説明

遠隔で旋回可能で選択的にロック可能なノズル付き噴霧器

【課題】
遠隔回転噴霧ノズルを有する噴霧器に関連して、噴霧ノズルの方向の望ましくない変化に対応し、ユーザがさらに所定の複数の角度位置の各々にノズルを選択的に設定しうる機器の必要性が存在する
【解決手段】
流体噴霧器は、第1および第2のコンジット開放端の間にコンジット軸に沿って延びるコンジット側壁を備える剛性流体コンジットを含む。コンジット側壁は、第1および第2の開放端の間で延びる流体通路を形成する。流体排出孔を備える噴霧ノズルは、このノズルがコンジット軸に直角に延びるノズル旋回軸を中心として旋回するとともに、第1のコンジット端に導入される流体が流体排出孔から排出されるように、第2のコンジット端に接続される。ノズルアクチュエータがコンジット軸に垂直な空間的広がりの構成要素を有するアクチュエータ回転軸を中心として双方向に回転するコンジットに取り付けられる。ノズルアクチュエータおよびノズルは、アクチュエータの回転によってノズルがコンジット軸に対して旋回するように機械的に連結される。噴霧角度セレクタが、ノズルアクチュエータと連動して回転し角度選択面を含む。流体コンジットに対して固定された基部を備えるセレクタストップが、角度選択面に協調的に係合して複数のノズル角度位置を規定し、各ノズル角度位置から旋回運動に対抗する抵抗を発生する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、その実用性や範囲にそれほど制限はないが、圧力洗浄機および塗料噴霧器のスプレーガン部分の実施に特によく適している。噴霧器および関連ノズルは、「霧化」塗料の塗布および高速で放出される水による物体の洗浄を含む様々な目的で構成される。後者のタイプの機器は、一般に、「圧力洗浄機」と称される。圧力洗浄機は、乗用車、住居、およびその他の物体や構造物の洗浄に使用されてもよい。典型的な圧力洗浄機のユーザは、所望の対象に噴霧するのに適した角度にノズルを設定することができない場合がある。たとえば、ユーザは、腐食を防止するために乗用車のホイールウェルの下から塩および砂を噴霧によって排除したい場合がある。しかしながら、典型的な圧力洗浄機のハンドルや「柄」部は、ユーザが乗用車のタイヤの真上の場所のホイールウェルの下および外側を噴霧するには大きすぎる。所望の噴霧角度を実現することが可能な他の状況では、そうすることが危険であるかもしれない。たとえば、家を水圧で洗浄するとき、ユーザは2階の窓の周りや上方および軒下を噴霧するために梯子を昇る場合がある。このような場所に噴霧するとき、ユーザはハンドルおよびノズルを自分の頭上で保持する必要があるかもしれない。さらに、加圧下で噴霧される水が構造物の目標場所に直角に当たる好都合な噴霧角度を実現するために、ユーザは、梯子に昇っている間に構造物から身を伸ばしてそらす必要があるかもしれない。このような姿勢はどう見ても不快であるが、バランスを崩して落下するといった関連する危険性によって不安感が限度を超えることも少なくない。
【背景技術】
【0002】
延長ポールの遠位端にある旋回可能な噴霧ノズルの噴霧方向をユーザが調整しうる少なくとも一つの噴霧装置が知られている。さらに具体的に、Troudtに付与された米国特許第6,976,644号明細書(以後、「‘644特許」または「Troudt特許」と称する)が「旋回噴霧ノズルを有する延長ポール(Extension Pole with Swivel Spray Nozzzle)」に描かれている。Troudt特許の要約書に説明されているように、「噴霧ノズルはスイベル管継手の延長ポール端に取り付けられる。旋回ノズル基部がポールにつながり、ポールを通過する加圧流体が基部に入り、マニフォールドを通ってヘッドに入りその後ここを出るか、あるいはオリフィスのヘッドに取り付けられたスプレー先端部からヘッドのオリフィスに入るように、マニフォールドが基部を旋回可能に旋回ノズルヘッドに結合される。...ヘッドを回転するために...、レバーがヘッドに取り付けられる。延長ポールの遠位端にあるレバーを動かすために、(レバーは)レバーとポールにあるアクチュエータとの間を通るロッドに接続される。典型的に、アクチュエータは、作業者が操作するときポールに沿って摺動するグリップをポールの周りに備える(原文のまま)。スプレーガンが、通常、ポールへの高圧流体を制御する引き金を備えるポール近位端に取り付けられる。」アクチュエータが遠位ノズルの回転を与えるために直線的に往復移動されうるポールの周りに配置されたグリップである例だけでなく、Troudt特許にはアクチュエータが旋回ハンドルグリップである例もさらに記載されている。
【0003】
