説明

遊技場管理システム

【課題】遊技機を移動して遊技する遊技者の動向を、遊技種別毎及び時間帯毎に把握し、遊技場において営業戦略を立てる際の有用な情報を得る。
【解決手段】遊技機に対応して設けられ、遊技を行う遊技者を識別可能な遊技者識別手段と、この遊技者識別手段により識別された遊技者と、当該遊技者が遊技する遊技機と、当該遊技者が遊技した遊技場の営業時間とを関連付けした情報を含む遊技履歴情報を管理する遊技履歴管理手段と、遊技履歴情報から、遊技機を分類可能な遊技種別が異なる遊技機へ移動した遊技者を、遊技種別毎及び営業時間の所定の時間帯毎に抽出する移動履歴抽出手段と、この抽出した結果を所定の態様で表示する表示手段(52)と、遊技種別を遊技機毎に設定する設定手段と、を備えた構成としてある。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技場管理システムに関し、特に、遊技場内に設置された複数の遊技機を遊技者が移動して遊技した情報を管理し、遊技者の動向を把握する遊技場管理システムに関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、パチンコ機やスロットマシン等の遊技機が設置された遊技場においては、遊技者に対して各遊技者を識別可能な会員カードを発行して、会員情報の管理や各種サービスを提供するシステムが導入されている。この種のシステムでは、通常、遊技者側は、会員カードを各種装置や遊技機等に挿入することで、遊技に関する各種情報の取得や遊技媒体の貯留等のサービスを受けることができる。また、遊技場側は、会員カードが各種装置や遊技機等に抜き差しされた情報を取得することで、遊技者が、いつ、どの遊技機で遊技を行ったかを認識できる。すなわち、遊技機を移動して遊技する遊技者の動向を把握することができる。
【0003】
また、遊技場には、各遊技機から出力される遊技信号(セーフ信号、アウト信号、スタート信号、大当り信号等)や遊技場に設置された各種装置(遊技媒体貸出機など)からの信号を収集して、種々の遊技情報を管理する管理装置(ホールコンピュータ)が設けられている。遊技場側では、この管理装置により、会員カードから取得した会員情報と遊技情報とを関連付けることで、遊技者が、いつ、どの遊技機で、どの程度遊技したかを把握することができる。
そして、このような遊技者の動向を示す情報は、遊技場の管理者などが遊技場経営における営業戦略を立てるうえで重要な情報となっており、例えば、集客率を高めるような遊技機の配置や新台入替の方針等を決定している。
【0004】
このような遊技者の動向を把握するための技術として、例えば、遊技者が操作する端末装置からの入力に応じて、遊技情報をグラフの形態で表示する遊技場管理装置がある。具体的には、入力によって指定された遊技者において、時間軸に沿って、遊技した遊技機の遊技情報をグラフ化して表示する技術が提案されている(特許文献1)。
このような技術を用いることによって、遊技者は、容易に、且つ正確に、自己あるいは他の遊技者の遊技情報を入手することができるとともに、各々の遊技者における遊技機間を移動して遊技した履歴を時系列的に把握することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2003−38834号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、各遊技者における遊技機間の移動を認識することができるが、遊技機を分類するための基準となる遊技種別(例えば、遊技機種,遊技タイプ,貸出レート,新台/旧台等)を考慮した、「どの遊技種別」の遊技機へ移動したか又は「どの遊技種別」の遊技機から移動してきたかについては把握することができなかった。また、表示される情報は、各々の遊技者の遊技に関する情報であって、遊技場全体における遊技者の遊技機間の移動を把握できるものではなく、遊技場の管理者が、遊技場内の遊技機の配置を決定、変更するなどの営業戦略を立てる際の有用な情報としては十分なものではなかった。
【0007】
本発明は、上記のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、遊技者と、遊技者が遊技する遊技機と、遊技場の営業時間とを関連付けした情報を含む遊技履歴情報から、遊技種別が異なる遊技機へ移動した遊技者を、遊技種別毎及び時間帯毎に抽出する移動履歴抽出手段を備え、この抽出した結果を表示することで、所定の時間帯における遊技種別毎の遊技者の動向を把握することができる遊技場管理システムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため、本発明の遊技場管理システムは、複数の遊技機を移動して遊技する遊技者の移動履歴を管理する遊技場管理システムにおいて、遊技機に対応して設けられ、遊技を行う遊技者を識別可能な遊技者識別手段と、この遊技者識別手段により識別された遊技者と、当該遊技者が遊技する遊技機と、当該遊技者が遊技した遊技場の営業時間とを関連付けした情報を含む遊技履歴情報を管理する遊技履歴管理手段と、遊技履歴情報から、遊技機を分類可能な遊技種別が異なる遊技機へ移動した遊技者を、遊技種別毎及び営業時間の所定の時間帯毎に抽出する移動履歴抽出手段と、抽出した結果を所定の態様で表示する表示手段と、遊技種別を遊技機毎に設定する設定手段とを備えた構成としてある。