説明

踏み板位置表示装置、及びこの踏み板位置表示装置を用いた車両

【課題】プラットホームやステップ板の周囲の上面を発光させることができる踏み板位置表示装置を提供すること。
【解決手段】本発明の踏み板位置表示装置10は、プラットホームや階段などの踏み板50の上面外周の少なくとも一部を発光によって表示するものであって、所定長さの発光部材20と、発光部材20の少なくとも上部を覆う保護部材30と、発光部材20の下部に配置されて少なくとも発光部材20を保持する発光保持部材40とを有し、発光部材20を踏み板50の外周に沿って配置したことを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばプラットホームやステップ板に用いられる踏み板位置表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、梯子車には、キャビン後方にプラットホームがあり、このプラットホーム上で作業が行われる。
しかし、夜間における作業では、足場が暗くプラットホームを踏み外してしまうこともある。
一方、ELファイバー(エレクトロルミネッセンスファイバー)は、均一な明るさで光らせることができるため、装飾用として広く用いられている。
また、ELファイバーを手摺りに設けるものが提案されている(例えば特許文献1)。
特許文献1によれば、夜間などに半覚醒状態で室内を歩行する際に、室内空間に向かって照射される光からの刺激による眩しさや不快感を軽減することができ、室内を安全に歩行することができる。
また、特許文献1では、手摺り本体の収容凹部にELファイバーを収容するものであるが、ELファイバーの外周面の一部を、収容凹部の開口部より外部に突出させることで、手摺り本体を手で掴んだ際に、収容凹部の開口部のエッジが手などに触れることがなく、安全性を確保している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2008−97989号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、プラットホームやステップ板は、作業者が歩き、又は足をかけるためのものであるため、耐久性が要求される。
【0005】
そこで本発明は、プラットホームやステップ板の周囲の上面を発光させることができる踏み板位置表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
請求項1記載の本発明の踏み板位置表示装置は、プラットホームや階段などの踏み板の上面外周の少なくとも一部を発光によって表示する踏み板位置表示装置であって、所定長さの発光部材と、前記発光部材の少なくとも上部を覆う保護部材と、前記発光部材の下部に配置されて少なくとも前記発光部材を保持する発光保持部材とを有し、前記発光部材を前記踏み板の外周に沿って配置したことを特徴とする。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の踏み板位置表示装置において、前記保護部材が、透光性材料で構成され、前記発光保持部材には、上方を開口部とする所定長さの保持溝を有し、前記保持溝に、前記発光部材と前記保護部材を配置し、前記保護部材を、前記開口部に位置させたことを特徴とする。
請求項3記載の本発明は、請求項2に記載の踏み板位置表示装置において、前記発光保持部材を、所定長さの水平部材と所定長さの垂直部材とから構成されるアングル部材とし、前記保持溝を前記水平部材に設けたことを特徴とする。
請求項4記載の本発明は、請求項2又は請求項3に記載の踏み板位置表示装置において、前記保持溝の空間を、前記開口部の開口幅よりも広い空間幅で構成し、前記保護部材が、前記発光部材の上部を覆う上部保護部材と、前記発光部材の両側部を覆う側部保護部材とを有し、前記上部保護部材を、前記開口部に位置させ、前記側部保護部材を、前記開口幅よりも広く、前記空間幅よりも狭いか又は同一幅で構成し、前記発光部材の端部に弾性部材を配置し、前記弾性部材が、前記開口部に位置する上部弾性部材と、前記空間に位置する側部弾性部材とを有し、前記側部弾性部材を、前記開口幅よりも広い幅で構成し、前記上部弾性部材の上面には、複数本の弾性部材溝を形成し、前記保護部材の上面には、複数本の保護部材溝を形成したことを特徴とする。
請求項5記載の本発明は、請求項1に記載の踏み板位置表示装置において、前記保護部材が、透光性材料で構成され、前記保護部材によって、前記発光保持部材の上部及び側部を覆い、前記保護部材の底面を、前記踏み板に当接させたことを特徴とする。
請求項6記載の本発明は、請求項1に記載の踏み板位置表示装置において、前記踏み板の前記上面外周に沿って、所定長さの踏み板溝を形成し、前記踏み板溝が、第1の踏み板溝と、前記第1の踏み板溝内に形成した第2の踏み板溝とで構成され、前記第2の踏み板溝内に、前記発光部材を配置し、前記第1の踏み板溝内に、前記保護部材を配置し、前記第2の踏み板溝が前記発光保持部材を構成したことを特徴とする。
請求項7記載の本発明は、請求項6に記載の踏み板位置表示装置において、前記保護部材には、複数の透光用開口を形成したことを特徴とする。
請求項8記載の本発明は、請求項1に記載の踏み板位置表示装置において、前記発光保持部材を、前記踏み板の下面外周に沿って設け、前記踏み板には、前記発光保持部材を配置した位置に複数の透光用開口を形成し、複数の前記透光用開口を形成した位置の前記踏み板が前記保護部材を構成したことを特徴とする。
