説明

遊技機

【課題】遊技機自体の大きさの制限の下で容量の大きいスピーカ収容箱を形成することのできる遊技機を提供することを目的とする。
【解決手段】遊技店の島設備に取り付けられる外枠9に支持され、遊技の実行に必要な所定の機構が設けられるとともに、開口部210,220を有しスピーカを収容するスピーカ収容部310,320が一体に成形された本体10と、開口部210,220を覆う蓋部410,420と、を有し、蓋部410,420がスピーカ収容部310,320に嵌合されてスピーカ収容箱510,520が形成されている構成とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スピーカを備える遊技機に関し、特にスピーカの収容構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、遊技機には、前面ドアにスピーカを設けた遊技機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
この特許文献1に記載された遊技機では、透音孔形成部分が前方に形成されている放音部を有する内蔵スピーカを備え、この内蔵スピーカが、その放音部を前面に向けて前面ドアの上部に背後から取り付けられている。しかも、音質を向上させるために、エンクロージャが、内蔵スピーカーの放音部の後方を覆い、透音孔形成部分と1つの閉じた空間を形成している。すなわち、内蔵スピーカの放音部の後方はエンクロージャによって密閉されている。
【特許文献1】特開2003−180959号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述したように上記従来の遊技機では、内蔵スピーカの音を発する面つまり放音部の透音孔形成部分の背面をスピーカボックス(エンクロージャ)で覆わなければならない。
【0005】
そして、スピーカボックスの大きさに応じて音の特性も変化する。すなわち、スピーカボックスが大きい程、すなわちスピーカボックスの容量が大きい程、音の特性は向上する。
【0006】
そのため、従来より、音の特性(音質)の向上のために、可能な限り容量の大きいスピーカボックスを設けた遊技機が望まれていた。
【0007】
しかしながら、上記従来の遊技機においては、当該遊技機の本体には、演出画像の表示を制御する表示制御基板などの基板や球流路などの遊技部品を設けたり、ホール設備の制約等との関係から、その遊技機自体の大きさに制限があり、この限られた大きさの遊技機においてスピーカボックスを形成しなければならなかった。
【0008】
このようなことから、音の特性(音質)の向上のために、可能な限り容量の大きいスピーカボックスを設けた遊技機に関して、今現在、実現あるいは提案がされていないのが実情である。
【0009】
そこで、本発明は、遊技機自体の大きさの制限の下で容量の大きいスピーカ収容箱を形成することのできる遊技機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明の遊技機は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠に支持され、遊技の実行に必要な所定の機構が設けられるとともに、開口部を有しスピーカを収容するスピーカ収容部が一体に成形された本体と、前記開口部を覆う蓋部と、を有し、前記蓋部が前記スピーカ収容部に嵌合されてスピーカ収容箱が形成されていることを特徴とする。
【0011】
これにより、本体とスピーカ収容部とが一体に成形されているので、本体とは別途にスピーカ収容部を形成した場合における当該スピーカ収容部の部材分のスペース(当該スピーカ収容部の部材の厚さ分のスペース)を確保することができ、この確保された増加分のスペースに応じてスピーカ収容箱(スピーカボックス)を大きくすることができるので、遊技機自体の大きさの制限の下で容量の大きいスピーカ収容箱を形成することが可能になる。このようにスピーカ収容箱の容量を大きくすることができるので、音質の向上を図ることが可能になる。また、上述したように本体とスピーカ収容部とが一体に成形されているので、別途にスピーカ収容部を形成する必要がない分、部品点数を抑制することができ、これにより遊技機の組立作業の効率を向上させることができるとともに、コストダウンを図ることが可能になる。さらに、本体はスピーカ収容部が一体に形成されているので、このスピーカ収容部により本体の剛性を高めることが可能になる。
【0012】
請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載の発明の構成に加えて、遊技球が貯留される貯留タンクを更に備え、前記スピーカ収容部は、底部と上部と側部と後部とで前記スピーカを収容する箱が形成され、かつ前記スピーカが前記本体の表面側から前記箱に収容されるべく前記開口部が形成されており、前記貯留タンクは、前記後部に存在する部位の裏側に設けられていることを特徴とする。
【0013】
このように、貯留タンクを、後部に存在する部位の裏側に設けるようにしているので、貯留タンクは、スピーカ収容部の箱における側部および底部によって支持されることになり、これにより、貯留タンクを備えた本体であっても、当該本体の剛性を向上させることが可能になる。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば以下の効果を奏することができる。
【0015】
