説明

通信制御装置の設定変更方法および呼処理サーバ

【課題】加入者情報の更新を契機に通信制御装置の設定変更を行う通信制御装置の設定変更方法を提供する。
【解決手段】加入者情報管理機能部41が、例えば端末2から加入者情報を更新するための信号を受信したなら(S1)、加入者情報を更新し、更新後の加入者情報を呼処理制御部42に送信し(S2)、呼処理制御部42が、加入者情報が送信されたなら、端末2に関する通信制御装置5におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報をリソース管理部43に送信し(S3)、リソース管理部43が、リソース予約情報が送信されたなら、通信制御装置5における端末2に関する通信の設定を変更するための通信制御情報をリソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を通信制御装置に送信する(S4)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、加入者情報の更新を契機に通信制御装置の設定変更を行う通信制御装置の設定変更方法および加入者情報の更新を契機に通信制御装置の設定変更を行うことが可能な呼処理サーバに関するものである。
【背景技術】
【0002】
エッジルータ等の通信制御装置は、サービスの契約種別等の加入者情報に基づいて、加入者の端末についての通信制御を行う。通信制御装置の設定を変更することによって、新規加入者端末と呼処理サーバの通信を許可したり、契約解除した加入者端末と呼処理サーバの通信を拒否することができる。そのため、加入者情報の新規登録や変更更新、削除に応じて、通信制御装置の設定を変更する必要がある。
【0003】
加入者情報の更新や削除は、保守者によるシステムへのサービスオーダの投入や、端末からのDHCP信号等の信号を契機に行われる。
【0004】
従来においては、端末からの加入者情報変更要求に対して、網側(交換機側)で設定変更を完結させていた。例えば、端末と交換機の間でサービス変更受付番号と変更する提供サービス条件を送受し、端末へサービス提供を即時変更可能とする加入者情報変更処理方法がある(特許文献1参照)。
【0005】
また、端末からの接続/切断要求信号を網が受け取ると、端末のIPアドレスが加入者データ蓄積部に記憶されているかを判断し、端末の接続を許可/禁止するように通信制御装置へ指示するシステムがある(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開平6−311545号公報
【特許文献2】特開2009−258965号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上記の技術は、既に登録されている加入者情報に基づいて、端末等からの信号を契機に通信制御装置の設定を行うものであって、加入者情報の更新(新規登録や削除も含む)を契機に通信制御装置の設定を行うことはできない。
【0008】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、加入者情報の更新を契機に通信制御装置の設定変更を行う通信制御装置の設定変更方法および加入者情報の更新を契機に通信制御装置の設定変更を行うことが可能な呼処理サーバを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、第1の本発明は、端末の通信の制御を行う通信制御装置の当該通信に関する設定の変更を行う通信制御装置の設定変更方法であって、前記通信制御装置は、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理サーバとともに用いられ、かつ、当該通信制御装置に対して送信される通信制御情報により前記設定の変更を行うものであり、前記呼処理サーバは、前記端末を使用する加入者に関する加入者情報を保持する加入者情報管理機能部と、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理制御部と、前記通信制御装置のリソースを管理するリソース管理部とを備え、前記通信制御装置の設定変更方法は、前記加入者情報管理機能部が、前記端末から前記加入者情報を更新するための信号を受信したなら、当該加入者情報を更新し、当該更新後の加入者情報を前記呼処理制御部に送信し、前記呼処理制御部が、前記加入者情報が送信されたなら、前記端末に関する前記通信制御装置におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を前記加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報を前記リソース管理部に送信し、前記リソース管理部が、前記リソース予約情報が送信されたなら、前記通信制御情報を当該リソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を前記通信制御装置に送信する
ことを特徴とする通信制御装置の設定変更方法をもって解決手段とする。
【0010】