請求項9記載の本発明は、請求項1に記載の踏み板位置表示装置において、前記踏み板の前記上面外周に沿って、上方を開口部とする所定長さの踏み板溝を形成し、前記踏み板溝の空間を、前記開口部の開口幅よりも広い空間幅で構成し、前記保護部材が、前記発光部材の上部を覆う上部保護部材と、前記発光部材の両側部に位置する側部保護部材とを有し、前記上部保護部材を、前記開口部に位置させ、前記側部保護部材を、前記開口幅よりも広く、前記空間幅よりも狭いか又は同一幅で構成したことを特徴とする。
請求項10記載の本発明は、請求項1に記載の踏み板位置表示装置において、前記踏み板の前記上面外周に沿って、上方を開口部とする所定長さの踏み板溝を形成し、前記踏み板溝の空間を、鉛直方向から角度を持って形成し、前記空間の前記開口部側に前記保護部材を、前記空間の底部側に前記発光部材を、それぞれ配置し、前記空間の前記底部が前記発光保持部材を構成したことを特徴とする。
請求項11記載の本発明は、請求項1から請求項10のいずれかに記載の踏み板位置表示装置において、前記発光部材として、所定長さの芯電極と、前記芯電極を覆う発光層と、前記発光層の外側に配置される電極とを有するELファイバーを用い、前記芯電極の一端と前記電極の一端とを、前記保護部材の端部から延出させたことを特徴とする。
請求項12記載の本発明の車両は、請求項1から請求項11のいずれかに記載の踏み板位置表示装置を用いた車両であって、前記プラットホームの周囲に前記踏み板位置表示装置を配置したことを特徴とする。
請求項13記載の本発明の車両は、請求項1から請求項11のいずれかに記載の踏み板位置表示装置を用いた車両であって、ステップ板に前記踏み板位置表示装置を配置したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、作業者や荷物が載っても発光部材が破損することがなく、また振動によって発光部材がずれを生じることもなく、プラットホームや階段などの踏み板の上面外周ラインを発光によって表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【図1】本発明の第1の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図
【図2】本発明の第2の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図
【図3】本発明の第3の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図
【図4】本発明の第4の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図
【図5】本発明の第5の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図
【図6】本発明の第6の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図
【図7】本発明の第7の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面図
【図8】本発明の第8の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図
【図9】本発明の第9の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図
【図10】本発明の第10の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図
【図11】本発明の第11の実施例による踏み板位置表示装置の一部断面斜視図
【図12】本実施例による踏み板位置表示装置を示す斜視図
【図13】本実施例による踏み板位置表示装置の使用状態を示す要部斜視図
【図14】本実施例による踏み板位置表示装置を用いた梯子車の側面図
【図15】同梯子車の上面図
【図16】同梯子車の要部斜視図
【図17】同梯子車のプラットホームを示す構成図
【図18】本実施例による踏み板位置表示装置をステップ板に用いた車両の要部斜視図
【図19】本発明の第12の実施例による踏み板位置表示装置に用いる発光保持部材を示す要部断面斜視図
【図20】本発明の第13の実施例による踏み板位置表示装置に用いる保護部材を示す要部断面斜視図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の第1の実施の形態による踏み板位置表示装置は、所定長さの発光部材と、発光部材の少なくとも上部を覆う保護部材と、発光部材の下部に配置されて少なくとも発光部材を保持する発光保持部材とを有し、発光部材を踏み板の外周に沿って配置したものである。本実施の形態によれば、作業者や荷物が載っても破損することがなく、また振動によってずれを生じることもなく、プラットホームや階段などの踏み板の上面外周ラインを発光によって表示することができる。
本発明の第2の実施の形態は、第1の実施の形態による踏み板位置表示装置において、保護部材が、透光性材料で構成され、発光保持部材には、上方を開口部とする所定長さの保持溝を有し、保持溝に、発光部材と保護部材を配置し、保護部材を、開口部に位置させたものである。本実施の形態によれば、保持溝に、発光部材と保護部材を配置することで、上部からの荷重に対して更に強度を増すことができる。
本発明の第3の実施の形態は、第2の実施の形態による踏み板位置表示装置において、発光保持部材を、所定長さの水平部材と所定長さの垂直部材とから構成されるアングル部材とし、保持溝を水平部材に設けたものである。本実施の形態によれば、発光保持部材をアングル部材とすることで、更に強度を増すことができる。
