説明

通信デバイスのデータフィルタリング

通信デバイス用のデータフィルタリングのテクノロジを全般的に説明する。一例では、通信デバイス上でデータソースからデータを受信する方法を開示する。この方法は、通信デバイスで、データソースのドメイン名を判定することを含む。この方法は、通信デバイスで、通信デバイスが接続されている1つまたは複数の通信ネットワークを判定することをも含む。この方法は、通信デバイスで、1つまたは複数の接続された通信ネットワークに基づいて、受入れに関してドメイン名を処理することをさらに含む。この方法は、通信デバイスで、ドメイン名が受け入れられる場合に、データソースからデータを受信することをも含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、全般的には通信デバイスのデータフィルタリングに関する。
【背景技術】
【0002】
通信デバイスを、3G GSMネットワーク、LAN、Wi−Fiネットワーク、またはWiGigネットワークなどのさまざまな通信ネットワークに接続して、インターネットを介してデータを受信することができる。データは、たとえば、メディアコンテンツ、情報システムへのサブスクリプション、または電子メールの形をとることができる。
【0003】
ユーザによって受信されるデータは、スパム電子メールの形の求められていないものである場合があり、あるいは、ユーザがウェブサイトを訪問している時にユーザにプッシュされる場合があるということが認識されている。求められていないデータは、ユーザによって受信されるデータの量の増加をもたらす可能性があり、この増加は、特にデータが高価な通信ネットワークを介して受信されるときに、ユーザが負担する料金に影響を及ぼす可能性がある。ユーザからの正式な承認または受入れがなければ、ユーザによるデータ使用は、ユーザが、ユーザによって受信されたデータの実際の量およびそれに関連するコストを知らないので、高価なデータ使用料金をもたらす可能性がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
例の実施形態では、通信デバイス上でデータソースからデータを受信する方法が提供される。この方法は、通信デバイスで、データソースのドメイン名を判定することを含む。この方法は、通信デバイスで、通信デバイスが接続されている1つまたは複数の通信ネットワークを判定することをも含む。この方法は、さらに、通信デバイスで、1つまたは複数の接続された通信ネットワークに基づいて、受入れに関してドメイン名を処理することを含む。この方法は、通信デバイスで、ドメイン名が受け入れられる場合に、データソースからデータを受信することをも含む。
【0005】
いくつかの例の実施形態では、受入れに関してドメイン名を処理することは、ドメインディレクトリにアクセスすることであって、ドメインディレクトリは、接続された通信ネットワークのうちの1つまたは複数のドメイン名に関する許容可能性状況を定義する、アクセスすることを含む。
【0006】
いくつかの例の実施形態では、データソースからデータを受信することは、接続された通信ネットワークのうちの1つを選択することをさらに含む。
【0007】
いくつかの例の実施形態では、接続された通信ネットワークのうちの1つを選択することは、ドメインディレクトリ内で定義された優先順位テーブルに基づく。
【0008】
いくつかの例の実施形態では、ドメインディレクトリは、ドメイン名に関する使用状況をさらに定義する。
【0009】
いくつかの例の実施形態では、使用状況は、データのデータタイプに基づく。
【0010】
いくつかの例の実施形態では、データタイプは、電子メールデータ、メディアデータ、フィードデータ、xmlデータ、およびhtmlデータのうちのいずれか1つからなる。
【0011】
いくつかの例の実施形態では、ドメインディレクトリは、ドメイン名に関するダウンロード限度をさらに定義する。
【0012】
いくつかの例の実施形態では、ダウンロード限度は、所与の時間期間の間にドメインから受信されたデータの量に基づく。
【0013】
いくつかの例の実施形態では、ダウンロード限度は、所与の時間期間の間にドメインから受信されたデータについて負担するデータ料金のコストに基づく。
【0014】
いくつかの例の実施形態では、受入れに関してドメイン名を処理することは、許容可能性状況が、データが接続された通信ネットワークのうちの少なくとも1つを介して受信されることを許可されることを示す場合に、ドメイン名を自動的に受け入れることをさらに含む。
【0015】
いくつかの例の実施形態では、受入れに関してドメイン名を処理することは、許容可能性状況が、データが接続された通信ネットワークのうちの少なくとも1つを介して受信されることを許可されることを示す場合に、ドメイン名に基づいてデータを受け入れるか拒否するようにユーザにプロンプトを出すことをさらに含む。
【0016】
いくつかの例の実施形態では、データを受け入れるか拒否するようにユーザにプロンプトを出すことは、モバイルデバイスのディスプレイ上のインターフェースにドメイン名を提供することを含む。
【0017】
いくつかの例の実施形態では、通信ネットワークは、ローカルエリアネットワーク、Wi−Fiネットワーク、WiGigネットワーク、ラジオ周波数セルラネットワーク、BlueTooth通信ネットワーク、およびUSBインターフェースを有する通信ネットワークからなる群から選択される。
【0018】
いくつかの例の実施形態では、データソースのドメイン名を判定することは、データのパケットから直接にドメイン名を入手することを含む。
【0019】
いくつかの例の実施形態では、データソースのドメイン名を判定することは、データのパケットからIPアドレスを入手することと、ドメイン名を入手するためにIPアドレスに対して逆ルックアップを実行することとを含む。
【0020】
いくつかの例の実施形態では、データソースのドメイン名を判定することは、データを要求するアプリケーションからドメイン名を入手することであって、アプリケーションは、通信デバイス上で動作する、入手することを含む。
【0021】
例の実施形態では、データソースからデータを受信する通信デバイスが提供される。この通信デバイスは、データソースのドメイン名を自動的に判定するように構成されたドメイン名判定モジュールを含む。この通信デバイスは、通信デバイスが接続されている1つまたは複数の通信ネットワークを判定するように構成された接続性判定モジュールをも含む。この通信デバイスは、さらに、1つまたは複数の接続された通信ネットワークに基づいて、受入れに関してドメイン名を処理するように構成されたドメイン名処理モジュールを含む。この通信デバイスは、ドメイン名が受け入れられる場合に、データソースからデータを受信するように構成されたデータ受信モジュールをも含む。
【0022】
いくつかの例の実施形態では、ドメイン名処理モジュールは、ドメインディレクトリにアクセスするようにさらに構成され、ドメインディレクトリは、接続された通信ネットワークのうちの1つまたは複数のドメイン名に関する許容可能性状況を定義する。
【0023】
いくつかの例の実施形態では、データ受信モジュールは、接続された通信ネットワークのうちの1つを選択するように構成されたネットワーク選択モジュールを含む。
【0024】
いくつかの例の実施形態では、ネットワーク選択モジュールは、ドメインディレクトリ内で定義された優先順位テーブルに基づいて接続された通信ネットワークのうちの1つを選択するように構成される。
【0025】
いくつかの例の実施形態では、ドメインディレクトリは、ドメイン名の使用状況をさらに定義する。
【0026】
いくつかの例の実施形態では、使用状況は、データのデータタイプに基づく。
【0027】
いくつかの例の実施形態では、データタイプは、電子メールデータ、メディアデータ、フィードデータ、xmlデータ、およびhtmlデータのうちのいずれか1つを含む。
【0028】
いくつかの例の実施形態では、ドメインディレクトリは、ドメイン名に関するダウンロード限度をさらに定義する。
【0029】
いくつかの例の実施形態では、ダウンロード限度は、所与の時間期間の間にドメインから受信されたデータの量に基づく。
【0030】
いくつかの例の実施形態では、ダウンロード限度は、所与の時間期間の間にドメインから受信されたデータについて負担するデータ料金のコストに基づく。
【0031】
いくつかの例の実施形態では、ドメイン名処理モジュールは、許容可能性状況が、データが接続された通信ネットワークのうちの少なくとも1つを介して受信されることを許可されることを示す場合に、ドメイン名を自動的に受け入れるようにさらに構成される。
【0032】
いくつかの例の実施形態では、ドメイン名処理モジュールは、許容可能性状況が、データが接続された通信ネットワークのうちの少なくとも1つを介して受信されることを許可されることを示す場合に、ドメイン名に基づいてデータを受け入れるか拒否するようにユーザにプロンプトを出すようにさらに構成される。