すなわち、本発明によれば、本体とスピーカ収容部とが一体に成形されているので、本体とは別途にスピーカ収容部を形成した場合における当該スピーカ収容部の部材分のスペース(当該スピーカ収容部の部材の厚さ分のスペース)を確保することができ、この確保された増加分のスペースに応じてスピーカ収容箱(スピーカボックス)を大きくすることができるので、遊技機自体の大きさの制限の下で容量の大きいスピーカ収容箱を形成することが可能になる。
【0016】
また、本発明によれば、スピーカ収容箱の容量を大きくすることができるので、音質の向上を図ることが可能になる。
【0017】
さらに、本発明によれば、本体とスピーカ収容部とが一体に成形されているので、別途にスピーカ収容部を形成する必要がない分、部品点数を抑制することができ、これにより遊技機の組立作業の効率を向上させることができるとともに、コストダウンを図ることが可能になる。
【0018】
さらに、本発明によれば、本体はスピーカ収容部が一体に形成されているので、このスピーカ収容部により本体の剛性を高めることが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照しつつさらに具体的に説明する。ここで、添付図面において同一の部材には同一の符号を付しており、また、重複した説明は省略されている。なお、ここでの説明は本発明が実施される最良の形態であることから、本発明は当該形態に限定されるものではない。
【0020】
図1は本発明の一実施の形態である遊技機を示す斜視図、図2は図1に示した遊技機の正面を示す正面図、図3は図2に示した遊技盤の正面を示す正面図、図4は図1に示した遊技機の要部を示す分解斜視図、図5は本実施の形態に係る本体の要部の正面を示す正面図、図6は本実施の形態に係る本体の裏面(背面)を示す斜視図、図7は本実施の形態に係る本体(取付部品を取り外した状態)の正面を示す斜視図、図8は図7に示した本体の裏面(背面)を示す斜視図、図9は本実施の形態に係るスピーカ収容部を示す斜視図、図10は図9のA方向から見たスピーカ収容部の断面を示す断面図、図11は本実施の形態に係る蓋部の背面を示す斜視図、図12は図11に示す蓋部にスピーカを載置した状態を示す斜視図、図13はスピーカが取り付けられたスピーカ収容部の正面を示す斜視図、図14は本実施の形態に係る蓋部の嵌合部分を説明する断面図、図15は本実施の形態に係るスピーカ収容部の嵌合部分を説明する斜視図、図16は図15のB方向から見たスピーカ収容部の断面を示す断面図、図17は本実施の形態に係るスピーカ収容箱を示す斜視図、図18は図17のC方向から見たスピーカ収容箱を示す断面図、図19はスピーカが取り付けられた蓋部がスピーカ収容部に嵌合された状態の本体を示す図、図20はスピーカ収容箱の他の例を示す断面図である。
【0021】
図1〜図4に示すように、パチンコ遊技機(遊技機)1は、遊技店の島設備に取り付けられる外枠9と、該外枠9に支持され、遊技の実行のときに必要な所定の機構が取り付けられる本体10と、遊技盤21(図2および図3参照)の背後に設けられ、本体10に対しこの本体10の表面側から取り付けられる表示装置としての液晶表示装置(図4参照)22と、この本体10に取り付けられるガラス扉3、上皿部4、下皿部5、カバー6およびハンドル7とを備えている。
【0022】
図1、図2および図4に示すように、ガラス扉3と上皿部4とは一体化されて形成されており、この一体化された開閉扉(開閉体)23は、その一端が本体10に回動可能に軸支され、他端が本体10に係合するようになっている。ガラス扉3は、遊技盤21を視認可能に覆うものである。
【0023】
上皿部4はガラス扉3の下側に位置し、払い出された遊技球および遊技領域に打ち込まれる遊技球が貯留される上皿4aを有している。上皿部4の所定の位置に、遊技終了時などにおいて上皿4aに貯留された遊技球を後述する下皿5aに移動させて取り出す場合に操作されるシャッタレバー8が設けられている。
【0024】
上皿部4の下側に位置する下皿部5は、本体10に固定されており、払い出しにより上皿4aからオーバーフローした遊技球が貯留される下皿5aを有している。
【0025】
下皿部5の右側に設けられたハンドル7は、外レール11aおよび内レール11b(図3参照)を介して遊技盤21の遊技領域21aへ遊技球を打ち込む際に回動操作されるものであり、遊技球の発射を停止させるストップボタン(図示せず)が設けられている。
【0026】
ガラス扉3の上側に位置するカバー6は本体10に固定されており、カバー6の左右の部位6a,6bは、本体10に設けられる左右のスピーカ110,120(図4および図5参照)にそれぞれ対応して、スピーカ110,120からの音声が聞こえるような構造になっている。
【0027】
液晶表示装置22は、演出画像(例えば、遊技状態に対応したアニメーションやその他の報知情報など)等を表示可能な表示領域を備えている。
【0028】
遊技盤21は、図3に示すように、外レール11aおよび内レール11bに包囲され、遊技球の流下が可能な遊技領域21aを有している。そして、その遊技領域21aには、多数の遊技くぎや風車などの障害物(図示せず)、一般入賞口12、通過ゲート13、可変入賞装置である大入賞口15、アウト口16、始動入賞口14,17を有する電動役物構成部材18からなる遊技部材が配置されている。
【0029】
この実施の形態では、遊技盤21は、透明部材(透光性部材)で形成されており、液晶表示装置(LCD)22を視認可能に本体10に対しこの本体10の表面側から取り付けられてる。また、液晶表示装置22に代替して、例えばプラズマディスプレイ等の表示手段を用いることもできる。