第2の本発明は、端末の通信の制御を行う通信制御装置の当該通信に関する設定の変更を行う通信制御装置の設定変更方法であって、前記通信制御装置は、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理サーバとともに用いられ、かつ、当該通信制御装置に対して送信される通信制御情報により前記設定の変更を行うものであり、前記呼処理サーバは、前記端末を使用する加入者に関する加入者情報を保持する加入者情報管理機能部と、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理制御部と、前記通信制御装置のリソースを管理するリソース管理部とを備え、前記通信制御装置の設定変更方法は、前記加入者情報管理機能部が、前記端末の通信を行う通信ネットワークを保守する保守者に使用される保守者端末から前記加入者情報を更新するための信号を受信したなら、当該加入者情報を更新し、当該更新後の加入者情報を前記呼処理制御部に送信し、前記呼処理制御部が、前記加入者情報が送信されたなら、前記端末に関する前記通信制御装置におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を前記加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報を前記リソース管理部に送信し、前記リソース管理部が、前記リソース予約情報が送信されたなら、前記通信制御情報を当該リソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を前記通信制御装置に送信することを特徴とする通信制御装置の設定変更方法をもって解決手段とする。
【0011】
第3の本発明は、端末の通信に関する呼処理を行う呼処理サーバであって、前記呼処理サーバは、前記端末の通信の制御を行う通信制御装置とともに用いられ、前記通信制御装置は、当該通信制御装置に対して送信される通信制御情報により当該通信制御装置における前記端末の通信に関する設定の変更を行うものであり、前記呼処理サーバは、前記端末を使用する加入者に関する加入者情報を保持する加入者情報管理機能部と、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理制御部と、前記通信制御装置のリソースを管理するリソース管理部とを備え、前記加入者情報管理機能部は、前記端末から前記加入者情報を更新するための信号を受信したなら、当該加入者情報を更新し、当該更新後の加入者情報を前記呼処理制御部に送信し、前記呼処理制御部は、前記加入者情報が送信されたなら、前記端末に関する前記通信制御装置におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を前記加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報を前記リソース管理部に送信し、前記リソース管理部は、前記リソース予約情報が送信されたなら、前記通信制御情報を当該リソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を前記通信制御装置に送信することを特徴とする呼処理サーバをもって解決手段とする。
【0012】
第4の本発明は、端末の通信に関する呼処理を行う呼処理サーバであって、前記呼処理サーバは、前記端末の通信の制御を行う通信制御装置とともに用いられ、前記通信制御装置は、当該通信制御装置に対して送信される通信制御情報により当該通信制御装置における前記端末の通信に関する設定の変更を行うものであり、前記呼処理サーバは、前記端末を使用する加入者に関する加入者情報を保持する加入者情報管理機能部と、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理制御部と、前記通信制御装置のリソースを管理するリソース管理部とを備え、前記加入者情報管理機能部は、前記端末の通信を行う通信ネットワークを保守する保守者に使用される保守者端末から前記加入者情報を更新するための信号を受信したなら、当該加入者情報を更新し、当該更新後の加入者情報を前記呼処理制御部に送信し、前記呼処理制御部は、前記加入者情報が送信されたなら、前記端末に関する前記通信制御装置におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を前記加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報を前記リソース管理部に送信し、前記リソース管理部は、前記リソース予約情報が送信されたなら、前記通信制御情報を当該リソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を前記通信制御装置に送信する
ことを特徴とする呼処理サーバをもって解決手段とする