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、遊技機を移動して遊技する遊技者の動向を、遊技種別毎及び時間帯毎に把握することが可能であるため、遊技場内において遊技機の配置を決定する際や各設定データを設定する際等の遊技場の営業戦略を立てる際の有用な情報を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施形態に係る遊技場管理システムの概略構成図である。
【図2】本発明の実施形態に係る遊技場管理装置の構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の実施形態に係る遊技履歴情報の一例を示す図である。
【図4】本発明の実施形態に係る移動履歴情報の一例を示す図である。
【図5】本発明の実施形態に係る検索条件入力画面の一例を示す図である。
【図6】本発明の実施形態に係るレイアウト配置図の一例を示す図である。
【図7】本発明の実施形態に係るレイアウト配置図における遊技機別表示画面の一例を示す図である。
【図8】本発明の実施形態に係る時間別移動履歴表の一例を示す図である。
【図9】本発明の実施形態に係るレイアウト配置図の別の例を示す図である。
【図10】本発明の実施形態に係る時間別移動履歴表の別の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明に係る遊技場管理システムの好ましい実施形態について図面を参照して説明する。
ここで、以下の実施形態に示す遊技場管理システムは、プログラムに制御されたコンピュータによって動作するようになっている。通常、プログラムは、コンピュータの各構成要素に指令を送り、所定の処理、例えば、管理装置におけるデータの記憶・出力・送信・演算等を行わせる。このように、本発明の遊技場管理システムにおける各処理、動作は、プログラムとコンピュータとが協働した具体的手段により実現されるものである。なお、プログラムは予め記憶媒体に格納され、コンピュータに実装された記憶媒体からコンピュータにプログラムを読み込ませて実行されるが、例えば通信回線を介してコンピュータに読み込ませることもできる。
【0012】
[遊技場管理システムの構成]
まず、図1を参照して、本発明の実施形態に係る遊技場管理システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る遊技場管理システムの概略構成図である。
図1に示すように、遊技場管理システム1は、遊技機10と、遊技媒体貸出機20と、これらに接続される台コンピュータ30と、島コンピュータ40と、遊技場管理装置50とを備えている。
【0013】
遊技機10は、パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球機等、遊技球やメダル等の遊技媒体を使用して遊技を行う各種の遊技機が含まれる。また、各遊技機10からは、遊技媒体の投入毎に出力されるアウト信号、遊技媒体の払出し毎に出力されるセーフ信号、一ゲーム毎に出力されるスタート信号、大当り時に出力される大当り信号等の各種遊技信号が出力される。
そして、遊技機10は、図1に示すように、上皿12、下皿13、発射ハンドル14等を備えるとともに、遊技機10の下方に遊技機10と一対一で対応して設けられる各台計数機11が備えられている。
【0014】
各台計数機11は、遊技によって遊技者が獲得した遊技媒体を遊技機10毎に計数する。
具体的には、各台計数機11は、特に図示しないが、遊技機10の下皿13から投下される遊技媒体を受け入れる投入口、遊技媒体を計数する計数部、計数結果を表示する表示部、計数結果をチケット又は磁気カードに記録して発行するチケット発行部等で構成されている。そして、各台計数機11には、投入口から投入された遊技媒体をカウントする図示しないセンサ(例えば、フォトインタラプタや近接センサ等)が内蔵されており、このセンサにおける検出によって出力される計数信号を集計することで、計数値が算出され、この計数値が台コンピュータ30を介して遊技場管理装置50へ送信される。
このように、遊技によって獲得した遊技媒体を計数する計数手段として、各台計数機11が遊技機10毎に設けられていると、従来のように島端等に設置されていた計数装置まで遊技媒体を持ち歩くことなく、各台計数機11に投入することにより計数することが可能である。
【0015】
遊技媒体貸出機20は、通常、遊技機10に一対一に対応し、隣接して設けられており、現金やプリペイドカードが投入されることによって、投入金額に応じた遊技媒体の貸出数を示す貸出信号を台コンピュータ30へ出力するとともに、対応する遊技機10へ貸出数分の遊技媒体を貸し出す。
