遊技機

【課題】表示装置に係る電力消費を抑えつつ、遊技者に不自然さを感じさせ難い客待ち動作を行う。
【解決手段】表示装置４１の表示領域Ｒを遮蔽する隠蔽状態と当該遮蔽を解除する解除状態とに変換することが可能なシャッターユニット１５００を有する演出機構ユニット１０００と、遊技が進行していない客待ち状態であるか否かを判定する遊技制御装置１００と、遊技制御装置１００が客待ち状態であると判定したことに基づき、所定の客待ち動作を実行する演出制御装置３００と、を備え、演出制御装置３００は、演出機構ユニット１０００を作動させてシャッターユニット１５００を遮蔽状態に変換するとともに、表示装置４１を通常状態よりも電力消費を抑えた省電力状態に変換するよう構成されている。

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【特許請求の範囲】
【請求項１】
始動条件の成立に基づき表示装置で複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを実行し、当該変動表示ゲームが予め定めた特別結果となったことに基づいて遊技者に有利な特別遊技状態を発生させることが可能な遊技機において、
前記表示装置の表示領域を遮蔽する隠蔽状態と当該遮蔽を解除する解除状態とに変換することが可能な遮蔽部材を有する可動演出装置と、
遊技が進行していない客待ち状態であるか否かを判定する客待ち状態判定手段と、
前記客待ち状態判定手段が客待ち状態であると判定したことに基づき、所定の客待ち動作を実行する客待ち動作手段と、を備え、
前記客待ち動作手段は、前記可動演出装置を作動させて前記遮蔽部材を前記遮蔽状態に変換するとともに、前記表示装置を通常状態よりも電力消費を抑えた省電力状態に変換することを特徴とする遊技機。
【請求項２】
前記客待ち動作手段は、前記遮蔽部材の前記遮蔽状態への変換完了後に、前記表示装置を前記省電力状態に変換することを特徴とする請求項１に記載の遊技機。
【請求項３】
所定の発光態様で発光することにより装飾動作を行うことが可能な装飾発光部を備え、
前記客待ち動作手段は、前記装飾発光部を所定の客待ち態様で発光させることを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の遊技機。
【請求項４】
前記可動演出装置は、前記遮蔽部材を所定の発光態様で発光させることが可能な演出発光部を備え、
前記客待ち動作手段は、前記演出発光部を所定の客待ち態様で発光させることを特徴とする請求項１から請求項３の何れか一項に記載の遊技機。
【請求項５】
前記解除状態の前記遮蔽部材の前面を覆うように当該遮蔽部材を収納する収納部を備え、
前記収納部は、その前面側に装飾部が設けられるとともに後方から照射された光を当該装飾部に向けて透過可能に構成され、
前記装飾部は、前記遮蔽部材が前記解除状態にある場合に前記収納部を透過した前記演出発光部の光によりライティングされることを特徴とする請求項４に記載の遊技機。
【請求項６】
前記客待ち状態判定手段が客待ち状態から復帰したと判定したことに基づき、前記客待ち動作を解除する客待ち解除手段を備え、
前記客待ち解除手段は、前記可動演出装置を作動させて前記遮蔽部材を前記解除状態に変換するとともに、当該解除状態への変換完了前に前記表示装置を前記省電力状態から前記通常状態に復帰させることを特徴とする請求項２から請求項５の何れか一項に記載の遊技機。
【請求項７】
前記可動演出装置の動作制御を行うことが可能な動作制御手段と、
前記変動表示ゲームの表示制御を行うことが可能な変動表示手段と、を備え、
前記遮蔽部材には、前記遮蔽状態において前記表示領域の特定部位を視認可能に露出させる視認窓部が設けられ、
前記変動表示手段は、前記変動表示ゲームの実行中に前記可動演出装置の動作に基づき前記遮蔽部材が前記遮蔽状態となる場合には、前記表示領域に表示していた複数の識別情報を前記特定部位に縮小表示させることを特徴とする請求項１から請求項６の何れか一項に記載の遊技機。
【請求項８】
前記始動条件の成立に基づき前記変動表示ゲームを実行するための始動記憶を記憶することが可能な始動記憶手段と、
前記始動記憶に基づく前記変動表示ゲームの結果を当該変動表示ゲームの実行以前に判定することが可能な事前判定手段と、
前記始動記憶手段に記憶された始動記憶に対応する数の記憶表示を前記表示領域に設定された記憶表示領域に表示することが可能な記憶表示手段と、を備え、
前記記憶表示領域は、前記可動演出装置の動作時において前記遮蔽部材により遮蔽される位置に設定されてなり、
前記記憶表示手段は、
前記可動演出装置の非動作時においては前記記憶表示領域に前記事前判定手段の判定結果に対応付けられた表示態様で前記記憶表示を表示させる一方、
前記可動演出装置の動作時においては前記特定部位に始動記憶数だけが把握可能な省略態様に切り替えて前記記憶表示を表示させることを特徴とする請求項７に記載の遊技機。

【図１】