説明

車両の走行システム及び車両の走行方法

【課題】耐久性に優れて安価に構築可能な車両の走行システム及びそのシステムを用いた走行方法を提供する。
【解決手段】列車1の走行システム2は、シールドトンネル3内に敷設された軌道6と、急勾配区間Hに敷設されたタイヤ走行路材7と、車輪13及びタイヤ14を有する動力車10と、複数の貨車20と、を備える。タイヤ走行路材7は、千分の五十以上の傾斜を有する急勾配区間Hにのみ、軌道6に沿って敷設されている。急勾配区間Hにおいて、動力車10がタイヤ14でタイヤ走行路材7上を走行するとともに、貨車20が軌道6上を走行し、非急勾配区間Lにおいて、動力車10及び貨車20が軌道6上を走行するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両の走行システム及び車両の走行方法に関する。
【背景技術】
【0002】
シールドトンネル内で資機材等を運搬する列車の走行方法として、軌道上を走行する軌道方式がある。
【0003】
また、他の方法として、例えば、特許文献1には、無軌道方式で走行する列車が開示されている。この列車は、動力車と貨車とから構成され、これらは共にタイヤを備えており、シールドトンネル内を無軌道方式で走行可能である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開平5−311997号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、シールドトンネルにおいては、上述した軌道方式を採用した場合に、労働安全衛生規則で千分の五十以上の急勾配箇所に、例えば、ラック・ピニオン等の補助機構を設置することが義務づけられているため、設備投資費がかかるという問題点があった。
【0006】
また、特許文献1に記載の無軌道方式で走行する列車では、タイヤが摩耗し易いため耐久性が悪いという問題点があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みてなされてものであり、耐久性に優れて安価に構築可能な車両の走行システム及びそのシステムを用いた走行方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、車両の走行システムであって、
前記車両が走行する区間内に全長にわたって敷設された軌道と、
前記軌道上を走行するための車輪と、当該車輪と同軸に設けられたタイヤと、を有する自走可能な動力車と、
所定の勾配以上の勾配区間に、前記軌道に沿って前記タイヤの通過する位置に敷設されて所定の高さを有するタイヤ走行路材と、
を備えることを特徴とする。
【0009】
本発明は、車両の走行システムであって、
所定の勾配以上の勾配区間では、路盤内の所定の深さ位置に設置され、かつ、前記勾配区間以外では、前記路盤の路面上に設置されて、前記車両が走行する区間内に全長にわたって敷設された軌道と、
前記軌道上を走行するための車輪と、当該車輪と同軸に設けられたタイヤと、を有する自走可能な動力車と、
を備えることを特徴とする。
【0010】
また、本発明において、前記動力車の車輪は、脱輪を防止するためのカバーを、当該車輪のつばと反対側に備えることとしてもよい。
【0011】
また、本発明において、前記タイヤ走行路材の前記所定の高さ又は前記路盤内における前記所定の深さは、
前記動力車の車輪の中心から踏面までの長さに前記軌道の高さを加算した値から、前記タイヤの半径を減算した値よりも大きいこととしてもよい。
【0012】
また、本発明において、前記タイヤ走行路材の前記所定の高さは又は前記路盤内における前記所定の深さは、
前記動力車の車輪の中心から踏面までの長さと、前記動力車の車輪のつばの高さと、前記軌道の高さと、を合算した値から、前記タイヤの半径を減算した値よりも小さいこととしてもよい。
【0013】
また、本発明は、上述した発明の車両の走行システムを備えた車両の走行方法において、
前記勾配区間を、前記動力車は前記タイヤで前記タイヤ走行路材上を走行し、
前記勾配区間以外を、前記動力車は前記軌道上を走行することを特徴とする。
【0014】
また、本発明は、上述した発明の車両の走行システムを備えた車両の走行方法において、
前記勾配区間を、前記動力車は前記タイヤで前記路面上を走行し、
前記勾配区間以外を、前記動力車は前記軌道上を走行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、耐久性に優れて安価に構築可能な車両の走行システム及びそのシステムを用いた走行方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】(a)は本実施形態にかかる列車の走行システムを示す側面図、(b)は(a)の平面図である。
【図2】(a)は図1(b)のA−A断面及びC−C断面を示す図、(b)は、図1(b)のB−B断面を示す図である。
