説明

軌道検測のための検出器ユニット

【課題】
光学的変位センサを搭載する検出器ユニットを堅牢な構造にしなくても台車に取付けることが可能で一般の営業車両にも取付けることができるように小型軽量化した軌道検測のための検出器ユニットを提供することにある。
【解決手段】
この発明は、レールの横断方向、すなわち、台車の横梁方向に沿って設けた収納ケースに内装する内装フレームを水平板フレームとこれから起立する垂直板フレームで構成し、光学的変位センサは垂直板フレームの両端にそれぞれ設ける。内装フレームの両端を緩衝部材を介して収納ケースに取付け、質量が大きいジャイロを水平板フレームの中央部付近に搭載する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、軌道検測のための検出器ユニットに関し、詳しくは、軌道狂い検測をする検測車の台車に取付けられるジャイロスコープ(以下ジャイロ)、加速度センサ、レーザ変位計(光学的変位センサ)を搭載する検出器ユニットを堅牢な構造にしなくても台車に取付けることが可能で一般の営業車両にも取付けることができるように小型軽量化した軌道検測のための検出器ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
鉄道におけるレール高さ狂い、変位、通り狂い等の軌道狂いを測定するために従来の軌道狂い測定装置にあっては、上下加速度計、左右加速度計、左右レール変位計等が必要とされ、これらのセンサが個々に軸箱、台車の測定枠等に取付けられている。さらにジャイロ等を使用する測定の場合には、車体側にジャイロが設けられている。
また、慣性正矢法を利用する軌道狂い検測装置にあっては、レール狂いを測定するためにジャイロを含めて各種センサを1つの箱に搭載して検出器ユニットとし、これを台車に取付けている(特許文献1)。
【0003】
変位量等の軌道狂いは、通常、10m弦正矢の測定弦を用いて端部から5m,5mの中央の測定値と両端部の測定値との関係で算出されるが、高い精度で測定を行うには測定弦自体が検測車の車体歪みにより狂うので、レーザ基準装置を搭載して車両の長さ方向における車体歪み量を基準レーザの受光位置の位置ずれ量として測定し、必要に応じて車体の歪み量に応じて測定値が補正されている。
したがって、検出器ユニットの変位センサが特にレーザ変位センサのような光学的なセンサであるときには、投光系と受光系が箱体内部に取付けられる関係で箱体は歪みが発生しない堅牢なものが好ましい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2001−63570号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1は、ジャイロを検出器ユニットに内蔵することで検出器ユニットの傾きによる誤差も補正してレール軌道狂いを測定することができる。
しかし、この検出器ユニットは、ジャイロと光学的な変位量センサを搭載して台車に取付けられる関係で箱歪みを発生しないような堅牢な構造のものがセンサ搭載の箱体として要求される。ジャイロは、3kgとその質量は大きい。そのために箱体は鋳物製で製作されたり、厚さの厚い鉄製フレーム構造が一般的であり、その質量が大きいものとなっている。
しかも、台車設置の場合は飛来物等から衝撃を受ける関係で鉄製フレーム構造にすると保護カバーを付ける必要があるが、光学センサを用いると測定光を通過させる窓が必要となり、保護カバー自体も強固なものとせざるを得なくなり、それによりさらに保護カバー分、質量が増加する。
【0006】
堅牢な構造のものであれば、たとえその重さが重くても軌道検測車の台車には搭載できる。しかし、軌道検測車に比べて車両性能の点で軽量化設計された一般の営業車両の台車には搭載することができない問題がある。
また、検出器ユニットの質量が大きくなると、高速走行時の車両走行安定性にも影響を与える。ゆえに、お客様の乗車する営業車両には、安全性面からこれまで取り付けることができなかった。
この発明の目的は、このような従来の検測ユニットの問題点を解決するものであって、光学的変位センサを搭載する検出器ユニットを堅牢な構造にしなくても台車に取付けることが可能で一般の営業車両にも取付けることができるように小型軽量化した軌道検測のための検出器ユニットを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このような目的を達成するためのこの発明の軌道検測のための検出器ユニットの特徴は、両端が走行車両の台車の側梁に固定される収納ケースと両端が緩衝部材を介して収納ケースに固定されて内装される内装フレームとを備えている。さらに前記の内装フレームは、レールの横断方向に沿って水平に配置された水平板フレームとこの水平板フレームの幅方向の途中において水平板フレームから起立してレールの横断方向に沿って設けられた垂直板フレームとからなり、左右のレールに対応する光学的変位センサが垂直板フレームの両端にそれぞれ設けられている。水平板フレームには光学的変位センサの測定光をレールに照射する窓が各光学的変位センサに対応して形成され、窓と窓との間の水平板フレームの領域にジャイロが搭載されているものである。
