説明

通信、処理モジュール、及びホームノードBをハンドリングするための方法及びシステム

【課題】モバイルネットワークの端末とLANネットワークのデバイス間の通信をハンドリングする方法を提供する。
【解決手段】モバイルネットワークは、コアネットワークと、ホームノードBを含むホームネットワークとを有する。LANネットワークは、ホームノードBを介してホームネットワークにリンクされる。端末は、ホームネットワークからリモートにある端末である。モバイルネットワークの端末とLANネットワークのデバイスとの間の通信をハンドリングするために、ホームノードBにおいて、ベアラをアクティベートすると、ホームノードBのそのベアラ専用の1つのコアネットワークIPアドレス(IPCN,HNB)が取得される。次に、ベアラのためのLAN IPアドレス(IPLAN,HNB)が割り当てられる。ベアラと、コアネットワークIPアドレス及びLAN IPアドレスとの関連付けが、初期テーブル(テーブル0)内に格納される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包括的にはモバイルネットワークに関し、より詳細には、このモバイルネットワークから外部ネットワークへのアクセスに関する。
【背景技術】
【0002】
LTE(「ロングタームエボリューション」)アーキテクチャは、モバイルネットワークアーキテクチャ(「第3世代パートナーシッププロジェクト」を表す3GPPのリリース9)を規定する。
【0003】
図1は、このタイプのアーキテクチャによるネットワークを示す。このネットワークでは、制御プレーン及びデータプレーンは別々にハンドリングされる。このネットワークは、コアネットワーク部105及びホームネットワーク部106を備える。コアネットワーク105は、移動管理エンティティ102(MME)、サービングゲートウェイ103(S−GW)、及びパケットデータネットワークゲートウェイ104(PDN−GW)を含む。PDN−GW104は、サーバ111を備えることができるインターネットネットワーク110にリンクさせることができる。ホームネットワーク106は、ホームノードB 101を含む。このホームノードB 101は、端末、すなわちUE(「ユーザ機器」)が、LAN(「ローカルアクセスネットワーク」)107にアクセスすることを可能にする。
【0004】
リモートUE1000は、コアネットワーク105を通じてローカルUEと通信することができる。ローカルUEは、ホームネットワーク106内でローカライズされたUEを意味する。さらに、このタイプのアーキテクチャにおいて、ローカルUEは、ホームノードB 101を通じてLANデバイスと通信することができる。
【0005】
しかしながら、リモートUE1000がLANデバイスと通信することを可能にするのは複雑である。実際、通常、ホームノードBは、モバイルネットワーク内にないデバイスからはアクセスできない。実際、ホームノードBは通信の終端点ではない。したがって、ホームネットワークの外部にあるデバイスがLANデバイスと通信することを可能にするのは複雑である。
【0006】
いくつかのネットワークソリューションは、リモートUEにLANデバイスへのアクセスを提供することを提案する。しかしながら、このタイプのソリューションは、例えば「TSG SA WG2 Meeting #72 TD S2 092355, Nortel, April 2009」に記載されているように、ホームノードBが制御プレーンレベルにおいてパケットルーティングをハンドリングすることができるということに基づいている。
【0007】
その目的のために、(サービングエンティティ(SERVING ENTITY))移動管理エンティティ102のいくつかの機能部が、ホームノードB 101内に導入される。この場合、このようなホームノードBは、より多くのインテリジェントな手続きを有する複雑なネットワークエンティティになるはずであり、その結果、ホームノードBが高価になる可能性がある。
【0008】
「NEC: “Local GW based Architecture” 3GPP DRAFT; S2-096015, no. Kyoto; 20090904, 31 August 2009 (2009-08-31), XP050397318」は、3GPP標準化されたアーキテクチャにおけるアーキテクチャの拡張を記載している。
【0009】
「NEC: “Support of operator control for SIPTO/LIPA traffic" 3GPP DRAFT; S2-095291, no. Kyoto; 20090904, 31 August 2009 (2009-08-31), XP050396780」は、いずれのIP接続/フローがSIPTO/LIPAに従うべきであり、いずれが従わないのかをオペレーションによって完全に制御することを可能にするソリューションを記載している。
【0010】
「NOKIA SIEMENS NETWORKS他: "IP connectivity issues in Local IP access" 3 GPP DRAFT; S2-095547 (LOCAL_IP_ACCESS_IP_CONN ECTIVITY)VB, no. Kyoto; 20090904, 31 August 2009 (2009-08-31), XP050396986」は、ローカルIPアクセスサービスにおけるIP接続性に関する問題を記載している。
【0011】
「“3rd Generation Partnership Project; Technical Specification Group Services and System Aspects; Service requirements for Home NodeBs and Home eNodeBs (Release 10)" 3GPP STANDARD; 3GPP TS 22.220, 3RD GENERATION PARTNERSHIP PROJECT (3GPP), MOBILE COMPETENCE CENTRE; 650, ROUTE DES LUCIOLES; F-06921 SOPHIA-ANTIPOLIS CEDEX; FRANCE, no. V10.0.0, 1 September 2009 (2009-09-01), pages 1-22, XP050361159」は、ホームノードB及びホームeノードBのためのサービス要件を記載している。
【0012】
上記を鑑みて、そのようなネットワークアーキテクチャにおいてLANへの外部アクセスを向上させる需要が存在する。
【発明の概要】
【0013】
本発明の第1の態様は、モバイルネットワークの端末とLANネットワークのデバイスとの間の通信をハンドリングするための方法を提案する。
当該方法において、
モバイルネットワークは、コアネットワークと、ホームノードBを含むホームネットワークとを有し、
上記LANネットワークは、上記ホームノードBを介してホームネットワークにリンクされ、
端末は、ホームネットワークからリモートにある端末であり、
当該方法は、ホームノードBにおける、
(a)ベアラをアクティベートすると、ホームノードBのそのベアラ専用の1つのコアネットワークIPアドレスを取得するステップと、
(b)そのベアラのためのLAN IPアドレスを取得するステップと、
(c)ベアラと、ステップ(a)において取得されたコアネットワークIPアドレス及びステップ(b)において取得されたLAN IPアドレスとの関連付けを、初期テーブル内に格納するステップと
を含む。
【0014】
コアネットワークとホームネットワークとを含むモバイルネットワーク内のリモート端末は、ホームネットワーク内にあるのではなくそのホームネットワークからリモートにある端末に対応する。例えばLTEアーキテクチャでは、そのようなリモート端末は、コアネットワークを通じて、ホームネットワーク内に位置する端末と通信することができる。
【0015】
検討される通信は、例えばTCP/UDP/IPプロトコルに基づくことができる。
【0016】
