連続混合器
【課題】内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできる連続混合器を提供する。
【解決手段】一端に入口部2が、他端に出口部4が、入口部2と出口部4とを連結する中間部3が形成され、入口部2から中間部3を経て出口部4へ向かって断面形状が連続的に変化し、且つほぼ垂直方向に伸長する複数の変形通路とを備えた連続混合器1において、入口部2は、中空円錐台形状に形成され、入口部2と着脱自在な中間部3は、2個の中空円錐台形状を用い円錐台小径部同士を連結した形状に形成され、中間部3と着脱自在な出口部4は、中空円錐台形状に形成され、変形通路は、入口部2と中間部3との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させる第1中仕切と、出口部4と中間部3との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させる第2中仕切と、により形成され、第1中仕切及び第2中仕切が中間部3、出口部4とそれぞれ着脱自在であることを特徴とする。
【解決手段】一端に入口部2が、他端に出口部4が、入口部2と出口部4とを連結する中間部3が形成され、入口部2から中間部3を経て出口部4へ向かって断面形状が連続的に変化し、且つほぼ垂直方向に伸長する複数の変形通路とを備えた連続混合器1において、入口部2は、中空円錐台形状に形成され、入口部2と着脱自在な中間部3は、2個の中空円錐台形状を用い円錐台小径部同士を連結した形状に形成され、中間部3と着脱自在な出口部4は、中空円錐台形状に形成され、変形通路は、入口部2と中間部3との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させる第1中仕切と、出口部4と中間部3との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させる第2中仕切と、により形成され、第1中仕切及び第2中仕切が中間部3、出口部4とそれぞれ着脱自在であることを特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体、球状体、顆粒体などの粉粒体、および液体、固液混合体等の流動性のある被混合材料を混合する連続混合器に関し、更に詳細には、被混合材料を断面形状の変化した変形通路内を通すことによって被混合材料自体の断面形状を変化させて混合する連続混合器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、混合を必要とする被混合材料には種々のものがある。その材料は、例えば、食べ物として愛用されている「うどん」や「そば」などの麺類の材料(粉体、球状体、顆粒体などの粉粒体)であり、その他、練り製品の材料(液体)、更にはモルタルやコンクリート(固液混合体)などの流動性のある被混合材料である。
【0003】
このような混合を必要とする被混合材料は、混合するほど好ましい性状あるいは良好な性質や物性をしめすことが多く、従って、そのような被混合材料の場合には、予め十分な混合作業を必要とする。
【0004】
かかる被混合材料を混合する装置として、装置の断面形状が長手方向に亘って漸次変化する変形通路を備え、この変形通路を被混合材料の自重による自由落下により被混合材料を通過させ、被混合材料を効率的に混合する混合装置が知られている。
【0005】
例えば、特開平10−286449号公報の混合装置のエレメント11は、図13に示すように、一端に入口部Iが形成され、又他端に出口部Eが形成されている。この混合装置のエレメント11は、入口部Iを(図13の)左右に2分割する仕切り壁14で仕切られており、出口部Eも(図13の)上下に2分割する仕切り壁15で仕切られている。また、従来の混連装置は、このエレメント11を縦に複数接続して構成されている。図13では混合装置11が2個それぞれの入口部I及び出口部Eに設けられたフランジFを介して接続して構成されている。
【0006】
そして、図14に示すように、入口部Iから中間部を介し出口部Eへ向かって、断面形状A,Bが連続的に変化し、且つほぼ軸方向(被混合材料を自由落下させる場合は垂直方向)に伸長する複数の変形通路12,13を備えている。なお、入口部Iの壁部14と出口部Eの壁部15とでは、仕切る位置が90°異なるように形成されている。これら各変形通路12,13は、各変形通路12,13を通る被混合材料を合流し且つ分割する合流分割機能を備えている。そして、流動性のある1又は2以上の被混合材料を入口部Iから投入し、自由落下により各変形通路12,13を出口部Eへ向かって通過させることによって混合する。
【0007】
そして、かかるエレメント11は、筒部、入口部I、出口部E、2つの変形通路12,13、仕切り壁14,15等が一体構造のものとして構成されている。
【0008】
また、各エレメント11は、それぞれの入口部I、出口部Eを相互に接続するための方形フランジFが形成されている。この方形フランジFには、複数のボルト穴が形成され、隣接するエレメント11同士はこのボルト穴を利用して端部同士がボルト止めされて接続される。
