説明

車両用補助電源装置

【課題】蓄電器の充放電時の電圧及び電流を制御することで、回生電力を効率良く利用でき、車両の燃費を向上させることが可能な車両用補助電源装置の提供。
【解決手段】エンジン1に連動する発電機2及びバッテリ15に並列に接続され、負荷3に供給する為の電力を蓄電する蓄電器8を備える車両用補助電源装置16。発電機2及びバッテリ15の出力電圧の値を検出する第1電圧検出手段4と、その出力電圧を変換して蓄電器8に充電する第1変換器10と、発電機2及びバッテリ15と第1変換器10間を接離するスイッチSW1と、蓄電器8の出力電圧を変換し、変換した電圧をエンジン1の駆動に関連する負荷3へ出力する第2変換器11と、第2変換器11の出力電圧を検出する第2電圧検出手段6とを備え、第1電圧検出手段4が検出した電圧値が所定値より高いときに、スイッチSW1をオンにし第1変換器10を作動させる構成である。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エンジンに連動する発電機及びバッテリに並列に接続され、負荷に供給する為の電力を蓄電する蓄電器を備える車両用補助電源装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
電気機関車及び電車では、制動時に主電動機で発電し、発電した電力を架線に戻す回生ブレーキが以前から実用化され、発電した電力は回生電力と呼称されている。電気自動車及びハイブリッドカーでも、制動時に車輪の回転によりモータで回生電力を発電させ、車両に搭載した蓄電池を充電する回生ブレーキが実用化されている。
また、近年は、電気自動車及びハイブリッドカー以外の一般的なエンジン駆動自動車においても、オルタネータ(交流発電機、車載発電機)を特に減速時に高負荷で稼働させて回生電力を得ることで、加速時及び巡航時の稼働負荷を軽減し、燃費を向上させるものが有る。
【0003】
特許文献1には、発電機と、発電機に接続された負荷及び第1蓄電手段と、発電機にDC/DCコンバータを介して接続された第2蓄電手段と、DC/DCコンバータに接続された制御手段とを備える車両用電源装置が開示されている。制御手段は、外部から発せられた回生信号を受信すると、その時のDC/DCコンバータにおける発電機が接続された入出力端子の電圧Vbよりも第1既定値だけ低い第1目標電圧Vb1に入出力端子の電圧VbがなるようにDC/DCコンバータを制御して、第2蓄電手段5を充電する。
【0004】
制御手段は、回生信号の受信が終了すると、その時の入出力端子の電圧Vbよりも第2既定値だけ高い第2目標電圧Vb2に入出力端子の電圧VbがなるようにDC/DCコンバータを制御して、第2蓄電手段を放電させる。これにより、制動時の状態によらず回生電力の回収効率を向上させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2009−142062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述した車両用電源装置では、第2蓄電手段から放電させるときの出力電圧を、第2蓄電手段又は発電機の出力電圧より所定電圧高く供給することにより、第2蓄電手段に充電しておいた電力が、ユーザが想定していない負荷にも供給されてしまい、車両走行中に発電機を作動させ易くしてしまうという問題がある。発電機が作動すると、余計な燃料を消費する。
また、停車時に自動的にエンジンを停止するアイドルストップ車であれば、アイドルストップしているときにも、DC/DCコンバータは放電してしまい、仮に主バッテリ(第1蓄電手段)が十分な蓄電量を有しているときに、無駄に高い電圧で回生電力を使用してしまうという問題がある。