このネットワークでは、ホームノードBがベアラをアクティベートすると、このアクティベートされたベアラに対して1つのコアネットワークIPアドレスが割り当てられる。このため、ホームノードBは、IPパケットストリームのためのネットワークの終端点となることができる。実際、アクティベートされたベアラは、ホームノードBの1つのコアネットワークIPアドレスにマッピングされ、IPパケットストリームをモバイルネットワークのコアネットワークを通じて送信することが可能である。さらに、アクティベートされたベアラは、ホームノードBの1つのLAN IPアドレスにもマッピングされ、コアネットワークから受信されたこのパケットストリームをLANに向けて転送することも可能である。
【0017】
これらの特性によって、ホームノードBは、コアネットワークを通じてIPパケットストリームを受信すると共に、このストリームをLANに向けて転送することができるため、検討されるアーキテクチャにおける一種のゲートウェイとなることができる。本発明の一実施の形態によれば、コアネットワーク上のベアラと、このベアラのためのコアネットワークIPアドレス及びLAN IPアドレスとの間の関連付けに基づいて、コアネットワークとLANネットワークとの間にホームノードBを介してリンクを確保することができる。以下において、TCP/UDPポートを「IPポート」或いは単に「ポート」と呼ぶ場合があるが、用語の意味は変化しない。
【0018】
通信をハンドリングするための方法は、
(1)少なくとも上記デバイスの1つのLAN IPアドレス及びLAN IPポートを取得するステップと、
(2)ホームノードBの少なくとも1つのコアネットワークIPポートを取得するステップと、
(3)デバイスのLAN IPアドレス及びLAN IPポートと、ホームノードBの上記コアネットワークIPポートとの関連付けを、第1のテーブル内に格納するステップと
をさらに含むことができる。
【0019】
ここで、少なくとも1つのコアネットワークIPポートがノードBに割り当てられる。この特性は、モバイルネットワークの端末がホームネットワーク内に位置しない場合であっても、そのモバイルネットワークの端末がノードBにIPパケットを送信することを可能にする。
【0020】
さらに、ノードBレベルにおいて、ホームノードBのコアネットワークIPアドレス及びコアネットワークIPポートと、LAN内のデバイスに対応する1つのLAN IPアドレスとの関連付けをハンドリングするように企図される。
【0021】
そのような状況では、リモート端末は、ホームノードBのコアネットワークIPアドレス及びIPポートを使用することによって、ホームノードBを通じてLAN内のデバイスにIPパケットを送信することができる。
【0022】
実際、一方において、コアネットワークを通じてリモート端末によって送信されたIPパケットは、ホームノードBのIPアドレス及びIPポートにおいて受信され、他方で、このホームノードBのIPポート(すなわちHNBのIPポート)は、LAN IPアドレス及びLAN IPポートに関連付けられ、すなわちLANデバイスによって提供されるサービスに関連付けられることを意味する。このため、IPパケットは、リモート端末から、コアネットワークを通じて、IPパケットの宛先として示されるホームノードBのIPポートにマッピングされたLAN IPアドレス及びLAN IPポートを有するLANデバイスまで送信することができる。
【0023】
その目的のために、ホームノードBは、そのようなIPパケットを受信すると、リモート端末から受信されるIPパケット内で示されるIPポート宛先に基づいて、LAN IPアドレス及びLAN IPポートを確定することができる。
【0024】
これらの特性によって、例えばLTEネットワークのようなモバイルネットワークアーキテクチャにおいて、リモート端末からLANネットワークへの通信を可能にすることは容易である。既存の古典的ホームノードBは、小さな変更を導入することのみによって、このタイプの通信を可能にするように構成することができる。
【0025】
この状況において、LANデバイスへの外部アクセスに関する或るレベルのセキュリティを保証しながら、LANデバイス上のリモート制御のサービスを、端末のユーザがLAN内に位置していない場合であっても有利に提供することができる。実際、或るレベルのセキュリティは、コアネットワークへの端末のアクセスによって保証される。リモートUEはコアネットワークにおいて強力に認証されるため、ホームノードBはこの認証とリモートUEの所定のセットにのみ与えられるアクセスを信頼することができる。
【0026】
そのようなアーキテクチャは、例えば、移動端末のユーザが、自宅にいないときであっても自身のLANネットワーク内のデバイスを制御することを可能にする。LANデバイスに対するそのようなリモート制御を通じて、顕著には、移動端末を用いて写真を撮り、その写真をコアネットワークを通じて、検討されているLANネットワーク内のデバイスであるプリンタに送信し、リモート方式でその写真を自宅でプリントすることを要求することが可能である。
【0027】
一実施の形態では、LANネットワークは複数のデバイスを含み、
ホームノードBは、LAN内の各デバイスについて、
− ホームノードBのコアネットワークIPポートと、
− 上記デバイスのLAN IPアドレス及びLAN IPポートと、
の関連付けを格納する第1のテーブルをハンドリングし、
コアネットワークIPポートは、デバイスのLAN IPアドレスに1対1ベースで関連付けられる。
【0028】
このため、ホームノードBが、リモートUEからIPパケットを受信し、それらのIPパケットを、受信パケットの宛先フィールド内で示されるIPポートに関連付けられて第1のテーブル内に格納されているIPアドレスを有するLANデバイスに転送することを可能にすることは容易である。
【0029】
この第1のテーブルは、コンフィギュレーションフェーズにおいて静的にハンドリングすることもでき、ホームノードBへのデバイスの登録に基づいて動的にハンドリングすることもできる。例えば、UPnP又はZeroconf(ゼロコンフィギュレーションネットワーキング)のようなプロトコルを使用することができる。
【0030】
静的ケースでは、コンフィギュレーションは、ホームノードBにおいてアクセス可能なユーザインタフェースを通じて行ってもよく、コアネットワークを管理するネットワークオペレータによって行ってもよい。動的ケースでは、ホームノードBは、インターネットゲートウェイと見なすことができる。この文脈では、LANデバイスは、自身の関連情報を、ホームノードBを意味するこのインターネットゲートウェイに登録する。そして、この関連情報を使用して第1のテーブルを構築することができる。そのような関連情報は、NAT情報(「ネットワークアドレス変換」)とすることができる。動的ケースでは、一方においてはホームノードBに登録するLANデバイスによって、他方においてはUPnPプロトコルを通じて第1のテーブルの情報を知ることができるリモート端末によって、UPnPのようなプロトコルを有利に使用することができる。
【0031】
一実施の形態では、ダウンリンクにおいてパケットストリームの第1のパケットを受信すると、
− パケットが受信される、関連付けられるベアラの識別子と、
− 第1のテーブル内に格納されている、受信パケット内で示される宛先IPポートと、
− 初期テーブル内に格納されている、上記ベアラに割り当てられるLAN IPアドレスと、
− ホームノードBのために生成されるLAN IPポートと、
− 第1のテーブル内に格納されている、ホームノードBのLAN IPポートに関連付けられるデバイスのLAN IPアドレスと、
− 第1のテーブル内に格納されている、ホームノードBのLAN IPポートに関連付けられるデバイスのLAN IPポートと、
− リモート端末のコアネットワークIPアドレスに対応する、受信パケット内で示されるソースIPアドレスと、
− リモート端末のコアネットワークIPポートに対応する、受信パケット内で示されるソースIPポートと、
が第2のテーブル内に格納される。
【0032】