【0030】
図4は、図1に示した遊技機の要部を示す分解斜視図を示している。この図4において、図1に示した構成要素と同様の機能を果たす部分には同一の符号を付している。
【0031】
また、図5は、本体の要部の正面を示す正面図であり、図6は、本体の裏面(背面)を示す斜視図である。なお、図5に示す例は、図4に示した本体10の構成においてハンドル7を削除した構成になっている。
【0032】
次に、遊技機について、図4〜図6を参照して説明する。
【0033】
図4および図5に示すように、遊技店の島設備に取り付けられる外枠9にヒンジ9a,9bを介して回動可能に支持される本体10には、スピーカ110,120が取り付けられた蓋部410,420が取り付けられる(この詳細については後述する)。そして、図4および図6に示すように、例えばスピーカ120が取り付けられている本体10の部位に対向する当該本体10の裏面側には、遊技球が貯留される貯留タンク130が取り付けられている。
【0034】
本体10には、図4および図5に示すように、スピーカ110,120の下の所定の位置に、液晶表示装置22が取り付けられている。また、本体10には、図5に示すように遊技盤21のブラケット(取付係止部)101,102,103,104を係止する取付係止部141,142,143,144が取り付けられている。すなわち、この図5に示す状態(本体10に液晶表示装置22が取り付けられた状態)で、さらに上記取付係止部141〜144と遊技盤21のブラケット101〜104とが係合されることで、当該遊技盤21が本体10に固定されるようになっている。
【0035】
本体10は、スピーカ110,120の下の所定の位置において、開閉扉(ガラス扉3および上皿部4)23を、遊技盤21を視認可能に(つまり遊技盤21を通して液晶表示装置22を視認可能に)ヒンジを介して回動可能に支持するようになっている。
【0036】
本体10には、図4に示すように、スピーカ110,120を覆おうようにカバー6が固定されるとともに、開閉扉23の下の位置に、下皿部5が固定される。
【0037】
また、図6に示すように、本体10の裏面側には、液晶表示装置22の所定の画像の表示を制御する演出制御回路を構成する演出制御基板ユニット(図示せず)、この演出制御回路に対する制御指令や遊技全体の制御を司る主制御回路を構成する主制御基板ユニット(図示せず)、各電子部品が動作するために必要な電圧の電源(例えば24V、12V、5Vなど)を生成する電源ユニット(図示せず)などを有する制御系ケース150が取り付けられている。
【0038】
この実施の形態では、本体10に取り付けられる遊技の実行のときに必要な所定の機構とは、例えば、下皿部5、カバー6、ハンドル7、遊技盤21、液晶表示装置22、開閉扉23、スピーカ110,120、貯留タンク130、取付係止部141〜144、制御系ケース150などである。なお、これらの機構(部材)は、一例に過ぎず、これら以外にも各種の機構が取り付けられる。
【0039】
本発明に係る遊技機は、音に関する演出(音演出)を行うに際し、当該音演出時の音質を向上させるようにしたものである。
【0040】
次に、スピーカ収容箱(スピーカボックス)を構成するスピーカ収容部について、図7〜図10を参照して説明する。
【0041】
図7は本実施の形態に係る本体(取付部品を取り外した状態)の正面を示す斜視図であり、図8は図7に示した本体の裏面(背面)を示す斜視図である。
【0042】
本体10は、図7および図8に示すように、開口部210を有しスピーカ110を収容するスピーカ収容部310と、開口部220を有しスピーカ120を収容するスピーカ収容部320と、がそれぞれ一体に成形されている。
【0043】
スピーカ収容部310には、開口部210の近傍の部位に、後述する蓋部410が当該スピーカ収容部310に嵌合された後に、当該蓋部410を固定するためのボス(取付部)201a,201b,201c,201dが形成されている。
【0044】
同様に、スピーカ収容部320にも、開口部220の近傍の部位に、後述する蓋部420が当該スピーカ収容部320に嵌合された後に、当該蓋部420を固定するためのボス(取付部)202a,202b,202c,202dが形成されている。
【0045】
図8に示すように、スピーカ収容部310における開口部210と対向する位置の部位つまり本体10の裏面側に、貯留タンク130の長手方向の一方の側を固定するためのボス(取付部)203a,203bが形成されている。
【0046】
同様に、スピーカ収容部320における開口部220と対向する位置の側部つまり裏面側に、貯留タンク130の長手方向の他方の側を固定するためのボス(取付部)203c,203dが形成されている。
【0047】
次に、本体10のスピーカ収容部310に着目して、スピーカ収容部およびスピーカ収容箱について説明する。
【0048】
スピーカ収容部310は、図9に示すように、底部311と上部312と側部313,314と後部315とでスピーカ110を収容する箱が形成され、かつスピーカ110が本体10の表面側から前記箱に収容されるべく開口部210が形成されている。すなわち、スピーカ収容部310は、凹部(箱)を有し、この凹部(箱)にスピーカ110を収容するようになっている。
【0049】
このように凹部(箱)を有するスピーカ収容部が一体に形成されている本体10の構成によれば、次の(1)〜(3)の作用効果を期待することができる。
【0050】
