説明

車両用発光体及びスライドドア開閉報知装置

【課題】車体に対して容易に増設することのできる車両用発光体及びこれを用いたスライドドア開閉報知装置を提供する。
【解決手段】車両用発光体1は、長尺状のベース部材2を有している。このベース部材2は、可撓性を有しており、その一面側にはその長手方向に沿って、凹部3が形成されている。この凹部3の底面上には、フレキシブル基板4が配置されており、その一端部には前記ベース部材2の先端部側から挿通されたケーブル5が接続されている。フレキシブル基板4上には、抵抗6、サージサプレッサダイオード7が配置されているとともに、複数個のLED8が一列に配置されている。前記凹部3内には、透明樹脂9が充填されている。ベース部材2の他面側には、粘着層10が形成され、剥離紙11が貼着されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用発光体及びこれを用いたスライドドア開閉報知装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えばヒンジドアの自由端部等に発光体が装着された自動車が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。このように、自動車においては前照灯のように運転時の照明を目的とする発光体以外に、専ら他の車両に対する警告や注意喚起を目的とする発光体が設けられている。
【特許文献1】特開2001−246932号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このように、自動車においては専ら他の車両に対する警告や注意喚起を目的とする発光体が設けられている。しかし、ユーザーにおいては、自己の車両使用条件等に応じて更に発光体を装着したい場合がある。
【0004】
しかし、車体(ドアを含む)に取付穴等を設けて、新たに発光体を配置するには、改造作業や改造コストを要してしまう。
【0005】
本発明は、かかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、車体に対して容易に増設することのできる車両用発光体及びこれを用いたスライドドア開閉報知装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明に係る車両用発光体にあっては、ベース部材の一面側に複数個の発光ダイオードを配設する一方、前記ベース部材の他面側に、車両表面に貼着可能な粘着層を形成してなることを特徴とする。
【0007】
したがって、車両用発光体を粘着層により、スライドドア等を有する車両の任意の部位に貼着することによって、当該車両において容易に発光体を増設することができる。
【0008】
また、請求項2記載の発明に係る車両用発光体にあっては、前記ベース部材は、可撓性を有することを特徴とする。
【0009】
すなわち、自動車の車体は、曲面で形成されているが、ベース部材が可撓性を有することにより、どのような曲面であってもこれに追従させて車両用発光体を装着することができる。
【0010】
また、請求項3記載の発明に係る車両用発光体にあっては、前記発光ダイオードを一列に配置したことを特徴とする。したがって、車両用発光体の全体形状が細長い形状となり、車体に追従して容易に変形可能となるのみならず、例えばスライドドアの後面と車体との間に存在する間隙を利用して、スライドドアの後面に配置することができる。
【0011】
また、請求項4記載の発明に係る車両用発光体にあっては、前記ベース部材の一面側に凹部を形成し、この凹部の底面に前記複数個の発光ダイオードを配設するとともに、前記凹部内に透明樹脂を充填したことを特徴とする。
【0012】
したがって、発光ダイオードからの光は、透明樹脂を介して支障なく外部に放射され、かつ透明樹脂により発光ダイオードへの汚れの付着が防止される。
【0013】
また、請求項5記載の発明に係る車両用発光体にあっては、前記透明樹脂を前記ベース部材の一面側における表面と面一状に充填したことを特徴とする。
【0014】
したがって、車両用発光体はベース部材の一面側において凹凸がなく面一状となり、汚れの付着が防止される。
【0015】
また、請求項6記載の発明に係る車両用発光体にあっては、前記粘着層の表面に剥離紙を貼着してなることを特徴とする。したがって、使用前の状態においては、剥離紙により粘着層が保護され、使用に際しては剥離紙を除去する簡単な作業により取り付けが可能となる。