有利には、この第2のテーブルに基づいて、ダウンリンクにおいて受信したIPパケットを、リモート移動端末によってコアネットワークを通じて正しいLANデバイスに正しく転送することが可能である。
【0033】
その目的のために、ダウンリンクにおけるパケットストリームで受信される各IPパケットについて、
− 第2のテーブルに基づいて、
・受信パケット内で示されるソースIPアドレス及びソースIPポートを、ホームノードBのLAN IPアドレス及びLAN IPポートに置き換えると共に、
・受信パケット内で示される宛先IPアドレス及び宛先IPポートを、デバイスのLAN IPアドレス及びLAN IPポートに置き換えること、
によって変更されたIPパケットを取得するステップと、
その変更されたIPパケットをLANに転送するステップと
が適用される。
【0034】
このため、ホームノードBレベルにおいて、IPパケットストリームをリモートUEからLANデバイスに送信することは容易である。
【0035】
一実施の形態では、アップリンクにおいてIPパケットを受信すると、
− 第2のテーブルに基づいて、関連付けられるベアラを選択するステップと、
− ベアラを選択することができない場合、上記IPパケットを廃棄するステップと、
− ベアラを選択することができる場合、初期テーブル及び第2のテーブルに基づいて、
・ソースIPアドレスを、コアネットワークにおけるホームノードBの上記所与のベアラのためのIPアドレス(IPCN,HNB)に置き換えること、
・ソースIPポートを、ホームノードBのコアネットワークIPポートに置き換えること、
・宛先IPアドレスを、リモート端末のコアネットワークIPアドレスに置き換えること、及び
・宛先IPポートを、リモート端末のコアネットワークIPポートに置き換えること、
によって変更されたIPパケットを取得して、その変更されたIPパケットを上記関連付けられるベアラにおいてコアネットワークに転送するステップと
が実行される。
【0036】
これらの状況では、ホームノードBは、受信IPパケットをLANからコアネットワークに向けて正しく転送することが可能である。アップリンクにおける転送は、メモリ内に格納されているテーブルに基づいて実行するのも容易である。
【0037】
一実施の形態では、リモート端末は、コアネットワークによって事前に認証されている。モバイルネットワークに入る移動端末が通信を許可される前に制御されるため、これは通常、モバイルネットワークにおいて為される。したがって、本発明の一実施の形態によるLANデバイスのリモート制御は或るレベルのセキュリティを保証する。
【0038】
本発明の第2の態様は、第1の態様による通信をハンドリングするための方法のステップを実行するように構成される処理モジュールを提案する。
【0039】
本発明の第3の態様は、LANネットワークのデバイスと通信するように構成されるモバイルネットーク内の端末を提案する。
モバイルネットワークは、コアネットワークと、ホームノードBを含むホームネットワークとを有し、
上記LANネットワークは、上記ホームノードBを介してホームネットワークにリンクされており、
当該端末は、ホームネットワークからリモートにある端末であり、
当該端末は、本発明の第1の態様に従ってハンドリングされる第1のテーブルに類似したテーブルをハンドリングする。
【0040】
本発明の第4の態様は、モバイルネットワークの端末とLANネットワークのデバイスとの間の通信をハンドリングするためのシステムを提案する。このシステムにおいて、上記ホームノードBは、本発明の第2の態様による処理モジュールと、本発明の第3の態様による端末とを備える。
【0041】
本発明のさらなる特徴及び利点は、以下の説明からより明らかになる。この説明は、単に例示として与えられるものであり、添付の図面と共に読まれるべきである。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】既に説明したように、従来技術によるモバイルネットワークのアーキテクチャを示す図である。
【図2a】本発明の一実施形態によるパケットルーティングの方法によって実行される主なステップを示す図である。
【図2b】本発明の一実施形態によるパケットルーティングの方法によって実行される主なステップを示す図である。
【図3】本発明の一実施形態を適用することができるモバイルネットワークのアーキテクチャを詳細に示す図である。
【図4】複数のホームノードBを備えるホームネットワークを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態に従って使用される種々の複数のベアラを示す図である。
【図6】本発明の一実施形態によるネットワークアーキテクチャを示す図である。
【図7】本発明の一実施形態による処理モジュールを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0043】
本発明を、ネットワークのLTEアーキテクチャへの一例示的な適用において説明する。しかしながら、他のタイプのネットワークに同じ原理を適用することは容易である。
【0044】
図2aは、本発明の一実施形態による、モバイルネットワークの端末とLANネットワークのデバイスとの間の通信をハンドリングするための方法によって実行される主なステップを示す。ホームノードB、すなわちHNB内へ終端する(terminated into)ベアラkに、IPアドレスを割り当てることが企図される。
【0045】
ステップ24において、ベアラをアクティベートすると、HNBはベアラ識別子B_ID、及びコアネットワークIPアドレス IPCN,HNBを取得する。これらはそのベアラ専用となる。
【0046】
ステップ25において、HNBは、
− そのベアラ用のLAN IPアドレスであるIPLAN,HNBを割り当て、
− 上記B_ID及びIPCN,HNBをIPLAN,HNBと関連付け、
− その関連付けをテーブル0として参照される初期テーブル内に格納する。
【0047】
ステップ24及び25を実行するのに使用される方法には何ら制限が付されない。一実施形態では、HNBは、コアネットワーク(CN)と交換されるシグナリングからIPCN,HNBを取得する。HNBは、利用可能なLAN IPアドレスのプールからベアラに関連付けられるLAN IPアドレスを選択することもできる。
【0048】
別の実施形態では、HNBは、LAN DHCPサーバへのDHCP要求を開始して、有効なLAN IPアドレスを取得することができる。
【0049】
図2bは、本発明の一実施形態による通信をハンドリングするための方法によって、ホームノードBレベルにおいて実行される他のステップを示す。
【0050】
ステップ21において、HNBは、少なくとも1つのLANデバイスにおける、1つのLAN IPアドレスであるIPLAN,device、及びLAN IPポートであるPortLAN,deviceを取得する。
【0051】
ステップ22において、HNBは、自身のための1つのIPポートであるPortCN,HNBを1対1ベースで割り当てる。ステップ23において、HNBは、デバイスのLAN IPアドレス及びLAN IPポートをホームノードBのIPポートと関連付ける。この関連付けは、テーブル1として参照される第1のテーブル内に格納される。
【0052】
ステップ21及び22を実行するのに使用される方法には何ら制限が付されない。一実施形態では、HNBは、初期コンフィギュレーションフェーズによって、或いはデバイスの登録フェーズ中に動的に、デバイスに対するLAN IPアドレス及びLAN IPポートを取得することができる。HNBは、利用可能なポートのプールから、或いはHNBアドミニストレーションによって行われる静的コンフィギュレーションによって、自身にIPポートを割り当てることができる。
【0053】
図3は、本発明の一実施形態を適用することができるモバイルネットワークのアーキテクチャを詳細に示す。
【0054】
