説明

通信端末、通信システム及び保留音出力方法

【課題】 被保留端末のタイプによらず確実に保留音を出力することのできる通信端末、通信システム及び保留音出力方法を提供すること。
【解決課題】 保留操作が行われる保留操作端末11と、保留音を出力する被保留端末12,13,14と、音源装置15と、伝送路16とを備えている。保留操作端末11と被保留端末13が伝送路16を介して通話中のとき保留操作端末11に保留操作が行われると、保留操作端末11は保留要求信号を被保留端末13に送信する。このとき、保留操作端末11ではタイマーが動作する。被保留端末13は保留要求信号を受信しても動作しないため、保留操作端末11は保留要求応答信号を受信することはない。したがって、タイマーは動作し続け、所定時間経過後にはタイムアウトする。タイムアウトすると、保留操作端末11は保留音信号を被保留端末13に送信する。被保留端末13は、保留音信号を受信すると保留音を出力する。

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信端末の種類によらず確実に保留音を出力可能な通信端末、通信システム及び保留音出力方法に関する。
【0002】
【従来の技術】通信端末同士が通話中に、一方の通信端末が保留操作を行った際に他方の通信端末から保留音を出力する従来の保留音出力方式には、図6および図7に示す2つの方式がある。まず、図6に示した方式では、端末Aと端末Bが伝送路61を介して通話中(62)のとき端末Aに保留操作(63)が行われると、端末Aは保留要求信号64を端末Bに送信する。端末Bは、保留要求信号64を受信すると端末Bに設定されている保留音65を出力する。また、図7に示した方式では、端末Cと端末Dが伝送路61を介して通話中(62)のとき端末Cに保留操作(63)が行われると、端末Cが保留音信号74を端末Dに送信する。端末Dは、保留音信号74を受信するとこの信号を変換して保留音75を出力する。
【0003】また、他の保留音出力方式として、図8に示すように、2つの通信端末E,Fの間に音源装置81が設けられ、端末Eと端末Fが伝送路61を介して通話中(62)のとき端末Eに保留操作(63)が行われると、端末Eは保留要求信号84を音源装置81に送信する。音源装置81は端末Fに保留音信号83を送信し、端末Fは受信した保留音信号83を変換して保留音85を出力する。
【0004】このように、従来の保留音出力方式では、方式の種類によって保留音の出所が異なっている。図6に示した方式では保留要求信号64を受信した端末B(被保留端末)であり、図7に示した方式では保留操作(63)が行われた端末C(保留操作端末)であり、図8R>8に示した方式では音源装置81となっている。このため、所定の方式で保留音を出力するためには、保留操作が行われる保留装置端末と保留音を出力する被保留端末とがそれぞれ対応している必要がある。
【0005】すなわち、図6に示した方式では、保留要求信号64を送信するタイプの端末A(保留操作端末)と保留要求信号64を受信して保留音65を出力するタイプの端末B(被保留端末)とが組になっていることが前提であり、図7に示した方式では、保留音信号74を送信するタイプの端末C(保留操作端末)と保留音信号74を受信して保留音75を出力するタイプの端末D(被保留端末)とが組になっていることが前提であり、図8に示した方式では、音源装置81に保留要求信号84を送信するタイプの端末E(保留操作端末)と音源装置81からの保留音信号84を受信して保留音85を出力するタイプの端末F(被保留端末)とが組になっていることが前提とされている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実際の通信システムには様々なタイプの通信端末が存在するため、通話中の保留操作端末と被保留端末が対応していなければ保留操作を行っても保留音が出力されないという問題点があった。例えば、保留操作端末が保留要求信号を送信するタイプであり、被保留端末が保留音信号を受信して保留音を出力するタイプの場合は、被保留端末から保留音は出力されない。また、保留装置端末が音源装置81を利用するタイプであり、被保留端末が保留要求信号を受信して保留音を出力するタイプの場合も、被保留端末から保留音は出力されない。
