説明

適応変調および符号化技術のための共通制御チャネルのアップリンク電力制御

【課題】アップリンク共通制御チャネルによってもたらされる干渉を最小限に抑えること。
【解決手段】無線デジタル符号分割多重アクセス技術を使用する方法およびシステムであって、基地局がユーザ装置UEから受信したすべてのタイム・スロットでアップリンク干渉を測定し、アップリンク制御チャネルに対する要求を決定する、改善された無線資源の利用率を達成し、ユーザ・サービスにより高いデータ転送速度を提供するために適応変調および符号化が利用される方法およびシステム。基地局は、タイム・スロットのアップリンク干渉と、場合によっては品質マージンの指示を示す特定のアップリンク制御チャネルの割り振りをUEに送信する。UEは、UEによってなされた経路損失決定と、アップリンク干渉と、任意選択の品質マージンとに基づいて適切なアップリンク電力レベルを決定する。次いでUEは、これらの決定に応答してアップリンク通信を開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線デジタル通信システムに関する。より詳細には、本発明は、適応変調および符号化のためのアップリンク電力制御を使用する符号分割多重アクセス(CDMA)通信システムを対象としている。
【背景技術】
【0002】
CDMAの第3世代(3G)地域別移動電話通信システム(cellular telecommunication systems)は、成し遂げるべき送信に適応変調および符号化(AM&C)を適用して、無線資源の利用率を改善し、ユーザ・サービスに増大したデータ転送速度を提供する。AM&C技術は、現在のRF伝搬状態を最大限に活用する変調と符号化速度とを決定するために、送信に先だってRF伝搬状態を考慮に入れる。
【0003】
RF伝搬状態を決定する1つの方法は、各送信の前に受信機側で物理チャネル品質測定を実行することである。この測定結果は送信機に送られ、次いで、送信機は、物理チャネル品質測定結果に基づいて、特定の送信に対する適切な変調および符号化速度を決定する。
【0004】
RF伝搬状態は、特に移動体の用途に対しては、急速に変化することがある。適切な変調および符号化を決定するために無線インターフェースの品質測定が使用されるので、また、このチャネル品質測定はRF伝搬状態の変化に素早くに変化することになるので、適応性のある送信プロセス(adaptive transmission process)の性能は、品質測定が実行される時点とその送信が開始される時点の間の期間(すなわち、待ち時間)に、直接的に関わる。したがって、最適なAM&Cを求めるには、アクティブなデータ送信により、すべてのユーザに対して最小限の待ち時間でチャネル品質測定を実行することが必要である。
【0005】
チャネル品質測定結果を受信機から送信機に転送するために、物理的または論理的制御チャネルが使用される。チャネル品質の信号送り(signaling;シグナリング)は、各ユーザ装置(UE;user equipment)に対する専用制御チャネルまたはすべてのUEが共有する共通制御チャネルを使用することができる。専用制御チャネルが使用される場合、各UEについてチャネル品質測定値を伝搬する時間にわたって、連続的な信号送りチャネル(signaling channel)が使用可能である。性能に関しては、この品質測定結果が連続的に使用可能なので、これはAM&Cにとって最適な解決法である。送信は、適切な変調および符号化設定のためにその連続的に使用可能な品質測定を考慮に入れながら、何時でも行うことができる。さらに、専用制御チャネルがアップリンクでは常時使用可能なので、低速のアップリンク・データ送信をサポートするためにこのチャネルを使用することもできる。
【0006】
専用制御チャネル方式の難点は、送信すべきデータがない場合にでも物理資源が連続的に割り振られるということである。AM&C技術の主な応用例は、非リアルタイムの高データ転送速度サービス、例えば、インターネット・アクセスである。これらのクラスのサービスに対して、各送信間に、比較的長いアイドル期間を伴う、短い高速送信を使用して、最良のサービス品質(QoC)が達成される。これらの長いアイドル期間は、専用資源についての非効率的な使用をもたらす。
【0007】
この問題は、事前に構成された周期的な専用チャネル割り振りによって最低限に抑えることができる。しかし、これは品質測定値の周期的な使用不能の原因となる。任意の時間に送信する複数のUEに対して品質測定値が連続的に使用可能でない場合、それらUEの一部しか、最新のチャネル品質測定値を有さないことになる。