移動端末、すなわち「ユーザ機器」を表すUEは、ホームネットワーク106を介してコアネットワーク105にアクセスすることができる。ホームネットワーク106は、ネットワークのアクセス部である「発展型ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)」を表すE−UTRANに対応する。
【0055】
このタイプのアーキテクチャは、データ交換をハンドリングするためのデータプレーン及びシグナリング交換をハンドリングするための制御プレーンに基づいている。
【0056】
コアネットワーク105は、移動管理エンティティMME102を備える。MME102は、移動端末(UE)の移動及びセキュリティをハンドリングすることを担当する制御ノードである。MME102は、UEの制御プレーンの接点である。UE100がアクセスネットワーク内を移動しているとき、別のMMEが関与することもできる。
【0057】
コアネットワークは、サービングゲートウェイ(S−GW)103も備える。サービングゲートウェイ103は、UEのデータプレーンの接点である。サービングゲートウェイは、UEがアクセスネットワーク内を移動しているときであっても同じ状態を維持することができる。
【0058】
コアネットワーク105は、PDNゲートウェイ104を備える。PDNゲートウェイ104は、モバイルネットワーク、LTEネットワーク、及びインターネットネットワーク110の間の接点である。一般に、PDN GW104は、IPアドレスのハンドリングを担当する。
【0059】
コアネットワークは、ホーム加入者サーバ201(HSS)及びサービングGPRSサポートノード(SGGN)202をさらに備えることができる。ホーム加入者サーバ201は、UEのための加入情報及びパラメータ情報を主に含む中央ノードである。サービングGPRSサポートノードは、3Gネットワーク及びGSMネットワークとのデータ交換のハンドリングを担当する。このコアネットワークは、このネットワークにおいてハンドリングされるセッションの課金を担当するポリシー及び課金ルール機能203(PCRF(Policy and Charging Rules Function))も備えることができる。
【0060】
LTE標準規格によれば、
− アクセスネットワーク(又はホームネットワーク)106とMME102との間のインターフェースは、S1−MMEインターフェースと呼ばれる。
− MME102とSGSN202との間のインターフェースは、S3と呼ばれる。
− MME102とサービングGW103との間のインターフェースは、S11と呼ばれる。
− MME102とHSS201との間のインターフェースは、S6aと呼ばれる。
− SGW103とPDN GW104との間のインターフェースは、S5と呼ばれる。
− PDN GW104とインターネットネットワーク110との間のインターフェースは、SGiと呼ばれる。
− PDN GW104とPCRF203との間のインターフェースは、Gxと呼ばれる。
− PCRF203とインターネットネットワーク110との間のインターフェースは、Rxと呼ばれる。
【0061】
本発明の一実施形態では、ホームノードBは、ホームネットワーク106とLANネットワーク107との間の通信のハンドリングを担当する。換言すれば、ホームネットワーク内に位置する端末は、LANネットワーク107のデバイスと通信することができる。加えて、モバイルネットワーク内であるがホームネットワークの外側に位置するモバイルネットワークの端末も、LANネットワーク107のデバイスと通信することができる。そのような移動端末は、ホームノードB及びホームネットワークからリモートであるため、リモート端末と呼ばれる。
【0062】
ホームネットワーク部は、いくつかのホームノードBを含むことができる。図4は、3つのホームノードB 101−A、101−B、及び101−Cを備えるE−UTRANネットワーク106を示す。ホームノードB 101−A及び101−Bは、MME102−Aにリンクされ、ホームノードB 101−B及び101−Cは、MME102−Bにリンクされる。
【0063】
一般に、ノードBとは異なり、ホームノードBはタイプX2のリンクを実装しない。ネットワークを通じた送信をサポートするために、複数のベアラが規定される。
【0064】
図5は、本発明の一実施形態に従って使用することができる種々のベアラを示す。2つの離れた移動端末間のエンドツーエンドサービスは、UE100からP−GW104までの間ではEPSベアラ41に基づき、P−GW104から他方の移動端末UE100までの間では外部ベアラ42に基づく。
【0065】
EPSベアラ41は、UE100からS−GW202までの間ではベアラE−RAB(「発展型無線アクセスベアラ(Evolved Radio Access Bearer)」)43から成り、S−GW202からP−GW104までの間ではベアラS5/S8ベアラ44から成る。
【0066】
より正確には、E−RABベアラ43は、UE100からホームノードB 101までの間では無線ベアラ46から成り、ホームノードBからS−GW202までの間ではS1ベアラ45から成る。
【0067】
UEがネットワークに入ると、そのUEは要求に応じてデフォルトベアラ及び潜在的にゼロ以上の専用ベアラを作成する。
【0068】
以下において、EPSベアラ41をベアラと呼ぶことができる。実際には、EPSベアラは、ホームノードBがモバイルネットワーク内のリモート端末からの通信の終端点になることを可能にする。
【0069】
図6は、本発明の一実施形態によるネットワークアーキテクチャを示す。図6に示すネットワークは、本発明の実施態様の一例である。もちろん、主な原理を多数のネットワークの変形に適合することは容易である。
【0070】
図4に示す例示のネットワークは、図示しないホーム無線ネットワーク106に対応するホームノードB 101を備える。この例示のネットワークは、ローカルエリアネットワークLAN107も備える。ローカルエリアネットワークLAN107では、PC又はプリンタ等のようないくつかの異なるデバイス108及び109が接続されている。ホームネットワーク106内の移動端末100 UEは、ホームノードB 101にローカルに接続することができる。
【0071】
本発明の一実施形態によれば、UE1000に対して、モバイルネットワークのコアネットワークを介したLAN107へのアクセスを提供することが可能である。
【0072】
本発明の一実施形態によるホームノードBは、コアネットワークインタフェース上のいくつかの特徴に関して、移動端末と同様であると見なすことができる。実際、コアネットワークCNは、ホームノードB、すなわちHNB内で終端するデフォルトベアラを従来の移動端末のように扱って、少なくとも1つのIPアドレスであるIPCN.HNBを割り当てる。このため、このホームノードBに、移動端末のようにIPアドレスを通じて到達することができる。いくつかのベアラをアクティベートし、HNBに異なる複数のIPアドレスを割り当て、アクティベートされた各ベアラについて1つの専用IPアドレスとすることも可能である。
【0073】
リモートUEがLANネットワーク107内のLANデバイスにアクセスすることを望むとき、そのリモートUEはホームノードBに対して、任意の他のUEに対するのと同様に通信することができる。さらに、このホームノードBは、LAN側のIPアドレスをハンドリングする。実際、ホームノードBは、IPパケットが受信されるポートIPと、LANネットワーク107内のLANデバイスに対応するIPアドレス及びIPポートとのマッピングを担当する。本発明の一実施形態では、ホームノードBのIPポートであるPortCN,HNBと、LANデバイスのIPアドレスであるIPLAN,device及びIPポートであるPortLAN,deviceとの間の1対1ベースの対応が存在する。
【0074】
一実施形態では、ホームノードB及びリモートUEは、LANデバイスのIPアドレスであるIPLAN,device及びIPポートであるPortLAN,deviceと、ホームノードBのポートIPであるPortCN,HNBとの間の関連付けの知識を共有する。
【0075】