【0007】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、蓄電器の充放電時の電圧及び電流を制御することにより、回生電力を効率良く利用でき、車両の燃費を向上させることが可能な車両用補助電源装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第1発明に係る車両用補助電源装置は、エンジンに連動する発電機及びバッテリに並列に接続され、負荷に供給する為の電力を蓄電する蓄電器を備える車両用補助電源装置において、前記発電機及びバッテリの出力電圧の値を検出する第1電圧検出手段と、前記出力電圧を変換して前記蓄電器に充電する第1変換器と、前記発電機及びバッテリと第1変換器間を接離するスイッチと、前記蓄電器の出力電圧を変換し、変換した電圧を前記エンジンの駆動に関連する負荷へ出力する第2変換器と、該第2変換器の出力電圧を検出する第2電圧検出手段とを備え、前記第1電圧検出手段が検出した電圧値が所定値より高いときに、前記スイッチをオンにし、前記第1変換器を作動させるように構成してあることを特徴とする。
【0009】
この車両用補助電源装置では、蓄電器が、エンジンに連動する発電機及びバッテリに並列に接続され、負荷に供給する為の電力を蓄電する。第1電圧検出手段が、発電機及びバッテリの出力電圧の値を検出し、第1変換器が、出力電圧を変換して蓄電器に充電する。スイッチが、発電機及びバッテリと第1変換器間を接離し、第2変換器が、蓄電器の出力電圧を変換し、変換した電圧をエンジンの駆動に関連する負荷へ出力し、第2電圧検出手段が、第2変換器の出力電圧を検出する。第1電圧検出手段が検出した電圧値が所定値より高いときに、スイッチをオンにし、第1変換器を作動させる。
【0010】
第2発明に係る車両用補助電源装置は、前記エンジンの駆動に関連する負荷及び第2変換器間を接離する第2スイッチを更に備えることを特徴とする。
【0011】
この車両用補助電源装置では、第2スイッチが、エンジンの駆動に関連する負荷及び第2変換器間を接離する。
【0012】
第3発明に係る車両用補助電源装置は、前記第2変換器に通流する電流の最大値は、前記第1変換器に通流する電流の最大値より小さくなるように構成してあることを特徴とする。
【0013】
この車両用補助電源装置では、第2変換器に通流する電流の最大値は、第1変換器に通流する電流の最大値より小さくなるように構成してある。
【0014】
第4発明に係る車両用補助電源装置は、前記第1変換器に通流する電流値を検出する電流検出手段を更に備え、前記第1変換器は、該電流検出手段が検出した電流値が第2所定値より小さくなるように作動するように構成してあることを特徴とする。
【0015】
この車両用補助電源装置では、電流検出手段が、第1変換器に通流する電流値を検出し、第1変換器は、電流検出手段が検出した電流値が第2所定値より小さくなるように作動する。
【0016】
第5発明に係る車両用補助電源装置は、前記エンジンが駆動しているか否かを判定する手段を更に備え、該手段が駆動していないと判定したときは、前記第2スイッチをオフにし、前記第2変換器を停止させるように構成してあることを特徴とする。
【0017】
この車両用補助電源装置では、判定する手段が、エンジンが駆動しているか否かを判定し、判定する手段が駆動していないと判定したときは、第2スイッチをオフにし、第2変換器を停止させる。
【0018】
第6発明に係る車両用補助電源装置は、前記蓄電器の出力電圧値を検出する第3電圧検出手段を更に備え、前記第2変換器は、前記第2電圧検出手段及び第3電圧検出手段がそれぞれ検出した電圧値に基づき、前記エンジンの駆動に関連する負荷に応じた電圧値に変換するように構成してあることを特徴とする。
【0019】
この車両用補助電源装置では、第3電圧検出手段が、蓄電器の出力電圧値を検出し、第2変換器は、第2電圧検出手段及び第3電圧検出手段がそれぞれ検出した電圧値に基づき、エンジンの駆動に関連する負荷に応じた電圧値に変換する。
【0020】
第7発明に係る車両用補助電源装置は、前記第2電圧検出手段が検出した電圧値に基づき、前記スイッチをオンにするように構成してあることを特徴とする。
【0021】
この車両用補助電源装置では、第2電圧検出手段が検出した電圧値に基づき、発電機及びバッテリと第1変換器間を接離するスイッチをオンにする。
【発明の効果】
【0022】
本発明に係る車両用補助電源装置によれば、蓄電器の充放電時の電圧及び電流を制御することにより、回生電力を効率良く利用でき、車両の燃費を向上させることが可能な車両用補助電源装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係る車両用補助電源装置の実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係る車両用補助電源装置の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図3】アイドルストップ車に搭載された車両用補助電源装置の動作の例を示すタイミングチャートである。