Troudt装置の実施例は前述のアクセスしやすさおよび角度を変えることの難しさを緩和する可能性があるが、前述の‘644特許の教示に一般に従って製造される噴霧器はこれまでの望ましくないノズル回転を提示している。さらに具体的に、ユーザが近位アクチュエータを動かしてノズルを所望の角度まで回転させ、さらに加圧流体を噴霧するために引き金を引くと、ノズルが動いて最初の噴霧方向を変えることができる。’644特許に従って構成される一部の実施形態のユーザが遭遇するもう一つの問題は、ノズルの回転に耐えるように摺動可能または回転可能なアクチュエータを固定位置に保持しようとしても、一部のユーザにとっていつ引き金を引いて流体を流してよいか分からないことである。さらに具体的に、たとえば、アクチュエータがやはりハンドグリップである例では、加圧流体が流れると同時にユーザが後退および前進に対応しようとすると、気付かずにアクチュエータに動きを与え、それによって、回転ノズルの噴霧角度に望ましくない変化を与える。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第6,976,644号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
したがって、Troudtの教示に従って構造される例を含む遠隔回転噴霧ノズルを有する噴霧器に関連して、噴霧ノズルの方向の望ましくない変化に対応し、ユーザがさらに所定の複数の角度位置の各々にノズルを選択的に設定しうる機器の必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
別の様々な実施形態の各々では、加圧流体を噴霧する噴霧器(すなわち、液体、ガス、または液体/ガス混合物)は、長手方向に対向する第1および第2のコンジット端の間のコンジット軸に沿って延びる剛性流体コンジットを含む。コンジット側壁は、第1および第2のコンジット端の間で延びる内部流体通路を形成する外面および内面を有する。第1および第2のコンジット端は、それぞれ、流体が流体チャネルに導入されうる流体入口開口と、流体が流体チャネルから流出しうる流体出口開口とを含む。
【0007】
第2のコンジット端に取り付けられるのは、対向する流体入口孔と流体排出孔を備えるノズルハウジングを含む噴霧ノズルである。相互流体連通する流体入口孔および流体排出孔を提供する内部流体チャネルは、流体チャネル軸に沿ってノズルハウジングの中を長手方向に延びる。流体入口開口から流体コンジットに導入される加圧流体が内部流体通路とノズルハウジングの流体排出孔の排出用内部流体チャネルとを通るように、ノズルハウジングは、流体連通する内側および内部流体チャネルを備える流体コンジットの第2の端に接続される。さらに、流体が流体排出孔から排出される噴霧角度を変えるためにコンジット軸に対する流体チャネル軸の角度方向が変えられるように、ノズルハウジングはコンジット軸と流体チャネル軸の各々に直角な空間的広がりの構成要素を有するノズル旋回軸を中心として旋回運動する流体コンジットの第2の端に接続される。
【0008】
様々な例の各々では、ノズルハウジングは、第2のコンジット端に接続された第1のコネクタ部とノズルハウジングを保持する第2のコネクタ部とを含む旋回可能なコネクタアセンブリを介してコンジットに接続される。第1のコネクタ部は流体コンジットの内部流体通路と流体連通する第1部分流体通路を含み、第2のコネクタ部はノズルハウジングの内部流体チャネルと流体連通する第2部分流体通路を含む。第1部分および第2部分の流体通路は、コンジットおよび流体チャネル軸に対して第1のコネクタ部と第2のコネクタ部の間で横方向に延びるマニフォールド流体経路を含むマニフォールドを介して相互に流体連通される。このような例では、マニフォールドは、典型的に、マニフォールド流体経路の中心を通過するノズル旋回軸を形成する。
【0009】
コンジット軸に直角な空間的広がりの構成要素を有するアクチュエータ回転軸を中心として往復可能に(たとえば、双方向に)回転する流体コンジットにノズルアクチュエータが取り付けられる。さらに具体的に、例示的な一例では、アクチュエータ回転軸はコンジット軸に対して90°の角度に向けられるが、別の例では、アクチュエータ回転軸はコンジット軸に非平行ではあるもののコンジット軸に対して90°よりも小さい角度に向けられる。アクチュエータ回転軸がコンジット軸に対して0°よりも大きく90°よりも小さい任意の角度に向けられると、アクチュエータ回転軸は必ず「コンジット軸に直角な空間的広がりの構成要素」を有することは容易に理解されよう。類似した用語が現在の発明の概要、発明を実施するための形態、および特許請求の範囲の他の部分で使用されており、このような類似の専門用語の範囲は、上記の専門用語「コンジット軸に直角な空間的な広がりの構成要素」に起因する幅を有する相応の幅で解釈されるべきである。さらに、「直角に延びる」および類似の用語は、空間的な広がりの直角構成要素に関連して前述したように広く解釈されるべきである。
【0010】