【特許文献1】特開平10−286449号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、混合装置は、製品の品質を劣化させないために、内部の清掃を含むメンテナンスが必要不可欠であるが、従来の混合装置は、筒部、変形通路、仕切り壁等が一体構造が一体物で出来ており、内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできなかった。
【0010】
また、各エレメント間の端部同士がボルト止めされ接続されているので、接続を解除するために多数のボルトを取り外さなければならず、作業性が悪いといった問題があった。
【0011】
本発明的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできる連続混合器を提供することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は連続混合器であり、前述した技術的課題を解決するために以下のように構成されている。
すなわち、本発明の連続混合器は、一端に入口部が形成され、又他端に出口部が形成され、更に前記入口部と出口部とを連結する中間部が形成され、
前記入口部から前記中間部を経て前記出口部へ向かってその内部空間の断面形状が連続的に変化し、且つ周方向に回転しながら垂直方向に伸長する複数の変形通路とを備え、流動性のある2以上の被混合材料を前記入口部から投入し、前記中間部を経て自由落下により前記各変形通路を前記出口部へ向かって通過させる過程において中仕切による分割と合流を行うことによって混合する連続混合器であって、
前記入口部は、内壁が中空円錐台形状であり、
前記中間部は、前記入口部と着脱自在であり、その内壁が2個の中空円錐台の円錐台小径部同士を連結した形状であり、
前記出口部は、前記中間部と着脱自在であり、その内壁が中空円錐台形状であり、
前記変形通路は、前記入口部と前記中間部との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させ、且つ周方向に回転させる第1中仕切と、前記出口部と前記中間部との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させ、且つ周方向に回転させる第2中仕切と、により形成され、
第1中仕切及び第2中仕切が前記中間部及び前記出口部とそれぞれ着脱自在であることを特徴とする。なお、被混合材料は、球状体、顆粒体などの粉粒体、および液体、固液混合体等の流動性のある材料が含まれる。そして、かかる着脱自在な構成により、連続混合器内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできる。
【0013】
<本発明における具体的構成>
前述した必須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立する。その具体的構成要素とは、本発明の連続混合器において、前記第1中仕切が成す変形通路と、前記第2中仕切が成す変形通路と、では前記出口部へ向かって前記内部空間を回転して通過する方向が異なることを特徴とする。この構成により、混合効果を高めることができる。
【0014】
また、本発明の連続混合器において、前記中間部の筒内部の筒壁には、内側に突出する第1突起が設けられ、前記第1中仕切には前記第1突起に係合する第1係合部が設けられ、
前記出口部の筒内部の筒壁には、内側に突出する第2突起が設けられ、前記第2中仕切には前記第2突起に係合する第2係合部が設けられていることを特徴とする。この構成により、中間部の筒内部で、第1中仕切の周方向移動を防止でき、また出口部の筒内部で第2中仕切の周方向移動を防止できる。
【0015】
更に、本発明の連続混合器において、前記入口部と前記中間部、及び前記中間部と前記
出口部を着脱自在とする連結部材を備えたことを特徴とする。この構成により、従来のボルト締めに比較して組み立てが容易にできる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の連続混合器の分解可能な構成によれば、内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできる連続混合器を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明にかかる連続混合器を図1〜図12に示される実施形態について更に詳細に説明する。
[連続混合器1の構成]
図1には、本発明に係る一実施形態に係る連続混合器1が示されている。
この連続混合器1は、入口部である上部ケーシング2と、出口部である下部ケーシング4と、上部ケーシング2と下部ケーシング4とを連結する中間部ケーシング3と、で形成されている。
【0018】
そして、上部ケーシング2と中間部ケーシング3は連結部材である大クランプ7で着脱自在に連結されている。また、下部ケーシング4と中間部ケーシング3も大クランプ7で着脱自在に連結されている。なお、小ケーシング8は連続混合器1同士を着脱自在に連結する連結部材であり、図示した上部ケーシング2と図示しない連続混合器の下部ケーシング4とを連結する。
【0019】
