説明

車両用内装部品

【課題】全体を軽量化することができるとともに、製造や組み立てを容易に行うことができる車両用内装部品を提供する。
【解決手段】コンソールボックス12の上部開口に設けられるコンソールリッド11において、コンソールリッド骨格を形成する基材14にはその上部を開放する開口部14bを形成する。基材14の上面及び側面をファブリックよりなる外皮17により前記開口部14bとともに被覆する。外皮17の端縁を基材14の下面側において、結束部材19,20により緊締する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、乗用車等の車両における車両用内装部品に関するものであって、例えばセンターコンソール等のコンソールの上部開口に設けられるコンソールリッドに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、コンソールリッドとしては、例えば特許文献1及び特許文献2に開示されるような構成が提案されている。
特許文献1に記載の従来構成においては、図7に示すように、コンソールリッドの骨格を構成する基材41が硬質合成樹脂により下面を開口した形状,言い換えれば上下反転した浅皿状に形成されている。基材41の上面及び周側面には、発泡合成樹脂よりなるクッション材42を介して、軟質合成樹脂、布または皮革からなる表皮材43が重ねられている。この表皮材43の端縁43aは、基材41の下端縁から基材41の裏面側に折り返えされる。
【0003】
前記基材41の下面開口部には硬質合成樹脂製の裏蓋44が嵌着され、ネジ45により固定されている。裏蓋44の側壁部には複数の係合突起46が形成されるとともに、基材41の周壁部には係合突起46が係合されるようにした複数の係合孔47が形成されている。そして、基材41の下面開口部に対する裏蓋44の取り付けに際して、係合突起46により表皮材43の端縁43aが基材41の裏面側に巻き込まれる。この状態で、係合突起46が端縁43aを介して係合孔47に係合されることにより、表皮材43が緊張される。
【0004】
また、特許文献2に記載の従来構成においては、図8に示すように、硬質合成樹脂製の基材41と、その基材41の上面及び周側面を覆う軟質合成樹脂製の表皮材43との間に、発泡合成樹脂よりなるクッション材42がインジェクション成形等により充填されている。このため、基材41と表皮材43とがクッション材42を介して一体的に重ね合わされている。基材41の下面には、硬質合成樹脂製の裏蓋44がネジ45により固定されている。そして、この裏蓋44の取り付け状態で、裏蓋44の周壁上端部が表皮材43の周壁下端部に当接されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実開平5−37588号公報
【特許文献2】実開平5−89089号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、これらの従来構成のコンソールリッドにおいては、次のような問題があった。
まず、基材41と表皮材43との間において、基材41の上面及び周側面全体にわたってクッション材42が介装されているため、搭乗者の肘等によって表皮材43にかかる荷重がクッション材42を介して基材41に直接作用される。このため、基材41を厚肉状に形成したり、多数の補強リブを設けたりして、基材41全体の剛性を高める必要があるばかりでなく、基材41や裏蓋44として厚肉のものを使用する必要があった。また、搭乗者の肘等に対する感触を良好にするためには、クッション材42として厚めのものを使用する必要もあった。このため、基材41,クッション材42等を含むコンソールリッド全体の重量が増大することを回避できないものであった。
【0007】
また、基材41,クッション材42及び表皮材43を重ね合わせた状態に保持するために、複数の係合突起46と係合孔47との係合構成を設けたり、インジェクション成形等を用いたりしており、さらに場合によっては表皮材43を固定するためにタッカ(図示しない)用いたりするため、製造や組み立てが煩雑になるという問題があった。
【0008】
さらに、前記表皮材43がクッション材42とともに夏期の炎天下においては高温になり、逆に厳冬期においては低温になって、搭乗者に対して不快感を与えるだけではなく、夏期における冷房負荷が増して、車両の運転効率を低下させるという問題もあった。
