説明

車両用照明装置

【課題】自転車等の車両に容易に取り付けられ高精度に走行状態を判定することで発光部が自動的に発光または消灯し消灯する前に使用者や周囲の者が事前に把握することが可能となる車両用照明装置を提供することを目的とする。
【解決手段】自転車等の車両に取り付けられ電源部の電力の供給によって発光し周囲を照射する発光部と、前記電源部の電力を発光部に供給する制御を周囲の状況に応じて行う制御部を備えた車両用照明装置において、車両の走行状態を検知する走行検知部または周囲の明暗を検知する明暗検知部または前記電源部の少なくともいずれか一つ以上からの出力に応じて使用者または使用者の周囲の者へ報知する構成とした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は車両用照明装置、特にその自転車等の車両に取り付けられ電源部の電力の供給によって発光し周囲を照射する発光部と、前記電源部の電力を発光部に供給する制御を周囲の状況に応じて行う制御部を備えた車両用照明装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の車両用照明装置には、走行検知部からの出力に基づいて発光部の照射方向を切り替えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には車両の速度をダイナモ(発電機)等で検知し、速い速度で走行していることを検知(強走行検知)した時には遠方側に向け照射し、遅い速度で走行していることを検知(弱走行検知)した時には手前側に向け照射していた。
【0003】
また、走行検知部として振動センサを使用し、この走行検知部や明暗検知部からの出力に基づいて発光部の発光制御を行うものもある(例えば、特許文献2または特許文献3参照)。具体的には、車両の走行を振動センサで検出し、周囲が暗いことを検知(暗検知)した時かつ走行検知時には発光し、周囲が明るいことを検知(明検知)した時または停止している状態であると検知(無走行検知)した時には消灯していた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2002−274461号公報
【特許文献2】特開平2−70585号公報
【特許文献3】特開2000−16363号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
前記特許文献1に記載の車両用照明装置では、車両の車輪の回転量をダイナモで検知するために走行検知を誤ることがほとんどなく非常に高精度であるが、ダイナモのサイズが大きく配置が困難である。例えばダイナモを車両本体に配置する場合はダイナモから車両用照明装置へ電力や信号を伝送する配線が必要となり、使用者が車両用照明装置を購入して自分の車両へ設置しようとする際に困難である。またダイナモを車両用照明装置と一体に配置すれば、ダイナモの回転部と車両の車輪との回転接続が必要となり、これもまた使用者が車両用照明装置を購入して自分の車両へ設置しようとする際に困難である。さらにダイナモは構造が複雑であることからもコストダウンが非常に困難である。
【0006】
また特許文献2または特許文献3に記載の車両用照明装置では、車両の振動を振動センサで検知し走行検知を行うため車両の車輪の回転を検知する必要がないので前記のような設置の際の困難はなく、また構造が単純でコストダウンしやすいという長所があるが、走行検知の精度が十分でない。例えば非常に平坦な路面を走行した時は無走行検知と誤判定し消灯してしまう可能性がある一方で、駐輪中の風による振動や駐輪設備の揺れにより走行中と誤判定し発光してしまう可能性もある。夜間走行中に消灯すれば非常に危険であるため振動センサの感度を上げて微小な振動でも走行中と判定し発光させなければならないが、そうすると逆に駐輪中の風による振動や駐輪設備の揺れにより走行中と誤判定し発光してしまうため電池の消耗が激しくなり電池寿命が短くなる。
【0007】
前記従来の問題点を解決するために本発明は、ダイナモを使用した際に問題となる車両への取付性低下を招くことのない構成とし、また検知性能が充分発揮できないような状況
においても安全性を確保できる車両用照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するために本発明の車両用照明装置は、自転車等の車両に取り付けられ電源部の電力の供給によって発光し周囲を照射する発光部と、前記電源部の電力を発光部に供給する制御を周囲の状況に応じて行う制御部を備えた車両用照明装置において、車両の走行状態を検知する走行検知部または周囲の明暗を検知する明暗検知部または前記電源部の少なくともいずれか一つ以上からの出力に応じて使用者または使用者の周囲の者へ報知する構成としたものである。
【発明の効果】
【0009】
