説明

近距離無線通信の遠隔通信設定方法、接続支援サーバ装置およびプログラム、画像形成装置およびプログラム

【課題】互いが通信するのに必要な通信設定を持っていない携帯端末とサービス装置に、ユーザによる通信設定を行なうことなく、近距離無線通信を実現させる。
【解決手段】携帯端末10は、サービス装置20から当該サービス装置の装置固有識別情報を取得し、接続支援サーバ30に送信する。接続支援サーバ30は、携帯端末から受信した装置固有識別情報に関連付けられたサービス装置へのアクセス情報を選択する。そして、接続支援サーバは、携帯端末とサービス装置との間の近距離無線通信に必要な通信設定情報を、携帯端末に送信すると共に前記選択したサービス装置へのアクセス情報に基づいて当該サービス装置に送信する。この通信設定情報を受信した携帯端末およびサービス装置は、この通信設定情報を近距離無線通信に利用できるように各本体に設定する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、携帯端末と、ユーザにサービスを提供するサービス装置(画像形成装置など)と、を近距離無線通信により直接通信させる方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、携帯端末がサービス装置に対して通信を行なう場合、携帯端末が利用可能な通信網を介して、サービス装置と通信することになる。携帯端末は携帯電話網を利用する場合があり、そのようなケースでは通信料が高価であり、また、通信速度も低速であることが多い。
【0003】
また、IP(Internet Protocol)網に接続されたサービス装置に対し、同じIP網に接続可能な携帯端末もあるが、この場合、IP網に接続した携帯端末が網内のサービス装置をどのように発見するかという問題がある。また、網内における、携帯端末とサービス装置との間の通信手法や、通信経路の信頼性などが環境によって区々である、という問題もある。
【0004】
このような問題を解決するため、携帯端末とサービス装置とは、できることならば、既設網を利用するのではなく、1対1の直接通信を行なうことが望ましい。その例がBluetooth(登録商標)である。Bluetoothを使えば、既設網の帯域を消耗しないため通信コストを削減することができる。即ち、インターネットという大規模なシステムを通して通信することをやめ、たった数十センチのBluetooth通信で実現することにより、長い区間の通信帯域の削減が可能になる。また、1対1の通信であるため安全性が高くなる。
【0005】
しかし、Bluetoothなどの近距離無線通信を行なうためには、携帯端末とサービス装置との間で相互認証が行なわなければならない。
【0006】
なお、予め通信が許可された携帯端末とサービス装置(印刷装置)とが近距離無線通信を行なう従来技術としては、例えば特許文献1がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特開2005−20489号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、互いが通信するのに必要な通信設定を持っていない携帯端末とサービス装置に、ユーザによる通信設定を行なうことなく、近距離無線通信を実現させることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題を解決するため、本発明は以下の構成を採る。
(1)携帯端末およびサービス装置に、互いの近距離無線通信に必要な通信設定を与える方法であって、携帯端末が、サービス装置から接続支援サーバへのアクセス情報と当該サービス装置の装置固有識別情報とを取得するステップと、携帯端末が、サービス装置から取得した接続支援サーバへのアクセス情報に基づいて当該接続支援サーバに前記サービス装置の装置固有識別情報を送信するステップと、サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置へのアクセス情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶している接続支援サーバが、前記携帯端末から送信されたサービス装置の装置固有識別情報を受信し、当該受信した装置固有識別情報に関連付けられたサービス装置へのアクセス情報を選択するステップと、この接続支援サーバが、前記携帯端末と前記サービス装置との間の近距離無線通信に必要な通信設定情報を、前記携帯端末に送信すると共に前記選択したサービス装置へのアクセス情報に基づいて当該サービス装置に送信するステップと、この通信設定情報を受信した携帯端末およびサービス装置が、この通信設定情報を前記近距離無線通信に利用できるように各本体に設定するステップと、を含むことを特徴とした遠隔通信設定方法。
【0010】
本発明によれば、携帯端末の発意によって、接続支援サーバが近距離無線通信に必要な通信設定情報を生成し、この通信設定情報が近距離無線通信を行なう携帯端末とサービス装置との双方に設定される。
【0011】