【図4】アイドルストップ車でない車両に搭載された車両用補助電源装置の動作の例を示すタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下に、本発明をその実施の形態を示す図面に基づき説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明に係る車両用補助電源装置の実施の形態1の構成を示すブロック図である。
この車両用補助電源装置16は、エンジン1に連動して発電し整流して出力するオルタネータ(発電機、交流発電機)2、バッテリ15、及び車両に搭載された負荷12,13,14に並列に接続されている。電圧検出器(第1電圧検出手段)4が、オルタネータ2及びバッテリ15の出力電圧値を検出する。
【0025】
車両用補助電源装置16は、オルタネータ2及びバッテリ15から与えられた電力を、スイッチSW1、電流検出器(電流検出手段)5及び電流制限回路(第1変換器)10を通じて、蓄電器8に充電する。電流制限回路10は、蓄電器8への充電電流値を制御する為のDC/DCコンバータである。
蓄電器8は、例えば、複数の電気二重層キャパシタを直列に接続して構成されている。電圧検出器(第3電圧検出手段)7が、蓄電器8の出力電圧値を検出する。
【0026】
蓄電器8が放電した電力は、DC/DCコンバータ(第2変換器)11及びスイッチ(第2スイッチ)SW2を通じて、エンジン1の駆動に関連する負荷(例えば、オイルポンプモータ又は冷却水ポンプモータ)3に与えられる。電圧検出器(第2電圧検出手段)6が、DC/DCコンバータ11の出力電圧値を検出する。
DC/DCコンバータ11は、電圧検出器7が検出した蓄電器8の出力電圧値に基づき、電圧検出器6が検出した電圧値が、負荷3の駆動電圧値になるようにDC/DC変換する。
【0027】
ここで、電流制限回路10が通流させる充電電流値とDC/DCコンバータ11が通流させる放電電流値とは、それぞれの最大値が異なるように設定されており、特に、放電電流の最大値は、充電電流の最大値(第2所定値)より小さく設定されている。これにより、特定の負荷3への給電経路として通流電流に応じた電線(充電側と比較して細径な電線)及びDC/DCコンバータ11が使用でき、また、回生電力を有効に活用することが可能になる。
電流制限回路10は、電流検出器5が検出した充電電流値が設定された最大値より小さくなるように作動する。
【0028】
車両用補助電源装置16の制御部9は、エンジン1の回転数信号、車速信号、イグニッションスイッチのオン/オフ状態を示す信号、電圧検出器4,6,7が検出した電圧値信号、及び電流検出器5が検出した電流値信号を与えられる。制御部9は、与えられた各信号に基づき、スイッチSW1、SW2をオン/オフ制御し、電流制限回路10及びDC/DCコンバータ11を駆動制御する。
尚、例えば、オルタネータ2の出力電圧値は12.5V〜14.5V、バッテリ15の最大出力電圧値は13Vである。また、スイッチSW1は、電圧検出器4が検出した電圧値が13.5Vを超えているときオンになり、DC/DCコンバータ11の出力電圧値は10V〜12.5Vである。
【0029】
以下に、このような構成の車両用補助電源装置16の動作の例を、それを示す図2のフローチャートを参照しながら説明する。
制御部9は、先ず、与えられたイグニッションスイッチのオン/オフ状態を示す信号に基づき、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定し(S1)、イグニッションスイッチがオンでなければ、イグニッションスイッチがオンになる迄待機する(S1)。
制御部9は、イグニッションスイッチがオンであれば(S1)、エンジン1の回転数信号に基づき、エンジン1が駆動しているか否かを判定する(S3)。
【0030】
制御部9は、エンジン1が駆動していれば(S3)、スイッチSW2がオンであり、DC/DCコンバータ11が作動して、蓄電器8が放電中であるか否かを判定する(S5)。