従来は走行中に平坦な路面で振動が極端に弱くなるなどで走行検知部からの走行検知出力が無走行確定を続けた場合に発光部が急に消灯していたが、本発明によると車両の走行状態を検知する走行検知部または周囲の明暗を検知する明暗検知部または前記電源部の少なくともいずれか一つ以上からの出力に応じて使用者または使用者の周囲の者へ報知する構成としたことで使用者が消灯前にこれから消灯するということを把握することができ安全のための動作を行える。例えば消灯前に停車したり振動を与えて消灯を防ぐことにより安全を確保することができる。周囲の者も消灯前に使用者の車両へ注意を払うため消灯時に周囲の者が停車したり衝突を回避する準備ができるので安全性を向上できる。
【0010】
また夜間に商店街などで少し明るい場所を走行した際にも従来であれば発光部が急に消灯していたが、本発明によると使用者が消灯前にこれから消灯するということを把握でき安全のための動作を行える。
【0011】
さらに電源部の電池残量が減少した際に従来であれば夜間走行中に発光部が発光していても急に消灯していたが、本発明によると使用者が消灯前にこれから消灯するということを把握でき安全のための動作を行える。駐輪中に電池残量が減少し消灯するレベルになることを考えれば従来は駐輪場の明るい場所から道路上の暗い場所へ走行開始しても発光しないため使用者が気付くまで暗い中を消灯状態で走行することになる。使用者が気付いても急いでいればすぐに電池交換ができない。本発明によると消灯前に使用者がもうすぐ消灯することを把握できるため電池交換の準備ができ消灯時または消灯する前にすみやかに電池交換を行なうことで安全を確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の実施の形態1に示す車両用照明装置の構成を示すブロック図
【図2】(a)本発明の実施の形態1に示す車両用照明装置の車両への取り付け状態を示す正面、(b)本発明の実施の形態1に示す車両用照明装置の車両への取り付け状態を示す側面図
【図3】本発明の実施の形態1に示す車両用照明装置の動作を示すフロー図
【図4】本発明の実施の形態2に示す車両用照明装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態2に示す車両用照明装置の動作を示すフロー図
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明における第1の発明は、自転車等の車両に取り付けられ電源部の電力の供給によって発光し周囲を照射する発光部と、前記電源部の電力を発光部に供給する制御を周囲の状況に応じて行う制御部を備えた車両用照明装置において、車両の走行状態を検知する走行検知部または周囲の明暗を検知する明暗検知部または前記電源部の少なくともいずれか一つ以上からの出力に応じて使用者または使用者の周囲の者へ報知する構成としたことで、使用者が消灯前にこれから消灯するということを把握することができ安全のための動作を行える。例えば消灯前に停車したり振動を与えて消灯を防ぐことにより安全を確保する
ことができる。周囲の者も消灯前に使用者の車両へ注意を払うため消灯時に周囲の者が停車したり衝突を回避する準備ができるので安全性を向上できる。
【0014】
本発明における第2の発明は、車両の走行状態を検知する走行検知部または周囲の明暗を検知する明暗検知部または前記電源部の少なくともいずれか一つ以上からの出力に応じて発光部の発光状態を切り替えるように制御する構成としたことで、例えば夜間走行中に平坦な路面で車両の振動が極端に弱くなっても発光部が消灯する前に点滅や強発光または弱発光の切り替えができるので報知部という新たな構成部を設けることなく使用者や周囲の者へ報知することができ車両用照明装置を安価に構成し安全性を向上できる。
【0015】
本発明における第3の発明は、使用者が入力する入力部を設け、入力部の入力状態応じて発光部の発光状態を切り替えるように制御する構成としたことで、例えば昼間に濃霧が発生したような状況で明るいが前方の視界が悪く発光部を発光させて対向車や周囲の者に自社の存在を知らせたい時に使用者が入力部を操作することで発光部を常時発光させることができ安全性を向上することができる。
【0016】
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
【0017】
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における車両用照明装置の各部の構成をブロック図として示している。図1を用いて本実施の形態1における振動センサを使用した場合の動作を説明する。図1において、固定部1は各構成部を保持すると共に車両等へ車両用照明装置を固定する。電源部2は走行検知部3および明暗検知部6へ電力を供給するとともに制御部4を経由して発光部5へ電力を供給する。
【0018】