【0033】
いくつかの例の実施形態では、ドメイン名処理モジュールは、モバイルデバイスのディスプレイ上のインターフェースにドメイン名を提供するようにさらに構成される。
【0034】
いくつかの例の実施形態では、通信ネットワークは、ローカルエリアネットワーク、Wi−Fiネットワーク、WiGigネットワーク、ラジオ周波数セルラネットワーク、BlueTooth通信ネットワーク、およびUSBインターフェースを有する通信ネットワークからなる群から選択される。
【0035】
いくつかの例の実施形態では、ドメイン名判定モジュールは、データのパケットから直接にドメイン名を入手するように構成される。
【0036】
いくつかの例の実施形態では、ドメイン名判定モジュールは、データのパケットからIPアドレスを入手し、ドメイン名を入手するためにIPアドレスに対して逆ルックアップを実行するように構成される。
【0037】
いくつかの例の実施形態では、ドメイン名判定モジュールは、データを要求するアプリケーションからドメイン名を入手するように構成され、アプリケーションは、通信デバイス上で動作する。
【0038】
例の実施形態では、データ記憶媒体が提供される。このデータ記憶媒体には、実行された場合に、通信デバイスで、データソースのドメイン名を判定することをもたらす命令が格納されている。この命令は、実行された場合に、通信デバイスで、通信デバイスが接続されている1つまたは複数の通信ネットワークを判定することをももたらす。この命令は、実行された場合に、通信デバイスで、1つまたは複数の接続された通信ネットワークに基づいて、受入れに関してドメイン名を処理することをさらにもたらす。この命令は、実行された場合に、通信デバイスで、ドメイン名が受け入れられる場合に、データソースからデータを受信することをももたらす。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】データ伝送システムの例の実施形態を示す概略図である。
【図2】セル電話機の例のディスプレイを示す図である。
【図3】例の実施形態の例のドメインディレクトリを示す図である。
【図4a】ローカル3Gセルラネットワークに接続されている間に電子メールがそこから受け入れられなければならないドメインを示すGUIの例の実施形態を示す図である。
【図4b】ローミングしている間に電子メールがそこから受け入れられなければならないドメインを示すGUIの例の実施形態を示す図である。
【図4c】ローカルに接続されている間にデータがそこから受け入れられなければならないドメインを示すGUIの例の実施形態を示す図である。
【図4d】ローミングしている間に間にデータがそこから受け入れられなければならないドメインを示すGUIの例の実施形態を示す図である。
【図5】例の実施形態で実施されるデータフィルタリング方法のステップを示す概略流れ図である。
【図6】モバイルデバイスを示す概略図である。
【図7】例の実施形態の例の状況テーブルの作成および維持を示す概略図である。
【図8】例の実施形態での通信ディレクトリの作成を示す概略図である。
【図9】例の実施形態の例のドメインディレクトリを示す図である。
【図10】アプリケーションごとの通信ネットワークの例の優先順位順序を示す図である。
【図11】パーソナルコンピュータを示す概略図である。
【図12】通信デバイスでのデータフィルタリングの方法を示す概略流れ図である。
【図13】例の実施形態の方法を実施する通信デバイスを示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
次の詳細な説明では、その一部を形成する添付図面を参照する。図面では、文脈がそうではないことを示さない限り、類似する記号は、通常は類似する構成要素を識別する。詳細な説明、図面、および特許請求の範囲で説明される例示的な実施形態は、限定的であることを意図されたものではない。本明細書で提示される主題の趣旨または範囲から逸脱せずに、他の実施形態を利用することができ、他の変更を行うことができる。全般的に本明細書で説明され、図面に示される本開示の諸態様を、さまざまな異なる構成で配置し、置換し、組み合わせ、分離し、設計することができ、これらのすべてが、本明細書で明示的に企図されていることが、直ちに理解されるであろう。
【0041】
例示的実施形態では、本明細書で説明される動作、プロセスなどのいずれをも、コンピュータ可読媒体に格納されたコンピュータ可読命令として実施することができる。コンピュータ可読命令を、モバイルユニット、ネットワーク要素、および/または任意の他のコンピューティングデバイスのプロセッサによって実行することができる。
【0042】
システムの諸態様のハードウェア実施態様とソフトウェア実施態様との間には、ほとんど区別が残されておらず、ハードウェアまたはソフトウェアの使用は、一般に(ある種の文脈でハードウェアとソフトウェアとの間での選択が重要になる可能性があるという点で必ずではない)、コスト対効率のトレードオフを表す設計選択である。本明細書で説明されるプロセスおよび/またはシステムおよび/または他のテクノロジをそれによって実施でき、好ましい媒介物がそのプロセスおよび/またはシステムおよび/または他のテクノロジが展開される文脈に伴って変化する、さまざまな媒介物(たとえば、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェア)がある。たとえば、ある実装者が、速度および精度が主要であると判定する場合に、その実装者は、主にハードウェアおよび/またはファームウェアの媒介物を選択することができ、柔軟性が主要である場合には、実装者は、主にソフトウェアの実施態様を選択することができ、あるいは、やはりその代わりに、実装者が、ハードウェア、ソフトウェア、および/またはファームウェアのある組合せを選択することができる。
【0043】
例の実施形態では、セルラデバイスユーザまたはモバイルデバイスユーザが、そのモバイルデバイスを使用して、データソースのドメインに基づいてデータを選択的にフィルタリングすることを可能にすることができるデータフィルタリングのシステムおよび方法が提供される。これは、ユーザが、セルラネットワークまたはモバイルネットワーク上で負担するデータダウンロード料金のコストを制限することを可能にすることができる。
【0044】
1つの例の実施形態では、データフィルタを、スマートホンなどのモバイルデバイス上で動作するアプリケーションの形で実施することができる。アプリケーションは、ドメイン名のディレクトリおよび受け入れられるコンテンツの関連するカタログを有するメニューを提供することができる。これに関して、アプリケーションは、データがそこからの受信を許されるデータ伝送のソース(1つまたは複数)を制御する手段をユーザに与えることができる。
【0045】
図1は、データ伝送システム100の例の実施形態を示す概略図である。この例の実施形態では、データプロバイダ110aおよび110bは、情報をホスティングし、インターネット120を介して送信する。データプロバイダ110a、110bは、電子メールサーバまたはデータサーバとすることができるが、これらに限定はされない。セル電話機140などであるがこれに限定はされないモバイルデバイスが、無線テクノロジ、たとえばセルラネットワークプロバイダ130によって提供される3G GSM接続104を介してインターネット120にアクセスする。たとえば、ユーザが、たとえば、電子メールが周期的にセル電話機140にプッシュされる、プッシュデータサービスにサブスクライブしていると仮定すると、データは、データソース、たとえば110aからセル電話機140へ、インターネット120およびセルラネットワーク104を介して送信される。その代わりに、ユーザが、第1ウェブサイトにアクセスしており、この第1ウェブサイトが、たとえば第1ウェブサイトのコードに埋め込まれた第2ウェブサイトからのビデオクリップのローディングを自動的に引き起こす場合がある。これに関して、ビデオクリップのデータは、第2ウェブサイトからユーザのセル電話機140に入手される。セル電話機140では、ユーザは、「プッシュされた」データを受け入れるか拒否するようにプロンプトを出され、求められていないデータを有利に拒否することができる。
【0046】
図2に、セル電話機140(図1)の例のディスプレイ200を示す。インターネット上のソースからの各データファイルまたはストリームは、DNS(ドメインネームシステム)の下でドメイン名に関連付けられる。ディスプレイ200は、データが、関連するドメイン名、たとえば(公序良俗違反につき、不掲載)を有する特定のソースから「プッシュ」されると判定される時に表示される例のインターフェースを示す。このインターフェースでは、ユーザは、「accept(受入れ)」ボタン202および「reject(拒否)」ボタン204を与えられ、この2つのボタンは、それぞれ、ユーザが「(公序良俗違反につき、不掲載)」のドメインからの「プッシュ」されたデータを受け入れるか拒否することを可能にする。ユーザが、データを受け入れると判断し、acceptボタン202を選択する場合には、関連するデータが、取り出され、セル電話機140(図1)にロードされる。その代わりに、ユーザがデータを拒否すると判断し、rejectボタン204を選択する場合には、関連するデータは、取り出されない。