本発明の第4の実施の形態は、第2又は第3の実施の形態による踏み板位置表示装置において、保持溝の空間を、開口部の開口幅よりも広い空間幅で構成し、保護部材が、発光部材の上部を覆う上部保護部材と、発光部材の両側部を覆う側部保護部材とを有し、上部保護部材を、開口部に位置させ、側部保護部材を、開口幅よりも広く、空間幅よりも狭いか又は同一幅で構成し、発光部材の端部に弾性部材を配置し、弾性部材が、開口部に位置する上部弾性部材と、空間に位置する側部弾性部材とを有し、側部弾性部材を、開口幅よりも広い幅で構成し、上部弾性部材の上面には、複数本の弾性部材溝を形成し、保護部材の上面には、複数本の保護部材溝を形成したものである。本実施の形態によれば、弾性部材によって発光部材の長手方向の長さ調整が可能となるとともに、弾性部材の上面に複数本の弾性部材溝を形成しているので、弾性部材を踏んだときの滑りを防止できる。また、発光面となる保護部材の上面にも複数本の保護部材溝を形成することで、滑り防止効果を高めることができるとともに使用時に生じる傷を目立たせない。
本発明の第5の実施の形態は、第1の実施の形態による踏み板位置表示装置において、保護部材が、透光性材料で構成され、保護部材によって、発光保持部材の上部及び側部を覆い、保護部材の底面を、踏み板に当接させたものである。本実施の形態によれば、保護部材の底面を踏み板に当接させることで設置するため、簡便に設置することができる。
本発明の第6の実施の形態は、第1の実施の形態による踏み板位置表示装置において、踏み板の上面外周に沿って、所定長さの踏み板溝を形成し、踏み板溝が、第1の踏み板溝と、第1の踏み板溝内に形成した第2の踏み板溝とで構成され、第2の踏み板溝内に、発光部材を配置し、第1の踏み板溝内に、保護部材を配置し、第2の踏み板溝が発光保持部材を構成したものである。本実施の形態によれば、踏み板の上面から突出することなく踏み板位置表示装置を設けることができる。
本発明の第7の実施の形態は、第6の実施の形態による踏み板位置表示装置において、保護部材には、複数の透光用開口を形成したものである。本実施の形態によれば、透光用開口から光を出させるため、透光用開口の形状や配置によって視覚的な変化をつけることができる。
本発明の第8の実施の形態は、第1の実施の形態による踏み板位置表示装置において、発光保持部材を、踏み板の下面外周に沿って設け、踏み板には、発光保持部材を配置した位置に複数の透光用開口を形成し、複数の透光用開口を形成した位置の踏み板が保護部材を構成したものである。本実施の形態によれば、上部からの荷重に対する破損の心配が無く、透光用開口から光を出させるため、透光用開口の形状や配置によって視覚的な変化をつけることができる。
本発明の第9の実施の形態は、第1の実施の形態による踏み板位置表示装置において、踏み板の上面外周に沿って、上方を開口部とする所定長さの踏み板溝を形成し、踏み板溝の空間を、開口部の開口幅よりも広い空間幅で構成し、保護部材が、発光部材の上部を覆う上部保護部材と、発光部材の両側部に位置する側部保護部材とを有し、上部保護部材を、開口部に位置させ、側部保護部材を、開口幅よりも広く、空間幅よりも狭いか又は同一幅で構成したものである。本実施の形態によれば、踏み板の上面から突出することなく踏み板位置表示装置を設けることができる。
本発明の第10の実施の形態は、第1の実施の形態による踏み板位置表示装置において、踏み板の上面外周に沿って、上方を開口部とする所定長さの踏み板溝を形成し、踏み板溝の空間を、鉛直方向から角度を持って形成し、空間の開口部側に保護部材を、空間の底部側に発光部材を、それぞれ配置し、空間の底部が発光保持部材を構成したものである。本実施の形態によれば、踏み板の上面から突出することなく踏み板位置表示装置を設けることができる。
本発明の第11の実施の形態は、第1から第10の実施の形態による踏み板位置表示装置において、発光部材として、所定長さの芯電極と、芯電極を覆う発光層と、発光層の外側に配置される電極とを有するELファイバーを用い、芯電極の一端と電極の一端とを、保護部材の端部から延出させたものである。本実施の形態によれば、踏み板の外周に沿った発光ラインを形成することができる。
本発明の第12の実施の形態による車両は、第1から第11の実施の形態による踏み板位置表示装置を用いた車両であって、プラットホームの周囲に踏み板位置表示装置を配置したものである。本実施の形態によれば、プラットホームにおける夜間作業の安全性が高まる。
本発明の第13の実施の形態による車両は、第1から第11の実施の形態による踏み板位置表示装置を用いた車両であって、ステップ板に踏み板位置表示装置を配置したものである。本実施の形態によれば、ステップ板の位置や大きさを視覚的に認識できるので夜間作業の安全性が高まる。
【実施例】
【0010】
以下本発明の実施例による踏み板位置表示装置について説明する。
図1は、第1の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図である。
第1の実施例による踏み板位置表示装置10Aは、所定長さの発光部材20Aと、発光部材20Aの少なくとも上部を覆う保護部材30Aと、発光部材20Aの下部に配置されて少なくとも発光部材20Aを保持する発光保持部材40Aとを有し、踏み板50Aの外周に沿って配置している。
発光部材20Aは、所定長さの芯電極と、芯電極を覆う発光層と、発光層の外側に配置される電極とを有するELファイバーを用いることが適しているが、複数の発光ダイオードを並べて構成することもできる。また、蓄光材を用いたものでもよい。
