た。即ち、田七人参等のウコギ科人参に含まれることが知られているパナキサジオール(PD)及びパナキサトリオール(PT)が、ヒト血中ヘマトクリット値を上昇させること、ヒト平均赤血球容積値を上昇させることなどから、前記パナキサジオール(PD)、パナキサトリオール(PT)が貧血改善組成物に好適に利用できることを見出し、本発明の完成に至った。
【0008】
本発明は、本発明者らによる前記知見に基づくものであり、前記課題を解決するための手段としては、以下の通りである。即ち、
<1>パナキサジオール及びパナキサトリオールを有効成分として含有することを特徴とする貧血改善組成物である。
<2> ヒト血中ヘマトクリット値上昇作用、及びヒト平均赤血球容積値上昇作用を有する前記<1>に記載の貧血改善組成物である。
<3> 1日あたりの摂取量として、有効成分を少なくとも1mg含有する前記<1>から<2>のいずれかに記載の貧血改善組成物である。
<4> 前記<1>から<3>のいずれかに記載の貧血改善組成物を含有することを特徴とする飲食品である。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、従来における前記諸問題を解決でき、前記目的を達成することができ、優れた血中ヘマトクリット値上昇作用、及び平均赤血球容積値上昇作用を有し、天然物系で安全性が高く、飲食品として摂取でき、安定性の高い貧血改善組成物及び該貧血改善組成物を含有する飲食品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】図1は、カプセル剤摂取4週間後のヘマトクリット(Ht)値を示す図である。
【図2】図2は、カプセル剤摂取4週間後の平均赤血球容積(MCV)値を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
(貧血改善組成物)
本発明の貧血改善組成物は、パナキサジオール(PDと称することがある)及びパナキサトリオール(PTと称することがある)を有効成分として含有し、必要に応じて、更にその他の成分を含有する。
前記パナキサジオールは、下記構造式(1)で表される化合物であり、また、前記パナキサトリオールは、下記構造式(2)で表される化合物であり、いずれの化合物もダンマラン系トリテルペン類に属する化合物である。
【化1】

【0012】
−入手方法−
前記パナキサジオール(PD)及び前記パナキサトリオール(PT)の入手方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウコギ科トチバニンジン属植物(例えば、田七人参)、ウコギ科オタネニンジン属植物(例えば、オタネニンジン)に対して、抽出及び精製の少なくともいずれかの処理をすることにより得る方法、合成により得る方法などが挙げられる。また、市販品を用いることもできる。
【0013】
−−抽出−−
前記抽出により得る方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、田七人参粉末又はオタネニンジン粉末を水−エタノール溶液で抽出することにより得る方法などが挙げられる。
前記水−エタノール溶液の混合比としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、水:エタノール(V/V)が、9:1〜2:1が好ましく、3:1がより好ましい。
前記抽出では、前記水−エタノール溶液に塩酸を含有させ、酸加水分解を行う方法が、パナキサジオール(PD)、パナキサトリオール(PT)を高濃度含有する抽出物を得ることができる点で好ましい。前記塩酸の濃度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.04質量%〜16質量%が好ましく、2質量%〜12質量%がより好ましい。
前記酸加水分解の温度としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、60℃〜100℃が好ましく、70℃〜90℃がより好ましい。
前記酸加水分解の時間としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、0.5時間〜24時間が好ましく、2時間〜8時間がより好ましい。
前記酸加水分解により得られた田七人参又はオタネニンジンの加水分解液は、更に必要に応じて、苛性ソーダで中和し、エタノール濃度を下げた後に、吸引やその他の方法により濾過後、残渣を、凍結乾燥、減圧乾燥、噴霧乾燥などの乾燥させる処理を施すことができ、これにより、前記パナキサジオール(PD)、パナキサトリオール(PT)を含有する、不純物の少ない田七人参又はオタネニンジンのエキス末を得ることができる。
【0014】
−−精製−−
前記精製により得る方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、シリカゲルカラムを用いて精製する方法などが挙げられる。
前記シリカゲルカラムを用いて精製する方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、酸加水分解により得られた前記田七人参エキス末を1質量%〜5質量%含むエタノール溶液を調製し、次いで、濾紙又は遠心機を用いて、不溶物を除去後、更にロータリーエバポレーターを用いて5倍〜10倍に濃縮し、シリカゲル(例えば、関東化学(株)製シリカゲル60N)を充填したガラスカラムに、前記濃縮液を添加し、クロロホルム:エタノール=10:1(V/V)を溶離液として、カラム分取を行う方法などが挙げられる。
