説明

遊技機

【課題】 CR対応型遊技機の遊技操作性を向上させることができる回胴式遊技機を提供する。
【解決手段】 CRユニットに挿入されたプリペイドカードに有価価値が残っている状態で、貯留装置(RAM)に貯留されているコインの枚数(貯留枚数)が、1ゲームの遊技を行うために必要なコインの枚数(規定枚数)よりも少なくなったと判別されたとき、液晶表示装置5に、コインが無いのでコインの貸し出しを行うか、カードの返却を行うか選択するよう指示画面を表示し、遊技者にその旨を報知する。遊技者は操作スイッチ9a、9bを操作することにより、指示画面に従っていずれかを選択する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、遊技用記録媒体(プリペイドカード等)を使用したCR対応の回胴式遊技機等の遊技機における、遊技媒体の貸し出し処理、遊技用記録媒体の返却処理等に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、回胴式遊技機の一つであるパチスロ機で遊技を行う場合、現金サンドと呼ばれるコイン(メダルとも言われている)貸出機で現金をコインに替え、遊技者がパチスロ機のコイン投入口にコインを投入して、パチスロ遊技を行う現金対応型の遊技方法が一般的であった。しかし、今後、パチスロ遊技においてもパチンコ遊技における遊技媒体貸し出し方式と同様に、CR(Card Reader)ユニットを備えプリペイドカードを用いる貸し出し方式、あるいは、プリペイドカードに限らず、クレジットカードや銀行カード等の有価価値情報記録媒体を用いる方式や、電話、インターネット等により有価価値情報を送受して用いる方式が普及すると予想される。即ち、パチスロ機においても、いわゆる現金対応型のパチスロ機からいわゆるCR対応型、更には、有価価値情報対応型のパチスロ機に移行していくことが予想される。そして、CR対応型等のパチスロ機においては、プリペイドカード等を使用した一連の遊技の容易性、例えば、プリペイドカード等を介したコインの貸出操作、CRユニットに挿入したプリペイドカード等の返却操作の容易性が求められる。
【0003】
下記に示す特許文献1には、遊技者がハンドルを操作または把持していないときに遊技者不在信号を発生して効果音を発生させながらランプを点灯させ、有価カードを遊技機内に保持したまま遊技機を離れようとする遊技者にその旨を報知して、有価カードの取り忘れを防止するようにしたカード式遊技機が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2002−210076号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に開示されたカード式遊技機は、CRユニットに挿入した有価カードの取り忘れを防止するためのものであり、パチスロ機の一連の遊技の中で発生するコインの貸出操作、プリペイドカード等の返却操作の容易性に関するものではなかった。
【0006】
そこで、本願発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、一連の遊技の中で遊技媒体(例えば、コイン等)の貸し出し、あるいは遊技用の記録媒体(例えば、プリペイドカード等)の返却の操作が必要であることを報知して、CR対応型遊技機の遊技操作の容易性を向上させることができる回胴式遊技機等の遊技機の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するために、請求項1に係る遊技機の発明は、有価価値が記録された記録媒体を受け入れて、その受け入れた記録媒体に記録された前記有価価値の情報の読取り及び書換えを行なうCRユニットが設けられ、このCRユニットにより受け入れられた前記記録媒体に記録された有価価値の支払いの代償として遊技媒体の貸し出しが行われ、前記遊技媒体を一時的に貯留装置内に貯留しておき、該遊技媒体を投入して遊技を行う遊技機において、遊技の進行状況に応じて遊技演出用の画像が表示される表示装置と、前記CRユニットに受け入れられている記録媒体の残り有価価値を判別する判別手段とが設けられ、前記記録媒体の有価価値が残存していると判別された状態で、所定条件が満たされたとき、遊技媒体の貸し出しをするか前記記録媒体の返却をするかの選択を遊技者に促す指示を前記表示装置に表示する制御手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2に係る遊技機の発明は、請求項1に記載の発明において、前記所定条件は、前記貯留装置に貯留されている遊技媒体数が、一遊技を行うために必要とされる遊技媒体数に達していないとする条件であることを特徴とするものである。
【0009】
また、請求項3に係る遊技機の発明は、請求項1に記載の発明において、前記所定条件は、前回貸し出された遊技媒体数から遊技を行うために投入された遊技媒体数を減算した値が、一遊技を行うために必要とされる遊技媒体数に達していないとする条件であることを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項4に係る遊技機の発明は、請求項1に記載の発明において、前記所定条件は、前記貯留装置に貯留されている遊技媒体を排出させるための精算ボタンが操作されたとする条件であることを特徴とするものである。
