説明

通信システム、通信方法

【課題】一般的なサイネージ、出力装置や通信装置では、使用可能な周辺機器や外部機器の種別に制約があり、様々な外部機器を使用することができない。そこで、様々な外部機器の使用が可能な使い勝手のよい通信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】少なくとも1つの外部機器を接続可能な通信装置と、通信装置とネットワークを介し接続された少なくとも1つのアプリケーションサーバから構成される通信システムにおいて、前記通信装置は、前記外部機器の機器情報に基づき、前記外部機器の制御を行う前記アプリケーションサーバへ接続し、前記アプリケーションサーバから前記外部機器の制御を行う。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は通信システム、通信方法に係り、特に外部機器の接続に係る使い勝手を改善した通信システム、通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、電車の車両内や商業施設内に表示装置を用いた電子広告、いわゆるデジタルサイネージが見られるようになってきた。デジタルサイネージは、映像と音声で周囲の人の興味を引き付けやすく、従来の紙を用いた広告では表現しきれなかった効果を用いることで、わかりやすく訴求することが可能であり広告効果が高い。また、周辺機器を接続することにより、状況変化に応じた表示切り替えが可能であったりと管理面でもメリットが大きい。特許文献1では、カードリーダを用いてクレジットカードの属性情報を取得し、属性情報に基づき表示すべき情報を決定することで、広告効果を向上させようとする技術が記されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2009−194480号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般的なサイネージ、出力装置や通信装置では、使用可能な周辺機器や外部機器の種別に制約があり、様々な外部機器を使用することができないという課題があった。そこで、本発明は様々な外部機器の使用が可能な使い勝手のよい通信システム、通信方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題は例えば、少なくとも1つの外部機器を接続可能な通信装置と、通信装置とネットワークを介し接続された少なくとも1つのアプリケーションサーバと、から構成される通信システムにおいて、
前記通信装置は、前記外部機器の機器情報に基づき、前記外部機器の制御を行う前記アプリケーションサーバへ接続し、前記アプリケーションサーバから前記外部機器の制御を行うことにより達成することができる。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、外部機器の接続に係る使い勝手を改善した通信システム、通信方法を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【図1】システム構成の一例を示す図である。
【図2】通信装置の構成の一例を示す図である。
【図3】通信装置のメモリの一例を示す図である。
【図4】サーバの構成の一例を示す図である。
【図5】通信装置の記憶部に記憶される外部機器テーブルの一例である。
【図6】外部機器接続動作のフローチャートの一例である。
【図7】通信装置とサーバが行う処理のフローチャートの一例である。
【図8】通信装置のGUI画面の一例である。
【図9】通信装置とサーバが行う処理のフローチャートの一例である。
【図10】通信装置のGUI画面の一例である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、実施形態を図面を用いて説明する。
【実施例1】
【0009】
図1はシステム構成の一例を示す図である。通信装置200a、200b、・・・、200nはLAN(Local Area Network)3に接続され、ルータ2を介して広域ネットワーク1に接続される。また、接続管理サーバ300および共有サーバ301a、印刷サーバ301b、決済サーバ301c、ショッピングサーバ301d、広告サーバ301eは広域ネットワーク1に接続される。外部機器400a、400b、・・・、400nはそれぞれ通信装置200a、200b、・・・、200nに接続される。なお、以下の説明において、個々にサーバまたは通信装置または外部機器を特定する必要がない場合は、通信装置200a、200b、・・・、200nを通信装置200で代表する。同様に、サーバ301a、301b、301c、301d、301eをサーバ300で、外部機器400a、400b、・・・、400nを外部機器400で代表する。ここで、通信装置200、サーバ300、外部機器400の台数に制限はなく、1台でも複数台でもよい。また、外部機器400は1つの通信装置200に複数接続されていても構わない。
【0010】
通信装置200は、モニタやテレビジョンなどの映像及び音声を出力する装置である。通信装置200はサーバ300から送信される出力情報を受信して出力し、外部機器400からの入力をサーバ300に送信する。
