説明

車両用ミラー装置

【課題】 モータの出力軸の回転を円滑にすることができる車両用ミラー装置を得る。
【解決手段】 本ドアミラー装置では、モータ58のハウジング60が圧入される立壁56と、モータ58の回転軸に同軸的に連結されたウォームギヤを軸支する軸受孔78とが共にケース本体30に設けられているため、モータ58の回転軸とウォームギヤとの軸心精度を良好に確保できる。したがって、回転軸の回転を円滑にすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用ミラー装置に関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、車両用ドアミラー装置では、モータの駆動力によってミラーを回動させる格納機構を備えており(例えば、特許文献1参照)、格納機構はモータを収容するケースを備えている。
【0003】
しかしながら、このような車両用ドアミラー装置では、モータはモータベースを介してケースに取り付けられており、モータの出力軸の先端部がケースに軸支された構成となっている。このため、モータベースとケースとの寸法誤差や組付誤差が出力軸の軸芯精度に影響し、出力軸の円滑な回転が妨げられる場合がある。
【特許文献1】特開2002−274267号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は上記事実を考慮し、モータの出力軸の回転を円滑にすることができる車両用ミラー装置を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明の車両用ミラー装置は、車体側に設けられた回動支持部に回動自在に支持され、車両後方視認用のミラーが取り付けられると共に、モータ圧入部及び出力軸軸支部を有するケースと、本体部が前記モータ圧入部に圧入されると共に出力軸が前記出力軸軸支部に軸支され、前記出力軸の回転力が前記回動支持部に伝達されることで前記ケースを前記ミラーと一体で前記回動支持部周りに回動させるモータと、を備えたことを特徴としている。
【0006】
請求項1記載の車両用ミラー装置では、モータの本体部が圧入されるモータ圧入部と、モータの出力軸を軸支する出力軸軸支部とが共にケースに設けられているため、出力軸の軸心精度を良好にできる。したがって、出力軸の回転を円滑にすることができる。
【0007】
請求項2に係る発明の車両用ミラー装置は、請求項1記載の車両用ミラー装置において、前記モータの前記本体部は、前記出力軸と同心の曲面状外周部を有すると共に、前記モータ圧入部の内周部には、前記出力軸軸支部の軸線と同心の円上に等間隔に配置され、前記曲面状外周部に圧接された少なくとも3つの圧接部が設けられていることを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の車両用ミラー装置では、モータ本体部の曲面状外周部に圧接された少なくとも3つの圧接部が、出力軸を軸支する出力軸軸支部の軸線と同心の円上に等間隔に配置されているため、出力軸と出力軸軸支部との軸心精度が良好に確保された状態でモータの本体部を支持することができる。
【0009】
請求項3に係る発明の車両用ミラー装置は、請求項1記載の車両用ミラー装置において、前記モータの前記本体部は、前記出力軸と同心の曲面状外周部を有すると共に、前記モータ圧入部の内周部には、前記出力軸軸支部の軸線の周方向に沿って互いに離間しかつ前記出力軸軸支部の軸線を介して点対称な位置に配置され、前記曲面状外周部に圧接された少なくとも1対の2組の圧接部が設けられていることを特徴としている。
【0010】
請求項3記載の車両用ミラー装置では、モータ本体部の曲面状外周部に圧接された少なくとも1対2組の圧接部が、出力軸を軸支する出力軸軸支部の軸線の周方向に沿って互いに離間しかつ出力軸軸支部の軸線を介して点対称な位置に配置されているため、出力軸と出力軸軸支部との軸心精度が良好に確保された状態でモータの本体部を支持することができる。
【0011】
請求項4に係る発明の車両用ミラー装置は、請求項2記載又は請求項3記載の車両用ミラー装置において、前記モータ圧入部の内周部は、前記出力軸軸支部の軸線と同心状に形成されていることを特徴としている。
【0012】
請求項4記載の車両用ミラー装置では、モータ圧入部の内周部と出力軸軸支部との軸心精度を容易に確保できる。しかも、出力軸軸支部に軸支された出力軸に対して同心状に形成されたモータ本体部の曲面状外周部と、モータ圧入部の内周部とが同心状になるため、モータ圧入部の内周部に設けられた複数の圧接部を全て同じ寸法形状に形成することができる。