【0008】
共通の制御チャネルが使用される場合、連続的な信号送りチャネルが1つのセルのすべてのUEによって共有される。第3世代の時分割全二重(3GTDD;Third Generation-Time Division Duplex)システムでは、アップリンクの共通制御チャネルは、通常、複数のタイム・スロットのうちの単一タイム・スロットを占有する。共通制御チャネルに対するUEのアクセスごとに手順が定義され、UE特有のトランザクションを区別するためにUEのIDを使用することができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
アップリンクの共通制御チャネルへの競合(contention)ベースのアクセスを防止するには、個別の割り振りをダウンリンク共通制御チャネルで信号送りする必要がある。別法として、ダウンリンク割り振りとアップリンク割り振りの間のマッピングの一部を定義することができる。この場合、各UEは、その割り振りに従ってアップリンク共通制御チャネルにアクセスする。アップリンク送信は、ネットワークによって常に予測しておくことはできないので、またアップリンク送信は稀であるため(応用例によっては、5%の時間だけ送信する)、アップリンク共通制御チャネルの定期的な割り振りは、アップリンクのユーザ・データをサポートするためにアップリンク無線資源要求を伝搬するためにも必須である。さらに、AM&C動作のために共通制御チャネルが使用される場合、各UEには内部ループ電力制御機構は存在しない。何故ならば、共通制御チャネルは連続的に使用可能でないからである。
【0010】
このような方法を実行するために必須のオーバーヘッドを最低限に抑えながら、電力制御を実行する効率的な方法が求められている。電力制御は、アップリンク共通制御チャネルによってもたらされる干渉を最小限に抑える。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、最適化された電力レベルを達成するために、アップリンクの共通制御チャネル送信に先だってダウンリンクで情報を信号送りするオープン・ループ技術を使用して、アップリンクの共通制御チャネル送信についての電力レベルを決定する。基地局は、アップリンクの干渉と、任意選択でそのタイム・スロットについて品質マージンとの指示を示す特定のアップリンク制御チャネルを割り振る。UEはその特定のチャネルを介して送信し、UEによって計算された経路損失(path loss)と基地局から受信したデータとに基づいて、適切な送信の電力レベルを決定する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1A】本発明の基地局の簡約化したブロック図である。
【図1B】本発明のユーザ装置の簡約化したブロック図である。
【図1C】本発明の基地局の代替形態の簡約化したブロック図である。
【図2】本発明の共通制御チャネルのアップリンク電力制御のプロセスの好ましい一実施形態の簡約化したブロック図である。
【図3】本発明の一代替形態を示す流れ図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
次に、本発明を、図面全体を通して類似の要素を類似の参照番号で示す各図面を参照しながら、説明する。
【0014】
図1Aは、RFリンク25を介してUE30(図1Bを参照のこと)に無線で通信するユニバーサル・モバイル移動電話通信システム地上無線アクセス・ネットワーク(UTRAN)の基地局12(以下BS12とする)を簡約化したブロック図である。UE30は、無線携帯電話、PDA、またはページング、電子メールのような追加機能を含むことができる他の類似の装置であってよい。
【0015】
BS12は、アンテナ24(または複数のアンテナ)、アイソレータ/スイッチ22(または類似の装置)、タイム・スロット干渉測定装置26、アップリンク共通制御チャネル受信機28、共通制御チャネル品質監視装置18、集計(summing)装置20、および基準ダウンリンク・チャネル拡散/変調装置14を含む。BS12は、アンテナ24によって無線リンク25を介した通信を受信する。受信した信号は、アイソレータ/スイッチ22を介して干渉測定装置26とアップリンク共通制御チャネル受信機28に結合される。
【0016】
干渉測定装置26は、アップリンク共通制御チャネルのタイム・スロット干渉を測定する。例えば干渉測定装置26は、干渉信号符号電力(ISCP)を測定することができる。干渉測定装置26は、アップリンク共通制御チャネルの干渉量のインジケータである出力(Icc)を提供する。
