説明

車体制振構造

【課題】軽量かつ簡素な構造で車体振動を抑制することができる車体制振構造を得る。
【解決手段】車体制振構造が適用された車両ルーフ構造10は、共振周波数がルーフパネル24の1次振動の共振周波数に一致する設定とされたダイナミックダンパ22を備える。ダイナミックダンパ22は、ルーフリインフォースメント14の底壁28における一対のスリットによって他の部分に対し独立して変位可能に分離された一部を含んで構成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車体振動を抑制するための車体制振構造に関する。
【背景技術】
【0002】
車体ルーフ部の骨格を成すルーフリインフォースメントとルーフパネルとの間に弾性ウレタンフォームとマス部材とを配設し、ルーフパネルを制振するダイナミックダンパを構成した技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開平1−172075号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかしながら、上記の如き従来の技術では、ダイナミックダンパを設けることで部品点数及び車体質量が増す問題があった。
【0004】
本発明は、上記事実を考慮して、軽量かつ簡素な構造で車体振動を抑制することができる車体制振構造を得ることが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記目的を達成するために請求項1記載の発明に係る車体制振構造は、車体骨格部材における他の部分に対し独立して変位可能な一部を含んで構成され共振周波数が制振対象の周波数に一致する動吸振器部を備えた。
【0006】
請求項1記載の車体制振構造では、車体に制振対象振動の周波数で起振力や変位が入力されると、動吸振器部が該周波数で振動して車体の振動が抑制される。ここで、車体骨格を構成する車体骨格部材の一部を含んで動吸振器部を構成したので、軽量かつ簡素な構造で車体振動を抑制するための動吸振器部が得られる。
【0007】
このように、請求項1記載の車体制振構造では、軽量かつ簡素な構造で車体振動を抑制することができる。特に、車体骨格の一部のみで動吸振器部を構成した場合、追加数や質量を増すことなく車体振動を抑制することができる。
【0008】
請求項2記載の発明に係る車体制振構造は、請求項1記載の車体制振構造において、前係吸振器部は、前記車体骨格部材における前記制振対象の振動モードの腹位置に配置されている。
【0009】
請求項2記載の車体制振構造では、制振対象の振動モードの振幅の腹位置に動吸振器部が配置されているため、車体振動を一層効果的に抑制することができる。
【0010】
請求項3記載の発明に係る車体制振構造は、請求項1又は請求項2記載の車体制振構造において、前記車体骨格部材における前記動吸振器部を構成する一部は、前記車体骨格部材に設けられた切り込み部によって該車体骨格部材の他の部分に対し独立して変位可能に分離されている。
【0011】
請求項3記載の車体制振構造では、車体骨格部材に切り込みを入れることで、該車体骨格における他の部分とは独立して変位可能な一部が動吸振器部を構成している。これにより、簡単な構成で動吸振器部を構成可能で、例えば切り込み部の長さに応じて制振対象周波数を調整することが可能になる。
【0012】
請求項4記載の発明に係る車体制振構造は、請求項3記載の車体制振構造において、前記車体骨格部材における前記動吸振器部を構成する一部は、長手方向の両端が前記車体骨格の他の部分に連続している。
【0013】
請求項4記載の車体制振構造では、車体骨格部材における動吸振器部を構成する一部の両端が該車体骨格部材の他の部分に連続しているので、換言すれば、車体骨格部材における動吸振器部を構成する一部が両持ち構造とされているので、車体骨格部材の強度及び剛性を確保しやすい。特に、車体骨格部材における動吸振器部を構成する一部の長手方向(切り込み方向)を車体骨格部材の長手方向に略一致させた構成では、車体骨格部材の長手方向に切れ目が形成されないので、車体骨格部材としての強度及び剛性を一層確保しやすい構成となる。
【0014】
請求項5記載の発明に係る車体制振構造は、車体骨格部材の一部に、一対の切り込み部を並列して設けた。
【0015】
請求項5記載の車体制振構造では、車体骨格部材における一対の切り込み部間に形成された部分は、車体骨格部材の他の部分を主振動系とする副振動系を構成する。このため、該切り込み部間の部分を動吸振器又は動吸振器の一部として機能させて、追加部品に頼ることなく車体振動を抑制することが可能である。この動吸振器の共振周波数は、切り込みの長さで調整し得るので、例えば一対の切り込みの長手方向を車体骨格部材の長手方向に一致させると、調整可能範囲を広くとることができる。
【0016】
請求項6記載の発明に係る車体制振構造は、請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の車体制振構造において、前記車体骨格部材は、車幅方向に長手とされ車体ルーフ部を構成するルーフリインフォースメントである。