【0016】
また、請求項7記載の発明に係るスライドドア開閉報知装置にあっては、請求項1から5にいずれか記載の車両用発光体を、スライドドアを有する車体の後部又は前記スライドドアの後面の少なくとも一方に配置するとともに、前記スライドドアの開閉を検知する検知手段と、この検知手段による前記スライドドアの開検知に応じて前記車両用発光体の発光ダイオードを点灯させ、前記スライドドアの閉検知に応じて前記車両用発光体の発光ダイオードを消灯させる制御手段とを設けたことを特徴とする。
【0017】
スライドドアは、回動して開閉するヒンジドアとは異なり、車体に沿って開閉する。したがって、スライドドアは後方車両からの視認による開閉判断がヒンジドアよりも困難となる。しかし、本発明においては、スライドドアが開き始めると車両用発光体が点灯する。これにより、スライドドアが開いて、車内から降車する子供等がいることを後方の車両等に警告することがことができる。そして、スライドドアが閉じると車両用発光体が点灯する。
【0018】
また、請求項8記載の発明に係る開閉報知装置にあっては、前記制御手段は、前記検知手段による前記スライドドアの所定間隔の開検知に応じて前記車両用発光体の発光ダイオードを点灯させ、前記スライドドアの所定間隔の閉検知に応じて前記車両用発光体の発光ダイオードを消灯させることを特徴とする。
【0019】
したがって、スライドドアが所定間隔開いて子供等が降車できる状態になると車両用発光体が点灯する。これにより、車内から降車する子供等がいることを後方の車両等に警告することがことができるとともに、子供等が降車不可能な間隔となるまでは無用な車両用発光体の発光が防止される。
【0020】
また、請求項9記載の発明に係るスライドドア開閉報知装置にあっては、車両用発光体を、スライドドアを有する車体の後部と前記スライドドアの後面とに配設したことを特徴とする。
【0021】
したがって、後続車両等に対して、車体の後部とスライドドアの後面とに配設された発光体により効果的な警告を行うことができる。
【0022】
また、請求項10記載の発明に係るスライドドア開閉報知装置にあっては、前記車体後部とは、リヤピラーであることを特徴とする。
【0023】
したがって、リヤピラーを有効利用して、後続車両等に対して、効果的な警告を行うことができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明に係る車両用発光体によれば、スライドドア等を有する車両の任意の部位に発光体を貼着することができ、車両に発光体を容易に増設することができる。
【0025】
また、スライドドアは、回動して開閉するヒンジドアとは異なり、車体に沿って開閉する。したがって、スライドドアにおいては後方車両からの視認による開閉判断がヒンジドアよりも困難となる。しかし、本発明に係るスライドドア開閉報知装置によれば、スライドドアが開き始めると車両用発光体が点灯する。これにより、スライドドアが開いて、車内から降車する子供等がいることを後方の車両等に警告することがことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
以下、本発明の一実施の形態を図に従って説明する。
(第1の実施の形態)
図1〜図4に示すように、車両用発光体1は、長尺状のベース部材2を有している。このベース部材2は、EPDM(エチレンプロビレンゴム)や一般的なゴム等で成形され、可撓性を有しており、その一面側にはその長手方向に沿って、凹部3が形成されている。
【0027】
この凹部3の底面上には、フレキシブル基板4が配置されており、その一端部には前記ベース部材2の先端部側から挿通されたケーブル5が接続されている。フレキシブル基板4上には、抵抗6、サージサプレッサダイオード7が配置されているとともに、複数個(本実施の形態においては8個)のLED8が一列に配置されている。
【0028】
また、前記凹部3内には、シリコン等の透明樹脂9が充填されている。この透明樹脂9は、前記ベース部材2の一面側における表面と面一状に充填されており、これにより凹部3は面一状に閉鎖されている。
【0029】
前記ベース部材2の他面側には、粘着層10が形成されている。この粘着層10は、両面粘着テープを貼着したものであって、表面には剥離紙11が貼着されている。
なお、車両用発光体1は、例えば長さ:125mm、幅:13mm、厚さ:6mm程度である。
【0030】