制御部9は、蓄電器8が放電中であれば(S5)、電圧検出器4が検出したオルタネータ2及びバッテリ15の出力電圧値V1を読込む(S9)。
制御部9は、蓄電器8が放電中でなければ(S5)、スイッチSW2をオンにし、DC/DCコンバータ11を作動させて、蓄電器8からの放電を開始させた(S7)後、電圧検出器4が検出した電圧値V1を読込む(S9)。
【0031】
制御部9は、次に、読込んだ電圧値V1(S9)が、例えば13.5V(所定値)より高いか否かを判定し(S11)、電圧値V1が13.5Vより高ければ、スイッチSW1がオンであり、電流制限回路10が作動して、蓄電器8が充電中であるか否かを判定する(S13)。
制御部9は、蓄電器8が充電中であれば(S13)、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定する(S1)。
【0032】
制御部9は、蓄電器8が充電中でなければ(S13)、スイッチSW1をオンにし、電流制限回路10を作動させて、蓄電器8への充電を開始させた(S15)後、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定する(S1)。
制御部9は、電圧値V1が13.5Vより高くなければ(S11)、蓄電器8が充電中であるか否かを判定する(S21)。
制御部9は、蓄電器8が充電中でなければ(S21)、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定する(S1)。
【0033】
制御部9は、蓄電器8が充電中であれば(S21)、電流制限回路10を停止させ、スイッチSW1をオフにして、蓄電器8への充電を停止させた(S22)後、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定する(S1)。
制御部9は、エンジン1が駆動していなければ(S3)、蓄電器8が放電中であるか否かを判定する(S17)。
制御部9は、蓄電器8が放電中でなければ(S17)、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定する(S1)。
制御部9は、蓄電器8が放電中であれば(S17)、スイッチSW2をオフにし、DC/DCコンバータ11を停止させて、蓄電器8からの放電を停止させた(S19)後、イグニッションスイッチがオンであるか否かを判定する(S1)。
【0034】
図3は、アイドルストップ車に搭載された車両用補助電源装置16の動作の例を示すタイミングチャートである。
この車両では、特に減速時(図3A)にオルタネータ2を高負荷で稼働させて、加速時及び巡航時より高電圧とし、回生電力(図3C)を発生させており、加速時及び巡航時におけるオルタネータ2の稼働負荷を軽減し、燃費を向上させている。車両用補助電源装置16は、この高電圧の回生電力が発生している間、スイッチSW1をオンにし(図3E)、電流制限回路10を作動させて、蓄電器8に充電している(図3D)。
【0035】
エンジン1が、停車時に自動的に停止し、アクセル操作等により自動的に始動するアイドルストップ車の場合、アイドルストップの場合も含めて、エンジン1が駆動していないとき、スイッチSW2をオフにし(図3F)、DC/DCコンバータ11を停止させて、蓄電器8からの放電を停止させる(図3B,D)。これにより、アイドルストップしているときには、蓄電器8からの放電が停止するので、回生電力を有効に使用することができる。
【0036】
図4は、アイドルストップ車でない車両に搭載された車両用補助電源装置16の動作の例を示すタイミングチャートである。
この車両では、図1に示すスイッチSW2が不要である。エンジン1の駆動時には、DC/DCコンバータ11を作動させて、蓄電器8から放電させている(図4B,D)。また、特に減速時(図4A)にオルタネータ2を高負荷で稼働させて、加速時及び巡航時より高電圧とし、回生電力(図4C)を発生させており、車両用補助電源装置16は、スイッチSW1をオンにし(図4E)、電流制限回路10を作動させて、蓄電器8に充電する(図4D)。蓄電器8からの放電により、加速時及び巡航時にエンジンの駆動に関連する負荷に給電される。蓄電器8からの放電ができなくなった場合は、再びSW1をオンさせ、エンジンの駆動に関連する負荷を作動させる。以上の動作により、オルタネータ2の稼働負荷を軽減し、燃費を向上させている。