【発明の効果】
【0008】
このように、この発明は、レールの横断方向、すなわち、台車の横梁方向に沿って設けた収納ケースにフレームを内装フレームとして内装する。この内装フレームは、水平板フレームとこれから起立する垂直板フレームで構成し、光学的変位センサは垂直板フレームの両端にそれぞれ設ける。そして、重さの重いジャイロを水平板フレームの中央部付近に搭載する。これにより内装フレームの両端に大きな圧縮力と伸張力とが加わっても左右のレールに対応する各光学的変位センサに対するフレーム歪みの影響を低減できる。その結果、内装フレームの軽量化が可能になる。
さらに、内装フレームの両端が緩衝部材を介して収納ケースに取付けられることで、内装フレームが収納ケースを介して台車の側梁に間接取付けされることになる。これにより内装フレームの両端に加わる大きな圧縮力と大きな伸張力とをそれぞれに低減することができる。また、質量が大きい(重さの重い)ジャイロが水平板フレームの中央部付近に搭載されることによって検出器ユニットの高さが抑えられて検出器ユニットの小型化が可能になる。
さらに、水平板フレームに光学的変位センサの測定光をレールに照射する窓を設けることができるので、収納ケースは、測定光を通過させる開口を設けるだけで済み、板厚の薄い軽量なものとすることができる。
その結果、内装フレームのフレーム構造を鋳物や板厚の厚い鉄製の堅牢な構造のものとすることが不要になり、小型軽量化が可能になる。もちろん、収納ケースは、飛来物等から衝撃を受けて内装フレームを保護すればよいので軽量なもので済むので、光学的変位センサを搭載する検出器ユニットを軽量でかつ堅牢な構造にしなくても台車に搭載することが可能になり、一般の営業車両にも取付けることができる軌道検測のための検出器ユニットを容易に実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】図1(a)は、この発明の検出器ユニットを適用した一実施例の検出器ユニットの収納ケースに内装される内装フレームの側面説明図、図1(b)は、内装フレームの平面説明図である。
【図2】図2は、この発明の検出器ユニットを適用した一実施例の検出器ユニットの営業車両の台車への取付状態を示す断面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
図2において、10は、軌道検測装置を搭載した一般の営業車両であり、1はその車体、2はその台車、2a,2bは車輪、3は台車の台車枠、4は車体1と台車2との間に設けられた空気ばね、5a,5bは左右のレール、6は軌道面である。
図2に示すように、台車枠3には、これの横梁3aに沿って台車取付用の検出器ユニット7が下側から側梁3b(図1参照)にボルト3c(図1参照)等で固定されている。
検出器ユニット7は、収納ケース71と、内装フレーム74と、内装フレーム74の両端部を収納ケース71に固定する緩衝支柱(緩衝部材)73a,73bとからなる。なお、内装フレーム74には、図1(a)に示すように加速度センサとレーザ変位センサ(光学的変位量センサ)とジャイロとが固定されている。
【0011】
緩衝支柱73a,73bは、それぞれ2個を対として設けられた緩衝部材であり、圧縮力と伸張力とを減衰させるために二重円筒構造をした防振脚になっている。この防振脚は、圧縮力と伸張力とを減衰させ、ここではさらに縦振動と横振動を吸収する。これは、二重円筒ケース間に防振ゴム、コイルスプリング等が内装されている。
この緩衝支柱73a,73bにより内装フレーム74は、両端が緩衝部材を介して収納ケース71に取付けられ、この収納ケース71が台車2の側梁に固定される間接取付け構造になっている。そのため内装フレーム74の両端に加わる圧縮力と伸張力とを低減することができる。
その結果、内装フレーム74は、鉄製あるいはアルミニュウム製等の金属製の板フレームで形成することが可能になる。
【0012】
図1(a),(b)に示すように、内装フレーム74は、垂直板フレーム74aと水平板フレーム74bとからなり、垂直板フレーム74aが水平板フレーム74bの中央位置で内装フレーム74の長手方向に直線的に結合した断面が逆T字型のフレームで構成される。
ここで、この垂直板フレーム74aと水平板フレーム74bの直線的結合は、例えば、水平板フレーム74bの下側からのボルト締結が好ましい。その理由は、溶接組立にすると溶接歪みで内装フレーム74の精度が維持できなくなる危険性が高いからである。
溶接組立にせずに、例えば、鋳物で一体成形し、フライス加工で面出しという方法を採った場合には、部材を湯の流れる厚さで作らなければならない。そのため必要以上の強度がある重い構造のものとなってしまう。また、鋳物で一体成形をフライス加工するとコストが高くなり、加工ミスで廃棄されるものも出てくる問題がある。
