説明

車両で再生されるオーディオコンテンツの選択方法

本発明は、車両の運転から得られる少なくとも1つの運転パラメータに基づいて車両で再生されるべきオーディオコンテンツを動的に選択する方法及びシステムに関する。これにより、オーディオコンテンツの選択は、車両の種々の運転状況に応じて修正されることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の運転から得られる少なくとも1つの運転パラメータに基づいて車両で再生されるべきオーディオコンテンツを動的に選択する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
たいていの車両は、オーディオデバイスを備える。自動車を運転中に無線周波数を変化させることは通常である。そうする理由は、異なる特性でありうる。1つの理由は、放送局の信号受信領域の外側にドライバーがいるために、再生されるオーディオコンテンツの悪い音質に起因しうる。ドライバーは、再生されているオーディオコンテンツに興味が無い場合もありうる。或いは、ドライバーは、現在の運転状況に、選択されるオーディオコンテンツを合わせたい場合もありうる。あるドライバーにとっては、例えば凍結路状況や渋滞状況のような、ドライバーの高い集中力を必要とする運転状況下で例えば非常に早い音楽を聴くことは、不快となりうり、危険ですらありうる。
【0003】
特許文献1では、放送局に対するチューニング情報が自動車の受信機の物理的な位置のみに依存して選択されるラジオ受信機が開示される。それ故に、音楽ステーションを聴きながら一の放送領域から他の放送領域に移動しているドライバーは、他の放送領域における他の音楽ステーションのチューニング情報を得ることができ、この場合、チューニング情報は、コンテンツカテゴリにグループ分けされることができ、これにより、ドライバーは、一の放送領域から他の放送領域に移動するときに同様の音楽カテゴリーを維持することが可能となる。この発明では、選択は、放送局、及び放送局のオーディオコンテンツカテゴリーの選択に制限されている。これは、ドライバーが、一の放送領域から他の放送領域に移動する間、自身の音楽カテゴリーを維持することができることを意味する。この発明の問題は、ドライバーが、各カテゴリー内のオーディオコンテンツを選択できないことである。これは、ドライバーにとって非常に不快でありえ、運転中の自身の集中度に影響しうる。
【特許文献1】GB2373655
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、上述の問題点を解決することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1局面によれば、本発明は、車両の運転から得られる少なくとも1つの運転パラメータに基づいて車両で再生されるべきオーディオコンテンツを動的に選択する方法であって、
前記少なくとも1つの運転パラメータを検出するステップと、
前記オーディオコンテンツを選択するために前記少なくとも1つの運転パラメータを用いるステップとを含む、方法に関する。
【0006】
それ故に、車両内で再生されるべきオーディオコンテンツは、車両の種々の運転状況及び車両の種々のドライバーの運転挙動に修正されることができ、従って、オーディオコンテンツの選択をより個人専用化することができる。これは、オーディオの視聴をより快適にするだけでなく、例えばドライバーがオーディオコンテンツを選択する頻度が大きく低減されるので、運転の安全性をも高める。車両は、例えば、自転車、車、バス、自動二輪車、トラック等のような自動車であることができ、車両のドライバーは、それ故に、自動車を運転するもの若しくはバイクに乗るものであることができる。運転パラメータは、それ故に、当該自動車を運転する間に得られるパラメータ、若しくは、例えば携帯電話を介して、バイクに乗っている間に得られるパラメータを含むことができる。
【0007】
一実施例では、前記少なくとも1つの運転パラメータは、
前記車両の走行速度を与える速度パラメータ、前記車両の減速/加速頻度を与える頻度パラメータ、及び、運転ルートのドライバーの精通度を与える運転ルートパラメータからなる集合のうちの少なくとも1つのパラメータを含む。
【0008】
これらのパラメータを用いることによって、選択されるオーディオコンテンツは、それ故に、車両のドライバーの集中度に適合されることができる。高い減速/加速頻度は、ドライバーの高い集中度の典型的な指標である一方、車のナビゲーションシステム内の事前に記憶された情報に基づくことができるドライバーの道路の熟知は、比較的低い集中度を必要としうる。種々のドライバーに依存して、これは、例えば前者の場合、リラックスする音楽がドライバーに適しており、後者の場合、速い音楽が好まれうることを意味する。また、オーディオコンテンツの選択は、当然ながら、2以上の運転パラメータの組み合わせに基づいてもよい。それ故に、ドライバーが運転状況に非常に精通しているが、減速/加速頻度が高い場合には、ドライバーの集中度は、低いと依然として評価されてもよい。