保護部材30Aは透光性材料で構成され、例えば透明なポリカーボネート樹脂を用いることができる。
保護部材30Aは、発光部材20Aの上部を覆うとともに、発光保持部材40Aの上部及び側部を覆い、保護部材30Aの底面を、踏み板50Aの上面に当接させている。
保護部材30Aは、踏み板50Aの上面に粘着材によって貼り付けることで固定する。
発光保持部材40Aは、断面が円弧状の溝を上面に形成することで、発光部材20Aをこの溝に保持する。
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Aが破損することがなく、また振動によって発光部材20Aがずれを生じることもなく、踏み板50Aの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、保護部材30Aの底面を踏み板50Aの上面に当接させることで設置するため、簡便に設置することができる。
【0011】
図2は、第2の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図である。なお、同一構成部材には同一番号を付して説明を一部省略する。以下の実施例においても同様とする。
第2の実施例による踏み板位置表示装置10Bは、所定長さの発光部材20Aと、発光部材20Aの少なくとも上部を覆う保護部材30Bと、発光部材20Aの下部に配置されて少なくとも発光部材20Aを保持する発光保持部材40Bとを有し、踏み板50Aの外周に沿って配置している。
保護部材30Bは透光性材料で構成され、例えば透明なポリカーボネート樹脂を用いることができる。
保護部材30Bは、発光部材20Aの上部を覆うとともに、発光保持部材40Bの上部及び側部を覆い、保護部材30Bの底面を、踏み板50Aの上面に当接させている。
保護部材30Bは、踏み板50Aの上面にねじ止めすることによって固定する。
発光保持部材40Bは、断面が方形状の溝を上面に形成することで、発光部材20Aをこの溝に保持する。
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Aが破損することがなく、また振動によって発光部材20Aがずれを生じることもなく、踏み板50Aの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、保護部材30Bの底面を踏み板50Aの上面に当接させることで設置するため、簡便に設置することができる。
【0012】
図3は、第3の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図である。
第3の実施例による踏み板位置表示装置10Cは、所定長さの発光部材20Aと、発光部材20Aの少なくとも上部を覆う保護部材30Cと、発光部材20Aの下部に配置されて少なくとも発光部材20Aを保持する発光保持部材40Cとを有し、踏み板50Bの外周に沿って配置している。
保護部材30Cは透光性材料で構成され、例えば透明なポリカーボネート樹脂を用いることができる。
踏み板50Bには、上面外周に沿って、所定長さの踏み板溝が形成され、この踏み板溝は、第1の踏み板溝51Aと、第1の踏み板溝51A内に形成した第2の踏み板溝52Aとで構成されている。そして、第1の踏み板溝51A内には保護部材30Cを配置し、第2の踏み板溝52A内には発光部材20Aを配置している。
本実施例では、第2の踏み板溝52Aが発光保持部材40Cを構成している。
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Aが破損することがなく、また振動によって発光部材20Aがずれを生じることもなく、踏み板50Bの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、踏み板50Bの上面から突出することなく踏み板位置表示装置10Cを設けることができる。
【0013】
図4は、第4の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図である。
第4の実施例による踏み板位置表示装置10Dは、所定長さの発光部材20Aと、発光部材20Aの少なくとも上部を覆う保護部材30Dと、発光部材20Aの下部に配置されて少なくとも発光部材20Aを保持する発光保持部材40Cとを有し、踏み板50Bの外周に沿って配置している。
保護部材30Dには、パンチングメタルやパンチングプレートを用いることができ、複数の透光用開口31が形成されている。
そして、第1の踏み板溝51A内には保護部材30Dを配置し、第2の踏み板溝52A内には発光部材20Aを配置している。
本実施例では、第2の踏み板溝52Aが発光保持部材40Cを構成している。
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Aが破損することがなく、また振動によって発光部材20Aがずれを生じることもなく、踏み板50Bの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、踏み板50Bの上面から突出することなく踏み板位置表示装置10Dを設けることができる。
また本実施例によれば、透光用開口31から光を出させるため、透光用開口31の形状や配置によって視覚的な変化をつけることができる。
【0014】
図5は、第5の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図である。