【0037】
また、蓄電器8からの放電ができなくなった場合、例えば電圧検出器(第2電圧検出手段6)の電圧が9Vを下回った場合には、スイッチSW1をオンにすることでオルタネータ2及びバッテリ15から負荷3(エンジンの駆動に関連する負荷)に給電を行うことも可能となっており、負荷3の形態に応じて蓄電器の電力を柔軟にかつ効率よく使用することが可能となる。
【符号の説明】
【0038】
1 エンジン
2 オルタネータ(発電機)
3 負荷(エンジンの駆動に関連する負荷)
4 電圧検出器(第1電圧検出手段)
5 電流検出器(電流検出手段)
6 電圧検出器(第2電圧検出手段)
7 電圧検出器(第3電圧検出手段)
8 蓄電器
9 制御部
10 電流制限回路(第1変換器)
11 DC/DCコンバータ(第2変換器)
12,13,14 負荷
15 バッテリ
16 車両用補助電源装置
SW1 スイッチ
SW2 スイッチ(第2スイッチ)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
エンジンに連動する発電機及びバッテリに並列に接続され、負荷に供給する為の電力を蓄電する蓄電器を備える車両用補助電源装置において、
前記発電機及びバッテリの出力電圧の値を検出する第1電圧検出手段と、前記出力電圧を変換して前記蓄電器に充電する第1変換器と、前記発電機及びバッテリと第1変換器間を接離するスイッチと、前記蓄電器の出力電圧を変換し、変換した電圧を前記エンジンの駆動に関連する負荷へ出力する第2変換器と、該第2変換器の出力電圧を検出する第2電圧検出手段とを備え、前記第1電圧検出手段が検出した電圧値が所定値より高いときに、前記スイッチをオンにし、前記第1変換器を作動させるように構成してあることを特徴とする車両用補助電源装置。
【請求項2】
前記エンジンの駆動に関連する負荷及び第2変換器間を接離する第2スイッチを更に備える請求項1記載の車両用補助電源装置。
【請求項3】
前記第2変換器に通流する電流の最大値は、前記第1変換器に通流する電流の最大値より小さくなるように構成してある請求項1又は2記載の車両用補助電源装置。
【請求項4】
前記第1変換器に通流する電流値を検出する電流検出手段を更に備え、前記第1変換器は、該電流検出手段が検出した電流値が第2所定値より小さくなるように作動するように構成してある請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両用補助電源装置。
【請求項5】
前記エンジンが駆動しているか否かを判定する手段を更に備え、該手段が駆動していないと判定したときは、前記第2スイッチをオフにし、前記第2変換器を停止させるように構成してある請求項2乃至4の何れか1項に記載の車両用補助電源装置。
【請求項6】
前記蓄電器の出力電圧値を検出する第3電圧検出手段を更に備え、前記第2変換器は、前記第2電圧検出手段及び第3電圧検出手段がそれぞれ検出した電圧値に基づき、前記エンジンの駆動に関連する負荷に応じた電圧値に変換するように構成してある請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両用補助電源装置。
【請求項7】
前記第2電圧検出手段が検出した電圧値に基づき、前記スイッチをオンにするように構成してある請求項1乃至6の何れか1項に記載の車両用補助電源装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2013−62977(P2013−62977A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−200589(P2011−200589)
【出願日】平成23年9月14日(2011.9.14)
【出願人】(395011665)株式会社オートネットワーク技術研究所 (2,668)
【出願人】(000183406)住友電装株式会社 (6,135)
【出願人】(000002130)住友電気工業株式会社 (12,747)
【Fターム(参考)】