説明

輝度信号搬送色信号分離回路及び方法

【課題】ドット妨害除去能力が高く、高品位のY信号を得ることができる。
【解決手段】搬送色信号を分離し、さらに基準複合映像信号と、1ライン分進んだ進み複合映像信号及び1ライン分遅れた遅延複合映像信号を同時化して出力するC分離回路と、色相変化が大きい高域搬送色成分を取り出す高域搬送色成分抽出フィルタと、前記高域搬送色成分と前記搬送色成分を加算し、この加算結果を、前記基準複合映像信号から減算処理し、第1の輝度信号を出力する第1の演算回路と、基準複合映像信号、先行進み複合映像信号及び遅延複合映像信号のそれぞれから前記搬送色信号を減算し、中間値である第2の輝度信号を選択して導出する第2の演算回路と、前記高域搬送色成分が基準値より大きいときは、前記第2の輝度信号を選択出力し、基準値より小さいときは第1の輝度信号を選択導出する選択回路を有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、輝度信号色搬送信号分離回路(以下YC分離回路と略称する)及び方法に関するものであり、ドット妨害除去能力が高くなるように改善された回路である。
【背景技術】
【0002】
従来からYC分離回路の提案は各種の提案がなされている(例えば特許文献1)。YC分離回路は、複合映像信号(コンポジット信号)から輝度信号(以下Y信号と略称する)と、色搬送信号(以下C信号と略称する)とを分離する回路である。
【0003】
YC分離の方法として、水平周期毎にC信号が反転していることを利用する方法がある。この方法では、水平ライン間で、差をとりC信号を抽出し、コンポジット信号から抽出したC信号を差し引き、Y信号を得る。この演算処理において、Y信号にC信号が混入又は残存すると、ドット妨害が発生しやすくなる。ドット妨害は、色が不連続な部分に、映像に小さいドットが現れる現象である。
【特許文献1】特開2006−25098号
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
YC分離回路には、さらなる課題がある。発明者は、コンポジット信号において、色相変化が大きな部分において特にドット妨害が発生しやすい点に着目した。
【0005】
この発明に係る一実施の形態では、ドット妨害除去能力が高く、高品位のY信号を得ることができる輝度信号搬送色信号分離回路を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に係る一実施の形態では、櫛形フィルタを用いて搬送色信号を分離するとともに、基準となる基準複合映像信号とこの基準複合映像信号に対して1ライン分進んだ進み複合映像信号及び1ライン分遅れた遅延複合映像信号を同時化して出力するC分離回路と、前記搬送色信号の色相変化が大きい高域搬送色成分を取り出す高域搬送色成分抽出フィルタと、前記高域搬送色成分と前記搬送色成分を加算し、この加算結果を、前記基準複合映像信号から減算処理し、第1の輝度信号を出力する第1の演算回路と、基準複合映像信号、先行進み複合映像信号及び遅延複合映像信号のそれぞれから前記搬送色信号を減算し、中間値である第2の輝度信号を選択して導出する第2の演算回路と、前記高域搬送色成分が基準値より大きいときは、前記第2の輝度信号を選択出力し、基準値より小さいときは第1の輝度信号を選択導出する選択回路を有する。
【発明の効果】
【0007】
上記の実施形態によると、色相変化が大きい部分のドット妨害を低減することができ、一層の画質向上を得ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面を参照しながら、幾つかの実施の形態を説明する。図1はこの発明の一実施の形態である。この輝度信号搬送色信号分離回路は、大きく分けると、C分離回路40と、高域搬送色成分抽出フィルタ41と、第1の演算回路42と、第2の演算回路43と、選択回路44とを有する。
【0009】
この発明に係る基本的な構成は、C分離回路40と、第2の演算回路43で実現される。しかし、図1では、高域搬送色成分抽出フィルタ41、第1の演算回路42、選択回路44を組み合わせて示している。以下各部について説明する。
【0010】
C分離回路40には、複合映像信号が入力される。このC分離回路40は、櫛形フィルタを用いて搬送色信号(C信号)を分離する。さらに、基準となる基準複合映像信号C1とこの基準複合映像信号に対して1ライン分進んだ進み複合映像信号C2と、1ライン分遅れた遅延複合映像信号C0を同時化して出力する。
【0011】
高域搬送色成分抽出フィルタ41は、搬送色信号(C信号)の色相変化が大きい高域搬送色成分を取り出す。
【0012】
第1の演算回路42は、高域搬送色成分と搬送色成分(C信号を)を加算し、この加算結果を、基準複合映像信号C1から減算処理し、第1の輝度信号を出力する。第2の演算回路43は、基準複合映像信号C1、先行進み複合映像信号C2及び遅延複合映像信号C0のそれぞれから搬送色信号(C信号)を減算し、それぞれの結果の中間値の信号を選択する。そしてこの信号を第2の輝度信号として出力する。この第2の演算回路43は、基本的には高域垂直フィルタとして機能している。