具体的には、遊技媒体貸出機20の前面には、現金が投入される現金投入口21、会員カードやプリペイドカード等が挿入されるカード挿入口22等を備えている。会員カードは、会員IDや発行店の識別情報等が記録してあるとともに、この会員カードを用いて遊技機10による残金を精算することも可能である。
【0016】
また、カード挿入口22に挿入された各種カードは、遊技媒体貸出機20の内部に設けられた図示しないカードリーダライタにセットされて、所定の情報の読み取りや書き込みが行われる。遊技媒体貸出機20は、カード挿入口22に会員カードが挿入されることによって、会員カードを認識するとともに、読み取った会員IDと自己の遊技機の台番号とを含んだ情報を出力する。なお、非会員の遊技者が遊技場からビジターカードを貸与してもらい、そのビジターカードをカード挿入口22に挿入することで、会員IDと台番号を出力することもできる。
そして、正規の会員カードであると認められたときに、遊技媒体貸出機20は、この会員によって遊技が開始されたことを示す遊技開始信号を台コンピュータ30へ出力する。また、会員カードが抜き取られたときは、この会員によって遊技が終了されたことを示す遊技終了信号を出力する。これらの信号は、台コンピュータ30を介して遊技場管理装置50へ送信され、遊技場管理装置50では、遊技機10毎に、各遊技者における遊技の開始・終了を認識することができる。
このように、遊技媒体貸出機20は、遊技を行う遊技者を識別可能な本発明に係る遊技者識別手段として機能する。
【0017】
なお、遊技媒体貸出機20には、所定の遊技に関する情報などを表示する液晶パネル等からなる表示部や所定の操作を行うテンキーからなる操作部等を備えてもよい。そして、この表示部及び操作部によって、会員カード認証を行うための会員カードに対応する暗証番号の入力や投入されたプリペイドカード又は現金の残高・貯玉等の表示を行うこととしてもよい。
【0018】
台コンピュータ30は、遊技機10と遊技媒体貸出機20とに接続されており、遊技機10と遊技媒体貸出機20とから出力された各種信号を受信し、通信回線を介して島コンピュータ40へ信号を送信する。なお、通信回線は、周知の通信回線を用いることができる。
島コンピュータ40は、各台コンピュータ30から送信されてきた各種信号を受信し、適宜蓄積または集計して遊技場管理装置50へ送信する。
【0019】
そして、遊技機10と、遊技媒体貸出機20と、台コンピュータ30とが複数配列されて一つの遊技機島を構成し、各遊技機島単位には島コンピュータ40が備えられ、遊技場内には複数の遊技機島が並設されている。また、遊技機島毎に、一遊技媒体あたりの貸出料金(以下、貸出レート)が異なるように区画されている。なお、これに限らず、例えば、遊技機10(各台計数機11)毎に貸出レートを設定することとしてもよい。これにより、各遊技機10を貸出レート毎に区画して配置する必要がなく、遊技場内における遊技機10の配置を自由に行うことができる。
【0020】
遊技場管理装置50は、プログラム制御により動作するコンピュータであって、この遊技場管理装置50によって、遊技場に備えられる全遊技機10に関する遊技データなどが記憶・管理・分析されるようになっている。
具体的には、各島コンピュータ40から通信回線を介して送信される各種遊技信号(アウト信号、セーフ信号、スタート信号、大当り信号等)に基づき算出される各種遊技情報(アウト玉数、セーフ玉数、スタート回数、大当り回数、大当り出玉数等)、貸出信号に基づき算出される貸出情報(貸出数)を集計・蓄積し、各遊技機10の遊技状況の他に、遊技場において必要な管理情報や営業管理情報を集計・管理する。
また、本実施形態における遊技場管理装置50は、複数の遊技機10を移動して遊技する遊技者の移動履歴を含む移動履歴情報を管理する。この移動履歴情報は、誰が、いつ、どの台を移動して遊技したかを示す情報であり、移動先と移動先に対する直前の移動元の遊技機が特定できる情報となっている。
なお、遊技場管理装置50は本発明における遊技履歴管理手段に相当する。また、遊技場管理装置50の具体的な構成については後述する。
【0021】
[遊技場管理装置の構成]
次に、本実施形態における遊技場管理装置の詳細な構成について、図2を参照して説明する。図2は、本実施形態に係る遊技場管理装置の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態における遊技場管理装置50は、記憶部51と、表示部52と、入力部53と、制御部54と、通信部55とを備えている。
【0022】
記憶部51は、例えば、ROM,RAM,ハードディスク等で構成され、遊技場管理装置50が備える各種機能に関するプログラムや遊技に関する所定の情報等を記憶する。
具体的には、記憶部51には、例えば、会員情報、遊技台情報、遊技履歴情報、移動履歴情報等が記憶される。
