説明

遊技機データ管理装置

【課題】複数の遊技領域を備えたパチンコ遊技機のデータを管理する装置において、各遊技領域別に稼動データを管理でき、遊技店管理者が遊技機の特性を容易に把握することが可能な遊技機データ管理装置を提供することを課題とする。
【解決手段】パチンコ遊技機1は、前面のガラス扉2に面する前面遊技領域3aと、この前面遊技領域3aの後方に設けられた後面遊技領域53aとを備える。遊技機1はそれら遊技領域のいずれか一に玉が打ち込まれるように制御される。遊技機1側から出力される各遊技領域の玉の排出を示すアウト信号に基づいて、ホールコンピュータ110は各遊技領域を通過し排出されたアウト玉数を遊技領域別にHDD104に記憶し管理する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技機データ管理装置に関し、特に複数の遊技領域を備えたパチンコ遊技機のデータ管理装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のパチンコ遊技機は1面の遊技領域しか備えておらず、当然発射された玉が打ち込まれる遊技領域はひとつしかなかった。ところで先に、発明者は、前面ガラス扉に面し前後に遊技盤が積層状態に配置され複数の遊技領域が形成されるとともに、発射された玉がそれら遊技領域のいずれか一に打ち込まれるように構成されたパチンコ遊技機の提案をした(特願2004−279742、特願2004−279655、特願2004−282352)。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
このような遊技機は今現在存在していないので、遊技店に設置された場合に営業していく上で稼動に伴いどのようなデータが必要とされるかについて検討されたことはなかった。遊技店においては、このような遊技機の特性を把握し分析したいとの要望が発生することが想定される。
【0004】
本発明は上記した背景をもとになされたもので、複数の遊技領域を備えたパチンコ遊技機のデータを管理する装置において、各遊技領域別に稼動データを管理でき、遊技店管理者が遊技機の特性を容易に把握することが可能な遊技機データ管理装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
【0005】
上記課題を解決するために本発明遊技機データ管理装置は、複数の遊技領域を備えるとともに、それぞれの遊技領域に玉の流下方向を変更する障害物或いは玉を受入れる受入口が配置され、いずれの遊技領域にも玉が打ち込まれるように制御する複数のパチンコ遊技機側から出力される各種信号に基づいて、各パチンコ遊技機の稼働データを集計して管理する管理手段を備えた遊技機データ管理装置において、
管理手段は、パチンコ遊技機側から出力される各遊技領域からの玉の排出を示すアウト信号に基づいて、各遊技領域を通過し排出されたアウト玉数を該遊技領域別に集計し記憶手段に記憶することを特徴とする。
【0006】
上記本発明の遊技機データ管理装置は、パチンコ遊技機側から出力される各遊技領域の玉の排出を示すアウト信号に基づいて、各遊技領域を通過し排出されたアウト玉数を遊技領域別に集計し記憶手段に記憶する管理手段を備えている。これにより、各遊技領域を通過して排出された玉数がいくつであるかを記憶し管理することができる。また、例えば各遊技領域の間を移動できる移動口を設け、移動口を通過したことを示す移動玉信号に基づいて移動玉数を計数すれば、どの位遊技領域間を移動しているかを把握することができるとともに、さらにそれらアウト玉数と移動玉数とに基づいて、各遊技領域に打込まれた打込玉数がいくつであるかを演算で求めることが可能である。このようにしてパチンコ遊技機毎に玉の流れを把握し、その遊技機の傾向を容易に知ることができ、それに応じた機械調整(例えば釘調整など)を行うことができる。
【0007】
その際、パチンコ遊技機は、各遊技領域の間を移動できる一以上の移動口と、この移動口を通過したことを示す移動玉信号を出力する移動玉信号出力手段とを備えることができる。そして、管理手段は、移動玉信号に基づいて、移動口毎の、或いは各遊技領域間の移動玉数を計数する移動玉計数手段を含むようにできる。これにより、各遊技領域の間を玉が移動したのかどうか、またその玉数がいくつであるかを記憶し、管理することができる。
【0008】
また、管理手段は、記憶手段に記憶されたアウト玉数と移動玉計数手段によって計数された移動玉数とに基づいて、各遊技領域に打ち込まれた玉数を演算する打込玉数演算手段を含むようにできる。これにより、各遊技領域に打込まれた玉数がいくつであるかを記憶し、管理することができる。
【0009】