溶接歪みが問題とならないような厚さの鋼板を使用す
ることも考えられるが、この場合にも厚さが厚くなるので、必要以上の強度がある重いものとなってしまう。
このようなことから、ボルト締結をすることが好ましい。このようにすれば非溶接組立加工が実現でき、溶接歪みによる装置精度の問題が解消できる利点がある。
なお、機器の取付は別として垂直板フレーム74aをボルト締結をする場合にはできるだけ等間隔で多数本使用した方がよい。
【0013】
水平板フレーム74bのほぼ中央位置に左右と上下が一体化された加速度センサ75が設けられ、これの図面右横にジャイロ76が搭載され、両側にレーザ変位センサユニット77,78が垂直板フレーム74aに固定されてそれぞれ設けられている。
このように質量が大きいジャイロ76をレール5a,5bに対応して水平板フレーム74bの左右に設けられた測定光通過用のガラス窓79a,79bの間に、特に、水平板フレーム74bの中央部付近に設置することで、ジャイロ76に加わる走行方向での衝撃力による垂直板フレーム74aの歪みが抑えられる。これにより、垂直板フレーム74aの両端部にあるとレーザ変位センサユニット77,78が搭載されたフレーム部分の車両走行時の歪みが低減されて、その影響を抑えることができる。
また、このように、加速度センサ75と質量が大きいジャイロ76とを内装フレーム74の両端部ではなく、中央位置付近に配置するようにすれば、内装フレーム74の両端部から伝達される圧縮力と伸張力がジャイロ76に加わり、加算されることが抑えられ、振動の影響をより小さく抑えることができる。
なお、図1(b)では、ガラス窓等の説明の都合上、レーザ変位センサユニット77,78を省略してある。また、77eは、フレーム補強用のリブである。
【0014】
レーザ変位センサユニット77,78は、レーザ変位センサ771と回転ミラー機構772とで構成される直交配置の2つのレーザ変位センサからなり、三角測量方式によりレール5a,5bまでの距離(変位)をそれぞれ計測する。それぞれのレーザ変位センサに対応して投光光と受光光のレーザを通過させるガラス窓79a,79bがレール5a,5bに対応して左右に設けられている。もちろん、ガラス窓79a,79bの位置それぞれに対応して収納ケース71には開口79c,79dが設けられ、測定光が通過できるようになっている。
図2に示すように、加速度センサ75とジャイロ76と、そしてレーザ変位センサユニット77,78から得られる検出信号は、収納ケース71を経て営業車両10の車体1の内部に設けられた処理装置8に信号線9を介して送出され、処理装置8において、レーザ変位センサユニット77,78の検出信号から得られる測定信号が加速度センサ75とジャイロ76から得られる各検出値に応じて補正処理されてレール5の軌道狂い測定の測定が行われる。
【0015】
このように、内装フレーム74が台車枠3の横梁3a方向に沿って橋渡される1本のフレームになっていて、その縁端が緩衝支柱73a,73bで収納ケース71に固定され、内装フレーム74が収納ケース71を介して台車枠3の側梁3bに間接的に固定されて橋渡されるので、台車枠3の側梁3bの固定位置からの距離を稼ぐことができ、途中に緩衝支柱73a,73bが緩衝部材として介在することで、レール5から車輪を通して台車に伝達さるレールの変位を測定する変位センサと加速度センサへの圧縮力と伸張力、そして振動を抑えることができる。
【0016】
図2に示すように、収納ケース71の内部で底部の内側両側には内側に突出した張出縁71a,71bが設けられている。この張出縁71a,71bの上面に緩衝支柱73a,73bの底部がボルト等(図1(a)参照)により固定され、収納ケース71の底部側で緩衝支柱73a,73bが支持されている。なお、ここでの収納ケース71の底部側とは、収納ケース71の厚さ(高さ)の半分より下側部分を意味する。
収納ケース71の両端にある取付端部71e,71fは、上側ケース71dの両端から外側に延出して側梁3bの底部にボルト等(図2参照)により固定され、これにより内装フレーム74が緩衝支柱73a,73bを介して側梁3bに間接的に固定される。
【0017】
内装フレーム74は、その長さを実質的に台車枠3の横梁3aのレール横断方向の長さか、それ以上にすることができ、その両端は、緩衝支柱73a,73bの頭部においてその延出端部74c,74dがボルト等により結合されている(図1(a)参照)。これにより緩衝支柱73a,73bを介して収納ケース71の張出縁71a,71bに内装フレーム74の両端部が支持される。
なお、延出端部74c,74dは、収納ケース71の上部両端から外側に延出して緩衝支柱73a,73bの頭部に至る。
その結果、内装フレーム74は、横梁3a方向に沿って台車枠3に橋渡される形で収納ケース71に収納される。