一方、図5に示すように、前記車両用発光体1を配置しようとする車両20は、車体21の後部に乗降用開口部22を有するとともに、リヤピラー23等を有している。また、この車両20は、前記乗降用開口部22を開閉するスライドドア24を有しており、スライドドア24は後面25を有している。
【0031】
以上の構成に係る本実施の形態において、車両用発光体1は使用前の状態では、剥離紙11により粘着層10が保護されていることから、粘着層10に埃やゴミが付着してその粘性が低下することはない。
【0032】
そして、車両20に発光体を増設しようとするユーザーは、この剥離紙11が貼着されている状態の車両用発光体1から剥離紙11を除去して、図5に示すように、例えばリヤピラー23の表面に車両用発光体1を貼着して固定するとともに、スライドドア24の後面25に車両用発光体1を貼着して固定する。しかる後に、前記ケーブル5を接続して、スライドドア24の開閉に同期して、車両用発光体1が点灯及び消灯するように配線を行う。なお、車両用発光体1が点灯及び消灯制御については後述する。
【0033】
したがって、車両用発光体1を粘着層10により、スライドドア24を有する車両の任意の部位に貼着することにより、容易に車両用発光体1を増設することができる。しかも、ベース部材2は可撓性を有することから、どのような曲面であってもこれに追従させて車両用発光体1を装着することができる。また、車両用発光体1は全体形状が細長い形状であることから、スライドドア24の後面25と車体21との間に存在する間隙を利用して、スライドドア24の後面25に配置することができる。
【0034】
このようにしてリヤピラー23やスライドドア24の後面25に装着された車両用発光体1におけるLED8からの光は、透明樹脂9を介して支障なく外部に放射され、かつ透明樹脂9によりLED8への汚れの付着が防止される。また、車両用発光体1はベース部材2の一面側において凹凸がなく面一状となり、汚れの付着が防止される。
【0035】
なお、車両用発光体1の配置形態は、図5に示した形態に限らず、図6に示すように、スライドドア24の後面25の上部から下部まで、複数個(本例では3個)を配置する等、如何なる配置形態であってもよい。
【0036】
(第2の実施の形態)
図7は、本実施の形態を示すブロック図である。図示のように、コントローラ31は、CPU32、ROM33及びRAM34を有している。ROM33は、後述するフローチャートに示すように、CPU32が制御を実行するためのプログラムが格納されており、RAM34はCPU32のワークエリア等として使用される。
【0037】
前記CPU32は、開閉センサ35、電源36及び前記複数の車両用発光体1が接続されている。開閉センサ35は、前記スライドドア24の全開及び全閉を検知して信号を発生するセンサ(開閉スイッチ等)である。電源36は、車両用発光体1のLED8を発光させるための電源であって、車両20に搭載されている車載バッテリー、この車載バッテリーとは別途設けられた太陽電池、車両用発光体1専用のバッテリーいずれであってもよい。
【0038】
以上の構成に係る本実施の形態において、CPU32は、前記プログラムに従って、図8のフローチャートに示すように処理を実行する。すなわち、開閉センサ35からの信号に基づき、スライドドア24が開動作が検出されたか否かを判別し(ステップS101)、開動作が検出されるまで待機する。
【0039】
そして、乗員が降車すべく、手動でスライドドア24を開方向に移動し始めると、ステップS101の判断がYESとなる。したがって、ステップS101からステップS102に進み、電源36からの電力を車両用発光体1に供給することにより、車両用発光体1のLED8を点灯させる(ステップS102)。よって、スライドドア24が開き始めた際には、車両用発光体1のLED8が点灯することにより、車内から降車する子供等がいることを後方の車両等に警告することがことができる。
【0040】
次に、開閉センサ35からの信号に基づき、スライドドア24の全閉が検出されたか否かを判別し(ステップS103)、全閉が検出されるまで点灯状態を維持する。
【0041】
そして、乗員が降車を完了し、あるいは乗車を完了して、手動でスライドドア24を操作することによりスライドドア24が全閉状態になると、ステップS103の判断がYESとなる。したがって、ステップS103からステップS104に進み、電源36からの電力を遮断することにより、車両用発光体1のLED8を消灯させる(ステップS104)。
【0042】
(第3の実施の形態)