【0009】
一実施例では、前記少なくとも1つの運転パラメータは、前記車両の運転の推定残存走行時間を与える時間パラメータを含む。それ故に、例えば多数の歌若しくは短い物語のような、1つ以上のオーディオコンテンツを含むオーディオコンテンツプログラムは、残存走行時間に応じてドライバーに対して選択されることができ、この場合、選択されるコンテンツのそれぞれは、上述のような種々の運転状況に適合される。好ましくは、推定走行時間は、頻繁に再推定される。推定残存走行時間が変化する場合、これらの変化は、好ましくは、この残りの時間間隔で再生されるべきオーディオコンテンツプログラムの選択を繰り返し再スケジューリングするために用いられる。
【0010】
一実施例では、前記少なくとも1つの運転パラメータは、前記車両の位置を与える位置パラメータを含む。これにより、当該コンテンツの選択は、更に、車両の位置に基づくことができ、車両のドライバーが特別な位置若しくは領域内にいるとき若しくは領域に向かっているときに関連するだけであることができる。かかるコンテンツの一例は、交通メッセージ、地方の広告、目的地に対するイベントカレンダー及び観光情報である。
【0011】
一実施例では、前記少なくとも1つの運転パラメータは、前記車両のドライバー若しくはライダーにより実行される習慣動作を反映する習慣パラメータを含む。それ故に、特定のドライバーの運転動作(癖)とオーディオコンテンツの選択との間の履歴の関係は、当該オーディオコンテンツを選択する際に用いることができる。この一例は、ドライバーが、交通が非常に渋滞しているとき、若しくは、車両が5分以上静止しているときのような、所定の条件に基づいて、通常、ビジネスニュースを選択する場合である。この挙動が何度も繰り返される場合、この挙動は、該習慣動作として特徴付けられても良い。
【0012】
一実施例では、前記オーディオコンテンツは、個人専用化されたオーディオプログラム内に含まれる。それ故に、オーディオコンテンツは、車両の個々のドライバーに対してカスタマイズされることができる。
【0013】
更なる局面では、本発明は、本方法を実行させるための指令が記憶されたコンピューター読み取り可能な記憶媒体に関する。
【0014】
その他の局面によれば、本発明は、車両の運転から得られる少なくとも1つの運転パラメータに基づいて車両で再生されるべきオーディオコンテンツを動的に選択するオーディオ選択システムであって、
前記車両に関連する少なくとも1つのセンサであって、前記少なくとも1つの運転パラメータを検出する少なくとも1つのセンサと、
前記オーディオコンテンツを選択するために前記少なくとも1つの運転パラメータを用いるプロセッサとを含む、オーディオ選択システムに関する。
【0015】
これにより、種々のドライバー及び運転状況にオーディオコンテンツを動的に適合させることができるシステムが提供される。
【0016】
一実施例では、前記少なくとも1つのセンサは、車両のナビゲーションシステムに組み込まれるセンサを含む。これにおり、車両のナビゲーションシステムにより得られる多数の運転パラメータは、当該車両で再生されるべきオーディオコンテンツを、種々の運転状況に適合させるために用いられることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
これより、本発明及びその好ましい特定の実施例が添付図面と関連して詳説される。
【0018】
図1は、ここでは車両101として図示される自動車において実現される、本発明によるオーディオ選択システム100の一実施例を示す。オーディオ選択システム100は、当然ながら、自転車、自動二輪車、バス等のような、全ての種の車両において実現されることができる。
【0019】
ここで図示されるシステムは、少なくとも1つのセンサ102、プロセッサ103、ハードディスク若しくは携帯型の記憶手段のような、例えばオーディオコンテンツを記憶するための、記憶手段104、及び、オーディオデバイス105を含む。センサ102から得られる運転パラメータは、車両101で再生されるべきオーディオコンテンツを選択するためにプロセッサ103により用いられる。この実施例におけるセンサ102は、一例として、車両101のナビゲーションシステムに含まれるセンサであることができ、及び/又は、車両101のボードコンピューターのような他の車両センサ102であることができる。車両に関連する他のセンサが、本来的にも用いられることができる。本発明におけるエッセンスは、車両101で再生されるべきオーディオコンテンツを選択するために当該センサ102により検出される運転パラメータを用いることである。
【0020】
記憶手段104に記憶されるオーディオコンテンツは、好ましい実施例では、歌、ニューススポーツ、交通メッセージ、広告、短い物語、政策解説、ゴシップ若しくは対話学習のような、個々のドライバーに対してカスタマイズされる例えば異なるコンテンツの混合を含む個人専用化されたオーディオコンテンツを含む。運転状況に基づいて、システム100は、種々の運転状況に応じて個人専用化されたオーディオコンテンツを修正する。記憶手段104に記憶されるコンテンツは、ドライバー自身により選択される任意の種類のオーディオコンテンツを含むこともできる。