サーバ300は、通信装置200から送信された外部機器400の入力を受信しサーバで動作するソフトウェアを実行するとともに、通信装置200に接続された外部機器400の制御情報を通信装置200に送信する。通信装置200はサーバ300から受信した制御情報を外部機器400に出力する。
【0011】
サーバ300は、通信装置200が出力する映像及び音声を作成し、出力情報としてネットワーク1を介して送信する。また、通信装置200から送信された外部機器400からの入力情報を受信し、受信した入力情報を処理する。サーバ300は処理の結果として作成した映像及び音声を出力情報として通信装置200に送信し、通信装置200は受信した出力情報を映像及び音声として出力する。
外部機器400は、キーボード、マウス、タッチパネル、Felica(登録商標)通信装置などの近距離通信装置、赤外線受信装置、などの入力装置、出力装置、入出力装置である。
【0012】
本システムは、シンクライアントシステムを用いて構築することが可能である。シンクライアントシステムとは、クライアントサーバ型の情報システムにおいて、ユーザが使用するクライアント端末に最低限の機能しか持たせず、サーバ側でアプリケーションソフトやファイルなどの資源を管理するシステムのことである。シンクライアントシステムにおいて、サーバは映像や音声の出力情報を生成し、生成した出力情報をネットワーク経由でクライアント端末に送信する。クライアント端末は、JPEGなどの静止画の連続と音声情報、もしくはMPEGなどの動画形式でサーバから送信された出力情報を映像出力部および音声出力部に出力する。また、クライアント端末は、クライアント端末に接続された例えば、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、近距離無線通信手段、赤外線受光部、などの外部機器から取得した入力情報をネットワーク経由でサーバに送信する仕組みを持つ。
【0013】
入力情報を受信したサーバはその入力情報に基づいてアプリケーションの実行などの操作を行い、その結果を映像や音声などの出力情報として作成し、出力情報をクライアント端末に送信する。クライアント端末はサーバから受信した出力情報を出力する。以上のようにシステムを構成することで、受信した出力情報を出力し、受け付けた入力をサーバへ送信するという、最低限の機能しか持たないクライアント端末を、あたかも複数のアプリケーションやファイルを記憶し、該アプリケーションやファイルを用いた複雑な操作をクライアント端末単体で行えるかのようにして使用することができる。また、これによって、端末コストの減縮や端末の集中管理、端末の記憶部にデータを保存させないことによるセキュリティの向上などを図ることができる。
【0014】
さらに、本システムはシンクライアントシステムの一種であるビデオシンクライアント(VTC:Video Thin Client)システムを用いて構築することも可能である。VTCシステムとは、クライアント端末としてコンピュータではなく、テレビジョン装置を用いてシンクライアントシステムを実現させる方法のことである。
【0015】
VTCを用いた場合も上記のシンクライアントシステムと同様の動作を行う。ただし、サーバが作成する映像や音声などの出力情報をMPEGなどの動画形式にエンコーダが変換して、テレビジョン装置に送信する。テレビジョン装置は、ネットワーク接続部から取得した動画形式にエンコードされた出力情報を、テレビジョン装置のデコーダでデコードし、映像出力部および音声出力部から出力情報を出力する。テレビジョン装置はシンクライアントシステムで説明したように、外部機器からの入力情報を受け付けてサーバに送信する。サーバは受信した入力情報に基づいてアプリケーションなどの操作を行い、その結果を映像や音声などの出力情報として作成する。サーバは生成した出力情報をテレビジョン装置に送信し、テレビジョン装置は受信した出力情報を出力する。
【0016】
以上の構成を有するテレビジョン装置と、VTCシステムと、を用いることで、パーソナルコンピュータと比較すると処理能力が劣るテレビジョン受信機を、あたかも複数のアプリケーションやファイルを記憶し、該アプリケーションやファイルを用いた複雑な操作をクライアント端末単体で行えるかのようにして使用することができる。また、これによって端末コストの減縮や端末の集中管理、端末の記憶部にデータを保存させないことによるセキュリティの向上などを図ることができる。なお、VTCシステムではクライアント端末をテレビジョン装置として説明したが、サーバから送信される出力情報をデコード可能なデコーダを備えていれば、テレビジョン装置でなくともよい。
以下では、VTCシステムを用いて、サーバ300が送信した動画形式で出力した出力情報を、テレビジョン装置である通信装置200が受信して再生する例を説明する。
【0017】
図2は通信装置200の構成の一例を示す図である。
通信装置200は、放送信号入力端子201、チューナ202、復調部203、デスクランブラ204、暗号化/復号処理部205、ストリーム処理部206、映像デコーダ207、音声デコーダ208、時計部209、映像処理部210、音声処理部211、映像出力部212、音声出力部213、映像音声入出力端子214、ネットワーク接続部215、ネットワーク接続端子216、外部機器制御部217、外部機器接続端子218、制御部219、メモリ220、記憶部221、入力部222、ユーザ入力端子223から構成される。ただし、本実施例を実現することができれば、通信装置200は図2に含まれる全ての構成を有する必要は無く、また、図2に含まれない他の構成が含まれることを除外するものでもない。
