説明

車室内空気吸出し検出方法及び装置

【課題】車両走行時における風切り音発生の原因となる車室内空気の吸出しを、風洞設備を用いることなく低コストで検出可能とする。
【解決手段】車両走行時における風切り音発生の原因となる車室内空気の吸出しは、車室2内、外の気圧差によるものである。したがって、この気圧差を風洞設備によることなく生じさせるために、空気12を車両1の外気吸入口11から車室2内に送給し、車室2内の気圧を上昇させる。この状態で、車両1の開閉部3からの空気の漏れを超音波漏れ検出器16等により検出することで車室2内の空気の吸出しを検出するようにした。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車等の車両の走行時における風切り音発生等の原因となる車室内空気の吸出しを検出する車室内空気吸出し検出方法及び装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の技術としては特許文献1に記載のものがあった。
これは、車体開口部のシール部材に沿って、車外側に変色作用ガスとの反応によって変色する変色可能物質を塗布し、一方、車室内には、上記変色作用ガスを存在させる。そして、この状態で車体の周囲に空気流を与え、車室内空気を車室外に吸い出させて、上記変色可能物質における変色箇所を調べて車室内空気の吸出し部分等を検出するというものである。
【0003】
【特許文献1】特開昭63−179229号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記従来技術では、風洞設備が必要であり、コストが高くなるという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、風洞設備を用いず、低コストで車室内空気の吸出しを検出できる車室内空気吸出し検出方法及び装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題は、車室内空気吸出し検出方法及び装置を下記各態様の構成とすることによって解決される。
各態様は、請求項と同様に、項に区分し、各項に番号を付し、必要に応じて他の項の番号を引用する形式で記載する。これは、あくまでも本発明の理解を容易にするためであり、本明細書に記載の技術的特徴及びそれらの組合わせが以下の各項に記載のものに限定されると解釈されるべきではない。また、1つの項に複数の事項が記載されている場合、それら複数の事項を常に一緒に採用しなければならないわけではなく、一部の事項のみを取り出して採用することも可能である。
【0007】
以下の各項のうち、(1)項が請求項1に、(2)項が請求項2に、(4)項が請求項3に、(5)項が請求項4に、(6)項が請求項5に、(7)項が請求項6に、(9)項が請求項7に、(10)項が請求項8に、(11)項が請求項9に、各々対応する。(3)項、(8)項は請求項に係る発明ではない。
【0008】
(1)車両の車室内の気圧を上昇させて、前記車両の開閉部からの空気の漏れを検出することにより前記車室内の空気の吸出しを検出することを特徴とする車室内空気吸出し検出方法。
車両走行時における風切り音発生等の原因となる車室内空気の吸出しは、車室内、外の気圧差によるものである。したがって、この気圧差を風洞設備によることなく生じさせることができれば風洞設備を用いず、簡易に車室内空気の吸出しを検出できることになる。(1)項の発明はこの点に着目してなされたものである。
(2)車両に装備されたエアコンの外気吸入口から空気を車室内に送給することにより車室内の気圧を上昇させることを特徴とする(1)項に記載の車室内空気吸出し検出方法。
外気吸入口から車室内に送給する空気は圧縮空気が好ましいが、車室内空気吸出し検出可能な程度以上に車室内の気圧を上昇させることができれば、圧縮空気のみに限らない。
(3)送風装置によりエアコンの外気吸入口から空気を車室内に送給することを特徴とする(2)項に記載の車室内空気吸出し検出方法。
送風装置にファンを用いる場合、このファンと上記外気吸入口相互間にダクトを設けて送風装置を構成すれば、ファンからの空気を外気吸入口に効率よく送給できる。
(4)車室内で空気を膨張させることにより車室内の気圧を上昇させることを特徴とする(1)項に記載の車室内空気吸出し検出方法。
この方法は車両外に装置類を置くことなく車室内の気圧を上昇させる方法として選択できる。
(5)車両に装備されたエアバッグを作動させることにより車室内で空気を膨張させることを特徴とする(4)項に記載の車室内空気吸出し検出方法。
エアバッグは、気体によって瞬時に膨らむバッグにより衝突時に乗員にかかる衝撃を緩和する自動車の安全装置であって、現在、多くの自動車に装備されており、(4)項の発明の実現を容易にする。
(6)超音波漏れ検出器によって車両の開閉部からの空気の漏れを検出することを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1の項に記載の車室内空気吸出し検出方法。