また、その際、管理手段は、打込玉数演算手段によって算出された打込玉数と移動玉計数手段によって計数された移動玉数とに基づいて、各遊技領域に打ち込まれた玉数と該遊技領域に打ち込まれた玉のうち移動口を通過して他の遊技領域に移動した玉数との比率を演算する移動率演算手段を含むようにできる。これにより、どの位の割合で遊技領域間を移動しているのか、移動率を把握することができる。
【0010】
さらに、パチンコ遊技機は、玉の払出に応じてセーフ信号を出力するセーフ信号出力手段と、パチンコ遊技機に設けられた始動口へ入賞、或いは当該パチンコ遊技機に設けられた図柄表示部における図柄の変動動作に応じて始動信号を出力する始動信号出力手段とを備えることができる。そして、遊技領域別に管理される稼働データは、打込まれた玉数を表す打込玉数と、排出された玉数を表すアウト玉数と、払出された玉数を表すセーフ玉数と、所定条件の成立に伴って発生する遊技者にとって有利な特別遊技状態でない通常状態での平均払出玉数を表すベースと、所定期間における始動口への入賞の平均値を表す平均始動入賞数と、所定期間の図柄変動回数の平均値を表す平均始動回数とのうちの少なくともいずれかを含むようにできる。これにより、これら稼動データを分析し、遊技機の特性を把握し、その結果に基づいて遊技機の機械調整を行って出玉率などの適切な維持が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(実施例)
以下、本発明の実施の形態につき、図面に示す実施例を参照して説明する。図1は、遊技機データ管理システム100の全体概略図である。遊技機データ管理システム100は、ホールコンピュータ110(遊技機データ管理装置)と、複数のパチンコ遊技機1(遊技機)と、それらを相互に接続する通信網120とを備えている。パチンコ遊技機1とホールコンピュータ110との通信経路上には、中継装置130が配置されている。遊技機データ管理システム100は、中継装置130を含む。中継装置130は、複数(本実施例では2台)のパチンコ遊技機1に対して1台だけ設け、各パチンコ遊技機1からのデータを一時的または継続的に蓄積するように構成されている。
【0012】
次に、図2に示すのは、図1の遊技機データ管理システム100のブロック図である。ホールコンピュータ110は、CPU101、ROM102、RAM103、入出力インターフェイス105(I/O)、HDD104(ハードディスクドライブ)を含み、これらはバスを介して相互通信を行う。入出力インターフェイス105を介してプリンタ106、モニタ107、マウス/キーボード108などが接続される。HDD104には、プログラム格納領域、遊技データ管理領域が割り振られている。遊技データ管理領域には、パチンコ遊技機1から送られてくる稼働データが集計されて、図15及び図16に示すような帳票を得るためのデータベースが作成される。帳票は、モニタ107及びプリンタ106に出力可能である。このように、ホールコンピュータ110のCPU101は、プリンタ106及びモニタ107とともに、パチンコ遊技機1の稼働データを出力する情報出力手段を構成するものである。
【0013】
中継装置130は、CPU131、ROM132、RAM133及び入出力インターフェイス134を含む制御部135を備えている。
【0014】
ホールコンピュータ110、中継装置130及びパチンコ遊技機1は、通信網120,121により相互通信可能に接続されている。また、パチンコ遊技機1に対応して設けられるカードユニット(玉貸機)140からの信号が通信網122を介して中継装置130に入力されるようになっている。パチンコ遊技機1で発生する稼働データは、中継装置130を介してホールコンピュータ110に送られる。ホールコンピュータ110は、遊技店内に設置されたすべての中継装置130から順番に、かつ所定の期間おきに稼動データを受け取る。そして、ホールコンピュータ110は、パチンコ遊技機1から出力される稼働データを、パチンコ遊技機1の1台1台について集計できる。
【0015】
図3は本発明のパチンコ遊技機1の正面模式図である。パチンコ遊技機1は、台枠に取付けられた透明ガラス扉2と、台枠の内側に配置されてガラス扉2によって覆われ、円状に前面遊技領域3aを形成する透明板状の前面遊技盤3と、この前面遊技盤3の後方に同じく円状に後面遊技領域53aを形成する後面遊技盤53とを有する。
【0016】
前面遊技盤3と後面遊技盤53とは積層状態をなし、前面遊技盤3が透明板で形成され、後面遊技領域53aは遊技者から透視可能となっている。これら遊技盤3,53の下方には、玉供給皿4が設けられている。玉供給皿4に準備された玉は、ハンドル5を含んで構成される玉発射機構によって遊技盤3,53のいずれか一に打ち込まれるように発射される。前面遊技盤3又は後面遊技盤53に達した玉は、その遊技盤3又は遊技盤53の面上(前面遊技領域3a又は後面遊技領域53a)を落下する。
【0017】