【0011】
また、請求項5に係る遊技機の発明は、請求項1から4のいずれかに記載の発明において、前記CRユニットに受け入れられた記録媒体を返却させるための返却手段が設けられていることを特徴とするものである。
【0012】
ここで、CRユニットとは、遊技媒体であるコインや遊技球の貸出可能数や金額等の有価価値情報が記録された記録媒体(例えば、プリペイドカード)の有価価値情報の読み取り及び/又は書き込みを行なう機器(情報記録媒体読取装置)のことであり、回胴式遊技機等の遊技機の各台に取り付けられることによりCR対応型となっている。回胴式遊技機は、いわゆるパチスロ機が現在一般に普及しており、以下、CR対応型のパチスロ機のことを、単に、CRパチスロ機ともいう。また、遊技媒体を貯留しておくための貯留装置とは、回胴式遊技機の主制御基板に設けられている主基板CPU内臓のRAMエリアのことを指し、例えば、最大50枚まで遊技媒体を貯留することができる。各遊技(1回のリール回転遊技)を行うためには、遊技媒体を投入装置(これも主基板CPU内臓のRAMエリアのことを指す)に投入しなければならず、その遊技媒体は貯留装置に貯留されている遊技媒体から投入されるか若しくはコイン投入口から直接投入される。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る遊技機によれば、遊技媒体の貸し出しをするか、あるいは有価価値を記録した記録媒体の返却をするかの選択を遊技者に促す指示が表示装置に表示されるので、遊技者はその表示を見てスムーズにいずれかの操作処理を行うことができ、遊技の容易性を向上させることができる。また、選択を促す支持の表示される時期が、貯留装置の残り遊技媒体数が一遊技を行うために必要とされる遊技媒体数に達していないとき、前回貸し出された遊技媒体数が遊技を行うために投入された遊技媒体数と対比して一遊技を行うために必要とされる遊技媒体数未満となったとき、又は精算ボタンが操作されて貯留されていた遊技媒体が排出されたとき等であるため、遊技の途中で遊技媒体を切らすことなく遊技媒体の貸出操作を行うことができる他、遊技用の記録媒体の取り忘れを防止することができ、CR対応型遊技機の遊技の容易性を向上させることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明に係る遊技機について、回胴式遊技機(以下、パチスロ機という)の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、パチスロ機の一形態を示す正面図である。箱形に形成されたパチスロ機1の本体枠(図示は省略する)の前面開口部を覆うように前面扉2が設けられている。前面扉2は、本体枠に対して上下ヒンジ部により片開き可能に取り付けられた開閉扉である。また、パチスロ機1の左側には、遊技媒体(例えば、コイン又はメダル)の貸出し可能枚数等の有価価値情報が記録されている遊技用記録媒体(例えば、プリペイドカード)によって、コインの貸出しを可能とするためのCRユニット50が配置されている。
【0015】
前面扉2の上部には、LED表示灯による遊技の演出内容を表示するためのトップ表示器3が設けられている。トップ表示器3の下側中央部には、画像表示による遊技の演出内容を表示するための表示装置(例えば、液晶表示装置からなる)5が配設されている。液晶表示装置5の左右両側には、音の出力により遊技の内容を演出する一対のスピーカ6a、6bが設けられている。また、スピーカ6bの下側には、液晶表示装置5にメニュー画面を表示させると共に表示されたメニュー内容を選択するため、あるいは所定条件を満たしたときに液晶表示装置5に表示される選択指示画面の選択内容を選択するための選択スイッチ9aと、選択したメニュー内容、あるいは選択内容を確定するための確定スイッチ9bが設けられている。これらのスイッチ9a、9bは、合わせて表示装置5の操作スイッチ9ともいう(詳細は後述する)。さらに、スピーカ6a、6bの外側には、LED表示灯による遊技の演出内容を表示するためのサイド表示器7a、7bが設けられている。
【0016】
液晶表示装置5の下側には、窓部8が設けられ、窓部8には透明のガラス板が取り付けられている。この窓部8を介して、本体枠内に配設されているリールユニットの各リール(後述する)が視認可能となっている。窓部8の下側には、パチスロ機1の遊技媒体であるコインの払出し枚数を表示する払出枚数表示器10と、遊技者が貯留装置(図2において後述する)に貯留して保有しているコインの貯留枚数を表示する貯留枚数表示器11が設けられている。また、払出枚数表示器10の左側には、遊技者が1回のリール回転遊技において投入したコイン枚数(ベット枚数)を表示するコイン投入枚数表示器12が設けられている。詳しくは後述するが、コインを1枚投入する毎に表示器が一つずつ点灯し、1回の遊技で投入することができる最大枚数(MAXベット枚数)は3枚に設定されている。貯留枚数表示器11の右側には、遊技を開始させるスタートレバーの操作が可能/不可能状態にあることを表示するためのスタート表示器13が設けられている。スタート表示器13の下側には、パチスロ機にコインを投入することが可能であるか否かを表示するための投入可能表示器14が設けられている。さらに、投入可能表示器14の下側には、リール回転遊技の表示態様(小役)の一種である「リプレイ図柄」が揃って再遊技が開始されることを表示するリプレイ表示器15が設けられている。