【図3】(a)は本実施形態にかかる動力車の側面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)の正面図、(d)は(a)の背面図である。
【図4】非急勾配区間における動力車の車輪及びタイヤと軌道との位置関係を示す図である。
【図5】急勾配区間における動力車の車輪及びタイヤと軌道及びタイヤ走行路材との位置関係を示す図である。
【図6】本実施形態にかかる走行システムの急勾配区間における動力車の車輪及びタイヤと軌道との位置関係を示す図である。
【図7】車輪に脱輪防止カバーを取り付けた状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下、本発明の車両の走行システムの好ましい実施形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、以下の説明では、車両として、動力車と貨車とから構成された列車を用いた場合について説明する。
【0018】
図1(a)は本実施形態にかかる列車1の走行システム2を示す側面図、(b)は(a)の平面図である。また、図2(a)は図1(b)のA−A断面及びC−C断面を示す図、(b)は、図1(b)のB−B断面を示す図である。
【0019】
両図に示すように、列車1の走行システム2は、セグメント8の積載された貨車20を動力車10で牽引又は押してシールドトンネル3内を走行させるためのものである。
【0020】
列車1が走行する区間には、全長にわたって軌道6が敷設されている。すなわち、急勾配区間H及び急勾配区間H以外の区間L(以下、非急勾配区間Lという)共に軌道6が敷設されている。なお、本実施形態では、千分の五十以上の勾配区間(つまり、労働安全衛生規則により軌道方式では補助装置が必要とされている勾配区間)を急勾配区間Hとした。
【0021】
タイヤ走行路材7は、急勾配区間Hにのみ、軌道6に沿って敷設されている。本実施形態では、タイヤ走行路材7として鉄板を用いたが、これに限定されるものではなく、矢板等の他の材質のものを用いてもよい。
【0022】
図3(a)は本実施形態にかかる動力車10の側面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)の正面図、(d)は(a)の背面図である。
本図に示すように、動力車10は、軌道6上を走行するための車輪13を有する一般的なディーゼル機関車11に、タイヤ14を取り付けたものである。
なお、本実施形態では、ディーゼル機関車11を用いたが、これに限定されるものではなく、バッテリーカーでもよい。要は、トンネル工事で一般的に使用されている自走可能なものであればよい。
【0023】
車輪13の車軸12の両端部は、車輪13の外側にそれぞれ突出しており、その突出部にタイヤ14が接続されている。したがって、車軸12が回転することによって車輪13及びタイヤ14が共に回転する。
なお、本実施形態では、タイヤ14として、パンクしないノーパンクタイヤ14を用いたが、これに限定されるものではなく、空気入りタイヤ等を現場条件に応じて適宜、選択してよい。
【0024】
図4は、非急勾配区間Lにおける動力車10の車輪13及びタイヤ14と軌道6との位置関係を示す図である。
本図に示すように、動力車10で非急勾配区間Lを走行する際は、タイヤ14が底盤5から離間した状態で車輪13にて軌道6上を走行する。
【0025】
図5は、急勾配区間Hにおける動力車10の車輪13及びタイヤ14と軌道6及びタイヤ走行路材7との位置関係を示す図である。
本図に示すように、動力車10で急勾配区間Hを走行する際は、車輪13が軌道6から離間した状態でタイヤ14にてタイヤ走行路材7上を走行する。
【0026】
なお、走行する動力車10は、ディーゼル機関車11に備え付けの車輪踏面ブレーキ17(図3参照)で車輪13の回転を止めて車軸12の回転を止めることにより、停止する。
【0027】
次に、タイヤ走行路材7の高さについて説明する。
【0028】
図5に示すように、タイヤ走行路材7は、このタイヤ走行路材7が設けられた急勾配区間Hを動力車10が走行する際に、車輪13が軌道6から離間し、かつ、その車輪13が脱線しないように(すなわち、急勾配区間Hから非急勾配区間Lに戻ったときに車輪13が軌道6に確実に降下するように)その高さが調整されている。具体的には、次の通りである。
【0029】
タイヤ14でタイヤ走行路材7上を走行する際に、車輪13の踏面13aと軌道6との間に隙間を形成するためには、次式(1)に示すように、タイヤ14の半径とタイヤ走行路材7の高さとを合算した値が、車輪13の中心から踏面13aまでの長さ(以下、車輪13の半径という)と軌道6の高さとを合算した値よりも大きくなる必要がある。
r+s>a+c ・・・式(1)
ここで、r:タイヤ14の半径、s:タイヤ走行路材7の高さ、a:車輪13の半径、c:軌道6の高さ、である。
【0030】
式(1)を変形すると式(2)となる。
s>a+c−r ・・・式(2)