【0047】
図2に示された例の実施形態では、「add(追加)」ボタン206は、ドメインをセル電話機140(図1)に格納されるドメインディレクトリに格納することを可能にすることができる。ドメインディレクトリ300の例の実施形態を、図3に示す。このドメインディレクトリは、ユーザが、異なるネットワークおよび使用法シナリオに基づいて、着信データ伝送のフィルタリングをカスタマイズすることを可能にすることができる。たとえば、図3に示されているように、ドメインディレクトリは、現在、5つのドメイン名、たとえば、(公序良俗違反につき、不掲載)、ABCDEF、(公序良俗違反につき、不掲載)、(公序良俗違反につき、不掲載)、および(公序良俗違反につき、不掲載)を含む。図3に示されているように、セル電話機140(図1)は、セル電話機140がローカルセルラネットワークに接続されていると判定した時に、(公序良俗違反につき、不掲載)からのデータおよび電子メールを自動的に受け入れるように構成される。その代わりに、セル電話機140がフォーリンセルラネットワークに接続されている、すなわち、セル電話機140がローミングしていると判定される場合には、(公序良俗違反につき、不掲載)からのすべてのデータおよび電子メールが、自動的に拒否される。図3には、セル電話機140(図1)が、セル電話機140がローミングしているのかローカルセルラネットワークに接続されているのかに関わりなく、ABCDEF.comからのすべてのデータおよび電子メールを自動的に受け入れるように構成されることも示されている。
【0048】
ドメイン名ごとに、拡張子をユーザによって定義することができ、各ドメインをさらに区別し、それ相応に構成できるようになっている。たとえば、図3に示されているように、セル電話機140(図1)を、(公序良俗違反につき、不掲載)からのすべてのデータおよび電子メールを自動的に拒否するが、ローカルセルラネットワークに接続されている時には(公序良俗違反につき、不掲載)からのデータおよび電子メールを自動的に受け入れるように構成することができる。例の実施形態を、たとえばフィードの形またはxml、htmlその他などのデータの他の形での、インターネットを介するデータの交換を提供するすべての種類のアプリケーションに適用可能とすることができることを了解されたい。
【0049】
上の例の実施形態が、セル電話機へのデータ伝送または電子メール伝送の自動的な受入れまたは拒否を説明するが、ユーザは、それでも、図2に示されたインターフェースを用いてデータ伝送または電子メール伝送をそれに従って受け入れるか拒否するようにプロンプトを出されることが可能であることを理解されたい。たとえば、セル電話機140(図1)が、ローカルに接続されている時に限って(公序良俗違反につき、不掲載)からのデータおよび電子メールを受け入れるように構成されると仮定する。ローミングしている時には、(公序良俗違反につき、不掲載)からのデータおよび電子メールは、自動的に拒否される。しかし、データまたは電子メールは、ローカルに接続されている時に(公序良俗違反につき、不掲載)から自動的にダウンロードされるのではなく、ユーザは、データまたは電子メールが(公序良俗違反につき、不掲載)から受け入れられる前に、たとえば、さらなる確認のために図2に示されたディスプレイスクリーンを用いて、プロンプトを出される。代替案では、データまたは電子メールを、ローカルに接続されている時に自動的にすなわちさらなるユーザ確認なしで受け入れることができ、ユーザは、ローミングしている時にさらなる拒否確認を行うようにプロンプトを出される。
【0050】
ドメインディレクトリは、GUI(グラフィカルユーザインターフェース)を用いて表示することもでき、このGUIは、ユーザが、さまざまなドメインをより便利に構成することを可能にすることができる。たとえばローカル3Gセルラネットワークに接続されている間に電子メールがそこから受け入れられなければならないドメインを示すGUIの例の実施形態を、図4aに示す。図4bに、ローミングしている間に電子メールがそこから受け入れられなければならないドメインを示すGUIの例の実施形態を示す。図4cに、ローカルに接続されている間にデータがそこから受け入れられなければならないドメインを示すGUIの例の実施形態を示す。図4dに、ローミングしている間にデータがそこから受け入れられなければならないドメインを示すGUIの例の実施形態を示す。
【0051】
ドメインディレクトリを、本明細書では詳細には説明されない、当技術分野で理解されるデータベース格納および検索技法を利用して、データベースの形で格納することができることを理解されたい。
【0052】
上で説明した例の実施形態は、モバイルデバイスの使用状況に基づく受入れ/拒否ルールを提供する。たとえば、データ/電子メールを、モバイルデバイスが接続されているセルラ遠隔通信ネットワークに基づいて、すなわち、ローカルにまたはフォーリンネットワーク内でローミングしてのいずれであるのかに基づいて受け入れまたは拒否することができる。他の使用状況は、受信されつつあるデータのタイプを含む。たとえば、例の実施形態で説明するように、モバイルデバイスを、電子メールデータを自動的に受け入れるが、他のデータタイプを拒否するように構成することができる。他のデータタイプは、htmlまたはメディアタイプのデータをも含むことができる。データベースを、データ量/コスト判断基準に基づく受入れ/拒否ルールを用いて拡張することができることをも理解されたい。たとえば、一部のまたはすべてのドメインからのデータまたは電子メールが、特定の、たとえば毎月の量/コストしきい値を超える場合に、それらを自動的に拒否することができる。
【0053】
図5は、例の実施形態で実施されるデータフィルタリング方法のステップを示す例の流れ図500である。ステップ502では、着信データまたは着信電子メールのドメイン名が、セル電話機によって受け取られる。ステップ504では、受け取られたドメイン名が、ドメインディレクトリ/レパートリ内でルックアップされる。ドメイン名をドメインディレクトリ内で見つけることができると判定される場合には、この方法は、ステップ506に移動し、ここで、セル電話機は、以前に入力されたユーザ構成に基づいて、着信データ/電子メールを受け入れるのか拒否するのかを決定する。たとえば、セル電話機は、ローカルに接続されている時にたとえば(公序良俗違反につき、不掲載)からのすべてのデータおよび電子メールを自動的に受け入れるようにセル電話機を以前に構成した場合がある。したがって、セル電話機は、データ/電子メール伝送を自動的に受け入れまたは拒否すると判断する前に、まず、そのセル電話機が事前に決定された判断基準を満足するかどうかを判定する。ドメイン名をドメインディレクトリ/レパートリ内で見つけることができない場合には、ステップ508で、データ/電子メール伝送を受け入れまたは拒否する判断を行うようにユーザにプロンプトを出す。
【0054】
当業者は、本明細書で開示されるこれおよび他のプロセスおよび方法について、それらのプロセスおよび方法で実行される機能を異なる順序で実施できることを了解するであろう。さらに、概略を示されるステップおよび動作は、例として提供されるのみであり、開示される実施形態の本質から逸脱せずに、ステップおよび動作の一部を、オプションとし、より少数のステップおよび動作に組み合わせ、または追加のステップおよび動作に拡張することができる。
【0055】
図6に、スマートホン600などのモバイルデバイスの概略図を示す。スマートホン600は、4つの主要コンポーネントすなわち、ヒューマンインターフェースコンポーネント602、通信コンポーネント604、コントローラ606、および電力コンポーネント608を含むことができる。ヒューマンインターフェースコンポーネント602は、さらに、ユーザがスマートホン600と相互作用することを可能にするためにデバイス602a〜602dを含むことができる。たとえば、ヒューマンインターフェースコンポーネントは、オーディオ情報およびビジュアル情報をスピーカおよびディスプレイを介してユーザに出力することを可能にすることができると同時に、ユーザからの入力をキーパッドおよび触覚インターフェースを介して入手することができる。
【0056】
例の実施形態では、通信コンポーネント604は、スマートホン600とLAN、WiGig、Wi−Fi、ラジオ周波数(RF)、Bluetooth(BT)、またはUSBインターフェースなどのさまざまなタイプの通信ネットワークとの間の通信を可能にすることができるデバイス/モジュール604a〜604fを含むことができる。電力コンポーネント608は、電力管理モジュール618を介してスマートホン600に電力を供給するバッテリ616を含むことができる。