【0017】
払出枚数表示器10及び貯留枚数表示器11の右下方には、遊技媒体であるコインを投入するためのコイン投入口16が設けられている。また、左下方には、1回のリール回転遊技においてパチスロ機1にMAXベットを投入するためのMAXベットボタン17が設けられている。遊技者はMAXベットボタン17を1回操作するだけで、1回の遊技でパチスロ機1に投入することができる最大枚数を投入した状態、つまりMAXベット状態にすることができる。MAXベットボタン17の左側には、1回のリール回転遊技においてパチスロ機1にコインを1枚ずつ投入するための1枚投入ボタン18が設けられている。MAXベットボタン17あるいは1枚投入ボタン18が押し操作されると、操作されるたびに貯留装置に貯留されているコインの貯留枚数、即ち、貯留枚数表示器11に表示されている貯留枚数が、投入された枚数分だけ減算されていく。1枚投入ボタン18の左側には、貯留装置に貯留されているコインを精算するため、即ち、コインを後述する受け皿に払出すための精算ボタン19が設けられている。
【0018】
また、これらの部材の下側左方には、リール(ドラムともいう)の回転を始動させるためのスタートレバー(始動用レバー)20が設けられ、下側中央部、即ち、スタートレバー20の右側には、後述する3個の回転リールに各対応するように3個の停止ボタン21a、21b、21cが設けられている。また、これら停止ボタンの右側には、コインセレクター内に詰まったコインを返却するためのコイン返却ボタン22が設けられている。コインセレクターはコイン投入口16に連結されており、コイン投入口16から投入されたコインを選別および検知する装置である。前面扉2の下部には、パチスロ機1内に設けられているコイン払出装置から払出されるコインおよび返却されるコインの出口としてのコイン払出し口23が設けられ、このコイン払出し口23の前面部には払出・返却されたコインを貯留しておくための受け皿24が設けられている。
【0019】
パチスロ機1の左側に配設されているCRユニット50には、プリペイドカード(有価価値情報が記録されている媒体)を差し込むため、あるいは差し込まれたプリペイドカードを取り出すためのカード挿入口(カード返却口)51と、CRユニット内にプリペイドカードが挿入されているか否かを報知するカード表示器52が設けられている。CRユニット50とパチスロ機1とは、電気的に接続されており、操作スイッチ9の操作に基づいてパチスロ機側に配置されているサブ制御基板に搭載されたCPU(制御手段)と主制御基板に搭載されたCPU(制御手段)とCRユニット50(CRユニットに搭載されたCPU(制御手段、判別手段))間で通信が行われ、挿入されたプリペイドカードを介したコインの貸し出し処理、プリペイドカードの返却処理等が行われている。サブ制御基板、主制御基板については後述する。
【0020】
図2は、前面扉2を開いたときのパチスロ機1の本体枠29内部を示す図である。上部にはパチスロ遊技の主な制御を行っている主制御基板30が配設されている。主制御基板30の下側には、リールユニット31が配設されている。リールユニット31は、回転動作を行う3個のリール32a、32b、32cと、リールを回転動作させるステッピングモータ33a、33b、33cと、各リールの図柄および回転速度を把握するためにリールの特定の位置を検知するためのリールセンサー34a、34b、34cから概略構成されている。各リールには複数種の図柄(例えば、7種類、21個の図柄)が設けられており、停止表示された各リールの図柄の組合せにより入賞か否かが決定する。リールユニット31の左側には、表示部あるいは音の制御、またCRユニット50、および主制御基板30とのバス通信等を行っているサブ制御基板37が配設されている。
【0021】
本体枠29の下部中央には、コインを貯蔵すると共に、主制御基板30からの命令信号に基づいてコインの払出しを行うコイン払出装置35が設けられている。この払出装置35から払出されたコインは払い出し口23から受け皿24へ放出される。また、コイン投入口16から投入されたコインは、貯留装置であるRAMエリアに記憶貯蔵されるが、コイン自体はこの払出装置35内に排出貯蔵されている。払出装置35の左側には、各部材に動作電圧を供給している電源ユニット36が配設されている。
【0022】
