説明

送風式の薬剤放散装置

【課題】十分な装飾効果が得られると共に、放散器本体を単純な形状とすることができる送風式の薬剤放散装置とする。
【解決手段】放散器本体2に送風機3と薬剤4を設け、その送風機3を駆動することで吸込口5から空気を吸い込み、その空気は薬剤4に接して放出口6から放出される送風式の薬剤放散器1とし、この薬剤放散器1の使用状態の時に最も目立つ面に装飾物10を固着手段11で固着した送風式の薬剤放散装置であり、その装飾物10によって十分な装飾効果が得られると共に、放散器本体2を単純な形状とすることができる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、送風式の薬剤放散器と装飾物を組み合わせた送風式の薬剤放散装置に関する。
【背景技術】
【0002】
居住空間において、その空間の芳香、消臭、害虫防除などの目的で使用される送風式の薬剤放散器が知られている。
例えば、特許文献1に開示されたように、放散器本体内にファンと薬剤を設け、そのファンを駆動することで薬剤を含む空気を大気に放散するようにした送風式の薬剤放散器が知られている。
【0003】
【特許文献1】特開2003−102361号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
快適な居住空間を得るには、芳香等の薬剤効果を得ると共に、その空間に装飾効果を得て雰囲気を変えることも重要なことである。
しかし、従来の送風式の薬剤放散器は機械的な外観を有するもので、その空間に不釣り合いで違和感を否めないばかりか、前述の装飾効果が期待できない。
このようなことから、前述の薬剤放散器の放散器本体の形状を変えたり色を変えたり、カラーデザインを付与するなどして前述の装飾効果を得ようとしているが、このようにしただけでは、薬剤放散器自身の雰囲気を改良することはできても空間としての雰囲気を変えるに不充分で、十分な装飾効果が得られない。
これらのことから、放散器本体自体を装飾効果が得られる形状とすることが考えられるが、そのようにすると放散器本体の形状が複雑化して、その製作金型は高精度化、大型化になりやすい。また製作工程が多くなりやすい。
【0005】
本発明の目的は、送風式の薬剤放散器の放散器本体を単純な形状として十分な装飾効果が得られるようにした送風式の薬剤放散装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の発明は、送風式の薬剤放散器1と装飾物10を備え、
前記薬剤放散器1は、放散器本体2に送風機3と薬剤4を取付け、その送風機3を駆動することで吸込口5から空気を吸い込んで薬剤4に接して放出口6から放出するものとし、
前記放散器本体2の面に装飾物10を固着手段11で固着したことを特徴とする送風式の薬剤放散装置である。
【0007】
第2の発明は、第1の発明において、放散器本体2における使用状態で最も目立つ面に装飾物10を固着し、この面以外の面に吸込口5、放出口6を形成した送風式の薬剤放散装置である。
【0008】
第3の発明は、送風式の薬剤放散器1と装飾物10を備え、
前記薬剤放散器1は、放散器本体2に送風機3と薬剤4を取付け、その送風機3を駆動することで吸込口5から空気を吸い込んで薬剤4に接して放出口6から放出するものとし、
前記放散器本体2に装飾物取付部20を設け、
前記装飾物10に被取付部13を設け、この被取付部13と前記装飾物取付部20が係脱自在とすることで放散器本体2に装飾物10を着脱自在に取付けたことを特徴とする送風式の薬剤放散装置である。
【0009】
第3の発明における被取付部13と装飾物取付部20としては、取付用突起14と穴22、リング枠15と突出凸部23、鉤片16とコ字状片24の組み合わせが考えられる。
【0010】
第4の発明は、送風式の薬剤放散器1と装飾物10を備え、
前記薬剤放散器1は、放散器本体2に送風機3と薬剤4を取付け、その送風機3を駆動することで吸込口5から空気を吸い込んで薬剤4に接して放出口6から放出するものとし、
前記放散器本体2に、上面が開口した凹陥部25,42を有するポケット形状の装飾物取付部20を設け、
この装飾物取付部20に、装飾物10を挿入して取付けるようにしたことを特徴とする送風式の薬剤放散装置である。
【0011】
第4の発明における凹陥部25は放散器本体2に一体的に設けることができるし、この凹陥部42は放散器本体2の外周面と筒体41の外向湾曲部40とで形成することもできる。
【0012】
第5の発明は、送風式の薬剤放散器1と装飾物10を備え、