(1)本体10とスピーカ収容部310とが一体に形成されているので、本体10とは別途にスピーカ収容部310を形成した場合における当該スピーカ収容部310の部材分のスペース(当該スピーカ収容部の部材の厚さ分のスペース)を確保することができる。そのため、この確保された増加分のスペースに応じてスピーカ収容箱(スピーカボックス)を大きくすることが可能となり、遊技機自体の大きさの制限の下で容量の大きいスピーカ収容箱を形成することが可能となる。
【0051】
(2)本体10は凹部(箱)を有する2つのスピーカ収容部310,320が一体に形成されているので、凹部(箱)状に形成された2つのスピーカ収容部310,320により本体10の剛性を高めることができる。
【0052】
(3)本体10と2つのスピーカ収容部310,320とが一体に成形されているので、別途にスピーカ収容部を形成する必要がない分、部品点数を抑制することができ、これによりパチンコ遊技機1の組立作業の効率を向上させることができるとともに、コストダウンを図ることができる。
【0053】
また、スピーカ収容部310においては、図9に示すように、底部311、上部312、側部313,314、および後部315のそれぞれの内側に、当該スピーカ収容部310の振動を規制する振動規制部(リブ)311a,312a,313a,314a,315aが形成されている(なお図9には振動規制部314aは図示されていない)。これら各振動規制部311a,312a,313a,314a,315aは、スピーカ収容部310から突出する凸部の形状を有している。
【0054】
なお、この実施の形態では、各振動規制部(リブ)311a,312a,313a,314a,315aは、スピーカ収容部310と一体に成形されている。
【0055】
すなわち、換言すれば、これら各振動規制部とスピーカ収容部310と本体10とは一体に形成されていると言える。
【0056】
図10は、図9のA方向から見たスピーカ収容部310の断面を示す断面図である。この図10において、太線で示される部分がスピーカ収容部310に相当する。
【0057】
なお、図10に示す例では、底部311、上部312、側部313、および後部315と、振動規制部311a,312a,313a,315aとが、別部材のように図示されているが、本実施の形態では、上述したように底部311、上部312、側部313、および後部315と、振動規制部311a,312a,313a,315aとは、一体に成形されている。
【0058】
スピーカ収容部320も、上述したスピーカ収容部310と同様の構成になっているので、ここではスピーカ収容部320の構成についての説明は省略する。
【0059】
以上説明したように振動規制部が一体に成形されたスピーカ収容部の構成によれば、次の(1)〜(4)の作用効果を期待することができる。
【0060】
(1)例えばスピーカ収容部310には、当該スピーカ収容部310の振動を規制する振動規制部311a,312a,313a,314a,315aが形成されているので、スピーカ110の音振動(残存した音振動)に起因するスピーカ収容部310の不要な振動を防止し、音質の向上を図ることができる。
【0061】
(2)例えばスピーカ収容部310の内側に上記各振動規制部が形成されているので、スピーカ収容部310内の空間を有効に利用して、スピーカ110の音振動(残存した音振動)に起因するスピーカ収容部310の不要な振動を防止し、音質の向上を図ることが可能になる。
【0062】
(3)例えばスピーカ収容部310には上記各振動規制部として凸部が突設されているので、これらの凸部によりスピーカ収容部310の剛性を高めることができる。
【0063】
(4)上記各振動規制部と例えばスピーカ収容部310とが一体に成形されているので、別途に上記各振動規制部を形成する必要がない分、部品点数を抑制することができ、これにより、遊技機の組立作業の効率を向上させることができるとともに、コストダウンを図ることができる。
【0064】
ところで、本実施の形態では、既に説明したように貯留タンク130は、スピーカ収容部310,320の箱における開口部210,220と対向する位置に存在する部位つまり後部の裏側に設けられるようになっている。
【0065】
例えば、スピーカ収容部310に関しては、後部315の裏面にボス203a,203bが形成されているので、貯留タンク130の長手方向の一方の側が、例えばビス等の取付部材によって固定される。この場合、スピーカ収容部310は、底部311と側部313,314とで貯留タンク130を支持することになる。
【0066】
スピーカ収容部320に関しても、スピーカ収容部310の場合と同様に、開口部220と対向する位置に存在する部位つまり後部にボス203c,203dが形成されているので、貯留タンク130の長手方向の他方の側が、例えばビス等の取付部材によって固定される。この場合、スピーカ収容部320は、底部(底部311に相当する底部)と側部(側部313,314に相当する側部)とで貯留タンク130を支持することになる。
【0067】
以上説明したように、貯留タンク130を、底部と上部と側部と後部とで形成された箱における開口部210,220と対向する位置に存在する部位つまり後部の裏側に設けるようにしているので、貯留タンク130は、スピーカ収容部の箱における側部および底部によって支持されることになり、これにより、貯留タンク130を備えた本体10であっても、当該本体10の剛性を向上させることができる。
【0068】