図3は、パチスロ機1の主制御基板30周辺の電気的な接続状態、パチスロ機1のサブ制御基板37周辺の電気的な接続状態、CRユニット50週辺の電気的な接続状態、及び、主制御基板30とサブ制御基板37とCRユニット50間の電気的な接続状態を示すブロック図である。主制御基板30には主なパチスロ遊技を司る主基板CPU(制御手段)60が設けられている。主基板CPU60には入出力ポート(図示省略)が設けられており、この入出力ポートを介して各種の入出力部が接続されている。具体的には、主基板CPU60の入力ポートには、例えば、MAXベットボタン17、1枚投入ボタン18、精算ボタン19、スタートレバー20、停止ボタン左21a、中21b、右21c等が接続されている。これら入力部が操作されると、その操作信号は入力ポートを介して主基板CPU60に入力される。
【0023】
遊技者によってMAXベットボタン17が操作されると、貯留枚数表示器11の枚数がMAXベット分(例えば、3枚)減算されると共に、コイン投入枚数表示器12が3個点灯してコインが3枚投入されたことを報知する。これにより当りを発生させるリール図柄の有効ラインは、上中下横ラインと対角線の合計5ラインに設定される。次に、スタートレバー20が操作されると、前回の遊技の開始から4.1秒以上経過するとリール32a、32b、32cが回転動作を開始すると共に、各リール32a、32b、32cの停止図柄を決定するために乱数の内部抽選が行われる。停止ボタン左21a、中21b、右21cの操作により、それぞれ対応しているリール32a、32b、32cの回転動作が停止する。
【0024】
このとき有効ライン上に予め定められている当り図柄の組み合わせが停止表示すると、その当り図柄に対応して定められている枚数のコインが払出装置35から払い出し口23に払出される。尚、パチスロ機内に貯留できる遊技者保有のコイン枚数、即ち、貯留枚数表示器11の最大表示枚数は、例えば50枚までと予め定められているため、当り図柄により遊技者に払出されるコインは、貯留枚数表示器11の表示が最大表示枚数になるまではそこに加算されて貯留され、最大表示枚数を超えた場合には、その超えた分を払い出し口23から払出し、受け皿24に貯留させてもよい。
【0025】
また、主基板CPU60の入力ポートには、例えば、パチスロ機1の遊技の設定値、即ち、ビックボーナス、レギュラーボーナス等の当選確率を複数(通常は6)段階の中から選択設定するための設定変更スイッチ40、その設定値の設定の変更、確認、および確定作業を行う際に操作される設定キースイッチ41が接続されており、設定変更スイッチ40によって設定されたパチスロ機の設定値は主基板CPU60に記憶されている。これらのスイッチ40、41は電源ユニット36に設けられている。
【0026】
払出装置(ホッパー)35に設けられている払出しセンサー62が入力ポートを介して、また、ホッパーモータ63が出力ポートを介してそれぞれ主基板CPU60に接続されている。各リールに当り図柄が停止表示されると、当り図柄に対応した枚数のコインを払い出す旨の払出命令信号が主制御CPU60から払出装置35に出力される。この払出命令信号により払出装置35のホッパーモータ63が駆動され、払出装置35からコインが払い出される。払い出されたコインの枚数は払出センサー62によって検知され、払出枚数を表わす情報信号が払出装置35から主制御CPU60に入力される。
【0027】
また、コインセレクター64に設けられている第1のコインセンサ65および第2のコインセンサ66が入力ポートを介して主基板CPU60に接続され、メダルブロッカー67が出力ポートを介して主基板CPU60に接続されている。コイン投入口16から投入されたコインはコインセレクタ64内を通り、第1のコインセンサ65および第2のコインセンサ66によって検出される。これらのセンサ65、66によって検出された検出信号は、主基板CPU60に入力され、パチスロ機に投入されたコインの投入枚数が認識される。コインセンサを2個配設することにより、コインの検出されるタイミングを測定し、予め設定されているコイン検出タイミングと照合して、不正行為が行われていないことを検出している。
【0028】
コインの最大貯留枚数、即ち、貯留枚数表示器11の最大表示枚数は予め定められており、貯留枚数がその枚数に達したと主基板CPU60によって検出されると、その旨を表わす信号が主基板CPU60からコインセレクタ64のメダルブロッカー67を動作させ、最大貯留枚数以上に投入されたコインの受付を排除すると共に、そのコインを払い出し口23から払出し処理する。また、メタルブロッカー67はリールの回転動作中、即ち、スタートレバー20の操作によるリールの回転動作開始時から停止ボタン21a、21b、21cの操作によるリールの回転動作停止時又は入賞による払出処理時までの間も動作し、その間のコインの投入は受け付けられない。
【0029】
また、主基板CPU60の出力ポートには、各表示部68が接続されている。具体的には、貯留枚数表示器11が接続されており、主基板CPU60から出力される貯留枚数情報信号によって貯留されている遊技者のコインの枚数が表示される。また、払出枚数表示器10が接続されており、当り図柄の組合せが各リール32a、32b、32cに停止表示されると、当り図柄に対して予め定められている払出枚数情報信号が主基板CPU60から出力され、その払出枚数が払出枚数表示器10に表示される。