超音波漏れ検出器は、超音波の送信器と受信器とを備えなり、これら送受信器相互間を仕切る隔壁に亀裂、隙間等があって送信器からの超音波が受信器側に漏れると、つまり送信器からの超音波を受信器が受信すると、それを可聴音発生等によって知らせる(超音波漏れを検出する)というものである。
超音波は空気を媒質として伝播するから、上記超音波の漏れは空気の漏れに置き換えることができ、したがって、超音波の漏れを検出することによって車両の開閉部からの空気の漏れを検出できる。超音波漏れ検出器の超音波の送信器及び受信器は小型軽量であり、またそれらを車両の開閉部を挟んでいずれに置いても空気の漏れを検出できる。(6)項の発明はこれらの点に着目したものである。
(7)車室内で作動させるスモークジェネレータからのスモークによって車両の開閉部からの空気の漏れを検出することを特徴とする(1)項〜(5)項のいずれか1の項に記載の車室内空気吸出し検出方法。
スモークジェネレータからのスモークによる空気漏れ検出は、極めて簡単な空気漏れ検出方法の一つであり、目視によって空気漏れを検出できる。
(8)スモークジェネレータとして、着色された不活性ガスを発生するガス発生器が用いられることを特徴とする(7)項に記載の車室内空気吸出し検出方法。
不活性ガスには種々あるが、無毒、不燃性、安価なものが好適である。着色の種類は問わないが、作業を行う環境の周囲の色と異なる色が好ましい。逆光の中でスモークを発生させると目視がよりし易くなる。
(9)車両の車室内の気圧を上昇させる車室内気圧上昇手段と、この車室内気圧上昇手段により気圧が上昇した前記車両の開閉部からの空気の漏れを検出する空気漏れ検出手段とを具備することを特徴とする車室内空気吸出し検出装置。
本項の発明は、(1)項の発明を具現化したものである。
(10)車室内気圧上昇手段は、車両に装備されたエアコンの外気吸入口から空気を車室内に送給することにより車室内の気圧を上昇させる送風装置、又は作動させることにより車室内で空気を膨張させる、車両に装備されたエアバッグであることを特徴とする(9)項に記載の車室内空気吸出し検出装置。
本項の発明は、(2)項、(3)項又は(4)項、(5)項の発明を具現化したものである。
(11)空気漏れ検出手段は超音波漏れ検出器であることを特徴とする(9)項又は(10)項に記載の車室内空気吸出し検出装置。
本項の発明は、(6)項の発明を具現化したものである。
【発明の効果】
【0009】
(1)項に記載の発明によれば、車室内空気吸出し検出に風洞設備のような大規模な設備を用いないので、低コストで車室内空気の吸出しを検出できる。
(2)項に記載の発明は、(1)項に記載の発明を具体化したものである。
(3)項に記載の発明によれば、(2)項に記載の発明を簡易に構成できると共に、空気の送給の開始、終了を送風装置のON/OFFによって容易に制御できる。
(4)項に記載の発明によれば、車両外に装置類を置くことなく車室内の気圧を上昇させて車室内空気の吸出しを検出できる。
(5)項に記載の発明によれば、エアバッグは多くの自動車に装備されているので(4)項の発明の実現を容易にする。
(6)項に記載の発明によれば、軽便な機器による簡単な操作によって正確に空気漏れ検出できる。
(7)項に記載の発明によれば、目視によって空気漏れを検出できる。
(8)項に記載の発明によれば、目視による空気漏れ検出をより安全確実に行い得る。
(9)項に記載の発明によれば、車室内空気吸出し検出に風洞設備のような大規模な設備を用いず、低コストで車室内空気の吸出しを検出可能な車室内空気吸出し検出装置を提供できる。
(10)項に記載の発明によれば、(9)項に記載の発明を簡易に構成できると共に、空気の送給の開始、終了を送風装置のON/OFFによって容易に制御でき、あるいは車両外に装置類を置くことなく車室内の気圧を上昇させて車室内空気の吸出しを検出可能な車室内空気吸出し検出装置を提供できる。
(11)項に記載の発明によれば、軽便な機器による簡単な操作によって正確に空気漏れ検出可能な車室内空気吸出し検出装置を提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下、本発明の実施の形態を説明するが、それに先立ち、本発明の概要を説明する。
本発明は、車両の車室内の気圧を上昇させて、その車両の開閉部からの空気の漏れを検出し、これにより車室内の空気の吸出しを検出する車室内空気吸出し検出方法及び装置である。
本発明では、風洞設備のような大規模な設備を用いず、つまり車室外の空気流を操作せず、単に車両の車室内の気圧を上昇させることにより車室内、外の気圧差を生じさせる。そして、この車室内、外の気圧差による車両開閉部から車室外への空気の漏れ(図3参照)を車室内の空気の吸出しに見立てて検出し、車室内空気の吸出しとして検出するようにした。図3は、車室内、外の気圧差と車室外への空気の漏れとの関係を示すグラフで、車室内、外の気圧差が空気漏れ発生の臨界点を超えると車室内、外の気圧差によって空気漏れが生じ始め、その気圧差の増大によって空気漏れが急激に増加することを示す。
【0011】
本発明の実施の形態を図面に基づき以下に説明する。なお、各図間において、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1は、本発明方法が適用された車室内空気吸出し検出装置の一実施形態を説明するための図である。