会員情報は、会員カード毎に管理された情報であって、会員を一意に特定することができる会員IDに、予め会員登録を希望する来店者から受け付けた情報(例えば、氏名,住所,年齢,性別,電話番号,メールアドレス等)が関連付けてある。この会員情報は、上記に限らず、例えば、登録年月日、最終来店日時、暗証番号等の情報を記憶してもよい。なお、セキュリティを維持するために暗証番号を他の情報と切り離してもよい。
遊技台情報は、遊技場内の各遊技機10を特定可能な情報であって、例えば、遊技前の設定等に関する情報や遊技機を分類するための基準となる遊技種別(例えば、遊技機種,遊技タイプ,貸出レート,新台/旧台等)等がある。
【0023】
ここで、本実施形態における「遊技種別」について具体的に説明する。
本実施形態における遊技種別とは、遊技機10を分類するための基準となる指標であって、例えば、遊技機種,遊技タイプ,貸出レート,新台/旧台等がある。
遊技機種は、例えば、パチンコ機,スロットマシン,アレンジボール機,雀球機のような、遊技に用いる遊技媒体が異なる遊技機10を分類する指標である。
遊技タイプは、同じ遊技機種であっても遊技内容が異なり、遊技媒体の獲得数期待値が異なる遊技機10を分類する指標であり、例えば、パチンコ機の場合は、大当り確率が低いタイプ1(マックスタイプ)と大当り確率が高いタイプ2(ミドルタイプやロウタイプ)で分類し、スロットマシンの場合は、短時間で出玉があるタイプ1(Aタイプ)と長時間をかけて出玉があるタイプ2(RT,ARTタイプ)で分類することができる。
貸出レートは、一遊技媒体あたりの貸出料金が異なる遊技機を分類する指標であり、例えば、パチンコ機の場合は、4円/玉と1円/玉で分類し、スロットマシンの場合は、20円/枚と10円/枚で分類することができる。新台/旧台は、遊技場に導入された導入時期が異なる遊技機を分類する指標である。
【0024】
遊技履歴情報は、各遊技機10で行われた遊技に関する情報であって、遊技を行う遊技者を特定可能な会員IDと、この会員IDの遊技者が遊技した遊技機10の台番号と、遊技した遊技場の営業時間とを関連付けした情報が含まれる。
具体的には、図3に示すように、遊技履歴情報は、例えば、遊技者が遊技を行った日付、会員ID、台番号、遊技に関する各種情報(遊技時間,差玉,投資金額等)と、後述する入力部53によって予め設定された遊技種別(例えば、遊技機種,遊技タイプ,貸出レート)とが対応付けられた情報である。なお、差玉は、遊技領域に発射された遊技媒体であるアウト玉から入賞した場合に払出される遊技媒体であるセーフ玉を減算することによって算出することができ、遊技場側の立場で言うと、差玉が「+」の場合は、遊技場側に利益があることを意味し、「−」の場合は、遊技場側が損失していることを意味する。なお、遊技履歴情報の構成は、上記に限定されることはなく適宜変更可能である。
【0025】
また、本実施形態における記憶部51は、複数の遊技機10を移動して遊技する遊技者の移動の履歴を示す移動履歴情報を記憶する。
この移動履歴情報は、遊技履歴情報に記憶されている情報から、後述する入力部53により入力された条件に基づいて抽出された情報で構成され、この抽出された情報が記憶部51に記憶される。なお、移動履歴情報は、所定時間経過後に定期的に更新される。
具体的には、図4に示すように、移動履歴情報は、例えば、会員ID、台番号(直前の移動元)、台番号(移動先)、遊技時間(遊技開始時間,遊技終了時間)、遊技種別等がある。なお、この移動履歴情報の構成は、上記に限定されることはなく適宜変更可能である。
【0026】
表示部52は、例えば、液晶ディスプレイなどで構成されており、所定の情報を画面表示することができる。本実施形態における表示部52には、遊技者の移動の条件を選択入力可能な検索条件入力画面(図5参照)や遊技者の遊技機10間の動向を視認可能なレイアウト配置図(図6参照)等が表示される。なお、検索条件入力画面及びレイアウト配置図の詳細については後述する。
また、表示部52は、これらの表示に限らず、遊技場の経営に関わる重要な情報(例えば、売上、粗利等)を表示させることもできる。
なお、表示部52は、本発明における表示手段に相当するものである。
【0027】
入力部53は、所定の情報の入力や画面表示操作等に用いられるものであり、例えば、キーボード,マウス,タッチペン等で構成することができ、遊技場管理装置50が備える各種機能の実行操作や、各種情報の入力により、各設定を行うことができる。
例えば、入力部53の操作によって、上述した遊技種別を予め設定することができる。具体的には、AAA番台は、遊技機種がパチンコ機、遊技タイプがタイプ1(マックスタイプ)、貸出レートが4円/玉のように、遊技機10毎に遊技種別の設定を行う。
また、入力部53の操作によって、後述する検索条件入力画面から遊技種別と時間帯とを組合せて選択することができる。その結果、選択された組合せに合致する情報が抽出されて、後述するレイアウト配置図や時間別移動履歴表上に所定の表示を行うことができる。
さらには、入力部53の操作によって、遊技種別の各項目を設定してもよい。これにより、遊技種別の各項目をマスタ化して保持するため、例えば、貸出レートに新たな貸出料金を設ける場合のように、遊技種別に追加や変更が生じた場合においても、容易に対応することができる。
