説明

車両の車室用のコンソール

本発明は、車両(1)の車室(2)用のコンソール(10)であって、該コンソールは、コンソールの上部に作られた穴(24)を通じて、ユーザによってアクセス可能なコンパートメント(22)の範囲を限定し、開口の上における概ね水平な面に沿う少なくとも1つの第1の使用位置に配置可能な可動の肘掛(50)を有し、案内手段(11、12、13)に沿って車室の中における前方位置と後方位置との間を可動である、車両の車室用のコンソールに関する。肘掛(50)は、支持(70)を介してコンソール(10)に取り付けられ、支持(70)の中に把持部(72)の範囲を定める取手(27)が作られ、取手(27)は、案内手段(11、12、13)に沿ってコンソールを操作するために、把持部を通してユーザによって掴まれるように設けられる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両の車室用のコンソールに関し、特に滑動可能なコンソールに関する。
【背景技術】
【0002】
収納用のコンパートメントを有し、案内手段に従って車室内を前部位置と後部位置との間で移動可能なコンソールを車両に提供することが知られている。
【0003】
このような滑動可能なコンソールが、US 6 203 088に記載されている。このコンソールは、肘掛の役をし、蝶番によって後方へ回動可能に取り付けられた、コンパートメントのふたを有する。このふたは、後部座席のユーザに対しても、前部座席のユーザに対しても、またコンソールの位置が前部位置と後部位置との間のどこにあっても、コンパートメントの内容物への直接のアクセスを妨げ、前部位置と後部位置との間のコンソールの操作を妨げることがありえる。滑動可能なコンソールは、US 3 323 409にも記載されており、このコンソールは、それぞれ蝶番によって前方と後方へ回動可能に取り付けられた、前部のふたと後部のふたを有する。これらのふたも、コンパートメントの内容物への直接のアクセスを妨げ、前部位置と後部位置との間のコンソールの操作を妨げることがありえる。従って、車両の車室用のコンソールに対する、コンパートメントへのアクセスとコンソールの滑動の操作の容易性を改良する、絶えざる要望が存在している。
【0004】
【特許文献1】US 6 203 088
【特許文献2】US 3 323 409
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、車両の車室用のコンソールを改良することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明は、車両の車室用のコンソールであって、上記コンソールは上記コンソールの上部に作られた穴を通じてユーザによってアクセス可能なコンパートメントの範囲を限定し、上記コンソールは開口の上における概ね水平な面に沿う少なくとも1つの第1の使用位置に配置可能な可動の肘掛を有し、上記コンソールは案内手段に沿って上記車室の中における前方位置と後方位置との間を可動であり、上記肘掛は、支持を介して上記コンソールに取り付けられ、上記支持の中に把持部の範囲を定める取手が作られ、上記取手は、上記案内手段に沿って上記コンソールを操作するために、上記把持部を通してユーザによって掴まれるように設けられる、車両の車室用のコンソールを提供する。
【0007】
可動の上記肘掛の存在にもかかわらず、本発明によるコンソールが、どのユーザによっても容易に操作されることは有利である。
【0008】
上記取手の上面は、上記第1の使用位置に配置された上記肘掛の上面と概ね同一平面上にある。
【0009】
上記取手に近接する上記コンソールの上の部分の上面の高さは、上記把持部の下に位置させることができる。
【0010】
上記肘掛の回転軸は、上記取手を通り抜けることができる。
【0011】
上記肘掛の回転軸は、上記把持部を通り抜けることができる。
【0012】
上記取手はアーチ状をなすことができる。
【0013】
上記把持部に対応する上記取手の内面に、上記コンソールの滑動の固定操作装置を有することができる。
【0014】
上記コンソールは、上記肘掛とは別の、上記穴の閉鎖部材を有し、上記肘掛は、少なくとも1つの第2の使用位置に配置することができ、上記第2の使用位置において、上記肘掛は少なくとも部分的に上記開口を開放する。
【0015】
上記閉鎖部材は幕であることができる。