この図において、1は車両、2はこの車両1の車室であって、空気吸出し検出の対象である。
車室内空気の吸出しは、特に車両1の開閉部、具体的には車室2の開口部3と、この開口部3を開閉するドア4との間のシール部5で生じることが多い。したがって、本実施形態では、このシール部5における空気の漏れを検出し、これを車室内空気の吸出しとして検出する場合について説明する。
【0012】
本実施形態では、図1に示すように、車両1に装備されたエアコンの外気吸入口11から圧縮空気12を車室2内に送給すること(車室内気圧上昇手段)により車室2内の気圧を上昇させ、これにより車両1の開閉部、具体的には上記シール部5からの空気の漏れを検出すること(空気漏れ検出手段)により、車室2内の空気の吸出しを検出する。
【0013】
圧縮空気12の車室2内への送給は、本実施形態では外気吸入口11に対向配置された送風装置13により行われる。
送風装置13は、図示例ではファン14と、このファン14からの空気流を外気吸入口11に案内するダクト15とで構成されているが、ファン14に圧縮ファンを用い、外気吸入口11に圧縮空気を至近距離から送り込めればダクト15を省略してもよい。なお、圧縮空気12の車室2内への送給時には、外気取込み量を最大値に設定してエアコンを作動させておくことが望ましい。
【0014】
また、上記シール部5からの空気の漏れの検出は、本実施形態では超音波漏れ検出器16により行われる。
この超音波漏れ検出器16は、超音波送信器17と超音波受信器18とを備えてなり、車室2内に相当する密閉空間内部に置かれた超音波送信器17からの超音波を、車室2外に相当する密閉空間外部の超音波受信器18が検知すると可聴音を発し、及び/又はその強さを数値表示するというものである。
車室2の開口部3に相当する密閉空間の開閉部にシール不良が生じていたり、車室2に相当する密閉空間を仕切る隔壁に亀裂、隙間等があると、超音波はそのシール不良部や隙間等を通って外部に漏れるため、外部の超音波受信器18で検知される。すなわち、シール不良部や隙間等が検知され、また超音波受信器18を移動させれば、シール不良部や隙間等の位置も調べることができる。なお、超音波送信器17の位置と超音波受信器18の位置とを逆にしてもよい。
【0015】
このようにシール不良部や隙間があれば、ここから超音波が漏れて超音波受信器18で検知できる。一方、密閉空間内、外部(車室2内、外)に気圧差があり、かつその密閉空間(車室2)にシール不良部や隙間があればそこから空気の漏れが生じる。
超音波は空気を媒質として伝播するから、上記超音波の漏れは上記シール不良部や隙間からの空気の漏れに置き換えることができ、したがって、超音波の漏れを検出することによって上記シール不良部や隙間からの空気の漏れを検出できる。
【0016】
本実施形態では、このような原理に基づいて、超音波送信器17を車室2内の適宜位置、例えば前部座席の座面に載置し、超音波受信器18をドア回り等のシール部5の所望位置に位置決め固定する。この超音波受信器18の位置はシール部5に沿って、あるいは任意の位置に移動可能である(図1中の矢印ア参照)。
超音波送信器17の位置と超音波受信器18の位置とを逆にしてもよいが、超音波受信器18を車室2外に位置させる方が超音波受信器18による可聴音発生や数値表示の確認がしやすい。
【0017】
このような実施形態において、いま、車室2内の前部座席の座面に超音波送信器17を作動させたまま置いて車両1のドア4を閉め、車室2内を密閉状態にする。
この状態で、送風装置13を作動させると、車両1の外気吸入口11から圧縮空気12が車室2内に送給されて車室2内の気圧が上昇すると共に、車室2内では超音波送信器17から超音波が送信されている状態となる。
ここで、シール部5に空気漏れがあると、つまりシール不良や隙間があると、その箇所又はその近傍に位置する超音波受信器18が上記超音波の漏れ出しを検知する。すなわち超音波受信器18は、漏れ出した超音波のレベルに応じた強さの可聴音を発生し、これによりシール部5の空気漏れの有無や程度が検出される。超音波受信器18は漏れ出した超音波のレベルに応じた数値も表示する。
【0018】
以上述べた実施形態によれば、車室内空気吸出し検出に風洞設備のような大規模な設備を用いないので、低コストで車室内空気の吸出しを検出できる。
また、送風装置13によりエアコンの外気吸入口11から空気を車室2内に送給するように構成したので、空気送給の開始、終了を送風装置13のON/OFFによって容易に制御できる。
また、軽便な超音波漏れ検出器16により空気漏れの検出を行うようにしたので、空気漏れ検出を簡単な操作で正確に行い得る。
【0019】
なお上述実施形態では、シール部5の空気漏れ検出を超音波漏れ検出器16を用いて行ったが、この以外の方法によりシール部5の空気漏れ検出を行ってもよい。
例えば、スモークジェネレータを用いてシール部5の空気漏れ検出を行ってもよく、その一例を図2に示す。
図2において、31はスモークジェネレータであって、例えば車室2内の前部座席の座面に載置される。