【0007】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、被保留端末のタイプによらず確実に保留音を出力することのできる通信端末、通信システム及び保留音出力方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するために、本発明に係る通信端末は、伝送路を介して接続された相手通信端末との通話の最中に保留操作が行われると、前記相手通信端末が保留音を出力するよう要求する保留要求信号を送出する通信端末であって、前記保留要求信号を送出してから所定時間内に、前記保留要求信号に応答したことを示す保留要求応答信号を受信したかを監視する監視手段と、前記所定時間内に前記保留要求応答信号が受信されなければ、保留音信号を前記相手通信端末に送信する保留音送信手段と、を備えたものである。
【0009】また、本発明に係る通信端末は、当該通信端末は前記相手通信端末に前記保留要求信号を送信し、前記相手通信端末は、前記保留要求信号に従って保留音を出力すると共に、前記保留要求応答信号を前記通信端末に送信する第1の相手通信端末、および前記保留音信号に従って保留音を出力する第2の相手通信端末のいずれかである。したがって、相手通信端末が第1の相手通信端末であっても第2の相手通信端末であっても、相手通信端末から確実に保留音を出力することができる。
【0010】また、本発明に係る通信端末は、当該通信端末は、保留音のデータを記憶し、前記通信端末からの保留要求信号に従って前記相手通信端末に保留音信号を送信すると共に、前記保留要求応答信号を前記通信端末に送信する音源装置に前記保留要求信号を送信し、前記相手通信端末は、前記通信端末または前記音源装置から送信された保留音信号に従って保留音を出力する第2の相手通信端末である。したがって、音源装置が存在する場合でも存在しない場合であっても、相手通信端末から確実に保留音を出力することができる。
【0011】また、本発明に係る通信システムは、特許請求の範囲の請求項1に記載の通信端末と、前記通信端末との通話の最中に受信した前記保留要求信号に従って保留音を出力すると共に、前記保留要求信号に応答したことを示す保留要求応答信号を前記通信端末に送信する第1の相手通信端末、および前記通信端末が送信した前記保留音信号に従って保留音を出力する第2の相手通信端末の少なくとも一方と、を備えたものである。
【0012】また、本発明に係る通信システムは、保留音のデータを記憶し、前記通信端末からの保留要求信号に従って前記第2の相手通信端末に保留音信号を送信すると共に、前記保留要求応答信号を前記通信端末に送信する音源装置を備えたものである。
【0013】また、本発明に係る保留音出力方法は、伝送路を介して接続された相手通信端末との通話の最中に保留操作が行われると、前記相手通信端末が保留音を出力するよう要求する保留要求信号を前記相手通信端末に送信する通信端末を用いた保留音出力方法であって、前記通信端末が前記保留要求信号を送信してから所定時間内に、前記保留要求信号に応答したことを示す保留要求保留要求信号が前記相手通信端末から送信されないとき、保留音信号を前記相手通信端末に送信する。
【0014】さらに、本発明に係る保留音出力方法は、伝送路を介して接続された相手通信端末との通話の最中に保留操作が行われると、前記相手通信端末が保留音を出力するよう要求する保留要求信号を、保留音信号を送出すると共に保留要求信号に応答したことを示す保留要求応答信号を送出する音源装置に送信する通信端末を用いた保留音出力方法であって、前記通信端末が前記保留要求信号を送出してから所定時間内に、前記保留要求応答信号が前記音源装置から送信されないとき、保留音信号を前記相手通信端末に送信する。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の通信端末、通信システム及び保留音出力方法の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明に係る一実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。同図において、本実施形態の通信システムは、保留操作が行われる通信端末(以下、「保留操作端末」という)11と、保留音を出力する通信端末(以下、「被保留端末」という)12,13,14と、音源装置15と、通信ネットワーク(以下、「伝送路」という)16とを備えて構成されており、保留操作端末11、被保留端末12,13,14および音源装置15は伝送路16によって接続されている。