機械的駆動リンク機構は、アクチュエータ回転軸を中心とするノズルアクチュエータの回転がノズル旋回軸を中心として噴霧ノズルを旋回させるように、ノズルアクチュエータとノズルハウジングを相互に連結する。少なくとも一つの例示的例では、機械的リンク機構が近位端および遠位端を含み、(i)圧縮力および(ii)張力の各々の下でノズルハウジングに旋回力を与えるほどの剛性の高い材料から製造される駆動ロッドの形をしている。ロッドタイプのリンク機構は特に有利であるが、別のリンク機構部材を採用する実施形態は、限定されない例として、アクチュエータ回転の方向とは関係なく張力の下で旋回力を常に伝えるベルト、バンド、チェーン、またはケーブルなど、エンドレス可撓性リンク機構部材を組み入れる実施形態を含む、添付の特許請求の範囲で規定されるように本発明の範囲および意図に含まれる。
【0011】
ロッドタイプのリンク機構を採用する別の様々な例では、ロッドの遠位端は、(i)ノズルハウジング、(ii)第2のコネクタ部分、および(iii)第2のコネクタを支持するマニフォールドの部分の一つに従属するノズルレバーに接続される。これらの例示的な構成のいずれにおいても、ロッドの圧縮動作または引っ張り動作がトルクをノズルレバーに伝え、それによって、ノズルを旋回させる限り、ロッドの遠位端はノズルハウジングに連結されるものと見なされる。駆動ロッドの遠位端とノズルレバーとの間の取付け位置は、トルクが駆動ロッドからレバーに選択的に加えられるようにノズル旋回軸から偏位されていることは容易に理解されよう。類似した方法では、駆動ロッドの近位端は、アクチュエータ回転軸に対して偏位される取付け位置でアクチュエータレバーに接続され、さらに、アクチュエータ回転軸を中心とするアクチュエータの回転と連動して、あるいはこの回転に応答して移動する。
【0012】
ノズルハウジングの望ましくない旋回を防ぐために、様々な実施形態の各々には、流体コンジットに対する様々な別のノズル角度位置でのノズルハウジングの選択的保持を容易にする噴霧角度セレクタが組み入れられる。様々な例の各々では、噴霧角度セレクタがノズルアクチュエータと連動して回転運動するように位置しており、かつ角度選択面を有する。角度選択面は、複数のノズル角度位置を規定し、ノズルの旋回運動に対して抵抗するように、流体コンジットに対して位置が固定された基部を有するセレクタストップと、角度選択面に協調的に係合する(たとえば、「噛み合う」または「選択的に干渉する」)ように構成されたセレクタ係合部とに協調する。例示的な一例では、角度選択面は、アクチュエータ回転軸を中心とする円弧に沿って相互に離隔された複数の局所的凹部を含む。角度選択面は、凹部係合部がそれぞれ(i)噴霧角度セレクタの凹部の一つの中に係合可能に突き出し(ii)噴霧角度セレクタの凹部のいずれの中にも突き出ない第1の位置と第2の位置の間で選択的に変位可能である凹部係合部を有するセレクタストップと協働する。
【0013】
少なくとも一実施形態では、凹部係合部が凹部の一つの中に突き出る位置から凹部係合部が凹部の一つの中に突き出ない位置までのノズルアクチュエータの回転に対抗する抵抗を与えるために、凹部係合部は、通常、凹部係合力によって凹部係合位置に向けて偏倚される。ノズルハウジングとノズルアクチュエータとの機械的リンク機構によって、ノズルアクチュエータの回転に対抗する抵抗はノズルの予期せぬ回転、したがって、噴霧角度に対抗する抵抗に変ることは容易に理解されよう。さらに、各凹部が流体コンジットに対するノズルの固有の角度方向に対応することは理解されよう。
【0014】
一例では、セレクタストップの凹部係合部は、凹所係合力に打ち勝つほどの大きさのトルクをユーザが噴霧角度セレクタに加えることによって凹所係合位置から選択的に曲げられうる。このような例は、凹所係合部を変位させるために加えられた必要なトルクが噴霧器を保持して操作する際にユーザが気付かずに典型的に加えるトルクよりも大きさが大きくなるように設計される。
【0015】
代表的な実施形態を以下の発明を実施するための形態でさらに詳しく記載し添付図面に示す。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】例示的な流体噴霧器の右側面図である。
【図2】ノズルが剛性流体コンジットに取り付けられる旋回可能なコネクタアセンブリの構成要素を示す。
【図2A】図2に示す構成要素の分解図である。
【図3】流体噴霧器の分解図である。
【図4A】流体噴霧器の剛性流体コンジットにハンドルを取り付ける、ハンドルと取付けブロックの間の機械的接続の右側セミファントム図(部分断面図)である。
【図4B】図4Aに示す構成要素の背面セミファントム図である。
【図5A】噴霧器の噴霧ノズルを様々な所定の角度位置に選択的に保持する例示的な噴霧角度セレクタの選択された構成要素を示す分解図である。
【図5B】図5Aの分解図に示すものなど、組み立てられた噴霧角度セレクタ構成要素の下側セミファントム図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0017】