前記薬剤放散器1は、放散器本体2に送風機3と薬剤4を取付け、その送風機3を駆動することで吸込口5から空気を吸い込んで薬剤4に接して放出口6から放出するものとし、
前記放散器本体2に着脱自在に取付けられる装飾物取付部材30に、前記装飾物10を設け、
この装飾物取付部材30を放散器本体2に取付けたことを特徴とする送風式の薬剤放散装置である。
【0013】
第5の発明における装飾物取付部材30は、放散器本体20に嵌合するカバー体33、筒状体34とすることができる。
【発明の効果】
【0014】
請求項1,3,4,5に係る発明によれば、装飾物10によって十分な装飾効果が得られるし、放散器本体2を単純な形状とすることができる。
【0015】
請求項2に係る発明によれば、装飾物10が使用時に最も目立つことになるから装飾効果がより一層十分なものになる。
また、吸込口5、放出口6を流通する空気が装飾物10によって流れが阻害されないようにできる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の第1の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。
送風式の薬剤放散器1と装飾物10で送風式の薬剤放散装置とする。
前記薬剤放散器1は放散器本体2を備えている。
この放散器本体2における使用状態で最も目立つ面、この実施の形態では前面2aに装飾物10が固着手段11で固着してある。
この装飾物10は、前述の前面2aの全てを覆って意匠性を向上するものが最も好ましいが、前面2aの一部分を覆うようにしても良い。
前記固着手段11は接着剤、両面テープ、溶着、ビス固定などである。この実施の形態では接着剤としてある。
【0017】
前記装飾物10は放散器本体2の前面2aに直接固着しても良いが、図示のように装飾物10の裏面に取付部材12を設け、この取付部材12を固着するようにしても良い。
このようにすれば、装飾物10の裏面が凹凸で固着しづらい場合でもしっかりと固着することができるし、取付部材12に複数の装飾物10を設けることで、複数の装飾物10を放散器本体2の前面2aに固着できる。
【0018】
前記送風式の薬剤放散器1の具体形状の一例を説明する。
前記薬剤放散器1は、放散器本体2内に送風機3と薬剤4を設け、その送風機3を駆動することで放散器本体2の吸込口5から空気を吸い込み、その空気を薬剤4に接して放出口6から放出するもので、その放出口6から放出される空気には薬剤(薬効成分)が含有する。
【0019】
前記吸込口5、放出口6は、前述の装飾物10を固着した面以外の面に形成し、空気の流れが装飾物10によって阻害されないようにしてある。
この実施の形態では、放散器本体2の裏面2bを開口して吸込口5とし、周面2cに放出口6が形成してある。
そして、放散器本体2は壁などの縦面Aに取付けて使用するが、その裏面2bが縦面Aに接して閉塞されて空気を吸い込みできない恐れがあるので、周面2cに裏面2bに開口した切欠部7を形成し、この切欠部7と縦面Aとの間から空気を吸い込みできるようにしてある。
【0020】
前記薬剤4は容器4aにシート状の薬剤含浸体4bを設け、押えリング4cで保持したもので、この薬剤4は放散器本体2内に挿入、抜き出し自在なカセット8の薬剤収納部8aに着脱自在に設けてあり、このカセット8は放散器本体2を縦面Aに取付けた状態で下方に引き出し可能である。このカセット8は電池収納室8bを有し、電池9が収納してある。
前記容器4a、押えリング4cは空気流通孔4dを有し、前記カセット8の薬剤収納部8aに空気流通孔8cが形成されている。
これによって、切欠部7から吸込口5に吸い込まれた空気は、空気流通孔8c,4dを通って送風機3の吸込側まで流れる。
【0021】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図5〜図7に示すように、放散器本体2の使用状態で最も目立つ面、例えば前面2aに装飾物取付部20を設ける。
前記装飾物取付部20は、前面2aに筒体21を一体的に設けて穴22を形成したものである。なお、筒体21は前面に接着又はビス止めなどで取付けても良い。
前記装飾物10に、前述の装飾物取付部20に着脱自在な被取付部13を設ける。例えば、装飾物10に取付用突起14を設け、この取付用突起14を前記穴22に嵌合して取付ける。
この実施の形態の薬剤放散器1は、前述の第1の実施の形態の薬剤放散器と同一であり、各部材の符号を同一として説明を省略する。
【0022】
また、前述の第1の実施の形態に示した取付部材12に被取付部13を設けるようにしても良い。
【0023】
前記装飾物取付部20と被取付部13は前述のように穴22と取付用突起14に限ることはない。