収納ケース71は、下側ケース71cと上側ケース71dと張出縁71a,71bとからなり、下側ケース71cは、両側で張出縁71a,71bと一体的に結合されていて、上側ケース71dが張出縁71a,71bにボルト等(図1(a)参照)により結合されることで断面矩形のケースが形成されている。
この収納ケース71は、飛来物等から衝撃を受けて内装フレーム74を保護すればよいので薄い板厚の軽量なもので済む。
【産業上の利用可能性】
【0018】
以上説明してきたが実施例では緩衝支柱73a,73bが防振脚になっているが、この発明は、内装フレームの両端に加わる圧縮力と伸張力とを減衰させる緩衝部材であれば防振脚構造の緩衝部材に限定されるものではない。
実施例では、垂直板フレーム74aが水平板フレーム74bの中央位置で内装フレーム74の長手方向に直線的に結合しているが、この発明にあっては、垂直板フレーム74aの結合位置は、中央位置に限定されるものではなく、水平板フレームの幅方向の途中において結合されていれば断面逆T字型のフレームが構成できるので、それでも十分である。
また、実施例の加速度センサは、内装フレームの中央部付近に設けられているが、この位置にジャイロが設けられ、その脇に加速度センサが設けられていてもよい。また、加速度センサは、左右の加速度センサと上下の加速度センサとがそれぞれ独立に設けられていてもよい。
さらに、実施例における水平板フレーム74bに設けられる窓79a,79bは、この発明においては、透明のガラスや透明の樹脂板等がはめ込まれたものである必要はなく、光を通過させる単なる開口であってもよい。この窓を単なる開口にしたときには、このような窓に対応して設けられている収納ケース71における開口79c,79dは透明のガラスや透明の樹脂板等がはめ込まれた窓とすることが好ましい。この場合の窓の形状としてはガラス窓79a,79bと同様にケース内側に凹む凹み窓を収納ケース71側に設け、この凹み窓が挿入される開口を水平板フレーム74bに設けることができる。
したがって、この明細書および特許請求の範囲における窓とは開口を含む概念であり、収納ケースにおける開口とは透明部材がはめ込まれた窓を含む概念である。
今回の方式は、台車への取付に限定されるものではなく、車体への検測装置を実装する場合にも応用できる。
【符号の説明】
【0019】
1…車体、2…台車、3…台車枠、
3a…横梁、3b…側梁、4…空気ばね、
5a,5b…レール、6…軌道面、
7…検出器ユニット、8…処理装置、
9…信号線、10…営業車両、71…収納ケース、
71a,71b…張出縁、71c…下側ケース、
71d…上側ケース、71e,71f…取付端部、
74…内装フレーム、73a,73b…緩衝支柱、
74a…垂直板フレーム、74b…水平板フレーム、
74c,74d…延出端部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
レールの変位を測定する光学的変位センサとジャイロスコープとを搭載する軌道検測のための検出器ユニットにおいて、
両端が走行車両の台車の側梁に固定される収納ケースと両端が緩衝部材を介して前記収納ケースに固定されて内装される内装フレームとを備え、
前記内装フレームは、前記レールの横断方向に沿って水平に配置された水平板フレームとこの水平板フレームの幅方向の途中において前記水平板フレームから起立して前記レールの横断方向に沿って設けられた垂直板フレームとからなり、
左右の前記レールに対応する前記光学的変位センサが前記垂直板フレームの両端にそれぞれ設けられ、前記水平板フレームには前記光学的変位センサの測定光を前記レールに照射する窓が各前記光学的変位センサに対応して形成され、前記窓と窓との間の前記水平板フレームの領域に前記ジャイロスコープが搭載されている軌道検測のための検出器ユニット。
【請求項2】
前記収納ケースにおいて、前記窓に対応する部分は前記測定光が通過するように開口が設けられている請求項1記載の軌道検測のための検出器ユニット。
【請求項3】
さらに加速度センサが設けられ、前記緩衝部材は防振部材であり、前記加速度センサは、前記ジャイロスコープに隣接して前記水平板フレームに搭載され、前記加速度センサの検出値に応じて前記光学的変位センサの測定値が補正される請求項2記載の軌道検測のための検出器ユニット。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2011−93470(P2011−93470A)
【公開日】平成23年5月12日(2011.5.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−250783(P2009−250783)
【出願日】平成21年10月30日(2009.10.30)
【出願人】(591146893)九州旅客鉄道株式会社 (18)
【出願人】(000173784)財団法人鉄道総合技術研究所 (1,666)
【出願人】(501387839)株式会社日立ハイテクノロジーズ (4,325)
【Fターム(参考)】