【0018】
放送信号入力端子201は、アンテナ、ケーブル等が受信した放送信号データの入力を受け付ける。放送信号入力端子201が受け付ける放送信号は地上波デジタル信号、地上波アナログ信号やBS、CSなどのデジタルまたはアナログ放送信号である。放送信号入力端子201がデジタル信号の入力を受け付ける場合、チューナ202は、放送信号入力端子201が受け付けた放送信号データから特定のチャンネルを抽出する。復調部203は、チューナ202が抽出したチャンネルからテレビ番組用の符号化された映像音声データおよび各種データが多重化されたストリームを復調する。
【0019】
デスクランブラ204は、サービス事業者との契約者のみに視聴させる場合やデジタル放送を視聴する場合など、復調部203が生成したストリームにスクランブルがかかっている場合に、図示しない、サービス事業者から発行された情報、またはB−CASカード(登録商標)から取得した情報および放送波に多重されている鍵情報を使うなどして、スクランブルを解除する。
【0020】
スクランブルを解除されたストリームを記憶部221などに記憶させる場合について説明する。ストリームのコピー制限情報が世代コピー可の制限をもつ場合、デスクランブラ204から送信されたストリームをストリーム処理部206はストリームを暗号化/復号処理部205に送信する。暗号化/復号処理部205は、受信したストリームを暗号化し、暗号化したストリームを記憶部221に記憶させる。暗号化の際の鍵は、例えば、通信装置200の持つ固有情報、記憶部221の持つ固有情報、そのほか乱数などから生成される。記憶部221に記憶されるストリームは、制御部219によってストリームリストとして管理される。
【0021】
放送信号入力端子201およびネットワーク接続端子215から入力されたストリームを視聴する場合、ストリームはストリーム処理部206に入力される。また、記憶部221から再生されるストリームは、暗号化/復号処理部205によって復号された後にストリーム処理部206に入力される。
【0022】
放送信号入力端子201およびネットワーク接続端子216から受信したストリーム、記憶部221で記憶したストリームがMPEG2のトランスポートストリーム(TS:Transport Stream)である場合は、映像データと音声データを同期して出力できるように、通信装置200が参照する時刻基準情報値であるプログラムクロックリファレンス(PCR)がストリームに多重されている。ストリーム処理部206は、入力されるトランスポートストリームからPAT(Program Association Table)/PMT(Program Map Table)を取得し、パケット識別子(PID)を判別する。ストリーム処理部206は、判別したPIDを持つTSパケットを多重分離(Demultiplex)する。ストリーム処理部206は、圧縮符号化映像データと、圧縮符号化音声データと、PCRと、をPIDに応じてそれぞれ映像デコーダ207、音声デコーダ208、時計部209に出力する。
【0023】
圧縮符号化映像データは、映像デコーダ207で伸張が施された後、映像処理部210にて付属情報が重畳されて映像信号とされ、映像出力部212によって出力される。ここで、映像処理部210は、映像信号に文字情報などを重畳することができる。また、圧縮符号化音声データは音声デコーダ208で伸張が施された後、音声処理部211にて左右の音声のバランス調整などの処理を施されて音声信号とされ、音声出力部213によって出力される。さらに、映像信号および音声信号は映像音声入出力端子214からそれぞれ外部の機器に出力することができ、必要であれば映像処理部210および音声処理部211はそれぞれ映像信号および音声信号をデジタル形式からアナログ形式へ変換して映像音声入出力端子214に出力する。なお、映像音声入出力端子214は、HDMI(登録商標)などの端子のように、映像および音声を同時に出力することができる端子として1つにまとめることもできる。さらに、映像音声入出力端子214は、外部の機器から映像信号および音声信号の入力を受け付けることができ、映像音声入出力端子214から入力された映像信号および音声信号は、それぞれ映像出力部212および音声出力部213から出力される。なお、映像音声入出力端子214は、映像入出力端子と音声入出力端子とに分かれていてもよい。
【0024】
時計部209は、ストリーム処理部206から出力されたPCRをシステムタイムクロック(STC)カウンタの計数値の初期値として設定する。時計部209はカウンタの計数値を増加させ、各映像データに付随している復号時刻情報(DTS)がこの計数値に一致した時刻にデコード(復号)を行うように映像デコーダ207および音声デコーダ208に指示を行う。通信装置200は映像または音声データに付随する再生出力時刻情報(PTS)が一致した時刻に映像または音声データの出力を行う。