上部ケーシング2は、図2に示すように、中空円錐台形状の本体22と、この本体22の小径側に接続しリング形状を有する小フェルール21と、本体22の大径側に接続しリング形状を有する大フェルール23と、で形成されている。小フェルール21と大フェルール23の端面にはそれぞれOリング溝21a,23aが穿設されている。
【0020】
中間部ケーシング3は、図3に示すように、円錐台小径部同士を連結した2個の中空円錐台形状部32,33と、この中空円錐台形状部32,33の大径側に接続しリング形状を有する大フェルール31,34と、で形成されている。大フェルール31,34の端面にはそれぞれOリング溝31a,34aが穿設されている。また、中空円錐台形状部32には、筒状中間位置に内部に向かって突出するピン(第1突起)35,35が、図4の断面図に示すように、180°位置に向かい合って筒壁に設けられている。このピン35,35は円柱状に形成され、後述する第1中仕切5の第1係合部と係合し第1中仕切5の周方向移動を防止する。
【0021】
下部ケーシング4は、図5に示すように、中空円錐台形状の本体42と、この本体42の大径側に接続しリング形状を有する大フェルール41と、本体42の小径側に接続しリング形状を有する小フェルール43と、で形成されている。大フェルール41と小フェルール43の端面にはそれぞれOリング溝41a,43aが穿設されている。また、本体42には、筒状中間位置に内部に向かって突出するピン(突起)44,44が、図6の断面図に示すように、180°位置に向かい合って設けられている。このピン44,44は円柱状に形成され、後述する第2中仕切6の第2係合部と係合し第2中仕切6の周方向移動を防止する。
【0022】
連続混合器1は、上部ケーシング2から中間部ケーシング3へ向かって断面形状が連続的に変化し、且つほぼ垂直方向に伸長する第1の変形通路と、中間部ケーシング3から下部ケーシング4へ向かって断面形状が連続的に変化し、且つほぼ垂直方向に伸長する第2の変形通路を形成する。
【0023】
そして、第1の変形通路は、上部ケーシング2から中間部ケーシング3に向かう内部空間の断面形状を時計回り(右周り)に連続的に変化させる第1中仕切(上部中仕切)5により形成される。第2の変形通路は、中間部ケーシング3から下部ケーシング4に向かう内部空間の断面形状を反時計回り(左周り)に連続的に変化させる第2中仕切(下部中仕切)6により形成される。
【0024】
第1中仕切(上部中仕切)5は、図7に示すように、交差する板部材51,52,53で形成される。板部材51,52,53は、上部ケーシング2と中間部ケーシング3とが形成する筒内部に収納可能に形成されている。そして、上部中仕切5の上部において、板部材51は、筒収納時には、図7(a)の平面図に示すように、上部ケーシング2の入り口を2分割する仕切り壁を形成し、板部材52,53は、板部材51の左右から交差し第1の変形通路を時計回り(右周り)にすべく固定されている(図7(b)(c)(d)参照)。そして、板部材53は、図7(e)の底面図に示すように、中間部ケーシング3の中央部を2分割する仕切り壁を形成する。また、板部材52,53には、それぞれ第1係合部54,54が、180°位置に設けられている。この第1係合部54,54はU形の溝を有し、このU溝がピン35,35と係合し第1中仕切5の周方向移動を防止する。
【0025】
第2中仕切(下部中仕切)6は、図8に示すように、交差する板部材61,62,63で形成される。板部材61,62,63は、中間部ケーシング3と下部ケーシング4とが形成する筒内部に収納可能に形成されている。そして、下部中仕切6の上部において、板部材62は、筒収納時には、図8(a)の平面図に示すように、中間部ケーシング3の中央部を2分割する仕切り壁を形成し、板部材61,63は、板部材62の左右から交差し第2の変形通路を反時計回り(左周り)にすべく固定されている(図8(b)(c)(d)参照)。そして、板部材61は、図8(e)の底面図に示すように、下部ケーシング4の出口を2分割する仕切り壁を形成する。また、板部材61,63には、それぞれ第2係合部64,64が、180°位置に設けられている。この第2係合部64,64はU形の溝を有し、このU溝がピン44,44と係合し第2中仕切6の周方向移動を防止する。
【0026】
そして、図9は、図1の正面図に対する側面図であり、連続混合器1を組み付けた状態を示している。また、図10(a)は上部ケーシング2の入り口の断面図を示し、図10(b)は中間部ケーシング3の入り口の断面図を示し、図10(c)は下部ケーシング4の入り口の断面図を示している。
【0027】
[連続混合器1の作用]
次に、この実施の形態に係る連続混合器1の作用を説明する。
図11の上部ケーシング2、中間部ケーシング3及び上部中仕切5に示すように、2種類の被混合材(例えば粉粒体A,B)を上部ケーシング2の入り口より投入する場合で説明する。
【0028】
粉粒体Aを材料注入口Aより注入し、粉粒体Bを材料注入口Bより注入すると、材料注入口Aから投入される粉粒体Aは、板部材51、53に沿って右回りに内部空間の断面形状が連続的に変化する中を落下する。また、材料注入口Bから投入される粉粒体Bは、板部材51、52に沿って右回りに内部空間の断面形状が連続的に変化する中を落下する。
【0029】