次に、スピーカ収容箱を構成する蓋部、つまり上述したスピーカ収容部に嵌合される蓋部について、図11〜図15を参照して説明する。
【0069】
図11は蓋部410の背面を示す斜視図であり、図12は図11に示す蓋部410にスピーカ110を載置した状態を示す斜視図である。
【0070】
蓋部410は、図11に示すように、底部411と上部412と側部413と側部414と前部415とで形成されている。前部415と対向する部位(背部)は開口(開口部)になっている。このような蓋部410は、前記開口部をスピーカ収容部310に向けて、スピーカ収容部310の開口部210を覆うものである。
【0071】
蓋部410の前部415には、スピーカ110から発せられる音を放音させる放音開口部416が形成されている。スピーカ110は、蓋部410の放音開口部416に取り付けられる。
【0072】
すなわち、放音開口部416の近傍の部位には、図12に示すスピーカ110の取付孔111a,111b,111c,111d(なお図12には取付孔111dは図示されていない)に対応して、当該スピーカ110を固定するためのボス417a、417b、417c、417dが形成されている。
【0073】
また、ボス417aおよびボス417dの近傍には、リブ418a,418bが設けられている。スピーカ110を放音開口部416に固定するために、当該スピーカ110が放音開口部416の所定の位置に載置された場合は、前記リブ418a,418bによってスピーカ110の動きが規制されるので、上記4つのボス417a〜417dとスピーカ110の4つの取付孔111a〜111dとが一致する。これにより、スピーカ110を放音開口部416に容易に固定することができる。
【0074】
そして、ネジなどの取付部材を、スピーカ110の4つの取付孔111a〜111dを介して上記4つのボス417a〜417dにネジ止めすることで、当該スピーカ110は蓋部410の放音開口部416に固定される。このようにしてスピーカ110が固定された蓋部410の正面を示す斜視図を、図13に示す。
【0075】
この実施の形態においては、放音開口部416の配置位置を、前部415におけるスピーカ110を取り付け可能な範囲内で変更(設計変更)することができる。つまり、ボス417a〜417d、およびリブ418a,418bを考慮して、前部415における所望の位置に放音開口部416すなわちスピーカ110を配置するように設計変更することができる。
【0076】
この場合、放音開口部416に関する配置位置の設計変更を行ったとしても、例えばスピーカ110が収容されるスピーカ収容部310や、蓋部410および蓋部420を覆うカバー6に関しては、何ら影響を与えるものではないので、設計者は、放音開口部416の設計変更つまり蓋部のみの設計変更に専念することができる。
【0077】
このように、例えばスピーカ110は蓋部410の放音開口部416に取り付けられるようになっているので、スピーカ収容部310に関しては設計変更することなく、蓋部410の放音開口部416のみに関する配置位置の設計変更(蓋部のみの設計変更)によって、スピーカ110の配置位置を容易に設計変更することができる。
【0078】
この実施の形態においては、図11に示すように、蓋部410の底部411、上部412、側部413,414、および前部415のそれぞれには、当該蓋部410の振動を規制する振動規制部(リブ)411a、412a,413a,414a,415aが形成されている(なお図11には振動規制部414aは図示されていない)。これら各振動規制部は蓋部410と一体に形成されて、しかも蓋部410から突出する凸部の形状を有している。
【0079】
このように蓋部410には各振動規制部(凸部)411a、412a,413a,414a,415aが形成されているので、スピーカ110の音振動(残存した音振動)に起因する蓋部410の不要な振動を防止し、音質の向上を図ることができる。
【0080】
ところで、側部413の外側には、図12に示すように、スピーカ収容部310のボス201a,201bに対応して取り付けられ、ネジなどの取付部材が挿通される取付部419a,419bが形成されている。同様に、側部414の外側には、スピーカ収容部310のボス201c,201dに対応して取り付けられる取付部419c,419dが形成されている。
【0081】
また、側部414には、図11および図12に示すように、スピーカ110からの配線(図示せず)を所定の制御基板(例えば音信号を生成する音声制御回路を有する制御基板)に接続するための、当該配線の引き出し用の切り欠き部401が形成されている。この切り欠き部401は、側部414の中央部に形成されているが、例えば、取付部419cと取付部419dとの間の任意の位置に形成するようにしても良い。
【0082】
この実施の形態では、図14に示すように、蓋部410におけるスピーカ収容部310との嵌合部分は、階段状に形成されている。具体的には、蓋部410の嵌合部分の先端部は段差になっており、当該低い段部が、スピーカ収容部310の嵌合部分の先端面と接するようになっている。ここでは、蓋部410の嵌合部分の段部の先端面と蓋部410の前部415との距離が短い段部を、低い段部とする。
【0083】
例えば、蓋部410の上部412におけるスピーカ収容部310との嵌合部分412bは、低い段部412cと高い段部412dとを有する階段状になっている。蓋部410の側部413,414におけるスピーカ収容部310との嵌合部分も、この図14には図示されていないが、嵌合部分412bの場合と同様に、低い段部と高い段部とを有する階段状になっている。