受信したストリームがMPEG2のPESパケットの場合には、PESに含まれるPTS、DTSの値と時計部209のカウンタ値とに基づき、デコード開始及び出力開始タイミングが制御される。
【0025】
ネットワーク接続端子216は、図1のLAN3に接続される。ネットワーク接続部215は、ネットワーク接続端子216を介してサーバ300や他の通信装置と各種情報の送受信を行う。また、ネットワーク接続部215は、例えば、データの到達が保証されず信頼性はないがリアルタイム性のある伝送モード(以降、リアルタイム伝送モードと呼ぶこともある)と、データの到達が保証され信頼性はあるがリアルタイム性のない伝送モード(以降、信頼性のある伝送モードと呼ぶこともある)に動作を切り換え可能である。
【0026】
ここで、リアルタイム伝送モードには、例えば、UDP(User Datagram Protocol)、およびRTP(Real−Time Transport Protocol)が用いられる。この方式では、送信したデータが相手に届いたかどうかを確認しないので、伝送パケットが失われて相手に届かない場合があり、映像や音声が途切れることがあるが、反面、データの送信は継続するので遅延が少なく、リアルタイム性が維持できる。
【0027】
例えば、RTPでは、ネットワークを経由して転送されると、パケットの喪失や、配送の遅れが起こる。しかし、映像や音声のデータは、データの一部が欠けていても再生が可能である。データの受信側では、喪失や、配送の遅れたパケットは無視し、受信側が期待する時間に到着したパケットだけを利用してデータの再生を行う。受信側は、受信したパケットについて、受信確認応答(ACKnowledgement)を逐一送ることはしない。
【0028】
また、信頼性のある伝送モードには、例えば、TCP(Transmission Control Protocol)、およびHTTP(HyperText Transfer Protocol)またはFTP(File Transfer Protocol)が用いられる。この方式では、送信したデータが相手に届いたかどうかを確認し、伝送パケットが失われて相手に届かなかった場合は、再度送信処理を行うので、その間、映像や音声が停止してしまうことあるが、データの信頼性は確保される。
【0029】
ネットワーク接続部215は、LAN3に接続されたネットワーク接続端子216を介して、サーバ300からストリームを受信する。外部機器制御部217は、外部機器接続端子218を介して図1の外部機器400に接続されており、USB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外部機器400からの入力情報を受信し、作成した外部機器400を制御するための制御情報を外部機器400に送信する。
制御部219は、後述するように、記憶部221に記憶されたプログラムをメモリ220に展開し、展開したプログラムを実行することで各種プログラムに応じた機能を実現することができる。
【0030】
入力部222は、ユーザ入力端子223から入力されたユーザからの動作指令を処理して制御部219に伝達する。ユーザからの動作指令とは、例えば処理する映像や音声を選択するための指令であって、放送信号入力端子201、映像音声入出力端子214、ネットワーク接続端子216のいずれから入力された映像音声を処理するかを選択し、またチューナ202で抽出するチャンネルを選択するための指令である。ユーザからの動作指令はユーザ入力端子223に対して、外部のリモートコントローラから無線で伝送されても良く、またマウスやキーボードから有線、または無線で伝送されても良い。
【0031】
図3は、メモリ220に展開されたプログラムを示す図の一例である。メモリ220には、接続管理部231、テーブル管理部232が展開される。
接続管理部231およびテーブル管理部232は、記憶部221に記憶された接続管理プログラム231やテーブル管理プログラム232を制御部219がメモリ220に展開して実行することで、ソフトウェアによって接続管理およびテーブル管理の各機能を実現することができる。
【0032】
また、ソフトウェアとして実現された各機能は接続管理部231やテーブル管理部232などのように各処理を行う処理部として集積回路化するなどしてハードウェアとして実現することもできる。以下では説明を簡略化するために、接続管理プログラム231およびテーブル管理プログラム232を制御部219が実行することで実現される各処理を、各処理部が主体となって行うものとして説明する。なお、各処理部をハードウェアで実現した場合には、その各処理部が主体となって各処理を行う。
【0033】
テーブル管理部232は、後述の接続管理テーブルの管理を行う。
接続管理部231は、テーブル管理部232が管理する接続管理テーブルに従い、外部機器400の制御を行うサーバ300との接続管理を行う。
記憶部221は、HDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)、DVD(Digital Versatile Disk)、BD(Blu−ray Disk)、ICカード(Integrated Circuit Card)などの記憶装置であり、映像出力部212や音声出力部213に出力するコンテンツ、後述するプログラム、テーブルなどを記憶することができる。