【0021】
センサ102により検出される運転パラメータを用いるオーディオコンテンツの選択は、一実施例では、一以上のセンサに関連する規則のセット(若しくはマトリックス)に基づく。一例として、速度センサにより得られる車両101の速度に関連する運転パラメータは、速度間隔にグループ化されることができ、この場合、各速度間隔は、歌のビート/分インターバル(minute interval)、即ち歌がどの程度速いかに、関連付けられる。この一例は、速度0−30km/hは、ビートインターバル30−60ビート/分に対応付けられ、30−60km/hは、ビートインターバル60−90ビート/分に対応付けられる等といった具合である。従って、速度が55km/hの場合、プロセッサは、ビートインターバル60−90ビート/分内の歌を選択する。この選択は、ランダム式の選択であってよい。当然ながら、歌のビートに関する情報は、好ましくは、追加情報(歌の長さ、発行されているときは、バンドのタイトル等)と共に、歌に対応付けられる。これは、例えば、歌ファイルに付けられる文字情報を介してなすことができ、別々に記憶されてもよく、歌ファイルにおける識別子を介して参照されてもよく、若しくは、かかる情報は、例えばインターネットのような、外部源からダウンロードされてもよく、この場合、歌のタイトルを介して特定される。また、システム100,200は、この情報の少なくとも居つくかを得るために、歌を簡略的に走査するように構成されて良い。
【0022】
本来的には、センサ毎により多くの選択規則が存在することができる。先の例では、速度センサにより判断される加速は、例えばどの音楽を再生するかといったオーディオコンテンツを決定する際の追加の選択規則であることができる。従って、センサごとに多数の選択規則が、オーディオコンテンツを選択するときに用いられることができる。追加のセンサからの入力は、また、オーディオコンテンツを選択するための入力として用いることもできる。この一例は、夜か日中か(ここでは時計が用いられうる)、天気状況、光強度(例えば、トンネルの車両運転)等である。
【0023】
再生されるべきオーディオコンテンツを選択する際に用いられることになる、センサ102からのその他の種類の出力データは、車両のナビゲーションシステムにより得られる車両101の残存走行時間であり、この場合、オーディオコンテンツは、所定の長さを埋めるようにスケジュール(計画)される。これは、運転の残り時間が30分であるとき、例えば30分の長さである、短い話であることができる。この場合、短い話は、ドライバーに対して再生されるべき“候補”であることができる。また、幾つかのオーディオコンテンツが、当該時間間隔内に適合するように選択されてもよく、この場合、オーディオコンテンツは、車両10の現在の運転動作に適合される。
【0024】
一実施例では、ドライバーは、オーディオデバイス105上の適切な機能/ボタンを用いて、選択されたコンテンツを拒むことができ、この場合、プロセッサは、その他の選択をし、例えば、正しいビートインターバル内のその他の歌を選択し、若しくは、オーディオコンテンツスケジュールから次のオーディオコンテンツを選択する。
【0025】
一実施例では、提案されたオーディオコンテンツを受け入れ、これにより、当該オーディオコンテンツの再生を開始させるのはドライバーである。プロセッサ103は、幾つかのオーディオコンテンツからなる一以上のオーディオコンテンツプログラムを、例えば当該プログラム内のオーディオコンテンツをオーディオデバイス105上に表示することにより、提案さえしてもよい。ユーザは、これにより、提案されたオーディオコンテンツプログラムを受け入れ、若しくは、新たな提案を求めることができる。
【0026】
一実施例では、システム100は、ドライバーによる種々の習慣的な動作(挙動)を記憶するように構成される。これは、ユーザにより実行される各チューニング若しくは選択行動、及び、同様のチューニング若しくは選択行動を行う頻度を記憶することに基づくことができる。この習慣動作は、それ故に、オーディオコンテンツ選択に動的に適合されることができる。この習慣動作は、好ましくは、より特定的であることにより“改善”されることができ、若しくは、ドライバーの習慣動作に関連する規則を変化させもする。かかる習慣の一例は、ドライバーが150km/hを越えるときに、ドライバーは、いつもクラッシック音楽を選択するといったものである。かかる場合、システムは、ドライバーのこの習慣動作に従って、速度150km/hに対応する出力データが到達すると直ぐに自動的にクラッシック音楽を選択する。
【0027】