第5の実施例による踏み板位置表示装置10Eは、所定長さの発光部材20Aと、発光部材20Aの少なくとも上部を覆う保護部材30Eと、発光部材20Aの下部に配置されて少なくとも発光部材20Aを保持する発光保持部材40Cとを有し、踏み板50Bの外周に沿って配置している。
保護部材30Eには、穴加工を施した鋼板を用いることができ、複数の透光用開口31が形成されている。
そして、第1の踏み板溝51A内には保護部材30Eを配置し、第2の踏み板溝52A内には発光部材20Aを配置している。
本実施例では、第2の踏み板溝52Aが発光保持部材40Cを構成している。
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Aが破損することがなく、また振動によって発光部材20Aがずれを生じることもなく、踏み板50Bの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、踏み板50Bの上面から突出することなく踏み板位置表示装置10Eを設けることができる。
また本実施例によれば、透光用開口31から光を出させるため、透光用開口31の形状や配置によって視覚的な変化をつけることができる。
【0015】
図6は、第6の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図である。
第6の実施例による踏み板位置表示装置10Fは、所定長さの発光部材20Aと、発光部材20Aの少なくとも上部を覆う保護部材30Fと、発光部材20Aの下部に配置されて少なくとも発光部材20Aを保持する発光保持部材40Dとを有し、踏み板50Cの外周に沿って配置している。
発光保持部材40Dは、踏み板50Cの下面外周に沿って設け、踏み板50Cには、発光保持部材40Dを配置した位置に複数の透光用開口31を形成している。
本実施例では、複数の透光用開口31を形成した位置の踏み板50Cが保護部材30Fを構成している。
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Aが破損することがなく、また振動によって発光部材20Aがずれを生じることもなく、踏み板50Cの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、踏み板50Cの上面から突出することなく踏み板位置表示装置10Fを設けることができる。
また本実施例によれば、透光用開口31から光を出させるため、透光用開口31の形状や配置によって視覚的な変化をつけることができる。
また本実施例によれば、複数の透光用開口31を形成した位置の踏み板50Cが保護部材30Fを構成しているため、上部からの荷重に対する破損の心配が無い。
【0016】
図7は、第7の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面図である。
第7の実施例による踏み板位置表示装置10Fは、第6の実施例による透光用開口31に代えて、上方開口面積が下方開口面積よりも大きな、すり鉢状の透光用開口32を形成したものである。
本実施例によれば、すり鉢状の透光用開口32によって、透光角度を大きくすることができる。
【0017】
図8は、第8の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図である。
第8の実施例による踏み板位置表示装置10Gは、所定長さの発光部材20Aと、発光部材20Aの少なくとも上部を覆う保護部材30Gと、発光部材20Aの下部に配置されて少なくとも発光部材20Aを保持する発光保持部材40Aとを有し、踏み板50Dの外周に沿って配置している。
踏み板50Dは、上面外周に沿って、上方を開口部とする所定長さの踏み板溝53を形成し、踏み板溝53の空間を、開口部の開口幅よりも広い空間幅で構成している。
保護部材30Gは、発光部材20Aの上部を覆う上部保護部材と、発光部材20Aの両側部に位置する側部保護部材とを有し、上部保護部材を、開口部に位置させ、側部保護部材を、開口幅よりも広く、空間幅よりも狭いか又は同一幅で構成している。
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Aが破損することがなく、また振動によって発光部材20Aがずれを生じることもなく、踏み板50Dの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、踏み板50Dの上面から突出することなく踏み板位置表示装置10Gを設けることができる。
【0018】
図9は、第9の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図である。
第9の実施例による踏み板位置表示装置10Hは、所定長さの発光部材20Aと、発光部材20Aの少なくとも上部を覆う保護部材30Hと、発光部材20Aの下部に配置されて少なくとも発光部材20Aを保持する発光保持部材40Eとを有し、踏み板50Eの外周に沿って配置している。
踏み板50Eは、上面外周に沿って、上方を開口部とする所定長さの第1の踏み板溝51Bと、第1の踏み板溝51B内に形成した第2の踏み板溝52Bとを形成し、第1の踏み板溝51Bの空間を鉛直方向に、第2の踏み板溝52Bの空間を鉛直方向から角度を持って形成し、第1の踏み板溝51B内に保護部材30Hを、第2の踏み板溝52B内に発光部材20Aを、それぞれ配置し、第2の踏み板溝52Bが発光保持部材40Eを構成している。