【0017】
請求項6記載の車体制振構造では、意匠や強度の観点から設計に制約の多い車両ルーフ部において、ルーフリインフォースメントに動吸振器部又は一対の切り込み部を形成することで、例えば車室音の原因となるルーフパネルの振動を効果的に抑制することができる。
【発明の効果】
【0018】
以上説明したように本発明に係る車体制振構造は、軽量かつ簡素な構造で車体振動を抑制することができるという優れた効果を有する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
本発明の実施形態に係る車体制振構造が適用された車両ルーフ構造10について、図1乃至図4に基づいて説明する。なお、図中矢印FRは車体前後方向の前方向を、矢印UPは車体上下方向の上方向を、矢印INは車幅方向内側を、矢印OUTは車幅方向外側をそれぞれ示す。
【0020】
図3には、車両ルーフ構造10の概略全体構成が後述するルーフパネル24(図1(B)、図2(A)参照)を取り除いて見た斜視図にて示されている。この図に示される如く、車両ルーフ構造10は、それぞれ車幅方向両端に位置し車体前後方向に長手の骨格部材とされた左右一対のルーフサイドレール12と、それぞれ車幅方向何が手とされ左右のルーフサイドレール12を架け渡す複数のルーフリインフォースメント14とを含んで構成されている。
【0021】
左右のルーフサイドレール12は、それぞれ前端がフロントピラー16に連続すると共に後端がリヤピラー18に連続している。また、左右のルーフサイドレール12の長手方向中間部には、それぞれセンタピラー20の上端が連続している。複数のルーフリインフォースメント14のうちの車体前後方向の略中央に位置する1つのルーフリインフォースメント14Aは、左右のセンタピラー20の上端間を架け渡しているとも把握することができる。また、複数のルーフリインフォースメント14のうち、最前に位置するルーフリインフォースメント14Bは、図示しないフロントウインドシールドガラスの上後端を支持するウインドシールドヘッダとしても機能するようになっている。車両ルーフ構造10では、以上説明した左右のルーフサイドレール12、複数のルーフリインフォースメント14を主要構成要素とするルーフ骨格がルーフパネル24を支持して構成されている。
【0022】
そして、車両ルーフ構造10では、複数のルーフリインフォースメント14のうちの少なくとも1つのルーフリインフォースメント14に、動吸振器部としてのダイナミックダンパ22が一体的に形成されている。この実施形態では、ダイナミックダンパ22は、センタピラー20間を架け渡すルーフリインフォースメント14Aと前端に位置するルーフリインフォースメント14Bとの間に配設されたルーフリインフォースメント14Cに設けられている。
【0023】
図3及び図1(A)に示される如く、ダイナミックダンパ22は、ルーフリインフォースメント14Cの長手方向中央部に設けられている。このダイナミックダンパ22の設置位置は、ルーフパネル24の1次振動の腹位置に対応している。以下、ダイナミックダンパ22の具体的な構成をルーフリインフォースメント14Cの構造と共に説明する。
【0024】
図2(A)に示される如く、ルーフリインフォースメント14Cは、ルーフパネル24の内面側に接合され、該ルーフパネル24とで兵断面構造を成している。より具体的には、図2(B)に示される如く、ルーフリインフォースメント14Cは、長手方向との直交断面が車体上下方向の上向きに開口する略ハット形状を成し、前後のフランジ26がそれぞれルーフパネル24の内面側に接合されることで、その底壁28と前壁30と後壁32とルーフパネル24とで、閉断面構造を成している。
【0025】
そして、図2(B)に示される如く、前壁30と底壁28との境界部、及び後壁32と底壁28との境界部にそれぞれ切り込み部としてのスリット34が、ルーフリインフォースメント14Cを板厚方向に貫通して形成されている。すなわち、スリット34は、それぞれルーフリインフォースメント14Cの長手方向(車幅方向)に沿って、前後一対設けられている。
【0026】
ルーフリインフォースメント14Cの底壁28における前後スリット34に挟まれた部分は、例えば図2(C)に示される如く底壁28の他の部分とは分離されており、該他の部分に対し独立して変位可能に構成されている。この実施形態では、この底壁28におけるスリット34間の部分が、それだけでダイナミックダンパ22を構成している。すなわち前後スリット34に挟まれて形成されたダイナミックダンパ22は、質量と、底壁28の他の部分とは異なる支持剛性(弾性)を有し、ルーフリインフォースメント14Cを含むルーフ骨格がルーフパネル24を支持してなる振動系を主振動系とする副振動系を構成している。なお、図2(A)、図2(C)、図1(A)、図1(B)では、ダイナミックダンパ22の変位を誇張して描いている。
【0027】