【0016】以下、本実施形態の通信システムが有する各構成要素について説明する。まず、保留操作端末11は、操作部111、特許請求の範囲の監視手段に該当する制御部112、保留音メモリ113、保留音送信手段に該当する送受信部114及びタイマー115を備えて構成されている。操作部111は保留操作端末11のユーザが保留操作を行うものである。また、制御部112は、操作部111における保留操作を判別したり、伝送路16を介して被保留端末12,13,14または音源装置15から送信された信号やタイマー115の状態等に応じて、被保留端末12,13,14または音源装置15に送信する信号の種類および送信先を指定したり、タイマー115の動作を制御するものである。なお、本実施形態において、操作部111を用いて保留操作を行うことによる保留操作端末11から送信される信号は、保留音を出力するよう指示する「保留要求信号」および保留音メモリ113に格納されている保留音のデータである「保留音信号」のいずれかである。
【0017】また、保留音メモリ113は、保留操作端末11から送信する保留音信号の保留音データを記憶しているメモリである。また、送受信部114は、制御部112で決定された信号を送信したり、伝送路16を介して被保留端末12,13,14または音源装置15から送信された信号を受信するものである。なお、被保留端末12,13,14または音源装置15から送信される信号は、保留要求信号に応答したことを示す「保留要求応答信号」である。さらに、タイマー115は、保留操作端末11から保留要求信号を送信してからの経過時間をカウントするものである。
【0018】次に、被保留端末12は、送受信部121、保留音メモリ122、制御部123及びスピーカ124を備えて構成されており、保留操作端末11からの保留要求信号に従って保留音を出力するものである。送受信部121は、伝送路16を介して保留操作端末11から送信された保留要求信号を受信したり、保留要求応答信号を保留操作端末11に送信するものである。また、保留音メモリ122は、スピーカ124から出力する保留音のデータを記憶しているメモリである。また、制御部123は、保留要求信号を受信した際に、保留音メモリ122から所定の保留音のデータを取り出して、スピーカ124で出力可能な音信号に変換するものである。また、制御部123は、保留要求信号に応答して保留音を出力した際、保留要求応答信号を生成する。さらに、スピーカ124は保留音を出力するものである。
【0019】次に、被保留端末13は、送受信部131、制御部132及びスピーカ133を備えて構成されており、保留要求信号には応答せず、保留操作端末11からの保留音信号に応じて保留音を出力するものである。送受信部131は、伝送路16を介して保留操作端末11から送信された保留音信号を受信するものである。また、制御部132は、受信した保留音信号をスピーカ133で出力可能な音信号に変換するものである。また、スピーカ133は保留音を出力するものである。なお、被保留端末13は、保留要求信号を受信しても保留音を出力することができないため、保留要求応答信号を保留操作端末11に送信することもない。
【0020】次に、被保留端末14は、送受信部141、制御部142及びスピーカ143を備えて構成されており、音源装置15または保留操作端末11からの保留音信号に応じて保留音を出力するものである。送受信部141は、音源装置15から送信された保留音信号や伝送路16を介して保留操作端末11から送信された保留音信号を受信するものである。また、制御部142は、音源装置15から送信された保留音信号または保留操作端末11から送信された保留音信号をスピーカ143で出力可能な音信号に変換するものである。また、スピーカ143は、保留音を出力するものである。
【0021】最後に、音源装置15は、保留音のデータを記憶しており、保留操作端末11から送信された保留要求信号に応じて保留音のデータを保留音信号として被保留端末14に送信するものである。なお、音源装置15は、保留要求信号に応答して保留音信号を出力した際、保留要求応答信号を生成して保留操作端末11に送信する。
【0022】次に、本実施形態の通信システムを用いた保留音出力方法について説明する。まず、保留音を出力する通信端末が被保留端末12である場合の保留音出力方法について、図2を参照して説明する。図2は、保留音を出力する通信端末が被保留端末12であるときの通信システムの動作を説明するシーケンスである。同図に示すように、保留操作端末11と被保留端末12が伝送路16を介して通話中(21)のとき保留操作端末11に保留操作(22)が行われると、保留操作端末11は保留要求信号23を被保留端末12に送信する。このとき、保留操作端末11の制御部112はタイマー115を動作させる(24)。
【0023】被保留端末12は、保留要求信号23を受信すると、保留操作端末11に保留要求応答信号26を送信し、保留音25を出力する。保留操作端末11は、タイマー115が動作し出してから所定時間内に保留要求応答信号26を受信すると、タイマー115を停止する(27)。