そのような関連付けは、第1のテーブル23に対応することができる。第1のテーブル23は、以下のようなコンフィギュレーション変換テーブルである。
【0076】
【表1】

【0077】
このタイプのテーブル内に格納される情報は、リモートUE及びホームノードBによってアクセス可能である。
【0078】
テーブル内に格納される情報の構築及び更新には何ら制限が付されない。例えば、情報を初期フェーズにおいて静的に格納することもできる。
【0079】
別の実施形態において、このタイプのテーブルを、例えばプロトコルUPnP(ユニバーサルアプラグアンドプレイ)或いはZeroconf(ゼロコンフィギュレーションネットワーキング)のようなプロトコルに基づいて構築及び更新することもできる。この場合、ホームノードBは、WANへのゲートウェイとしてLAN上でアナウンスメントをブロードキャストすることができる。ユーザに特定のサービスを提供することができるLANデバイスは、ホームノードBに対して、LANネットワーク内における自身の存在をアナウンスすると共に、自身をホームノードBに登録する。各LANデバイスは、
− ローカルIPネットワーク上において自身によって使用されてパケットが転送される、自身のLAN IPアドレス及びLAN IPポートと、
− LAN側において転送されるべきWAN側(すなわちコアネットワーク側)のIPポートの範囲を意味する、ポート転送に関する自身の需要と、
を提供することができる。
【0080】
このアナウンスメントに基づいて、ホームノードBは、対応するIPアドレスであるIPLAN,device及びIPポートであるPortLAN,deviceを知り、このIPアドレス及びIPポートを、コアネットワーク上における自身のIPポートのうちの1つにマッピングすることができる。ホームノードBは、自身のコンフィギュレーション変換テーブルを構築する。他方で、リモートUEもUPnPプロトコルに基づいてこのテーブルを知ることができる。ホームノードBは、第1のテーブル内に格納されている登録されたLANデバイスに関する情報を、リモートUEに通信することができる。これは、LAN上のアナウンスメントと同様の方法で、リモートUEにアナウンスメントをブロードキャストすることによって実行することができる。このため、着目しているリモートUEのユーザは、IPアドレス或いはIPポート番号のようなコンフィギュレーションの詳細を知る必要なしに、自身の端末のユーザインタフェースを通じて、自身のデバイスに有利にアクセスすることができる。
【0081】
HNB内へ終端するいくつかのベアラをアクティベートし、ホームノードBがコアネットワーク上及びLANネットワーク上における複数のIPアドレスを有することが可能であることに留意されたい。各IPアドレスは、それぞれ1対1ベースでベアラに付与される。
【0082】
この場合、この情報を以下のように初期テーブル、すなわちテーブル26内に格納することが有用であり得る。
【0083】
【表2】

【0084】
さらに、本発明の一実施形態では、ホームノードBは、第2のテーブルである以下のような転送変換テーブルをハンドリングする。
【0085】
【表3】

【0086】
これらのテーブルは、コアネットワークからLANネットワークを意味するダウンリンク、及びLANネットワークからコアネットワークを意味するアップリンクで受信されるIPパケットに適用されるルールを格納する。
【0087】
もちろん、ホームノードBがリモートUEからのIPパケットの受信をハンドリングすることを可能にするための、これら全てのデータを関連付ける実施方法に関して、本発明には何ら制限が付されない。
【0088】
上記のセクションは、例示の目的のみで第1のテーブル及び第2のテーブルに基づいて一実施態様を詳述している。
【0089】
これらのテーブルに基づいて、ホームノードBは、コアネットワークとLANネットワークとの間のIPパケットを正しくルーティングすることができる。
【0090】
より正確には、ダウンリンクにおいて、ホームノードBはコアネットワークインタフェース上でIPパケットを受信することができる。所与のベアラであるB_IDk上で受信されるこのIPパケットは、
− ソースIPアドレスとしてのリモートUE1000のIPアドレス、及びソースIPポートとしてのリモートUE1000のポートと、
− 宛先IPアドレスとしてのホームノードBのIPアドレスであるIPCN,HNBk、及び宛先ポートとしてのホームノードBのIPポートであるPortCN,HNBと、
を示す。
【0091】
このIPパケットを受信すると、ソースと宛先のIPアドレス及びIPポートは、ホームノードBレベルに位置し得る処理モジュールによって変更される。そのような変更を、NAT(ネットワークアドレス変換)機能を使用して適用することができる。
【0092】
リモートUEから到来するIPパケットがホームノードBに到達すると、ホームノードBは、いずれのLANデバイスが目標であるか、及びそのLANデバイスにどのようにIPパケットを転送するかを、第1のテーブルに基づいて確定することができる。
【0093】
本発明の一実施形態では、ホームネットワークは、ダウンリンクでIPパケットを受信すると、LANネットワークの宛先が存在する場合には、そのLANネットワークの宛先を確定して受信IPパケットを転送する。さらに、ホームノードBは、アップリンクでIPパケットを受信すると、受信IPパケットを転送するための対応するベアラが存在する場合には、そのベアラを確定する。
【0094】
双方の方法において、パケットの転送は、順次に適用されるルールのセットを使用して行われる。
【0095】
ダウンリンクにおいて、一実施形態によるルールによって、IPパケットが受信されて受信パケットストリームのIPポート宛先PortCN,HNBであるベアラに対応する、IP宛先アドレス及びIP宛先ポートを確定することが可能になる。パケットストリームはそのパケットストリームのIP四つ組、すなわち
− ソースIPアドレス、ソースポート、宛先アドレス、及び宛先ポート
によって特定される。
【0096】
ホームノードBの挙動は、パケットストリームの第1のパケットと他のパケットについてでは異なっていてもよい。
【0097】
「パケットストリームの第1のパケット」
所与のベアラ上で受信されたパケットは、以下の情報に基づいて第2のテーブルを参照することによって、所与のIP四つ組の最初に受信したコアネットワークパケットであると確定される。
− ベアラ識別子がフィールド#1に一致
− ソースアドレスがフィールド#7に一致
− ソースポートがフィールド#8に一致
− 宛先ポートがフィールド#2に一致
【0098】
第2のテーブルはIPパケットの受信時に構築及び更新されるため、第2のテーブル内に対応するエントリが見つからない場合、このパケットはこのIP四つ組の最初のパケットであると見なされる。そうでない場合、そのパケットは、既に開放されたパケットストリームにおける別のパケットであると見なされる。
【0099】
パケットストリームの第1のパケットについて、第1のテーブルにおいて以下の情報に基づいて参照が行われる。
− 宛先ポートがフィールド#1に一致
【0100】
第1のテーブル内に対応するエントリが見つかった場合、新たなエントリが第2のテーブル内に作成される。そうでない場合、一実施形態においては、パケットはドロップされる。
【0101】
第2のテーブル内に新たなエントリが作成されるとき、ホームノードBのためのLAN上のソースIPポートであるPortLAN,HNBが生成される。このLAN上のソースIPポートであるPortLAN,HNBは、返されたアップリンクパケットをNATメカニズムに従って正しく転送することができるように、ホームノードBによって動的に配分される。新たなエントリは、生成されると第2のテーブルに加えられる。
【0102】
このステップにおいて、第2のテーブルにおける以下のフィールドを埋めることが可能である。
− フィールド1:IPパケットが受信されるベアラ
− フィールド2:到来するIPパケット内で示される宛先IPポート(第1のテーブルにおけるフィールド#1と同一)