【0034】
図4は、サーバ300の構成の一例を示す図である。
図1に示した接続管理サーバ300、共有サーバ301a、印刷サーバ301b、決済サーバ301c、ショッピングサーバ301d、広告サーバ301eは、用途が異なるが構成は同じであり、サーバで動作するプログラムが異なる。
サーバ300は、制御部301、メモリ302、記憶部303、ネットワーク接続部304、ネットワーク接続端子305、外部機器制御部306、外部機器接続端子307、エンコーダ308から構成される。
【0035】
制御部301は、記憶部303に記憶されたプログラムをメモリ302に展開し、展開したプログラムを実行することで、サーバ300の起動、情報処理、情報の送受信など、サーバとしての機能を実現する。記憶部303は、HDDやSSD、DVD、BD、ICカードなどの記憶装置であり、通信装置200に出力するコンテンツ、制御部301がメモリ302に展開するプログラム、テーブルなどを記憶することができる。
【0036】
ネットワーク接続端子305は、図1の広域ネットワーク1に接続される。ネットワーク接続部304は、ネットワーク接続端子305を介して他のサーバや通信装置200と各種情報の送受信を行う。外部機器制御部306は、USB(Universal Serial Bus)デバイスなどの外部機器を接続するための外部機器接続端子307に接続された外部機器からの入力を受付け、外部機器の動作を制御する。エンコーダ308は、通信装置200に出力する映像や音声などの出力情報を、動画形式にエンコードし、ネットワーク接続部304に送信する。
【0037】
図5は、通信装置200の記憶部221に記憶される接続管理テーブル500の一例である。
接続管理テーブル500は、No情報501と、Name情報502と、ClassID情報503、VendorID情報504、ProductID情報505、アプリケーション情報506、接続サーバ情報507と、から構成される。
【0038】
No情報501は、テーブルのレコード番号を示す情報である。
Name情報502は、外部機器400の名称を示す情報である。
ClassID情報503は、外部機器400のUSBで規定されたClassIDであり、例えばプリンタ、デジタルカメラ、ストレージをはじめとする機器の種類を示す情報である。
VendorID情報504は、外部機器400のUSBで規定されたVendorIDであり、例えば製造メーカの識別コードを示す情報である。
ProductID情報505は、外部機器400のUSBで規定されたProductIDであり、例えば機器の型名を示す情報である。
アプリケーション情報506は、外部機器400を制御するサーバ300上で動作するアプリケーションソフトウェアを示す情報である。
接続サーバ情報507は、外部機器400を制御するサーバの接続アドレスを示す情報である。
【0039】
図6は、通信装置200に接続した外部機器400を所定のサーバ300に接続するための動作のフローチャートの一例である。
外部機器400が通信装置200に接続されると(S600)、通信装置200の接続管理部231は、外部機器400の機器情報を取得する(S601)。ここで、機器情報とは、図5で示したName(502)、ClassID(503)、VendorID(504)、ProductID(505)等の情報である。
【0040】
接続管理部231は、取得した機器情報が接続管理テーブルに有るか否か、通信装置200のテーブル管理部232に問合せ確認する(S602)。
接続管理テーブルに対象の機器情報が在る場合(図中のY)、通信装置200の接続管理部231は、対象の外部機器を制御するアプリケーションソフトウェアに係る情報が有るか否か、通信装置200のテーブル管理部232に問合せ確認する(S603)。
【0041】
対象の外部機器を制御するアプリケーションソフトウェアに係る情報が有る場合(図中のY)、該アプリケーションソフトウェアを有するサーバと接続することとなるが、該アプリケーションソフトウェアが複数有る場合には、接続管理部231は、どのアプリケーションを使用するかユーザが選択操作を行うGUI(Graphical User Interface)を通信装置200の映像出力部212に出力して表示し、ユーザが所望のアプリケーションを選択する(S604)。
ステップS603で、対象の外部機器を制御するアプリケーションソフトウェアに係る情報が無い場合(図中のN)、接続管理部231は、接続するサーバが複数在るか否かテーブル管理部232に問合せ確認する(S606)。
【0042】
ステップS606で、対象の外部機器を接続するサーバが複数有る場合(図中のY)、接続管理部231は、接続管理サーバ300に各サーバの動作負荷状況を確認する(S607)。
ステップS602で接続管理テーブルに対象の機器情報が無い場合(図中のN)、接続管理部231は、接続管理サーバ300に接続された外部機器の情報を送信し、どのサーバに接続するか接続先を問い合わせる。(S608)
接続管理部231は、接続管理サーバ300から外部機器の接続先を取得すると、テーブル管理部232に接続先を通知し、接続管理テーブルに反映する(S609)。