例えば、図8(a)に示すように突出凸部23とリング枠15として、リング枠15を突出凸部23に嵌合して取付けるようにしても良い。このようにすれば、装飾物10が花輪などの環状形状の場合に好ましい。
また、図8(b)に示すようにコ字状片24と鉤片16とし、その鉤片16をコ字状片24と前面2aとの間に挿入して取付けるようにしても良い。
また、図示していないが、装飾物取付部20、被取付部13にマジックテープ(登録商標)や磁石を備え、取付けるようにしても良い。
また、複数の装飾物取付部20(例えば、寸法の異なる大小の筒体21)を設ける、或いは違う形状の装飾物取付部20(例えば、中央にコ字状片24、それを囲む大きな筒体21)を組み合わせて設けても良い。このことにより、いろいろな装飾物10を取付けることが可能となり、時々装飾物10を変えて空間の雰囲気をイメージチェンジできる楽しさがある。
また、装飾物取付部20は、1箇所でなく複数設け1つの装飾物取付部としても良い。また、中央に限らず上下に設けても良い。これらは装飾物10の種類などによって決めれば良い。
【0024】
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
図9と図10に示すように、放散器本体2の前面2aと左右の側面2dの下部寄りに装飾物取付部20をそれぞれ設ける。
この装飾物取付部20は上面が開口した凹陥部25を有するポケット形状で、装飾物10を差し込んで着脱自在に取付ける。
この装飾物取付部20は、図9に仮想線で示すように造花などの装飾物10を差し込んで取付けるので、その装飾物10が長い場合には装飾物取付部20よりも上方位置に支持部26を設け、この支持部26に長い装飾物10の上部寄りが接して倒れないように支持する。
【0025】
前記装飾物取付部20は放散器本体2の前面2a、左右の側面2dにそれぞれ設けたが、いずれか1つの面又は複数の面にのみ設けても良い。
前記装飾物取付部20は上面が開口した凹陥部25を有するポケット形状で、幅広いものであるが、幅狭い凹陥部25を有する装飾物取付部20を1つの面に複数設けるようにしても良いし、幅狭い凹陥部25を有する装飾物取付部20を1つの面に1つ設けても良い。
つまり、凹陥部25を有するポケット形状の装飾物取付部20は、放散器本体2の使用状態で最も目立つ面に設けることが好ましいが、その面と他の面に設けても良いし、他の面にのみ設けても良い。
ただし、吸込口5、放出口6からの空気の流れを阻害しないように設けることが必要である。
前記装飾物取付部20と前述の第2の実施の形態で説明した装飾物取付部20とを組み合わせて設けることもできる。例えば、放散器本体2の左右の側面2dに凹陥部25、前面2aに筒体21を設け、種類の異なる装飾物を取付けても良い。
【0026】
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
図11〜図13に示すように、装飾物取付部材30を放散器本体2に着脱自在に取付け、この装飾物取付部材30に装飾物10を取付ける。
前記装飾物取付部材30は前面板31と周面板32で下面と後面が開口し、かつ放散器本体2の電池収納室の部分を除く形状と同一のカバー体33とする。
そして、前面板31の表面31aを平坦面として第1の装飾物取付部分30−1とし、周面板32の外面2ヶ所を第2・第3の装飾物取付部分30−2,30−3とする。
【0027】
前記第1の装飾物取付部分30−1にはシート状の装飾物10を貼着して取付ける。シート状の装飾物10としては、例えば、家族やペットやアイドルなどの写真、その他、絵、カレンダーなどである。
前記第2・第3の装飾物取付部分30−2,30−3には、例えば犬、ネコ、小鳥などの動物模型や動物ぬいぐるみなどの装飾物10を取付ける。
【0028】
このようにすれば、カバー体33を放散器本体2に嵌合して取付けることで、放散器本体2の正面と上面の左右に装飾物10を設けた見栄えの良いものにできる。
【0029】
この実施の形態の放散器本体2は図13に示すように、電池収納室8bを一体的に有し、かつ後面2bに開口したカートリッジ収納部2iを有する形状である。
カートリッジ8は薬剤収納部8aのみを有する形状で、その薬剤収納部8aに薬剤4を前述のようにして収納し、そのカートリッジ8をカートリッジ収納部2iに嵌合して取付ける。
前記放散器本体2の周面には突起2eが設けてあり、前カバー体33の周面板32の内面に形成した凹部32aが前記突起2eに嵌合することでカバー体33が外れないようにしている。
前記カバー体33の周面板32には孔32bが形成され、この孔32bは放出口6と連通して空気が外部にスムーズに放出されるようにしてある。