【0009】
この発明は、このような従来の技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的は、全体を軽量化することができるとともに、製造や組み立てを容易に行うことができるコンソールリッド等の車両用内装部品を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成するために、この発明は、車両用内装部品の骨格となる基材を有底枠状に形成してその内部に空間部を形成するとともに、その空間部の底部の反対側に開口部を形成し、前記基材の前記開口部及び側面をファブリックよりなる外皮により被覆するとともに、その外皮の端縁を前記底部の裏面側において結束部材により緊締したことを特徴としている。なお、ここで、有底枠状とは有蓋枠状を含み、基材の上下方向の向きによって有底,有蓋のいずれかとなる。
【0011】
従って、この発明の車両用内装部品においては、外皮が基材の開口部を覆った緊張状態で張設される。そして、この緊張力が基材の強度を増加するように作用する。また、基材の開口部を覆う部分がクッション性を有する状態となる。このため、従来構成とは異なり、基材全体の剛性を高めるために、基材を厚肉状に形成したり、多数の補強リブを設けたりする必要がなく、また、クッション材を設ける必要もない。このため、車両用内装部品を軽量化することができる。しかも、従来構成とは異なり、基材と外皮との間にクッション材を介在させて、それらを重ね合わせた状態に保持する必要がないため、製造や組み立てを容易に行うことができる。さらに、クッション材のような蓄熱部品が存在しないため、不快な温度をともなう感触を回避できるとともに、冷房負荷を低下させることができる。
【0012】
前記基材を、コンソールの上部開口に設けられるコンソールリッドの基材により構成し、前記開口部をその上面側に設けた構成において本発明を適用することが好ましい。
また、前記結束部材は外皮の端縁に沿って環状に延びる部材によって構成されることが望ましい。
【0013】
さらに、前記結束部材は外皮の対向する端縁間を掛け渡すように延びる部材によって構成されることも望ましい。
しかも、前記結束部材は外皮の端縁に沿って環状に延びる第1結束部材と、その第1結束部材の対向する部分間に掛け渡された第2結束部材とによって構成されとよい。
【0014】
前記結束部材は、好適には紐により構成される。
前記基材の下面には裏蓋を嵌合し、その裏蓋により外皮に対して緊張力を付与することが好ましい。
【発明の効果】
【0015】
以上のように、この発明によれば、コンソールリッド等の車両用部品全体を軽量化することができるとともに、製造や組み立てを容易に行うことができ、しかも寒暖による悪影響を受けにくいという効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】一実施形態のコンソールリッドを示す底面図。
【図2】図1の2−2線における断面図。
【図3】図2の3−3線における拡大断面図。
【図4】結束部材による外皮の端縁の緊締構造を拡大して示す要部斜視図。
【図5】裏蓋を取り外した状態を示すコンソールリッドの底面図。
【図6】図5の6−6線における断面図。
【図7】従来構成のコンソールリッドを示す断面図。
【図8】図7とは異なった従来構成のコンソールリッドを示す断面図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下に、この発明の車両用内装部品をコンソールリッドにおいて具体化した一実施形態を、図1〜図6に従って説明する。
図1〜図3に示すように、この実施形態のコンソールリッド11は、乗用車等の車両におけるセンターコンソールボックス(以下、コンソールボックスという)12の上部開口の後端位置に支軸13を介して開閉回動可能に取り付けられる。コンソールリッド11の骨格を構成する基材14は、有底枠状をなしている。基材14の底部を構成する水平壁部14aの上面周縁部には環状の突壁15が形成されるとともに、下面周縁部にはスカート部14cが形成されている。前記突壁15には発泡合成樹脂よりなる断面逆U字状の緩衝材16が被覆状態で嵌着されている。そして、この突壁15及び緩衝材16の内側に空間部21が形成され、その空間部21により基材14の上面には、水平壁部14aの反対側において上方に開放する開口部14bが形成されている。
【0018】