(2)(1)の方法において、前記接続支援サーバが、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置の機種情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶し、前記携帯端末からサービス装置の装置固有識別情報を受信すると、この装置固有識別情報に関連付けられた前記サービス装置の機種情報を選択すると共に、当該選択した機種情報に応じて前記サービス装置に送信する通信設定情報をサービス装置の機種ごとに用意された通信設定情報から選択することを特徴とした遠隔通信設定方法。
【0012】
本発明によれば、サービス装置に設定される通信設定情報が、当該サービス装置の機種に応じて選択される。
【0013】
(3)前記通信設定情報が、通信設定データと通信設定プログラムとを含み、前記携帯端末または前記サービス装置は、前記通信設定プログラムを実行することにより、前記通信設定データを前記近距離無線通信に利用できるように本体に設定することを特徴とした(1)又は(2)の遠隔通信設定方法。
【0014】
本発明によれば、接続支援サーバから携帯端末またはサービス装置に対し、通信設定プログラムが提供され、携帯端末またはサービス装置は、この通信設定プログラムを実行することによって、近距離無線通信に必要な通信設定を完了する。
【0015】
(4)前記接続支援サーバが、前記近距離無線通信に必要な共有認証パスワードを生成し、この共有認証パスワードを前記携帯端末およびサービス装置に送信する通信設定情報に含めることを特徴とした(1)の遠隔通信設定方法。
【0016】
本発明によれば、近距離無線通信に必要な共有認証パスワード(例えば、Bluetooth通信におけるPINコード)が、携帯端末とサービス装置の双方に設定される。
【0017】
(5)前記携帯端末は、前記接続支援サーバへのアクセス情報と前記サービス装置の装置固有識別情報とを、当該サービス装置に付加された又は当該サービス装置の近傍に表示されたQRコード等のコード画像をカメラで撮影することにより取得することを特徴とした(1)の遠隔通信設定方法。
【0018】
本発明によれば、携帯端末のユーザが、携帯端末でコード画像を撮影することによって、接続支援サーバへのアクセスを行うことができ、目の前のサービス装置の装置固有情報も接続支援サーバに通知することができる。
【0019】
(6)前記携帯端末は、前記接続支援サーバへのアクセス情報と前記サービス装置の装置固有識別情報とを、当該サービス装置が表示又は印刷により出力したQRコード等のコード画像をカメラで撮影することにより取得することを特徴とした(1)の遠隔通信設定方法。
【0020】
本発明によれば、携帯端末のユーザが、携帯端末でコード画像を撮影することによって、接続支援サーバへのアクセスを行うことができ、目の前のサービス装置の装置固有情報も接続支援サーバに通知することができる。
【0021】
(7)前記サービス装置が画像形成装置である(1)〜(6)のいずれかの遠隔通信設定方法。
【0022】
本発明によれば、サービス装置としての画像形成装置によって、上記各作用が実現される。
【0023】
(8)近距離無線通信を行なう携帯端末およびサービス装置と通信する通信手段と、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置へのアクセス情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶した記憶手段と、情報の処理手段とを備え、前記処理手段が、前記携帯端末から送信されたサービス装置の装置固有識別情報を受信し、当該受信した装置固有識別情報に関連付けられたサービス装置へのアクセス情報を前記記憶手段から選択するステップと、前記携帯端末と前記サービス装置との間の近距離無線通信に必要な通信設定情報を、前記通信手段を介して、前記携帯端末に送信すると共に前記選択したサービス装置へのアクセス情報に基づいて当該サービス装置に送信するステップとを実行し、
【0024】
この通信設定情報を受信した携帯端末およびサービス装置に、この通信設定情報を前記近距離無線通信に利用できるように各本体に設定させることを特徴とした接続支援サーバ装置。
【0025】
本発明によれば、携帯端末の発意によって、接続支援サーバが近距離無線通信に必要な通信設定情報を生成し、この通信設定情報が近距離無線通信を行なう携帯端末とサービス装置との双方に設定される。
【0026】
(9)(8)の装置において、前記記憶手段が、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置の機種情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶すると共に、サービス装置の機種情報と前記通信設定情報とを関連付けて記憶し、前記処理手段が、前記携帯端末からサービス装置の装置固有識別情報を受信すると、この装置固有識別情報に関連付けられた前記サービス装置の機種情報を前記記憶手段から選択すると共に、当該選択した機種情報に関連付けられた通信設定情報を前記記憶手段から選択して前記サービス装置に送信することを特徴とした接続支援サーバ装置。
【0027】
本発明によれば、サービス装置に設定される通信設定情報が、当該サービス装置の機種に応じて選択される。
【0028】
(10)(8)の装置において、前記処理手段が、前記近距離無線通信に必要な共有認証パスワードを生成し、この共有認証パスワードを前記携帯端末およびサービス装置に送信する前記通信設定情報に含めることを特徴とした接続支援サーバ装置。