なお、入力部53は、本発明における入力手段及び設定手段に相当するものである。
【0028】
制御部54は、CPUなどで構成されており、記憶部51に記憶されているプログラムを読み込んで実行することにより、遊技場管理装置50が備える各種機能を実行・制御する。具体的には、制御部54は、後述する通信部55で受信した各種信号を変換して記憶部51へ情報を記憶する。また、制御部54は、入力部53から表示要求を示す信号を受信すると、後述する抽出部541によりこの信号に応じた情報を記憶部51から抽出して、表示部52へ表示させる。
【0029】
また、制御部54は、抽出部541と集計部542とを備えている。
抽出部541は、記憶部51に記憶された遊技履歴情報から、遊技種別が異なる遊技機10へ移動した遊技者を、遊技種別毎及び所定の時間帯毎に抽出を行う。
これは、異なる遊技種別の遊技機10へ移動して遊技を行った遊技者を対象として(例えば、パチンコ機からスロットマシン機への移動,貸出レートの異なるパチンコ機への移動等)、この対象となる遊技者を、遊技種別毎及び時間帯毎に抽出する。これにより、遊技種別が異なる遊技機10へ移動した遊技者だけの移動履歴を抽出することができる。
なお、抽出部541は、本発明における移動履歴抽出手段に相当するものである。
【0030】
集計部542は、抽出部541によって抽出された情報を集計する。具体的には、抽出部541によって抽出された結果を計数し、遊技者の人数を集計する。なお、集計部542は、本発明における集計手段に相当するものである。
そして、抽出部541によって抽出された遊技者の移動履歴を含んだ情報(移動履歴情報)や集計部542によって集計された情報は、表示部52で表示される。
通信部55は、通信回線を介して送信されてくる各種遊技信号、貸出信号、遊技開始・終了信号等を受信し、制御部54へ送る。
【0031】
[遊技場管理システムの動作]
次に、本実施形態における遊技場管理システムの動作について、遊技場管理装置50(表示部52)における表示を図5〜図10を参照して説明する。
本実施形態における遊技場管理装置50(表示部52)では、遊技機10を移動して遊技する遊技者の移動履歴を所望の条件に応じて視認可能に表示させることができる。具体的には、遊技場管理装置50(表示部52)は、この所望の条件を選択入力可能な検索条件入力画面と、この入力された条件に応じた情報をレイアウト配置図や時間別移動履歴表等に表示する。
【0032】
(検索条件入力画面)
まず、遊技場管理装置50(表示部52)において表示される検索条件入力画面について説明する。図5は、本実施形態に係る検索条件入力画面の一例を示す図であって、図5(a)は、時間帯選択画面を示しており、図5(b)は、移動条件選択画面を示しており、図5(c)は、移動条件詳細選択画面を示している。
遊技場の管理者などが、遊技者の遊技機10間における動向を表示するための所定の表示操作を行うと、表示部52には図5(a)に示す時間帯選択画面が表示される。この時間帯選択画面は、遊技場の営業時間のうち検索したい時間帯を選択するための画面であって、所望の時間帯の入力が可能となっている。また、特定の時間帯を指定しないことにより、全時間帯を表示対象とすることができる。
そして、時間帯選択画面から所望の時間帯が選択され、実行操作が行われると、図5(b)に示す移動条件選択画面が表示される。この移動条件選択画面は、遊技者の移動条件を選択するための画面であって、複数種類の移動条件の中から、いずれかを選択可能に表示される。
また、この移動条件選択画面からいずれかの移動条件が選択されることによって、選択された移動条件に対応した遊技種別に基づいて、遊技履歴情報から所定の情報が抽出される。例えば、移動条件選択画面から移動条件を「パチンコ機 異貸出レート」を選択した場合、遊技種別の「遊技機種(パチンコ機)」、「貸出レート」に基づいた情報が遊技履歴情報から抽出されることになる。
【0033】
そして、移動条件選択画面で選択がされると、図5(c)に示す移動条件詳細選択画面が表示される。この移動条件詳細選択画面は、移動条件をさらに詳細に選択可能な画面であって、例えば、移動条件選択画面において、「パチンコ機 異貸出レート」を選択した場合では、貸出レートが4円/玉の遊技機10から1円/玉の遊技機10への遊技者の移動を示す「4円→1円」と、1円/玉から4円/玉への移動を示す「1円→4円」と、これら双方を示す「両者表示」とが選択可能に表示される。
このように、時間帯選択画面、移動条件選択画面及び移動条件詳細選択画面において表示された各項目から目的の検索内容に該当する項目を選択し、検索したい移動条件を指定していく。これにより、遊技種別と時間帯とを組合せた選択がされることになる。
【0034】