【0084】
蓋部410の底部411におけるスピーカ収容部310との嵌合部分411bも、図14に示すように、低い段部411cと、この段部411cよりも高い段部411dと、この段部411dよりも高い段部411eとを有する階段状になっている。この場合、段部411c、段部411dおよび段部411eで凹部が形成されていることになる。
【0085】
一方、スピーカ収容部310においては、図15に示すように、当該スピーカ収容部310の底部311、上部312、側部313,314における蓋部410との嵌合部分311b,312b,313b,314bは、凸部状に形成されている。この図15のB方向から見たスピーカ収容部310の要部断面図を、図16に示す。
【0086】
そして、上述した蓋部410を上述したスピーカ収容部310に嵌合させた場合は、例えば、図14に示す蓋部410の上部412における嵌合部分412bの段部412cが、図15および図16に示すスピーカ収容部310の上部312における嵌合部分312bの先端面312cと接する。また図14に示す蓋部410の底部411における嵌合部分411bの段部411cが、図15および図16に示すスピーカ収容部310の底部311における嵌合部分311bの先端面311cと接する。ちなみに、図16に示すスピーカ収容部310の側部313における嵌合部分313bの先端面313cは、蓋部410の側部413における嵌合部分413bの低い段部(図11に示す段部413c)と接することになる。
【0087】
次に、上述したスピーカ収容部と上述した蓋部とが嵌合されることで形成されるスピーカ収容箱について、図17および図18を参照して説明する。
【0088】
この実施の形態においては、図17に示すように、スピーカ110が取り付けられた蓋部410(図13参照)が、スピーカ収容部310(図9参照)に嵌合されてスピーカ収容箱510が形成されるようになっている。この場合、蓋部410の開口部が、スピーカ収容部310の開口部210と対向するように、蓋部410がスピーカ収容部310に嵌合されて、スピーカ収容箱510が形成される。
【0089】
そして、このようにして蓋部410がスピーカ収容部310に嵌合された場合は、図17に示すように、スピーカ収容部310の4つのボス201a,201b,201c,201dと、蓋部410の4つの取付部419a,419b,419c,419dとが一致するようになっているので、ネジなどの取付部材を、前記4つの取付孔を介して前記4つのボスにネジ止めすることで、蓋部410はスピーカ収容部310に固定される。
【0090】
しかも、蓋部410がスピーカ収容部310に嵌合された場合は、図18に示すように、例えばスピーカ収容部310の嵌合部分312bの先端部は、蓋部410の嵌合部分412bにおける段部412dと重なる。
【0091】
また、スピーカ収容部310の側部313,314の嵌合部分の先端部も、嵌合部分312bの場合と同様に、蓋部410の側部413,414の嵌合部分における高い段部(嵌合部分412bにおける段部412dに相当する段部)と重なる。
【0092】
さらに、スピーカ収容部310の底部311の嵌合部分311bの先端部は、蓋部410の底部411の凹部状の嵌合部分411bに嵌合された状態になるので、当然、嵌合部分411bと重なる。
【0093】
なお、図18は、図17のC方向から見たスピーカ収容箱510の断面を示す断面図である。
【0094】
このようにして、蓋部410の底部411、上部412、側部413,414のそれぞれの階段状に形成されている嵌合部分が、スピーカ収容部310の底部311、上部312、側部313,314のそれぞれの凸部状に形成された嵌合部分に嵌合されると、スピーカ収容箱510の内部は密閉された状態となる。
【0095】
勿論、スピーカ120が取り付けられた蓋部420(図5参照)がスピーカ収容部320(図7参照)に嵌合さると、スピーカ収容箱510の場合と同様に、密閉性の高いスピーカ収容箱520が形成される。
【0096】
ここで、図7に示す本体(取付部品が取り外された状態)10に、スピーカ110が取り付けられた蓋部410およびスピーカ120が取り付けられた蓋部420が嵌合された状態(スピーカ収容箱510,520が形成された状態)を、図19に示す。図19において、(a)は本体10の正面を示す正面図であり、(b)は本体10の側面を示す側面図である。
【0097】
以上説明したスピーカ収容箱の構成によれば、次の(1)〜(6)の作用効果を期待することができる。
【0098】
(1)本体10と2つのスピーカ収容部310,320とが一体に成形されているので、本体とは別途にスピーカ収容部310,320を形成した場合における当該スピーカ収容部の部材分のスペース(当該スピーカ収容部の部材の厚さ分のスペース)を確保することができ、この確保された増加分のスペースに応じてスピーカ収容箱(スピーカボックス)を大きくすることができる。これにより、遊技機自体の大きさの制限の下で容量の大きいスピーカ収容箱を形成することができる。
【0099】
(2)このようにスピーカ収容箱510,520の容量を大きくすることができるので、スピーカ110,120から発せられる音の音質の向上を図ることができる。
【0100】
(3)上述したように蓋部410とスピーカ収容部310との嵌合部分を階段状で形成しているので、スピーカ収容箱の内部の密閉性を高めることができ、しかも遊技機自体の大きさの制限の下で容量の大きいスピーカ収容箱510を形成することが可能になる。