【0057】
例の実施形態では、コントローラ606は、ディジタル信号プロセッサ610などであるがこれに限定はされないプロセッサと、メモリ612とを含むことができる。スマートホン上で動作しているアプリケーション614は、スマートホンメモリ612に常駐している間にプロセッサ610を利用して、関連コマンドを実行する。追加アプリケーションすなわち、通信マネージャアプリケーション620は、他のアプリケーション614と通信することができ、前の実施形態で説明した事前に決定されたドメインディレクトリ/レパートリに基づいて、データが通信コンポーネント604の特定の通信デバイスを介してダウンロードされることを許可しまたは禁止するようにプロセッサ610を制御することができる。
【0058】
たとえば、電子メールアプリケーションが、「xyz@xyzmail.com」から電子メールをダウンロードすることを望むと仮定する。通信マネージャ620は、「xyz@xyzmail.com」ドメインから電子メールをダウンロードする意図を知らされる。これは、アプリケーション614が、その意図を通信マネージャ620に直接に通信することによるもの、または通信マネージャ620が電子メールアプリケーション614からのデータ要求を監視することによるものとすることができる。いくつかの実施形態では、ドメインディレクトリ/レパートリ622を、アプリケーション614が、現在使用可能な通信ネットワークを用いる特定のドメインからの情報のダウンロードに進むべきかどうかを判定できるように、アプリケーション614によって直接にアクセス可能とすることができる。通信マネージャ620は、さまざまな通信デバイス/モジュール604a〜fの現在の状況によって継続的に更新もされる。データソースのドメイン(たとえば、xyzmail.com)および通信モジュール604の現在の状況を用いて、通信マネージャ620は、ドメインディレクトリ/レパートリ622をルックアップし、ダウンロードの許可または拒否のどちらを行わなければならないのかを判定する。ドメインディレクトリ/レパートリの例は、前に説明し、図3に示した。ドメインディレクトリ/レパートリのさらなる例を、図9にも示す。
【0059】
図7に、例の実施形態の例の状況テーブル702の作成および維持を示す概略図700を示す。通信モジュール604のそれぞれのモジュール/デバイスは、プロセッサ/DSP 610上で動作する。通信マネージャ620は、各通信モジュール/デバイスの状況をプロセッサ610から抽出して、その例が図7に示されている状況テーブル702を作成/維持する。図7に示されているように、RF通信モジュールの状況は、「ホーム」ローカル3G GSMネットワークにローカルに接続されているか、海外/他のネットワーク上でローミングしているかのいずれかである場合がある。Wi−Fiネットワークは、ユーザの仕事場で提供されるWi−Fiネットワークまたはユーザの家庭で提供されるWi−Fiネットワークであるものとすることができる。WiGigネットワークは、ユーザのホームネットワークでまたはWiGigサービスが無料で提供される位置で提供されるものとすることができる。Bluetooth(BT)ネットワークは、リモートSIMネットワークまたはリモートネットワークとすることができる。USB状況は、接続または非接続のいずれかとすることができる。USBまたはBT「ネットワーク」は、通信デバイスをネットワーク(たとえば、3Gなど)に接続することを可能にする中間デバイスに関係する。たとえば、ラップトップ機を、3Gネットワークを介してインターネットに接続することができる。次に、セル電話機を、BTまたはUSBを介してそのラップトップ機に接続し、セル電話機をBTまたはUSB「ネットワーク」を使用してそのラップトップ機を介してインターネットに接続することができる。同様に、ラップトップ機がインターネットアクセスのためにセル電話機に束縛された状態で、セル電話機を3Gネットワークに直接に接続することができる。
【0060】
図8に、例の実施形態での通信ディレクトリ802の作成を示す概略図800を示す。通信マネージャ620は、アプリケーション614からデータソースの連絡先/ドメイン/サーバアドレスを受け取る。たとえば、電子メールアプリケーション614aは、通常はそこから電子メールが受信される連絡先リストを通信マネージャ614に提供する。ブラウザ614bは、ユーザによってしばしば訪問される好ましいウェブサイトのブックマークのリストを提供することができる。ブラウザ614bは、ユーザがサブスクライブしているRSSフィードのリストを提供することもできる。ユーザは、FTPクライアントを使用してファイルサーバから直接に情報をダウンロードすることもでき、したがって、FTPアプリケーションは、データがしばしばそこから入手されるサーバのリストを提供することができる。その後、連絡先/ドメイン/サーバなどのリストを、通信ディレクトリにXMLフォーマットで収集することができる。
【0061】
例の実施形態を、上で説明した電子メールアプリケーションおよびブラウザアプリケーションに加えて、さまざまなアプリケーションに適用可能であることを了解されたい。実施形態は、データダウンロードに関するインターネット接続性が要求される他のアプリケーション、たとえば、専用のニュースフィードリーダアプリケーションまたは銀行がフィードもしくは他のフォーマットで電子貸借表のデータフィードを送信するかトランザクションを共有できるバンキング関連アプリケーションに適用可能である。
【0062】
状況テーブル702(図7)および連絡先/ドメイン/サーバのリストを用いて、ユーザは、通信マネージャを介して、通信タイプに基づく各ドメインの自動受入れ/拒否を入力することができる。たとえば、図9に示されているように、ユーザは、3G GSMなどのローカルRFネットワークに接続されている時のドメイン「(公序良俗違反につき、不掲載)」からのデータおよび/または電子メールの自動受入れを定義することができる。Wi−Fi/WiGig/LANネットワークに接続されている時にも、データは自動的に受け入れられる。対照的に、ユーザがフォーリンRFネットワーク内でローミングしている時には、「(公序良俗違反につき、不掲載)」からのデータおよび/または電子メールは、自動的に拒否される。
【0063】
例の実施形態では、ユーザは、通信マネージャを使用して、アプリケーションごとに通信モード優先順位を定義することもできる。これは、モバイルデバイスが、より安価なまたはより効率的な通信モジュール/デバイスが使用可能である時に必ず、それらを介してデータをダウンロードすることを可能にすることができる。たとえば、図10に示されているように、電子メールアプリケーション、たとえばoutlookは、通信デバイスでのネットワークの可用性に従属して、LAN、WiGig、Wi−Fi、3Gローカル、および3Gローミングの順で、異なる通信ネットワークからデータを入手する。
【0064】
図6から10を参照して上で説明した例の実施形態は、アプリケーションレベルでのデータソースの抽出を定義する。これらの例の実施形態では、アプリケーションは、直接にまたは通信マネージャの制御を介して/の下でのいずれかで、ドメインレパートリにアクセスして、データのダウンロードに進むべきかどうかを判定する。これは、たとえば、電子メールアプリケーションについて、電子メールが「xyz@xyzmail.com」から取り出されるべきであると推測することができる。「xyzmail.com」というドメインは、電子メールアプリケーションによって直接に抽出することができる。抽出されたドメインは、ダウンロードを進めるべきかどうかを判定するために、ドメインレパートリ/ディレクトリ内でルックアップされる。たとえばRSSフィードの形のデータについて、RSSリーダ/ブラウザは、RSSサブスクリプションソースからドメインを抽出することができる。抽出されたドメインを使用して、ドメインディレクトリをルックアップして、RSSリーダ/ブラウザがダウンロードを継続すべきかどうかを判定する。
【0065】
代替実施形態では、データソースの抽出を、ソースから達成することができる。言い換えると、データがモバイルデバイスに到着する時に、データソースのIPアドレスが、伝送の初期パケット内に含まれる。この場合に、通信マネージャは、IPアドレスの逆ルックアップを実行して、データソースのドメイン名を入手し、ドメインディレクトリ/レパートリに基づいて、それ相応にデータパケットを受け入れ/拒否することができる。新しいIPv6フォーマットの出現に伴って、各データパケットが既にデータソースのドメインを含むので、そのような逆ルックアップが必要ではなくなる可能性があることを了解されたい。
【0066】
複製されたサイトおよびサーバ再割当てに起因して、特定のドメイン名が、複製されたIPアドレスを有する可能性があることを理解されたい。したがって、ドメイン名は、ユーザおよび/または通信ネットワークプロバイダがシステムを管理することを可能にすることができる共通の基準を提供することができる。