様々な形で実施される流体噴霧器の以下の説明は、事実上、例証的であり、本発明またはその用途の適用を制限するものではない。したがって、発明の概要および発明を実施するための形態に記載する様々な実施例、態様、例、および実施形態は、本質的に添付の特許請求の範囲内にある非限定的な例であり、請求項の最大範囲を規定するのに役立たない。
【0018】
図1を参照すると、例示的な噴霧器10は、長手方向に対向する第1および第2のコンジット端22および24の間でコンジット軸Aに沿って延びる剛性流体コンジット20を含む。コンジット側壁26は、外面27と第1および第2のコンジット端22および24の間に延びる内部流体通路40を形成する内面28とを有する。第1および第2のコンジット端22および24は、それぞれ、流体が流体通路40に導入されうる流体入口開口42と流体が流体通路40から流出しうる流体出口開口44とを含む。
【0019】
図1を引き続き参照すると、噴霧ノズル50は、第2のコンジット端24に取り付けられる。噴霧ノズル50は、対向する流体入口孔54および流体排出孔55を備えるノズルハウジング52を有する。内部流体チャネル(導水管)56は、相互に流体連通する流体入口孔54および流体排出孔55を提供し、流体チャネル軸AFCに沿ってノズルハウジング52を長手方向に通過する。ノズルハウジング52は、流体コンジット20の流体入口開口42に導入される加圧流体が流体通路40とノズルハウジング52の流体排出孔55を通る排出用の流体チャネル56とを通過するように、流体通路40と流体チャネル56を流体連通する第2のコンジット端24と接続される。
【0020】
発明の概要に記載するように、コンジット軸Aに対する流体チャネル軸AFCの角度方向を変えられるように、ノズルハウジング52は、コンジット軸Aと流体チャネル軸AFCの各々に垂直な空間的広がりの構成要素(垂直方向へ広がる構成要素)を有するノズル旋回軸ANPを中心として旋回運動する第2のコンジット端24に取り付けられる。流体コンジット20に対するノズルハウジング52の旋回変位を容易にする例示的な構成要素を図2および図2Aに示し、図2Aは図2に示す構成要素の分解図である。さらに具体的に、図2および図2Aに示すのは、第1および第2のコネクタ部80および90を含む旋回可能なコネクタアセンブリ75である。第1のコネクタ部80は、第2のコンジット端24に接続され、流体コンジット20の流体通路40と流体連通する第1部分の流体通路86を含む。一例では、第1のコネクタ部80および第2のコンジット端24は、相互に協働するねじ(図示せず)によって相互に接続される。第2のコネクタ部90は、ノズルハウジング52を保持して、ノズルハウジング52の流体チャネル56と流体連通する第2部分の流体通路96を含む。一例では、第2のコネクタ部90とノズルハウジング52の間の接続はねじによるが、しかしながら、別の例では、接続は、当業者に一般に知られ、ガーデンホース、エアコンプレッサの継手などに関連して普通に見られるタイプの「クイックコネクト」機構による。ねじおよびクイックコネクト機構は(i)いずれも広く知られており、さらに重要なことに(ii)一端での旋回コネクタアセンブリ75とノズルハウジング52の間の具体的な接続方法と他端での流体コンジット20は本発明の独創的な態様に具体的な関連性がないので、ねじもクイックコネクト機構も示さない。
【0021】
第1部分および第2部分の流体通路86および96は、第1および第2のコネクタ部80および90の間で横方向に延びるマニフォールド流体経路110を含み、第1部分の流体通路86と流体連通する流体経路110を提供するマニフォールドの第1のポート112と、第2部分の流体通路96と流体連通する流体経路110を提供するマニフォールドの第2のポート114とを有するマニフォールド110と相互に流体連通される。図2および2Aの例示的な例では、マニフォールド100は一般に円筒体であり、マニフォールド流体経路110の中心を通過するノズル旋回軸ANPを形成する。
【0022】
ノズルハウジング52がノズル旋回軸ANPを中心として遠隔で旋回される例示的な機構は、図1に示す噴霧器10などの噴霧器10の分解図である図3をまず参照して記載され、図3では図1のカバーまたは噴霧器ハウジング15内に隠れた特定の構成要素が示される。図3に示す構成要素に含まれるのは、コンジット軸Aに直角な空間的広がりの構成要素(直角方向へ広がる構成要素)を有するアクチュエータ回転軸AARを中心として往復可能に回転する流体コンジット20に取り付けられるノズルアクチュエータ130である。図3の具体的例では、ノズルアクチュエータ130は、ハンドル150によって支持され、ハンドル150はそれ自体がコンジット軸Aに直角な空間的広がりの構成要素を有するハンドル回転軸AHRを中心として往復可能に回転する流体コンジット20に取り付けられる。さらに具体的に、図5Aを新たに参照すると、ハンドル150は、上方に延びるキー付き突起155を備えるハンドル下端152およびハンドル上端154を有する。ノズルアクチュエータ130は、ハンドル150がハンドル回転軸AHRを中心として回転されるときノズルアクチュエータ130がアクチュエータ回転軸AARを中心として回転されるように、ハンドル150のキー付き突起155を挿入可能に受け入れるように構成された中心キー付き開口132を含む。ハンドル150およびノズルアクチュエータ130が、たとえば、前述の図3および5Aに示すように協働する例では、アクチュエータ回転軸AARとハンドル回転軸AHRは同一であり、すなわち「同軸」であることは容易に理解されよう。