【0030】
また、停止ボタン21a、21b、21cの操作の可否を表示する停止ボタン表示器69が接続されており、リールの回転動作が開始されてから所定の時間が経過すると、主基板CPU60から表示部68に停止ボタン操作可能信号が出力され、この信号を受けて停止ボタン表示器69が表示される。例えば、リールの回転動作開始時に赤く点灯されていた停止ボタン表示器69が、所定時間が経過後に緑色に点灯し、停止ボタン21a、21b、21cの操作が可能になったことを遊技者に報知する。図示は省略するが、主基板CPU60の出力ポートには、さらに、コイン投入枚数表示器12、スタート表示器13、投入可能表示器14、リプレイ表示器15等が接続されており、主基板CPU60から出力される各表示器制御信号に基づいて表示制御されている。
【0031】
また、主基板CPU60の出力ポートには、リールユニット31に設けられている右回胴モータ(ステッピングモータ)33a、中回胴モータ(ステッピングモータ)33b、左回胴モータ(ステッピングモータ)33cが接続され、主基板CPU60の入力ポートには、リールユニット31に設けられている右回胴インデックスセンサー(リールセンサー)34a、中回胴インデックスセンサー(リールセンサー)34b、左回胴インデックスセンサー(リールセンサー)34cが接続されている。スタートレバー20が操作されると、主基板CPU60から各リール32a、32b、32cの動作を制御する信号が出力され、この信号が各回胴モータ33a、33b、33cに入力されてリールの回転動作が行われる。リールの図柄およびリールの回転速度を把握するために、各回胴インデックスセンサー34a、34b、34cによって各リール32a、32b、32cの所定の位置が検知され、その検知情報が主基板CPU60に入力されている。主基板CPU60は、この検知情報に基づいてリールの図柄およびリールの回転速度を把握し各リール32a、32b、32cの回転動作を制御している。
【0032】
また、主基板CPU60の出力ポートには、ホールコンピュータとの通信用、即ち、主基板CPU60からホールコンピュータへの信号の出力用基板としての外部集中端子板61が接続されている。
【0033】
次に、サブ制御基板37には、サブ基板CPU(制御手段)70が設けられており、図示を省略する入出力ポートを介して、各種の入出力部がサブ基板CPU70に接続されている。サブ基板CPU70の入力ポートには、操作部71が接続されている。具体的には、サブ基板CPU70の入力ポートには、例えば、選択スイッチ9a、確定スイッチ9bが接続されている。上述したように、選択スイッチ9aは、液晶表示装置5にメニュー画面を表示させると共に表示されたメニュー内容を選択するため、あるいは所定条件(詳しくは後述する)を満たしたときに液晶表示装置5に表示される選択指示画面の選択内容を選択するための操作スイッチであり、確定スイッチ9bは、選択スイッチによって選択したメニュー内容、あるいは選択内容を確定するための操作スイッチである。これらのスイッチの操作により出力された操作信号がサブ基板CPU70に入力されると、入力された信号に基づきサブ基板CPU70によって液晶表示装置5が表示制御される。
【0034】
サブ基板CPU70の出力ポートには、表示部72が接続されている。具体的には、トップ表示器3、サイド表示器7a、7bが接続されており、サブ基板CPU70から出力される遊技演出信号によって点灯、点滅表示等の遊技の演出表示が行われている。また、操作部表示器73が接続されており、サブ基板CPU70から出力される操作状態報知信号によって各操作部の操作可否状態が表示制御されている。操作部表示器73としては、例えば、スタートレバーの操作可否を表示するスタート表示器13、パチスロ機へのコインの投入可否を表示する投入可能表示器14、再遊技が開始されることを表示するリプレイ表示器15等が含まれている。
【0035】
また、サブ基板CPU70の出力ポートには、サウンド部74が接続されている。具体的には、スピーカ6a、6bが接続されており、サブ基板CPU70から出力される演出サウンド信号によって制御され、遊技の演出が行われている。尚、サブ基板CPU70は、遊技の進行に応じて主基板CPU60からサブ基板CPU70に送信される制御信号に基づいて、各表示器あるいはスピーカの制御を行っている。
【0036】
次に、CRユニット50には、図示を省略するCR基板CPU(制御手段)が設けられており、CRユニット50に関する制御処理は、このCR基板CPUによって行われている。CRユニット50には、プリペイドカードの差し込み口、および取り出し口としてのカード挿入口(カード返却口)51と、プリペイドカードの存否を報知するカード表示器52が設けられている。CRユニット50に挿入されたプリペイドカードの認識、CRユニット50からのプリペイドカードの排出(返却)、カード表示器52の表示等の制御はCR基板CPUによって行われている。
【0037】