【0013】
そして選択回路44は、高域搬送色成分が基準値より大きいときは、第2の輝度信号を選択出力し、基準値より小さいときは第1の輝度信号を最終輝度信号として選択導出する回路である。
【0014】
次に、各回路を具体的に説明する。入力端子10に供給された複合映像信号は、直列接続されたライン遅延器11、12に入力される。ライン遅延器11の入力側の複合映像信号をC0、出力側の複合映像信号をC1、ライン遅延器12の出力側の複合映像信号をC2とする。複合映像信号C1は基準複合映像信号とする。
【0015】
複合映像信号をC0、複合映像信号C1、複合映像信号をC2は、同時化されてC分離器13に入力される。C分離器13は、例えば複合映像信号C1,C0の差を2で割った値と、複合映像信号C1,C2の差を2で割った値と、の平均値を分離したC信号として導出する。
【0016】
分離されたC信号は、fsc遅延器14と減算器15に入力される。fsc遅延器14は、色搬送波の例えば1サイクル分(0.5サイクル、或いは2サイクルであってもよい)の所定遅延量を持つ回路である。減算器15は、C信号から遅延したC信号を減算処理する。この結果、減算器15に入力する2つの信号間で、色相のずれ無い部分では、出力は0であるが、色相がずれている場合にはそのずれ成分が出力される。つまり色相が大きく変化している部分が検出される。別の言い方をすれば、色搬送波成分の高域の成分(高域色搬送波成分)が取り出されることになる。
【0017】
この高域搬送色成分は、増幅器16で利得調整され、加算器17に入力されて搬送色信号(C信号)に加算される。つまり、高域成分が強調された高域強調C信号となる。そして、この加算器17の出力(高域強調C信号)が、減算器18に入力され、複合映像信号C1から減算される。これにより、減算器18からは、色相が大きく変化する部分で生じがちなドット妨害を抑圧した高品位の輝度信号が得られる。減算器18からの輝度信号を第1の輝度信号と称する。第1の輝度信号は選択回路44のスイッチ24の一方端に入力される。
【0018】
しかし、上記の減算器18ですべてのドット妨害を抑圧することは困難である。特に色相変化が大きく変化し、しかもその色相レベルが高いような場合は、減算器18で複合映像信号C1に含まれる高域搬送色成分を除去することが困難な場合がある。レベルの高い高域搬送色成分を除去するために、増幅器16のゲインを大きくして、減算器18における高域搬送色成分に対するキャンセル能力を高めることが考えられる。しかし、増幅器16のゲインを大きくすると、かえって高域強調C信号が不安定な信号(C信号と高域成分のアンバランス)となり、減算器18で複合映像信号C1に含まれる搬送色成分を除去する能力が低下する。
【0019】
そこで減算器15から出力される高域搬送色成分がさらに大きなレベルであり、減算器18で抑圧しきれないような場合は、次に述べる対策により、ドット妨害を抑圧し、高品位の輝度信号が得られる。
【0020】
即ち、第2の演算器43において、複合映像信号C0,C1,C2は、それぞれ加算器19、減算器20、加算器21の各一方の入力端子に入力される。加算器19、減算器20、加算器21の各他方の入力端子には、先のC分離回路40からC信号が入力されている。これにより、加算器19、減算器20、加算器21からは、搬送色信号を減算した輝度信号Y0,Y1,Y2が得られる。加算器19、減算器20、加算器21を用いたのは、搬送色信号がライン毎に位相反転しているからである。
【0021】
輝度信号Y0,Y1,Y2は、中間値回路22に入力され、ここで、中間値の輝度信号が選択されて導出される。この輝度信号を第2の輝度信号と称する。第2の輝度信号は選択回路44のスイッチ24の他方端に入力される。
【0022】
スイッチ24は、次のような条件のときに、第2の輝度信号を選択して導出する。即ち、比較器23において、減算器15から得られる高域搬送色成分Aが基準値Bと比較される。そしてA>Bのときは、スイッチ24が制御され、第2の輝度信号を選択して導出する。
【0023】
図2には、中間値回路22の具体例を示している。輝度信号Y0とY1が加算器31に入力されて加算され、また、輝度信号Y1とY2が加算器32に入力されて加算される。加算器31と、32の出力は、それぞれ(1/2)割り算器33、34で割り算されてスイッチ38に入力される。またこのスイッチ38には、輝度信号Y0も入力されている。スイッチ38は次に述べる比較及び並べ変え処理により3つの入力のうち中間値に相当する輝度信号を選択して出力する。
【0024】