前記基材14の上面及び周側面には、外皮17が被覆されて装着されている。この外皮17は、例えば夏期の炎天下における車室内の高温を受けても形状変化しないように、耐熱性の織布,すなわちファブリックを用いて、下面を開口した袋状に形成されている。この織布には、充分な伸長性とクッション性を持たせるために、弾性糸によって構成されることが好ましい。図4及び図5に示すように、外皮17の下端縁には筒状の折り返し部18が全周にわたって縫着より形成され、その折り返し部18には複数の分断部18aが所定間隔おきに形成されている。従って、折り返し部18は、折り返されていない分断部18aを介して断続的に、かつ環状に形成されている。
【0019】
図1及び図5に示すように、前記外皮17の折り返し部18内には、合成樹脂製または天然繊維製であって、外皮17と同様に耐熱性を有する紐よりなる1本の第1結束部材19が挿通されて緊張され、その状態で両端部において互いに結合されている。従って、第1結束部材19は外皮17の端縁に沿って環状に延びている。前記結合は、図4に示すように両端部を結び目により結束したり(図4は結び目の形成途中)、相互に熱融着したり(第1結束部材19が合成樹脂製の場合)、接着したりする構成を採用できる。
【0020】
折り返し部18の分断部18aにおいて第1結束部材19には、第1結束部材19と同様な材質の紐よりなる1本の第2結束部材20が基材14の下面側においてクロス状に配置されながら順に掛け止めされて、外皮17の対向端縁間に掛け渡され、この状態で緊張されている。そして、第2結束部材20は、その状態で両端部において互いに結合されている。この結合は、前記第1結束部材19と同様に両端部(図示しない)を結び目により結束したり、相互に熱融着したり、接着したりする構成を採用できる。そして、図5及び図6に示すように、基材14の上面及び周側面に外皮17が被覆された状態で、両結束部材19,20が緊張状態に締め付けられることにより、外皮17の端縁が緊締されている。この緊締により、外皮17が基材14の上面開口部14bに沿って緊張状態で張設されるとともに、その外皮17と基材14の水平壁部14aとの間に所定深さの空間部21が形成されている。この空間部21は、その中央部において20〜40mmの範囲内の深さを有し、30mm程度の深さが好ましい。
【0021】
図1〜図3及び図6に示すように、前記基材14のスカート部14cの内側において基材14の下面には、硬質合成樹脂よりなる裏蓋22が嵌合されて装着されている。裏蓋22の上面には、それぞれ円筒状及び楕円筒状をなす位置決めボス23,24が突設されている。基材14の水平壁部14aの下面には、前記位置決めボス23,24に係合可能な一対の位置決めピン25が突設されている。そして、この位置決めボス23,24が位置決めピン25に係合されることにより、裏蓋22が基材14の下面の所定嵌合位置に位置決めされている。この場合、一方の位置決めボス24が楕円筒状をなしているため、裏蓋22に組み付け誤差が生じてもそれを吸収できる。
【0022】
前記裏蓋22の上面外周縁には、複数の係止爪26が所定間隔おきで外向き状態に突設されている。基材14の水平壁部14aには、各係止爪26と対応する係止孔27が形成されている。各係止孔27の上部開口縁には、その両側を含む3つの側縁を覆うように保護壁28が突出形成されている。そして、各係止爪26が各係止孔27に係合されることにより、裏蓋22が基材14の下面に対して嵌合状態にロックされている。この状態においては、各保護壁28により係止爪26の上端周側部が包囲されて、係止爪26が係止孔27から離脱しないように保護されている。
【0023】
前記裏蓋22の上面外周縁には、環状の突出壁29が形成されている。そして、基材14の下面に裏蓋22が装着されたとき、図2に示すように、突出壁29により前記第2結束部材20が図6に示す状態から図2に示す状態に押し上げられる。このため、第2結束部材20及び第1結束部材19を介して外皮17に緊張力がさらに付与されて、外皮17が基材14の上面及び周側面に沿って強い緊張状態に維持される。
【0024】
図1、図2及び図6に示すように、前記裏蓋22の後端部の下面には、コンソールリッド11用の支軸13を支持するための孔を有した一対の支持突起30が形成されている。裏蓋22の前端部の上面には、ロックレバー31が支持ピン32を介して回動可能に取り付けられている。ロックレバー31の下端には、裏蓋22の透孔33を通して下方に突出する爪部31aが形成されている。ロックレバー31の上端には、基材14の水平壁部14aの透孔34を通して前記空間部21内に突出する解除操作部31bが形成されている。ロックレバー31の支持ピン32には、ロックレバー31を図6の反時計方向に回動付勢するためのバネ35が巻装されている。