CRユニット50(CR基板CPU)は、CRユニット用の中継基盤(情報受取手段)80にバス接続されている。図3のブロック図ではCRユニット用の中継基盤80は、CRユニット50の周辺の部材として描かれているが、実際に配設される場所は、パチスロ機1の筐体内部である。CRユニット用の中継基盤80には、この他、主基板CPU60およびサブ基板CPU70もバス接続されている。CRユニット用の中継基盤80は、主基板CPU60とサブ基板CPU70とCR基板CPUとを中継する基盤であり、CRユニット用の中継基盤80を介して、CRユニット50と、主基板CPU60と、サブ基板CPU70間で情報の通信が行われている。
【0038】
以下に、中継基盤80を介した通信内容について説明する。CRユニット50と、主基板CPU60と、サブ基板CPU70間において、遊技媒体の貸し出し処理、遊技用記録媒体の返却処理に関する通信が行われている。サブ基板CPU70に接続されている選択スイッチ9aの操作により液晶表示装置5にメニュー画面が表示され、コインの貸出メニューが選択された後、確定スイッチ9bの操作により選択メニューが決定されると、サブ基板CPU70からCRユニット用の中継基盤80を介して主基板CPU60に貸出要求信号が送信される。この信号を受けた主基板CPU60は、CRユニット用の中継基盤80を介してCRユニット50に対し、プリペイドカードに記録されている有価価値の残度数から要求された貸出コイン枚数に対応する度数分だけ減算するように命令信号を送信する。命令信号を受けたCRユニット50は、対応する度数分の有価価値を減算すると共に、減算された後の残度数をプリペイドカードに記録し直す。また、主基板CPU60は、要求された枚数のコインを払い出す処理を行うと共に、貯留枚数表示器11の貯留枚数を表示を更新する。尚、プリペイドカードがCRユニット50に挿入されていない場合、プリペイドカードに記録されている有価価値の度数が要求されているコイン貸し出し枚数の度数に足りない場合には、操作スイッチ9(9a、9b)による貸し出し要求は受け付けられない。
【0039】
液晶表示装置5に表示されたメニュー画面で、選択スイッチ9aの操作によりカード返却メニューが選択され、確定スイッチ9bにより決定された場合には、サブ基板CPU70からCRユニット用の中継基盤80を介して主基板CPU60にカード返却要求信号が送信される。この信号を受けた主基板CPU60は、CRユニット用の中継基盤80を介してCRユニット50に対し、CRユニット50内に挿入されているプリペイドカードをカード返却口51から排出するように命令信号を送信する。命令信号を受けたCRユニット50は、プリペイドカードを返却すると共に、カード表示器52を消灯させてCRユニット50内にプリペイドカードが挿入されていないことを報知する。
【0040】
また、CRユニット50と、主基板CPU60と、サブ基板CPU70間において、所定条件に基づいた液晶表示装置5への選択指示画面の表示に関する通信が行われている。この通信の内容を図4に示すフローチャートに従って説明する。ステップ81においてCRユニット50内にプリペイドカードが挿入されているとCR基板CPUによって判別された場合には、ステップ82に進み、プリペイドカードに有価価値の残高(残度数)があるか否か、即ち、コインの貸出要求がされた場合に、その貸出要求に答えるだけの残度数が残っているか否かの判別がCR基板CPU(判別手段)によって行われる。ここで、貸出要求されるコインの枚数は、パチスロ機の仕様によって様々であるが、例えば、10枚、30枚、あるいは貯留装置の最大貯留枚数、さらには1ゲームの遊技を行うために必要な枚数等が挙げられる。
【0041】
ステップ82において、プリペイドカードの残高が無いと判別された場合には、ステップ88に進み、プリペイドカードの返却制御処理がCR基板CPUによって行われる。そしてこのとき、プリペイドカードに残高が無い旨の情報が、CRユニット用の中継基盤80を介して、CR基板CPUから主基板CPU60およびサブ基板CPU70に送信される。一方、ステップ82において、プリペイドカードの残高があると判別された場合には、CRユニット用の中継基盤80を介して、CR基板CPUから主基板CPU60およびサブ基板CPU70に、プリペイドカードに残高が無い旨の情報が送信されると共に、ステップ83に進み、貯留装置(RAM)に貯留されているコインの枚数(貯留枚数)が、1ゲームの遊技を行うために必要なコインの枚数(規定枚数)よりも少ないか否かの判別が主基板CPU60によって行われる。ここで、規定枚数は、1ゲームを行うために必要とされる投入枚数のことであり、パチスロ機の仕様によって異なるが、3枚賭け専用機であれば3枚、遊技者によって1BETから最大BETまで任意に選択できるパチスロ機であれば最小BETの1枚となる。
【0042】
