説明

車両用灯具

【課題】発光量の低下や熱に伴う信頼性の低下を招くことなく、高い信頼性を得ることができるとともに、小型化を図ることができる車両用灯具を提供する。
【解決手段】車両用灯具10は、前面カバー13とランプボディ11とで画成された灯室14内に、白熱電球15と、白熱電球15からの発光光を前面カバー13側に向けて反射させる第1リフレクタ12と、を備えている。また、車両用灯具10は、白熱電球15とは発光機能が異なり、第1リフレクタ12の後方に配置されるLED16と、LED16の発光光を前面カバー13側に向けて反射させる第2リフレクタ20と、を備えている。 また、第1リフレクタ12はLED16の第2リフレクタ20からの反射光を前面カバー13側に通過させるための通過領域19を備えている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ランプボディと前面カバーとで形成された灯室内に光源と、光源からの光を反射させるリフレクタとを備えた車両用灯具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の車両用灯具の一例として、第1光源となる白熱電球の前方に第2光源となる複数のLED(発光ダイオード)を配置した車両用灯具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平7−288011号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記特許文献1に開示された車両用灯具では、白熱電球が点灯した際に、白熱電球からの熱がLEDの周辺に伝搬される。そのため、白熱電球と複数のLEDとが同時に点灯されると、LEDの温度上昇が著しくなって、発光量の低下や熱に伴う信頼性の低下を招く可能性があった。
また、上記特許文献1に開示された車両用灯具では、白熱電球の前方に複数のLEDを配置しているため、全体としての奥行き寸法が大きくなって、小型化を図るのが難しかった。
【0005】
本発明の目的は、上記課題を解消することに係り、発光量の低下や熱に伴う信頼性の低下を招くことなく、高い信頼性を得るとともに、小型化を図ることができる車両用灯具を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の上記目的は、前方が開口したランプボディとその前方開口部に取り付けられた前面カバーとで形成された灯室内に、第1光源と、該第1光源からの光を前方に反射させる第1リフレクタと、該第1リフレクタの後方に配置された第2光源と、を備えた車両用灯具であって、
前記第1光源と前記第2光源は、異なる発光機能を有しており、前記第1リフレクタは、前記第2光源からの光を前方に照射させるための通過領域を備えていることを特徴とする車両用灯具により達成される。
【0007】
上記構成の車両用灯具によれば、第1光源と第2光源は、異なる発光機能を有し、第1リフレクタは、第2光源からの光を前方に照射させるための通過領域を備えているので、リフレクタの後方に配置された第2光源は、リフレクタの通過領域を通じて発光光を前面カバー側に照射する。
これにより、例えば、第1光源として白熱電球を、第2光源としてLEDを選定した場合でも、第1光源の発光機能および第2光源の発光機能で各々規定されている発光面積を確保することができる。
また、従来のようにLEDの温度上昇に伴う発光量の低下や熱に伴う信頼性の低下を招くことはなく、信頼性の高い車両用灯具を得ることができる。
【0008】
また、上記構成の車両用灯具において、前記第2光源は、前記第1リフレクタの近傍に配置された第2リフレクタによって前方に反射され、前記第1リフレクタまたは前記第2リフレクタの少なくとも一方は、後方側に開放された放熱部材を有し、前記基板は該放熱部材に固定されていることが望ましい。
【0009】
上記構成の車両用灯具によれば、第2光源および基板に伝熱された発光熱を放熱部材により効率良く放熱することができ、放熱性能を向上させることができる。
【0010】
また、上記構成の車両用灯具において、前記第1光源は、着色管または着色カバーを透過して発光する光源であり、前記第2光源と前記通過領域との間には、前記着色管または前記着色カバーへ向う前記第2光源からの光を遮光する遮光部が形成されていることが望ましい。
【0011】