比較及び並べ替え回路35には、(1/2)割り算器33の出力輝度信号と輝度信号Y1と(1/2)割り算器34の出力輝度信号が入力されている。比較及び並べ替え回路35は、入力信号を比較し、小さい順に並べ替えて、中間値を決定する。そして中間値の輝度信号がスイッチ38で選択されるように、スイッチ38を制御する。
【0025】
図3を参照し、今、輝度信号にドット妨害が発生しているものとして、図2の中間値回路22の動作を説明する。図3において、輝度信号Y0,Y1,Y2のドット妨害成分をそれぞれA,B,Cとする。ここで、今、ドット妨害の振幅を+4、−4として計算すると、
[(A+B)/2]=[(4+(−4))/2]=0
−4
[(B+C)/2]=[(−4+4)/2]=0
となる。
【0026】
この値が比較及び並べ替え回路35とスイッチ38に入力される。上記の値を小さい順に並べ替えると、−4,0,0である。そして中間値は0である。したがって、比較及び並べ替え回路35は、スイッチ38を制御し、スイッチ38が(1/2)割り算器33又は34の出力のいずれかを選択するように制御する。上記したように第2の演算回路43の出力は、ドット妨害を抑圧した信号となっている。
【0027】
図4(A)−(D)には、搬送色信号の位相変化の大きい部分を含むカラーバー信号が、YC分離回路に入力された場合、各部で処理された信号波形の例を示している。図4(A)はカラーバー信号である。図4(B)は、YC分離された後のY信号の例であるが、ドット妨害除去をしなかった場合の波形である。図4(C)は、水平方向の色相変化が大きい成分、つまり高域搬送色成分である。この成分は、図1の減算器15から出力される。この成分が増幅されて、図4(B)のY信号から減算されると、図4(D)の如く、ドット妨害が抑圧される。このY信号は、第1の輝度信号である。
【0028】
図5(A)−(C)は、さらに、第2の演算回路43及び選択回路44が動作した場合の信号波形を示している。即ち、図5(A)はカラーバー信号であり、図5(B)は、YC分離された後のY信号の例であるが、ドット妨害除去をしなかった場合の波形である。そこで、第2の演算回路43及び選択回路44が動作した場合は、図5(C)に示すように、ドット妨害が除去されたY信号を第2の演算回路43から得ることができる。このY信号が第2の輝度信号である。
【0029】
選択回路44は、ドット妨害となる搬送色成分が閾値Bより大きい場合は、上記したように第2の輝度信号を選択して出力する。つまり、基準ラインとその前後のラインの輝度信号の中から中間値の輝度信号が選択される。この機能は、垂直方向のノイズを低減するメディアンフィルタとしての機能であり、垂直方向の処理でドット妨害を抑圧したことになる。なお、先の基準値は、外部から調整可能とし、最適な基準値Bが設定される。
【0030】
図6は、この発明の他の実施の形態である。図1の構成と異なる部分を説明する。減算器20の出力Y信号が、減算器18に入力される。そしてここでは、Y信号に残存しているドット妨害成分が減算処理される。その他の部分は、図1と同じであるから説明は省略する。なおこの図では、基準複合映像信号、先行進み複合映像信号及び遅延複合映像信号のそれぞれから搬送色信号を減算し、第1、第2、第3の輝度信号を生成し、これら輝度信号の中間値である第4の輝度信号を選択して導出する演算回路を中間値処理演算回路と称する。また高域搬送色成分と搬送色成分を加算し、この加算結果を、第1の輝度信号から減算処理し、第5の輝度信号を出力する演算回路を減算処理演算回路と称することにする。
【0031】
なお、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】この発明に係る一実施例による輝度信号搬送色信号分離回路の構成例を示す図である。
【図2】図1の中間値回路の具体的構成例を示す図である。
【図3】図2の中間値回路の動作を説明する為に示したドット妨害成分を示す図である。
【図4】図1の回路の動作を説明する為に示した信号波形図である。
【図5】図1の回路の動作とその効果を説明する為に示した信号波形図である。
【図6】この発明に係る他の実施例による輝度信号搬送色信号分離回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
【0033】
11、12…ライン遅延器、13…C分離回路、14…fsc遅延器、15…減算器、16…増幅器、17…加算器、18…減算器、19,21…加算器、20…減算器、22…中間値回路、23…比較回路、24…スイッチ、40…C分離回路、41…高域搬送色成分抽出フィルタ、42…第1の演算回路、43…第2の演算回路、44…選択回路。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
櫛形フィルタを用いて搬送色信号を分離するとともに、基準となる基準複合映像信号とこの基準複合映像信号に対して1ライン分進んだ進み複合映像信号及び1ライン分遅れた遅延複合映像信号を同時化して出力するC分離回路と、
前記搬送色信号の色相変化が大きい高域搬送色成分を取り出す高域搬送色成分抽出フィルタと、