【0024】次に、保留音を出力する通信端末が被保留端末13である場合の保留音出力方法について、図3を参照して説明する。図3は、保留音を出力する通信端末が被保留端末13であるときの通信システムの動作を説明するシーケンスである。同図に示すように、保留操作端末11と被保留端末13が伝送路16を介して通話中(31)のとき保留操作端末11に保留操作(32)が行われると、保留操作端末11は保留要求信号33を被保留端末13に送信する。このとき、保留操作端末11の制御部112はタイマー115を動作させる(34)。
【0025】被保留端末13は保留要求信号33を受信しても動作しないため、保留操作端末11は保留要求応答信号を受信することはない。したがって、タイマー115は動作し続け、所定時間経過後にはタイムアウトする(35)。タイムアウトすると、保留操作端末11は保留音信号36を被保留端末13に送信する。被保留端末13は、保留音信号36を受信すると保留音37を出力する。
【0026】次に、保留音を出力する通信端末が被保留端末14である場合の保留音出力方法について、図4及び図5を参照して説明する。図4は、保留音を出力する通信端末が被保留端末14であり音源装置15が存在するときの通信システムの動作を説明するシーケンスである。また、図5は、保留音を出力する通信端末が被保留端末14であり音源装置15が存在しないときの通信システムの動作を説明するシーケンスである。なお、音源装置15が存在するとは音源装置15が利用可能な状態を指し、音源装置15が存在しないとは、音源装置15が保留音信号を送信できない状態や音源装置15が伝送路16に接続されていない状態など、実質的に音源装置15を利用できない状態を指す。
【0027】図4に示すように、保留操作端末11と被保留端末14が伝送路16を介して通話中(41)のとき保留操作端末11に保留操作(42)が行われると、保留操作端末11は保留要求信号43を音源装置15に送信する。このとき、保留操作端末11の制御部112はタイマー115を動作させる(44)。
【0028】図4に示した例では、音源装置15が存在するため、音源装置15が保留要求信号43を受信すると、保留操作端末11に保留要求応答信号47を送信すると共に保留音信号45を被保留端末14に送信する。保留音信号45を受信すると、被保留端末14は保留音46を出力する。また、保留操作端末11は、タイマー115が動作し出してから所定時間内に保留要求応答信号47を受信すると、タイマー115を停止する(48)。
【0029】一方、図5に示した例では、音源装置15が存在しないため、音源装置15から保留操作端末11に保留要求応答47が送信されることはない。したがって、タイマー115は動作し続け、所定時間経過後にはタイムアウトする(55)。タイムアウトすると、保留操作端末11は保留音信号56を被保留端末14に送信する。被保留端末14は、保留音信号56を受信すると保留音57を出力する。
【0030】以上説明したように、本実施形態の通信端末、通信システム及び保留音出力方法によれば、保留要求信号に応答できる通信端末(被保留端末12)と応答できない通信端末(被保留端末13)とが混在する状況であっても、保留操作をした通信端末(保留操作端末11)が所定時間内に保留要求応答信号を受信しない場合は、保留音信号を被保留端末に送信しているため、被保留端末のタイプによらず確実に保留音を出力することができる。また、音源装置15が存在する場合と存在しない場合とが混在する状況でも、同様の手法によって確実に保留音を出力することができる。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の通信端末、通信システム及び保留音出力方法によれば、通信端末と通話中の相手通信端末が、通信端末から送信された保留要求信号に従って保留音を出力すると共に、保留要求応答信号を通信端末に送信する第1の相手通信端末であっても、通信端末から送信された保留音信号に従って保留音を出力する第2の相手通信端末であっても、通信端末に保留操作がなされると、相手通信端末から確実に保留音を出力することができる。また、通信端末と通話中の相手通信端末が保留音を出力するよう要求する保留要求信号を音源装置に送信する場合において、音源装置が存在する場合でも存在しない場合であっても、相手通信端末から確実に保留音を出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態の通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】保留音を出力する通信端末が被保留端末12であるときの通信システムの動作を説明するシーケンスである。
【図3】保留音を出力する通信端末が被保留端末13であるときの通信システムの動作を説明するシーケンスである。