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Aが破損することがなく、また振動によって発光部材20Aがずれを生じることもなく、踏み板50Eの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、踏み板50Eの上面から突出することなく踏み板位置表示装置10Hを設けることができる。
【0019】
図10は、第10の実施例による踏み板位置表示装置の要部断面斜視図である。
第10の実施例による踏み板位置表示装置10Jは、所定長さの発光部材20Bが保護部材30Jを共用している。発光部材20Bは発光保持部材40Eによって保持されている。
発光部材20Bは、透光性材料からなり、端部からLED光を導入することで発光するものであるが、蓄光材を用いたものでもよい。
踏み板50Fは、上面外周に沿って、上方を開口部とする所定長さの踏み板溝55を形成し、この踏み板溝55の空間に発光部材20Bが配置され、空間の底部が発光保持部材40Eを構成している。
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Bが破損することがなく、また振動によって発光部材20Bがずれを生じることもなく、踏み板50Fの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、踏み板50Fの上面から突出することなく踏み板位置表示装置10Jを設けることができる。
【0020】
図11は、第11の実施例による踏み板位置表示装置の一部断面斜視図であり、図11(a)は発光部材及び弾性部材が配置されていない状態を示す踏み板位置表示装置の一部断面斜視図、図11(b)は発光部材が配置された状態を示す踏み板位置表示装置の一部断面斜視図、図11(c)は弾性部材が配置された状態を示す踏み板位置表示装置の一部断面斜視図である。
第11の実施例による踏み板位置表示装置10Kは、所定長さの発光部材20Aと、発光部材20Aの少なくとも上部を覆う保護部材30Kと、発光部材20Aの下部に配置されて少なくとも発光部材20Aを保持する発光保持部材40Fとを有し、踏み板(図示せず)の外周に沿って配置している。
発光保持部材40Fは、所定長さの水平部材41と所定長さの垂直部材42とから、断面が略L字状に構成されるアングル部材であり、水平部材41には上方を開口部43とする所定長さの保持溝44を有する。
本実施例による発光保持部材40Fの水平部材41の上面には、保持溝44と同じ方向に、複数本の溝が形成されている。
保持溝44は、開口部43の開口幅B1よりも広い空間幅B2の空間を、開口部43の下方に形成している。また、保持溝44の底面には、固定具46を挿入する孔45を複数形成している。
【0021】
保護部材30Kは、発光部材20Aの上部を覆う上部保護部材31Kと、発光部材20Aの両側部を覆う側部保護部材32Kとを有し、上部保護部材31Kの上面には、複数本の保護部材溝33Kを形成している。複数本の保護部材溝33Kは、保持溝44と同一方向に形成している。
保護部材30Kは、上部保護部材31Kを開口部43の開口幅B1とほぼ同一幅で構成して開口部43に位置させ、側部保護部材32Kを開口部43の開口幅B1よりも広く、保持溝44の空間幅B2よりも狭いか又は同一幅で構成して保持溝44の空間に位置させている。
【0022】
弾性部材60は、開口部43に位置する上部弾性部材61と、保持溝44の空間に位置する側部弾性部材62とを有し、上部弾性部材61の上面には、複数本の弾性部材溝63を形成している。複数本の弾性部材溝63は、保持溝44と同一方向に形成している。
弾性部材60は、上部弾性部材61を開口部43の開口幅B1とほぼ同一幅で構成して開口部43に位置させ、側部弾性部材62を開口部43の開口幅B1よりも広く、保持溝44の空間幅B2よりも狭いか又は同一幅で構成して保持溝44の空間に位置させている。
【0023】
保護部材30Kは透光性材料で構成され、例えば透明なポリカーボネート樹脂を用いる。弾性部材60は、弾性材料で構成され、ゴム材を用いる。
複数本の保護部材溝33Kの間に形成される峰幅は、複数本の弾性部材溝63の間に形成される峰幅よりも小さくしている。
【0024】
図12は本実施例による踏み板位置表示装置の要部斜視図であり、図12(a)は上部保護部材を上方とした状態での斜視図、図12(b)は上部保護部材を下方とした状態での斜視図である。
保護部材30Kは、上部保護部材31Kと側部保護部材32Kとを有し、上部保護部材31Kの上面には保護部材溝33Kを形成している。
ファイバー状の発光部材20Aは、上部保護部材31Kと側部保護部材32Kとによって形成される溝空間に配置される。発光部材20Aは、上部保護部材31Kの内面に接し、側部保護部材32Kとの間には弾性材34Kが埋め込まれる。また、発光部材20Aと弾性材34Kとは、板状の弾性材35Kによって覆われる。なお、弾性材34Kと弾性材35Kとは、一体に構成されたものでもよい。
ファイバー状の発光部材20Aの端部21は、保護部材30Kの端部から延出させている。発光部材20Aの端部21は、芯電極の一端と電極の一端とを防水材にて覆っている。
【0025】
図13は、本実施例による踏み板位置表示装置の使用状態を示す要部斜視図である。
発光保持部材40Fは、プラットホームに設けられる踏み板50Aの外周に配置される。同図では、2つの発光保持部材40Fを示しており、踏み板50Aのコーナーには、接続部71が配置されている。
保持溝44の接続部71側の端部には、弾性部材60を配置している。
図12で示した発光部材20Aの端部21は、弾性部材60の下方に位置し、保持溝44に設けた孔(図示せず)から導出され、図示しない電源ボックスに接続される。発光部材20Aは、この電源ボックスから電力が供給される。