【0023】
引き続き図3を参照するとともにさらに図4Aおよび図4Bを参照すると、ハンドル150は取付けブロック170を介して流体コンジット20に取り付けられる。取付けブロック170は、後端172および前端174を有し、後端172と前端174の間、左側176、右側178、上側182、および下側184に延びる。コンジット受入れチャネル190が、後端172と前端174の間を通過し、流体コンジット20を挿入可能に受け入れて保持するように構成される。別の例では、流体コンジット20は、ボルトやねじなどの少なくとも一つのねじ部品185によって取付けブロック170内の所定位置に保持される。図示しない一例では、少なくとも一つの位置決めねじがコンジット側壁26の外面27に接触させて取付けブロック170に螺入される。しかしながら、図3、4A、および4Bに示す例示的な例では、収縮スロット192が、後端172と前端174の間ならびに取付けブロック170のコンジット受入れチャネル190と上面182の間で形成される。コンジット20がコンジット受入れチャネル190内の所望位置に滑入されると、収縮スロット192およびコンジット受入れチャネル190が間に延びる左右の側面176および178の部分を互いに近づけるために少なくとも一つのねじ部品185(たとえば、ねじ)が締められる。左右の側面176および178が互いに近づくと、コンジット受入れチャネル190内の流体コンジット20が収縮することは理解されるであろう。
【0024】
ハンドルを取付けブロック170に取り付け、かくして、流体コンジット20に取り付けるために、たとえば、図3、4A、および4Bに示すような例示的なハンドル150は、ハンドル下端152とハンドル上端154から上方に延びるキー付き突起155の中心部(図3および5A参照)との間を通過する取付けチャネル160を有する。取付けチャネル160は、その一端に拡大ロッドヘッド163を有する細長いハンドル取付けロッド162を受け入れるように構成される。取付けチャネル160は、上チャネル部160と下チャネル部160の間で形成される階段状の肩部165を用いて内部で構成される。ハンドル取付けロッド162の全体がハンドル下端152から取付けチャネル160に挿入され、さらにロッドヘッド163が階段状の肩部165によって上チャネル部160に入らないように、上チャネル部160は下チャネル部160よりも直径が小さい。取付けロッド162がハンドル150に完全に挿入されるとき取付けロッド162の一部がハンドル上端154のキー付き突起155から突き出るように、ハンドル取付けロッド162の長さは上チャネル部160の長さよりも大きい。
【0025】
取付けブロック170の下側184で形成されるのは、キー付き突起155から突き出るハンドル取付けロッド162の少なくとも一部を受け入れて保持するように構成されるロッド受入れ孔196である。一例では、取付けロッド162突起部は、ロッド受入れ孔196で形成される雌ねじ(図示せず)に螺合可能に係合する雄ねじ(図示せず)を備える。しかしながら、取付けブロック170に対する取付けロッド162の回転を阻止して代わりに取付けロッド162を中心としてハンドル150を回転しうることが望ましいので、図面に示すものを含む様々な例は、取付けブロック170の位置決め雌ねじ孔188を通過し取付けロッド162に当たる位置決めねじ187を含む。特定の例では、取付けロッド162が回転可能であろうとなかろうと、ハンドル回転軸AHRが取付けロッド162によって形成され、かつ取付けロッド162の中心を通ることは理解されよう。
【0026】
図1および3を参照すると、アクチュエータ回転軸AARを中心とするノズルアクチュエータ130の回転によってノズルハウジング52がノズル旋回軸ANPを中心として旋回するように、駆動ロット200はノズルアクチュエータ130およびノズルハウジング52に相互に連結する。さらに具体的に、駆動ロッド200は近位ロッド端210および遠位ロッド端212を有する。図1および3に示す例では、遠位ロッド端212は、マニフォールド100の周りに取り付けられ、旋回可能なコネクタアセンブリの第1のコネクタ部80と第2のコネクタ部90の間にあるノズルレバー220に接続される(図2および2Aの拡大図および分解図参照)。