上記構成の車両用灯具によれば、第1光源の着色管または着色カバーの方向に向う第2光源からの光が確実に遮光されるので、第1光源の着色管または着色カバーの影響を受けずに第2光源からの正規の光を前方の前面カバーから照射することができる。
【0012】
また、上記構成の車両用灯具において、前記第1リフレクタは、前記通過領域に光学制御部材を備えていることが望ましい。
【0013】
上記構成の車両用灯具によれば、通過領域内に光学制御部材(例えば、フレネルレンズ等)を備えることで、第2光源からの光の方向制御を適宜に行うことができる。
【0014】
また、上記構成の車両用灯具において、前記第1光源と前記第2光源は、いずれか一方のみが点灯されることが望ましい。
【0015】
上記構成の車両用灯具によれば、例えば、第1発光機能を有する第1光源をターンシグナルランプとし、第2発光機能を有する第2光源をデイタイムランニングランプとして用いる。この場合、昼間走行時に、デイタイムランニングランプを点灯しており、進路変更や右折や左折時にデイタイムランニングランプを消灯して、ターンシグナルランプを点灯させる。そして、進路変更等が完了することで、ターンシグナルランプが消灯するとともに、デイタイムランニングランプが自動的に点灯する。
このように2つの発光機能を1個の灯具ユニット内に納め、いずれか一方のみを点灯させることで、各々発光機能で規定されている発光面積を確実に確保することができるとともに、昼間走行時の信頼性の向上を更に図ることができる。
【発明の効果】
【0016】
本発明に係る車両用灯具によれば、第1光源と第2光源は異なる発光機能を有しており、第2光源は第1リフレクタの後方に配置されており、第1リフレクタは第2光源からの光を前方に照射させるための通過領域を備えている。
これにより、発光機能で各々規定されている発光面積を確保することができ、発光量の低下や熱に伴う信頼性の低下を招くことなく、高い信頼性を発揮することができるとともに、小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の第1実施形態に係る車両用灯具10の一部破断外観斜視図である。
【図2】図1の車両用灯具10の正面図である。
【図3】図2の車両用灯具10のA−A線断面図である。
【図4】図2の車両用灯具10のB−B線断面図である。
【図5】図2の車両用灯具10のC−C線断面図である。
【図6】図2の車両用灯具10のD−D線断面図である。
【図7】本発明の第2実施形態に係る車両用灯具30の断面図である。
【図8】車両用灯具30の変形例である車両用灯具40の断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明に係る車両用灯具の好適な実施形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。先ず、本発明に係る車両用灯具の第1実施形態を図1〜6に基づいて説明する。
【0019】
図1に示すように、本発明の第1実施形態である車両用灯具10は、車両前方側が開口された形状で車体側に固定された樹脂製のランプボディ11と、ランプボディ11の車両前方側の開口部に取り付けられる無色や橙色等の透明樹脂製の前面カバー13と、を備えているフロントターンシグナルランプユニットである。
【0020】
また、車両用灯具10は、ランプボディ11と前面カバー13とで区画された灯室14内に収容された第1光源である白熱電球15と、第1光源からの光を前面カバー13側に反射させる第1リフレクタ12と、第1リフレクタ12の車両後方側に組み付けられた第2光源である複数のLED16と、第2光源からの光を前面カバー13側に反射させる第2リフレクタ20と、を備えている。
【0021】
白熱電球15は、第1発光機能であるフロントターンシグナルランプ(FTSL)として機能する。また、LED16は、ターンシグナルランプの消灯時にターンシグナルランプとは独立して発光する第2発光機能であるデイタイムランニングランプ(DRL)として機能する。なお、白熱電球15は、電球が白色やアンバー色に着色されている着色管の場合と、無色電球に着色カバーを被せる場合がある。
【0022】
図2に示すように、白熱電球15は、ランプボディ11の中央部に配置されており、LED16は、白熱電球15を中心として左右外側の縦方向に各々2個ずつ配置されている。