式(2)より、タイヤ走行路材7の高さsは、車輪13の半径aに軌道6の高さcを加算した値から、タイヤ14の半径rを減算した値よりも大きく形成される。
【0031】
また、タイヤ14でタイヤ走行路材7上を走行する際に、車輪13が脱線しないようにするためには、次式(3)に示すように、車輪13の踏面13aと軌道6との間の隙間が、車輪13のつば13bの高さよりも小さくなる必要がある。
t<b ・・・式(3)
ここで、t:隙間、b:車輪13のつば13bの高さ、である。
【0032】
また、隙間tは、次式(4)にて算出される。
t=(r+s)−(a+c) ・・・式(4)
【0033】
式(4)を式(3)に代入すると次式(5)となる。
(r+s)−(a+c)<b ・・・式(5)
【0034】
そして、式(5)を変形すると次式(6)となる。
s<b+(a+c)−r ・・・式(6)
【0035】
式(6)より、タイヤ走行路材7の高さsは、つば13bの高さbと、車輪13の半径aと、軌道6の高さcと、を合算した値から、タイヤ14の半径rを減算した値よりも小さく形成される。
【0036】
したがって、タイヤ走行路材7の高さsが、式(2)及び式(6)を満たすように形成されることで、急勾配区間Hにおいて、車輪13の踏面13aと軌道6との間に隙間を形成してタイヤ14で走行することを可能にし、かつ、車輪13が軌道6から脱線することを防止できる。
【0037】
次に、貨車20について説明する。
【0038】
図1に示すように、貨車20は、軌道6上を走行するための車輪23を有する一般的なセグメント台車21である。
【0039】
貨車20と動力車10、隣接する貨車20同士は、それぞれ連結手段4により連結されているので、動力車10を自走させることにより、貨車20を走行させることができる。なお、貨車20は、常時、軌道6上を走行する。
【0040】
上述した構成からなる列車1は、急勾配区間Hにおいて、動力車10がタイヤ14でタイヤ走行路材7上を走行するとともに、貨車20が軌道6上を走行し、非急勾配区間Lにおいて、動力車10及び貨車20が軌道6上を走行するものである。
【0041】
なお、本各実施形態においては、タイヤ走行路材7として鉄板を用いた場合について説明したが、この形状に限定されるものではなく、複数の棒状部材を軌道6に沿って配置してもよい。
【0042】
次に、本発明の第二実施形態について説明する。第二実施形態の軌道6は、周囲の底盤5よりも所定の深さdだけ低い位置に設置されたものである。
【0043】
以下の説明において、第一実施形態に対応する部分には同一の符号を付して説明を省略し、主に相違点について説明する。
【0044】
図6は、本実施形態にかかる走行システム32の急勾配区間Hにおける動力車10の車輪13及びタイヤ14と軌道6との位置関係を示す図である。
【0045】
本図に示すように、急勾配区間Hの軌道6は、周囲の底盤5よりも所定の深さdだけ低い位置に敷設されている。
【0046】
この深さdは、第一実施形態と同様に、動力車10の車輪13の半径aに軌道6の高さcを加算した値から、タイヤ14の半径rを減算した値よりも大きい。
これにより、動力車10が急勾配区間Hを走行する際に、車輪13の踏面13aと軌道6との間に隙間が形成されて、タイヤ14で底盤5上を走行することができる。
【0047】
また、深さdは、第一実施形態と同様に、つば13bの高さbと、車輪13の半径aと、軌道6の高さcと、を合算した値から、タイヤ14の半径rを減算した値よりも小さい。
これにより、車輪13の踏面13aと軌道6との間の隙間は、つば13bの高さよりも小さくなり、車輪13の脱線を防止することができる。
【0048】
本実施形態にかかる列車1は、急勾配区間Hにおいて、動力車10がタイヤ14で底盤5上を走行するとともに、貨車20が軌道6上を走行し、非急勾配区間Lにおいて、動力車10及び貨車20が軌道6上を走行するものである。
【0049】
上述した各実施形態にかかる走行システム2、32によれば、動力車10は急勾配区間Hをタイヤ14で走行する。したがって、背景技術の欄に記載した補助装置無しで急勾配区間Hを走行することができる。
【0050】
また、上述した各実施形態において、動力車10は、シールドトンネル3内での搬送に一般的に用いられている入手が容易なディーゼル機関車11やバッテリーカーにタイヤ14を取り付けるだけなので、簡単に製作することができる。
【0051】
また、上述した各実施形態において、タイヤ14は、車軸12に接続されているので、大きな駆動力をタイヤ14に伝達することができる。したがって、駆動力の大きい、すなわち急勾配を走行可能な高トルクの動力車10を使用することができる。
【0052】
そして、上述した各実施形態において、急勾配区間Hのみをタイヤ14で走行するので、全区間をタイヤ14で走行する場合と比べるとタイヤ14の摩耗は少なく、耐久性も向上する。
【0053】