すなわち、例えば、「21:00」〜「22:00」の時間帯において、パチンコ機における異なる貸出レート間の遊技者の移動を「4円→1円」と「1円→4円」との双方で表示したい場合では、時間帯選択画面で「21:00」〜「22:00」を入力して実行操作を行い、次に、移動条件選択画面で「パチンコ機 異貸出レート」を選択した後、移動条件詳細選択画面で「両者表示」を選択する。これにより、この組合せに合致する情報が遊技履歴情報から抽出されて、後述するレイアウト配置図や時間別移動履歴表上に表示される。
【0035】
(レイアウト配置図)
次に、遊技場管理装置50(表示部52)において表示されるレイアウト配置図について説明する。図6は、本実施形態に係るレイアウト配置図の一例を示す図である。
【0036】
本実施形態におけるレイアウト配置図は、図6に示すように、遊技場内の遊技機10の配置を示すレイアウト上に、特定の時間帯において遊技者が移動して遊技した遊技機10が識別可能に表示される。
そして、このレイアウト配置図の構成は、各遊技機10の配置を表示する遊技機配置表示領域R1と、特定の時間帯に移動した遊技者の人数を表示する時間帯別移動人数表示領域R2と、遊技種別に応じた移動のパターンを表示する遊技種別表示領域R3と、から構成されている。
例えば、遊技機配置表示領域R1には、検索条件入力画面から選択された組合せによる移動条件に基づいて、遊技履歴情報から抽出された遊技者が遊技した移動先の遊技機10が認識可能に表示される。また、時間帯別移動人数表示領域R2には、検索条件入力画面から選択された組合せによる移動条件に基づいて抽出された結果を集計した遊技者の人数が表示される。遊技種別表示領域R3には、検索条件入力画面から選択された移動条件に対応した遊技種別の移動パターンが表示される。
【0037】
具体的には、図5(a)〜(c)の画面で上述した組合せによる移動条件で選択された場合では、図6に示すように、遊技種別表示領域R3には、遊技種別の「遊技機種(パチンコ機)」、「貸出レート」に応じた「1円→4円」、「4円→1円」の双方の移動パターンが表示され、時間帯別移動人数表示領域R2には、「21:00〜22:00」の時間帯に「1円→4円」は6人、「4円→1円」は3人と表示される。
そして、遊技機配置表示領域R1には、「21:00〜22:00」の時間帯にパチンコ機における貸出レートが1円/玉から4円/玉の遊技機10へ又は貸出レートが1円/玉から4円/玉の遊技機10へ移動した遊技者が遊技した遊技機10を強調表示するなどして一目で視認可能に表示される。
なお、この例では、「移動先」の遊技機10を表示対象としているが、移動先に限らず、移動先に対する直前の移動元の遊技機10又は双方を表示するようにしてもよい。
【0038】
このように、遊技場内の遊技機10の配置に合わせたレイアウト上に検索対象の遊技機10が表示されるため、移動して遊技された遊技機10が、遊技場のどこに設置されているかを視覚的に容易に把握できる。
また、特定の時間帯において遊技種別毎に表示がされるため、いつ、どの遊技種別の遊技機10へ移動して遊技を行ったかを容易に把握することができる。
これによって、時間帯毎に、遊技者の移動が頻繁に行われている遊技機や、移動が頻繁に行われない遊技機や、遊技者が集まらない遊技機等、遊技者の動向を遊技種別毎に把握することができるため、管理者は、遊技場内の遊技機10や設備(両替機,自販機等)のレイアウト変更等を検討する際の有用な情報とすることができる。また、遊技者の動向を遊技種別毎に把握できるため、例えば、スロットマシンからパチンコ機への遊技者の移動が頻繁に行われる遊技種別の遊技機には、移設や増台を行うなどを検討することができる。
なお、レイアウト配置図の画面の構成等は、上記に限定されるものではない。例えば、遊技場における稼働率,出玉率等を表示してもよく、表示された情報に基づき、営業戦略の検討や集客率を高めるための対策を有効に行うことができる。
【0039】
また、本実施形態におけるレイアウト配置図では、入力部53からの入力操作より一の遊技機10が選択されることで、この選択された遊技機10の遊技に関する情報が表示される。
具体的には、管理者などが、遊技機配置表示領域R1における一の遊技機10を入力部53から選択すると、図7に示すように、選択された遊技機10の遊技に関する情報が表示される。
図7に示す例では、選択した遊技機10は、「台番号:421番、遊技種別(遊技機種):パチンコ機、遊技種別(遊技タイプ):タイプ2、遊技種別(貸出レート):1円/玉、機種名:bbb」の遊技機10であることが判断でき、会員ID:2345の遊技者が60分間遊技を行っていることが認識できる。さらに、この遊技者における前遊技台(移動直前の遊技機)の遊技履歴が表示され、例えば、台番号(直前の移動元)、遊技種別(遊技機種,遊技タイプ,貸出レート)、機種名、遊技時間、投資金額、差玉等が表示される。
これによって、レイアウト配置図から各遊技機10における遊技者の遊技履歴を認識することができるため、「どの程度遊技したか」を把握することができるとともに、遊技者が「どの遊技種別」の遊技機10から移動してきたかの移動履歴も把握することができる。
【0040】
(時間別移動履歴表)