【0017】
マッチドフィルタ、RAKEまたは類似の装置であってよい受信機28は、アップリンク共通制御チャネルのチャネル品質(CQ)を監視して所与のUEに品質マージン(QM)を提供するために、アップリンク共通制御チャネルで信号を受信し、この信号をチャネル品質(CQ)測定装置18に印加する。
【0018】
QMは、例えばUE送信で達成することが期待される計算された信号対干渉比目標値(STRtarget)として信号送りされる。QMは、SIRtarget、RF伝搬状態および/または、UE30によって所望されるサービスに対するQoS要件、を含む要因の組み合わせに基づいてもよい。次に、SIRtargetは、ブロックエラーレート(BLER)など、特定UEからの以前の送信の測定値に基づくこともできる。アップリンク干渉レベルとは異なり、QMは、個々のアップリンク共通制御割り振りに必要とされず、1つの選択肢として、BS12によって別個に指定し、図1Cに示すように、場合によっては排除することができる。
【0019】
1Aを再び参照すると、BS12によって指定されなかった場合、またはUE30によって、しばしば更新されなかった場合、QMを記憶することができ、最新のQMが使用される。
【0020】
IccおよびQM値が集計装置(summing device)20の第1と第2の入力に印加される。集計装置20の出力は、拡散/変調装置14に入力される。図示するように加算装置20によってQMとIccを組み合わせることができるが、これらは単一のパラメータに符号化することもでき、これによりダウンリンクの信号送りのオーバーヘッドがさらに低減される。さらに別法として、Iccは、単独に、例えば、放送チャネルで信号送りすることができる。これは、QMを信号送りすることがない場合である。IccとQMは、単一のパラメータに、組み合わされる場合あるいは符号化されていない場合、拡散/変調装置14に別個に入力して、別個のダウンリンク・チャネルで送信することができる。拡散/変調装置14からの出力は、UE30に送信するためにアイソレータ/スイッチ22を経由してアンテナ24に渡される。QMおよびIccは、1つまたは複数のダウンリンク制御チャネルを介して信号送りされる。経路損失測定(これは、以下で詳細に説明するようにUE30によって実行される)は、基準チャネル(reference channel)で実行される。
【0021】
図示するように、図1A〜1Cは、基準チャネル(および1つ以上の制御チャネル)を示す。本発明は、基地局12とUE30の間で実行される信号送りの一部だけを備えるということに留意されたい。本明細書に記載の測定値が単一の基準チャネルを介して送信されるか、単一の制御チャネルを介して送信されるか、または複数の基準および/または制御チャネルを介して送信されるか、は本発明では重要でない。本発明の趣旨および範囲内で基準および/または制御チャネルの組み合わせを使用することができるということを意図する。
【0022】
図1Bを参照すると、UE30は、アンテナ32、アイソレータ/スイッチ34、基準チャネル受信機36、経路損失計算装置42、電力レベル計算装置44、適応変調/符号化コントローラ(図示せず)、信号送り受信機(signaling receiver)48、および電力増幅機50を含む。アンテナ32は、RFリンク25を介してBS12から通信を受信し、その通信をアイソレータ/スイッチ34を介して、基準チャネル受信機36(すなわち、1つ以上の基準チャネル)または信号送り受信機48(すなわち、1つ以上の制御チャネル)の何れか一方に印加する。
【0023】
基準チャネル受信機36は、当業者には周知の方法で1つまたは複数の基準チャネルを受信し、処理する。したがって、このような処理の詳細は本明細書には含めない。基準チャネル受信機36は、データ検出用の基準チャネルの推定(estimate)を実行し、受信した信号の電力レベルを経路損失計算装置42に提供する。経路損失計算装置42は、電力レベルを使用して、ダウンリンク送信の経路損失を決定する。
【0024】
BS12によって送信されたQMおよびIcc情報は、信号送り受信機(signaling receiver)48によって受信され、この信号送り受信機48はこの情報を電力レベル計算装置44に渡す。電力レベル計算装置44は、経路損失計算装置42と信号送り受信機48の出力を使用して、RFリンク25の経路損失と干渉との関数としての、BS12への送信に使用する適切な電力レベルを決定する。