接続管理部231は、ステップS604でユーザが選択したアプリケーションに対応する接続サーバ、あるいはステップS607で負荷の低いサーバ、あるいはステップS609で接続管理サーバ300から取得したサーバに接続し、外部機器400をサーバ300から使用可能にする(S605)。
【0043】
なお、ステップS604でユーザが選択したアプリケーションの動作するサーバが接続管理テーブルに複数記憶されている場合は、ステップS604の後にステップS606、S607の処理を行い、負荷の低いサーバを選択して接続してもよい。
また、ステップS609で接続管理サーバ300で管理する接続管理テーブルは、図5で示した通信装置200の接続管理テーブルと同様の情報を持ってもよい。さらに、該当するサーバが存在しない場合、該当無しの返信とともに通信装置200の映像出力部212からエラー画面を出力して表示してもよい。さらに、接続管理サーバ300から通信装置200に通知する接続先情報は、図5で示した通信装置200の接続管理テーブルと同様の情報でもよい。
【0044】
図7は、通信装置200が、図5で示した接続管理テーブル、図6で示したフローチャートを用い、接続管理サーバ300、共有サーバ301a、印刷サーバ301bと行うシステム動作のフローの一例である。
ユーザが通信装置200aに外部機器400の一例であるデジタルカメラを接続すると(S701)、通信装置200aの接続管理部231は、デジタルカメラのClass ID503をはじめとする機器情報を読み出し、第1の場合として、テーブル管理部232に接続するサーバを問い合わせる。或いは第2の場合として、接続管理部231は、接続管理サーバ300に接続するサーバを問い合わせても良い。(S702)。
ここではデジタルカメラを使用するために、各種サーバのうちで画像データが格納される共有サーバ301を問い合わせている。
接続する共有サーバが複数ある場合には、前記第1の場合、接続管理部231は接続管理サーバ300に負荷の低いサーバを問い合わせる。その後、前記第2の場合も含め、接続管理サーバ300は、複数の(ここでは一例として3台の)共有サーバ301a−1、301a−2、301a−3に対して負荷情報を問い合わせる(S7002a〜S7002c)。
【0045】
共有サーバ301a−1、301a−2、301a−3は、接続管理サーバ300に現在の負荷情報を回答する(S7003a〜S7003c)。
接続管理サーバ300は、回答された負荷情報に基づき、負荷の低いサーバを選択し、通信装置200aに接続先として回答する(S703)。
なお、ステップS702で接続する共有サーバが1個である場合には、接続管理サーバ300は、その共有サーバの接続先を回答する(S703)。
通信装置200aは、接続管理サーバから取得した接続先である共有サーバ301aに接続し(S704)、共有サーバ301aは例えばデジタルカメラに記録されたデータのアップロード制御を行う(S705)。
【0046】
ユーザが通信装置200aに外部機器400の一例であるプリンタを接続すると(S706)、通信装置200aの接続管理部231は、プリンタのClass ID503をはじめとする機器情報を読み出し、テーブル管理部232にアプリケーションを動作させるサーバを問い合わせる。アプリケーションが2個あることがわかった場合には、接続管理部231はGUIを用いて、ユーザに所望のアプリを選択させる(S707)。
【0047】
ユーザが共有サーバ301aに格納された共有データの印刷アプリを選択することにより、接続管理部231は、通信装置200aを対応する印刷サーバ301bに接続する(S708)。
印刷サーバ301bは、共有サーバ301aに接続し(S709)、ステップS705で共有サーバ301aに格納した写真データを取得する(S701)。
印刷サーバ301bは、共有サーバ301aから取得した写真データを用い、写真選択画面を生成し、通信装置200aに送信する(S711)。
【0048】
ユーザは通信装置200aに表示された写真選択画面から所望の写真を選択する(S712)。
通信装置200aはユーザが所望する写真の印刷を印刷サーバ301bに指示する(S713)。
【0049】
印刷サーバ301bは、通信装置200aから受信した印刷指示に従い、通信装置200aに接続されたプリンタに印刷を命令する(S715)。
プリンタは印刷サーバ301bの制御により印刷を行う(S715)。
【0050】
なお、通信装置200と各サーバの間で通信を行う際には、情報データの秘匿性を高めるため、情報データの暗号化が行われることが多い。周知のとおり、暗号化は所定の暗号鍵を情報データと演算することによって行われる。図7で、通信装置200が共有サーバ301aと通信する際(S702〜S705)と、通信装置200が印刷サーバ301bと通信する際(S708〜S714)とで、暗号鍵を変えるようにすれば、秘匿性をいっそう高めることができる。この場合は、図2の暗号化/復号処理部205に、通信する機器に応じて暗号鍵を変えるという、暗号鍵の管理機能を持たせると良い。
【0051】
図8は、図7のステップS711で送信され、ステップS712でユーザが操作する通信装置200aから出力され、表示されるGUIの一例である。