【0101】
(4)蓋部410とスピーカ収容部310との嵌合部分は階段状に形成されているので、蓋部がスピーカ収容部に嵌合されたときのスピーカ収容箱の密閉性を高めることができ、より一層、音質の向上を図ることができる。
【0102】
(5)蓋部410とスピーカ収容部310とは凹部と凸部とで嵌合、すなわち、蓋部410の凹部状の嵌合部分と、スピーカ収容部310の凸部状の嵌合部分とで嵌合されるので、より一層、スピーカ収容箱内の機密性を高めることができる。
【0103】
(6)蓋部410をスピーカ収容部310に嵌合させたときは、凸部と凹部とが嵌合された状態になる。特に、蓋部410の凹部状の嵌合部分411bと、スピーカ収容部310の凸部状の嵌合部分311bとが嵌合されることで、蓋部410はスピーカ収容部310から前方向(手前)に倒れ難くなる(落下し難くなる)。このため、蓋部をスピーカ収容部に仮固定することができ、ネジ止めなどの組立作業(本固定)を容易に行うことができる。
【0104】
なお、上記実施の形態では、スピーカ収容部の内側に振動規制部を設けるとともに、蓋部の内側に振動規制部を設ける構成としたが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしても良い。
【0105】
すなわち、スピーカ収容部の外側に振動規制部を設けるとともに、蓋部の外側に振動規制部を設ける構成としても良い。
【0106】
これにより、スピーカの音振動に起因するスピーカ収容部および蓋部のそれぞれの不要な振動を規制することができるので、音質を向上させることができる。
【0107】
しかし、スピーカ収容部および蓋部のそれぞれの内側に振動規制部を設けるようにした場合は、スピーカ収容部および蓋部のそれぞれの外側に振動規制部を設けるようにした場合と比較して、スピーカ収容箱の外側に設けられる部材の邪魔になることはなく、しかもスピーカ収容箱内の空間を有効に利用することができる。そのため、スピーカ収容部および蓋部のそれぞれの内側に振動規制部を設けるようにした方が、好ましい。
【0108】
また、上記実施の形態では、スピーカ収容部および蓋部の両方に振動規制部を設ける構成としているが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしても良い。
【0109】
すなわち、例えば、スピーカ収容部または蓋部に振動規制部を設ける構成とする。この場合、スピーカ収容部に振動規制部が設けられた場合には当該スピーカ収容部の不要な振動が規制され、一方、蓋部に振動規制部が設けられた場合は当該蓋部の不要な振動が規制される。
【0110】
これにより、スピーカ収容部または蓋部に振動規制部を設けた場合は、スピーカ収容部および蓋部の何れにも振動規制部を設けない場合と比較して、音質の向上を図ることができる。しかし、スピーカ収容部または蓋部に振動規制部を設けた場合は、スピーカ収容部および蓋部の両方に振動規制部を設けた場合と比較して、音質が低下するこもあるので、スピーカ収容部および蓋部の両方に振動規制部を設ける方が、より好ましい。
【0111】
さらに、上記実施の形態では、スピーカ収容部とこれに設けられる振動規制部とを一体に成形するとともに、蓋部とこれに設けられる振動規制部とを一体に成形する構成としたが、本発明はこれに限定されることなく、スピーカ収容部と振動規制部とを別体に形成するとともに、蓋部と振動規制部とを別体に形成する構成としても良い。
【0112】
さらに、上記実施の形態では、蓋部の嵌合部分が階段状(低い段部および高い段部)で形成され、一方、スピーカ収容部の嵌合部分が凸部で形成される構成としているが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしても良い。
【0113】
すなわち、蓋部の嵌合部分が凸部で形成され、一方、スピーカ収容部の嵌合部分が階段状で形成される構成とする。
【0114】
これにより、蓋部の嵌合部分(凸部)とスピーカ収容部の嵌合部分(階段状)とを嵌合させたときは、スピーカ収容箱の内部は密閉されることとなり、より一層、音質の向上を図ることが可能になる。
【0115】
さらに、上記実施の形態では、蓋部410の嵌合部分411bを凹部で形成し、スピーカ収容部310の嵌合部分311bを凸部で形成する構成としているが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしても良い。
【0116】
すなわち、蓋部410の嵌合部分411bを凸部で形成し、スピーカ収容部310の嵌合部分311bを凹部で形成する構成とする。
【0117】
これにより、蓋部410の凸部状の嵌合部分411bと、スピーカ収容部310の凹部状の嵌合部分311bとが嵌合されることで、蓋部410はスピーカ収容部310から前方向(手前)に倒れ難くなる(落下し難くなる)。このため、蓋部410をスピーカ収容部310に仮固定することができ、ネジ止めなどの組立作業(本固定)を容易に行うことが可能になる。
【0118】
さらに、上記実施の形態では、蓋部をスピーカ収容部に対し本体の表面側から嵌合させる構成としたが、本発明はこれに限定されることなく、次のようにしても良い。
【0119】
すなわち、図20に示すように、蓋部610(図20中斜線で示す部分)をスピーカ収容部300に対し本体10の背面側から嵌合させる構成とする。
【0120】