【0067】
例の実施形態では、ユーザが、拒否されるドメイン名の個数に基づいて、悪意のあるサービスプロバイダ、たとえばウェブサイトからのネットワークの悪用を報告できることをも理解されたい。
【0068】
請求のために、例の実施形態は、サービスプロバイダが、より詳細な請求書をユーザに提供することを可能にすることができ、ここで、データソースのドメイン/IPアドレスを、請求書内で明細に記すことができる。これは、ユーザがそこからデータ/電子メールを受信したデータソースを思い出させるものをユーザに与えるように働くことができる。
【0069】
さらに、ドメインディレクトリおよびデータソースドメインのユーザに促される受入れ/拒否を用いて、アプリケーションマネージャは、ダウンロードされおよび拒否されるデータ量をドメイン名によってリアルタイムで監視し、表示することもできる。これは、ユーザが、ドメイン名によって、ユーザがサブスクライブしている価格プランに基づいて、データ取出に関連する詳細なコストを有することを可能にすることができる。例の実施形態は、ドメインごとのデータダウンロード限度を事前にセットすることを可能にすることもできる。このデータダウンロード限度は、データ量に基づくものとすることができる。たとえば、(公序良俗違反につき、不掲載)からのデータの100Mbを、たとえばローカル遠隔通信ネットワークから許可するが、ユーザがフォーリンネットワーク内でローミングしている時には(公序良俗違反につき、不掲載)からのデータの1Mbを許可することを定義することができる。その代わりに、データダウンロード限度を、関連するコストに基づくものとすることができる。たとえば、ユーザは、フォーリンネットワーク内でローミングしている間に、たとえば25米国ドル分のデータという最大値を(公序良俗違反につき、不掲載)からダウンロードすることを定義することができる。
【0070】
例の実施形態では、さまざまなシナリオ、たとえばローカルネットワークまたはフォーリンネットワークに接続されている時のデータダウンロードのコストに関する情報は、通常は、サービスプロバイダによって提供される。これは、原価計算情報を格納するxmlフォーマットのテーブルの形とすることができる。このテーブルは、ユーザによって、またはたとえばSIMカードを介してサービスプロバイダによって直接にのいずれかで更新され得る。たとえば、3G遠隔通信サービスプロバイダが、ローカルにダウンロードされるデータの1メガバイト(mb)ごとに1米国ドル、フォーリンネットワーク内でローミングしている時にダウンロードされるデータの1メガバイトごとに5米国ドルの料金がユーザに課せられるデータプラン「A」を提供すると仮定する。そのような情報を、ユーザへのSIMカードの発行の際にサービスプロバイダによってSIMカードに含めることができる。次に、このテーブルを、通信マネージャによって読み取って、ダウンロードが要求される場合に、その時にダウンロードのコストを判定するために計算を実行することができる。SIMカードは、通常、ユーザアカウントがアクティブ化/開設される時にサービスプロバイダによって発行されるので、そのような情報を、サービスプロバイダによってSIMカード上にそれ相応にロードすることができる。このテーブルを、ユーザが、料金の異なるスケールを有する異なるデータプラン、たとえばデータプラン「B」に移行する時に更新することもできる。この更新は、ユーザにサービスプロバイダを訪問させることによってローカルに、またはサービスプロバイダによるSIMカードのリモート更新を介してリモートにのいずれかで実行することができる。
【0071】
さらに、例の実施形態が、ユーザが電子メールアプリケーションから入手される連絡先リスト内の各連絡先からダウンロードされるデータ量を監視することを可能にすることもできることを了解されたい。次に、これを、各連絡先と通信する関連するコストに変換することができる。これに関して、量またはコストに基づくデータダウンロード限度を、類似する形で連絡先ごとに定義することができる。
【0072】
例の実施形態が、ユーザのセル電話機でのデータ使用に対するよりよい制御をユーザに与えることができ、したがって、ユーザがそれに関連するコストに対するよりよい制御を有することを可能にすることができることを了解されたい。ユーザがダウンロードを選択的に受け入れまたは拒否することを可能にする際に、ユーザは、関連するコストのより明瞭な知識を有し、彼/彼女の使用をそれ相応に調整することができる。
【0073】
さらに、例の実施形態は、ネットワークを介して伝送されるデータの量を減らすことができる。したがって、より多くの帯域幅を他のユーザのために使用可能にすることができ、より効率的な帯域幅利用につながり、したがって、すべての消費者への利益を強化することができる。
【0074】
例の実施形態によって提供されるより高い透過性は、使用されたデータに関する通信ネットワークプロバイダとのユーザ口論に関する潜在的問題を減らすこともできる。そのような口論の調査は、時間がかかる可能性があり、ユーザと通信ネットワークプロバイダとの間の評判に影響する可能性がある。
【0075】
上で説明した例の実施形態を、複数の通信ネットワークに接続され得るパーソナルコンピュータに拡張できることを理解されたい。図11に、ラップトップコンピュータなどのパーソナルコンピュータの概略図を示す。パーソナルコンピュータ1100は、4つの主要コンポーネントすなわち、ヒューマンインターフェースコンポーネント1102、通信コンポーネント1104、コントローラ1106、および電力コンポーネント1108を含むことができる。ヒューマンインターフェースコンポーネント602は、さらに、ユーザがパーソナルコンピュータ1100と相互作用することを可能にするためにデバイス1102a〜1102dを含むことができる。たとえば、ヒューマンインターフェースコンポーネント1104は、スピーカおよびディスプレイ1102a、1102bを介してオーディオ情報およびビジュアル情報をユーザに出力することを可能にすることができると同時に、ユーザからの入力を、キーパッドおよび触覚インターフェース1102c、1102dを介して入手することができる。
【0076】
例の実施形態では、通信コンポーネント1104は、パーソナルコンピュータ1100と、LAN、WiGig、Wi−Fi、ラジオ周波数(RF)、Bluetooth(BT)、またはUSBインターフェースなどのさまざまなタイプの通信ネットワークとの間の通信を可能にすることができるモジュール/デバイス1104a〜1104fを含むことができる。電力コンポーネント1108は、電力管理モジュール1118を介してパーソナルコンピュータ1100に電力を供給するバッテリまたは電源1116を含むことができる。
【0077】
例の実施形態では、コントローラ1106は、プロセッサ1110およびメモリ1112を含むことができる。パーソナルコンピュータ上で動作しているアプリケーション1114は、スマートコンピュータメモリ1112内に常駐している間に、プロセッサ1110を利用して関連コマンドを実行する。追加アプリケーションすなわち、通信マネージャアプリケーション1120は、他のアプリケーション1114と通信することができ、前の実施形態で説明した事前に決定されたドメインディレクトリ/レパートリに基づいて、データが通信コンポーネント1104の特定の通信デバイスを介してダウンロードされることを許可または拒否するようにプロセッサ1110を制御することができる。
【0078】
たとえば電子メールアプリケーション、たとえば1114aが、「xyz@xyzmail.com」から電子メールをダウンロードすることを望むと仮定する。通信マネージャ1120は、「xyz@xyzmail.com」ドメインから電子メールをダウンロードする意図を知らされる。これは、アプリケーション1114が、その意図を通信マネージャ1120に直接に通信することによるもの、または通信マネージャ1120が電子メールアプリケーション1114からのデータ要求を監視することによるものとすることができる。代替実施形態では、ドメインディレクトリ/レパートリ1122を、アプリケーション1114が、現在使用可能な通信ネットワークを用いる特定のドメインからの情報の入手に進むべきかどうかを判定できるように、アプリケーション1114によって直接にアクセス可能とすることができる。通信マネージャ1120は、さまざまな通信デバイスの現在の状況によって継続的に更新もされる。データソースのドメイン(たとえば、xyzmail.com)および通信モジュール1104の現在の状況を用いて、通信マネージャ1120は、ドメインディレクトリ/レパートリ1122をルックアップし、ダウンロードの許可または拒否のどちらを行わなければならないのかを判定する。ドメインディレクトリ/レパートリの例は、前に説明し、図3および9に示した。
【0079】