このダイナミックダンパ22は、その共振周波数が、ルーフパネル24の1次振動の共振周波数に一致するように設定されている。このダイナミックダンパ22の共振周波数は、前後のスリット34の長さによって調整(チューニング)することができる。これは、主にダイナミックダンパ22の質量を変化させることによる共振周波数の調整として把握することができる。すなわち、ダイナミックダンパ22は、スリット34すなわち自らの車幅方向の寸法を大きくするほど共振周波数が低くなる構成とされている。
【0028】
次に、第1の実施形態の作用を説明する。
【0029】
上記構成の車両ルーフ構造10では、適用された自動車の走行に伴うエンジン振動や路面入力に起因する起振力や変位が車体骨格を介して入力される。例えば、ルーフパネル24の1次振動の共振周波数帯域の起振力又は変位が入力されると、車両ルーフ構造10では、図1(A)及び図1(B)に示される如く、主にダイナミックダンパ22が振動してルーフパネル24の1次振動(振幅)が著しく抑制される。
【0030】
例えば図5(A)及び図5(B)に示す第1比較例に係る車両ルーフ構造100では、複数のルーフリインフォースメント14にダイナミックダンパ22が設けられていない構造とされている。このため、エンジン振動や路面入力に起因するルーフパネル24の1次振動の共振周波数帯域の起振力や変位が入力されると、図5(B)に示される振動モードが生じ、振幅の腹となる車幅方向中央部が大きく変位(振動)することがわかる。
【0031】
これに対して車両ルーフ構造10では、上記の通りダイナミックダンパ22が設定されているので、図1(B)に示される如く主にダイナミックダンパ22が振動する振動モードとなり、ルーフパネル24の振動が大幅に抑制される。特に、ダイナミックダンパ22が制振対象振動モードの振幅の腹位置に(腹位置を含む範囲に)配置されているので、一層効果的にルーフパネル24の振動を抑制することができる。
【0032】
これにより、図4(A)にルーフパネル24の1次振動の振動レベル(加振点イナータンス)を示す如く、実線にして示す車両ルーフ構造10の振動レベルが、車室音の低減が望まれる特定周波数領域において、車両ルーフ構造100の振動レベルと比較して大幅に低減することが確かめられた。さらに、図4(B)にルーフパネル24の振動に伴う発音量を示す如く、実線にして示す車両ルーフ構造10の発音量が、上記車室音の低減が望まれる特定周波数領域において、車両ルーフ構造100の発音量と比較して大幅に低減することが確かめられた。
【0033】
そして、車両ルーフ構造10では、単にルーフリインフォースメント14Cの底壁28に一対のスリット34を設けるだけでダイナミックダンパ22が形成されるので、換言すれば、追加部品に頼ることなくダイナミックダンパ22を構成することができるので、部品点数が増すことがなく構造が簡単である。
【0034】
例えば図6(A)に示す第2比較例に係る車両ルーフ構造110では、底壁28におけるルーフパネル24の1次振動の振幅の腹となる位置にマス部材112を設けることで、エンジンや路面から入力する起振力等の周波数に対し共振周波数をずらしてルーフパネル24の振動を抑制するようになっている。また例えば、図6(B)に示す第3比較例に係る車両ルーフ構造120では、長手方向両端を底壁28におけるルーフパネル24の1次振動の振幅の腹となる位置に固定した弾性材料(鉄板等)より成るパッチ部材122を、同図に想像線にて示される如く動吸振器(質量要素、バネ要素をパッチ部材122が兼ねる動吸振器)として作用させることで、ルーフパネル24の振動を抑制するようになっている。これらの構成では、何れも追加部品が必要でルーフ部の質量が増してしまう。
【0035】
これに対して車両ルーフ構造10では、上記の如く底壁28の一部がダイナミックダンパ22を構成するので、追加部品に頼ることなくルーフパネル24の振動を抑制することができる。特に、本実施形態では、車両ルーフ構造10では、追加部品を設定したり、ルーフリインフォースメント14Cの一部に局部的に重い部分を設定したりしていないので、ダイナミックダンパの機能を備えない車両ルーフ構造100と比較しても全体の質量が増すことがない。
【0036】
さらに、車両ルーフ構造10では、前後一対のスリット34間にダイナミックダンパ22を形成したため、該ダイナミックダンパ22長手方向両端が底壁28に連続する構成が実現された。これにより、ルーフリインフォースメント14Cは、ダイナミックダンパ22を設定したことによる車体骨格としての強度(曲げ方向の変形強度や軸力特性)低下が殆ど生じない。
【0037】
このように、本発明の実施形態に係る車両ルーフ構造10では、部品点数や質量を増加することなく、ルーフパネル24の振動を抑制して発音を低減することができる。
【0038】
なお、上記実施形態では、制振対象振動がルーフパネル24の1次振動である例を示したが、本発明はこれに限定されず、各種振動(振動モード)の抑制用途に用いることができる。したがって、本発明の適用箇所が車両ルーフ部に限定されることもない。
【0039】