走行検知部3では振動センサで車両の振動を検知し振動の程度または振動の周波数に応じた信号により走行検知(所定速度以上で走行していることを検知する強走行検知、強走行検知が検知する速度より遅い速度で検知する弱走行検知、停止している状態であることを検知する無走行検知)の判定をしており、その判定結果を制御部4へ出力している。また走行検知部3は加速度センサや測位センサ等で構成されても良く、その場合にはそれぞれ加速度や位置変化又はこれらの周波数に応じた走行検知判定を行ない、その判定結果を制御部4へ出力する。明暗検知部6は電力が供給されると車両用照明装置の下方路面の明るさを検知し、その明るさの程度に応じて、所定値以上明るい場合は明検知、周囲の明るさが所定値未満の場合は暗検知を行ない、その信号を制御部4へ出力する。入力部8は使用者が外部から常時発光モードまたは自動発光モードを選択することができその選択結果に基づく発光モード出力を制御部4へ出力する。
【0019】
走行検知部3が振動センサの場合は振動センサ出力を8回読み込み8〜5回“振動あり”であれば強走行検知、4〜3回“振動あり”であれば弱走行検知、2〜0回“振動あり”であれば無走行検知と判定する。加速度センサの場合は出力が1.5ガル以上であれば強走行検知、0.5ガル以上1.5ガル未満であれば弱走行検知、0.5ガル未満であれば無走行検知と判定する。測位センサの場合は1秒毎に位置変化を測定し、その変位距離が0.5m以上であれば強走行検知、0.1m以上0.5m未満であれば弱走行検知、0.1m未満であれば無走行検知と判定する。周波数の場合はこれら振動センサや加速度センサの出力信号のピーク周波数が10Hz以上の場合は強走行検知、1Hz以上10Hz未満の場合は弱走行検知、1Hz未満の場合は無走行検知と判定する。
【0020】
制御部4は入力部8からの発光モード出力が自動発光モードであれば明暗検知出力の判定結果と走行検知出力の判定結果に応じて電源部2からの電力を発光部5や報知部7へ供給開始または供給停止する。発光モード出力が常時発光モードであれば明暗検知出力や走
行検知出力の判定結果によらず常に電源部2からの電力を発光部5へ供給するが報知部7へは供給しない。発光部5は制御部4により電源部2からの電力を供給されると発光し車両用の照明として機能する。報知部7は制御部4により電源部2からの電力を供給されると音を発生して使用者へ報知する。この報知部7は発光手段であってもよくその場合は電力を供給されると発光して使用者や周囲の者へ報知する。
【0021】
図2(a)、(b)はそれぞれ本発明の実施の形態1に示す車両用照明装置の車両への取り付け状態を示す正面図と側面図である。図2において車両用照明装置10はその固定部1に固定され固定部1が車両のフレーム9に固定されている。その固定位置は車輪12の内側であってスポーク11の近傍に配置している。そのため走行中に路面の振動が伝わりやすく、また走行開始時に倒れないように使用者がハンドル操作でバランスを取ることによってもハンドルの振動が車両用照明装置 10へ伝わりやすく強走行検知を確実に行える。
【0022】
図3は本発明の実施の形態1における車両用照明装置の動作を示すフロー図である。通常は昼間の周囲が明るい時間帯には消灯状態となっている。使用者が入力部で選択入力した動作モードが常時発光モードであれば明暗検知出力や走行検知出力に関係なく電源電圧低下の判定を行う。電源電圧が低下していなければ発光部を発光し電源電圧が低下していなければ報知部発報Aにて報知部LEDを発光した上で発光部を発光する。その後動作モードが常時発光モードであるので使用者が動作モードを変更するまで報知部での報知と発光部での発光を続ける。これにより使用者の意図で発光部を常時発光することが可能となる。
【0023】
消灯状態にて動作モードが常時発光でない場合すなわち自動発光モードである場合は明暗検知Aを行い暗検知するまで明暗検知Aを継続する。明暗検知Aにて暗検知すれば走行検知Aを行い強走行検知するまで明暗検知Aと走行検知Aを繰り返す。強走行検知すれば電源電圧低下の判定を行う。前記同様に電源電圧が低下していなければ発光部を発光し電源電圧が低下していなければ報知部発報Aにて報知部LEDを発光した上で発光部を発光する。その後動作モードが常時発光モードでないので明暗検知Bを行う。これにより電源部の電池電圧が低下した場合に使用者は報知部LEDの発光を受けて電池交換等の準備を行える。
【0024】
発光状態で明暗検知Bを行い暗検知しなければ報知部発報Bにて5秒間するまで報知部LEDを点滅する。明暗検知Bにて暗検知すれば走行検知Bを行い強走行検知または弱走行検知すれば報知部を停止すなわち報知部LEDを消灯し明暗検知Bへ戻る。無走行検知すれば報知部発報Bにて報知部LEDが点滅する。報知部LEDが点滅を開始して5秒間経過すると報知部を停止し発光部を消灯し動作モードの判定へ戻る。これにより発光部が消灯する前に報知部LEDが5秒間点滅するため急に暗くなることなく安全を確保する準備ができる。
【0025】
但し前記の数値については一例を示しているに過ぎず、実際の判定水準についてはこれらの数値と違っていても良い。また報知部LEDが発光する代わりに例えばブザーが鳴る等の他の報知手段であっても良い。