【0029】
本発明によれば、近距離無線通信に必要な共有認証パスワード(例えば、Bluetooth通信におけるPINコード)が、携帯端末とサービス装置の双方に設定される。
【0030】
(11)近距離無線通信を行なう携帯端末およびサービス装置と通信する通信手段と、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置へのアクセス情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶した記憶手段と、情報の処理手段とを備えた接続支援サーバ装置のプログラムであって、前記処理手段に、前記携帯端末から送信されたサービス装置の装置固有識別情報を受信し、当該受信した装置固有識別情報に関連付けられたサービス装置へのアクセス情報を前記記憶手段から選択するステップと、前記携帯端末と前記サービス装置との間の近距離無線通信に必要な通信設定情報を、前記通信手段を介して、前記携帯端末に送信すると共に前記選択したサービス装置へのアクセス情報に基づいて当該サービス装置に送信するステップとを実行させることを特徴とした接続支援サーバプログラム。
【0031】
本発明によれば、当プログラムの実行によって、接続支援サーバ装置が(8)の作用を実現する。
【0032】
(12)(11)のプログラムにおいて、前記記憶手段が、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置の機種情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶すると共に、サービス装置の機種情報と前記通信設定情報とを関連付けて記憶し、前記携帯端末からサービス装置の装置固有識別情報を受信すると、この装置固有識別情報に関連付けられた前記サービス装置の機種情報を前記記憶手段から選択すると共に、当該選択した機種情報に関連付けられた通信設定情報を前記記憶手段から選択して前記サービス装置に送信する処理を、前記処理手段に実行させることを特徴とした接続支援サーバプログラム。
【0033】
本発明によれば、当プログラムの実行によって、接続支援サーバ装置が(9)の作用を実現する。
【0034】
(13)携帯端末と近距離無線通信を行なう画像形成装置であって、前記携帯端末のユーザから指示を受ける入力手段と、(8)の接続支援サーバ装置へのアクセス情報と自装置の装置固有識別情報とを埋め込んだQRコード等のコード画像を記憶した記憶手段と、画像を表示する表示手段と、画像を印刷する画像形成機構と、前記入力手段を介して前記携帯端末のユーザから指示を受けると前記記憶手段から前記コード画像を読み出して当該コード画像を前記表示手段に表示又は前記画像形成機構によって印刷する処理手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
【0035】
本発明によれば、ユーザが入力装置を操作すると、コード画像が表示又は印刷されるので、これを携帯端末のカメラで撮影することにより、接続支援サーバにアクセスし、当該接続支援サーバに目の前のサービス装置の装置固有識別情報を通知することができる。
【0036】
(14)携帯端末と近距離無線通信を行なう通信手段と、前記携帯端末のユーザから指示を受ける入力手段と、(7)の接続支援サーバ装置へのアクセス情報と自装置の装置固有識別情報とを埋め込んだQRコード等のコード画像を記憶した記憶手段と、画像を表示する表示手段と、画像を印刷する画像形成機構と、情報を処理する処理手段とを備えた画像形成装置のプログラムであって、前記入力手段を介して前記携帯端末のユーザから指示を受けると前記記憶手段から前記コード画像を読み出して当該コード画像を前記表示手段に表示又は前記画像形成機構によって印刷する処理を前記処理手段に実行させることを特徴とした画像形成装置プログラム。
【0037】
本発明によれば、当プログラムの実行によって、サービス装置が(13)の作用を実現する。
【発明の効果】
【0038】
本発明によれば、携帯端末の発意によって、接続支援サーバが近距離無線通信に必要な通信設定情報を生成し、この通信設定情報が近距離無線通信を行なう携帯端末とサービス装置との双方に設定される。このため、互いが通信するのに必要な通信設定を持っていない携帯端末とサービス装置に、ユーザによる通信設定を行なうことなく、近距離無線通信を行なわせることができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の一実施形態を紹介する概要説明図である。
【図2】本発明の一実施形態であるシステム構成図である。
【図3】図2に示す携帯端末の構成図である。
【図4】図2に示す画像形成装置の構成図である。
【図5】図2に示す接続支援サーバの構成図である。
【図6】本発明の一実施形態の動作を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0040】
以下、本発明の実施形態を説明する。図1は、本実施形態の概要説明図である。本実施形態では、携帯端末10と、サービス装置としての画像形成装置20とがBluetooth(登録商標)による近距離無線通信を行なう。しかし、携帯端末10および画像形成装置20は、互いの近距離無線通信を行なうために必要な通信設定情報を備えていない。そこで、接続支援サーバ30から携帯端末10および画像形成装置20に、近距離無線通信に必要な通信設定情報を提供する。これにより、携帯端末10および画像形成装置20が近距離無線通信に必要な通信設定を整え、両者間の近距離無線通信が可能となる。