図5は前面遊技盤3及び後面遊技盤53の正面図、図6は前面遊技盤3及び後面遊技盤53の斜視図を示す。前面遊技盤3の面上には中央に前面始動入賞口7(始動入賞口1ともいう)が配置されている。後面遊技盤53の面上には、その中央付近に液晶表示部56が配設されている。液晶表示部56には、3つのキャラクタ(数字)で構成された図柄が変動表示される特別図柄表示部65が設けられている。液晶表示部56の下方には、左右に後面始動入賞口57,58(始動入賞口2,3ともいう)が配置されている。
【0018】
前面始動入賞口7、後面始動入賞口57,58への入賞に基づいて、大当たりの抽選が行われる。前面始動入賞口7の下方には、抽選結果が通常の大当たり図柄であったときに開放する前面大入賞口9(大入賞口1ともいう)と、玉を回収するための前面アウト口10とが設けられている。後面始動入賞口57,58の下方には、抽選結果が特定の大当たり図柄であったときに開放する後面大入賞口59(大入賞口2ともいう)と、玉を回収するための後面アウト口60とが設けられている。
【0019】
図3において、後面遊技盤53の面上に配置された後面始動入賞口57,58、後面大入賞口59及び前面移動口61,62,63などの玉の受入口や液晶表示部56などは破線で示している。また、前面遊技盤3及び後面遊技盤53のそれぞれ面上には玉の流下方向を変更する障害物として、障害釘19が複数設けられている。
【0020】
液晶表示部56において、特別図柄表示部65の上方には保留玉表示部66が設けられている。保留玉表示部66では、前面始動入賞口7及び後面始動入賞口57,58の入賞により得られる大当たり抽選結果を保留情報としてRAM24に記憶し、記憶された保留数を表示するものである。本実施例では特別図柄の保留数(保留玉)の上限は4個に設定されている。
【0021】
そして、前面遊技領域3aと後面遊技領域53aとの間を玉が移動する移動口が前面遊技盤3と後面遊技盤53とに複数設けられている。前面遊技盤3の面上には、上方左右に後面移動口11,12がそれぞれ設けられている。後面遊技盤53の面上には、液晶表示部56の下方中央に前面移動口61、液晶表示部56の左右に前面移動口62,63がそれぞれ設けられている。
【0022】
次に、図4に示すのは、パチンコ遊技機1の遊技制御装置20の構成を示すブロック図である。遊技制御装置20は、メイン基板21、このメイン基板21に搭載されたCPU22、遊技プログラムを格納したROM23、RAM24、入出力回路25、CPU22からの制御信号の出力が接続される表示制御基板26、音声制御基板27、ランプ制御基板28、払出制御基板29、発射制御基板30、及びこの遊技制御装置20に電源を供給する電源回路31を含み構成される。
【0023】
玉の通過を検知したとき検知信号を出力する検知スイッチとして、前面始動入賞検出器(始動入賞1検出器)32、後面始動入賞検出器(始動入賞2検出器, 始動入賞3検出器)33,34、前面大入賞口入賞検出器(大入賞1検出器)35、後面大入賞口入賞検出器(大入賞2検出器)36が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。前面大入賞口開放用ソレノイド(大入賞口1開放用ソレノイド)37、後面大入賞口開放用ソレノイド(大入賞口2開放用ソレノイド)38が入出力回路25を介してCPU22に接続されている。CPU22からの制御信号により前面大入賞口開放用ソレノイド37が駆動され、前面大入賞口9の開閉が制御されるとともに、CPU22からの制御信号により後面大入賞口開放用ソレノイド38が駆動され、後面大入賞口59の開閉が制御される。
【0024】
表示制御基板26にはCPU22からの制御信号が入力され、該制御信号に応じて液晶表示部56の特別図柄表示部65、保留玉表示部66の表示が制御される。また、音声制御基板27では音声信号を作成し、音声信号が増幅されスピーカ41から音声が出力される。ランプ制御基板28にはCPU22からの制御信号が入力され制御信号に応じてランプ類42が制御される。また、払出制御基板29では制御信号に応じて賞球や貸球の払出装置43を制御する。発射制御基板30では玉の発射装置44を制御する。発射制御基板30には遊技者が操作するハンドル5からの信号が入力される。発射装置44は玉の発射強さを調整する発射強さ調整部45を含んでおり、遊技者の操作によって玉の発射強さ(或いは発射速度)が調整可能となっている。発射強さ調整部45としては遊技者がハンドル5(操作手段)を操作することによって(ハンドル5を回す量(角度)を調整することによって)機械的に発射強さ(玉を打撃する強さ)が調整されるものなどが採用できる。
【0025】
パチンコ遊技機1の上部には種々色彩で表示可能なランプ18が設けられ、遊技の演出を色彩情報として遊技者に提供するようにしている。
【0026】