【0025】
図2に示すように、前記コンソールボックス12の上部開口周縁には、ロックレバー31の爪部31aに係合可能な係合凹部36が形成されている。そして、コンソールリッド11が支軸13を中心にコンソールボックス12の上部開口の閉鎖位置に回動されたとき、ロックレバー31の爪部31aが係合凹部36に係合することにより、コンソールリッド11が閉鎖位置にロックされる。また、このロック状態において、外皮17の上方からバネ35の弾発力に抗してロックレバー31の解除操作部31bが押圧操作されたとき、ロックレバー31がバネ35の付勢力に抗して図2の時計方向に回動されて、爪部31aが係合凹部36から解除される。この解除により、コンソールリッド11をコンソールボックス12の上部開口の開放位置に回動させることができる。
【0026】
前記ロックレバー31の近傍において、外皮17にはロックレバー31の存在を示すステッチ等のマークや文字等が付されている。
次に、前記のように構成されたコンソールリッド11の組み立て方法について説明する。
【0027】
さて、このコンソールリッド11の組み立てにおいては、基材14上の突壁15に緩衝材16を嵌着した状態で、その基材14の上面及び周側面に袋状の外皮17を被覆して装着する。そして、第1結束部材19を締め上げて、その両端部を結合する。
【0028】
その後、図5に示すように、外皮17の折り返し部18に予め挿通された第1結束部材19に対して、基材14の裏面側から第2結束部材20をクロス状に掛け止めして、その第2結束部材20を締め付けると、第1結束部材19を介して外皮17の端縁が緊締される。このため、図6に示すように、外皮17全体が基材14の上面及び周側面に沿って緊張状態に張設されるとともに、その外皮17と基材14の水平壁部14aとの間に空間部21が形成される。
【0029】
続いて、図6に示すように、基材14の下面に裏蓋22を嵌合させると、図2に示すように、位置決めボス23,24と位置決めピン25との係合により、裏蓋22が基材14に対する所定の嵌合位置に位置決めされる。それとともに、複数の係止爪26と係止孔27との係合により、裏蓋22が基材14に対する嵌合状態にロックされる。このとき、図2に示すように、裏蓋22上の突出壁29により第2結束部材20が押し上げられ、第1結束部材19を介して外皮17に対してさらに緊張力が付与されて、外皮17が強い緊張状態に保持される。従って、この状態においては、外皮17の緊張力により、基材14に対して外力に抗する高い強度が付与される。
【0030】
そして、このように組み立てられたコンソールリッド11がコンソールボックス12の上部開口に装着された状態で、肘掛等として使用される際には、外皮17の表面に対して荷重が加えられる。この荷重は、開口部14bに張設された外皮17のクッション性によって吸収される。
【0031】
従って、この実施形態のコンソールリッド11においては、以下の効果がある。
(1) この実施形態のコンソールリッドにおいては、外皮17の緊張力により、基材14に対して強度が付与される。従って、従来構成とは異なり、基材全体の剛性を高めるために、基材を厚肉状に形成したり、多数の補強リブを設けたりする必要がなく、薄肉状であっても、十分な強度を確保することができる。しかも、外皮17が開口部14bの部分においてクッション性を有するため、クッション材が不要になる。よって、従来構成に比較して、コンソールリッド11全体を軽量化することができる。
【0032】
(2) この実施形態のコンソールリッド11においては、従来構成とは異なり、基材と外皮との間にクッション材を介在させて、それらを重合状態に保持する必要がないため、コンソールリッド11の製造や組み立てを容易に行うことができる。しかも、裏蓋22の取付けにより外皮17を強く緊張させて基材14に高い強度を付与することができる。このため、外皮17を緊張させるためのタッカ等が不要になり、組み立てをさらに容易に行うことができる。
【0033】
(3) クッション材のような蓄熱材を用いる必要がないため、搭乗者が触ることができないほどの高温や、逆に氷のように低温の肘掛けに接するような事態を回避できて、居住性を向上できるとともに、冷房負荷を低減できて燃費改善に寄与できる。