【発明の効果】
【0013】
以上説明した如く、本発明の車両用ミラー装置では、モータの出力軸の回転を円滑にすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
<第1の実施の形態>
図1には、本発明の第1の実施の形態に係る車両用ミラー装置としてのドアミラー装置10の概略的な構成が正面図にて示されている。
【0015】
なお、図中矢印UPは車両上方方向を示す。また、以下の説明で使用する「上」及び「下」の方向性は、本ドアミラー装置10が車両に取り付けられた状態での方向性を示すものである。
【0016】
ドアミラー装置10は、ドアミラー本体12を備えている。ドアミラー本体12はバイザ14を備えており、バイザ14の内側には車両後方視認用のミラー16が支持されている。
【0017】
また、ドアミラー装置10は、図示しない車両のドアパネルに締結固定されたステー18を備えており、ステー18とドアミラー本体12との間には格納機構20が設けられている。
【0018】
ここで、図2には、格納機構20の構成が分解斜視図にて示されており、図3には、格納機構20の全体構成が縦断面図にて示されている。また、図4には、図3の3−3線に沿った縦断面図が示されている(なお、図2では、一部の構成部材の図示を省略してある)。
【0019】
これらの図に示す如く、格納機構20は、スタンド22を備えており、スタンド22はステー18に固定される固定部24と、固定部24の上側に一体的に立設された回動支持部としての円筒状の支持軸26とを備えている。
【0020】
また、格納機構20は、ケース28を備えており、ケース28は、ケース本体30と、該ケース本体30に着脱可能に取り付けられるカバー32とを備えている。ケース本体30の底壁は上段部34と下段部36とを有する段付き状に形成されている。下段部36には円筒状の軸受部37(図3参照)が形成されており、この軸受部37には支持軸26が回転自在に挿通されている。また、カバー32の底壁には、円筒状の支持部38が突設されており、この支持部38が支軸部26の先端に回転自在に嵌合している。これにより、ケース28は、支持軸26に回動自在に支持されている。
【0021】
なお、図3に示す如く、ケース本体30の下段部36とスタンド22の固定部24との間には、ディテントプレート40が配置されており、ケース28の支持軸26に対する回動範囲が所定の範囲に制限されるようになっている。
【0022】
一方、ケース本体30の内側にはギヤプレート42が配置されている。ギヤプレート42は、支持軸26に対して同軸的でかつ回転可能に支持されている。
【0023】
ギヤプレート42を介してケース28の下段部36とは反対側には、クラッチディスク44が配置されている。クラッチディスク44は支持軸26に同軸的に支持されており、支持軸26に対して回転不能でかつ軸線方向移動可能とされている。このクラッチディスク44は、ギヤプレート42の内周部に形成された凹部に嵌合する凸部を有しており、クラッチディスク44とギヤプレート42とは周方向に沿った所定の一位置でのみ噛合い係合するようになっている。
【0024】
また、クラッチディスク44を介してギヤプレート42とは反対側には、ティースワッシャ46が配置されている。ティースワッシャ46は、支持軸26の先端部に軸線方向移動不能に取り付けられている。
【0025】
さらに、ティースワッシャ46とクラッチディスク44との間には、捩りコイルスプリング48が配置されている。この捩りコイルスプリング48は、クラッチディスク44をギヤプレート42との係合方向に付勢している。これにより、通常はギヤプレート42とクラッチディスク44との噛合い係合状態が維持され、ギヤプレート42の支持軸26に対する相対回転が規制されるようになっている。
【0026】
また、ギヤプレート42の径方向側方には、中間ギヤとしてのウォームシャフト50が設けられている。ウォームシャフト50は、その軸線が支持軸26の軸線と交差する状態で配置されており、ギヤプレート42に噛合されたウォームギヤ部52を有している。ウォームギヤ部52の軸線方向一端側には、ヘリカルギヤ54がウォームシャフト50に対して相対回転不能に連結されている。これらのウォームシャフト50とヘリカルギヤ54とは、ケース本体30に回転自在に支持されている。
【0027】
一方、ケース本体30の上段部34には、モータ圧入部としての立壁56が設けられている。図5に示すように、立壁56は、軸受部37すなわち支持軸26の軸線方向から見た形状がC字状に形成されており、支持軸26側が開口している。