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、加入者情報管理機能部が、加入者情報を更新するための信号を受信したなら、加入者情報を更新し、更新後の加入者情報を呼処理制御部に送信し、呼処理制御部が、加入者情報が送信されたなら、端末に関する通信制御装置におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報をリソース管理部に送信し、リソース管理部が、リソース予約情報が送信されたなら、通信制御情報を当該リソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を通信制御装置に送信することで、加入者情報の更新を契機に通信制御装置の設定変更を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】第1の実施の形態に係る通信制御装置の設定変更方法が実施されるネットワークの構成を示す図である。
【図2】第2実施の形態に係る通信制御装置の設定変更方法が実施されるネットワークの構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る通信制御装置の設定変更方法が実施されるネットワークの構成を示す図である。
【0017】
通信ネットワーク1には、加入者と称されるユーザに使用される端末2および図示しない他の同様な端末が接続され、通信ネットワーク1を介して端末同士が行う通信の転送経路となる転送ネットワーク3、ならびに、かかる通信に関する呼処理を行う呼処理サーバ4を含んでいる。転送ネットワーク3は、端末同士の通信の制御を行う通信制御装置5を備える。呼処理サーバ4は、端末ごとに加入者に関する加入者情報を保持する加入者情報管理機能部41と、端末同士の通信に関する呼処理を行う呼処理制御部42と、通信制御装置5と連携してそのリソースを管理するリソース管理部43とを備える。
【0018】
通信制御装置5は、ここでは、エッジルータとして説明を行う。なお、通信制御装置5は、エッジルータに限るものではない。
【0019】
また、呼処理制御部42は、ここでは、SIPの規定により、呼処理を行うこととする。つまり、呼処理制御部42は、SIPのネゴシエーションで得たセッション状態情報などを管理し、セッション状態情報や加入者情報に基づいて呼処理を行う。
【0020】
図1において、端末2は、IPアドレスなどの加入者情報を呼処理サーバ4において割り当ててもらう、または変更してもらう、または、割り当てを解除してもらうべく、DHCP信号を通信ネットワーク1に向けて送信する(S1)。DHCP信号は、IPv4のネットワークにおいてはDISCOVER、IPv6のネットワークにおいてはSOLICITという命令を含み、また、REQUEST、RENEW、REBIND等を命令を含む。
【0021】
通信ネットワーク1では、転送ネットワーク3がDHCP信号を呼処理サーバ4に転送する。
【0022】
呼処理サーバ4では、加入者情報管理機能部41がDHCP信号を受信し、DHCP信号を受信したなら、端末2の加入者情報を更新する。加入者情報管理機能部41は、例えば、加入者情報としてIPアドレスなどを端末2に割り当て、または変更し、または、割り当てを解除し、そのIPアドレスや解除の通知を端末2に対して送信する。
【0023】
加入者情報管理機能部41は、こうして加入者情報を更新したなら、更新後の加入者情報をDiameter信号等に含めて呼処理制御部42に送信する(S2)。加入者情報には、端末2に割り当てられた識別子(IPアドレス等)などが含まれる。Diameter信号には、Push−Notification−Request等の命令が含まれる。
【0024】
呼処理制御部42は、加入者情報を受信したなら、端末2に関する通信制御装置5におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報をDiameter信号等に含めてリソース管理部43に送信する(S3)。リソース予約情報には、加入者情報に含まれた端末2の識別子(IPアドレス等)や呼処理サーバ4のパスやSIPのネゴシエーションの結果などが含まれる。Diameter信号には、AA−Request等の命令が含まれる。
【0025】
リソース管理部43は、リソース予約情報を受信したなら、通信制御装置5における端末2に関する通信の設定を変更するための通信制御情報をリソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報ならびに端末2に関する通信の設定を変更するための指示をMegaco(media gateway control)信号等に含めて通信制御装置5に送信する(S4)。リソース管理部43は、例えば、リソース予約情報に含まれるSIPのネゴシエーションの結果に基づいて、端末2に関する通信で必要な帯域を計算し、これを通信制御情報に含ませる。また、リソース管理部43は、リソース予約情報に含まれた端末2の識別子(IPアドレス等)や呼処理サーバ4のパスを通信制御情報に含ませる。Megacoを用いた信号には、Add、Modify等の命令が含まれる。
【0026】
通信制御装置5は、通信制御情報および設定変更の指示を受信したなら、端末2に関する通信の設定を変更する。通信制御装置5は、ここでは、端末2と呼処理サーバ4との通信路の帯域を通信制御情報に基づいて設定する。