図2は、少なくとも1つのセンサ102、プロセッサ103及びオーディオデバイス106を含む、車両101で実現される本発明によるオーディオ選択システム200のその他の実施例を示す。この実施例では、システム200は、インターネットのような、無線通信チャンネルを介して外部データベース206でオーディオコンテンツを選択する手段を備える。好ましくは、オーディオコンテンツに関する種類及び他の詳細な情報は、オーディオコンテンツの正しい選択を可能とするために、オーディオコンテンツに対応付けられ若しくは付与されてもよい。詳細情報は、例えば、オーディオコンテンツが、ディスコ/ロック/クラッシックのような歌である場合にはビート/分、歌の長さ等を含んでよい。当然ながら、同じことは、オーディオコンテンツが話(ホラー話、コメディ等)及びニュース(ビジネスニュースや定期的なニュース等)を含むときにも当てはまる。
【0028】
ここで図示するように、システム200は、更に、上述の記憶手段104を備えてもよい。これは、個人専用化されたオーディオコンテンツが、記憶手段104にて規則的にダウンロードされ記憶される場合にありうる。
【0029】
図3aは、現在の運転状況に、選択されるオーディオコンテンツが動的に修正される、本発明の一実施例を示す。ここに示される交通状況では、車両301内のドライバーに対して必要とされる集中度は高い。集中度の推定は、“速度”センサ、車両のナビゲーションシステムで用いられるセンサ、若しくは、“減速/加速”センサから得られる減速/加速の頻度、ナビゲーションシステムから得られる交差点の複雑性及び数、及び、ナビゲーションシステムから得られる事前記憶データに基づくルートの精通度、即ち、ドライバーが以前に運転したことがあるか否か、により得られる運転パラメータに基づくことができる。また、交通の密度は、カメラ、赤外線カメラ若しくはその類を用いて判断することができる。
【0030】
これらのパラメータは、ドライバーの必要とされる集中度を予測し、それに従ってオーディオコンテンツを動的に計画するために用いられる。この場合、ドライバーは、音楽にだけ興味があり、遅い音楽若しくは低いビート/分の音楽が好まれうる。とうのは、かかる音楽は、ドライバーに対するリラックス効果を有するからである。一実施例では、システム100,200は、前方の道/時間に応じて集中度を予測する。
【0031】
しかし、高い集中度は、交通情報に基づいてはならない。凍結路状況は、交通が全く無くても高い集中度が必要とされることを意味する。これは、実際の路面及び天気状況の検出を可能とする、例えば温度センサ、ブレーキセンサ、雪/氷センサ及びその類により検出されることができる。
【0032】
図3bは、図3aに示す車両301内のドライバーの高い集中度が、近くに車両が存在しない故に低い集中度に変化し、ドライバーがある時間一定速度を維持した場合の交通状況を示す。ここでは、運転状況(天気及び道路)が最適であると仮定する。この集中度の変化は、例えばより早い音楽といったように、ドライバーに対して再生されるべきオーディオコンテンツの選択を修正することが後続する。
【0033】
図4は、システム100,200が、例えば車両のナビゲーションシステムにより判断される、車両402の現在位置若しくは将来位置に基づいてオーディオコンテンツを更に選択する本発明の一実施例を示す。かかるオーディオコンテンツは、交通メッセージ、地方の広告、目的地に対するイベントカレンダー及び観光情報を含むことができる。領域400及び401間でオーディオコンテンツを識別するために、当該位置及びオーディオコンテンツの種類(例えば、地方ニュース、地方広告等)を含む、文字データ又はファイル若しくはその類は、オーディオコンテンツに対応付けられるか若しくは付与されなければならない。これらのオーディオコンテンツは、次いで、車両の現在の運転状況に基づいて、車両のドライバーに対して再生されるように動的に選択される。
【0034】
ここで図示されるように、ドライバーは、領域400に位置し、領域401に向かっており、この場合、オーディオコンテンツは、車両402の現在位置に動的に適合される。車両が領域400に位置する際、オーディオコンテンツは、当該領域内のみでの地方広告を含むことができる。車両が401に位置すると直ぐに、位置データは、領域400に対応するオーディオコンテンツを動的に除外し、領域401に対応するオーディオコンテンツ、例えば領域401内の地方広告を選択する。
【0035】
当然ながら、システム100,200は、400及び401のような、2以上の位置煮において同時に車両402のドライバーに対して再生されるべきオーディオコンテンツを選択することができる。これは、車両402が領域400内にあり、近づく領域401に近接するときに便利でありうる。
尚、上述の実施例は、本発明を図示するもので限定するものでなく、当業者は、添付のクレームの範囲から逸脱することなく多くの代替的な実施例を設計できるだろう。クレームにおいて、カッコ内に配置された如何なる参照符号もクレームを限定するものと解釈されるべきでない。用語“含む”は、クレームに列挙されたもの以外の要素若しくはステップの存在を除外するものでない。本発明は、幾つかの異なる要素を含むハードウェア及び適切にプログラムされたコンピューターにより実現されてもよい。幾つかの手段を列挙する装置クレームにおいて、これらの手段の幾つかが、1つの同一のハードウェアにより実現されてもよい。ある手段が相互に異なる従属クレームに記載されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが効果的に使用できないことを意味するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【図1】本発明によるオーディオ選択システムの一実施例を示す図。