中間部ケーシング3の中央部まで落下した粉粒体A,Bは、下部中仕切6により、イの方向(図12参照)に落下するものと、ロの方向に落下するものに分かれる。すなわち、材料注入口Aから注入された粉粒体Aは、下部中仕切6により、イの方向に落下するものと、ロの方向に落下するものに分かれる。一方、材料注入口Bから注入された粉粒体Bは、下部中仕切6により、イの方向に落下するものと、ロの方向に落下するものに分かれる。これによって、中仕切による分割と合流を行うことによって材料注入口Aから注入され
た粉粒体Aと材料注入口Bから注入された粉粒体Bとが混合される。
【0030】
更に、イの地点で混合された粉粒体A,Bは、下部中仕切6を通過する毎にX方向とY方向とに分かれて落下するので、実施の形態に係る連続混合器1の接続数を増やすことでより効果的に均一に混合されることになる。
【0031】
この実施の形態に係る連続混合器1は、連結する連続混合器1の数及び大きさを調整することによって、歯科用材料、接着剤、化粧品、食品、セメント等の粉粒体の混合に用いることが可能である。なお、被混合材料は、粉体、球状体、顆粒体などの粉粒体の他、液体、固液混合体等の流動性のある材料が含まれる。
【0032】
そして、この実施の形態に係る連続混合器1は、上部ケーシング2、中間部ケーシング3、下部ケーシング4、上部中仕切5及び下部中仕切6が着脱自在に連結し分解可能な構成になっており、内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできる顕著な効果を有している。また、組み付け時にも、上部ケーシング2と中間部ケーシング3、中間部ケーシング3と下部ケーシング4を連結部材で連結するので、従来のボルト締めに比して組み付けが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施形態に係る連続混合器を示す正面図である。
【図2】入口部(上部ケーシング)の断面図である。
【図3】中間部(中間部ケーシング)の断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】出口部(下部ケーシング)の断面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】第1中仕切りの外形図であり、(a)は平面図を示し、(b)は左側面図を示し、(c)は正面図を示し、(d)は右側面図を示し、(e)は底面図を示す。
【図8】第2中仕切りの外形図であり、(a)は平面図を示し、(b)は左側面図を示し、(c)は正面図を示し、(d)は右側面図を示し、(e)は底面図を示す。
【図9】図1の正面図に対する側面図である。
【図10】図9の各部断面図であり、(a)は図9のA−A断面図を示し、(b)は図9のB−B断面図を示し、(c)は図9のC−C断面図を示す。
【図11】本発明の連続混合器の使用状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の連続混合器の第1中仕切りと第2中仕切りの使用状態を示す正面図である。
【図13】従来の連続混合器を示す斜視図である。
【図14】従来の連続混合器の使用状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0034】
1 連続混合器
2 入口部(上部ケーシング)
3 中間部(中間部ケーシング)
4 出口部(下部ケーシング)
5 第1中仕切り
6 第2中仕切り
7 連結部材(大クランプ)
8 連結部材(小クランプ)
7 連結部材(大クランプ)
35 第1突起
44 第2突起
54 第1係合部
64 第2係合部
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体、球状体、顆粒体などの粉粒体、および液体、固液混合体等の流動性のある被混合材料を混合する連続混合器に関し、更に詳細には、被混合材料を断面形状の変化した変形通路内を通すことによって被混合材料自体の断面形状を変化させて混合する連続混合器に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、混合を必要とする被混合材料には種々のものがある。その材料は、例えば、食べ物として愛用されている「うどん」や「そば」などの麺類の材料(粉体、球状体、顆粒体などの粉粒体)であり、その他、練り製品の材料(液体)、更にはモルタルやコンクリート(固液混合体)などの流動性のある被混合材料である。
【0003】
このような混合を必要とする被混合材料は、混合するほど好ましい性状あるいは良好な性質や物性をしめすことが多く、従って、そのような被混合材料の場合には、予め十分な混合作業を必要とする。
【0004】
かかる被混合材料を混合する装置として、装置の断面形状が長手方向に亘って漸次変化する変形通路を備え、この変形通路を被混合材料の自重による自由落下により被混合材料を通過させ、被混合材料を効率的に混合する混合装置が知られている。
【0005】