【0041】
図2は、本実施形態のシステム構成図である。携帯端末10は、構内網(無線LAN)に接続するタイプ(携帯端末A)と、携帯電話パケット網を介してインターネット網に接続するタイプ(携帯端末B)とがある。また、サービス装置としての画像形成装置20も、構内網(無線LAN)に接続するタイプ(画像形成装置A)と、構内網(LAN)を介してインターネット網に接続するタイプ(画像形成装置B)とがある。接続支援サーバ30は、構内網(LAN)に接続する通信手段と、インターネット網に接続する通信手段との両方を備え、携帯端末10または画像形成装置20が、どちらのネットワークを利用するタイプでも、通信が可能となっている。
【0042】
図3は、携帯端末10の構成図である。携帯端末10は、ユーザからの情報の入力を受け付ける入力手段11と、ユーザに情報を表示する表示手段12と、プログラムの実行により種々の機能を実現する処理手段13とを備えている。また携帯端末10は、接続支援サーバ30との間でデータ通信を行なうサーバ通信手段14と、サービス装置としての画像形成装置20との間で近距離無線通信を行なう近距離無線通信手段15と、情報の記憶手段16とを有する。更に、携帯端末10は、QRコードを撮影できるカメラ17を備えている。
【0043】
これを更に詳述すると、本実施形態において、携帯端末10はPDA(Personal Digital Assistants)とする。入力手段11は、キーボードやタッチパネルである。表示手段12は、液晶や有機EL(electroluminescence)のディスプレイである。処理手段13は、CPUなどのプロセッサである。ASICなどの集積回路でもよい。サーバ通信手段14は、構内網に接続するタイプの場合は無線LANチップ等であり、携帯電話パケット網に接続するタイプの場合は携帯電話通信モジュール等である。サーバ通信手段14として、その両者を備えていてもよい。近距離無線通信手段15は、Bluetoothチップ等である。記憶手段16は、ROM、RAM、HDD、USBメモリ、メモリカードなどを含む記憶領域の総称である。この記憶手段16は、接続支援サーバ30から提供される通信設定プログラムと、近距離無線通信に必要な通信設定である近距離通信設定とを記憶する。カメラ17は、デジタルカメラであり、QRコードを撮影し認識できる画素数を備えていればよい。
【0044】
続いて、図4は、サービス装置としての画像形成装置20の構成図である。画像形成装置20は、ユーザからの情報の入力を受け付ける入力手段21と、ユーザに情報を表示する表示手段12と、プログラムの実行により種々の機能を実現する処理手段23とを備えている。また、画像形成装置20は、接続支援サーバ30との間でデータ通信を行なうサーバ通信手段24と、携帯端末10との間で近距離無線通信を行なう近距離無線通信手段25と、情報の記憶手段26とを有する。更に、画像形成装置20は、画像を印刷する画像形成機構27を備えている。
【0045】
これを更に詳述すると、本実施形態において、画像形成装置20は、プリンタとする。入力手段21は、キーボードやタッチパネルである。表示手段22は、液晶や有機EL(electroluminescence)のディスプレイである。処理手段23は、CPUなどのプロセッサである。ASICなどの集積回路でもよい。サーバ通信手段24は、構内網に接続するタイプの場合は有線LANインターフェースや無線LANチップ等であり、インターネット網に接続するタイプの場合も同様である。近距離無線通信手段25は、Bluetooth通信を行なうBluetoothチップ等である。
【0046】
記憶手段26は、ROM、RAM、HDD、USBメモリ、メモリカードなどを含む記憶領域の総称である。この記憶手段26は、接続支援サーバアクセス情報と、通信設定プログラムと、近距離通信設定とを記憶する。接続支援サーバアクセス情報は、接続支援サーバへのアクセス情報と、自装置の装置固有識別情報とを埋め込んだQRコードの画像情報とする。本実施形態において、接続支援サーバへのアクセス情報は、接続支援サーバ上のサービス開始URLとする。また、装置固有識別情報は、他と重複しない自装置のユニークな装置名とする。そして、接続支援サーバアクセス情報は、接続支援サーバ上のサービス開始URLに、そのクエリーストリングとして画像形成装置20のユニークな装置名を関連付けた情報をQRコードに変換した画像情報とする。また、通信設定プログラムは、接続支援サーバ30から提供される通信設定プログラムである。近距離通信設定は、近距離無線通信に必要な通信設定である。画像形成機構27は、電子写真式の印刷機構とする。
【0047】
図5は、接続支援サーバ30の構成図である。接続支援サーバ30は、プログラムの実行により種々の機能を実現する処理手段31と、構内網を介して携帯端末10および画像形成装置20と通信可能な構内網通信手段32と、インターネットを介して携帯端末10および画像形成装置20と通信可能なインターネット通信手段33とを備えている。また、接続支援サーバ30は、情報の記憶手段34を有する。