【0016】
上記肘掛は、少なくとも1つの上記肘掛の本体と、上記肘掛を上記支持に回動可能に連結する足とによって範囲を限定される切り込みを有することができる。
【0017】
上記切り込みは、望ましくは上記把持部へのアクセスを容易にする。
【0018】
上記肘掛は、縦方向の割れ目を有することができ、上記割れ目は、上記肘掛を、上記コンソールの各側に位置するユーザによって使用されるように適合化された2つの部分に分割する。
【0019】
本発明は、本発明によるコンソールを有する車両にも関する。上記コンソールは中央のコンソールであることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
本発明を、非限定的な実施例によって、添付図面を参照して説明する。これらの図において:
−図1は、車両の車室内に設置された本発明によるコンソールの2次元の概略図であり、
−図2は、車両の車室内に設置された本発明によるコンソールの3次元の概略図であり、
−図3は、本発明によるコンソールの分解組立図であり、
−図4は、装着された肘掛の後面図あり、
−図5は、装着された肘掛の1変形の後面図ある。
【0021】
本発明によれば、これらの図に示すように、車両1は、ダッシュボード7の後方に、滑動可能なコンソール10が設けられた車室2を有する。車室は、例えば、第1列上の2つの前部座席と第2列上の2つの後部座席5を有する。第2列は、ベンチシートであることもある。
【0022】
コンソール10は、図1に実線で示すような前部位置と、図1に2点鎖線で示すような、後部座席に近い後部位置との間に、案内手段に従って滑動可能に装着される。コンソールの案内手段は、車両に対する移動手段と、車両に対する固定手段を有する。案内手段は、ここでは前から後への直線的な軌跡である、コンソール10の車室2における所定の軌跡を定める。
【0023】
コンソール10の案内手段は、コンソールの内部にあって、コンソールの本体に連結され、車両の床に対して固定されたキャリッジ12上を、小車輪13を介して滑動可能に装着された、可動なレール11からなる。小車輪13は、キャリッジ12に連結される。コンソールの並進移動の案内手段の1実施例が、特許出願EP 1 179 449に詳細に記載されている。図示しない1変形においては、レールが床に対して固定され、小車輪を有するキャリッジが、レール上を移動するコンソールの中に一体化される。
【0024】
本発明によるコンソール10は、レール11のキャリッジ12に対する電気的な固定メカニズム(図示しない)も有する。該固定メカニズムは、コンソール10の滑動を可能にするためにユーザによって操作されるスイッチのような固定解除操作装置を有する。
【0025】
図示した例においては、コンソール10は概ね垂直な縦方向の両側面21と、車両の床に近い下部が概ね垂直な横方向の前面28と、下から上へ、後方へ向けて傾斜した横方向の後面23と、側面と横方向面の上部に接続された上面26を有する。本体20は、コンソール10の長さの、後方へ向かって2/3に位置する、垂直な内壁25(図3)を有する。
【0026】
上面26の母線は、曲率半径が増大する曲線状の準線に沿って、前面28から出て内壁25へ向かう。上面26は、内壁25の直ぐ近くで、例えば後面23へ向けて下方へ数度傾斜した、概ね水平な面に接する。上面26の、横方向の前面28と接続される部分は、概ね垂直である。図示した例においては、上面26は、コンソール10の半分の長さの部分に頂上を有する。また、図示した例においては、上面26の前方の部分は、前面28に接続される母線とコンソール10の概ね前の1/3の母線との間に含まれる上面26の部分である。概して、コンソールの前方の部分は、この部分の面に設けられた、前方からのアクセス用の穴の開口部が、前方へ向かって傾斜した、コンソールの前方の部分である。前方の部分の面に穴を設けることによって、ユーザは、例えば、前方正面に対して前から後へ向けて、垂直方向に対して15度〜90度傾斜した方向に沿った、この部分の穴の開口部に直交してこの穴の中に手を通して、コンパートメントの内容物にアクセスすることができる。
【0027】
本体20の中に、整理用の前のコンパートメント22が設けられる。図には示さない内部容器が、両側面21と横方向の前面28と垂直な内壁25との間の、コンパートメント22の境界を限定するために、本体の中に装着される。本体の前面28の上部は、コンパートメント22への上からのアクセスのための穴24を設けるために、切り抜かれている。