例えば、特開平10−286449号公報の混合装置のエレメント11は、図13に示すように、一端に入口部Iが形成され、又他端に出口部Eが形成されている。この混合装置のエレメント11は、入口部Iを(図13の)左右に2分割する仕切り壁14で仕切られており、出口部Eも(図13の)上下に2分割する仕切り壁15で仕切られている。また、従来の混連装置は、このエレメント11を縦に複数接続して構成されている。図13では混合装置11が2個それぞれの入口部I及び出口部Eに設けられたフランジFを介して接続して構成されている。
【0006】
そして、図14に示すように、入口部Iから中間部を介し出口部Eへ向かって、断面形状A,Bが連続的に変化し、且つほぼ軸方向(被混合材料を自由落下させる場合は垂直方向)に伸長する複数の変形通路12,13を備えている。なお、入口部Iの壁部14と出口部Eの壁部15とでは、仕切る位置が90°異なるように形成されている。これら各変形通路12,13は、各変形通路12,13を通る被混合材料を合流し且つ分割する合流分割機能を備えている。そして、流動性のある1又は2以上の被混合材料を入口部Iから投入し、自由落下により各変形通路12,13を出口部Eへ向かって通過させることによって混合する。
【0007】
そして、かかるエレメント11は、筒部、入口部I、出口部E、2つの変形通路12,13、仕切り壁14,15等が一体構造のものとして構成されている。
【0008】
また、各エレメント11は、それぞれの入口部I、出口部Eを相互に接続するための方形フランジFが形成されている。この方形フランジFには、複数のボルト穴が形成され、隣接するエレメント11同士はこのボルト穴を利用して端部同士がボルト止めされて接続される。
【特許文献1】特開平10−286449号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
ところで、混合装置は、製品の品質を劣化させないために、内部の清掃を含むメンテナンスが必要不可欠であるが、従来の混合装置は、筒部、変形通路、仕切り壁等が一体構造が一体物で出来ており、内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできなかった。
【0010】
また、各エレメント間の端部同士がボルト止めされ接続されているので、接続を解除するために多数のボルトを取り外さなければならず、作業性が悪いといった問題があった。
【0011】
本発明的は、かかる従来の問題点を解決するためになされたもので、内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできる連続混合器を提供することを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0012】
本発明は連続混合器であり、前述した技術的課題を解決するために以下のように構成されている。
すなわち、本発明の連続混合器は、一端に入口部が形成され、又他端に出口部が形成され、更に前記入口部と出口部とを連結する中間部が形成され、
前記入口部から前記中間部を経て前記出口部へ向かってその内部空間の断面形状が連続的に変化し、且つ周方向に回転しながら垂直方向に伸長する複数の変形通路とを備え、流動性のある2以上の被混合材料を前記入口部から投入し、前記中間部を経て自由落下により前記各変形通路を前記出口部へ向かって通過させる過程において中仕切による分割と合流を行うことによって混合する連続混合器であって、
前記入口部は、内壁が中空円錐台形状であり、
前記中間部は、前記入口部と着脱自在であり、その内壁が2個の中空円錐台の円錐台小径部同士を連結した形状であり、
前記出口部は、前記中間部と着脱自在であり、その内壁が中空円錐台形状であり、
前記変形通路は、前記入口部と前記中間部との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させ、且つ周方向に回転させる第1中仕切と、前記出口部と前記中間部との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させ、且つ周方向に回転させる第2中仕切と、により形成され、
第1中仕切及び第2中仕切が前記中間部及び前記出口部とそれぞれ着脱自在であることを特徴とする。なお、被混合材料は、球状体、顆粒体などの粉粒体、および液体、固液混合体等の流動性のある材料が含まれる。そして、かかる着脱自在な構成により、連続混合器内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできる。
【0013】
<本発明における具体的構成>
前述した必須の構成要素からなるが、その構成要素が具体的に以下のような場合であっても成立する。その具体的構成要素とは、本発明の連続混合器において、前記第1中仕切が成す変形通路と、前記第2中仕切が成す変形通路と、では前記出口部へ向かって前記内部空間を回転して通過する方向が異なることを特徴とする。この構成により、混合効果を高めることができる。
【0014】
また、本発明の連続混合器において、前記中間部の筒内部の筒壁には、内側に突出する第1突起が設けられ、前記第1中仕切には前記第1突起に係合する第1係合部が設けられ、
前記出口部の筒内部の筒壁には、内側に突出する第2突起が設けられ、前記第2中仕切には前記第2突起に係合する第2係合部が設けられていることを特徴とする。この構成により、中間部の筒内部で、第1中仕切の周方向移動を防止でき、また出口部の筒内部で第2中仕切の周方向移動を防止できる。