【0048】
これを更に詳述すると、処理手段31は、処理手段23は、CPUなどのプロセッサである。構内網通信手段32は、構内網に接続された有線LANインターフェースであり、構内網に応じたローカルIPアドレスが割り当てられている。インターネット通信手段33は、ルータを介してインターネットに接続された有線LANインターフェースであり、固定的なグローバルIPアドレスが割り当てられており、WWWサーバを公開するためのポートを開放している。処理手段31はHTTPサーバを稼動し、構内網通信手段32からのリクエストに対しても、インターネット通信手段33からのリクエストに対しても、同様に応答するようになっている。
【0049】
記憶手段34は、PINコードと、機種別通信設定情報と、通信設定プログラムと、画像形成装置の装置情報とを記憶する。このうち、PINコードは、Bluetooth通信に必要とされる共有認証パスワードとしてのPINコード(パスキー)である。機種別通信設定情報は、画像形成装置の機種識別情報(機種情報)と、当該機種に適したBluetooth通信用の設定情報とを関連付けて、画像形成装置の機種ごとに記憶した情報である。通信設定プログラムは、端末装置10および画像形成装置20において実行することにより、当該端末装置10および画像形成装置20にBluetooth通信に必要な通信設定を行なうプログラムである。装置情報は、画像形成装置20の装置固有識別情報と、画像形成装置20のグローバルIPアドレス又はローカルIPアドレスと、画像形成装置20の機種識別情報とを関連付けて画像形成装置20の装置固有識別情報ごとに記憶している。ここで、画像形成装置20の機種識別情報は、画像形成装置20の機種の型番とする。上記の機種別通信設定情報は、画像形成装置の機種の型番と、当該機種に適したBluetooth通信用の通信設定情報とを関連付けて記憶する。
【0050】
次に、本実施形態の動作を説明する。図6は、本実施形態の動作を示すフローチャートである。
【0051】
画像形成装置20のサービスを受けたいユーザは、まず、目の前の画像形成装置20の入力手段21を操作し、QRコードの表示又は印刷を指示する。この指示を受けた画像形成装置20の処理手段23は、接続支援サーバアクセス情報を記憶手段26から読み出し、この接続支援サーバアクセス情報としてのQRコードを表示手段22に表示し、又は、画像形成機構27によって印刷媒体に印刷させる。
【0052】
続いて、ユーザは自己の携帯端末10のカメラ17を起動し、画像形成装置20が出力したQRコードを撮影する。携帯端末10の処理手段13は、カメラ17を介して取得したQRコードをデコードし、このQRコードから接続支援サーバ30のサービス開始URLおよび当該URLのクエリーストリングとなっている画像形成装置20の装置固有識別情報を取得し、当該URLのハイパーリンクを表示手段12に表示する。(S1)。
【0053】
ユーザが携帯端末10の入力手段11を操作し、表示手段12に表示されたURLを選択すると、処理手段13は、サーバ通信手段14を介してHTTP通信により、接続支援サーバ30にアクセスする。この際、URLのクエリーストリングとなっている画像形成装置20の装置固有識別情報が接続支援サーバ30に送信される(S2)。
【0054】
携帯端末10からサービス開始URLへのアクセスを受けた接続支援サーバ30では、端末装置10の通信経路に応じて構内網通信手段32又はインターネット通信手段33が携帯端末10からのリクエストを受信する。HTTPサーバを稼動する処理手段23は、このリクエストを受けて接続支援処理を開始する。
【0055】
まず、接続支援サーバ30の処理手段31は、携帯端末10から受信した画像形成装置20の装置固有識別情報と、記憶手段34に記憶した画像形成装置の装置情報とを比較し、装置固有識別情報が一致する装置情報のエントリから、画像形成装置20のIPアドレスと、画像形成装置20の機種識別情報とを読み出す(S3)。
【0056】
続いて、処理手段31は、携帯端末10と画像形成装置20とが近距離無線通信の接続を確立するために用いるPINコードを生成し、記憶手段34に格納する(S4)。本実施形態では、Bluetooth通信に用いるPINコードを生成する。
【0057】
続いて、処理手段31は、S3で記憶手段34から読み出した画像形成装置20の機種識別情報に対応するBluetooth通信用の通信設定情報を、記憶手段34に格納された機種別通信設定情報から選択する。また、処理手段31は、携帯端末10の機種識別情報に対応するBluetooth通信用の通信設定情報を、記憶手段34に格納された機種別通信設定情報から選択する(S5)。
ここで、携帯端末10の機種識別情報は、当該携帯端末10に搭載された端末ブラウザ(Webブラウザ)の種別を特定する情報とする。この情報は、携帯端末10が接続支援サーバ30に対し、S2のHTTPアクセスを行った際に、そのHTTPクエリのヘッダに埋め込まれて接続支援サーバ30に送出されるものとする。接続支援サーバ30の処理手段31は、この情報を携帯端末10の機種識別情報として予め記憶手段34に格納しておくものとする。
【0058】
続いて、処理手段31は、携帯端末10用の通信設定プログラム(プログラム中のパラメータはデフォルト)を記憶手段34から読み出し、この通信設定プログラムに、S4で生成したPINコードと、S5で選択した携帯端末10用の通信設定情報とを埋め込む。