CPU22(抽選手段)は、前面始動入賞口7又は後面始動入賞口57,58の入賞に起因して大当たりか否かの抽選を行う機能を有する。特別図柄表示部65は、抽選結果に基づいて図柄を変動表示する機能を有している。
【0027】
パチンコ遊技機1に対応して設けられたカードユニット140より玉貸し要求信号が払出制御基板29に入力されると、払出装置43から所定個数の玉が貸し出される。この貸玉動作にともない、カードユニット140は、中継装置130に貸し出した玉数に応じた玉貸信号を出力する。なお、この玉貸信号がパチンコ遊技機1から出力される構成としてもよい。また、カードユニット140の代わりに、パチンコ遊技機1と通信しない独立した玉貸機を採用してもよい。
【0028】
次に、遊技者が玉の発射強さを調整することにより狙った遊技領域に入り易いように玉を導く玉誘導部材について説明する。遊技者が玉誘導部材を狙って玉を打ち込むことで、所望の遊技領域に玉を打ち込むことができるようにしている。図7は前面遊技盤3の上部における前面遊技領域3aと後面遊技領域53aとの境界部分を示す。前面遊技盤3には、発射装置44から発射された玉を誘導する1本のレール17を設けている。玉の発射強さが弱いときには、レール17の飛び出し口から玉は前面遊技領域3aに落下するようにしている。前面遊技盤3の上部には開口13が形成され、この開口13によって前面遊技領域3aと後面遊技領域53aとは連通している。
【0029】
レール17の飛び出し口から離間して前面遊技領域3aを横断した反対側部分にクッション材で形成された跳ね返し部材14を前面遊技盤3の内周縁部に設けている。跳ね返し部材14は、発射装置44の発射強さが強いときに発射された玉が衝突することにより玉の軌道を変更する玉誘導部材として機能し、後面遊技領域53aに玉が入り易いようにしている。すなわち跳ね返し部材14の跳ね返し面14aは、ガラス扉2側を前方側、台の裏側にあたる側を後方側としたとき、後方にいくほど下方に傾斜した形状としている。跳ね返し部材14は、開口13の下端と略同じ高さ位置に配置され、跳ね返し部材14に当たった玉を概ね後面遊技領域53aの方向に跳ね返し、前面遊技領域3aには玉が入り難いようにしている。すなわち跳ね返し部材14は、配置される位置と形状によって、玉の発射強さが弱いときに玉が入り易い前面遊技領域3aとは異なる後面遊技領域53aに玉を導く玉誘導部材として機能する。
【0030】
前面遊技盤3の上部には、玉が前面遊技領域3aに落下する位置において、前面遊技領域3aに張り出した玉受入部15を複数(本実施例では3個)設けている。玉受入部15は、前面壁及び両側壁と、これら前面壁及び両側壁で形成され後面遊技領域53aと連通する溝部15aとを有する。その前面壁は後方にいくほど下方に傾斜した形状としている。この玉受入部15に入った玉は後面遊技領域53aに導かれる(図5及び図6参照)。従って、レール17の飛び出し口から前面遊技領域3aに向けて打ち出された玉は、概ね前面遊技領域3aに向けて落下し、一部はこの玉受入部15に入って後面遊技領域53aに導かれる。玉受入部15の数量によって、前面遊技領域3aと後面遊技領域53aとへの玉の振分け量は調整される。玉受入部15は前面遊技領域3aに落下する玉を後面遊技領域53aへ誘導する玉誘導部材として機能するものである。なお、跳ね返し部材14と玉受入部15とは、双方設けてもよく、或いはいずれか一方のみでもよい。
【0031】
次に、図8及び図9は後面移動口及び前面移動口の構造を示す。後面移動口11,12は同じ構造をしており、後面移動口11を代表として説明する。後面移動口11は、上面に方形状の開口11aと、後面に玉が通過可能な円形状の開口11bとを有し、後面の開口11bは前面遊技盤3に設けられた挿通孔311と連通している。前面遊技領域3aに打ち込まれた玉が後面移動口11に入った場合、後面遊技領域53aに玉は排出される。これにより、後面遊技領域53aに玉が移動されることになる。
【0032】
前面移動口62,63は同じ構造をしており、前面移動口62を代表として説明する。前面移動口62は、上面に方形状の開口62aと、前面に玉が通過可能な円形状の開口62bとを有し、前面の開口62bは前面遊技盤3に設けられた挿通孔362と連通している。後面遊技領域53aに打ち込まれた玉が前面移動口62に入った場合、前面遊技領域3aに排出される。これにより、前面遊技領域3aに玉が移動されることになる。
【0033】
次に、前面移動口61について説明する。前面移動口61は、図6に示すように液晶表示部56を収容するハウジング91の下部ステージの後方に設けられた挿通孔92と連通している。ハウジング91の天部91aには玉が通過可能な複数(本実施例では2個)の挿通孔93が形成されている。後面遊技領域53aに打ち込まれた玉がこの挿通孔93を通過し、ハウジング91内に入り、下部の挿通孔92を通過して、前面移動口61から前面遊技領域3aに排出される。前面移動口61の前面開口61aは、前面始動入賞口7の真上に位置し、前面始動入賞口7に玉が入賞し易くしている。