次に、遊技場管理装置50(表示部52)において表示される時間別移動履歴表について説明する。図8は、本実施形態に係る時間別移動履歴表の一例を示す図である。
【0041】
本実施形態における時間別移動履歴表は、図8に示すように、遊技場の営業時間の各時間帯において、遊技種別が異なる遊技機10へ移動した遊技者の人数が表示される。そして、この時間別移動履歴表に表示される情報は、遊技履歴情報から遊技種別が異なる遊技機10へ移動した遊技者を、検索条件入力画面から選択された移動条件に基づいて集計されて、算出される。
具体的には、図5(a)における時間帯選択画面において「時間帯指定なし」を選択して実行操作を行い、図5(b)における移動条件選択画面において「パチンコ 異貸出レート」を選択し、図5(c)における移動条件詳細選択画面において「両者表示」を選択した場合では、図8に示すように、時間別移動履歴表に各時間帯において遊技種別の「遊技機種(パチンコ機)」、「貸出レート」に応じた「1円→4円」、「4円→1円」の双方について遊技者の人数が表示される。
その結果、各時間帯において遊技種別(貸出レート)の異なる遊技機10を遊技した遊技者の人数が表示されることにより、例えば、閉店間際の時間帯に異なる貸出レートの遊技機10に移動する遊技者の人数を容易に把握することができる。そして、例えば、閉店間際には時間がないため、短時間で収益が見込める貸出レートが高いタイプの遊技機10に移動したと判断することができる。
このように、時間帯毎に遊技機10を移動した人数を把握することによって、遊技場側は、遊技機10間の移動が頻繁に行われる時間帯において、イベントを実施するなど顧客を獲得するための営業戦略を立てることができる。
【0042】
次に、図5に示す、検索条件入力画面から他の移動条件が選択された場合の表示について説明する。図9は、本実施形態に係るレイアウト配置図の別の例を示す図であり、図10は、本実施形態に係る時間別移動履歴表の別の例を示す図である。
【0043】
検索条件入力画面から選択される移動条件として、例えば、図5(a)における時間帯選択画面において「21:00」〜「22:00」を入力して実行操作を行い、図5(b)における移動条件選択画面において「スロット 異遊技タイプ」を選択し、図5(c)における移動条件詳細選択画面において「両者表示」を選択した場合では、図9に示すように、レイアウト配置図の遊技種別表示領域R3には、遊技種別の「遊技機種(スロットマシン)」、「遊技タイプ」に応じた「タイプ2→タイプ1」、「タイプ1→タイプ2」の双方が表示され、時間帯別移動人数表示領域R2には、「21:00〜22:00」の時間帯に「タイプ2→タイプ1」は3人、「タイプ1→タイプ2」は0人と表示される。
そして、遊技機配置表示領域R1には、「21:00〜22:00」の時間帯にスロットマシンの遊技タイプがタイプ2からタイプ1の遊技機10へ又は遊技タイプがタイプ1からタイプ2の遊技機10へ移動した遊技者が遊技した遊技機10を強調表示するなどして一目で視認可能に表示される。
【0044】
また、図5(a)における時間帯選択画面において「時間帯指定なし」を選択し、図5(b)における移動条件選択画面において「スロット 異遊技タイプ」を選択し、図5(c)における移動条件詳細選択画面において「両者表示」を選択した場合では、図10に示すように、時間別移動履歴表に各時間帯において遊技種別の「遊技機種(スロットマシン)」、「遊技タイプ」に応じた「タイプ2→タイプ1」、「タイプ1→タイプ2」の双方について遊技者の人数が表示される。
これによって、各時間帯において遊技種別(遊技タイプ)の異なる遊技機10を遊技した遊技者の人数が表示される。そして、この例では、閉店間際において、時間がないため、短時間で出玉が見込めるタイプ1の遊技機10に遊技者が多く移動したと判断することができ、タイプ2の遊技機10は稼働が落ちていると認識することができる。
また、同様に、移動条件選択画面から「パチンコ 異遊技タイプ」を選択した場合では、大当り確率が低いタイプ1の遊技機10と大当り確率が高いタイプ2の遊技機10との移動について時間帯別に把握することができる。また、移動条件選択画面において「パチンコ新台」又は「スロット新台」を選択した場合においても、新台と旧台との移動について時間帯別に把握することができる。
このように、選択された移動条件に応じた遊技種別毎に遊技機間の遊技者の移動が認識可能に表示される。その結果、遊技場側では、種々のパターンにおける遊技者の動向を把握することができる。
【0045】
以上説明したように、本実施形態の遊技場管理システム1によれば、遊技者と、遊技者が遊技する遊技機10と、遊技者が遊技した遊技場の営業時間とを関連付けした情報を含む遊技履歴情報から、遊技場管理装置50が備える抽出部541によって、遊技種別が異なる遊技機10へ移動した遊技者を遊技種別毎及び時間帯毎に抽出がされる。そして、抽出された遊技者の移動履歴を含む情報や集計部542により集計された情報は、表示部52で表示される。