上で説明した例の実施形態は、データソースのドメインおよび使用可能な通信ネットワークに基づいてデータをフィルタリングしようと努める。例の実施形態では、スマートホンなどであるがこれに限定はされないデバイスは、家庭/ローカル3G GSMネットワークに接続されていることとローミング3G GSMネットワークに接続されていることとの間で区別することができ、したがって、データソースのドメインに基づいて異なるデータフィルタリングを提供することができる。この概念を、同様に他の接続タイプに拡張することができる。たとえば、パーソナルラップトップコンピュータなどのデバイスは、ユーザの仕事場で提供されるLANネットワークに接続されることとユーザの家庭で提供されるLANネットワークに接続されることとの間で区別することができる。これに関して、仕事場のLANネットワークにログオンしている時に、デバイスは、したがって、ユーザの仕事に関係しない個人的な電子メールおよび/またはRSSフィードを拒否することができる。それに対応して、ユーザが家庭に戻り、家庭LANネットワークにログオンする時に、そのような個人的な電子メールおよび/またはRSSフィードは、許容されるはずである。
【0080】
上で説明した例の実施形態では、通信デバイスは、ドメインデータベースの構成を実行する通信マネージャを含む。代替実施形態では、データを要求/ダウンロードするアプリケーションが、ユーザがドメインディレクトリに格納されたデータソースドメイン名の受入れ/拒否許容可能性状況を定義することを可能にするコントロールを内部的に提供できることを理解されたい。たとえば、RSSフィードリーダアプリケーションを、「xyznews.com」ドメインからのRSSフィードにサブスクライブさせることができる。RSSフィードリーダアプリケーションは、ユーザが、通信マネージャを介するのではなく、RSSフィードリーダアプリケーション自体の中で直接にデータソースドメイン名の受入れ/拒否許容可能性状況を定義することを可能にするコントロールを提供することができる。そのような実施形態では、各アプリケーションは、ユーザがデータソースの許容可能性状況を定義することを個別に可能にするためにそれ自体の制御モジュールを有することができる。
【0081】
図12は、通信デバイスでデータソースからデータを受信する方法を示す概略流れ図1200である。ステップ1202では、通信デバイスは、データソースのドメイン名を判定する。ステップ1204では、通信デバイスは、通信デバイスが接続されている1つまたは複数の通信ネットワークを判定する。ステップ1206では、通信デバイスは、1つまたは複数の接続された通信ネットワークに基づいて受入れについてドメイン名を処理する。ステップ1208では、通信デバイスは、ドメイン名が受け入れられる場合にデータソースからデータを受信する。
【0082】
例の実施形態の方法を、図13に概略的に示された通信デバイス1300で実施することができる。これを、通信デバイス1300内で実行され、例の実施形態の方法を実行するように通信デバイス1300に指示するコンピュータプログラムなどのソフトウェアとして実施することができる。
【0083】
通信デバイス1300は、プロセッサモジュール1302、キーパッド1304などの入力モジュール、およびディスプレイ1306などの出力モジュールを含む。
【0084】
プロセッサモジュール1302は、セルラネットワーク1310との通信のために第1通信ユニット1308に結合される。第1通信ユニット1308は、SIM(subscriber identity module)カードリーダインターフェースを含むことができるが、これに限定はされない。セルラネットワーク1310は、たとえば3Gネットワークとすることができる。第1通信ユニット1308は、セルラネットワーク1310からのメッセージの送信および受信を容易にすることができる。
【0085】
プロセッサモジュール1302は、さらに、ローカルエリアネットワーク1314への接続のために第2通信ユニット1312に結合される。たとえば、この接続は、たとえばインターネットまたはローカルエリアネットワーク(LAN)、無線パーソナルエリアネットワーク(WPAN)、もしくは広域ネットワーク(WAN)などの他のネットワークシステムへの有線/無線の通信および/またはアクセスを使用可能にすることができる。第2通信ユニット1312は、無線ネットワークカードまたはイーサネット(登録商標)ネットワークケーブルポートを含むことができるが、これに限定はされない。第2通信ユニット1312は、セルラネットワーク1310以外の媒体からのデータの送信および/または受信を容易にすることができる。
【0086】
この例のプロセッサモジュール1302は、プロセッサ1316、ランダムアクセスメモリ(RAM)1318、および読取り専用メモリ(ROM)1320を含む。プロセッサモジュール1302は、複数の入出力インターフェース、たとえば、ディスプレイ1306への入出力インターフェース1322およびキーパッド1304への入出力インターフェース1324をも含む。
【0087】
プロセッサモジュール1302のコンポーネントは、通常、相互接続されたバス1326を介して、当業者に既知の形で通信する。
【0088】
アプリケーションプログラムは、通常、フラッシュメモリモジュールまたはメモリカード/スティックなどのデータ記憶媒体上で符号化されて通信デバイス1300のユーザに供給され、データ記憶デバイス1328の対応するメモリリーダ−ライタを利用して読み取られる。アプリケーションプログラムは、プロセッサ1316によって読み取られ、その実行において制御される。プログラムデータの中間記憶を、RAM 1318を使用して達成することができる。
【0089】
前述から、本開示のさまざまな実施形態が、本明細書で例示のために説明されたことと、さまざまな変更を、本開示の範囲および趣旨から逸脱せずに行えることとを了解されたい。したがって、本明細書で開示されたさまざまな実施形態は、限定的であることを意図されたものではなく、真の範囲および趣旨は、添付の特許請求の範囲によって示される。
【0090】
前述の詳細な説明は、ブロック図、流れ図、および/または例の使用を介してデバイスおよび/またはプロセスのさまざまな実施形態を示した。ブロック図、流れ図、および/または例が1つまたは複数の機能および/または動作を含む限り、そのようなブロック図、流れ図、および/または例に含まれる各機能および/または動作を、個別におよび/または集合的に、さまざまなハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはその事実上すべての組合せによって実施できることが、当業者によって理解されるであろう。一実施形態では、本明細書で説明される主題の複数の部分を、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、ディジタル信号プロセッサ(DSP)、または他の集積されたフォーマットを介して実施することができる。しかし、当業者は、本明細書で開示された実施形態のいくつかの態様を、全体的にまたは部分的に、集積回路内で、1つまたは複数のコンピュータ上で動作する1つまたは複数のコンピュータプログラムとして(たとえば、1つまたは複数のコンピュータシステム上で動作する1つまたは複数のプログラムとして)、1つまたは複数のプロセッサ上で動作する1つまたは複数のプログラムとして(たとえば、1つまたは複数のマイクロプロセッサ上で動作する1つまたは複数のプログラムとして)、ファームウェアとして、またはその事実上すべての組合せとして同等に実施できることと、回路網の設計ならびに/あるいはソフトウェアおよび/またはファームウェアのコードの記述が、この開示に鑑みて当業者の技量に十分に含まれることとを認めるであろう。さらに、当業者は、本明細書で説明された主題の機構を、さまざまな形でプログラム製品として配布できることと、本明細書で説明された主題の例示的実施形態が、配布を実際に実行するのに使用される信号担持媒体の特定のタイプに関わりなく適用されることとを了解するであろう。信号担持媒体の例は、フロッピディスク、ハードディスクドライブ、CD、DVD、ディジタルテープ、コンピュータメモリその他などの記録可能タイプの媒体と、ディジタルおよび/またはアナログの通信媒体(たとえば、光ファイバケーブル、導波管、有線通信リンク、無線通信リンクなど)などの伝送タイプの媒体とを含むが、これらに限定はされない。
【0091】