【0034】
これら後面移動口11,12及び前面移動口61,62,63の近傍には、移動玉信号出力手段として玉の通過を検出する検出器がそれぞれ設けられている。すなわち後面移動口11,12に対応して移動口1検出器131(図8参照),移動口2検出器132が設けられるとともに、前面移動口61,62,63に対応して移動口3検出器133(図9参照), 移動口4検出器134, 移動口5検出器135が設けられている(図4参照)。そして、移動口毎に移動元遊技領域及び移動先遊技領域が特定されている。すなわちどの移動口を通過したかによって、前面から後面遊技領域への玉の移動、或いは後面から前面遊技領域への玉の移動があったかを認識されるようになっている。なお、後面移動口11,12の信号線は、ガラス扉2の内側面などを利用して取付けられ、台の裏側に延びてメイン基板21と接続されるようにできる。
【0035】
図10は後面始動入賞口の構造を示す。後面始動入賞口57,58は同じ構造をしており、後面入賞口57を代表として説明する。後面始動入賞口57は、上面に開口57aと、後面に円形状の開口57bとを有し、後面開口57bは後面遊技盤53に設けられた挿通孔357と連通している。後面入賞口57に入賞した玉はそのまま台の裏側に導かれる。後面始動入賞口57の近傍には始動入賞2検出器33が設けられている。
【0036】
そして、前面遊技盤3に設けられた前面始動入賞口7に入賞した玉は、後面遊技盤53を挿通する流通路7a通過して台の裏側に導かれる(図5及び図6参照)。この流通路7aの近傍には始動入賞1検出器32が設けられている。また、前面大入賞口9に入賞した玉は、流通路9aを通過して台の裏側に導かれる(図5及び図6参照)。この流通路9aの近傍には大入賞口1検出器35が設けられている。さらに、後面遊技盤53に設けられた後面大入賞口59に入賞した玉は、そのまま台の裏側に導かれる。後面大入賞口59の近傍には大入賞口2検出器36が設けられている。また、前面アウト口10は前面遊技盤3に、また後面アウト口60は後面遊技盤53に独立に設けられ、玉を別々に回収するようにしている。
【0037】
次に、アウト口部分の構造について詳しく説明する。図11はパチンコ遊技機1の背面を示す図である。各種基板などが収納される筐体70の下部に、前面アウト口10に連通する前面排出口71と後面アウト口60に連通する後面排出口72とが設けられている。そして、前面排出口71と後面排出口72に対向してその下方に、排出される玉を収集し計数するアウトボックス73が配置されている。なお、筐体70の下方には、発射装置や電源などが収納される機器ボックス74が配置されている。
【0038】
次に、アウトボックス73の構造について説明する。図12はアウトボックス73の斜視図、図13は平面図である。アウトボックス73は、前面排出口71の下方に位置し前面遊技領域3aの排出玉を収集する上面が開口した容器状の前面排出玉収容部75と、後面排出口72の下方に位置し後面遊技領域53aの排出玉を収集する上面が開口した容器状の後面排出玉収容部85とが連設され一体化されている。前面排出玉収容部75と後面排出玉収容部85とはほぼ同じ構造をしており、前面排出玉収容部75について主に説明する。
【0039】
前面排出玉収容部75には、排出玉を揃え整列させて計数するための傾斜した底面を有する樋状の玉計数部76が並設されている。玉計数部76は平面視において、玉1個が通過可能な幅寸法を有している。玉計数部76には樋状のその内側に軸O1を中心にして菱形の錘状の振り子部材77が揺動自在に取付けられている。前面排出玉収容部75と玉計数部76とは玉が通過可能な切欠き78を介して連通している。この切欠き78から玉計数部76に入った玉は、図14に示すように振り子部材77に当たって玉の自重で振り子部材77を押して揺動させながら1個ずつ間隔をおいて流下していく。玉計数部76は、整列された玉が通過する位置に、玉の通過を検知してアウト信号を出力するアウト信号出力手段として排出口1検出器80が設けられている。玉計数部76からの信号線81が中継装置130に接続されている。排出玉数が10玉に対して1パルスが出力されるようにして玉数がカウントされる。玉計数部76を通過した玉の出口79部分には玉の落下の際の衝撃を緩和するジャバラ(図示せず)が設けられ、このジャバラを経由して玉は遊技場のパチンコ島のアウト玉回収樋(図示せず)に導かれる。
【0040】
後面排出玉収容部85には同様に玉計数部86に、後面遊技領域の排出玉の通過を検出するアウト信号出力手段として排出口2検出器90が設けられている。
【0041】
次に、パチンコ遊技機1が備える外部出力端子55について説明する。外部出力端子55からは、下記に記す種類の信号が出力される。具体的には、以下のような意味を持つ信号出力が行なわれる。