【0034】
(4) 外皮17が空間部21の上部の開口部に張設されているため、搭乗者がコンソールリッド11に肘をついた場合、外皮17が撓んでクッション性を発揮し、しかも、搭乗者の肘が基材14の水平壁部14aに接触することを防止できる。従って、良好な感触の肘掛けを得ることができる。
【0035】
(5) 裏蓋22を基材14から取り外せば、外皮17を基材14から容易に取り外し、別の外皮17を装着できる。従って、例えば、興趣変更のために、デザインの異なる外皮17に模様替えでき、ファッション性を向上できる。
【0036】
(6) 空間部21を利用してロックレバー31を配置できるため、コンソールリッド11の外観がシンプルになり、デザイン性を向上できる。
(変更例)
なお、この実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
【0037】
・ 第1,第2結束部材19,20として、紐の代わりに、合成樹脂製の単繊維,ゴム紐,あるいはベルトまたはテープ等、別の構成や材質のものを用いること。
・ 前記実施形態において、基材14の下面に裏蓋22をネジにより固定するように構成すること。
【0038】
・ 第1,第2結束部材19,20の一方のみを用いること。第2結束部材20のみを用いる場合は、その第2結束部材20を外皮17に縫製等によって固着したり、外皮17に設けた孔に通したりすることが必要となる。
【0039】
・ 外皮17として織布に代えて編み地を使用すること。
・ この発明をコンソールリッド以外の車両用内装部品,例えばシートに設けられる肘掛け,ドアトリムに設けられる肘掛け、あるいは、シートの着座部に設けられるオットマン等において具体化すること。
【符号の説明】
【0040】
11…コンソールリッド、12…コンソールボックス、14…基材、14a…水平壁部、14b…開口部、15…突壁、17…外皮、19…第1結束部材、20…第2結束部材、21…空間部、22…裏蓋、26…係止爪、27…係止孔、29…突出壁。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用内装部品の骨格となる基材を有底枠状に形成してその内部に空間部を形成するとともに、その空間部の底部の反対側に開口部を形成し、前記基材の前記開口部及び側面をファブリックよりなる外皮により被覆するとともに、その外皮の端縁を前記底部の裏面側において結束部材により緊締したことを特徴とする車両用内装部品。
【請求項2】
前記基材を、コンソールの上部開口に設けられるコンソールリッドの基材により構成し、前記開口をその上面側に設けたことを特徴とする請求項1に記載の車両用内装部品。
【請求項3】
前記結束部材は外皮の端縁に沿って環状に延びる部材によって構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用内装部品。
【請求項4】
前記結束部材は外皮の対向する端縁間を掛け渡すように延びる部材によって構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の車両用内装部品。
【請求項5】
前記結束部材は外皮の端縁に沿って環状に延びる第1結束部材と、その第1結束部材の対向する部分間に掛け渡された第2結束部材とによって構成されたことを特徴とする請求項4に記載の車両用内装部品。
【請求項6】
前記結束部材を紐により構成したことを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか一項に記載の車両用内装部品。
【請求項7】
前記基材の下面には裏蓋を嵌合し、その裏蓋により外皮に対して緊張力を付与したことを特徴とする請求項1〜6のうちのいずれか一項に記載の車両用内装部品。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−195225(P2010−195225A)
【公開日】平成22年9月9日(2010.9.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−43011(P2009−43011)
【出願日】平成21年2月25日(2009.2.25)
【出願人】(000241463)豊田合成株式会社 (3,467)
【Fターム(参考)】