スモークジェネレータ31は、その作動時にスモーク32、ここではピンク色に着色された無毒の不活性ガスを発生するガス発生器である。着色されたガスを用いるのは目視による漏れ検出を容易にするためである。また、無毒の不活性ガスを用いたのは、検出作業時における作業員の安全を確保するためである。
【0020】
このような実施形態において、いま、車室2内の前部座席の座面にスモークジェネレータ31を載置して車両1のドア4を閉め、車室2内を密閉状態にする。
この状態で、スモークジェネレータ31を作動させると、車室2内においてスモークジェネレータ31からスモーク32が発生し、一定時間後、このスモーク32は車室2内に充満する。送風装置13を作動させると、車両1の外気吸入口11から圧縮空気12が車室2内に送給されて車室2内の気圧が上昇する。
ここで、シール部5に空気漏れがあると、つまりシール不良や隙間があると、その箇所からスモーク32が漏れ出す(図2中、漏れ部イ参照)。したがって、これを目視又はテレビカメラで撮像してモニタ画面で観察すれば、シール部5の空気漏れの有無が検出される。シール部5の空気漏れ量が多いとスモーク32の漏出し量も多くなるので、空気漏れ量の多少も検出できる。
【0021】
また上述実施形態では、本発明の実施に必要な車室内の気圧の上昇を、車両に装備されたエアコンの外気吸入口に対向配置された送風装置によって行うように構成したがこれのみに限定されることはない。
例えば、車室内で空気を膨張させることによって車室内の気圧を上昇させるようにしてもよい。車室内で空気を膨張させる方法としては、車両に装備されたエアバッグを外部から作動させる方法が好適である。エアバッグは多くの自動車に装備されているからである。エアバッグの作動は外部からエアバッグ作動モジュールに作動信号を与えればよく、車両に衝撃を与える必要のないことは勿論である。
インフレータ着火で一気に体積を膨張させることが可能であれば、合成袋や風船等をエアバッグに代用させてもよい。
空気を圧縮封入した容器を車室内で瞬時に開封して、車室内の気圧を上昇させるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】本発明方法が適用された車室内空気吸出し検出装置の一実施形態を説明するための図である。
【図2】本発明装置の他の実施形態を説明するための図である。
【図3】車室内、外の気圧差と空気漏れとの関係を示すグラフである。
【符号の説明】
【0023】
1:車両、2:車室、3:車室開口部(車両開閉部)、4:ドア、5:シール部、11:外気吸入口、12:圧縮空気、13:送風装置(車室内気圧上昇手段)、14:ファン、15:ダクト、16:超音波漏れ検出器(空気漏れ検出手段)、17:超音波送信器、18:超音波受信器。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両の車室内の気圧を上昇させて、前記車両の開閉部からの空気の漏れを検出することにより前記車室内の空気の吸出しを検出することを特徴とする車室内空気吸出し検出方法。
【請求項2】
車両に装備されたエアコンの外気吸入口から空気を車室内に送給することにより車室内の気圧を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の車室内空気吸出し検出方法。
【請求項3】
車室内で空気を膨張させることにより車室内の気圧を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の車室内空気吸出し検出方法。
【請求項4】
車両に装備されたエアバッグを作動させることにより車室内で空気を膨張させることを特徴とする請求項3に記載の車室内空気吸出し検出方法。
【請求項5】
超音波漏れ検出器によって車両の開閉部からの空気の漏れを検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の車室内空気吸出し検出方法。
【請求項6】
車室内で作動させるスモークジェネレータからのスモークによって車両の開閉部からの空気の漏れを検出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1の請求項に記載の車室内空気吸出し検出方法。
【請求項7】
車両の車室内の気圧を上昇させる車室内気圧上昇手段と、この車室内気圧上昇手段により気圧が上昇した前記車両の開閉部からの空気の漏れを検出する空気漏れ検出手段とを具備することを特徴とする車室内空気吸出し検出装置。
【請求項8】
車室内気圧上昇手段は、車両に装備されたエアコンの外気吸入口から空気を車室内に送給することにより車室内の気圧を上昇させる送風装置、又は作動させることにより車室内で空気を膨張させる、車両に装備されたエアバッグであることを特徴とする請求項7に記載の車室内空気吸出し検出装置。
【請求項9】
空気漏れ検出手段は超音波漏れ検出器であることを特徴とする請求項7又は8に記載の車室内空気吸出し検出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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