・移動玉信号:移動口の通過に応じた出力
・セーフ信号:払出玉数に応じた出力
・スタート信号(始動信号):特別図柄表示部での図柄変動に応じた出力
このように、パチンコ遊技機1の稼働データは、アウトボックス73から出力されるアウト信号と、パチンコ遊技機1の外部出力端子55から出力される各信号によって表現される情報である。
【0042】
ホールコンピュータ110は、中継装置130を介してパチンコ遊技機1より上記した稼働データを取得することとなる。取得された稼働データは、パチンコ遊技機1の各々について、データの項目別に集計される。これにより、図15及び図16に示すような帳票を得るためのデータベースが、HDD104のデータ管理領域内に作成される。
【0043】
図15及び図16の帳票に示すように、ホールコンピュータ110がデータ管理を行う複数のパチンコ遊技機1のそれぞれには、台番号(台番)が付与されている。この台番号をキーとすることにより、台別に稼働データが集計されている。
【0044】
ホールコンピュータ110は稼動データを遊技領域別に対応付けて管理する管理手段の機能を有する。また、ホールコンピュータ110は、稼動データをHDD104の遊技データ管理領域に集計し記憶する機能を含んでいる。ホールコンピュータ110のCPU101は、各移動口に設けられた検出器が玉を検出したときに出力する信号(移動玉信号)に基づいて、移動元遊技領域及び移動先遊技領域が特定される移動口毎に移動玉数を計数する移動玉計数手段の機能を有する。また、CPU101は、各遊技領域から排出されたアウト玉数と移動玉計数手段によって計数された移動玉数とに基づいて、各遊技領域に打ち込まれた玉数を演算する打込玉数演算手段の機能を有している。CPU101は、各遊技領域に打ち込まれた打込玉数と移動玉計数手段によって計数された移動玉数とに基づいて、遊技領域に打ち込まれた玉数と該遊技領域に打ち込まれた玉のうち移動口を通過して他の遊技領域に移動した玉数との比率を演算する移動率演算手段の機能を有するものである。
【0045】
次に、図15は帳票の一例を示す。図15に示す帳票1において、各遊技機の台別(台番号別)に打込玉数(各遊技領域に打込まれた玉数)、アウト玉数(各遊技領域から排出された玉数)が前面及び後面遊技領域別に表される。また、前面から後面遊技領域、或いは後面から前面遊技領域へ移動した移動玉数が同様に台別に表される。さらに、打込玉数と移動玉数との比率(移動比率)が前面及び後面遊技領域別に表される。例えば台番1においては、前面遊技領域の打込玉数は「15320」、前面から後面遊技領域への移動数は「1560」、移動率は「10.2%」と表されている。
【0046】
なお、打込玉数、アウト玉数の前面及び後面遊技領域との比率も表される。例えば台番1においては、前面遊技領域の比率は「85.3%」、後面遊技領域の比率は「14.7%」と表されている。さらに、打込玉数、アウト玉数、移動玉数の平均がそれぞれ表されている。なお、図15及び図16において、「前」は前面遊技領域、「後」は後面遊技領域を意味する。
【0047】
また、打込玉数が検知できないときは、各遊技領域のアウト玉数と移動玉数とから打込玉数を演算で求めることができる。例えば、次の算出式から求めることができる。
打込玉数(前)=アウト玉数(前)+移動玉数(前→後)−移動玉数(後→前)
【0048】
次に、図16に示す帳票2において、各遊技機の台別に打込玉数、累計スタート(各遊技領域へ打込まれた玉数により図柄変動が実行された回数の累計値)、平均スタート(平均始動回数:各遊技領域へ打込まれた玉数1000玉に対する図柄変動回数の平均値)が前面及び後面遊技領域別に表される。例えば台番1においては、前面遊技領域の平均スタートは「55.2」、後面遊技領域の平均スタートは「62.4」と表されている。また、打込玉数、累計スタート、平均スタートの平均がそれぞれ表されている。これにより前面始動入賞口と後面始動入賞口とのうちどちらが入賞し易いかを知ることができる。
【0049】
なお、各遊技領域への打込時期が明らかに区別できる場合(例えば確変中や時短中は後面遊技領域に玉が打込まれることが決まっている場合など)、上記のように累計スタートと平均スタートとを定義付けられるが、いずれの遊技領域に打込まれた玉により図柄変動したのか明らかでない場合(遊技者の操作によって打込まれる遊技領域が変わる場合など)、次のように累計スタートと平均スタートとを定義付けてもよい。例えば
累計スタート:各遊技領域に備えられた始動入賞口への入賞により図柄変動が実行された回数の塁計値(有効始動回数)
平均スタート:各遊技領域へ打込まれた玉数1000玉に対する各遊技領域に備えられた始動入賞口への入賞による図柄変動回数の平均値
とすることができる。
【0050】