図2および2Aに示すように、ノズル旋回軸ANPを中心とするノズルレバー220の旋回によって第2のコネクタ部90が第1のコネクタ部80、したがって流体コンジット20に対して旋回するように、ノズルレバー220は第2のコネクタ部90で形成されたへり98に係合するベアリングエッジ222を含む。ノズルレバー220および遠位ロッド端212は、互いに旋回運動するように相互に取り付けられる。図示した例では、これは、遠位ロッド端212の一部が駆動ロッド200の主要な範囲に垂直な広がりの構成要素を有するように、少なくとも一つの屈曲部を有する遠位ロッド端212を構成することによって達成される。屈曲した遠位ロッド端212は、ノズルレバー220における遠位端受入れ開口225から受け入れられ、ノズルレバー220はトルクが駆動ロッド200からノズルレバー220に選択的に加えられるようにノズル旋回軸ANPから偏位された位置にある。
【0027】
遠位ロッド端212およびノズルレバー220が相互に取り付けられる方法と類似した方法で、近位ロッド端210は、ノズルアクチュエータ130に従属するアクチュエータレバー134に取り付けられるか、あるいはノズルアクチュエータ130と機械的に連動するアクチュエータレバー134に取り付けられる。さらに具体的に、図3に示すように、近位ロッド端210は、近位ロッド端210の一部が駆動ロッド200の主要な範囲に垂直な延長の構成要素を有するように少なくとも一つの屈曲部によって形成される。屈曲部近位ロッド端210は、アクチュエータ回転軸AARから偏位された位置にある(図3に加えて図4Bおよび5Aに示す)アクチュエータレバー134における近位端受入れ開口135から受け入れられる。アクチュエータレバー134およびノズルレバー220が一般に記載され図示されるように機械的に連結された状態では、ハンドル150の回転によってノズルハウジング52が旋回運動し、それによって、コンジット軸Aに対する噴霧角度が変化することは容易に理解されよう。
【0028】
発明の概要に記載するように、ここで、図4B、5A、および5Bを参照すると、本発明の実施形態は、流体コンジット20に対する所定の様々なノズル角度位置でノズルハウジング52の選択的保持を容易にする噴霧角度セレクタ250を内蔵する。図示した例示的な例では、噴霧角度セレクタ250は、ノズルアクチュエータ130と連動して回転運動するような位置にあり、アクチュエータ回転軸AARを中心とする円弧に沿って相互に離隔された複数の局所的凹部254を含む角度選択面252を有する。さらに、図示した例では、噴霧角度セレクタ250およびノズルアクチュエータ130は、単一片の材料の部品として形成される。しかしながら、逆に具体的請求項の言語がなければ、ノズルアクチュエータ130および噴霧角度セレクタ250が分割片である例は、添付の特許請求の範囲で規定されるように、本発明の範囲および思想に含まれる。
【0029】
図5Aおよび5Bに端的に示すように、角度選択面252は、基部272と、角度選択面252の一部を形成する凹部254の各々と代替的および選択的に係合する(たとえば、噛み合う)凹部係合部274とを有するセレクタストップ270と協働する。さらに具体的に、凹部係合部274は、第1の位置と第2の位置の間で選択的に変位可能である。図5Bに示す第1の位置では、凹部係合部274は凹部254の一つの中に係合可能に突き出るが、第2の位置では、凹部係合部274は凹部254から離脱される(すなわち、凹部254のいずれの中にも突き出ない)。別の様々な実施形態では、凹部係合部274は、通常、凹部係合力(凹部に働く係合力)によって凹部係合位置に向けて偏倚される。ノズルハウジング52とノズルアクチュエータ130間の機械的リンク機構(駆動ロッド200)によって、凹部係合部274が凹部254の一つの中に突き出るときに与えられるノズルアクチュエータ130の回転に対抗する抵抗は、ノズルハウジング52の予期せぬ回転に対抗する抵抗に変る。
【0030】
セレクタストップ270と角度選択面252の互いに噛み合う部分は、様々な構成を前提としているかもしれず、幅広く解釈されるべきである。たとえば、互いに噛み合う部分は、主として、角度選択面252の凹部254の中に選択的に突き出るセレクタストップ270の凹部係合部274として既に説明しているが、図示した配置はセレクタストップ270の凹部の中に選択的に突き出る凹部係合部を有する角度選択面252として同様に説明されうることは理解されよう。さらに具体的に、角度選択面252における各凹部254を囲んで形成する材料は、セレクタストップ270の凹部係合部274の片側に対して引っ込められるセレクタストップ270の部分の中にセレクタストップ270の凹部係合部274を越えて突き出る凹部254に対する突起であると考えられうる。したがって、この後者の解釈に従って特徴付けられる配置は、添付の特許請求の範囲内にあるものと明示的に見なされるだけでなく、既に説明し図面に示した例示的実施形態の範囲内にもある。
【0031】