当業者は、デバイスおよび/またはプロセスを本明細書で示された形で記述し、その後、そのように記述されたデバイスおよび/またはプロセスをデータ処理システムに統合するのに工学実践を使用することが、当技術で一般的であることを認めるであろう。すなわち、本明細書で説明されたデバイスおよび/またはプロセスの少なくとも一部を、適度な量の実験を介してデータ処理システムに統合することができる。当業者は、通常のデータ処理システムが、一般に、システムユニットハウジング、ビデオディスプレイデバイス、揮発性メモリおよび不揮発性メモリなどのメモリ、マイクロプロセッサおよびディジタル信号プロセッサなどのプロセッサ、オペレーティングシステム、ドライバ、グラフィカルユーザインターフェース、およびアプリケーションプログラムなどの計算エンティティ、タッチパッドまたはスクリーンなどの1つまたは複数の対話デバイス、ならびに/あるいはフィードバックループおよび制御モーターを含む制御システム(たとえば、位置および/または速度を感知するフィードバック、コンポーネントおよび/または量を移動しかつ/または調整する制御モーター)のうちの1つまたは複数を含むことを認めるであろう。通常のデータ処理システムを、データコンピューティング/通信および/またはネットワークコンピューティング/通信システムに通常見られるものなどの任意の適切な市販コンポーネントを利用して実施することができる。
【0092】
本明細書で説明される主題は、時々、異なる他のコンポーネントに含まれるかこれに接続される異なるコンポーネントを示す。そのような図示のアーキテクチャが、単に例であることと、実際に、同一の機能性を達成する多数の他のアーキテクチャを実施できることとを理解されたい。概念的な意味で、同一の機能性を達成するためのコンポーネントのすべての配置は、効果的に、所望の機能性が達成されるように「関連付けられる」。したがって、特定の機能性を達成するために組み合わされる本明細書の任意の2つのコンポーネントを、アーキテクチャまたは中間コンポーネントに関わりなく、所望の機能性が達成されるように互いに「関連付けられる」ものとみなすことができる。同様に、そのように関連付けられる任意の2つのコンポーネントを、所望の機能性を達成するために互いに「動作可能に接続される」または「動作可能に結合される」とみなすこともでき、そのように関連付けられ得る任意の2つのコンポーネントを、所望の機能性を達成するために互いに「動作可能に結合可能である」とみなすこともできる。動作可能に結合可能の特定の例は、物理的に嵌合可能および/または物理的に相互作用するコンポーネントならびに/あるいは無線で相互作用可能および/または無線で相互作用するコンポーネントならびに/あるいは論理的に相互作用するおよび/または論理的に相互作用可能なコンポーネントを含むが、これらに限定はされない。
【0093】
本明細書の実質的にすべての複数形および/または単数形の用語の使用に関して、当業者は、文脈および/または応用例に適当に、複数形から単数形へおよび/または単数形から複数形へ変換することができる。さまざまな単数形/複数形の置換が、本明細書では、明瞭にするために明示的に示される場合がある。
【0094】
一般に、本明細書で、特に添付の特許請求の範囲(たとえば、添付の特許請求の範囲の本体)で使用される用語が、全般に、「開かれた」用語として意図されていることが、当業者によって理解されるであろう(たとえば、用語「including(含む)」は、「including but not limited to(含むがこれに限定されない)」と解釈されなければならず、用語「having(有する)」は、「having at least(少なくとも〜を有する)」と解釈されなければならず、用語「includes(含む)」は、「includes but is not limited to(含むがこれに限定されない)」と解釈されなければならないなど)。さらに、挿入される請求項具陳の特定の個数が意図される場合に、そのような意図が、請求項に明示的に具陳され、そのような具陳がない場合には、そのような意図が存在しないことが、当業者によって理解されるであろう。たとえば、理解の助けとして、次の特許請求の範囲は、請求項具陳を挿入するための前置きの句「at least one(少なくとも1つ)」および「one or more(1つまたは複数)」の使用を含む場合がある。しかし、そのような句の使用は、同一の請求項が前置きの句「one or more(1つまたは複数)」または「at least one(少なくとも1つ)」および「a」または「an」などの不定冠詞を含む時であっても、不定冠詞「a」または「an」による請求項具陳の挿入が、そのような挿入された請求項具陳を含む任意の特定の請求項を1つのみのそのような具陳を含む実施形態に限定することを暗示すると解釈してはならず(たとえば、「a」および/または「an」は、「at least one(少なくとも1つ)」または「one or more(1つまたは複数)」を意味すると解釈されなければならない)、同一のことが、請求項具陳を挿入するために使用される定冠詞の使用についても成り立つ。さらに、挿入される請求項具陳の特定の個数が明示的に具陳される場合であっても、当業者は、そのような具陳が、少なくとも具陳された個数を意味すると解釈されなければならないことを認めるであろう(たとえば、他の修飾を伴わない「2つの具陳」という裸の具陳は、少なくとも2つの具陳あるいは3つ以上の具陳を意味する)。さらに、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つなど」に類似する慣例が使用される場合に、一般に、そのような構文は、当業者がその慣例を理解する意味であることが意図されている(たとえば、「A、B、およびCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBとを一緒に、AとCとを一緒に、BとCとを一緒に、ならびに/あるいはA、B、およびCを一緒に有するシステムを含むが、これに限定はされないなど)。「A、B、またはCのうちの少なくとも1つなど」に類似する慣例が使用される場合には、一般に、そのような構文は、当業者がその慣例を理解する意味であることが意図されている(たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つを有するシステム」は、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AとBとを一緒に、AとCとを一緒に、BとCとを一緒に、ならびに/あるいはA、B、およびCを一緒に有するシステムを含むが、これに限定はされないなど)。さらに、事実上すべての離接的単語および/または複数の代替の項目を表す句は、この説明、特許請求の範囲、または図面のいずれにおいても、項目のうちの1つ、項目のいずれか、または両方の項目を含む可能性を企図すると理解されなければならないことが、当業者によって理解されるであろう。たとえば、句「AまたはB」は、「A」または「B」または「AおよびB」の可能性を含むと理解される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
通信デバイス上でデータソースからデータを受信する方法であって、
前記通信デバイスで、前記データソースのドメイン名を判定することと、
前記通信デバイスで、前記通信デバイスが接続されている1つまたは複数の通信ネットワークを判定することと、
前記通信デバイスで、前記1つまたは複数の接続された通信ネットワークに基づいて、受入れに関して前記ドメイン名を処理することと、
前記通信デバイスで、前記ドメイン名が受け入れられる場合に、前記データソースから前記データを受信することと
を含む方法。
【請求項2】
受入れに関して前記ドメイン名を処理することは、
ドメインディレクトリにアクセスすることであって、前記ドメインディレクトリは、前記接続された通信ネットワークのうちの1つまたは複数の前記ドメイン名に関する許容可能性状況を定義する、アクセスすること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記データソースから前記データを受信することは、前記接続された通信ネットワークのうちの1つを選択することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記接続されたネットワークのうちの1つを選択することは、前記ドメインディレクトリ内で定義された優先順位テーブルに基づく、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記ドメインディレクトリは、前記ドメイン名に関する使用状況をさらに定義する、請求項2に記載の方法。
【請求項6】
前記使用状況は、前記データのデータタイプに基づく、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記データタイプは、電子メールデータ、メディアデータ、フィードデータ、xmlデータ、およびhtmlデータのうちのいずれか1つを含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ドメインディレクトリは、前記ドメイン名に関するダウンロード限度をさらに定義する、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記ダウンロード限度は、所与の時間期間の間に前記ドメインから受信されたデータの量に基づく、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記ダウンロード限度は、所与の時間期間の間に前記ドメインから受信されたデータについて負担するデータ料金のコストに基づく、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