また、打込玉数、移動玉数などが明らかでない場合、アウト玉数が正確に把握できるのであれば、各遊技領域から排出されたアウト玉数1000玉に対する各遊技領域に備えられた始動入賞口への入賞による図柄変動回数の平均値を平均スタートとしてもよい。
【0051】
さらに、払出された玉数であるセーフ玉数(賞球数)や大当たり回数、ベース(所定条件の成立に伴って発生する遊技者にとって有利な特別遊技状態でない通常状態での平均払出玉数)などの項目も遊技領域別に管理することができる。
【0052】
このようにパチンコ遊技機1から出力される前面及び後面遊技領域3a,53aのそれぞれの玉の排出を示すアウト信号に基づいて、各遊技領域を通過し排出されたアウト玉数を遊技領域別にHDD104に記憶し管理することができる。また、後面移動口11,12及び前面移動口61,62,63などの各移動口を通過したことを示す移動玉信号に基づいて、ホールコンピュータ110は移動元遊技領域及び移動先遊技領域が特定される移動口毎に移動玉数を計数することができる。さらにそれらアウト玉数と移動玉数とに基づいて、各遊技領域に打込まれた打込玉数がいくつであるかを演算で求めることができる。このように、遊技者がハンドル5を操作し発射強さを調整することにより、玉の軌道を調整して、前面遊技領域3aと後面遊技領域53aとのうち、遊技者が狙った遊技領域に入り易く構成されたパチンコ遊技機1において、前面及び後面遊技領域3a,53aのうちいずれの遊技領域に玉が打ち込まれたのか、或いはどの位遊技領域間を移動しているか、或いはいずれの遊技領域を通過して排出されたのかを管理することができる。
【0053】
また、打込玉数と移動玉数とに基づいて、遊技領域に打ち込まれた玉数と該遊技領域に打ち込まれた玉のうち移動口を通過して他の遊技領域に移動した玉数との比率を演算することにより、どの位の割合で遊技領域間を移動しているのか、移動率を把握することができる。
【0054】
(変形例)
次に、図17はパチンコ遊技機の玉誘導部材の変形例を示す。この変形例では、発射された玉は、前面遊技領域3aと後面遊技領域53aとの境界上に打ち込まれるようにしている。図17において、前面遊技領域3aと後面遊技領域53aとの境界にまたがって(ガラス扉2側を前方側、台の裏側にあたる側を後方側としたとき、前後方向にまたがって)、発射装置44から発射された玉を誘導する1本のレール97を設けている。そのレール97の飛び出し口から離間して遊技領域を横断した反対側部分に跳ね返し部材94を前面遊技盤3及び後面遊技盤53の内周縁部にそれぞれ設けている。
【0055】
この跳ね返し部材94の跳ね返し面は前後方向にほぼ真っ直ぐに形成され、玉の入射方向に対し概ね前後方向の軌道変更なしに玉を跳ね返すものである。従って、この跳ね返し部材94に衝突した玉は、前面遊技領域3aと後面遊技領域53aとの境界上に概ね跳ね返される。
【0056】
そして、前面遊技盤3の上部には、レール97から離間し跳ね返し部材94に近い位置に後面遊技領域53aに張り出した第1玉受入部95を設けるとともに、この第1玉受入部95とレール97の飛び出し口との間に位置し前面遊技領域3aに張り出した第2玉受入部96を設けている。第1玉受入部95は、後面壁及び両側壁と、これら後面壁及び両側壁で形成され前面遊技領域3aと連通する溝部95aとを有する。その後面壁は前方にいくほど下方に傾斜した形状としている。一方第2玉受入部96は、前面壁及び両側壁と、これら前面壁及び両側壁で形成され後面遊技領域53aと連通する溝部96aとを有する。その前面壁は後方にいくほど下方に傾斜した形状としている。この第1玉受入部95に入った玉は前面遊技領域3aに導かれる一方、第2玉受入部96に入った玉は後面遊技領域53aに導かれる。なお、図17において図7と同一の機能を有する部分は同一符号を付して説明を省略する。
【0057】
このように遊技者がハンドル5の操作により、玉の発射強さを調整することにより、第1玉受入部95或いは第2玉受入部96を狙って打つことができる。例えば発射強さを弱めにすることにより、レール97の飛び出し口に近い第2玉受入部96を狙うことができるとともに、発射強さをやや強めにすることにより、飛び出し口から遠い第1玉受入部95を狙うことができる。また、発射強さを調整することにより、跳ね返し部材94を利用して、前面遊技領域3a又は後面遊技領域53aを狙うことも可能である。跳ね返し部材94に衝突する強さでもって、かつ跳ね返しが小さいように発射強さを調整することにより、跳ね返し部材94に近い第1玉受入部95に玉は入り易い。また、発射強さをそれよりやや強くすることにより、跳ね返しを大きくするようにすれば第2玉受入部96に玉は入り易い。
【0058】