− フィールド3:テーブル0から取ってくることができる上記ベアラに付されるLAN IPアドレス
− フィールド4:HNBによって生成される上記PortLAN,HNB
− フィールド5及び6:ホームノードBのIPポートに対応するIPポート宛先に基づいて第1のテーブルから取ってくることができる、LANデバイスのIPアドレス及びIPポート
− フィールド7及び8は、IPパケットにおいて、IPアドレス及びポートソースとして示される
【0103】
「ダウンリンク上のパケットストリームの他のパケット」
一致した各パケットについて、IP四つ組である
− リモートUEのソースIPアドレス、リモートUEのソースIPポート、宛先CN IPアドレス、宛先CN IPポート
は、第2のテーブルにおける以下の一致エントリのフィールドを使用して、書き換えられる。
− ホームノードBのソースLAN IPアドレス(フィールド#3)
− ホームノードBのソースLAN IPポート(フィールド#4)
− デバイスへの宛先LAN IPアドレス(フィールド#5)
− デバイスへの宛先LAN IPポート(フィールド#6)
上記は、第2のテーブルにおける対応するエントリから取ってこられる。
【0104】
「アップリンク上のパケットストリームの他のパケット」
以下のセクションは、一実施形態による、ホームノードBレベルにおいて適用されるアップリンク処理に関する。
【0105】
LANインターフェース上で受信される各パケットについて、第2のテーブルへの参照が実行され、そのパケットのIP四つ組が以下の情報に一致する。
− ソースアドレスがフィールド#5に一致
− ソースポートがフィールド#6に一致
− 宛先アドレスがフィールド#3に一致
− 宛先ポートがフィールド#4に一致
【0106】
参照が失敗した場合、IPパケットは転送されず、単に破棄される。
【0107】
そうでない場合、一致する各パケットについて、第2のテーブル内の一致エントリのフィールドを使用してIP四つ組が書き換えられる。
− 着目しているベアラについて、ソースIPアドレスが、コアネットワーク上のホームノードBのIPアドレスであるIPCN,HNBに置き換えられる。そのために、第2のテーブルの一致エントリのフィールド#1に対応するテーブル0内のIPCN,HNBを取ってきた。
− ソースIPポートがフィールド#2に置き換えられる
− 宛先IPアドレスがフィールド#7に置き換えられる
− 宛先IPポートがフィールド#8に置き換えられる。
【0108】
一実施形態により変更されたこのIPパケットは、以下のルールを用いて、受信パケットに対応する四つ組に関連付けられるベアラを意味する適切なベアラ上で送信される。
【0109】
宛先ベアラは、第2のテーブル内の一致エントリのフィールド#1に従って確定される。
【0110】
図7は、本発明の一実施形態による処理モジュールを示す。
【0111】
処理モジュール70は、関連付けユニット71及びメモリを備える。
− 関連付けユニット71は、
ベアラをアクティベートすると、ホームノードBにおけるそのベアラ専用の1つのコアネットワークIPアドレスであるIPCN,HNBを取得し(24)、
そのベアラのためのLAN IPアドレスであるIPLAN,HNBを割り当てる
ように構成される。
− メモリは、ベアラと、関連付けユニットによって取得されたコアネットワークIPアドレス及びLAN IPアドレスとの関連付けを、初期テーブル(テーブル0)内に格納するように構成される。
【0112】
関連付けユニットは、
− 少なくとも上記デバイスにおける、1つのLAN IPアドレスであるIPLAN,device及びLAN IPポートであるPortLAN,deviceを取得し、
− ホームノードBの少なくとも1つのコアネットワークIPポートであるPortCN,HNBを取得する
ようにさらに構成することができる。
メモリは、デバイスのLAN IPアドレス及びLAN IPポートとホームノードBの上記コアネットワークIPポートとの関連付けを、第1のテーブル(テーブル1)内に格納するように構成することができる。
【0113】
LANネットワークが複数のデバイスを含むとき、関連付けユニット71は、デバイスのLAN IPアドレスのためのホームノードBのコアネットワークIPポートを1対1ベースで取得し、
メモリ72は、LAN内の各デバイスについて、以下の情報の関連付けを第1のテーブル内に格納する。
− ホームノードBのコアネットワークIPアドレス及びコアネットワークIPポート
− 上記デバイスのLAN IPアドレス及びLAN IPポート
【0114】
一実施形態では、パケットは各ベアラを通じてモバイルネットワークにおいて送信され、関連付けユニットは、ダウンリンクにおいてパケットストリームの第1のパケットが受信されると、以下の情報を取得するように構成される。また、メモリは、それらの情報を格納するように第2のテーブルを管理するように構成される。
− パケットが受信される、関連付けられるベアラの識別子、
− 第1のテーブル内に格納されている、受信パケット内で示される宛先IPポート
− 初期テーブル内に格納されている、上記ベアラに割り当てられるLAN IPアドレス
− ホームノードBのために生成されるLAN IPポート
− 第1のテーブル内に格納されている、ホームノードBのLAN IPポートに関連付けられるデバイスのLAN IPアドレス
− 第1のテーブル内に格納されている、ホームノードBのLAN IPポートに関連付けられるデバイスのLAN IPポート
− リモート端末のコアネットワークIPアドレスに対応する、受信パケット内で示されるソースIPアドレス
− リモート端末のコアネットワークIPポートに対応する、受信パケット内で示されるソースIPポート
【0115】
処理モジュール70は、ダウンリンクの受信パケットの変更を以下のようにハンドリングするように構成される転送ユニット73をさらに備えることができる。
転送ユニット73は、初期テーブル、第1のテーブル、及び第2のテーブルに基づいて、
− 受信パケット内で示されるソースIPアドレス及びソースIPポートを、ホームノードBのLAN IPアドレス及びLAN IPポートにそれぞれ置き換えると共に、
− 受信パケット内で示される宛先IPアドレス及び宛先IPポートを、デバイスのLAN IPアドレス及びLAN IPポートにそれぞれ置き換える、
ことによって変更されたIPパケットを取得し、その変更されたIPパケットをLANに転送する。
【0116】
処理モジュール70は、アップリンクの受信パケットの変更を以下のようにハンドリングするように構成される転送ユニット73をさらに備えることができる。
転送ユニット73は、
第2のテーブルに基づいて、関連付けられるベアラを選択し、
ベアラを選択することができない場合、パケットを廃棄し、
ベアラを選択することができる場合、第2のテーブルに基づいて、
− ソースIPアドレスを、コアネットワークにおけるホームノードBの所与のベアラのためのIPアドレスであるIPCN,HNBに置き換え、
− ソースIPポートを、ホームノードBのコアネットワークIPポートに置き換え、
− 宛先IPアドレスを、リモート端末のコアネットワークIPアドレスに置き換え、
− 宛先IPポートを、リモート端末のコアネットワークIPポートに置き換える、
ことによって変更されたIPパケットを取得し、その変更されたIPパケットを、関連付けられるベアラにおいてコアネットワークに転送する。
【0117】
本発明の一実施形態では、リモート端末1000は、関連付けユニット1010及びメモリ1011を備える。
関連付けユニット1010は、
− ホームノードBの少なくとも1つのコアネットワークIPアドレス及び1つのコアネットワークIPポート(IPCN,HNB、PortCN,HNB)と、
− 対応する上記LANデバイスによって提供されるサービス記述と、
を取得するように構成される。
メモリ1011は、デバイスのLAN IPアドレス及びLAN IPポートと、ホームノードBの上記コアネットワークIPポートとの関連付けを、第1のテーブル内に格納するように構成される。
【0118】