【0015】
更に、本発明の連続混合器において、前記入口部と前記中間部、及び前記中間部と前記
出口部を着脱自在とする連結部材を備えたことを特徴とする。この構成により、従来のボルト締めに比較して組み立てが容易にできる。
【発明の効果】
【0016】
本発明の連続混合器の分解可能な構成によれば、内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできる連続混合器を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明にかかる連続混合器を図1〜図12に示される実施形態について更に詳細に説明する。
[連続混合器1の構成]
図1には、本発明に係る一実施形態に係る連続混合器1が示されている。
この連続混合器1は、入口部である上部ケーシング2と、出口部である下部ケーシング4と、上部ケーシング2と下部ケーシング4とを連結する中間部ケーシング3と、で形成されている。
【0018】
そして、上部ケーシング2と中間部ケーシング3は連結部材である大クランプ7で着脱自在に連結されている。また、下部ケーシング4と中間部ケーシング3も大クランプ7で着脱自在に連結されている。なお、小ケーシング8は連続混合器1同士を着脱自在に連結する連結部材であり、図示した上部ケーシング2と図示しない連続混合器の下部ケーシング4とを連結する。
【0019】
上部ケーシング2は、図2に示すように、中空円錐台形状の本体22と、この本体22の小径側に接続しリング形状を有する小フェルール21と、本体22の大径側に接続しリング形状を有する大フェルール23と、で形成されている。小フェルール21と大フェルール23の端面にはそれぞれOリング溝21a,23aが穿設されている。
【0020】
中間部ケーシング3は、図3に示すように、円錐台小径部同士を連結した2個の中空円錐台形状部32,33と、この中空円錐台形状部32,33の大径側に接続しリング形状を有する大フェルール31,34と、で形成されている。大フェルール31,34の端面にはそれぞれOリング溝31a,34aが穿設されている。また、中空円錐台形状部32には、筒状中間位置に内部に向かって突出するピン(第1突起)35,35が、図4の断面図に示すように、180°位置に向かい合って筒壁に設けられている。このピン35,35は円柱状に形成され、後述する第1中仕切5の第1係合部と係合し第1中仕切5の周方向移動を防止する。
【0021】
下部ケーシング4は、図5に示すように、中空円錐台形状の本体42と、この本体42の大径側に接続しリング形状を有する大フェルール41と、本体42の小径側に接続しリング形状を有する小フェルール43と、で形成されている。大フェルール41と小フェルール43の端面にはそれぞれOリング溝41a,43aが穿設されている。また、本体42には、筒状中間位置に内部に向かって突出するピン(突起)44,44が、図6の断面図に示すように、180°位置に向かい合って設けられている。このピン44,44は円柱状に形成され、後述する第2中仕切6の第2係合部と係合し第2中仕切6の周方向移動を防止する。
【0022】
連続混合器1は、上部ケーシング2から中間部ケーシング3へ向かって断面形状が連続的に変化し、且つほぼ垂直方向に伸長する第1の変形通路と、中間部ケーシング3から下部ケーシング4へ向かって断面形状が連続的に変化し、且つほぼ垂直方向に伸長する第2の変形通路を形成する。
【0023】
そして、第1の変形通路は、上部ケーシング2から中間部ケーシング3に向かう内部空間の断面形状を時計回り(右周り)に連続的に変化させる第1中仕切(上部中仕切)5により形成される。第2の変形通路は、中間部ケーシング3から下部ケーシング4に向かう内部空間の断面形状を反時計回り(左周り)に連続的に変化させる第2中仕切(下部中仕切)6により形成される。
【0024】
第1中仕切(上部中仕切)5は、図7に示すように、交差する板部材51,52,53で形成される。板部材51,52,53は、上部ケーシング2と中間部ケーシング3とが形成する筒内部に収納可能に形成されている。そして、上部中仕切5の上部において、板部材51は、筒収納時には、図7(a)の平面図に示すように、上部ケーシング2の入り口を2分割する仕切り壁を形成し、板部材52,53は、板部材51の左右から交差し第1の変形通路を時計回り(右周り)にすべく固定されている(図7(b)(c)(d)参照)。そして、板部材53は、図7(e)の底面図に示すように、中間部ケーシング3の中央部を2分割する仕切り壁を形成する。また、板部材52,53には、それぞれ第1係合部54,54が、180°位置に設けられている。この第1係合部54,54はU形の溝を有し、このU溝がピン35,35と係合し第1中仕切5の周方向移動を防止する。
【0025】