【0027】
なお、ここでは、端末2を例に説明を行ったが、他の端末に関する通信の設定変更も同様にして行われる。
【0028】
したがって、第1の実施の形態によれば、加入者情報管理機能部41が、例えば端末2から加入者情報を更新するための信号を受信したなら、加入者情報を更新し、更新後の加入者情報を呼処理制御部42に送信し、呼処理制御部42が、加入者情報が送信されたなら、端末2に関する通信制御装置5におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報をリソース管理部43に送信し、リソース管理部43が、リソース予約情報が送信されたなら、通信制御装置5における端末2に関する通信の設定を変更するための通信制御情報をリソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を通信制御装置に送信するので、加入者情報の更新を契機に通信制御装置5における端末2に関する通信の設定を変更を行うことができる。
【0029】
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態では、第1の実施の形態に同一または類似の装置および装置構成を用い、同一または類似のものについては第1の実施の形態で使用した符号を使用して重複説明を略し、第1の実施の形態とは異なる事項を中心に説明を行う。
【0030】
図2は、第2の実施の形態に係る通信制御装置の設定変更方法が実施されるネットワークの構成を示す図である。
【0031】
通信ネットワーク1は、保守ネットワーク6に接続され、保守ネットワーク6には、保守ネットワーク6を保守する保守者に使用される保守者端末7が含まれる。
【0032】
保守者端末7は、IPアドレスなどの加入者情報を呼処理サーバ4において割り当ててもらう、または変更してもらう、または、割り当てを解除してもらうべく、信号を呼処理サーバ4に送信する(S1A)。
【0033】
呼処理サーバ4では、加入者情報管理機能部41が信号を受信したなら、第1の実施の形態と同様に、端末2の加入者情報を更新する。
【0034】
以下、呼処理制御部42、リソース管理部43、通信制御装置5の動作は、第1の実施の形態と同様なので、説明を省略する。
【0035】
したがって、第2の実施の形態によれば、第1の実施の形態と同様に、加入者情報の更新を契機に通信制御装置5における端末に関する通信の設定を変更を行うことができる。
【0036】
なお、各実施の形態に係る呼処理サーバ4としてコンピュータを機能させるためのコンピュータプログラムは、半導体メモリ、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、磁気テープなどのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録でき、また、インターネットなどの通信網を介して伝送させて、広く流通させることができる。
【符号の説明】
【0037】
1…通信ネットワーク
2…端末
3…転送ネットワーク
4…呼処理サーバ
5…通信制御装置
6…保守ネットワーク
7…保守者端末
41…加入者情報管理機能部
42…呼処理制御部
43…リソース管理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末の通信の制御を行う通信制御装置の当該通信に関する設定の変更を行う通信制御装置の設定変更方法であって、
前記通信制御装置は、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理サーバとともに用いられ、かつ、当該通信制御装置に対して送信される通信制御情報により前記設定の変更を行うものであり、
前記呼処理サーバは、
前記端末を使用する加入者に関する加入者情報を保持する加入者情報管理機能部と、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理制御部と、前記通信制御装置のリソースを管理するリソース管理部とを備え、
前記通信制御装置の設定変更方法は、
前記加入者情報管理機能部が、前記端末から前記加入者情報を更新するための信号を受信したなら、当該加入者情報を更新し、当該更新後の加入者情報を前記呼処理制御部に送信し、
前記呼処理制御部が、前記加入者情報が送信されたなら、前記端末に関する前記通信制御装置におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を前記加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報を前記リソース管理部に送信し、
前記リソース管理部が、前記リソース予約情報が送信されたなら、前記通信制御情報を当該リソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を前記通信制御装置に送信する
ことを特徴とする通信制御装置の設定変更方法。
【請求項2】
端末の通信の制御を行う通信制御装置の当該通信に関する設定の変更を行う通信制御装置の設定変更方法であって、