【0028】
従って、穴24は、内壁25の上端部の水平な後部部分24Aと、後部部分24Aの各端部に接合された、前方へ向かう、上部の曲線部分24Bと、前部における、下方へ曲げられ、各端部が曲線部分24Bに接合された前部部分24Cを有する開口部よって境界を限定されている。横方向の前面28の外表面と開口部の前部部分24Cとの間の、横方向の前面28の部分の上に、概ね水平方向の前の縁38が形成される。同じく、上面26の外表面と開口部の曲線部分24Bとの間の、上面26の部分の上に、垂直な縁が形成される。
【0029】
コンソール10は、上面26の上に設けられたアーチ状の取手27を有する。取手27は、上面26に対して突出して、すなわち、取手27に近接した上面26の高さよりも上にあって、内壁25の後に設けられる。
【0030】
穴24は、特にこの場合には幕30(図3)である、コンパートメント22の閉鎖部材を有する。幕30は、案内用の縦方向の滑り溝32の間に滑動可能に取り付けられる。
【0031】
図示された例において、幕30の曲線状の少なくとも1部分は、開口部の曲線部分24Bと合致しており、穴24の少なくとも1部分は、滑り溝32の曲線部分の間に範囲を限定されている。幕30は、滑り溝32の曲線部分に沿うように設けられる。滑り溝32の曲線部分の間に範囲を限定された穴24の部分は、前方からのコンパートメントへの容易なアクセスを可能にするための、コンソールの前方の部分を下に向けて延びる部分を有する。
【0032】
幕30は、アクセス位置と閉鎖位置との間を可動である。幕30は、コンソールの後から前へ開かれる。ユーザによる手動操作のために、ハンドル40が設けられる。ハンドル40は幕30の薄片と一体化され、幕30の薄片を連結し、連続した薄板を形成する柔軟な上層の上に突出する。幕30は、他の柔軟な層によって互いに連結される薄片から構成することができる。幕30は、適当な剛性の連続した1枚の薄板のみから形成してもよい。
【0033】
各案内用の滑り溝32は、概ね穴24と合致する上部34(図3に、矢印35によって具体的に示されている。)と、穴24の下端部の下、すなわち縁38の下に位置する下部36(図3に、矢印37によって具体的に示されている。)を有する。
【0034】
アクセス位置においては、幕30はコンソール10の中に隠され(図2)、穴24は完全に開かれる。このとき、幕30は滑り溝32の下部36の中に配置され、ハンドル40は縁38に支持される。
【0035】
閉鎖位置においては、幕30は穴24に合致して連続して展張される。幕30は、滑り溝32の上部34の中に配置される。
【0036】
コンソール10は、上面の上に設けられ、一体化された肘掛50を有する。肘掛は、幕の上の概ね水平な面に沿う、第1の使用位置に配置することができ、肘掛は、少なくとも部分的に幕に重ね合わされる。肘掛は、幕を開放する少なくとも他の1つの位置に配置することができる。肘掛50は、図に示されているような、前方の水平な第1の仕用位置から、垂直位置(図示しない)へ、または後方の水平位置(図示しない)へ、回動して移動可能である。肘掛50は、コンソール10の上面の少なくとも1部分に対応して配置され、コンソールの前の部分の高さに位置する穴の部分からのコンパートメント22へのアクセスを妨げない。
【0037】
図示された例において、肘掛50は、肘掛を、コンソール10の各側に位置するユーザによって使用されるように適合化された2つの部分50A、50Bに分割する、縦方向の割れ目156を有する。肘掛50の各部分は、一方の部分50Aが他の部分50Bと独立に回動可能なアームである。図示された例において、肘掛50は、肘掛50が取り付けられる取手27に近接して、穴24へアクセスするための中央のV字型の切り込み54を有する。
【0038】
切り込み54は、穴24へのアクセスを可能にする。切り込み54は、少なくとも、肘掛50の各アームの本体152と、肘掛50をコンソールに回動可能に接合するための足154によって範囲を限定される。この本体152は、足154の前方に位置し、足154よりも大である。
【0039】