【0028】
立壁56の内側には、モータ58の本体部を構成するハウジング60の下端側の部位が収容されている。ハウジング60は、上下両端部が絞り加工された円筒状に形成されており、下端部に形成された図示しない円孔にケース本体30の上段部34に突設された円柱状の回り止め突起62(図5参照)が嵌合することで、ケース本体30に対する相対回転を規制されている。また、ハウジング60の上端部は、カバー32の上壁に当接しており、カバー32によってハウジング60の上方への移動が規制されている。なお、ハウジング60とカバー32及びケース本体30との間には、それぞれOリング64が介在されている。
【0029】
ハウジング60の上下両端部には、それぞれ図示しない軸受が配設されており、これらの軸受によってモータ58の出力軸を構成する回転軸66が回転自在に支持されている。ハウジング60は、回転軸66と同心の曲面状外周部68を有している。
【0030】
また、立壁56の内周部は、ハウジング60の曲面状外周部68及び回転軸66と同心状に形成されており、立壁56の内周部には、圧接部としての3つの潰しリブ70が突設されている。これらの潰しリブ70は、立壁56の周方向に沿って等間隔すなわち120度の間隔で配置されており、それぞれ先端部がハウジング60の曲面状外周部68に圧接されている。
【0031】
すなわち、このドアミラー装置10では、モータ58は、ハウジング60が立壁56の内側に圧入されることでケース28に組み付けられた構成であり、ハウジング60の圧入時に3つの潰しリブ70の各先端部が僅かに潰されることで、3つの潰しリブ70の各先端部がハウジング60の曲面状外周部に押し付けられた構成となっている。しかも、3つの潰しリブ70は、ハウジング60の曲面状外周部68と、立壁56の内周部とが同心状になるようにハウジング60を保持している。
【0032】
一方、モータ58の回転軸66は、ハウジング60から下方に突出しており、ケース28に形成されたギヤ収容孔72内に収容されている。ギヤ収容孔72は、回転軸66と同心状に形成されており、このギヤ収容孔72内には、出力軸を構成するウォームギヤ74が収容されている。
【0033】
図4及び図6に示すように、ウォームギヤ74の上端部には、円形の連結孔80が同軸的に形成されている。この連結孔80には、モータ58の回転軸66が回転自在でかつ軸線方向移動可能に挿入されており、ウォームギヤ74は回転軸66に対して同軸的に配置されている。また、回転軸66には、リング状に形成された連結リング82が圧入固定されている。連結リング82の外周部には、半径方向に突出する一対の当接突起84が形成されている。一対の当接突起84は、回転軸66を介して互いに反対側に設けられており、ウォームギヤ74の上端部から上方へ向けて突設された一対の被当接突起86に当接可能に対向している。
【0034】
すなわち、ウォームギヤ74は、回転軸に対して所定範囲相対回転可能でかつ軸線方向移動可能に連結されており、回転軸66が回転すると、連結リング82の一対の当接突起84が、ウォームギヤ74の一対の被当接突起86に当接することで、回転軸66の回転力がウォームギヤ74に伝達される構成となっている。
【0035】
一方、ウォームギヤ74の下端部には、円柱状の軸部76が同軸的に突設されており、この軸部76は、ギヤ収容孔72の底部に形成された出力軸軸支部としての円形の軸受孔78に回転自在に軸支されている。この軸受孔78は、立壁56の内周部と同心状に形成されている。
【0036】
すなわち、このドアミラー装置10では、立壁56の内周部、モータ58の曲面状外周部68、回転軸66、及びウォームギヤ74は、軸受孔78の軸線Xと同心状に配置されており、立壁56の内周部に突設された3つの潰しリブ70は、軸受孔78の軸線Xと同心の円上に等間隔に配置された構成となっている。
【0037】
また、ウォームギヤ74は、前述したヘリカルギヤ54に噛合されており、ウォームギヤ74が回転すると、ヘリカルギヤ54がウォームシャフト50(ウォームギヤ部52)と一体で回転され、これにより、ウォームシャフト50がギヤプレート42周りを回転(公転)されることで、ケース28が支持軸26を中心に回動されて、ドアミラー本体12が格納又は起立される構成となっている。
【0038】
次に、本第1の実施の形態の作用について説明する。
【0039】
上記構成のドアミラー装置10では、モータ58が駆動されることで、回転軸66が回転されると共に、ウォームギヤ74、ヘリカルギヤ54、ウォームシャフト50(ウォームギヤ部52)が回転され、これにより、支持軸26のギヤプレート42に付与される回転力の反力でケース28が回動される。このため、ドアミラー本体12がケース28と一体に回動されて格納または起立される。