表示画面800上には、例えば共有サーバ301aから取得した写真一覧801、印刷指定写真一覧802、印刷ボタン803が表示される。ユーザは、リモコン等を用い、写真一覧801の中から所望の写真を選択すると、選択された写真は印刷指定写真一覧802にも表示される。選択が終了し、印刷ボタン803を押すことにより、写真の印刷を行うことができる。
【0052】
以上で説明したように、通信装置200、サーバ300間で、外部機器400の接続先を管理することによって、外部機器ごとに接続するサーバを切り換えることができる。また、通信装置で未管理の外部機器の接続先をサーバで管理することができる。また、接続するサーバの負荷で接続先を切り換えることができる。また、外部機器に対応したアプリケーションごとに接続先を切り換えることができる。以上のように外部機器の接続に係る使い勝手を改善した通信システム、通信方法を提供することができる。
【実施例2】
【0053】
図9は、通信装置200aが、広告サーバ301e、ショッピングサーバ301d、決済サーバ301c、印刷サーバ301bとともに、デジタルサイネージとして動作するシステム動作のフローの一例である。
通信装置200aには、外部機器としてICカードリーダ、およびプリンタが接続されており、通信装置200aの電源を投入すると、広告サーバ301eに接続し、広告サーバから演劇チケットの広告映像音声が配信される(S900)。
ユーザが通信装置200aをリモコンあるいはタッチパネル等を用い、詳細情報の表示を指示すると(S901)、通信装置200aは広告サーバ301eからショッピングサーバ301dの配信映像に切換え、ショッピングサーバ301dから通信装置200aに購入画面が配信され(S901a)、これを見たユーザは、例えば演劇チケットの購入指示を行う(S902)。
【0054】
通信装置200aの接続管理部231は、ICカードリーダを決済サーバ301cに接続する(S903)。
通信装置200aの接続管理部231は、プリンタを印刷サーバ301bに接続する(S904)。
【0055】
通信装置は、ショッピングサーバ301dにチケット購入を問い合わせる(S905)。
ショッピングサーバ301dは、決済サーバ301cに決済依頼を行う(S906)。
決済サーバ301cは、通信装置200aに接続されたICカードリーダにユーザのICカードの情報読取を指示する(S907)。
通信装置200aに接続されたICカードリーダは決済サーバ301cに回答を行い(S908)、決済サーバ301cで決済処理が行われる(S909)。
【0056】
決済サーバ301cは決済が完了したことをショッピングサーバ301dに通知し(S910)、ショッピングサーバ301dは、通信端末に決済が完了したことを示す通知画面を送信する(S911)。このとき、ステップS909において、決済サーバ301cで決済処理が正常に行えなかった場合、ステップS910でショッピングサーバ301dに決済不可を通知し、ステップS911で決済不可の画面が送信される。
ショッピングサーバ301dは、印刷サーバ301bにチケット印刷を指示する(S912)。
印刷サーバ301dは、通信装置200aに接続されたプリンタに印刷を命令し(S913)、通信端末200aに接続されたプリンタはチケットを印刷する(S914)。
【0057】
図10は、図9のステップS901aでショッピングサーバ301dから送信され、ステップS902でユーザが操作する通信装置200aから出力され、表示されるGUIの一例である。
表示画面1000上には、例えば演劇内容1001、チケット指定内容1002、購入ボタン1003が表示される。ユーザは、リモコン等を用い、チケット指定内容1002の中から所望のチケット種別や枚数を指定すると、合計金額が表示される。選択が終了し、購入ボタン1003を押すことにより、チケットの購入と印刷を行うことができる。
【0058】
以上で説明したように、通信装置200、サーバ300間で、外部機器400の接続先を管理することによって、外部機器に対応したアプリケーションごとに接続先を切り換えることができ、デジタルサーネージシステムにおける外部機器の接続に係る使い勝手を改善した通信システム、通信方法を提供することができる。
【0059】
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
【0060】
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、制御部219がそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD(Digital Versatile Disk)等の記録媒体に置くことができる。
【0061】
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
このように上記した実施例に変更を加えた実施例を考えることができるが、いずれも本発明の範疇にある。
【符号の説明】
【0062】