取手27を形成するアーチは、肘掛50の取り付けの役割を有する支持70の中に作られる。支持70は、アーチの下に、取手27の把持部72を形成するくり抜きを有する。取手27は、ユーザが把持部72に手を通して掴んで、案内手段に沿ってコンソールを操作するために設けられる。V字型の切り込み54が把持部72へのアクセスを容易にすることは有利である。
【0040】
図4に示す例においては、取手27は支持70の中に、肘掛50の軸74の周りに設けられる。把持部72は、取手27に近接する上面126と肘掛50の軸74との間に位置し、取手27に近接する穴24の高さの上に配置される。肘掛50の回転軸は、取手27を貫通する。
【0041】
肘掛50が、穴24の上の概ね水平な面に沿った使用位置に配置されているときには、取手27の上面127は、肘掛の上面と、概ね同一平面に位置する。取手27に近接するコンソールの上の部分の上面126の高さは、取手27の下に位置する。取手27は、肘掛50から突出していないので、ユーザが肘を取手27にぶつける危険がないことは人間工学上有利である。取手27を引っ込める、すなわち水平位置における肘掛50の上面の高さよりも下げることも可能である。
【0042】
図5に示す例においては、取手27は支持70の中に作られ、肘掛50の各アーム52の軸は、取手27の把持部72を形成するくり抜きの各側の支持70の側部に取り付けられる。従って、肘掛50の回転軸は、把持部72を通り抜ける。
【0043】
図4、5において、コンソールの滑動の固定操作装置を形成するスイッチ76が、把持部72に対応して、取手27の下面または内部に設置され、図示されている。
【0044】
取手27が設けられる支持70の上に肘掛50を取り付けることはコンソール10の人間工学上望ましい。実際、肘掛50がどの位置にあっても、ユーザは、前からであれ後からであれ、あるいは上からであれ下からであれ、取手27に手を通して取手27にアクセスして、コンソール10を滑動させるためにスイッチ76を操作することができる。V字型の切り込み54が存在することによって、幾つかの操作が容易になる。これらの操作は、示された例において、取手は、コンソールの長さの後ろから概ね1/3に位置しており、コンソールの端部には位置していないので、ユーザが座席の第1列に着座していても第2列に着座していても容易である。
【0045】
示された例において、コンパートメント22は、コンソールの前部に位置し、穴24が通じているコンソールの正面の部分は、コンソール10の前部を横切っている。このコンソールは、後のコンパートメント60を有する。後のコンパートメント60は、特有の閉鎖装置、すなわちふた62を有する。ふた62は、上面126から突出した取手27に近接して位置する軸の周りに回動可能に取り付けられる。後のコンパートメント60は、後のユーザ専用である。
【0046】
コンソール10の上に配置された肘掛50の位置がどこにあっても、本発明によるコンソールがコンパートメント22の内容物へのアクセスを可能にすることは有利である。更に、コンパートメントの内容物へのアクセスを可能にしながらも、コンソールの操作は、コンソールの位置がどこにあっても、前席のユーザにとっても後席のユーザにとっても容易である。
【0047】
本発明によるコンソールのユーザが、コンソールの正面の部分から、穴の中へ下に向けて手を通して、コンソールの内容物にアクセスすることができることは有利である。コンソールが後部位置に位置しているときに、コンパートメントの品物を掴むことを望む前席のユーザについては、ユーザの腕は後方へ傾けられる。
【0048】
ユーザが、一動作でコンパートメント22への全てのアクセスを開放し、穴24のどこへでも手を通してコンパートメント22の内容物にアクセスできることは有利である。同様に、ユーザは、一動作で、コンパートメント22の内容物へ完全にアクセスできなくすることができる。勿論、ユーザは、幕30を様々な中間位置に位置させて、穴24を部分的に閉じることもできる。
【0049】
肘掛50が前方の水平位置にあっても、ユーザは、切り込み54を通じてハンドル40にアクセスして、幕30を部分的に開くことができる。ユーザは、幕に手を平らに当てて軽く押し付けながら、ハンドル40を使用しないで幕を滑動させることができる。肘掛50を前方の水平位置にして、コンパートメント22の中に置かれ、肘掛の切り込み54を通して保持された長い品物を、取手27で支持して、垂直または斜めに保持することができることは有利である。また、肘掛50の縦方向の割れ目156は、肘掛の2つの部分の間に、品物の厚さが割れ目の幅よりも大きくなければ、品物を垂直に保持することを可能にする。