【0026】
図14から図17は、本実施例による踏み板位置表示装置を用いた梯子車を示し、図14は同梯子車の側面図、図15は同梯子車の上面図、図16は同梯子車の要部斜視図、図17は同梯子車のプラットホームを示す構成図であり、図17(a)はプラットホームの上面図、図17(b)はプラットホームの一部拡大図である。
図に示すように、梯子車のキャビン後方には、プラットホームが形成されており、プラットホームには図13で示した踏み板50Aが設けられている。
プラットホームのそれぞれのコーナーには、接続部71が設けられ、発光保持部材40Fは、プラットホームの全周囲に配置されている。
また、図13でも説明したように、発光保持部材40Fの端部には弾性部材60が配置され、発光部材20Aの端部21は、弾性部材60の下方に位置し、保持溝44に設けた孔(図示せず)から導出されている。
【0027】
図18は、本実施例による踏み板位置表示装置をステップ板に用いた車両の要部斜視図である。
図18では、車両のリア面にステップ板50Gを設けた場合を示しているが、ステップ板50Gは、車両の側面や、キャビンの扉の下方に設けられる場合もある。
発光保持部材40Fは、ステップ板50Gの外周を構成する3辺に設けている。なお、発光保持部材40Fを、ステップ板50Gの車体から最も突出する一辺だけに設けてもよい。また、ステップ板50Gが複数段設けられる場合には、最上段だけに設ける場合の他、全てのステップ板50Gに設けてもよい。
【0028】
本実施例によれば、作業者や荷物が載っても発光部材20Aが破損することがなく、また振動によって発光部材20Aがずれを生じることもなく、踏み板50Aの上面外周ラインを発光によって表示することができる。
また本実施例によれば、保持溝44に、発光部材20Aと保護部材30Kを配置することで、上部からの荷重に対して更に強度を増すことができる。
また本実施例によれば、発光保持部材40Fをアングル部材とすることで、更に強度を増すことができる。
また本実施例によれば、弾性部材60によって発光部材20Aの長手方向の長さ調整が可能となるとともに、弾性部材60の上面に複数本の弾性部材溝63を形成しているので、弾性部材60を踏んだときの滑りを防止できる。また、発光面となる保護部材30Kの上面にも複数本の保護部材溝33Kを形成することで、滑り防止効果を高めることができるとともに使用時に生じる傷を目立たせない。
また本実施例によれば、プラットホームの周囲に発光保持部材40Fを配置したことで、プラットホームにおける夜間作業の安全性が高まる。
また本実施例によれば、ステップ板50Gに発光保持部材40Fを配置したことで、ステップ板50Gの位置や大きさを視覚的に認識できるので夜間作業の安全性が高まる。
【0029】
なお、図14から図18では、第11の実施例による踏み板位置表示装置を梯子車に適用した場合を示したが、第11の実施例に代えて、第1〜第10の実施例による踏み板位置表示装置10A〜10Jを適用することもできる。
また、図14から図18では、梯子車に適用した場合を示したが、屈折式梯子車のプラットホームや、放水車、クレーン車、その他の車両のプラットホームにも適用することができる。
また、図14から図17では、プラットホームのほぼ全周に渡って踏み板位置表示装置10Kを設けた場合を示しているが、例えばプラットホームの後方だけというように、外周の一部に設けてもよい。第1〜第10の実施例による踏み板位置表示装置を適用した場合も同様である。
【0030】
図19は、第12の実施例による踏み板位置表示装置に用いる発光保持部材を示す要部断面斜視図である。
第12の実施例による踏み板位置表示装置では、図11及び図12に示す第11の実施例による踏み板位置表示装置10Kにおける発光部材20Aと保護部材30Kを用いる。
第11の実施例による発光保持部材40Fが水平部材41と垂直部材42とからなるアングル部材を用いたのに対して、本実施例による発光保持部材40Gは、水平部材だけで構成したものである。
本実施例のように、発光保持部材40Gを水平部材だけで構成することもできる。
【0031】
図20は、第13の実施例による踏み板位置表示装置に用いる保護部材を示す要部断面斜視図である。
第13の実施例による踏み板位置表示装置では、図11及び図12に示す第11の実施例による踏み板位置表示装置10Kにおける発光部材20Aと発光保持部材40F又は第12の実施例による発光保持部材40Gを用いる。
保護部材30Lは、発光部材20Aの上部を覆う上部保護部材31Lと、発光部材20Aの両側部を覆う側部保護部材32Lとを有し、上部保護部材31Lの上面には、拡散カット面33Lを形成している。
本実施例のように、上部保護部材31Lの上面に拡散カット面33Lを形成することで、滑り防止効果を高めることができるとともに使用時に生じる傷を目立たせない。
なお、第11の実施例では、上部保護部材31Kの上面には複数本の保護部材溝33Kを形成し、第13の実施例では、上部保護部材31Lの上面には拡散カット面33Lを形成したが、ブラスト処理を施してもよく、またこれらの加工や処理を行わなくてもよい。
また、第11の実施例で説明した弾性部材60は、その他の実施例でも適用でき、また弾性部材60を金属材に代えてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0032】
本発明は、特に車両のプラットホームやステップ板に用いられる踏み板位置表示装置として適している。
【符号の説明】