前記高域搬送色成分と前記搬送色成分を加算し、この加算結果を、前記基準複合映像信号から減算処理し、第1の輝度信号を出力する第1の演算回路と、
前記基準複合映像信号、先行進み複合映像信号及び遅延複合映像信号のそれぞれから前記搬送色信号を減算して、複数の同時化された輝度信号を生成して垂直フィルタリングすることにより、第2の輝度信号を生成する第2の演算回路と、
前記高域搬送色成分が基準値より大きいときは、前記第2の輝度信号を選択出力し、基準値より小さいときは第1の輝度信号を選択導出する選択回路と
を有する輝度信号搬送色信号分離回路。
【請求項2】
前記高域搬送色成分抽出フィルタは、前記搬送色信号をその所定量遅延するfsc遅延器と、前記搬送色信号から前記遅延器の出力を減算する減算器を有する請求項1記載の輝度信号搬送色信号分離回路。
【請求項3】
前記第1の演算回路は、
前記高域搬送色信号を増幅する増幅器と、
前記増幅器の出力を前記搬送色信号に加算する加算器と、
前記加算器の出力を、前記基準複合映像信号から減算し、前記第1の輝度信号を得る減算器と
を有する請求項1記載の輝度信号搬送色信号分離回路。
【請求項4】
前記第2の演算回路は、
前記基準複合映像信号から前記搬送色信号を減算する減算器と、
前記1ライン分進んだ進み複合映像信号及び1ライン分遅れた遅延複合映像信号からそれぞれ前記搬送色信号を減算する第1、第2の加算器と、
前記減算器、前記第1、第2の加算器から得られた輝度信号の中から中間値に当たる輝度信号を前記第2の輝度信号として取り出す中間値回路と
を有する請求項1記載の輝度信号搬送色信号分離回路。
【請求項5】
前記選択回路は、
比較回路と、前記第1、第2の輝度信号が入力されるスイッチとを有し、
前記比較回路は、前記高域搬送色信号Aと、基準値Bとを比較し、(A>B)のときには、前記第2の輝度信号が選択導出されるように、前記スイッチを制御する
請求項1記載の輝度信号搬送色信号分離回路。
【請求項6】
前記基準値Bは、外部から任意に調整可能である請求項1記載の輝度信号搬送色信号分離回路。
【請求項7】
櫛形フィルタを用いて搬送色信号を分離するとともに、基準となる基準複合映像信号とこの基準複合映像信号に対して1ライン分進んだ進み複合映像信号及び1ライン分遅れた遅延複合映像信号を同時化して出力するC分離回路と、
前記搬送色信号の色相変化が大きい高域搬送色成分を取り出す高域搬送色成分抽出フィルタと、
前記基準複合映像信号、先行進み複合映像信号及び遅延複合映像信号のそれぞれから前記搬送色信号を減算し、第1、第2、第3の輝度信号を生成し、これら輝度信号の中間値である第4の輝度信号を選択して導出する中間値処理演算回路と、
前記高域搬送色成分と前記搬送色成分を加算し、この加算結果を、前記第1の輝度信号から減算処理し、第5の輝度信号を出力する減算処理演算回路と、
前記高域搬送色成分が基準値より大きいときは、前記第4の輝度信号を選択出力し、基準値より小さいときは第5の輝度信号を選択導出する選択回路と
を有する輝度信号搬送色信号分離回路。
【請求項8】
櫛形フィルタを用いて搬送色信号を分離するとともに、基準となる基準複合映像信号とこの基準複合映像信号に対して1ライン分進んだ進み複合映像信号及び1ライン分遅れた遅延複合映像信号を同時化して生成し、
高域搬送色成分抽出フィルタにより前記搬送色信号の色相変化が大きい高域搬送色成分を取り出し、
第1の演算回路により、前記高域搬送色成分と前記搬送色成分を加算し、この加算結果を、前記基準複合映像信号から減算処理し、第1の輝度信号を生成し、
第2の演算回路により、前記基準複合映像信号、先行進み複合映像信号及び遅延複合映像信号のそれぞれから前記搬送色信号を減算し、複数の同時化された輝度信号を垂直フィルタリングすることにより、第2の輝度信号を生成し、
選択回路により、前記高域搬送色成分が基準値より大きいときは、前記第2の輝度信号を選択出力し、基準値より小さいときは第1の輝度信号を選択導出する
を有する輝度信号搬送色信号分離方法。
【請求項9】
前記第2の輝度信号は、前記基準複合映像信号、先行進み複合映像信号及び遅延複合映像信号のそれぞれから前記搬送色信号を減算し、中間値として選択された信号である請求項8記載の輝度信号搬送色信号分離方法。
【請求項10】
前記基準値は、外部から調整される請求項8記載の輝度信号搬送色信号分離方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2008−11398(P2008−11398A)
【公開日】平成20年1月17日(2008.1.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−182052(P2006−182052)
【出願日】平成18年6月30日(2006.6.30)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】