前記クロロホルム:エタノール=10:1(V/V)を展開溶媒とするシリカゲル薄層クロマトグラフィーで、Rf値が0.6および0.4に相当する画分を濃縮し、高純度のパナキサジオール(PD)、パナキサトリオール(PT)を得ることができる。
【0015】
−含有量−
前記貧血改善組成物中に含まれる、パナキサジオール(PD)、パナキサトリオール(PT)の含有量としては、特に制限はなく、本発明の効果を損なわない範囲内で、目的に応じて適宜選択することができる。また、前記貧血改善組成物は、前記パナキサジオール(PD)、パナキサトリオール(PT)そのものであってもよい。
【0016】
<その他の成分>
前記その他の成分としては、特に制限はなく、本発明の効果を損なわない範囲で、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、貧血改善組成物に利用される、薬理学的に許容される担体、例えば、エタノール、水、デンプン、セルロース、及び後述する飲食品に利用される補助的原料又は添加物などが挙げられる。
【0017】
<摂取>
前記貧血改善組成物の摂取方法、摂取量、摂取回数、摂取時期、及び摂取対象としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
前記摂取方法としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、経口で摂取する方法が、容易に摂取できるため継続しやすい点で好ましい。
【0018】
前記摂取量としては、特に制限はなく、摂取対象個体の年齢、体重、体質、症状、他の成分を有効成分とする医薬の投与の有無など、様々な要因を考慮して適宜選択することができるが、1日あたりの摂取量が、少なくとも1mgが好ましく、2mg〜20mgがより好ましい。前記好ましい範囲内であると、組織の酸素欠乏に伴う諸症状が改善され、かつ服用性を向上させることができる点で有利である。
また、前記摂取回数としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、1日1回が、利便性が良い点で好ましい。
このような観点から、前記貧血改善組成物としては、前記有効成分を少なくとも1mg含有することが好ましく、2mg〜20mg含有することがより好ましい。
【0019】
前記摂取対象となる動物種としては、ヒトに対して好適に適用されるものであるが、その作用効果が奏される限り、ヒト以外の動物(例えば、マウス、ラット、ハムスター、トリ、イヌ、ネコ、ヒツジ、ヤギ、ウシ、ブタ、サルなど)に対して適用することも可能である。
【0020】
(飲食品)
本発明の飲食品は、本発明の前記貧血改善組成物を含有し、必要に応じて、更にその他の成分を含有する。
ここで、前記飲食品とは、人の健康に危害を加えるおそれが少なく、通常の社会生活において、経口又は消化管投与により摂取されるものをいい、行政区分上の食品、医薬品、医薬部外品などの区分に制限されるものではなく、例えば、経口的に摂取される一般食品、健康食品、保健機能食品、医薬部外品、医薬品などを幅広く含むものを意味する。
【0021】
前記飲食品中の前記貧血改善組成物の配合量としては、特に制限はなく、本発明の効果を損なわない範囲内で、対象となる飲食品の種類に応じて適宜配合することができる。
【0022】
<飲食品の種類>
前記飲食品の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、清涼飲料、炭酸飲料、栄養飲料、果実飲料、乳酸飲料などの飲料;アイスクリーム、アイスシャーベット、かき氷などの冷菓;そば、うどん、はるさめ、餃子の皮、シューマイの皮、中華麺、即席麺などの麺類;飴、キャンディー、ガム、チョコレート、錠菓、スナック菓子、ビスケット、ゼリー、ジャム、クリーム、焼き菓子、パンなどの菓子類;カニ、サケ、アサリ、マグロ、イワシ、エビ、カツオ、サバ、クジラ、カキ、サンマ、イカ、アカガイ、ホタテ、アワビ、ウニ、イクラ、トコブシなどの水産物;かまぼこ、ハム、ソーセージなどの水産・畜産加工食品;加工乳、発酵乳などの乳製品;サラダ油、てんぷら油、マーガリン、マヨネーズ、ショートニング、ホイップクリーム、ドレッシングなどの油脂及び油脂加工食品;ソース、たれなどの調味料;カレー、シチュー、親子丼、お粥、雑炊、中華丼、かつ丼、天丼、うな丼、ハヤシライス、おでん、マーボドーフ、牛丼、ミートソース、玉子スープ、オムライス、餃子、シューマイ、ハンバーグ、ミートボールなどのレトルトパウチ食品;種々の形態の健康食品、栄養補助食品、医薬品、医薬部外品などが挙げられる。
【0023】
<その他の成分>
前記その他の成分としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、飲食品を製造するにあたって通常用いられる、補助的原料又は添加物などが挙げられる。
前記補助的原料又は添加物としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ブドウ糖、果糖、ショ糖、マルトース、ソルビトール、ステビオサイド、ルブソサイド、コーンシロップ、乳糖、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸、コハク酸、乳酸、L−アスコルビン酸、dl−α−トコフェロール、エリソルビン酸ナトリウム、グリセリン、プロピレングリコール、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、アラビアガム、カラギーナン、カゼイン、ゼラチン、ペクチン、寒天、ビタミンB類、ニコチン酸アミド、パントテン酸カルシウム、アミノ酸類、カルシウム塩類、色素、香料、保存剤などが挙げられる。
前記その他の成分の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。
【実施例】
【0024】
以下、実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
【0025】
(実施例1)
パナキサジオール(LKTラボラトリーズ社製)0.6質量%及びパナキサトリオール(LKTラボラトリーズ社製)1.4質量%を配合した結晶セルロース1.0g(パナキサジオール及びパナキサトリオールの配合量:20.0mg)をカプセルに封入し、実施例1における貧血改善組成物を調製した。
【0026】
(比較例1)
パナキサジオール及びパナキサトリオールを配合しない結晶セルロース1.0gをカプセルに封入したこと以外は、実施例1と同様にして、比較例1における貧血改善組成物(以下、コントロール剤と称する)を調製した。
【0027】
<貧血改善効果の試験>
健常者21名の血中ヘマトクリット(Ht)(%)、平均赤血球容積(MCV)(fl)の各値を測定し、血中Ht、MCV値が平均的になるように二群に分けた。一方の群にコントロール剤、他方の群に実施例1における貧血改善組成物を空腹状態で午前中に1カプセル摂取させ、これを4週間継続させた。
【0028】
<試験結果>
カプセル剤摂取前後のヘマトクリット(Ht)値を以下の方法で測定した。
カプセル剤摂取前後のヘマトクリット(Ht)値については、一般的な測定方法である、赤血球パルス波検出方法により多項目自動血球分析装置XE-2100(シメックス社製)を用いて測定した。
【0029】
−ヘマトクリット値の結果−
カプセル剤摂取前後のヘマトクリット(Ht)値を下記表1、図1にまとめた。ヘマトクリットは、一定量の血液中に含まれる赤血球の割合を表す指標でヘマトクリット値が低ければ、血液が薄く、貧血が疑われる。実施例1における貧血改善組成物の摂取により、Ht値は正常範囲内での増加が見られ、貧血改善効果が確認された。なお、これらの結果において、t−検定で示される有意水準pは、p<0.05である。
【0030】
【表1】

なお、前記表1中、SDは標準偏差(Standard Deviation)を示す。
【0031】
カプセル剤摂取前後の平均赤血球容積値(MCV)を以下の方法で測定した。
カプセル剤摂取前後の平均赤血球容積値(MCV)については、多項目自動血球分析装置XE-2100(シメックス社製)に血液サンプルを供し、測定を行った。
【0032】
−平均赤血球容積値(MCV)の結果−
カプセル剤摂取前後の平均赤血球容積(MCV)値を下記表2、図2にまとめた。MCVは、赤血球の容積の平均値で低値だと貧血が疑われる。実施例1における貧血改善組成物の摂取により、MCV値は正常範囲内での増加が見られ、貧血改善効果が確認された。なお、これらの結果において、t−検定で示される有意水準pは、p<0.01である。
【0033】
【表2】

なお、前記表1中、SDは標準偏差(Standard Deviation)を示す。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の貧血改善組成物は、優れた血中ヘマトクリット値上昇作用、及び平均赤血球容積値上昇作用を有することから、ヘモグロビンの減少に起因する酸素運搬能力低下、組織酸素欠乏による運動後の息切れ、動悸、めまい、耳鳴り、頭重感や頭痛、食欲不振、便秘、下痢、倦怠感、手足の冷感、心悸亢進、月経不順、排尿異常、性欲減退、更に安静時の呼吸困難、失神、強心症様の症状の予防・改善に有効である。
更に、前記貧血改善組成物は、天然物系で安全性が高いため、飲食品に好適に利用可能である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パナキサジオール及びパナキサトリオールを有効成分として含有することを特徴とする貧血改善組成物。
【請求項2】
ヒト血中ヘマトクリット値上昇作用、及びヒト平均赤血球容積値上昇作用を有する請求項1に記載の貧血改善組成物。
【請求項3】
1日あたりの摂取量として、有効成分を少なくとも1mg含有する請求項1から2のいずれかに記載の貧血改善組成物。
【請求項4】
請求項1から3のいずれかに記載の貧血改善組成物を含有することを特徴とする飲食品。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−126852(P2011−126852A)
【公開日】平成23年6月30日(2011.6.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−289798(P2009−289798)
【出願日】平成21年12月21日(2009.12.21)
【出願人】(000006769)ライオン株式会社 (1,816)
【Fターム(参考)】