セレクタストップ270を採用する一組の例では、凹部係合部274は、凹部係合力に打ち勝つほどの大きさのトルクをユーザが噴霧角度セレクタ250に加えることによって、凹部係合位置から移動されうる。図5Aの分解図と図5Bの組み立てられたセミファントム図を特に参照すると、例示的なセレクタストップ270は、金属またはプラスチックなどの弾性材料から製造される。図5Aおよび5Bの具体的な例では、セレクタストップ270の基部272は、取付けブロック170の下側184に取り付けられて停止保持ピン278によって所定位置に保持されるが、セレクタストップ270がコンジット20に対して所定位置に保持される方法は本発明と特に関連性がないことを理解されたい。ハンドル150に十分な大きさのトルクが加えられるとき、セレクタストップ270の一部は収縮し、凹部係合部274は凹部係合位置から一時的に変位される。後続の凹部254は凹部係合部274と調整されているので、凹部係合部274は調整された凹部254と噛み合せ係合されて偏倚される。こうして、噴霧角度セレクタ250は、各々がコンジット20に対してノズル50の特定角度配置を表わす様々な位置に「カチッと」収められる。
【0032】
前述の内容は本発明の原理の例示であると見なされる。さらに、様々な態様および実施例に対する修正および変更は本発明の範囲および趣旨から逸脱することなく当業者によって行なわれるので、前述の内容は添付の特許請求の範囲で表わされるような本発明を図示し記載した正確な構造、実施例、に限定するものではないことを理解されたい。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のコンジット端と第2のコンジット端の間のコンジット軸に沿って延びる剛性流体コンジットと、
(i)ノズルが前記コンジット軸に直角に延びるノズル旋回軸を中心として旋回し、かつ(ii)前記第1のコンジット端に導入される流体が流体排出孔から排出されるように、前記流体排出孔を有しかつ前記第2のコンジット端に接続されているノズルと、
前記コンジット軸に直角な空間的広がりの構成要素を有するアクチュエータ回転軸を中心として双方向に回転する、前記流体コンジットに取り付けられたノズルアクチュエータと、
前記アクチュエータ回転軸を中心とする前記ノズルアクチュエータの回転によって前記噴霧ノズルが前記ノズル旋回軸を中心として旋回するように、前記ノズルに前記ノズルアクチュエータを機械的に連結する駆動ロッドと、
前記ノズルアクチュエータと連動して回転運動する位置にあり、角度選択面を有する噴霧角度セレクタと、
前記流体コンジットに対して位置が固定された基部を有し、複数のノズル角度位置を規定し前記ノズルの旋回運動に対抗する抵抗を発生するために前記角度選択面に協調的に係合するように構成されているセレクタストップと、
を備える流体噴霧器。
【請求項2】
前記コンジット軸に直角な空間的広がりの構成要素を有するハンドル回転軸を中心として往復可能に回転する前記流体コンジットに取り付けられたハンドルをさらに備え、
前記ハンドルが前記ハンドル回転軸を中心として回転されるとき、前記ノズルアクチュエータは、前記アクチュエータ回転軸を中心として回転されるように、前記ハンドルによって支持される、請求項1に記載の噴霧器。
【請求項3】
(i)前記角度選択面は前記アクチュエータ回転軸を中心とする円弧に沿って相互に離隔された複数の凹部を備え、
(ii)セレクタストップは、凹部係合部が前記凹部の一つの中に係合可能に突き出る凹部係合位置と、
前記凹部係合部が前記噴霧角度セレクタの前記凹部のいずれかの中に突き出ない第2の位置との間で選択的に変位可能である凹部係合部を含み、
前記凹部係合部が、前記凹部の一つの中に突き出る位置から前記凹部係合部が前記凹部の一つの中に突き出ない位置までの前記ノズルアクチュエータの回転に対抗する抵抗を与えるように、前記凹部係合部は、通常、前記凹部係合位置に向けて偏倚されている、
請求項2に記載の噴霧器。
【請求項4】
(i)前記角度選択面は前記アクチュエータ回転軸を中心とする円弧に沿って相互に離隔された複数の凹部を備え、
(ii)セレクタストップは凹部係合部が前記凹部の一つの中に係合可能に突き出る凹部係合位置と、
前記凹部係合部が前記噴霧角度セレクタの前記凹部のいずれかの中に突き出ない第2の位置との間で選択的に変位可能である凹部係合部を含み、
前記凹部係合部が、前記凹部の一つの中に突き出る位置から前記凹部係合部が前記凹部の一つの中に突き出ない位置までの前記ノズルアクチュエータの回転に対抗する抵抗を与えるように、前記凹部係合部は、通常、前記凹部係合位置に向けて偏倚されている、
請求項1に記載の噴霧器。
【請求項5】
加圧流体を噴霧する噴霧器であって、
コンジット軸に沿って延びており長手方向に対向する第1および第2のコンジット端を有する剛性流体コンジットと前記コンジット端間に延びる内部流体通路を形成するコンジット側壁とであって、
前記第1および第2のコンジット端は、それぞれ、流体が前記流体通路に導入されうる流体入口開口と、流体が前記流体通路から流出しうる流体出口開口とを含む、前記剛性流体コンジットと前記コンジット側壁と、