サービス記述は、HNBを介して対応するLANデバイス(複数可)によって取得することができる。サービス記述には何ら制限が付されない。サービス記述は、例えばプリンタの場合の「プリント」のような、LANデバイスによって提供されるサービスに関する任意の指示とすることができる。
【0119】
有利には、本発明の一実施形態において、リモートUEはコアネットワークによって強力に認証されるため、所定のUEのみがLANデバイスにアクセスすることができる。この状況では、LANデバイスのセキュリティが保証される。
【0120】
さらに、LANデバイスに関する情報は、LANの外側には拡散されない。LANデバイスによって提供されるサービスは、HNB自体によるサービスのように見えるため、リモートUEはLANアドレスを扱わない。
【0121】
加えて、一実施形態では、リモートUEによって制御される2つのLANデバイスが2つの異なるIPアドレスを有する。この手法によって、それらのLANデバイスのリモートの当事者に関するそのLANデバイスの想定が外れる(breaking assumption)ことが一切回避される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルネットワークの端末(1000)とLANネットワーク(107)のデバイス(108、109)との間の通信をハンドリングするための方法であって、
前記モバイルネットワークは、コアネットワーク(105)と、ホームノードB(101)を含むホームネットワーク(106)とを有し、
前記LANネットワークは、前記ホームノードBを介して前記ホームネットワークにリンクされ、
前記端末は、前記ホームネットワークからリモートにある端末であり、
パケットは前記モバイルネットワークにおいて少なくとも1つのベアラを通じて送信され、
該方法は、前記ホームノードBにおける、
(a)ベアラをアクティベートすると、前記ホームノードBの該ベアラ専用の1つのコアネットワークIPアドレス(IPCN,HNB)を取得するステップ(24)と、
(b)前記ベアラのためのLAN IPアドレス(IPLAN,HNB)を取得するステップと、
(c)前記ベアラと、ステップ(a)において取得された前記コアネットワークIPアドレス及びステップ(b)において取得された前記LAN IPアドレスとの関連付けを、初期テーブル(テーブル0)内に格納するステップと
を含む、モバイルネットワークの端末とLANネットワークのデバイスとの間の通信をハンドリングするための方法。
【請求項2】
(1)少なくとも前記デバイスの1つのLAN IPアドレス(IPLAN,device)及びLAN IPポート(PortLAN,device)を取得するステップと、
(2)前記ホームノードBの少なくとも1つのコアネットワークIPポート(PortCN,HNB)を取得するステップと、
(3)前記デバイスの前記LAN IPアドレス及び前記LAN IPポートと、前記ホームノードBの前記コアネットワークIPポートとの関連付けを、第1のテーブル(テーブル1)内に格納するステップと
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記LANネットワーク(107)は複数のデバイス(108、109)を含み、
前記ホームノードB(101)は、前記LAN内の各デバイスについて、
− 前記ホームノードBの前記コアネットワークIPポートと、
− 前記デバイスの前記LAN IPアドレス及び前記LAN IPポートと、
の関連付けを格納する前記第1のテーブルをハンドリングし、
前記コアネットワークIPポートは、前記デバイスの前記LAN IPアドレスに1対1ベースで関連付けられる、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のテーブルは、前記ホームノードB(101)への前記デバイスの登録に基づいて動的にハンドリングされる、請求項2又は3に記載の方法。
【請求項5】
ダウンリンクにおいてパケットストリームの第1のパケットを受信すると、
− 前記パケットが受信される、関連付けられるベアラの識別子と、
− 前記第1のテーブル内に格納されている、前記受信パケット内で示される宛先IPポートと、
− 前記初期テーブル内に格納されている、前記ベアラに割り当てられる前記LAN IPアドレスと、
− 前記ホームノードBのために生成されるLAN IPポートと、
− 前記第1のテーブル内に格納されている、前記ホームノードBの前記LAN IPポートに関連付けられる前記デバイスの前記LAN IPアドレスと、
− 前記第1のテーブル内に格納されている、前記ホームノードBの前記LAN IPポートに関連付けられる前記デバイスの前記LAN IPポートと、
− 前記リモート端末の前記コアネットワークIPアドレスに対応する、前記受信パケット内で示されるソースIPアドレスと、
− 前記リモート端末の前記コアネットワークIPポートに対応する、前記受信パケット内で示されるソースIPポートと、
が第2のテーブル内に格納される、請求項2〜4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記ダウンリンクにおけるパケットストリームで受信される各IPパケットについて、
− 前記第2のテーブルに基づいて、
・前記受信パケット内で示される前記ソースIPアドレス及び前記ソースIPポートを、前記ホームノードBの前記LAN IPアドレス及び前記LAN IPポートにそれぞれ置き換えると共に、
・前記受信パケット内で示される前記宛先IPアドレス及び前記宛先IPポートを、前記デバイスの前記LAN IPアドレス及び前記LAN IPポートにそれぞれ置き換えること、
によって変更されたIPパケットを取得するステップと、
− 該変更されたIPパケットを前記LANに転送するステップと
が適用される、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
アップリンクにおいてIPパケットを受信すると、
− 前記第2のテーブルに基づいて、前記関連付けられるベアラを選択するステップと、
− ベアラを選択することができない場合、前記IPパケットを廃棄するステップと、
− ベアラを選択することができる場合、前記初期テーブル及び前記第2のテーブルに基づいて、
・前記ソースIPアドレスを、前記コアネットワークにおける前記ホームノードBの前記所与のベアラのためのIPアドレス(IPCN,HNB)に置き換えること、
・前記ソースIPポートを、前記ホームノードBの前記コアネットワークIPポートに置き換えること、
・前記宛先IPアドレスを、前記リモート端末の前記コアネットワークIPアドレスに置き換えること、及び
・前記宛先IPポートを、前記リモート端末の前記コアネットワークIPポートに置き換えること、
によって変更されたIPパケットを取得して、該変更されたIPパケットを前記関連付けられるベアラにおいて前記コアネットワークに転送するステップと
が実行される、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
前記リモート端末は、前記コアネットワークによって事前に認証されている、請求項1〜7のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
モバイルネットワークの端末(1000)とLANネットワーク(107)のデバイス(108、109)との間の通信をハンドリングするために、ホームノードBに含まれるように構成される処理モジュール(70)であって、
前記モバイルネットワークは、コアネットワーク(105)と、前記ホームノードB(101)を含むホームネットワーク(106)とを有し、
前記LANネットワークは、前記ホームノードBを介して前記ホームネットワークにリンクされ、
前記端末は、前記ホームネットワークからリモートにある端末であり、
該処理モジュールは、
− ベアラをアクティベートすると、前記ホームノードBの該ベアラ専用の1つのコアネットワークIPアドレス(IPCN,HNB)を取得する(24)と共に、該ベアラのためのLAN IPアドレス(IPLAN,HNB)を取得するように構成される、関連付けユニット(71)と、