また、図12に示すように放散器本体2の周面2cに裏面2bに開口した多数の小穴2jを形成してある。例えば、放散器本体2を片隅において壁などの縦面Aに接して置いて使用しても、この小穴2jから空気を吸い込みできる。
【0030】
前述の第1〜第4の実施の形態の薬剤放散器1は、その放散器本体2は裏面2bを縦面Aに接して取付ける縦面取付け使用タイプであり、その放散器本体2の前面2aを閉塞し、裏面2bを開口して吸込口5とし、周面2cに放出口6を形成してあるので、その前面2aに装飾物10を取付けても空気の流れを阻害することがない。また、裏面2bに切欠部7を形成して吸込口5に空気を吸い込みできるようにしてある。
【0031】
次に、本発明の第5の実施の形態を説明する。
図14、図15に示すように、装飾物取付部材30を放散器本体2の上面2fに嵌合して着脱自在に取付けられる筒状体34としてある。
例えば、放散器本体2の上面2fに電池収納室用の突出部2gを形成し、この突出部2gに嵌合する筒体35と上板36で筒状体34とする。
前記筒状体34の上面に、ダルマ、鳥の置物、動物模型などの立体的な装飾物10を設ける。
【0032】
つまり、前述の実施の薬剤放散器1は、放散器本体2をテーブル、玄関のゲタ箱上面などの横面Bに載置して使用するタイプで、その上面2fに装飾物10を取付けることで、その装飾物が目立つので意匠性に優れたものにできる。
また、筒状体34の上面が使用状態で水平面となるので、前述した立体的な装飾物を安定して取付けできる。
この場合の放散器本体2は下面が開口して吸込口5を形成しているから、下面まで連続して切欠部7を形成して空気が吸込口5に吸い込まれるようにしてある。
また、薬剤4は下面に開口した薬剤収納部8aに下から挿入して収納してあるので、押え用リング2hを螺合などで取付けて薬剤4が落下しないようにしてある。
【0033】
前記筒状体34は、筒体35のみでも良い。また、上面に凹部を有する形状でも良く、このようにすれば凹部に装飾物10を嵌合して取付けできる。
また、筒状体34は突出部2gに嵌合するのではなく、その突出部2gと上面2fの外周縁とに亘って嵌合して取付ける形状、突出部2gの上面に接すると共に、上面2fの外周縁に嵌合する形状、突出部2gが嵌合すると共に、上面2fに接するリング形状、突出部2gに嵌合する部分の外周縁に上向き皿形状のリング形状部を有する形状などでも良い。
【0034】
次に、本発明の第6の実施の形態を説明する。
図16、図17に示すように、放散器本体2の外周面に、周方向に間隔を置いて複数の外向湾曲部40を有する筒体41を嵌め込んで取付け、その外向湾曲部40と放散器本体2の外周面で上面が開口した凹陥部42を形成し、ポケット形状の装飾物取付部20とする。
そして、この凹陥部35に装飾物10を挿入して取付ける。
【0035】
なお、前述の筒体41の外向湾曲部40の下部を、筒体41の下面よりも下方に突出した形状とし、その外向湾曲部40の下部を横向面Bに接して使用状態とすることもできる。
このようにすれば、放散器本体2の下面と横向面Bとの間に隙間が形成され、その隙間を通して吸込口に空気を吸い込みできる。
【0036】
本発明に用いられる装飾物として、花、観葉植物、草花、などの人工花、草、木や犬、猫、鳥、魚、蝶、などの創作動物、昆虫や果実、乗物、人形、ぬいぐるみ、写真、など見て美しい物、楽しいもの、癒やすもの、好きなもの、などが挙げられる。
例えば、造花例としては壁掛け調、花輪調、コサージュ調、ブーケ緒、髪飾り調、寄せ花調、花瓶等挿し花調、一輪挿し調、枝垂調、などのオリジナル造花が挙げられる。
【0037】
本発明の薬剤含浸体4bの材質として無機質及び有機質の成形材料から成形されたものとしては、紙類(パルプ、リンター、合成紙など)、木製類(おがくずなど)、セラミック、繊維類(化学繊維、ガラス繊維、炭素繊維など)、天然繊維(木綿、羊毛、絹、麻など)、樹脂類(ポリエチレン、ポリプロピレン、レーヨン、ビスコース、高吸油性ポリマーなど)、その他各繊維からの不織布、天然植物等の乾燥物などが挙げられる。成形物の形状としては、有効面積の大きいものが好ましく、粒状、線状、糸状などが例示できる。また、通気性の大きいものが好ましく、ビーズ形、網形、ハニカム形、すのこ形、格子形などが例示できる。
また、薬剤含浸体4bを送風機のファンに保持しても良い。