第1リフレクタ12は、白熱電球15の周囲に白熱電球15からの光を反射させるための第1反射領域17を形成している。
【0023】
第1反射領域17は、白熱電球15の近傍に位置する中央部反射領域18aと、中央部反射領域18aの左右両側に形成された縦長空間である一対の通過領域19を介する一対の外周部反射領域18bと、からなる。
【0024】
第2リフレクタ20は、一対の通過領域19内に、各LED16の発光光を反射させるための4個の第2反射領域21を形成している。すなわち、第2リフレクタ20は、中央部反射領域18aと外周部反射領域18bの間に配置されており、LED16用の第2反射領域21を形成している。
第2リフレクタ20は、車両前方側を凹とする湾曲面形状であり、左右一対で各縦方向に2個配置された各LED16と通過領域19に対応して縦長形状に構成されている。
【0025】
第1反射領域17を形成する第1リフレクタ12と、第2反射領域21を形成する第2リフレクタ20とは、単一部品として一体化されている。そのため、第1反射領域および第2反射領域21は、高い位置精度により配置される。
【0026】
図3に示すように、前面カバー13は、その裏面に拡散ステップ22が形成されている。この拡散ステップ22は、複数の凹凸面から形成されているため、白熱電球15およびLED16からの光を拡散させながら車両前方に照射する。なお、前面カバー13は、ランプボディ11のみに組み付けられるのに代えて、例えばフロントコンビネーションランプの前面全体を覆うものとしても良い。
また、ランプボディ11は、車両後方側にバックプレート23を固定している。そして、バックプレート23の中央部に、ソケット24に装着された白熱電球15を固定している。
【0027】
図4に示すように、LED16は、中央部反射領域18aの両側であって、外周部反射領域18bの車両後方側の位置に、縦方向に2個配置されている。LED16はLED基板25上にそれぞれ実装されている。
【0028】
図5に示すように、LED16は、その光軸Ax2が白熱電球15の光軸Ax1に対して略直交するようLED基板25上に配置されている。そして、LED16が配置されたLED基板25は、LED16から生じた発光熱を放熱できるように放熱部材26に固定されている。
【0029】
放熱部材26は、アルミニウム等の放熱性を有する金属を用いて成形されたヒートシンクであり、ランプボディ11の車両後方側に開放され、放熱可能なように固定されている。そのため、LED16およびLED基板25に伝熱された発光熱を効率良く放熱できる。
【0030】
次に、図5および図6を参照して、車両用灯具10の光学的作用について説明する。
【0031】
車両のバッテリー(不図示)からデイタイムランニングランプ点灯のための電力が供給されると、図5に示すようにLED16が発光する。LED16の発光光α1は、第2反射領域21を形成する第2リフレクタ20により反射して通過領域19から、拡散ステップ22を介して拡散しながら前面カバー13から車両前方に向けて照射される。このとき、白熱電球15は消灯されている。
【0032】
図6に示すように、デイタイムランニングランプ系統とは別回路の不図示のターンシグナルスイッチが進路変更等のハンドル操作に伴ってオン切換えされると、白熱電球15が点灯する。白熱電球15の発光光α2は、第1反射領域17の中央部反射領域18aにより反射するとともに、外周部反射領域18bにより反射して、拡散ステップ22を介して前面カバー13から車両前方に向けて照射される。このとき、LED16は消灯されている。すなわち、昼間走行時に、白熱電球15とLED16が同時点灯することはない。
【0033】
上述したように本実施形態の車両用灯具10は、第1光源である白熱電球15と、第1リフレクタ12の後方に配置された第2光源であるLED16とは、異なる発光機能を有し、第1リフレクタ12内には、LED16からの発光光α1を反射させる第2リフレクタ20と、この反射光α1を前面カバー13側に照射させるための通過領域19と、を備えている。これにより、LED16の発光光α1は、第2反射領域21を形成する第2リフレクタ20で反射され、通過領域19を通過して前面カバー13側の前方に照射される。よって、LED16の発光光α1は、第2リフレクタ20により効率良く反射されて高い配光性能を得ることができる。