(a)流体チャネル軸に沿って長手方向に延びる内部流体チャネルと、
(b)流体排出孔とを有する噴霧ノズルであって、(i)前記噴霧ノズルは前記コンジット軸に直角な空間的広がりの構成要素を有するノズル旋回軸を中心として旋回運動する前記第2のコンジット端に接続され、(ii)前記流体通路および流体チャネルは前記流体入口開口から前記流体通路に導入される加圧流体が前記流体通路と前記流体排出孔から排出される前記流体チャネルとを通過するように流体連通している、前記噴霧ノズルと、
前記コンジット軸に直角な空間的広がりの構成要素を有するアクチュエータ回転軸を中心として往復可能に回転する、前記流体コンジットに取り付けられたノズルアクチュエータと、
前記アクチュエータ回転軸を中心とする前記ノズルアクチュエータの回転によって前記噴霧ノズルが前記ノズル旋回軸を中心として旋回するように、前記ノズルアクチュエータと前記噴霧ノズルを相互に連結する機械的リンク機構と、
前記ノズルアクチュエータと連動して回転運動する位置にあり、前記アクチュエータ回転軸を中心とする円弧に沿って相互に離隔された複数の局所的凹部を含む角度選択面を有する噴霧角度セレクタと、
前記流体コンジットに対して固定位置に保持された基部と、凹部係合部が前記凹部の一つの中に係合可能に突き出る凹部係合位置と前記凹部係合部が前記噴霧角度セレクタの前記凹部のいずれかの中に突き出ない第2の位置との間で選択的に変位可能である前記凹部係合部とを有するセレクタストップと、
を備える噴霧器。
【請求項6】
前記凹部係合部が前記凹部の一つの中に突き出る位置から、前記凹部係合部が前記凹部の一つの中に突き出ない位置までの前記ノズルアクチュエータの回転に対抗する抵抗を与えるように、前記凹部係合部は、通常、前記凹部係合位置に向けて偏倚される、請求項5に記載の噴霧器。
【請求項7】
前記流体コンジットの流体通路と前記噴霧ノズルの流体チャネルは、前記コンジットおよび前記流体チャネル軸に対して横方向に延びるマニフォールド流体経路を含むマニフォールドによって相互に流体連通され、前記ノズル旋回軸を形成する、請求項6に記載の噴霧器。
【請求項8】
前記コンジット軸に直角な空間的広がりの構成要素を有するハンドル回転軸を中心として往復可能に回転する前記流体コンジットに取り付けられたハンドルをさらに備え、
前記ハンドルが前記ハンドル回転軸を中心として回転されるとき、前記ノズルアクチュエータは前記アクチュエータ回転軸を中心として回転されるように、前記ハンドルによって支持される、請求項6に記載の噴霧器。
【請求項9】
前記コンジット軸に直角な空間的広がりの構成要素を有するハンドル回転軸を中心として往復可能に回転する前記流体コンジットに取り付けられたハンドルをさらに備え、
前記ハンドルが前記ハンドル回転軸を中心として回転されるとき、前記ノズルアクチュエータは前記アクチュエータ回転軸を中心として回転されるように、前記ハンドルによって支持される、請求項5に記載の噴霧器。
【請求項10】
前記ノズルアクチュエータと前記噴霧ノズルを相互に連結する前記機械的リンク機構は近位端および遠位端を含み、圧縮力および張力の各々の下で前記ノズルハウジングに旋回力を与えるのに十分な剛性のロッドである、請求項9に記載の噴霧器。
【請求項11】
前記凹部係合部が前記凹部の一つの中に突き出る位置から、前記凹部係合部が前記凹部の一つの中に突き出ない位置までの前記ノズルアクチュエータの回転に対抗する抵抗を与えるように、前記凹部係合部は、通常、凹部係合位置に向けて偏倚される、請求項10に記載の噴霧器。
【請求項12】
前記ノズルアクチュエータと前記噴霧ノズルを相互に連結する前記機械的リンク機構は近位端および遠位端を含み、圧縮力および張力の各々の下で前記ノズルハウジングに旋回力を与えるのに十分な剛性のロッドである、請求項5に記載の噴霧器。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図2A】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4A】
image rotate

【図4B】
image rotate

【図5A】
image rotate

【図5B】
image rotate


【公表番号】特表2012−525970(P2012−525970A)
【公表日】平成24年10月25日(2012.10.25)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−509809(P2012−509809)
【出願日】平成22年5月7日(2010.5.7)
【国際出願番号】PCT/US2010/001356
【国際公開番号】WO2010/129061
【国際公開日】平成22年11月11日(2010.11.11)
【出願人】(511039566)ハイド ツールズ,インク. (3)
【Fターム(参考)】