ステップ83において、貯留枚数が規定枚数よりも多いと主基板CPU60によって判別された場合には、その旨の情報が、CRユニット用の中継基盤80を介して、主基板CPU60からサブ基板CPU70に送信されると共に、ステップ84において1ゲーム遊技が行われ、この処理は貯留枚数が規定枚数よりも少なくなるまで繰り返される。一方、ステップ83において貯留枚数が規定枚数よりも少ないと主基板CPU60によって判別された場合(所定条件が成立した場合)には、その旨の情報が、CRユニット用の中継基盤80を介して、主基板CPU60からサブ基板CPU70に送信されると共に、ステップ85において、液晶表示装置5にコイン貸出画面およびカード返却画面(選択指示画面)を表示する制御がサブ基板CPU70によって行われる。
【0043】
続いてステップ86において、コインの貸出に係るメニューが選択操作されたか否かの判別がサブ基板CPU70によって行われ、選択されたと判別された場合には、その旨の情報が、CRユニット用の中継基盤80を介して、サブ基板CPU70から主基板CPU70およびCR基板CPUに送信される。この情報を受けた主基板CPU60は、貸出要求されたコイン枚数を受け皿24に払い出し、また、CR基板CPUは、プリペイドカードの残度数から貸出要求されたコイン枚数に対応する有価価値の度数分を減算してコインの貸し出し処理を行う(ステップ89)。コインの貸出処理が終了するとステップ82に戻り、上記各ステップの処理を繰り返す。
【0044】
尚、この形態では、コインの貸出処理が行われる毎にプリペイドカードの残高を判別するようにしているが、例えば、コインの貸出処理が行われていない場合であっても、プリペイドカードが挿入されている間は、所定周期毎にプリペイドカードの有価価値残高を主基板CPU60によって検出し、そのプリペイドカードにおける前回の検出残高と比較確認するようにしてもよい。これにより挿入されているプリペイドカードの有価価値残高を認識し続けることができるとともに、残高の変化から不正行為を発見、防止することができる。
【0045】
一方、ステップ86において、コインの貸出に係るメニューが選択されていないと判別された場合には、ステップ87に進み、プリペイドカードの返却に係るメニューが選択操作されたか否かの判別がサブ基板CPU70によって行われる。ステップ87において選択されたと判別された場合には、その旨の情報が、CRユニット用の中継基盤80を介して、サブ基板CPU70から主基板CPU70およびCR基板CPUに送信され、この情報を受けたCR基板CPUは、ステップ88においてプリペイドカードの返却処理を行う。一方、ステップ87においてカードの返却メニューが選択されていないと判別された場合には、ステップ85に戻り、各ステップの処理を繰り返す。
【0046】
上述したフローチャートの処理内容は、CRユニット50内にプリペイドカードが挿入されていることを前提とするものである。従って、プリペイドカードが挿入されていない状態では、貯留枚数が規定枚数より少なくなったとしても液晶表示装置5には選択指示画面は表示されない。但し、このような形態に限定されるものではなく、遊技を円滑に進行させるためには、プリペイドカードがCRユニット50内に挿入されていない場合であっても、貯留装置(RAM)に貯留されているコインの貯留枚数が1ゲームを行うために必要な規定枚数以下であると主基板CPU60によって判別されたときは、液晶表示装置5に、「コインがありません。どうしますか?」と表示するような形態であってもよい。
【0047】
図3に示す形態での所定条件とは、遊技媒体の貯留枚数の残高、即ち、貯留枚数表示器11の表示枚数が1ゲームを行うために必要とされる投入枚数以下になったことであったが、所定条件とはこの形態に限定されるものではなく、例えば、前回払い出されたコインの貸出枚数に対して、遊技者が遊技を行うために投入したコインの枚数を比較し、貸出枚数から投入枚数を減算した値が規定枚数よりも少なくなったことを条件として、液晶表示装置5に選択指示画面を表示するようにしてもよい。即ち、図3に示すフローチャートにおいて、ステップ83に替えて、「貸出枚数から投入枚数を減算した値が規定枚数よりも少ないか否か」の判別を設けるようにしてもよい。
【0048】
さらに、例えば、遊技者によって精算ボタン19が押されたことを条件として、液晶表示装置5に選択指示画面を表示するようにしてもよい。即ち、図3に示すフローチャートにおいて、ステップ83に替えて、「精算ボタンが操作されたか否か」の判別を設けるようにしてもよい。
【0049】
次に、液晶表示装置5に表示される選択指示画面について説明する。図5は、選択指示画面の一形態を示す。例えば、貯留枚数が規定枚数よりも少なくなったという所定条件が成立すると、液晶表示装置5には図5(a)に示す、コインの貸出を行うか、あるいはプリペイドカードの返却を行うかの選択を指示する画面が表示される。これに対して、遊技者は、操作スイッチ9(9a、9b)を操作し指示に従っていずれかを選択する。選択スイッチ9aは、液晶表示装置5に表示される選択指示画面の選択内容を選択するためのスイッチであり、確定スイッチ9bは、選択内容を確定するためのスイッチである。尚、貸出枚数から投入枚数を減算した値が規定枚数よりも少なくなったという所定条件が成立した場合でも、また、精算ボタンが操作されたという所定条件が成立した場合でも、図5(a)に示す画面と同様の画面が表示される。