第2中仕切(下部中仕切)6は、図8に示すように、交差する板部材61,62,63で形成される。板部材61,62,63は、中間部ケーシング3と下部ケーシング4とが形成する筒内部に収納可能に形成されている。そして、下部中仕切6の上部において、板部材62は、筒収納時には、図8(a)の平面図に示すように、中間部ケーシング3の中央部を2分割する仕切り壁を形成し、板部材61,63は、板部材62の左右から交差し第2の変形通路を反時計回り(左周り)にすべく固定されている(図8(b)(c)(d)参照)。そして、板部材61は、図8(e)の底面図に示すように、下部ケーシング4の出口を2分割する仕切り壁を形成する。また、板部材61,63には、それぞれ第2係合部64,64が、180°位置に設けられている。この第2係合部64,64はU形の溝を有し、このU溝がピン44,44と係合し第2中仕切6の周方向移動を防止する。
【0026】
そして、図9は、図1の正面図に対する側面図であり、連続混合器1を組み付けた状態を示している。また、図10(a)は上部ケーシング2の入り口の断面図を示し、図10(b)は中間部ケーシング3の入り口の断面図を示し、図10(c)は下部ケーシング4の入り口の断面図を示している。
【0027】
[連続混合器1の作用]
次に、この実施の形態に係る連続混合器1の作用を説明する。
図11の上部ケーシング2、中間部ケーシング3及び上部中仕切5に示すように、2種類の被混合材(例えば粉粒体A,B)を上部ケーシング2の入り口より投入する場合で説明する。
【0028】
粉粒体Aを材料注入口Aより注入し、粉粒体Bを材料注入口Bより注入すると、材料注入口Aから投入される粉粒体Aは、板部材51、53に沿って右回りに内部空間の断面形状が連続的に変化する中を落下する。また、材料注入口Bから投入される粉粒体Bは、板部材51、52に沿って右回りに内部空間の断面形状が連続的に変化する中を落下する。
【0029】
中間部ケーシング3の中央部まで落下した粉粒体A,Bは、下部中仕切6により、イの方向(図12参照)に落下するものと、ロの方向に落下するものに分かれる。すなわち、材料注入口Aから注入された粉粒体Aは、下部中仕切6により、イの方向に落下するものと、ロの方向に落下するものに分かれる。一方、材料注入口Bから注入された粉粒体Bは、下部中仕切6により、イの方向に落下するものと、ロの方向に落下するものに分かれる。これによって、中仕切による分割と合流を行うことによって材料注入口Aから注入され
た粉粒体Aと材料注入口Bから注入された粉粒体Bとが混合される。
【0030】
更に、イの地点で混合された粉粒体A,Bは、下部中仕切6を通過する毎にX方向とY方向とに分かれて落下するので、実施の形態に係る連続混合器1の接続数を増やすことでより効果的に均一に混合されることになる。
【0031】
この実施の形態に係る連続混合器1は、連結する連続混合器1の数及び大きさを調整することによって、歯科用材料、接着剤、化粧品、食品、セメント等の粉粒体の混合に用いることが可能である。なお、被混合材料は、粉体、球状体、顆粒体などの粉粒体の他、液体、固液混合体等の流動性のある材料が含まれる。
【0032】
そして、この実施の形態に係る連続混合器1は、上部ケーシング2、中間部ケーシング3、下部ケーシング4、上部中仕切5及び下部中仕切6が着脱自在に連結し分解可能な構成になっており、内部の清掃、メンテナンスの作業が容易にできる顕著な効果を有している。また、組み付け時にも、上部ケーシング2と中間部ケーシング3、中間部ケーシング3と下部ケーシング4を連結部材で連結するので、従来のボルト締めに比して組み付けが容易である。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【図1】本発明の一実施形態に係る連続混合器を示す正面図である。
【図2】入口部(上部ケーシング)の断面図である。
【図3】中間部(中間部ケーシング)の断面図である。
【図4】図3のA−A断面図である。
【図5】出口部(下部ケーシング)の断面図である。
【図6】図5のB−B断面図である。
【図7】第1中仕切りの外形図であり、(a)は平面図を示し、(b)は左側面図を示し、(c)は正面図を示し、(d)は右側面図を示し、(e)は底面図を示す。
【図8】第2中仕切りの外形図であり、(a)は平面図を示し、(b)は左側面図を示し、(c)は正面図を示し、(d)は右側面図を示し、(e)は底面図を示す。
【図9】図1の正面図に対する側面図である。
【図10】図9の各部断面図であり、(a)は図9のA−A断面図を示し、(b)は図9のB−B断面図を示し、(c)は図9のC−C断面図を示す。
【図11】本発明の連続混合器の使用状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の連続混合器の第1中仕切りと第2中仕切りの使用状態を示す正面図である。
【図13】従来の連続混合器を示す斜視図である。
【図14】従来の連続混合器の使用状態を説明する説明図である。
【符号の説明】
【0034】
1 連続混合器
2 入口部(上部ケーシング)
3 中間部(中間部ケーシング)
4 出口部(下部ケーシング)
5 第1中仕切り
6 第2中仕切り
7 連結部材(大クランプ)
8 連結部材(小クランプ)
7 連結部材(大クランプ)
35 第1突起
44 第2突起
54 第1係合部
64 第2係合部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端に入口部が形成され、又他端に出口部が形成され、更に前記入口部と出口部とを連結する中間部が形成され、