図9は、本実施の形態を示すブロック図である。図示のように、コントローラ31は、CPU32、ROM33及びRAM34を有している。ROM33は、後述するフローチャートに示すように、CPU32が制御を実行するためのプログラムが格納されており、RAM34はCPU32のワークエリア等として使用される。
【0043】
前記CPU32は、開閉センサ35、電源36、スライドドア駆動装置37、及び前記複数の車両用発光体1が接続されている。開閉センサ35は、前記スライドドア24の全開及び全閉を検知して信号を発生するセンサ(開閉スイッチ等)である。電源36は、車両用発光体1のLED8を発光させるための電源であって、車両20に搭載されている車載バッテリー、この車載バッテリーとは別途設けられた太陽電池、車両用発光体1専用のバッテリーいずれであってもよい。
【0044】
スライドドア駆動装置37は、前記スライドドア24を駆動するモーター、ギヤ機構等で構成されており、複数の車両用発光体1は、前記図5や図6に示したように、スライドドア24の後面25に配置されたものである。
なお、CPU32はタイマーを内蔵している。
【0045】
以上の構成に係る本実施の形態において、CPU32は、前記プログラムに従って、図10のフローチャートに示すように処理を実行する。すなわち、開閉センサ35からの信号に基づき、スライドドア24が開動作が検出されたか否かを判別し(ステップS201)、開動作が検出されるまで待機する。
【0046】
そして、乗員が降車すべく、スイッチ操作を行うことにより、スライドドア駆動装置37が動作してスライドドア24が開方向に移動し始めると、ステップS201の判断がYESとなる。したがって、ステップS201からステップS202に進み、前記CPU32内のタイマーにより計測されたスライドドア駆動装置37の動作時間に基づき、スライドドア24の開移動量を演算する(ステップS202)。次に、この演算した開移動量に基づき、スライドドア24が所定量開となったか否か、つまり、子供が降車出来る程度に開(例えば200mm)となったか否かを判断する(ステップS203)。
【0047】
そして、子供が降車出来る程度に開となって、ステップS203の判断がYESとなった時点で、電源36からの電力を車両用発光体1に供給することにより、車両用発光体1のLED8を点灯させる(ステップS204)。よって、スライドドア24が子供が降車出来る程度に開となった際には、車両用発光体1のLED8が点灯することにより、車内から降車する子供等がいることを後方の車両等に警告することがことができる。
【0048】
次に、スライドドア駆動装置37の動作に基づき、スライドドア24が閉方向に移動し始めたか否かを判別し(ステップS205)、スライドドア24び閉方向への移動が検知されるまで点灯状態を維持する。
【0049】
そして、乗員が降車を完了し、あるいは乗車を完了して、スイッチ操作を行うことにより、スライドドア駆動装置37が動作してスライドドア24が全開位置から閉方向に移動し始めると、ステップS205の判断がYESとなる。したがって、ステップS205からステップS206に進み、前記CPU32内のタイマーにより計測されたスライドドア駆動装置37の動作時間に基づき、スライドドア24の閉移動量を演算する(ステップS206)。次に、この演算した閉移動量に基づき、スライドドア24が所定量閉となったか否か、つまり、子供が降車できない程度閉(例えば、残りの開距離が150mm)となったか否かを判断する(ステップS207)。
【0050】
そして、子供が降車出できない程度に閉となって、ステップS207の判断がYESとなった時点で、電源36からの電力を車両用発光体1に供給することにより、車両用発光体1のLED8を消灯させる(ステップS208)。
【0051】
なお、第2の実施の形態においては、スライドドア24の全開及び全閉を検知して信号を発生する開閉センサ35をのみ設けるようにした。しかし、スライドドア24が開方向に所定量(例えば、200mm)移動した時点で信号を発生する開方向検知センサと、スライドドア24が閉方向に移動して、所定量閉(例えば、残りの開距離が150mm)となった時点で信号を発生する閉方向検知センサとを更に設けるようにしてもよい。
【0052】
このようにすれば、手動式のスライドドア24であっても、第3の実施の形態と同様に、子供が降車出来る程度に開となって、ステップS203の判断がYESとなった時点で、電源36からの電力を車両用発光体1に供給することにより、車両用発光体1のLED8を点灯させ(ステップS204)、子供が降車出できない程度に閉となって、ステップS207の判断がYESとなった時点で、電源36からの電力を車両用発光体1に供給することにより、車両用発光体1のLED8を消灯させる(ステップS208)、制御が可能となる。