前記通信制御装置は、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理サーバとともに用いられ、かつ、当該通信制御装置に対して送信される通信制御情報により前記設定の変更を行うものであり、
前記呼処理サーバは、
前記端末を使用する加入者に関する加入者情報を保持する加入者情報管理機能部と、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理制御部と、前記通信制御装置のリソースを管理するリソース管理部とを備え、
前記通信制御装置の設定変更方法は、
前記加入者情報管理機能部が、前記端末の通信を行う通信ネットワークを保守する保守者に使用される保守者端末から前記加入者情報を更新するための信号を受信したなら、当該加入者情報を更新し、当該更新後の加入者情報を前記呼処理制御部に送信し、
前記呼処理制御部が、前記加入者情報が送信されたなら、前記端末に関する前記通信制御装置におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を前記加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報を前記リソース管理部に送信し、
前記リソース管理部が、前記リソース予約情報が送信されたなら、前記通信制御情報を当該リソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を前記通信制御装置に送信する
ことを特徴とする通信制御装置の設定変更方法。
【請求項3】
端末の通信に関する呼処理を行う呼処理サーバであって、
前記呼処理サーバは、前記端末の通信の制御を行う通信制御装置とともに用いられ、
前記通信制御装置は、当該通信制御装置に対して送信される通信制御情報により当該通信制御装置における前記端末の通信に関する設定の変更を行うものであり、
前記呼処理サーバは、
前記端末を使用する加入者に関する加入者情報を保持する加入者情報管理機能部と、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理制御部と、前記通信制御装置のリソースを管理するリソース管理部とを備え、
前記加入者情報管理機能部は、前記端末から前記加入者情報を更新するための信号を受信したなら、当該加入者情報を更新し、当該更新後の加入者情報を前記呼処理制御部に送信し、
前記呼処理制御部は、前記加入者情報が送信されたなら、前記端末に関する前記通信制御装置におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を前記加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報を前記リソース管理部に送信し、
前記リソース管理部は、前記リソース予約情報が送信されたなら、前記通信制御情報を当該リソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を前記通信制御装置に送信する
ことを特徴とする呼処理サーバ。
【請求項4】
端末の通信に関する呼処理を行う呼処理サーバであって、
前記呼処理サーバは、前記端末の通信の制御を行う通信制御装置とともに用いられ、
前記通信制御装置は、当該通信制御装置に対して送信される通信制御情報により当該通信制御装置における前記端末の通信に関する設定の変更を行うものであり、
前記呼処理サーバは、
前記端末を使用する加入者に関する加入者情報を保持する加入者情報管理機能部と、前記端末の通信に関する呼処理を行う呼処理制御部と、前記通信制御装置のリソースを管理するリソース管理部とを備え、
前記加入者情報管理機能部は、前記端末の通信を行う通信ネットワークを保守する保守者に使用される保守者端末から前記加入者情報を更新するための信号を受信したなら、当該加入者情報を更新し、当該更新後の加入者情報を前記呼処理制御部に送信し、
前記呼処理制御部は、前記加入者情報が送信されたなら、前記端末に関する前記通信制御装置におけるリソースを予約するためのリソース予約情報を前記加入者情報に基づいて生成するとともに当該リソース予約情報を前記リソース管理部に送信し、
前記リソース管理部は、前記リソース予約情報が送信されたなら、前記通信制御情報を当該リソース予約情報に基づいて生成するとともに当該通信制御情報を前記通信制御装置に送信する
ことを特徴とする呼処理サーバ。

【図1】
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【図2】
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【公開番号】特開2013−27019(P2013−27019A)
【公開日】平成25年2月4日(2013.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−163129(P2011−163129)
【出願日】平成23年7月26日(2011.7.26)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】