− 前記ベアラと、前記関連付けユニットによって取得された前記コアネットワークIPアドレス及び前記LAN IPアドレスとの関連付けを、初期テーブル(テーブル0)内に格納するように構成されるメモリと、
を備える、モバイルネットワークの端末とLANネットワークのデバイスとの間の通信をハンドリングするために、ホームノードBに含まれるように構成される処理モジュール。
【請求項10】
前記関連付けユニットは、
− 少なくとも前記デバイスの1つのLAN IPアドレス(IPLAN,device)及びLAN IPポート(PortLAN,device)を取得すると共に、
− 前記ホームノードBの少なくとも1つのコアネットワークIPポート(PortCN,HNB)を取得するようにさらに構成され、
前記メモリは、前記デバイスの前記LAN IPアドレス及び前記LAN IPポートと、前記ホームノードBの前記コアネットワークIPポートとの関連付けを、第1のテーブル(テーブル1)内に格納するように構成される、請求項9に記載の処理モジュール。
【請求項11】
前記LANネットワークは複数のデバイスを含み、
前記関連付けユニット(71)は、前記デバイスのLAN IPアドレスのための前記ホームノードBの前記コアネットワークIPポートを1対1ベースで取得し、
前記メモリ(72)は、前記LAN内の各デバイスについて、
− 前記ホームノードBの前記コアネットワークIPポートと、
− 前記デバイスの前記LAN IPアドレス及び前記LAN IPポートと、
の関連付けを前記第1のテーブル内に格納する、請求項9又は10に記載の処理モジュール。
【請求項12】
パケットはそれぞれのベアラを通じて前記モバイルネットワークにおいて送信され、
ダウンリンクにおいてパケットストリームの第1のパケットが受信されると、
前記関連付けユニットは、以下の情報、すなわち、
− 前記パケットが受信されるベアラの識別子と、
− 前記第1のテーブル内に格納されている、前記受信パケット内で示される宛先IPポートと、
− 前記初期テーブル内に格納されている、前記ベアラに割り当てられるLAN IPアドレスと、
− 前記ホームノードBのために生成されるLAN IPポートと、
− 前記第1のテーブル内に格納されている、前記ホームノードBの前記LAN IPポートに関連付けられる前記デバイスの前記LAN IPアドレスと、
− 前記第1のテーブル内に格納されている、前記ホームノードBの前記LAN IPポートに関連付けられる前記デバイスの前記LAN IPポートと、
− 前記リモート端末の前記コアネットワークIPアドレスに対応する、前記受信パケット内で示されるソースIPアドレスと、
− 前記リモート端末の前記コアネットワークIPポートに対応する、前記受信パケット内で示されるソースIPポートと
を取得するように構成され、
前記メモリは、上記情報を格納するように第2のテーブルを管理するように構成される、請求項9〜11のいずれか一項に記載の処理モジュール。
【請求項13】
ダウンリンクにおける受信パケットの変更をハンドリングするように構成される転送ユニット(73)をさらに備え、
該転送ユニット(73)は、
前記初期テーブル、前記第1のテーブル、及び前記第2のテーブルに基づいて、
− 前記受信パケット内で示される前記ソースIPアドレス及び前記ソースIPポートを、前記ホームノードBの前記LAN IPアドレス及び前記LAN IPポートにそれぞれ置き換えると共に、
− 前記受信パケット内で示される前記宛先IPアドレス及び前記宛先IPポートを、前記デバイスの前記LAN IPアドレス及び前記LAN IPポートにそれぞれ置き換えること、
によって変更されたIPパケットを取得して、該変更されたIPパケットを前記LANに転送する、請求項9〜12のいずれか一項に記載の処理モジュール。
【請求項14】
アップリンクにおける受信パケットの変更をハンドリングするように構成される転送ユニット(73)をさらに備え、
該転送ユニット(73)は、
前記第2のテーブルに基づいて、前記関連付けられるベアラを選択し、
ベアラを選択することができない場合、前記受信パケットを廃棄し、
ベアラを選択することができる場合、前記初期テーブル及び前記第2のテーブルに基づいて、
− 前記ソースIPアドレスを、前記コアネットワークにおける前記ホームノードBの前記所与のベアラのためのIPアドレス(IPCN,HNB)に置き換えること、
− 前記ソースIPポートを、前記ホームノードBの前記コアネットワークIPポートに置き換えること、
− 前記宛先IPアドレスを、前記リモート端末の前記コアネットワークIPアドレスに置き換えること、及び
− 前記宛先IPポートを、前記リモート端末の前記コアネットワークIPポートに置き換えること、
によって変更されたIPパケットを取得して、該変更されたIPパケットを前記コアネットワークに転送する、請求項9〜13のいずれか一項に記載の処理モジュール。
【請求項15】
モバイルネットワークの端末(100)とLANネットワーク(107)のデバイス(108、109)との間の通信をハンドリングするためのホームノードB(101)であって、該ホームノードBは、請求項9〜14のいずれか一項に記載の処理モジュール(70)を備える、ホームノードB。
【請求項16】
LANネットワーク(107)のデバイス(108、109)と通信するように構成されるモバイルネットワーク内の端末(1000)であって、
前記モバイルネットワークは、コアネットワーク(105)と、前記ホームノードB(101)を含むホームネットワーク(106)とを有し、
前記LANネットワークは、前記ホームノードBを介して前記ホームネットワークにリンクされ、
該端末は、前記ホームネットワークからリモートにある端末であり、
該端末は、関連付けユニット(1010)及びメモリ(1011)を備え、
− 前記関連付けユニット(1010)は、
・前記ホームノードBの少なくとも1つのコアネットワークIPアドレス(IPCN,HNB)及び1つのコアネットワークIPポート(PortCN,HNB)と、
・対応する前記LANデバイスによって提供されるサービス記述と
を取得するように構成され、
− 前記デバイスの前記LAN IPアドレス及び前記LAN IPポートと、前記ホームノードBの前記コアネットワークIPポートとの関連付けを第1のテーブル内に格納するように構成される、
LANネットワークのデバイスと通信するように構成されるモバイルネットワーク内の端末。
【請求項17】
モバイルネットワークの端末(1000)とLANネットワーク(107)のデバイス(108、109)との間の通信をハンドリングするためのシステムであって、前記ホームノードBは、請求項9〜14のいずれか一項に記載の処理モジュール(70)と、請求項16に記載の端末とを備える、システム。

【図1】
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【図2a】
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【図2b】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−124981(P2011−124981A)
【公開日】平成23年6月23日(2011.6.23)
【国際特許分類】
【外国語出願】
【出願番号】特願2010−225527(P2010−225527)
【出願日】平成22年10月5日(2010.10.5)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.GSM
【出願人】(503163527)ミツビシ・エレクトリック・アールアンドディー・センター・ヨーロッパ・ビーヴィ (175)
【氏名又は名称原語表記】MITSUBISHI ELECTRIC R&D CENTRE EUROPE B.V.
【住所又は居所原語表記】Capronilaan 46, 1119 NS Schiphol Rijk, The Netherlands
【Fターム(参考)】