【図1】

【図2】

【図3】

【図4】

【図5】


【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両(1)の車室(2)用のコンソール(10)であって、上記コンソールは上記コンソールの上部に作られた穴(24)を通じて、ユーザによってアクセス可能なコンパートメント(22)の範囲を限定し、上記コンソールは開口の上における概ね水平な面に沿う少なくとも1つの第1の使用位置に配置可能な可動の肘掛(50)を有し、上記コンソールは案内手段(11、12、13)に沿って上記車室の中における前方位置と後方位置との間を可動である、車両の車室用のコンソールにおいて、上記肘掛(50)は、支持(70)を介して上記コンソール(10)に取り付けられ、上記支持(70)の中に把持部(72)の範囲を定める取手(27)が作られ、上記取手(27)は、上記案内手段(11、12、13)に沿って上記コンソールを操作するために、上記把持部を通してユーザによって掴まれるように設けられることを特徴とする、車両の車室用のコンソール。
【請求項2】
上記取手(27)の上面(127)は、上記第1の使用位置に配置された上記肘掛(50)の上面(150)と概ね同一平面上にあることを特徴とする、請求項1に記載の車両の車室用のコンソール。
【請求項3】
上記取手(27)に近接する上記コンソール(10)の上の部分の上面(126)の高さは、上記把持部(72)の下に位置することを特徴とする、請求項1または2に記載の車両の車室用のコンソール。
【請求項4】
上記肘掛(50)の回転軸(74)は、上記取手(27)または上記把持部(72)を通り抜けることを特徴とする、請求項3に記載の車両の車室用のコンソール。
【請求項5】
上記取手(27)はアーチ状をなすことを特徴とする、請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両の車室用のコンソール。
【請求項6】
上記把持部(72)に対応する上記取手(27)の内面に、上記コンソールの滑動の固定操作装置(76)を有することを特徴とする、請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両の車室用のコンソール。
【請求項7】
上記コンソール(10)は、上記肘掛(50)とは別の、上記穴(24)の閉鎖部材(30)を有し、上記肘掛は、少なくとも1つの第2の使用位置に配置することができ、上記第2の使用位置において、上記肘掛は少なくとも部分的に上記開口を開放し、上記閉鎖部材は、望ましくは幕(30)であることを特徴とする、請求項1〜6のいずれか1つに記載の車両の車室用のコンソール。
【請求項8】
上記肘掛(50)は、少なくとも1つの上記肘掛の本体(150)と、上記肘掛(50)を上記支持(70)に回動可能に連結する足とによって範囲を限定される切り込み(54)を有し、上記切り込み(54)は、望ましくは上記把持部(72)へのアクセスを開放することを特徴とする、請求項1〜7のいずれか1つに記載の車両の車室用のコンソール。
【請求項9】
上記肘掛(50)は、縦方向の割れ目(156)を有し、上記割れ目は、上記肘掛を、上記コンソール(10)の各側に位置するユーザによって使用されるように適合化された2つの部分(50A、50B)に分割することを特徴とする、請求項1〜8のいずれか1つに記載の車両の車室用のコンソール。
【請求項10】
請求項1〜9のいずれか1つに記載の車両の車室用のコンソールを有し、上記コンソール(10)は望ましくは中央のコンソールであることを特徴とする車両。

【公表番号】特表2006−516940(P2006−516940A)
【公表日】平成18年7月13日(2006.7.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−502135(P2006−502135)
【出願日】平成16年2月6日(2004.2.6)
【国際出願番号】PCT/FR2004/000275
【国際公開番号】WO2004/071813
【国際公開日】平成16年8月26日(2004.8.26)
【出願人】(503041797)ルノー・エス・アー・エス (286)
【Fターム(参考)】