【0053】
また、第3の実施の形態においては、開閉センサ35を設けてスライドドア24の開閉を検知するようにしたが、これを設けることなくスライドドア駆動装置37の動作のみに基づき、スライドドア24の開閉を検知するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0054】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る車両用発光体の平面図である。
【図2】図1のC−C′線矢示断面図である。
【図3】図2のB−B′線矢示断面図である。
【図4】図1のA−A′線矢示断面図である。
【図5】装着状態を示す斜視図である。
【図6】他の装着状態を示す斜視図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図8】同実施の形態の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施の形態を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0055】
1 車両用発光体
2 ベース部材
3 凹部
4 フレキシブル基板
5 ケーブル
8 LED
9 透明樹脂
10 粘着層
11 剥離紙
20 車両
21 車体
22 乗降用開口部
23 リヤピラー
24 スライドドア
25 後面
31 コントローラ
32 CPU
33 ROM
34 RAM
35 開閉センサ
36 電源
37 スライドドア駆動装置

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ベース部材の一面側に複数個の発光ダイオードを配設する一方、前記ベース部材の他面側に、車両表面に貼着可能な粘着層を形成してなることを特徴とする車両用発光体。
【請求項2】
前記ベース部材は、可撓性を有することを特徴とする請求項1記載の車両用発光体。
【請求項3】
前記発光ダイオードを一列に配置したことを特徴とする請求項1又は2記載の車両用発光体。
【請求項4】
前記ベース部材の一面側に凹部を形成し、この凹部の底面に前記複数個の発光ダイオードを配設するとともに、前記凹部内に透明樹脂を充填したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の車両用発光体。
【請求項5】
前記透明樹脂を前記ベース部材の一面側における表面と面一状に充填したことを特徴とする請求項4記載の車両用発光体。
【請求項6】
前記粘着層の表面に剥離紙を貼着してなることを特徴とする請求項1から5にいずれか記載の車両用発光体。
【請求項7】
請求項1から5にいずれか記載の車両用発光体を、スライドドアを有する車体の後部又は前記スライドドアの後面の少なくとも一方に配置するとともに、
前記スライドドアの開閉を検知する検知手段と、
この検知手段による前記スライドドアの開検知に応じて前記車両用発光体の発光ダイオードを点灯させ、前記スライドドアの閉検知に応じて前記車両用発光体の発光ダイオードを消灯させる制御手段と
を設けたことを特徴とするスライドドア開閉報知装置。
【請求項8】
前記制御手段は、前記検知手段による前記スライドドアの所定間隔の開検知に応じて前記車両用発光体の発光ダイオードを点灯させ、前記スライドドアの所定間隔の閉検知に応じて前記車両用発光体の発光ダイオードを消灯させることを特徴とする請求項7記載の開閉報知装置。
【請求項9】
車両用発光体を、スライドドアを有する車体の後部と前記スライドドアの後面とに配設したことを特徴とする請求項7又は8記載のスライドドア開閉報知装置。
【請求項10】
前記車体後部とは、リヤピラーであることを特徴とする請求項7、8又は9記載のスライドドア開閉報知装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2009−29156(P2009−29156A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−191902(P2007−191902)
【出願日】平成19年7月24日(2007.7.24)
【出願人】(593116364)株式会社サン自動車工業 (15)
【Fターム(参考)】