【0050】
選択スイッチ9aを押下する度に選択する項目の位置が一つずつ移動し、サイクリックに変化する。選択されている位置の表示は、例えば、反転表示、縁取り表示等によって表示される。図5(a)はコイン貸出が選択されている状態を示している。図5(a)において確定スイッチ9bが押下されると、コインの貸出が決定され、液晶表示画面5にメダルの貸出中であることを報知する演出画像(図5(b))が表示される。液晶表示装置5とその操作スイッチ9(9a、9b)を、パチスロ機1の遊技情報表示手段としてだけでなく、遊技媒体貸出手段、および遊技用記録媒体返却手段として兼用することにより、従来のパチスロ機の構造に大幅な改造を加えることなくCR対応型のパチスロ機に変更することができる。
【0051】
このとき、確定スイッチ9bの押下に基づいて、サブ基板CPU70からCRユニット用の中継基盤80を介してCRユニット50に貸出要求信号が送信される。この信号に基づいてCRユニット50は、プリペイドカードに記録されている有価価値の残度数を要求された貸出コイン枚数に対応する分だけ減算すると共に、減算された後の残度数をプリペイドカードに記録し直す。また、CRユニット50は、貸出要求に関する情報をCRユニット用の中継基盤80を介して主基板CPU60に送信する。主基板CPU60は、この送信された情報に基づいて貸し出された枚数のコインを貯留装置(貯留枚数表示器11)に加算、あるいは貸し出されたコインを受け皿24に払い出す。さらに、CRユニット50は、貸出要求に関する情報をCRユニット用の中継基盤80を介してサブ基板CPU70に送信する。サブ基板CPU70は、この送信された情報に基づいて減算された後のプリペイドカードの残度数を液晶表示装置5に表示する。
【図面の簡単な説明】
【0052】
【図1】本発明に係る回胴式遊技機の、全体正面図の一形態を示す図である。
【図2】回胴式遊技機の前面扉を開いたときの本体枠内部を示す図である。
【図3】主基板CPU、サブ基板CPU、およびCRユニットの電気的接続状態を示す図である。
【図4】本発明に係る回胴式遊技機の制御内容を示すフローチャートである。
【図5】(a)は、本発明に係る回胴式遊技機の液晶表示装置に表示される選択指示内容、(b)は、演出画像の一形態を示す図である。
【符号の説明】
【0053】
1 パチスロ機(回胴式遊技機)
2 前面扉
5 液晶表示装置
9a 選択スイッチ
9b 確定スイッチ
16 コイン投入口
17 MAXベットボタン
20 スタートレバー
21a、21b、21c 停止ボタン
50 CRユニット(情報記録媒体読取装置)
51 カード挿入口(カード返却口)
60 主基板CPU(制御手段)
70 サブ基板CPU
80 CRユニット用中継基盤(情報受取手段)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
有価価値が記録された記録媒体を受け入れて、その受け入れた記録媒体に記録された前記有価価値の情報の読取り及び書換えを行なうCRユニットが設けられ、このCRユニットにより受け入れられた前記記録媒体に記録された有価価値の支払いの代償として遊技媒体の貸し出しが行われ、前記遊技媒体を一時的に貯留装置内に貯留しておき、該遊技媒体を投入して遊技を行う遊技機において、
遊技の進行状況に応じて遊技演出用の画像が表示される表示装置と、
前記CRユニットに受け入れられている記録媒体の残り有価価値を判別する判別手段とが設けられ、
前記記録媒体の有価価値が残存していると判別された状態で、所定条件が満たされたとき、遊技媒体の貸し出しをするか前記記録媒体の返却をするかの選択を遊技者に促す指示を前記表示装置に表示する制御手段が設けられていることを特徴とする遊技機。
【請求項2】
前記所定条件は、前記貯留装置に貯留されている遊技媒体数が、一遊技を行うために必要とされる遊技媒体数に達していないとする条件であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項3】
前記所定条件は、前回貸し出された遊技媒体数から遊技を行うために投入された遊技媒体数を減算した値が、一遊技を行うために必要とされる遊技媒体数に達していないとする条件であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項4】
前記所定条件は、前記貯留装置に貯留されている遊技媒体を排出させるための精算ボタンが操作されたとする条件であることを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
【請求項5】
前記CRユニットに受け入れられた記録媒体を返却させるための返却手段が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の遊技機。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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