受入れに関して前記ドメイン名を処理することは、
前記許容可能性状況が、データが前記接続された通信ネットワークのうちの少なくとも1つを介して受信されることを許可されることを示す場合に、前記ドメイン名を自動的に受け入れること
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項12】
受入れに関して前記ドメイン名を処理することは、
前記許容可能性状況が、データが前記接続された通信ネットワークのうちの少なくとも1つを介して受信されることを許可されることを示す場合に、前記ドメイン名に基づいて前記データを受け入れるか拒否するようにユーザにプロンプトを出すこと
をさらに含む、請求項2に記載の方法。
【請求項13】
前記データを受け入れるか拒否するようにユーザにプロンプトを出すことは、前記モバイルデバイスのディスプレイ上のインターフェースに前記ドメイン名を提供することを含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記通信ネットワークは、ローカルエリアネットワーク、Wi−Fiネットワーク、WiGigネットワーク、ラジオ周波数セルラネットワーク、BlueTooth通信ネットワーク、およびUSBインターフェースを有する通信ネットワークからなる群から選択される、請求項1に記載の方法。
【請求項15】
前記データソースのドメイン名を判定することは、前記データのパケットから直接に前記ドメイン名を入手することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項16】
前記データソースのドメイン名を判定することは、
前記データのパケットからIPアドレスを入手することと、
前記ドメイン名を入手するために前記IPアドレスに対して逆ルックアップを実行することと
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項17】
前記データソースのドメイン名を判定することは、
前記データを要求するアプリケーションから前記ドメイン名を入手することであって、前記アプリケーションは、前記通信デバイス上で動作する、入手すること
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項18】
データソースからデータを受信する通信デバイスであって、
前記データソースのドメイン名を自動的に判定するように構成されたドメイン名判定モジュールと、
前記通信デバイスが接続されている1つまたは複数の通信ネットワークを判定するように構成された接続性判定モジュールと、
前記1つまたは複数の接続された通信ネットワークに基づいて、受入れに関して前記ドメイン名を処理するように構成されたドメイン名処理モジュールと、
前記ドメイン名が受け入れられる場合に、前記データソースから前記データを受信するように構成されたデータ受信モジュールと
を含む通信デバイス。
【請求項19】
前記ドメイン名処理モジュールは、
ドメインディレクトリにアクセスする
ようにさらに構成され、前記ドメインディレクトリは、前記接続された通信ネットワークのうちの1つまたは複数の前記ドメイン名に関する許容可能性状況を定義する、請求項18に記載の通信デバイス。
【請求項20】
前記データ受信モジュールは、
前記接続された通信ネットワークのうちの1つを選択するように構成されたネットワーク選択モジュール
を含む、請求項19に記載の通信デバイス。
【請求項21】
前記ネットワーク選択モジュールは、前記ドメインディレクトリ内で定義された優先順位テーブルに基づいて前記接続された通信ネットワークのうちの1つを選択するように構成される、請求項20に記載の通信デバイス。
【請求項22】
前記ドメインディレクトリは、前記ドメイン名の使用状況をさらに定義する、請求項19に記載の通信デバイス。
【請求項23】
前記使用状況は、前記データのデータタイプに基づく、請求項22に記載の通信デバイス。
【請求項24】
前記データタイプは、電子メールデータ、メディアデータ、フィードデータ、xmlデータ、およびhtmlデータのうちのいずれか1つを含む、請求項23に記載の通信デバイス。
【請求項25】
前記ドメインディレクトリは、前記ドメイン名に関するダウンロード限度をさらに定義する、請求項19に記載の通信デバイス。
【請求項26】
前記ダウンロード限度は、所与の時間期間の間に前記ドメインから受信されたデータの量に基づく、請求項25に記載の通信デバイス。
【請求項27】
前記ダウンロード限度は、所与の時間期間の間に前記ドメインから受信されたデータについて負担するデータ料金のコストに基づく、請求項25に記載の通信デバイス。
【請求項28】
前記ドメイン名処理モジュールは、前記許容可能性状況が、データが前記接続された通信ネットワークのうちの少なくとも1つを介して受信されることを許可されることを示す場合に、前記ドメイン名を自動的に受け入れるようにさらに構成される、請求項19に記載の通信デバイス。
【請求項29】
前記ドメイン名処理モジュールは、前記許容可能性状況が、データが前記接続された通信ネットワークのうちの少なくとも1つを介して受信されることを許可されることを示す場合に、前記ドメイン名に基づいて前記データを受け入れるか拒否するようにユーザにプロンプトを出すようにさらに構成される、請求項19に記載の通信デバイス。
【請求項30】
前記ドメイン名処理モジュールは、前記モバイルデバイスのディスプレイ上のインターフェースに前記ドメイン名を提供するようにさらに構成される、請求項29に記載の通信デバイス。
【請求項31】
前記通信ネットワークは、ローカルエリアネットワーク、Wi−Fiネットワーク、WiGigネットワーク、ラジオ周波数セルラネットワーク、BlueTooth通信ネットワーク、およびUSBインターフェースを有する通信ネットワークからなる群から選択される、請求項18に記載の通信デバイス。
【請求項32】
前記ドメイン名判定モジュールは、前記データのパケットから直接に前記ドメイン名を入手するように構成される、請求項18に記載の通信デバイス。
【請求項33】
前記ドメイン名判定モジュールは、
前記データのパケットからIPアドレスを入手し、
前記ドメイン名を入手するために前記IPアドレスに対して逆ルックアップを実行する
ように構成される、請求項18に記載の通信デバイス。
【請求項34】
前記ドメイン名判定モジュールは、前記データを要求するアプリケーションから前記ドメイン名を入手するように構成され、前記アプリケーションは、前記通信デバイス上で動作する、請求項18に記載の通信デバイス。
【請求項35】
実行された場合に、
通信デバイスで、データソースのドメイン名を判定することと、
前記通信デバイスで、前記通信デバイスが接続されている1つまたは複数の通信ネットワークを判定することと、
前記通信デバイスで、前記1つまたは複数の接続された通信ネットワークに基づいて、受入れに関して前記ドメイン名を処理することと、
前記通信デバイスで、前記ドメイン名が受け入れられる場合に、前記データソースから前記データを受信することと
をもたらす命令が格納されているデータ記憶媒体。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4a】
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【図4b】
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【図4c】
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【図4d】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【公表番号】特表2013−502892(P2013−502892A)
【公表日】平成25年1月24日(2013.1.24)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−536760(P2012−536760)
【出願日】平成22年9月28日(2010.9.28)
【国際出願番号】PCT/SG2010/000367
【国際公開番号】WO2012/044248
【国際公開日】平成24年4月5日(2012.4.5)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により明細書の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.BLUETOOTH
2.GSM
3.WiGig
【出願人】(509348786)エンパイア テクノロジー ディベロップメント エルエルシー (117)
【Fターム(参考)】