【0040】
ここで、本第1の実施の形態に係るドアミラー装置10では、モータ58のハウジング60が圧入される立壁56と、ウォームギヤ74を軸支する軸受孔78とが共にケース本体30に設けられているため、モータ58の回転軸66とウォームギヤ74との軸心精度を良好に確保できる。したがって、回転軸66の回転を円滑にすることができると共に、ウォームギヤ74とヘリカルギヤ54との噛合いを安定させることができるので、モータ58の駆動時における異音の発生を抑制できる。
【0041】
また、本第1の実施の形態に係るドアミラー装置10では、モータ58のハウジング60の曲面状外周部68に圧接された3つの潰しリブ70が、回転軸66に連結されたウォームギヤ74を軸支する軸受孔78の軸線Xと同心の円上に等間隔に配置されているため、ウォームギヤ74と軸受孔78との軸心精度が良好に確保された状態でモータ58のハウジング60を支持することができる。
【0042】
しかも、本第1の実施の形態に係るドアミラー装置10では、3つの潰しリブ70が突設された立壁56の内周部は、軸受孔78の軸線Xと同心状に形成されているため、ケース本体30を成形する際に立壁56の内周部と軸受孔78との軸心精度を良好に確保することが容易である。さらに、モータ58のハウジング60の曲面状外周部68と、立壁56の内周部とが同心状になるため、立壁56の内周部に設けられた3つの潰しリブ70を全て同じ寸法形状に形成することができる。
【0043】
また、本第1の実施の形態に係るドアミラー装置10では、ウォームギヤ74に軸線方向に沿った荷重が作用した際には、ウォームギヤ74がモータ58の回転軸66に対して軸線方向に沿って移動するので、上記荷重がモータ58のハウジング60に伝達されることを抑制できる。したがって、ハウジング60がケース28の立壁56に良好に圧入された状態を維持できる。
【0044】
なお上記第1の実施の形態に係るドアミラー装置10では、ウォームギヤ74に設けられた軸部76が、ケース本体30に形成された軸受孔78に軸支される構成としたが、これに限らず、ケース本体30に突設された軸部が、ウォームギヤ74に形成された円孔に回転自在に嵌合することで、ウォームギヤがケース本体30に軸支される構成としてもよい。この点は、以下の第2の実施の形態においても同様である。
【0045】
また、上記第1の実施の形態に係るドアミラー装置10では、立壁56の内周部に3つの潰しリブ70が形成された構成としたが、これに限らず、3つ以上の潰しリブ70が軸受孔78の軸線Xと同心の円上に等間隔に設けられた構成であればよい。
<第2の実施の形態>
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、前記第1の実施の形態と基本的に同様の構成・作用については、前記第1の実施の形態と同符号を付与し、その説明を省略する。
【0046】
図7には、本発明の第2の実施の形態に係る車両用ミラー装置としてのドアミラー装置90の構成部材であるケース92の部分的な構成が平面図にて示されている。
【0047】
このドアミラー装置90は、前記第1の実施の形態に係るドアミラー装置10と基本的に同様の構成とされているが、このドアミラー装置90は、前記第1の実施の形態に係るケース28とは異なるケース92を備えている。ケース92は、前記第1の実施の形態に係るケース28と基本的に同様の構成とされているが、前記第1の実施の形態に係るケース本体30とは異なるケース本体94を備えている。すなわち、ケース本体94の立壁56の内周部には、圧接部としての1対2組の潰しリブ96が突設されている。これらの潰しリブ96は、軸受孔78の軸線Xの周方向すなわち立壁56の内周部の周方向に沿って互いに離間しかつ軸受孔78の軸線Xを介して点対称な位置に配置されている。
【0048】
また、このドアミラー装置90は、前記第1の実施の形態に係るモータ58とは異なるモータ98を備えている。モータ98は、前記第1の実施の形態に係るモータ58と基本的に同様の構成であるが、このモータ98のハウジング100は、図示しない回転軸66すなわち軸受孔78の軸線方向から見た外形が、短辺が円弧状に形成された矩形形状とされており、図示しない回転軸66と同心状に形成された一対の曲面状外周部102を有している。これら一対の曲面状外周部102には、立壁56の内周部に設けられた1対2組の潰しリブ96が圧接されている。