【0025】
電力レベル計算装置44の出力44aは、電力増幅機50の制御によりUE10の出力電力を調整する。電力増幅器50は、それに見合った増幅度で増幅する。
【0026】
増幅器50の出力は、アイソレータ/スイッチ34とアンテナ32を介してBS12に送信される。
【0027】
当業者ならば理解するように、TDDは、それぞれが複数のタイム・スロットを含むフレームが送信される送信構造を使用する。送信されるデータはセグメント化されており、次いでそのセグメント化されたデータは1つまたは複数のタイム・スロットで送信するよう予定に組み込まれる。TDDの場合、前のフレームの同じスロットからのCQ干渉の測定は現在のフレームの変調/符号化率を決定する際に非常に有益である。以下でより詳細に説明するように、BS12で測定されるCQ干渉測定値は、共通制御アップリンク送信の前にダウンリンクで信号送りされる。
【0028】
本発明の方法10の一実施形態を図2の流れ図に示す。この方法でBS12では、ステップS1で、UE30に知られている電力レベルで、基準チャネルが送信される。UE30は、ステップS2で経路損失を連続的に計算する。BS12は、ステップS3で、UEからの送信に基づいて(簡約化のため図2にはUE30を1つしか示さない)、および他の基地局(簡約化のためBS12は1つしか示さない)からの送信に基づくこともできるが、すべてのタイム・スロットでアップリンク干渉を連続的に測定する。
【0029】
BS12は、ステップS4で、例えば、1)AM&C測定報告、または2)ハイブリッド自動報告要求(H−ARQ)制御情報など、アップリンク共通制御チャネルに対する要求を決定する。この決定は、任意選択でデータ・ブロックの受信に応答してもよい。ステップS5でBS12は、そのタイム・スロットについてアップリンク干渉レベルIccを示している特定のアップリンク共通制御チャネルを割り振る。BS12はステップS6で、使用されるべきアップリンク共通制御チャネルと割り振られたチャネルについてのアップリンク干渉レベル(Icc)を、信号送りする。これらのパラメータは、ダウンリンク制御チャネルを介して信号送りされる。特定のアップリンク制御チャネルのパラメータは暗黙的に知られている場合があるということに留意されたい。
【0030】
UE30はステップS7で、UE30によってステップS2で測定された現在の経路損失とBS12から取得された干渉レベルIccとに基づいて、BS12に送信するための適切なアップリンク電力レベルを決定する。
【0031】
上述のように、代替形態では、QMは干渉レベルIccと共に、または別個に信号送りすることもできる。本発明の代替実施形態の方法20を図3に示す。この方法は、アップリンク共通制御チャネル電力レベルのさらなる最適化を提供する。図2と同様に、付番した図3のこれらのステップは、同じステップの手順を実施する。しかし、アップリンク共通制御チャネル割り振りと共に、要求されたQMを付加的に信号送りすることにより、さらなる最適化が達成される。このQMは、別の局面の期間中に、ステップS3で受信した特定のUEからの前の送信に基づく。図3は、ステップS6Aのように変更されたステップS6とステップS7Aのように変更されたステップS7とを示している。図2と3の両方に示すように、BS12は、データ・ブロックの受信に応答して、またはデータ・ブロックが受信されたか否かにかかわらず独立して、ステップS4を実行することができる。
【0032】
再び図2を参照すると、UEの送信電力レベル(Tue;transmit power level of a UE)は次式によって表すことができる。
【0033】
UE=PL+Icc 式(1)
上式で、PLはアップリンク共通制御チャネル通信の経路損失であり、Iccはその干渉レベルである。経路損失(PL)は次のように計算することができる。
【0034】
PL=TREF−RUE 式(2)
上式で、TREFはBS12での基準信号の電力であり、RUEはUE30での基準信号の受信電力である。
【0035】
UE30はステップS8で、式1および式2を使用して計算されるアップリンク送信電力レベルでアップリンク共通制御送信を開始し、この送信は、BS12によりステップS9で受信される。
【0036】
図3の代替方法20に示すように、QMがBS12からUE30に送信される場合、UE(TUE)の送信電力レベルは次式によって表すことができる。
【0037】
UE=PL+QM+Icc 式(3)