そのため、第1光源として白熱電球15を、第2光源としてLED16を選んだとしても、第1光源の発光機能および第2光源の発光機能で各々規定されている発光面積を確保することができる。また、LEDの温度上昇に伴う発光量の低下や熱に伴う性能の低下を招くことなく、信頼性の高い車両用灯具を得ることができる。
【0034】
また、LED16の光軸Ax2は、白熱電球15の光軸Ax1に対して略直交する方向に配置されており、LED16からの発光光α1は、第1リフレクタ12の近傍に配置された第2リフレクタ20によって前面カバー13側に反射される。
これにより、従来のように白熱電球15の前方にLED16が配置されていないため、白熱電球15からの赤外線によりLED16が高温になることを防ぐことができる。また、白熱電球15とLED16は同一の灯室内に配置されていることから、両者の発光光がお互いに干渉しないで発光領域を共有化することが可能となり、小型化を図ることができる。また、LED16からの発光光α1は、第2リフレクタ20により効率良く反射され、高い配光性能を得ることができる。
【0035】
また、車両用灯具10は、第1リフレクタ12の後方側に開放された放熱部材26を備えている。これにより、LED基板25は放熱部材26に固定されているので、LED16およびLED基板25に伝熱された発光熱を効率良く放熱することができ、放熱性能を向上させることができる。
【0036】
第1リフレクタ12は、白熱電球15の光軸Ax1の近傍に位置する第1反射領域17を有するとともに、第2リフレクタ20は、LED16からの発光光α1を反射させる第2反射領域21を有し、第1リフレクタ12と第2リフレクタ20は、単一部品として一体化されている。これにより、両反射領域17、21の位置精度を向上することができるとともに、一層高い配光性能を得ることができる。
【0037】
また、白熱電球15とLED16は、いずれか一方のみが点灯するように制御される。これにより、例えば、第1発光機能を有する白熱電球15をターンシグナルランプとし、第2発光機能を有するLED16をデイタイムランニングランプとして用いる場合、昼間走行時は、デイタイムランニングランプが点灯している。そして、進路変更時にハンドル操作に伴ってデイタイムランニングランプが消灯して、ターンシグナルランプが点灯する。その後、進路変更等が完了することで、ターンシグナルランプが消灯して、デイタイムランニングランプが自動的に点灯する。
このように2つの発光機能を1個の灯具ユニット内に納め、いずれか一方のみを点灯させることにより、各々発光機能で規定されている発光面積を確実に確保することができるとともに、昼間走行時の信頼性の向上を更に図ることができる。
【0038】
次に、本発明に係る車両用灯具の第2実施形態を図7に基づいて説明する。なお、上記第1実施形態と同一の構成については、同一の符号を付すことで説明を簡略化または省略する。
【0039】
図7に示すように、本発明の第2実施形態である車両用灯具30は、上記第1実施形態と異なり、LED16は、白熱電球15の光軸Ax1に対して、その光軸が略並行になるようにLED基板25が放熱部材26上に固定されている。また、第2リフレクタおよび第2反射領域に相当する構成は備えていない。
【0040】
車両用灯具30は、第1反射領域17を形成する第1リフレクタ12に設けられた通過領域19内には、光学制御部材であるフレネルレンズ31を備えている。このフレネルレンズ31の位置は、LED16がフレネルレンズ31の焦点上に来るように設定される。なお、LED16は、必ずしもフレネルレンズ31の焦点上に配置される必要はなく、フレネルレンズ31を介して拡散光を発生させても良い。
【0041】
また、車両用灯具30は、LED16と通過領域19との間に、白熱電球15の着色管又は着色カバーへ向うLED16の発光光α1を遮光する遮光部である遮光壁32を備えている。遮光壁32を設けることにより発光光α1が白熱電球15の着色カラーの影響を受けないようにできる。
【0042】
LED16の発光光α1は、フレネルレンズ31を介することによって略平行光として通過領域19から拡散ステップ22を介して、前面カバー13から車両前方に照射される。しかも、遮光壁32を備えているので、白熱電球15の着色カラーの影響を受けることはない。
【0043】