【0033】
10 踏み板位置表示装置
20 発光部材
30 保護部材
31 透光用開口
32 透光用開口
40 発光保持部材
41 水平部材
42 垂直部材
43 開口部
44 保持溝
50 踏み板
51A、51B 第1の踏み板溝
52A,52B 第2の踏み板溝
53 踏み板溝
55 踏み板溝
60 弾性部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラットホームや階段などの踏み板の上面外周の少なくとも一部を発光によって表示する踏み板位置表示装置であって、
所定長さの発光部材と、
前記発光部材の少なくとも上部を覆う保護部材と、
前記発光部材の下部に配置されて少なくとも前記発光部材を保持する発光保持部材と
を有し、
前記発光部材を前記踏み板の外周に沿って配置したことを特徴とする踏み板位置表示装置。
【請求項2】
前記保護部材が、透光性材料で構成され、
前記発光保持部材には、上方を開口部とする所定長さの保持溝を有し、
前記保持溝に、前記発光部材と前記保護部材を配置し、
前記保護部材を、前記開口部に位置させたことを特徴とする請求項1に記載の踏み板位置表示装置。
【請求項3】
前記発光保持部材を、所定長さの水平部材と所定長さの垂直部材とから構成されるアングル部材とし、
前記保持溝を前記水平部材に設けたことを特徴とする請求項2に記載の踏み板位置表示装置。
【請求項4】
前記保持溝の空間を、前記開口部の開口幅よりも広い空間幅で構成し、
前記保護部材が、前記発光部材の上部を覆う上部保護部材と、前記発光部材の両側部を覆う側部保護部材とを有し、
前記上部保護部材を、前記開口部に位置させ、
前記側部保護部材を、前記開口幅よりも広く、前記空間幅よりも狭いか又は同一幅で構成し、
前記発光部材の端部に弾性部材を配置し、
前記弾性部材が、前記開口部に位置する上部弾性部材と、前記空間に位置する側部弾性部材とを有し、
前記側部弾性部材を、前記開口幅よりも広い幅で構成し、
前記上部弾性部材の上面には、複数本の弾性部材溝を形成し、
前記保護部材の上面には、複数本の保護部材溝を形成したことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の踏み板位置表示装置。
【請求項5】
前記保護部材が、透光性材料で構成され、
前記保護部材によって、前記発光保持部材の上部及び側部を覆い、
前記保護部材の底面を、前記踏み板に当接させたことを特徴とする請求項1に記載の踏み板位置表示装置。
【請求項6】
前記踏み板の前記上面外周に沿って、所定長さの踏み板溝を形成し、
前記踏み板溝が、第1の踏み板溝と、前記第1の踏み板溝内に形成した第2の踏み板溝とで構成され、
前記第2の踏み板溝内に、前記発光部材を配置し、
前記第1の踏み板溝内に、前記保護部材を配置し、
前記第2の踏み板溝が前記発光保持部材を構成したことを特徴とする請求項1に記載の踏み板位置表示装置。
【請求項7】
前記保護部材には、複数の透光用開口を形成したことを特徴とする請求項6に記載の踏み板位置表示装置。
【請求項8】
前記発光保持部材を、前記踏み板の下面外周に沿って設け、
前記踏み板には、前記発光保持部材を配置した位置に複数の透光用開口を形成し、
複数の前記透光用開口を形成した位置の前記踏み板が前記保護部材を構成したことを特徴とする請求項1に記載の踏み板位置表示装置。
【請求項9】
前記踏み板の前記上面外周に沿って、上方を開口部とする所定長さの踏み板溝を形成し、
前記踏み板溝の空間を、前記開口部の開口幅よりも広い空間幅で構成し、
前記保護部材が、前記発光部材の上部を覆う上部保護部材と、前記発光部材の両側部に位置する側部保護部材とを有し、
前記上部保護部材を、前記開口部に位置させ、
前記側部保護部材を、前記開口幅よりも広く、前記空間幅よりも狭いか又は同一幅で構成したことを特徴とする請求項1に記載の踏み板位置表示装置。
【請求項10】
前記踏み板の前記上面外周に沿って、上方を開口部とする所定長さの踏み板溝を形成し、
前記踏み板溝の空間を、鉛直方向から角度を持って形成し、
前記空間の前記開口部側に前記保護部材を、前記空間の底部側に前記発光部材を、それぞれ配置し、
前記空間の前記底部が前記発光保持部材を構成したことを特徴とする請求項1に記載の踏み板位置表示装置。
【請求項11】
前記発光部材として、所定長さの芯電極と、前記芯電極を覆う発光層と、前記発光層の外側に配置される電極とを有するELファイバーを用い、
前記芯電極の一端と前記電極の一端とを、前記保護部材の端部から延出させたことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれかに記載の踏み板位置表示装置。
【請求項12】
請求項1から請求項11のいずれかに記載の踏み板位置表示装置を用いた車両であって、前記プラットホームの周囲に前記踏み板位置表示装置を配置したことを特徴とする車両。
【請求項13】
請求項1から請求項11のいずれかに記載の踏み板位置表示装置を用いた車両であって、ステップ板に前記踏み板位置表示装置を配置したことを特徴とする車両。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2012−209029(P2012−209029A)
【公開日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−71792(P2011−71792)
【出願日】平成23年3月29日(2011.3.29)
【出願人】(000192073)株式会社モリタホールディングス (80)
【Fターム(参考)】