図20において、スピーカ収容部300は、例えば、図14に示す蓋部410と図15に示すスピーカ収容部310とが一体に成形され、かつスピーカ収容部310の後部315が開口された形状を有している。また、蓋部410およびスピーカ収容部310に相当する部位には、振動を規制する凸部の振動規制部が形成されている。
【0121】
なお、符号301,302,303は、振動規制部311a,312a,313aに相当する振動規制部(凸部)である。
【0122】
一方、蓋部610においては、スピーカ収容部300との嵌合部分611,612は、階段状に形成されている。嵌合部分612は、特に凹部状に形成されている。また、蓋部610には、当該蓋部610の振動を規制する凸部状の振動規制部613,614が形成されている。ちなみに、振動規制部614は上下方向(嵌合部分611から嵌合部分612への方向)に形成された凸部であり、振動規制部613は左右方向に形成された凸部である。
【0123】
この場合も、蓋部610をスピーカ収容部300に嵌合させると、密閉性の高いスピーカ収容箱600が形成され、音質の向上を図ることができる。
【産業上の利用可能性】
【0124】
以上の説明においては、本発明をパチンコ遊技機本体が遊技台に取り付けられた遊技機に適用した場合が説明されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、パチスロ遊技機(スロットマシン)、雀球、スマートボールあるいはゲームセンターに設置された各種のゲーム機など、種々の遊技機に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0125】
【図1】本発明の一実施の形態である遊技機を示す斜視図である。
【図2】図1に示した遊技機の正面を示す正面図である。
【図3】図2に示した遊技盤の正面を示す正面図である。
【図4】図1に示した遊技機の要部を示す分解斜視図である。
【図5】本実施の形態に係る本体の要部の正面を示す正面図である。
【図6】本実施の形態に係る本体の裏面(背面)を示す斜視図である。
【図7】本実施の形態に係る本体(取付部品が取り外された状態)の正面を示す斜視図である。
【図8】図7に示した本体の裏面(背面)を示す斜視図である。
【図9】本実施の形態に係るスピーカ収容部を示す斜視図である。
【図10】図9のA方向から見たスピーカ収容部の断面を示す断面図である。
【図11】本実施の形態に係る蓋部の背面を示す斜視図である。
【図12】図11に示す蓋部にスピーカを載置した状態を示す斜視図である。
【図13】スピーカが取り付けられたスピーカ収容部の正面を示す斜視図である。
【図14】本実施の形態に係る蓋部の嵌合部分を説明する断面図である。
【図15】本実施の形態に係るスピーカ収容部の嵌合部分を説明する斜視図である。
【図16】図15のB方向から見たスピーカ収容部の断面を示す断面図である。
【図17】本実施の形態に係るスピーカ収容箱を示す斜視図である。
【図18】図17のC方向から見たスピーカ収容箱を示す断面図である。
【図19】スピーカが取り付けられた蓋部がスピーカ収容部に嵌合された状態の本体を示す図である。
【図20】スピーカ収容箱の他の例を示す断面図である。
【符号の説明】
【0126】
1 遊技機
3 ガラス扉
4 上皿部
5 下皿部
6 カバー
7 ハンドル
9 外枠
10 本体
21 遊技盤
22 液晶表示装置
23 開閉扉
110,120 スピーカ
111a,111b,111c,111d 取付孔
130 貯留タンク
150 制御系ケース
201a,201b,201c,201d ボス
210,220 開口部
300 スピーカ収容部
301,302,303 振動規制部
310,320 スピーカ収容部
311 底部
311a,312a,313a,314a 振動規制部
311b 嵌合部分
312 上部
312b 嵌合部分
312c 嵌合部分の先端面
313,314 側部
313b 嵌合部分
313c 嵌合部分の先端面
314b 嵌合部分
315 後部
401 切り欠き部
410,420,611 蓋部
411 底部
411b,412b 嵌合部分
411c,411d,411e 段部
411a,412a,413a,414a 振動規制部
412 上部
412b 嵌合部分
412c,412d 段部
413,414 側部
413c 段部の先端面
416 放音開口部
418a,418b リブ
419a,419b,419c,419d 取付部
510,520 スピーカ収容箱
600 スピーカ収容箱
611,612 嵌合部分
613,614 振動規制部



【特許請求の範囲】
【請求項1】
遊技店の島設備に取り付けられる外枠に支持され、遊技の実行に必要な所定の機構が設けられるとともに、開口部を有しスピーカを収容するスピーカ収容部が一体に成形された本体と、
前記開口部を覆う蓋部と、
を有し、
前記蓋部が前記スピーカ収容部に嵌合されてスピーカ収容箱が形成されている
ことを特徴とする遊技機。
【請求項2】
遊技球が貯留される貯留タンクを更に備え、
前記スピーカ収容部は、底部と上部と側部と後部とで前記スピーカを収容する箱が形成され、かつ前記スピーカが前記本体の表面側から前記箱に収容されるべく前記開口部が形成されており、
前記貯留タンクは、前記後部に存在する部位の裏側に設けられている
ことを特徴とする請求項1記載の遊技機。



【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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