【0026】
(実施の形態2)
図4は本発明の実施の形態2における車両用照明装置の各部の構成をブロック図として示している。図4を用いて本実施の形態2における発光部5での報知を実施した動作を説明する。図4において、固定部1は各構成部を保持すると共に車両等へ車両用照明装置を固定する。電源部2は走行検知部3および明暗検知部6へ電力を供給するとともに制御部4を経由して発光部5へ電力を供給する。走行検知部3は振動センサで構成され、車両の
振動を検知し振動の程度または振動の周波数に応じた走行検知出力に基づいて強走行検知または弱走行検知または無走行検知の判定を行い制御部4へ出力する。明暗検知部6は電力が供給されると車両用照明装置の下方路面の明るさを検知し、その明るさの程度に応じて、所定値以上明るい場合は明検知、周囲の明るさが所定値未満の場合は暗検知を行ない、その信号を制御部4へ出力する。明暗検知出力を制御部4へ出力する。
【0027】
走行検知部3で振動センサの出力を8回読み込み8〜5回“振動あり”であれば強走行検知、4〜3回“振動あり”であれば弱走行検知、2〜0回“振動あり”であれば無走行検知と判定する。制御部4はまた明暗検知出力に応じて明検知または暗検知の判定を行う。制御部4は明暗検知出力の判定結果と走行検知出力の判定結果に応じて電源部2からの電力を発光部5へ供給する制御を行う。発光部5は制御部4により電源部2からの電力を継続的に供給されると発光し車両用の照明として機能するとともに電源部2からの電力を断続的に供給されると点滅し使用者や周囲の者への報知手段として機能する。
【0028】
図5は本発明の実施の形態2における車両用照明装置の動作を示すフロー図である。通常は昼間の周囲が明るい時間帯には消灯状態となっている。消灯状態にて明暗検知Aを行い暗検知するまで明暗検知Aを継続する。暗検知すれば走行検知Aを行い、走行検知しなければ明暗検知Aへ戻り走行検知すれば発光部が発光する。発光状態になると明暗検知Bを行い暗検知しなければ発光部が点滅する。明暗検知Bにて暗検知すれば走行検知Bを行い走行検知すれば発光部を発光したまま明暗検知Bへ戻る。走行検知Bにて走行検知しなければ発光部が点滅する。発光部の点滅が5秒未満であれば点滅状態のまま明暗検知Bへ戻り、5秒以上経過すると発光部が消灯する。発光部が消灯すると明暗検知Aへ戻る。このような動作にて発光部が点滅することでもうすぐ消灯する可能性があることを使用者や周囲の者へ知らせ、安全を確保する準備ができる。
【0029】
但し前記の数値については一例を示しているに過ぎず、実際の判定水準についてはこれらの数値と違っていても良い。
【産業上の利用可能性】
【0030】
本発明にかかる車両用照明装置は、発光部が消灯する前に使用者や周囲の者が事前に消灯することを把握でき安全確保等の準備をすることが可能となる車両用照明装置、特にその自転車等の車両に取り付けられ電源部の電力の供給によって発光し周囲を照射する発光部と、前記電源部の電力を発光部に供給する制御を周囲の状況に応じて行う制御部を備えた車両用照明装置等として有用である。
【符号の説明】
【0031】
1 固定部
2 電源部
3 走行検知部
4 制御部
5 発光部
6 明暗検知部
7 報知部
8 入力部
9 フレーム
10 車両用照明装置
11 スポーク
12 車輪

【特許請求の範囲】
【請求項1】
自転車等の車両に取り付けられ電源部の電力の供給によって発光し周囲を照射する発光部と、
前記電源部の電力を発光部に供給する制御を周囲の状況に応じて行う制御部を備えた車両用照明装置において、
車両の走行状態を検知する走行検知部または周囲の明暗を検知する明暗検知部または前記電源部の少なくともいずれか一つ以上からの出力に応じて使用者または使用者の周囲の者へ報知する構成としたことを特徴とする車両用照明装置。
【請求項2】
車両の走行状態を検知する走行検知部または周囲の明暗を検知する明暗検知部または前記電源部の少なくともいずれか一つ以上からの出力に応じて発光部の発光状態を切り替えるように制御する構成としたことを特徴とする請求項1記載の車両用照明装置。
【請求項3】
使用者が入力する入力部を設け、入力部の入力状態応じて発光部の発光状態を切り替えるように制御する構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用照明装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−201461(P2011−201461A)
【公開日】平成23年10月13日(2011.10.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−71954(P2010−71954)
【出願日】平成22年3月26日(2010.3.26)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】