【0049】
このドアミラー装置90では、他の構成部品は、前記第1の実施の形態に係るドアミラー装置10と同様の構成とされている。
【0050】
上記構成のドアミラー装置90では、モータ98のハウジング100の一対の曲面状外周部102に圧接された1対2組の潰しリブ96が、図示しないウォームギヤ74の軸部76を軸支する軸受孔78の軸線Xの周方向に沿って互いに離間しかつ軸受孔78の軸線Xを介して点対称な位置に配置されているため、ウォームギヤ74と軸受孔78との軸心精度が良好に確保された状態でモータ98のハウジング100を支持することができる。
【0051】
以上説明したように、本発明の第2の実施の形態に係るドアミラー装置90では、前記第1の実施の形態に係るドアミラー装置10と基本的に同様の作用効果を奏する。
【0052】
なお、上記第1の実施の形態に係るドアミラー装置90では、立壁56の内周部に1対2組の潰しリブ96が形成された構成としたが、これに限らず、1対2組以上の潰しリブ96が軸受孔78の軸線Xの周方向に沿って互いに離間しかつ軸受孔78の軸線Xを介して点対称な位置に配置された構成であればよい。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るドアミラー装置の概略的な構成を示す平面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態に係るドアミラー装置の格納機構の構成を示す分解斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態に係るドアミラー装置の格納機構の構成を示す縦断面図である。
【図4】図3の3−3線に沿った断面図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態に係るドアミラー装置のケースの部分的な構成を示す平面図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態に係るドアミラー装置のモータ及びウォームギヤの構成を示す分解斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るドアミラー装置のケースの部分的な構成を示す平面図である。
【符号の説明】
【0054】
10 ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
16 ミラー
26 支持軸(回動支持部)
28 ケース
56 立壁(モータ圧入部)
58 モータ
60 ハウジング(本体部)
66 回転軸(出力軸)
68 曲面状外周部
70 潰しリブ(圧接部)
74 ウォームギヤ(出力軸)
78 軸受孔(軸支部)
90 ドアミラー装置(車両用ミラー装置)
92 ケース
96 潰しリブ
98 モータ
100 ハウジング
102 曲面状外周部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体側に設けられた回動支持部に回動自在に支持され、車両後方視認用のミラーが取り付けられると共に、モータ圧入部及び出力軸軸支部を有するケースと、
本体部が前記モータ圧入部に圧入されると共に出力軸が前記出力軸軸支部に軸支され、前記出力軸の回転力が前記回動支持部に伝達されることで前記ケースを前記ミラーと一体で前記回動支持部周りに回動させるモータと、
を備えた車両用ミラー装置。
【請求項2】
前記モータの前記本体部は、前記出力軸と同心の曲面状外周部を有すると共に、前記モータ圧入部の内周部には、前記出力軸軸支部の軸線と同心の円上に等間隔に配置され、前記曲面状外周部に圧接された少なくとも3つの圧接部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用ミラー装置。
【請求項3】
前記モータの前記本体部は、前記出力軸と同心の曲面状外周部を有すると共に、前記モータ圧入部の内周部には、前記出力軸軸支部の軸線の周方向に沿って互いに離間しかつ前記出力軸軸支部の軸線を介して点対称な位置に配置され、前記曲面状外周部に圧接された少なくとも1対の2組の圧接部が設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両用ミラー装置。
【請求項4】
前記モータ圧入部の内周部は、前記出力軸軸支部の軸線と同心状に形成されていることを特徴とする請求項2記載又は請求項3記載の車両用ミラー装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate