説明

足踏み式エア抜き充填機

【課題】足踏み式エア抜き充填機を提供する。
【解決手段】支持フレーム11に足踏み板2が枢着され、足踏み板の底面に、二つのプッシャー枢着部22が設けられ、本体内に、二つのポンプ3があり、各ポンプの底面に逆方向に並列されるチュック弁32があり、その底面に通気孔320が設けられ、各ポンプの下方に、吸気管33と排気管34に対応するチュック弁が設けられ、二つの吸気管の間に吸気分岐管35により連通され、また、二つの排気管の間に排気分岐管36により連通され、吸気分岐管に吸気外管4が接続され、排気分岐管にエア充填外管5が接続され、足踏み板を踏むことにより、足踏み板と本体の支持フレームとが枢着される部位を軸として、両端が上下動揺し、同時に二つのポンプ内のピストンが連動されて、交互に、上下作動し、また、チュック弁が設置されるため、連続的にエア抜きやエア充填が実現される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、足踏み式エア抜き充填機に関し、特に、連続的にエア充填やエア抜きに適用される足踏み式エア抜き充填機に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、エア充填を必要とするものは、例えば、浮き袋やエア充填パッド、タイヤ、風船、エア充填式幼児水遊びプール及び他の球類等であり、その大部分は、空気入れポンプで、エアを充填することが必要であり、従来のエア充填装置は、エアを、ものに充填するだけで、吸気することができないため、エア抜きに利用できなく、また、一般のエア抜き装置(例えば、食べ物の鮮度を保持するための真空装置や搾乳機或いはサクション装置等)は、電源を必要し、電源を必要しない装置では、連続的に且つ安定的なエア抜き力を提供できず、戸外での使用が、不便になり、また、一つだけの機能を実現できるが、エア抜きとエア充填を両立できなく、そのため、ユーザーが、エア充填設備を購入して、エア充填し、また、他に各種類の製品に応じて、エア抜き充填機を購入しなければならなく、余計にお金を掛かるだけでなく、その保管に、空間を取り、また、適当に保管しないと、使用する時、直ちに、それを手にすることができなく、そのため、既存のものは、実用とは言えない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明の主な目的は、電源を要らなく、連続的にエア充填やエア抜きできる足踏み式エア抜き充填機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の主な特徴は、上方の中央に、枢軸部を有する支持フレームが設けられる本体と、本体の上方に枢着され、本体の支持フレームの枢軸部に枢着される枢軸があり、また、底面に、二つのプッシャー枢着部がある足踏み板と、本体内に設置され、ともに、ピストンがあり、ピストンに、本体から露出するプッシャーが設けられ、プッシャーの上端に、足踏み板のプッシャー枢着部に枢着される枢軸があり、底面に、ともに、逆方向に並列される二つのチュック弁が設けられ、下方に、それぞれ、チュック弁に対応する吸気管と排気管が設けられ、二つの吸気管の間に、吸気分岐管により連通され、二つの排気管の間に、排気分岐管により連通される二つのポンプと、ポンプの吸気分岐管に接続される吸気外管と、ポンプの排気分岐管に接続されるエア充填外管と、が含有される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
以下、図面を参照しながら、より良い実施例を挙げて、本発明の上記の目的や効果、そして、採用する技術手段について、詳しく説明する。
【0006】
図1と図2を参照しながら、本発明は、
上方の中央に、枢軸部110を有する支持フレーム11が設けられる本体1と、
本体1の上方に枢着され、中央に、本体1の支持フレーム11の枢軸部110に枢着される枢軸21があり、また、底面に、二つのプッシャー枢着部22がある足踏み板2と、
本体2内に設置され、ともに、ピストン31があり、ピストン31に、本体1から露出するプッシャー310が設けられ、プッシャー310の上端に、足踏み板2の底面にあるプッシャー枢着部22に枢着される枢軸311があり、底面に、ともに、逆方向に並列される二つのチュック弁32が設けられ、各チュック弁32の底面に、通気孔320が設けられ、通気孔320のに、弁片321が覆われ、底面において、正方向に設置されたチュック弁32の下方に、通気孔320に対応して、それぞれ、吸気管33が伸び、また、底面におてい、逆方向に設置されたチュック弁32の通気孔320に面する一端のもう一端に、それぞれ、排気管34が伸び、また、前記の二つの吸気管33が、本体1内において、吸気分岐管35により連通され、前記の二つの排気管34が、排気分岐管36により連通される二つのポンプ3と、
ポンプ3の吸気分岐管35に接続される吸気外管4と、
ポンプ3の排気分岐管36に接続されるエア充填外管5と、
が含有される。
【0007】
上記の構造により、足踏み板2と本体1支持フレーム11とが枢着する部位を軸として、上記足踏み板2の両端が、上下に動揺でき、使用する時、ユーザーが、足で足踏み板2を前後に踏んで、足踏み板2が、枢着する部位を軸として、動揺し、また、動揺しながら、二つのポンプ3内のピストン31が連動されて、交互に上下に動揺し、また、チュック弁32が設置されることにより、連続的にエア抜きやエア充填を行うことができる。
【0008】
エア抜きの時、図3と図4のように、まず、吸着ノズルAを、吸気外管4の外端に嵌設し、また、吸着ノズルAを、エア抜きの対象(例えば、鼻水吸引器やサクション装置、吸盤付きボウル、豊胸器、食物保鮮エア抜き筒等)に嵌設し、足踏み板2を踏むと、足踏み板2が動揺し、同時に、二つのポンプ3内のピストン31が、連動されて、交互に上下に動揺し、該動揺により、足踏み板2が上昇した一側(例えば、足のひら部位や踵部分)により、底面にあるプッシャー310とピストン31が上へ引き上げられ、吸気状態になり、それは、プッシャー310が、足踏み板2に連動されて、上へ引きあがれる同時に、ピストン31が上へ変位し、この時、吸引力が発生して、正方向に設置されたチュック弁32内の弁片321が開かれ、空気が、吸気外管4の外端の吸着ノズルAに接続される吸気管33から吸入され、即ち、吸気作用が発生し、また、該吸引力により、鼻水や痰或いは乳汁等が吸引される。上記のように、ユーザーが、足踏み板2を踏むだけで、二つのポンプ3の交互作動により、持続的に、吸気外管4を利用してエア抜きを作動し、また、エア抜きのスピードや効果が向上される。
【0009】
エア充填の時、図5と図6のように、まず、ノズルBを、エア充填外管5の外端に嵌設し、また、ノズルBを、エア充填の対象(例えば、浮き袋やエア充填玩具、足踏み車輪(タイヤ)、球類、救命ブイ、ゴムボート等)のエア充填口に嵌設し、同様に、足踏み板2を踏むことにより、足踏み板2が、動揺しながら、二つのポンプ3内のピストン31が連動されて、交互に、上下に作動し、該動揺する足踏み板2が下へ変位した一側(例えば、踵部分)により、底面のプッシャー310とピストン31が連動されて、下へ押され、これにより、ポンプ3内の空気が、通気孔320から、弁片321を押して、排気管34に送られ、また、ユーザーの足(例えば、足のひら部位)が、足踏み板2を踏んで、もう一側が下へ押される時、その底面のもう一つのポンプ3のプッシャー310とピストン31が下へ押され、これにより、空気が、排気管34から押し出され、そのため、交互作動により、空気が、持続的に、エア充填外管5を介して、エア充填の対象内に充填され、エア充填のスピードと効果效果が向上される。
【0010】
そのため、本発明は、より進歩的かつより実用的で、法に従って特許請求を出願する。
【0011】
以上は、ただ、本発明のより良い実施例であり、本発明は、それによって制限されることが無く、本発明に係わる特許請求の範囲や明細書の内容に基づいて行った等価の変更や修正は、全てが、本発明の特許請求の範囲内に含まれる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の構造概念図(1)
【図2】本発明の構造概念図(2)
【図3】本発明の吸気操作状態の概念図(1)
【図4】本発明の吸気操作状態の概念図(2)
【図5】本発明のエア充填操作状態の概念図(1)
【図6】本発明のエア充填操作状態の概念図(2)
【符号の説明】
【0013】
1 本体
11
支持フレーム
110 枢軸部
2 足踏み板
21
枢軸
22
プッシャー枢着部
3 ポンプ
31
ピストン
310 プッシャー
311 枢軸
32 チュック弁
320 通気孔
321 弁片
33 吸気管
34 排気管
35 吸気分岐管
36
排気分岐管
4 吸気外管
5 エア充填外管
A 吸着ノズル
B ノズル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上方の中央に、枢軸部を有する支持フレームが設けられる本体と、
本体の上方に枢着され、本体の支持フレームの枢軸部に枢着される枢軸があり、また、底面に、二つのプッシャー枢着部がある足踏み板と、
本体内に設置され、ともに、ピストンがあり、ピストンに、本体から露出するプッシャーが設けられ、プッシャーの上端に、足踏み板のプッシャー枢着部に枢着される枢軸があり、底面に、ともに、逆方向に並列される二つのチュック弁が設けられ、下方に、それぞれ、チュック弁に対応する吸気管と排気管が設けられ、二つの吸気管の間に、吸気分岐管により連通され、二つの排気管の間に、排気分岐管により連通される二つのポンプと、
ポンプの吸気分岐管に接続される吸気外管と、
ポンプの排気分岐管に接続されるエア充填外管と、
が含有される、
ことを特徴とする足踏み式エア抜き充填機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2009−287535(P2009−287535A)
【公開日】平成21年12月10日(2009.12.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−144145(P2008−144145)
【出願日】平成20年6月2日(2008.6.2)
【出願人】(508165124)
【出願人】(508165135)
【Fターム(参考)】