これにより、遊技機10を移動して遊技する遊技者の動向を、時間帯毎及び遊技種別毎に把握することが可能となる。その結果、遊技場内において遊技機10の配置の決定、各種設定データの設定、遊技機10の入換え時の機種選定、異なる遊技種別の偏りの防止等に活用することができ、遊技場の営業戦略を立てる際の有用な情報を得ることができる。
【0046】
以上、本発明の遊技場管理システムの好ましい実施形態について説明したが、本発明に係る遊技場管理システムは上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態では、遊技場管理装置を1台備えた構成として説明したが、これに限らず、複数台備えてもよい。さらに、公衆通信回線などを介して複数遊技場の遊技情報を集計・管理することで、様々な情報を管理するようにしてもよい。
また、遊技場管理装置が備える各機能を、台コンピュータ、島コンピュータ、遊技場内端末装置等のいずれかが備える構成としてもよい。例えば、遊技場管理装置の表示部における表示機能を、遊技場内に設けたディスプレイにおいて表示することとしてもよい。
また、遊技媒体貸出機におけるカード挿入口に挿入される会員カード又はビジターカードが、カード型である例について説明したが、これに限らず、例えば、コイン型であっても良く、また赤外線,無線通信,又は非接触型通信により情報をやり取りする機能を備える装置であっても良い。
【産業上の利用可能性】
【0047】
本発明は、遊技場に設置された遊技機の情報を集計・管理する場合に有用であり、特に、複数の遊技機間を遊技者が移動して遊技した情報を管理し、遊技者の動向を把握する装置・遊技機等に利用可能である。
【符号の説明】
【0048】
10 遊技機
20 遊技媒体貸出機
30 台コンピュータ
40 島コンピュータ
50 遊技場管理装置
52 表示部
53 入力部
54 制御部
541 抽出部
542 集計部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の遊技機を移動して遊技する遊技者の移動履歴を管理する遊技場管理システムにおいて、
遊技機に対応して設けられ、遊技を行う遊技者を識別可能な遊技者識別手段と、
この遊技者識別手段により識別された遊技者と、当該遊技者が遊技する遊技機と、当該遊技者が遊技した遊技場の営業時間とを関連付けした情報を含む遊技履歴情報を管理する遊技履歴管理手段と、
前記遊技履歴情報から、遊技機を分類可能な遊技種別が異なる遊技機へ移動した遊技者を、当該遊技種別毎及び前記営業時間の所定の時間帯毎に抽出する移動履歴抽出手段と、
当該抽出した結果を所定の態様で表示する表示手段と、
前記遊技種別を遊技機毎に設定する設定手段と、
を備えることを特徴とする遊技場管理システム。
【請求項2】
前記表示手段は、遊技場内の遊技機の配置を示すレイアウトを表示するとともに、当該レイアウト上に前記抽出した結果に対応する移動先又は移動先に対する直前の移動元の遊技機を識別可能に表示する請求項1記載の遊技場管理システム。
【請求項3】
前記抽出した結果を集計する集計手段を備え、
前記表示手段は、当該集計手段によって集計した遊技者の人数を表示する請求項1又は2記載の遊技場管理システム。
【請求項4】
前記表示手段は、所定の入力操作に基づいて選択された一の遊技機の遊技履歴を表示する請求項1〜3のいずれか一項に記載の遊技場管理システム。
【請求項5】
前記遊技種別と前記時間帯とを組合せて選択可能な入力手段を備え、
前記移動履歴抽出手段が、当該入力手段によって選択された組合せに基づいて移動した遊技者を抽出する請求項1〜4のいずれか一項に記載の遊技場管理システム。
【請求項6】
前記遊技種別が異なる遊技機には、
遊技に用いる遊技媒体が異なる遊技機と、
遊技媒体の獲得数期待値が異なる遊技機と、
一遊技媒体あたりの貸出料金が異なる遊技機と、
遊技場に導入された導入時期が異なる遊技機と、
のうちの少なくとも一つ以上を含む請求項1〜5のいずれか一項に記載の遊技場管理システム。
【請求項7】
前記表示手段は、
一遊技媒体あたりの貸出料金が異なる遊技機を識別可能、かつ、一の貸出料金から他の貸出料金に移動した遊技者が遊技する遊技機を特定可能な遊技場レイアウトと、
前記一の貸出料金から前記他の貸出料金へ移動した遊技者の人数の合計と、
を前記時間帯毎に表示する請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊技場管理システム。
【請求項8】
前記表示手段は、
遊技媒体の獲得数期待値が異なる遊技機を識別可能、かつ、一の獲得数期待値から他の獲得数期待値に移動した遊技者が遊技する遊技機を特定可能な遊技場レイアウトと、
前記一の獲得数期待値から前記他の獲得数期待値へ移動した遊技者の人数の合計と、
を前記時間帯毎に表示する請求項1〜6のいずれか一項に記載の遊技場管理システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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