また、薬剤として前記のように薬効成分を含浸体に含浸した薬剤含浸体の他に、薬効成分を適当な溶剤、例えばノルマルパラフィン、イソパラフィン、ナフテン系炭化水素等の石油系溶剤に溶解した油性薬剤、又は水、界面活性剤等を用いて可溶化させた水性薬液を収容した薬剤ボトルでも良い。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す正面図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態を示す側面図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態を示す薬剤放散器の断面図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態を示す背面図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態を示す正面図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す薬剤放散器の断面図である。
【図8】装飾物取付部と被取付部の異なる実施の形態を示す斜視図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態を示す正面図である。
【図10】本発明の第3の実施の形態を示す側面図である。
【図11】本発明の第4の実施の形態を示す正面図である。
【図12】本発明の第4の実施の形態を示す側面図である。
【図13】本発明の第4の実施の形態を示す断面図である。
【図14】本発明の第5の実施の形態を示す正面図である。
【図15】本発明の第5の実施の形態を示す断面図である。
【図16】本発明の第6の実施の形態を示す正面図である。
【図17】本発明の第6の実施の形態を示す平面図である。
【符号の説明】
【0039】
1…薬剤放散器、2…放散器本体、3…送風機、4…薬剤、5…吸込口、6…放出口、10…装飾物、11…固着手段、12…取付部材、13…被取付部、14…取付用突起、15…リング枠、16…鉤片、20…装飾物取付部、22…穴、23…突出凸部、24…コ字状片、25…凹陥部、30…装飾物取付部材、33…カバー体、34…筒状体、40…外向湾曲部、41…筒体、42…凹陥部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
送風式の薬剤放散器1と装飾物10を備え、
前記薬剤放散器1は、放散器本体2に送風機3と薬剤4を取付け、その送風機3を駆動することで吸込口5から空気を吸い込んで薬剤4に接して放出口6から放出するものとし、
前記放散器本体2の面に装飾物10を固着手段11で固着したことを特徴とする送風式の薬剤放散装置。
【請求項2】
放散器本体2における使用状態で最も目立つ面に装飾物10を固着し、この面以外の面に吸込口5、放出口6を形成した請求項1記載の送風式の薬剤放散装置。
【請求項3】
送風式の薬剤放散器1と装飾物10を備え、
前記薬剤放散器1は、放散器本体2に送風機3と薬剤4を取付け、その送風機3を駆動することで吸込口5から空気を吸い込んで薬剤4に接して放出口6から放出するものとし、
前記放散器本体2に装飾物取付部20を設け、
前記装飾物10に被取付部13を設け、この被取付部13と前記装飾物取付部20が係脱自在とすることで放散器本体2に装飾物10を着脱自在に取付けたことを特徴とする送風式の薬剤放散装置。
【請求項4】
送風式の薬剤放散器1と装飾物10を備え、
前記薬剤放散器1は、放散器本体2に送風機3と薬剤4を取付け、その送風機3を駆動することで吸込口5から空気を吸い込んで薬剤4に接して放出口6から放出するものとし、
前記放散器本体2に、上面が開口した凹陥部25,42を有するポケット形状の装飾物取付部20を設け、
この装飾物取付部20に、装飾物10を挿入して取付けるようにしたことを特徴とする送風式の薬剤放散装置。
【請求項5】
送風式の薬剤放散器1と装飾物10を備え、
前記薬剤放散器1は、放散器本体2に送風機3と薬剤4を取付け、その送風機3を駆動することで吸込口5から空気を吸い込んで薬剤4に接して放出口6から放出するものとし、
前記放散器本体2に着脱自在に取付けられる装飾物取付部材30に、前記装飾物10を設け、
この装飾物取付部材30を放散器本体2に取付けたことを特徴とする送風式の薬剤放散装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2007−175091(P2007−175091A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−373790(P2005−373790)
【出願日】平成17年12月27日(2005.12.27)
【出願人】(000112853)フマキラー株式会社 (155)
【Fターム(参考)】