上述したように本実施形態の車両用灯具30は、LED16と通過領域19との間に、白熱電球15の着色管又は着色カバーへ向うLED16の発光光α1を遮光する遮光壁32を備えている。これにより、発光光α1が白熱電球15の着色カラーの影響を受けないようにできる。
【0044】
また、車両用灯具30は、通過領域19内にフレネルレンズ31を備えている。これにより、LED16の発光光α1を適宜に方向制御することができる。
【0045】
次に、前述した第2実施形態の変形例について説明する。
図8に示すように、前述した車両用灯具30の変形例である車両用灯具40は、フレネルレンズの代わりに第2反射領域42を形成する第2リフレクタ41を備えている。更にこの第2リフレクタ41は、白熱電球15の着色管又は着色カバーへ向うLED16の発光光α1を遮光する遮光壁43を備えている。
【0046】
LED16の発光光α1は、第2リフレクタ41により反射して通過領域19から拡散ステップ22を介して前面カバー13から車両前方に向けて照射されると共に、遮光壁43を備えているので、白熱電球15の着色カラーの影響を受けることはない。
なお、通過領域19内にフレネルレンズ等の光学制御部材を設けるようにしても良い。また、遮光壁43は、第2リフレクタ41とは別部材の遮光部材を別途設けることも可能である。
【0047】
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
【0048】
例えば、第1発光機能と第2発光機能との組み合わせは、フォグランプ、クリアランスランプ、テールランプ、バックアップランプ、リアフォグランプ等を適宜適用することができる。そのため、車両用灯具は、フロントターンシグナルランプユニットに代えて、リアコンビネーションランプ等に適用することもできることは言うまでもない。
【符号の説明】
【0049】
10、30、40 車両用灯具
11 ランプボディ
12 第1リフレクタ
13 前面カバー
14 灯室
15 白熱電球(第1光源)
16 LED(第2光源)
17 第1反射領域
19 通過領域
20、41 第2リフレクタ
21、42 第2反射領域
25 LED基板(基板)
26 放熱部材
32、43 遮光壁(遮光部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
前方が開口したランプボディとその前方開口部に取り付けられた前面カバーとで形成された灯室内に、
第1光源と、
該第1光源からの光を前方に反射させる第1リフレクタと、
該第1リフレクタの後方に配置された第2光源と、
を備えた車両用灯具であって、
前記第1光源と前記第2光源は、異なる発光機能を有しており、
前記第1リフレクタは、前記第2光源からの光を前方に照射させるための通過領域を備えていることを特徴とする車両用灯具。
【請求項2】
前記第2光源は、前記第1リフレクタの近傍に配置された第2リフレクタによって前方に反射され、
前記第1リフレクタまたは前記第2リフレクタの少なくとも一方は、後方側に開放された放熱部材を有し、前記基板は該放熱部材に固定されていることを特徴とする請求項1記載の車両用灯具。
【請求項3】
前記第1光源は、着色管または着色カバーを透過して発光する光源であり、
前記第2光源と前記通過領域との間には、前記着色管または前記着色カバーへ向う前記第2光源からの光を遮光する遮光部が形成されたことを特徴とする請求項2記載の車両用灯具。
【請求項4】
前記第1リフレクタは、前記通過領域に光学制御部材を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載の車両用灯具。
【請求項5】
前記第1光源と前記第2光源は、いずれか一方のみが点灯されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の車両用灯具。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2010−170983(P2010−170983A)
【公開日】平成22年8月5日(2010.8.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−178045(P2009−178045)
【出願日】平成21年7月30日(2009.7.30)
【出願人】(000001133)株式会社小糸製作所 (1,575)
【Fターム(参考)】