【図2】本発明によるオーディオ選択システムのその他の実施例を示す図。
【図3a】現在の運転状況に、選択されるオーディオコンテンツが動的に修正される、本発明の一実施例を示す図。
【図3b】図3aに示す車両内のドライバーの高い集中度が、有効な車両が存在しない故に低い集中度に変化した場合の交通状況を示す図。
【図4】システムが車両の現在位置若しくは将来位置に基づいてオーディオコンテンツを更に選択する、本発明の一実施例を示す図。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の運転から得られる少なくとも1つの運転パラメータに基づいて車両で再生されるべきオーディオコンテンツを動的に選択する方法であって、
前記少なくとも1つの運転パラメータを検出するステップと、
前記オーディオコンテンツを選択するために前記少なくとも1つの運転パラメータを用いるステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つの運転パラメータは、
前記車両の走行速度を与える速度パラメータ、前記車両の減速/加速頻度を与える頻度パラメータ、及び、運転ルートのドライバーの精通度を与える運転ルートパラメータからなる集合のうちの少なくとも1つのパラメータを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの運転パラメータは、前記車両の運転の推定残存走行時間を与える時間パラメータを含む、請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記少なくとも1つの運転パラメータは、前記車両の位置を与える位置パラメータを含む、請求項1〜3のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
前記少なくとも1つの運転パラメータは、前記車両のドライバー若しくはライダーにより実行される習慣動作を反映する習慣パラメータを含む、請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記オーディオコンテンツは、個人専用化されたオーディオプログラム内に含まれる、請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
処理ユニットをして請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の方法を実行させるための指令が記憶されたコンピューター読み取り可能な記憶媒体。
【請求項8】
車両の運転から得られる少なくとも1つの運転パラメータに基づいて車両で再生されるべきオーディオコンテンツを動的に選択するオーディオ選択システムであって、
前記車両に関連する少なくとも1つのセンサであって、前記少なくとも1つの運転パラメータを検出する少なくとも1つのセンサと、
前記オーディオコンテンツを選択するために前記少なくとも1つの運転パラメータを用いるプロセッサとを含む、オーディオ選択システム。
【請求項9】
前記少なくとも1つのセンサは、車両のナビゲーションシステムに組み込まれるセンサを含む、請求項8に記載のオーディオ選択システム。

【図1】
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【図2】
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【図3a】
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【図3b】
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【図4】
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【公表番号】特表2008−527367(P2008−527367A)
【公表日】平成20年7月24日(2008.7.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−550884(P2007−550884)
【出願日】平成18年1月4日(2006.1.4)
【国際出願番号】PCT/IB2006/050023
【国際公開番号】WO2006/075258
【国際公開日】平成18年7月20日(2006.7.20)
【出願人】(590000248)コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ (12,071)
【Fターム(参考)】