ここで、携帯端末10用の通信設定プログラムは、前述した携帯端末10の機種識別情報に関連付けて機種識別情報ごとに記憶手段34に予め格納されているものとする。そして、処理手段31は、携帯端末10の機種識別情報に関連付けられた通信設定プログラムを記憶手段34から読み出すものとする。
また、処理手段31は、画像形成装置20用の通信設定プログラム(プログラム中のパラメータはデフォルト)を記憶手段34から読み出し、この通信設定プログラムに、S4で生成したPINコードと、S5で選択した画像形成装置20用の通信設定情報とを埋め込む(S6)。
【0059】
そして、処理手段31は、S2でHTTPリクエストを送ってきた携帯端末10に対し、当該携帯端末10の通信経路に応じて構内網通信手段32又はインターネット通信手段33を利用し、当該携帯端末10用の通信設定プログラムを送信する(S7)。また、処理手段31は、S3で読み出した画像形成装置20のIPアドレスに宛てて、当該画像形成装置20の通信経路に応じて構内網通信手段32又はインターネット通信手段33を利用し、当該画像形成装置20用の通信設定プログラムを送信する(S8)。
【0060】
携帯端末10は、サーバ通信手段14を介して通信設定プログラムを受信し、記憶手段16に格納する。携帯端末10の処理手段13は、受信した通信設定プログラムを実行することにより、当該通信設定プログラムに含まれるBluetooth通信用のPINコードと、その他のBluetooth通信用の通信設定情報を近距離通信設定情報として記憶手段16に設定する(S9)。これにより、Bluetooth通信用の通信設定を更新する。
【0061】
また、画像形成装置20は、サーバ通信手段24を介して通信設定プログラムを受信し、記憶手段26に格納する。画像形成装置20の処理手段23は、受信した通信設定プログラムを実行することにより、当該通信設定プログラムに含まれるBluetooth通信用のPINコードと、その他のBluetooth通信用の通信設定情報を近距離通信設定情報として記憶手段26に設定する(S10)。これにより、Bluetooth通信用の通信設定を更新する。
【0062】
そして、携帯端末10の処理手段13は、通信設定プログラムを実行することにより、画像形成装置20との通信用に最適化された通信設定を用いて、近距離無線通信手段15により、画像形成装置20に対してBluetooth通信の接続を要求する。
【0063】
この要求を受けた画像形成装置20の近距離無線通信手段25は、携帯端末10から送られたPINコードの認証等を経て、携帯端末10との間のBluetooth通信の接続を確立させる(S11)。
【0064】
以上説明した本実施形態によれば、携帯端末10の発意によって、接続支援サーバ30がBluetooth通信に必要な通信設定情報を生成し、この通信設定情報がBluetooth通信を行なう携帯端末10とサービス装置20との双方に設定される。このため、互いが通信するのに必要な通信設定を持っていない携帯端末とサービス装置に、ユーザによる通信設定を行なうことなく、Bluetooth通信を行なわせることができる。
【0065】
また、接続支援サーバ30は、画像形成装置20の機種に応じて適切な通信設定情報を選択するので、種類の異なる複数の画像形成装置に対して共通のサービスを提供することができる。
【0066】
また、接続支援サーバ30は、通信設定情報だけでなく、通信設定プログラムを送信するので、携帯端末10および画像形成装置20に対し、通信設定情報の設定だけでなく、それ以上の遠隔制御を与えることができる。
【0067】
また、接続支援サーバ30は、PINコードも生成して送信するので、ユーザがPINコードを取り扱う必要がなく、セキュリティ性能に優れている。ここで、通信設定情報にはPINコードが含まれるので、接続支援サーバ30と端末装置10または画像形成装置20との間のHTTP通信は暗号化して行なうことが望ましい。
【0068】
また、ユーザは画像形成装置20が出力したQRコードを撮影するだけで接続支援サーバ30のサービスを受けることができるので、接続支援サーバ30のURLや通信したい画像形成装置20の識別情報さえも入力する必要がない。
【0069】
ここで、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、携帯端末の種類は問わない。携帯端末は携帯電話端末でもよい。また、サービス装置の種類も問わない。画像形成装置でなくともよい。携帯端末、サービス装置および接続支援サーバの備える構成要素、即ち、図3ないし図5に図示した各手段は、実施形態で挙げた具体的な装置等に限定されるものではない。各手段を成す装置の種類は問わない。また、上記実施形態では接続支援サーバが、携帯端末および画像形成装置に対し通信設定プログラムを送信する構成としたが、通信設定プログラムを送信せずに、通信設定情報だけを送信し、当該通信設定情報を携帯端末および画像形成装置の本体に設定する動作は、携帯端末および画像形成装置が予め備えているプログラムの実行によって実現してもよい。また、画像形成装置が、QRコードを表示又は印刷により出力する構成としたが、予め印刷したQRコードを画像形成装置の筐体に付加したり、画像形成装置の設置場所の近傍に掲示しておいてもよい。また、接続支援サーバがPINコードを生成し通信設定情報に加える動作としたが、この動作が省かれてもよい。また、サービス装置の機種が例えば1種類しか無いような場合は、画像形成装置の機種識別情報に応じて通信設定情報を選択するという動作を省いてもよい。