また、上記実施形態では、単一のダイナミックダンパ22がルーフリインフォースメント14Cに設けられた例を示したが、本発明はこれに限定されず。例えば、複数のダイナミックダンパ22を特定のルーフリインフォースメント14に設けても良く、複数のルーフリインフォースメント14に1つ又は複数のダイナミックダンパ22をそれぞれ設けても良い。
【0040】
さらに、上記実施形態では、ルーフリインフォースメント14Cの長手方向に長手とされたスリット34が底壁28の幅方向(車体前後方向)両端に形成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、前後のスリット34の一方又は双方を底壁28の幅方向中央部に形成しても良く、ルーフリインフォースメント14Cの長手方向との交差方向に長手のスリット34を形成しても良い。また、ダイナミックダンパ22を前壁30や後壁32に設けることも可能である。
【0041】
またさらに、上記実施形態では、ダイナミックダンパ22の長手方向両端が底壁28に連続する例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、略U字状、V字状、コ字状等の切り込み部を形成して片持ち構造のダイナミックダンパ22を構成しても良い。
【0042】
さらに、上記実施形態では、ダイナミックダンパ22がルーフリインフォースメント14Cを構成する底壁28のみで構成された例を示したが、本発明はこれに限定されず、例えば、底壁28における前後のスリット34間の部分にマス部材を取り付けてダイナミックダンパ22を構成しても良い。この構成においても、底壁28がダイナミックダンパ22の質量要素の位置及びバネ要素を構成するため、同じ質量のダイナミックダンパを独立して設ける場合と比較して、質量の一部及びバネ要素を省略することができ、全体として簡単かつ軽量な構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0043】
【図1】本発明の実施形態に係る車体制振構造が適用された車両ルーフ構造を示す図であって、(A)は制振状態を概念的に示す斜視図、(B)は制振時の振動モードを示す正面図である。
【図2】本発明の実施形態に係る車体制振構造が適用された車両ルーフ構造を構成するルーフリインフォースメント及びダイナミックダンパを示す図であって、(A)は正面断面図、(B)は斜視図、(C)はダイナミックダンパの変位状態を誇張して示す斜視図である。
【図3】本発明の実施形態に係る車体制振構造が適用された車両ルーフ構造の概略全体構成を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施形態に係る車体制振構造が適用された車両ルーフ構造と第1比較例に係る構成との制振性能を比較する図であって、(A)はルーフパネルの振動レベルを示す線図、(B)はルーフパネルの発音量を示す線図である。
【図5】本発明の実施形態との第1比較例に係る車両ルーフ構造を示す図であって、(A)はルーフ振動状態を概念的に示す斜視図、(B)はルーフ振動時の振動モードを示す正面図である。
【図6】本発明の実施形態との比較例に係る車両ルーフ構造を示す図であって、(A)は第2変形例の正面断面図、(B)は第3変形例の正面断面図である。
【符号の説明】
【0044】
10 車両ルーフ構造(車体制振構造、車体ルーフ部)
14 ルーフリインフォースメント(車体骨格部材)
22 ダイナミックダンパ(動吸振器部)
34 スリット(切り込み部)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車体骨格部材における他の部分に対し独立して変位可能な一部を含んで構成され共振周波数が制振対象の周波数に一致する動吸振器部を備えた車体制振構造。
【請求項2】
前記動吸振器部は、前記車体骨格部材における前記制振対象の振動モードの腹位置に配置されている請求項1記載の車体制振構造。
【請求項3】
前記車体骨格部材における前記動吸振器部を構成する一部は、前記車体骨格部材に設けられた切り込み部によって該車体骨格部材の他の部分に対し独立して変位可能に分離されている請求項1又は請求項2記載の車体制振構造。
【請求項4】
前記車体骨格部材における前記動吸振器部を構成する一部は、長手方向の両端が前記車体骨格の他の部分に連続している請求項3記載の車体制振構造。
【請求項5】
車体骨格部材の一部に、一対の切り込み部を並列して設けた車体制振構造。
【請求項6】
前記車体骨格部材は、車幅方向に長手とされ車体ルーフ部を構成するルーフリインフォースメントである請求項1乃至請求項5の何れか1項記載の車体制振構造。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−6951(P2008−6951A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−178923(P2006−178923)
【出願日】平成18年6月29日(2006.6.29)
【出願人】(000003207)トヨタ自動車株式会社 (59,920)
【Fターム(参考)】