説明

部品の結合構造

【課題】一旦結合した部品の分離(分解)が容易で,再利用も可能であり,製品(部品の結合体)の小型化も容易な部品の結合構造を提供する。
【解決手段】複数のフック11を有する第1部品10と,複数のフック11がそれぞれ挿入される複数の挿入穴21を有する第2部品20と,複数の挿入穴21を連続して横切るように,かつ挿入穴21に挿入されたフック11と係合可能に配置され,第2部品20に対して引き抜き可能に取り付けられた弾性を有する線状部材30とを備えている。線状部材30を引き抜くだけで第1部品10と第2部品20とを簡単に分離できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は,部品の結合構造(いわゆるスナップフィット)に関し,より詳しくは,分解が容易な部品の結合構造に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来,プラスチックの弾性を利用した部品の結合構造があり,これは広く一般にスナップフィットと称されている。この構造は部品同士を結合する際にネジ等の部材を必要としないという利点を有しているが,一旦結合した部品同士の結合を解除する作業が困難であるという難点を有している。
【0003】
そこで,特許文献1には,スナップフィット構造により組み付けた2つの部材をリサイクルのために分離・分解する際の作業性の問題を解消し,短時間で容易に分離・分解できるリサイクル対応のスナップフィット係合構造を提供することを目的とし,プラスチック材料から成る爪(2)を備えた係合部材(1)と,該爪と係合可能な穴を有した被係合部材(3)とを,該爪と穴とのスナップフィット係合により結合させるようにしたスナップフィット係合構造において,爪の近傍の係合部材の一部,或は上記穴の近傍の被係合部材の一部に,夫々分解工具の先端が入る差込み口(5)を設けることにより,係合部材と被係合部材との分離・分解性を高めたスナップフィット係合構造が提案されている。
【0004】
また,特許文献2には,スナップフィット結合箇所が複数箇所であっても,一人の作業者で容易で迅速かつ確実に解体できるようにすることを目的とし,係合部材を,第二部材(2)から片持ち梁状をなして相対向するように立設させた少なくとも一対の脚片部(3)と,該各脚片部自由端に設けられ貫通孔(6)に嵌合する係合爪(4)とで形成する一方,一対の係合爪(4)の間隔を貫通孔(6)の間隔よりも狭めた状態で両係合爪(4)を連結するロック状態と該連結を解除するアンロック状態とに係脱される連結手段(7,8,9,10,11)を両係合爪(4)の間に設け,ロック状態にしたとき,一対の係合爪(4)の間隔を狭くする方向に強制的に弾性変形させて貫通孔(6)に嵌合する各係合爪(4)を貫通孔(6)から解脱させると共に弾性変形を維持した状態で,各係合部材を連結手段と一体に貫通孔(6)から抜脱できるようにしたスナップフィット結合構造が提案されている。
【特許文献1】特開平10−173368号公報
【特許文献2】特開2002−227814号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した特許文献1記載の結合構造は,分離・分解時にスナップフィットを破断してしまうため(0007段落,および図3),部品の再利用ができなくなるという欠点を有している。また,分離・分解時にスナップフィットを一つ一つ破断させる作業が必要である。また,スナップフィットを破断させる構造であるため,スナップフィットの剛性を高めることができないという欠点もある。さらにはスナップフィット一つ一つに係合を解除するための作業スペースが必要となり,製品を小型化するのが困難である。
【0006】
また,上記特許文献2の結合構造では,スナップフィット一つ一つ係合を解除する作業が必要であるという欠点があり,また,そのためのスペースが必要であるから,製品を小型化するのが困難である。
さらに,いずれの従来技術も,スナップフィット部は金属のような高剛性の材料で作ることができないため,大きな力が加わると破損するという難点も有している。
本発明の目的は,以上のような問題を解決し,一旦結合した部品の分離(分解)が容易で,再利用も可能であり,製品(部品の結合体)の小型化も容易な部品の結合構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために本発明の部品の結合構造は,フックを有する第1部品と,
前記フックが挿入される挿入穴を有する第2部品と,
上記挿入穴を横切るように,かつ上記挿入穴に挿入された前記フックと係合可能に配置され,前記第2部品に対して引き抜き可能に取り付けられた弾性を有する線状部材と,
を備えたことを特徴とする。
このような構成によれば,第1部品のフックを第2部品の挿入穴に挿入させて線状部材と係合させることで,第1部品と第2部品とを結合させることができる。
また,線状部材を第2部品から引き抜くと,第1部品のフックと線状部材との係合が解除されるので,線状部材を第2部品から引き抜くだけで第1部品と第2部品との結合を,両部品を破壊することなく再利用可能な状態で容易に解除することができる。すなわち,この発明によれば,線状部材を引き抜くだけで係合を解除でき,従来のスナップフィットのように係合しているフックを撓める必要もなく,また撓め過ぎてフックに障害を与えることもない。