1:広域ネットワーク、200a〜200n:通信装置、3:LAN、300:接続管理サーバ、301a:共有サーバ、301b:印刷サーバ、301c:決済サーバ、301d:ショッピングサーバ、301e:広告サーバ、400a〜400n:外部機器、201:放送信号入力端子、202:チューナ、203:復調部、204:デスクランブラ、205:暗号化/復号処理部、206:ストリーム処理部、207:映像デコーダ、208:音声デコーダ、209:時計部、210:映像処理部、211:音声処理部、212:映像出力部、213:音声出力部、214:映像音声入出力端子、215:ネットワーク接続部、216:ネットワーク接続端子、217:外部機器制御部、218:外部機器接続端子、219:制御部、220:メモリ、221:記憶部。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報を通信する通信システムであって、
少なくとも1つの外部機器と、
該外部機器と情報を通信する少なくも1つの通信装置と、
該通信装置とネットワークを介して情報を通信し、前記外部機器を制御するためのアプリケーションを備えるアプリケーションサーバと
を有し、
該アプリケーションサーバは、前記通信装置と通信して得、かつ前記通信機器が前記外部機器と通信して得た前記外部機器の機器情報に基づき前記アプリケーションを選択して前記外部機器を制御する
ことを特徴とする通信システム。
【請求項2】
請求項1に記載の通信システムにおいて、前記アプリケーションサーバは、前記外部機器の機器情報に基づき選択されたアプリケーションから、さらに前記外部機器のアプリケーション情報に基づき前記アプリケーションを選択して前記外部機器を制御することを特徴とする通信システム。
【請求項3】
請求項1に記載の通信システムにおいて、前記通信装置は、前記アプリケーションサーバと通信するため接続される場合に、複数の前記アプリケーションサーバから供給された前記アプリケーションサーバの動作負荷情報に基づき、1台のアプリケーションサーバを選択して接続されることを特徴とする通信システム。
【請求項4】
請求項1に記載の通信システムにおいて、前記アプリケーションサーバは、前記通信装置と通信する際に、前記通信装置に接続された前記外部機器を制御するためのアプリケーションサーバの接続先情報を通知することを特徴とする通信システム。
【請求項5】
請求項1に記載の通信システムにおいて、前記アプリケーションサーバは、前記通信装置が接続されるアプリケーションサーバを指示する接続管理サーバを含め、複数のアプリケーションサーバを備えることを特徴とする通信システム。
【請求項6】
請求項5記載の通信システムは、アプリケーションサーバを複数備え、
前記通信装置は、前記外部機器から得た外部機器情報を前記接続管理サーバに送信し、
前記接続管理サーバは、前記通信装置から受信した外部機器情報に基づき、前記アプリケーションサーバを、前記外部機器の制御に供するために選択することを特徴とする通信システム。
【請求項7】
複数のアプリケーションサーバと通信装置と該通信装置に接続された外部機器を有する通信システムにおける通信方法であって、
前記通信装置が前記外部機器の機器情報を接続された前記外部機器から取得する機器情報取得ステップと、
該機器情報取得ステップで取得された前記機器情報に係る情報を前記通信装置が既に有しているか否かを判定する機器情報判定ステップと、
該機器情報判定ステップでの判定の結果、前記機器情報に係る情報を前記通信装置が既に有していると判定された場合には、前記機器情報を有する前記外部機器のアプリケーションに係る情報を前記通信装置が有するか否かを判定するアプリケーション情報有無判定ステップと、
該アプリケーション情報有無判定ステップでの判定の結果、前記機器情報を有する前記外部機器のアプリケーションに係る情報を前記通信装置が有すると判定された場合には、前記アプリケーションから所定のアプリケーションを選択するアプリケーション選択ステップと、
前記アプリケーション情報有無判定ステップでの判定の結果、前記機器情報を有する前記外部機器のアプリケーションに係る情報を前記通信装置が有していないと判定された場合には、前記アプリケーションサーバに負荷状況を問合せて該負荷状況に基づき負荷の少ないアプリケーションサーバを選択する第1のアプリケーションサーバ選択ステップと、
前記機器情報判定ステップでの判定の結果、前記機器情報に係る情報を前記通信装置が有していないと判定された場合には、前記通信装置が前記アプリケーションサーバに接続先を問い合わせて前記機器情報に基づき接続するアプリケーションサーバを選択する第2のアプリケーシンサーバ選択ステップ
を有し、
前記アプリケーション選択ステップ、前記第1のアプリケーションサーバ選択ステップ、または前記第2のアプリケーションサーバ選択ステップでの選択結果に基づき、前記通信装置を前記アプリケーションサーバに接続し、前記アプリケーションサーバは前記通信装置を介して前記外部機器を制御することを特徴とする通信方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate

【図10】
image rotate


【公開番号】特開2012−164293(P2012−164293A)
【公開日】平成24年8月30日(2012.8.30)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−26369(P2011−26369)
【出願日】平成23年2月9日(2011.2.9)
【出願人】(509189444)日立コンシューマエレクトロニクス株式会社 (998)
【Fターム(参考)】