【図4】保留音を出力する通信端末が被保留端末14であり音源装置15が存在するときの通信システムの動作を説明するシーケンスである。
【図5】保留音を出力する通信端末が被保留端末14であり音源装置15が存在しないときの通信システムの動作を説明するシーケンスである。
【図6】従来の保留音出力方式の一例を示すシーケンスである。
【図7】従来の保留音出力方式の一例を示すシーケンスである。
【図8】従来の保留音出力方式の一例を示すシーケンスである。
【符号の説明】
11 保留操作端末
12,13,14 被保留端末
15 音源装置
16 伝送路
111 操作部
112,123,132,142 制御部
113,122 保留音メモリ
114,121,131,141 送受信部
115 タイマー
124,133,143 スピーカ

【特許請求の範囲】
【請求項1】 伝送路を介して接続された相手通信端末との通話の最中に保留操作が行われると、前記相手通信端末が保留音を出力するよう要求する保留要求信号を送出する通信端末であって、前記保留要求信号を送出してから所定時間内に、前記保留要求信号に応答したことを示す保留要求応答信号を受信したかを監視する監視手段と、前記所定時間内に前記保留要求応答信号が受信されなければ、保留音信号を前記相手通信端末に送信する保留音送信手段と、を備えたことを特徴とする通信端末。
【請求項2】 当該通信端末は前記相手通信端末に前記保留要求信号を送信し、前記相手通信端末は、前記保留要求信号に従って保留音を出力すると共に、前記保留要求応答信号を前記通信端末に送信する第1の相手通信端末、および前記保留音信号に従って保留音を出力する第2の相手通信端末のいずれかであることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
【請求項3】 当該通信端末は、保留音のデータを記憶し、前記通信端末からの保留要求信号に従って前記相手通信端末に保留音信号を送信すると共に、前記保留要求応答信号を前記通信端末に送信する音源装置に前記保留要求信号を送信し、前記相手通信端末は、前記通信端末または前記音源装置から送信された保留音信号に従って保留音を出力する第2の相手通信端末であることを特徴とする請求項1記載の通信端末。
【請求項4】 請求項1に記載の通信端末と、前記通信端末との通話の最中に受信した前記保留要求信号に従って保留音を出力すると共に、前記保留要求信号に応答したことを示す保留要求応答信号を前記通信端末に送信する第1の相手通信端末、および前記通信端末が送信した前記保留音信号に従って保留音を出力する第2の相手通信端末の少なくとも一方と、を備えたことを特徴とする通信システム。
【請求項5】 保留音のデータを記憶し、前記通信端末からの保留要求信号に従って前記第2の相手通信端末に保留音信号を送信すると共に、前記保留要求応答信号を前記通信端末に送信する音源装置を備えたことを特徴とする請求項4記載の通信システム。
【請求項6】 伝送路を介して接続された相手通信端末との通話の最中に保留操作が行われると、前記相手通信端末が保留音を出力するよう要求する保留要求信号を前記相手通信端末に送信する通信端末を用いた保留音出力方法であって、前記通信端末が前記保留要求信号を送信してから所定時間内に、前記保留要求信号に応答したことを示す保留要求保留要求信号が前記相手通信端末から送信されないとき、保留音信号を前記相手通信端末に送信することを特徴とする保留音出力方法。
【請求項7】 伝送路を介して接続された相手通信端末との通話の最中に保留操作が行われると、前記相手通信端末が保留音を出力するよう要求する保留要求信号を、保留音信号を送出すると共に保留要求信号に応答したことを示す保留要求応答信号を送出する音源装置に送信する通信端末を用いた保留音出力方法であって、前記通信端末が前記保留要求信号を送出してから所定時間内に、前記保留要求応答信号が前記音源装置から送信されないとき、保留音信号を前記相手通信端末に送信することを特徴とする保留音出力方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2003−51881(P2003−51881A)
【公開日】平成15年2月21日(2003.2.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2001−237930(P2001−237930)
【出願日】平成13年8月6日(2001.8.6)
【出願人】(000005821)松下電器産業株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】