前記入口部から前記中間部を経て前記出口部へ向かってその内部空間の断面形状が連続的に変化し、且つ周方向に回転しながら垂直方向に伸長する複数の変形通路とを備え、流動性のある2以上の被混合材料を前記入口部から投入し、前記中間部を経て自由落下により前記各変形通路を前記出口部へ向かって通過させる過程において中仕切による分割と合流を行うことによって混合する連続混合器であって、
前記入口部は、内壁が中空円錐台形状であり、
前記中間部は、前記入口部と着脱自在であり、その内壁が2個の中空円錐台の円錐台小径部同士を連結した形状であり、
前記出口部は、前記中間部と着脱自在であり、その内壁が中空円錐台形状であり、
前記変形通路は、前記入口部と前記中間部との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させ、且つ周方向に回転させる第1中仕切と、前記出口部と前記中間部との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させ、且つ周方向に回転させる第2中仕切と、により形成され、
第1中仕切及び第2中仕切が前記中間部及び前記出口部とそれぞれ着脱自在であることを特徴とする連続混合器。
【請求項2】
前記第1中仕切が成す変形通路と、前記第2中仕切が成す変形通路と、では前記出口部へ向かって前記内部空間を回転して通過する方向が異なることを特徴とする請求項1に記載の連続混合器。
【請求項3】
前記中間部の筒内部の筒壁には、内側に突出する第1突起が設けられ、前記第1中仕切には前記第1突起に係合する第1係合部が設けられ、
前記出口部の筒内部の筒壁には、内側に突出する第2突起が設けられ、前記第2中仕切には前記第2突起に係合する第2係合部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の連続混合器。
【請求項4】
前記入口部と前記中間部、及び前記中間部と前記出口部を着脱自在とする連結部材を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の連続混合器。
【請求項1】
一端に入口部が形成され、又他端に出口部が形成され、更に前記入口部と出口部とを連結する中間部が形成され、
前記入口部から前記中間部を経て前記出口部へ向かってその内部空間の断面形状が連続的に変化し、且つ周方向に回転しながら垂直方向に伸長する複数の変形通路とを備え、流動性のある2以上の被混合材料を前記入口部から投入し、前記中間部を経て自由落下により前記各変形通路を前記出口部へ向かって通過させる過程において中仕切による分割と合流を行うことによって混合する連続混合器であって、
前記入口部は、内壁が中空円錐台形状であり、
前記中間部は、前記入口部と着脱自在であり、その内壁が2個の中空円錐台の円錐台小径部同士を連結した形状であり、
前記出口部は、前記中間部と着脱自在であり、その内壁が中空円錐台形状であり、
前記変形通路は、前記入口部と前記中間部との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させ、且つ周方向に回転させる第1中仕切と、前記出口部と前記中間部との間の内部空間の断面形状を連続的に変化させ、且つ周方向に回転させる第2中仕切と、により形成され、
第1中仕切及び第2中仕切が前記中間部及び前記出口部とそれぞれ着脱自在であることを特徴とする連続混合器。
【請求項2】
前記第1中仕切が成す変形通路と、前記第2中仕切が成す変形通路と、では前記出口部へ向かって前記内部空間を回転して通過する方向が異なることを特徴とする請求項1に記載の連続混合器。
【請求項3】
前記中間部の筒内部の筒壁には、内側に突出する第1突起が設けられ、前記第1中仕切には前記第1突起に係合する第1係合部が設けられ、
前記出口部の筒内部の筒壁には、内側に突出する第2突起が設けられ、前記第2中仕切には前記第2突起に係合する第2係合部が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の連続混合器。
【請求項4】
前記入口部と前記中間部、及び前記中間部と前記出口部を着脱自在とする連結部材を備えたことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の連続混合器。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【公開番号】特開2007−203155(P2007−203155A)
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−22915(P2006−22915)
【出願日】平成18年1月31日(2006.1.31)
【出願人】(000201478)前田建設工業株式会社 (358)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年8月16日(2007.8.16)
【国際特許分類】
【出願日】平成18年1月31日(2006.1.31)
【出願人】(000201478)前田建設工業株式会社 (358)
【Fターム(参考)】
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