また、上記実施形態に課金機能を加えてもよい。即ち、ユーザが携帯端末を操作して接続支援サーバに接続したとき、接続支援サーバは、当該携帯端末の識別情報を取得することが可能である。そこで、接続支援サーバの記憶手段に、当該携帯端末の識別情報とユーザの識別情報とを予め関連付けておくことにより、当該携帯端末から接続支援サーバへのアクセスがあったときに、当該携帯端末に関連付けられたユーザに対して当該アクセスに応じた課金を行なうことが可能となる。
【符号の説明】
【0070】
10 携帯端末
11,21 入力手段
12,22 表示手段
13,23,33 処理手段
14,24 サーバ通信手段
15,25 近距離無線通信手段
16,26,34 記憶手段
17 カメラ
20 画像形成装置(サービス装置)
27 画像形成機構
30 接続支援サーバ(接続支援サーバ装置)
32 構内網通信手段
33 インターネット通信手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
携帯端末およびサービス装置に、互いの近距離無線通信に必要な通信設定を与える方法であって、
携帯端末が、サービス装置から接続支援サーバへのアクセス情報と当該サービス装置の装置固有識別情報とを取得するステップと、
携帯端末が、サービス装置から取得した接続支援サーバへのアクセス情報に基づいて当該接続支援サーバに前記サービス装置の装置固有識別情報を送信するステップと、
サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置へのアクセス情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶している接続支援サーバが、前記携帯端末から送信されたサービス装置の装置固有識別情報を受信し、当該受信した装置固有識別情報に関連付けられたサービス装置へのアクセス情報を選択するステップと、
この接続支援サーバが、前記携帯端末と前記サービス装置との間の近距離無線通信に必要な通信設定情報を、前記携帯端末に送信すると共に前記選択したサービス装置へのアクセス情報に基づいて当該サービス装置に送信するステップと、
この通信設定情報を受信した携帯端末およびサービス装置が、この通信設定情報を前記近距離無線通信に利用できるように各本体に設定するステップと、
を含むことを特徴とした遠隔通信設定方法。
【請求項2】
請求項1記載の方法において、
前記接続支援サーバが、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置の機種情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶し、前記携帯端末からサービス装置の装置固有識別情報を受信すると、この装置固有識別情報に関連付けられた前記サービス装置の機種情報を選択すると共に、当該選択した機種情報に応じて前記サービス装置に送信する通信設定情報をサービス装置の機種ごとに用意された通信設定情報から選択することを特徴とした遠隔通信設定方法。
【請求項3】
前記通信設定情報が、通信設定データと通信設定プログラムとを含み、前記携帯端末または前記サービス装置は、前記通信設定プログラムを実行することにより、前記通信設定データを前記近距離無線通信に利用できるように本体に設定することを特徴とした請求項1又は2記載の遠隔通信設定方法。
【請求項4】
前記接続支援サーバが、前記近距離無線通信に必要な共有認証パスワードを生成し、この共有認証パスワードを前記携帯端末およびサービス装置に送信する通信設定情報に含めることを特徴とした請求項1記載の遠隔通信設定方法。
【請求項5】
前記携帯端末は、前記接続支援サーバへのアクセス情報と前記サービス装置の装置固有識別情報とを、当該サービス装置に付加された又は当該サービス装置の近傍に表示されたQRコード等のコード画像をカメラで撮影することにより取得することを特徴とした請求項1記載の遠隔通信設定方法。
【請求項6】
前記携帯端末は、前記接続支援サーバへのアクセス情報と前記サービス装置の装置固有識別情報とを、当該サービス装置が表示又は印刷により出力したQRコード等のコード画像をカメラで撮影することにより取得することを特徴とした請求項1記載の遠隔通信設定方法。
【請求項7】
前記サービス装置が画像形成装置である請求項1乃至6記載のいずれかの遠隔通信設定方法。
【請求項8】
近距離無線通信を行なう携帯端末およびサービス装置と通信する通信手段と、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置へのアクセス情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶した記憶手段と、情報の処理手段とを備え、
前記処理手段が、
前記携帯端末から送信されたサービス装置の装置固有識別情報を受信し、当該受信した装置固有識別情報に関連付けられたサービス装置へのアクセス情報を前記記憶手段から選択するステップと、