さらに、上述した各実施形態において、貨車20は、急勾配区間H、非急勾配区間Lにかかわらず全区間を車輪13で軌道6上を走行するので、タイヤ14で走行する場合と比べると積載重量が大きく、作業効率に優れている。
【0054】
なお、上述した各実施形態においては、ディーゼル機関車11の車輪13をそのまま用いたが、図7に示すように、つば13bと反対側に半径p(p≧a+b)の脱輪防止カバー15を取り付けてもよい。かかる場合に、脱輪防止カバー15の半径pは、車輪13の半径aとつば13bの高さbとを合算した値以上なので、タイヤ走行路材7の高さsは、次式(7)となる(式(6)参照)。
s< b+(a+c)−r ≦ p+c−r ・・・式(7)
式(7)より、脱輪防止カバー15の半径pが、車輪13の半径aとつば13bの高さbとを合算した値よりも大きいものを用いた場合は、つば13bだけを備えた車輪13を用いた場合(第一実施形態参照)よりも、タイヤ走行路材7の高さをやや高くすることができる。タイヤ走行路材7を高くすることにより、タイヤ14の走行によってタイヤ走行路材7が摩耗しても交換作業の回数を低減することができる。また、つば13bだけの場合よりも車輪13の脱線をより確実に防止することができる。
【0055】
なお、上述した各実施形態においては、シールドトンネル3内で列車1を走行させた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、地上等で走行させる場合にも本発明を適用することができる。
【0056】
なお、上述した各実施形態においては、車両として、動力車10と貨車20とから構成された列車1を用いた場合について説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、動力車10のみを走行させる場合にも本発明を適用することができる。
【符号の説明】
【0057】
1 列車
2 走行システム
3 シールドトンネル
4 連結手段
5 底盤
6 軌道
7 タイヤ走行路材
8 セグメント
10 動力車
11 ディーゼル機関車
12 車軸
13 車輪
13a 踏面
13b つば
14 タイヤ
15 脱輪防止カバー
17 車輪踏面ブレーキ
20 貨車
21 セグメント台車
23 車輪
32 走行システム
H 急勾配区間
L 非急勾配区間

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の走行システムであって、
前記車両が走行する区間内に全長にわたって敷設された軌道と、
前記軌道上を走行するための車輪と、当該車輪と同軸に設けられたタイヤと、を有する自走可能な動力車と、
所定の勾配以上の勾配区間に、前記軌道に沿って前記タイヤの通過する位置に敷設されて所定の高さを有するタイヤ走行路材と、
を備えることを特徴とする車両の走行システム。
【請求項2】
車両の走行システムであって、
所定の勾配以上の勾配区間では、路盤内の所定の深さ位置に設置され、かつ、前記勾配区間以外では、前記路盤の路面上に設置されて、前記車両が走行する区間内に全長にわたって敷設された軌道と、
前記軌道上を走行するための車輪と、当該車輪と同軸に設けられたタイヤと、を有する自走可能な動力車と、
を備えることを特徴とする走行システム。
【請求項3】
前記動力車の車輪は、脱輪を防止するためのカバーを、当該車輪のつばと反対側に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の走行システム。
【請求項4】
前記タイヤ走行路材の前記所定の高さ又は前記路盤内における前記所定の深さは、
前記動力車の車輪の中心から踏面までの長さに前記軌道の高さを加算した値から、前記タイヤの半径を減算した値よりも大きいことを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の走行システム。
【請求項5】
前記タイヤ走行路材の前記所定の高さは又は前記路盤内における前記所定の深さは、
前記動力車の車輪の中心から踏面までの長さと、前記動力車の車輪のつばの高さと、前記軌道の高さと、を合算した値から、前記タイヤの半径を減算した値よりも小さいことを特徴とする請求項4に記載の車両の走行システム。
【請求項6】
請求項1、3〜5のうち何れか一項に記載の車両の走行システムを備えた車両の走行方法において、
前記勾配区間を、前記動力車は前記タイヤで前記タイヤ走行路材上を走行し、
前記勾配区間以外を、前記動力車は前記軌道上を走行することを特徴とする車両の走行方法。
【請求項7】
請求項2〜5のうち何れか一項に記載の車両の走行システムを備えた車両の走行方法において、
前記勾配区間を、前記動力車は前記タイヤで前記路面上を走行し、
前記勾配区間以外を、前記動力車は前記軌道上を走行することを特徴とする車両の走行方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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