上式で、PLはアップリンク共通制御チャネル通信の経路損失であり、QMはその所望の品質マージンであり、Iccはその干渉レベルである。経路損失(PL)は次のように計算することができる。
【0038】
PL=TREF−RUE 式(4)
上式で、TREFはBS12での基準信号の電力であり、RUEはUEでの基準信号の受信電力である。
【0039】
本発明は、従来技術の方法に優るいくつかの利点を有する。測定されたアップリンク干渉レベルは割り振りメッセージ内で指定することができ、これによって、非常に低い待ち時間のアップリンク干渉測定値がUEに使用可能になるが保証される。別法として、測定されたアップリンク干渉レベルをダウンリンク共通制御チャネルまたは他の手段を介して提供することができる。AM&Cアップリンク制御チャネルは単一の3G TDDモードのタイム・スロットに存在することが期待されるが、さらなる効率が認められる。通常、類似のオープン・ループ電力制御機構を使用するスロット・システムでは、適切な動作のために干渉をスロットごとに報告する必要がある。アップリンク共通制御チャネルにはスロットは1つしか使用されず、したがって、1つのスロットに関するアップリンク干渉だけを信号送りするだけでよいので、アップリンク無線資源をより効率良く使用するための、ダウンリンク割り振りの信号送りには最低限のオーバーヘッドしか挿入されない。
【0040】
以上、本発明を好ましい実施形態に関して説明したが、特許請求の範囲で概要を示すような本発明の範囲内にある他の変形形態も当業者には明らかになろう。
【符号の説明】
【0041】
12 基地局
14 拡散/変調装置
18 共通制御チャネル品質監視装置
20 集計(summing)装置
22 アイソレータ/スイッチ
24 アンテナ
25 無線リンク
26 タイム・スロット干渉測定装置
28 アップリンク共通制御チャネル受信機
30 ユーザ装置UE
32 アンテナ
34 アイソレータ/スイッチ
36 基準チャネル受信機
42 経路損失計算装置
44 電力レベル計算装置
48 信号送り受信機(signaling receiver)
50 電力増幅機

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アップリンク電力レベルを決定するための、基地局により実装される方法であって、
アップリンクチャネル上でユーザ装置(UE)から第1の通信信号を受信するステップと、
前記受信した第1の通信信号に応じて前記アップリンクチャネルのチャネル品質を測定するステップと、
前記第1の通信信号から導出される品質マージンを提供するステップと、
前記UEにダウンリンク制御チャネル上でアップリンクチャネルの割り振りと前記品質マージンとを送信するステップと、
前記アップリンクチャネルの割り振りと前記品質マージンとに応じて、割り振られたアップリンクチャネルの少なくとも1つのタイムスロットにおいて前記UEから第2の通信を受信するステップであって、前記第2の通信は、前記品質マージンから導出される送信電力レベルにおける適応変調及び符号化報告を含む、ステップと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
測定された干渉と前記品質マージンとを組み合わせるステップをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記測定された干渉と前記品質マージンとを単一のパラメータに符号化するステップをさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の方法。

【図1A】
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【図1B】
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【図1C】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−62875(P2013−62875A)
【公開日】平成25年4月4日(2013.4.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−276130(P2012−276130)
【出願日】平成24年12月18日(2012.12.18)
【分割の表示】特願2012−109795(P2012−109795)の分割
【原出願日】平成14年5月14日(2002.5.14)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】