上記のように構成されたパチンコ遊技機におけるように遊技者の操作によって打込まれる遊技領域が変わる場合において、パチンコ遊技機から出力される前面及び後面遊技領域3a,53aのそれぞれの玉の排出を示すアウト信号に基づいて、各遊技領域を通過し排出されたアウト玉数を遊技領域別にHDD104に記憶し管理することができる。また、アウト玉数と移動玉数とに基づいて、各遊技領域に打込まれた打込玉数がいくつであるかを演算で求めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0059】
【図1】本発明に係る遊技機データ管理システムの全体概略図。
【図2】遊技機データ管理システムの電気的構成を示すブロック図。
【図3】パチンコ遊技機の正面模式図。
【図4】パチンコ遊技機の電気的構成を示すブロック図。
【図5】前面遊技盤及び後面遊技盤の正面図。
【図6】前面遊技盤及び後面遊技盤の斜視図。
【図7】玉誘導部材の構成の一例を示す要部斜視図。
【図8】後面移動口の構造を示す図。
【図9】前面移動口の構造を示す図。
【図10】後面始動入賞口の構造を示す図。
【図11】パチンコ遊技機の背面図。
【図12】アウトボックスの斜視図。
【図13】アウトボックスの平面図。
【図14】排出玉を整列する状態を示す説明図。
【図15】ホールコンピュータが表示ないし印字する帳票の例。
【図16】打込玉数と累計スタートなどを示す帳票の例。
【図17】玉誘導部材の変形例を示す要部斜視図。
【符号の説明】
【0060】
1 パチンコ遊技機(遊技機)
3 前面遊技盤
3a 前面遊技領域
10 前面アウト口
11,12 後面移動口(移動口)
44 発射装置
53 後面遊技盤
53a 後面遊技領域
60 後面アウト口
61,62,63 前面移動口(移動口)
75 前面排出玉収容部
76 前面玉計数部
80 排出口1検出器
85 後面排出玉収容部
86 後面玉計数部
90 排出口2検出器
101 CPU(移動玉計数手段、移動率演算手段)
104 HDD(記憶手段)
110 ホールコンピュータ(遊技機データ管理装置;管理手段)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の遊技領域を備えるとともに、それぞれの遊技領域に玉の流下方向を変更する障害物或いは玉を受入れる受入口が配置され、いずれの遊技領域にも玉が打ち込まれるように制御する複数のパチンコ遊技機側から出力される各種信号に基づいて、各パチンコ遊技機の稼働データを集計して管理する管理手段を備えた遊技機データ管理装置において、
前記管理手段は、前記パチンコ遊技機側から出力される各遊技領域からの玉の排出を示すアウト信号に基づいて、各遊技領域を通過し排出されたアウト玉数を該遊技領域別に集計し記憶手段に記憶することを特徴とする遊技機データ管理装置。
【請求項2】
前記パチンコ遊技機は、各遊技領域の間を移動できる一以上の移動口と、この移動口を通過したことを示す移動玉信号を出力する移動玉信号出力手段とを備え、
前記管理手段は、前記移動玉信号に基づいて、前記移動口毎の、或いは各遊技領域間の移動玉数を計数する移動玉計数手段を含むことを特徴とする請求項1に記載の遊技機データ管理装置。
【請求項3】
前記管理手段は、前記記憶手段に記憶されたアウト玉数と前記移動玉計数手段によって計数された移動玉数とに基づいて、各遊技領域に打ち込まれた玉数を演算する打込玉数演算手段を含むことを特徴とする請求項2に記載の遊技機データ管理装置。
【請求項4】
前記管理手段は、前記打込玉数演算手段によって算出された打込玉数と前記移動玉計数手段によって計数された移動玉数とに基づいて、各遊技領域に打ち込まれた玉数と該遊技領域に打ち込まれた玉のうち前記移動口を通過して他の遊技領域に移動した玉数との比率を演算する移動率演算手段を含むことを特徴とする請求項3に記載の遊技機データ管理装置。
【請求項5】
前記パチンコ遊技機は、玉の払出に応じてセーフ信号を出力するセーフ信号出力手段と、当該パチンコ遊技機に設けられた始動口へ入賞、或いは当該パチンコ遊技機に設けられた図柄表示部における図柄の変動動作に応じて始動信号を出力する始動信号出力手段とを備え、
前記遊技領域別に管理される稼働データは、打込まれた玉数を表す打込玉数と、排出された玉数を表すアウト玉数と、払出された玉数を表すセーフ玉数と、所定条件の成立に伴って発生する遊技者にとって有利な特別遊技状態でない通常状態での平均払出玉数を表すベースと、所定期間における始動口への入賞の平均値を表す平均始動入賞数と、所定期間の図柄変動回数の平均値を表す平均始動回数とのうちの少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の遊技機データ管理装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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