前記携帯端末と前記サービス装置との間の近距離無線通信に必要な通信設定情報を、前記通信手段を介して、前記携帯端末に送信すると共に前記選択したサービス装置へのアクセス情報に基づいて当該サービス装置に送信するステップとを実行し、
この通信設定情報を受信した携帯端末およびサービス装置に、この通信設定情報を前記近距離無線通信に利用できるように各本体に設定させることを特徴とした接続支援サーバ装置。
【請求項9】
請求項8記載の装置において、
前記記憶手段が、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置の機種情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶すると共に、サービス装置の機種情報と前記通信設定情報とを関連付けて記憶し、
前記処理手段が、前記携帯端末からサービス装置の装置固有識別情報を受信すると、この装置固有識別情報に関連付けられた前記サービス装置の機種情報を前記記憶手段から選択すると共に、当該選択した機種情報に関連付けられた通信設定情報を前記記憶手段から選択して前記サービス装置に送信することを特徴とした接続支援サーバ装置。
【請求項10】
請求項8記載の装置において、
前記処理手段が、前記近距離無線通信に必要な共有認証パスワードを生成し、この共有認証パスワードを前記携帯端末およびサービス装置に送信する前記通信設定情報に含めることを特徴とした接続支援サーバ装置。
【請求項11】
近距離無線通信を行なう携帯端末およびサービス装置と通信する通信手段と、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置へのアクセス情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶した記憶手段と、情報の処理手段とを備えた接続支援サーバ装置のプログラムであって、
前記処理手段に、
前記携帯端末から送信されたサービス装置の装置固有識別情報を受信し、当該受信した装置固有識別情報に関連付けられたサービス装置へのアクセス情報を前記記憶手段から選択するステップと、
前記携帯端末と前記サービス装置との間の近距離無線通信に必要な通信設定情報を、前記通信手段を介して、前記携帯端末に送信すると共に前記選択したサービス装置へのアクセス情報に基づいて当該サービス装置に送信するステップとを実行させることを特徴とした接続支援サーバプログラム。
【請求項12】
請求項11記載のプログラムにおいて、
前記記憶手段が、前記サービス装置の装置固有識別情報と当該サービス装置の機種情報とを関連付けてサービス装置ごとに記憶すると共に、サービス装置の機種情報と前記通信設定情報とを関連付けて記憶し、
前記携帯端末からサービス装置の装置固有識別情報を受信すると、この装置固有識別情報に関連付けられた前記サービス装置の機種情報を前記記憶手段から選択すると共に、当該選択した機種情報に関連付けられた通信設定情報を前記記憶手段から選択して前記サービス装置に送信する処理を、
前記処理手段に実行させることを特徴とした接続支援サーバプログラム。
【請求項13】
携帯端末と近距離無線通信を行なう画像形成装置であって、
前記携帯端末のユーザから指示を受ける入力手段と、請求項7記載の接続支援サーバ装置へのアクセス情報と自装置の装置固有識別情報とを埋め込んだQRコード等のコード画像を記憶した記憶手段と、画像を表示する表示手段と、画像を印刷する画像形成機構と、前記入力手段を介して前記携帯端末のユーザから指示を受けると前記記憶手段から前記コード画像を読み出して当該コード画像を前記表示手段に表示又は前記画像形成機構によって印刷する処理手段とを備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項14】
携帯端末と近距離無線通信を行なう通信手段と、前記携帯端末のユーザから指示を受ける入力手段と、請求項7記載の接続支援サーバ装置へのアクセス情報と自装置の装置固有識別情報とを埋め込んだQRコード等のコード画像を記憶した記憶手段と、画像を表示する表示手段と、画像を印刷する画像形成機構と、情報を処理する処理手段とを備えた画像形成装置のプログラムであって、
前記入力手段を介して前記携帯端末のユーザから指示を受けると前記記憶手段から前記コード画像を読み出して当該コード画像を前記表示手段に表示又は前記画像形成機構によって印刷する処理を前記処理手段に実行させることを特徴とした画像形成装置プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2013−81248(P2013−81248A)
【公開日】平成25年5月2日(2013.5.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−286380(P2012−286380)
【出願日】平成24年12月27日(2012.12.27)
【分割の表示】特願2008−238496(P2008−238496)の分割
【原出願日】平成20年9月17日(2008.9.17)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.QRコード
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】