さらに,第1部品のフックと線状部材との係合解除ための作業スペースは線状部材を引き抜くためのスペースで足りる。
したがって,この発明の部品の結合構造によれば,一旦結合した部品の分離(分解)が容易で,再利用も可能であり,製品(部品の結合体)の小型化も容易になる。
また,この発明によれば,複数のフックを有する第1部品と,そのフックがそれぞれ挿入される複数の挿入穴を有する第2部品とを結合した後,これら第1部品と第2部品との結合を解除するには,線状部材を第2部品から引き抜くだけでよいから,複数のフックを有する第1部品と,これに結合される第2部品との結合を非常に容易に解除することができる。また,フックに直接触れることができない箇所でも係合の解除が可能である。さらに,線状部材を引き抜くことで係合を解除できるため,複数のフックに一本の線状部材を係合させておけば,従来のようにフックそれぞれに触れる必要がなく,線状部材に触れるスペースが一箇所存在するだけで良いため,限られたスペースを他の目的のために効率的に使用することが可能になる。
【0008】
前記線状部材は曲線状に配置することができ,そのように構成した場合,フックおよび挿入穴の配置の自由度(したがって,第1部品と第2部品との結合構造の自由度)を向上させることができる。
また,前記線状部材の端部に引き抜き用の摘みを設けることで,線状部材を一層容易に引き抜くことができるようになる。
望ましくは,前記フックにおける前記線状部材との当接部は,前記線状部材の軸線方向から見て当該線状部材を抱え込む形状とする。
このように構成すると,フックと線状部材との係合状態の確実性を向上させることができる。同時に,線状部材の引き抜き作業は阻害されないこととなる。
またこの発明によれば,前記第1部品の少なくともフック部,および前記第2部品の少なくとも前記挿入穴をなす部位を,弾性を有しない構成とすることができる。
このように構成しても,線状部材が弾性を有しているので第1部材のフック部は線状部材と係合可能であり,したがって第1部材と第2部材とを結合させることができる。
すなわち,従来のスナップフィットは係合部品,被係合部品のどちらか一方が弾性部材である必要があったのに対し,本発明では第1,第2部品(係合部品,被係合部品)ともに非弾性部材としても結合させることが可能であるため,製品(第1,第2部品の結合体)全体の剛性を高めることができる。
したがって,例えば,剛性の高い金属製の第1部材と第2部材とを,分離(分解)が容易で,再利用も可能であり,製品(部品の結合体)の小型化も容易にしつつ,結合させることができる。したがってまた,部品設計の自由度を広げることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下,本発明に係る部品の結合構造の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る部品の結合構造の一実施の形態を示す図で,(a)は結合された第1,第2部品の斜視図,(b)は結合部の断面図である。
図1に示す部品の結合構造は,フック11を有する第1部品10と,前記フック11が挿入される挿入穴21を有する第2部品20と,上記挿入穴21を横切るように,かつ上記挿入穴21に挿入された前記フック11と係合可能に配置され,前記第2部品20に対して引き抜き可能に取り付けられた弾性を有する線状部材30とを備えている。
【0010】
図示の第1部品10は,ケース(外ケース)状の部品であり,その内面底部12に複数のフック11が一体的に設けられている。
図示の第2部品20は,その周部で第1部品10に緩く嵌り合うケース(内ケース)状の部品であり,上記複数のフック11がそれぞれ挿入される複数の挿入穴21を底板22に有している。
第2部品20の底板22には,線状部材30が挿通されかつ線状部材30を取り付けるための輪状の取付部23(図2(a)参照)が設けられており,線状部材30は,これら取付部23に挿通されることによって,第2部品20に取り付けられる。取付部23は,線状部材30の挿入穴21に対する位置がみだりにずれないように,各挿入穴21の両側に設けられている。
【0011】
線状部材30は上記取付部23に挿通されることで,複数の挿入穴21を連続して横切るように曲線状に,かつ上記挿入穴21に挿入されたフック11と係合可能に配置される。
線状部材30は例えばピアノ線のように弾性と十分な強度を有する部材で構成される。
線状部材30の端部には,引き抜き用の摘み31が設けられている。図1の摘み31は人の指で摘みやすいようにリング状に構成してあるが,工具で摘みやすいような形状とすることもできる(例えば図4(a)参照)。
【0012】
以上のような部品の結合構造によれば,第1部品10のフック11を第2部品20の挿入穴21に挿入させて線状部材30と係合させることで,第1部品10と第2部品20とを結合することができる。なお,線状部材30は予め第2部品20に取り付けておく。フック11が挿入穴21に挿入される際,図2(a)(b)に示すように,線状部材30はフック11に押されてフック11に対応する部位32が撓み,フック11が挿入穴21に完全に挿入されると,図1に示すように元の状態に復帰し,フック11と係合する。
なお,取付部23の形状は,図3(a)に示すように,線状部材30の軸線方向から見てL字形としてもよい。この場合,取付部23は,フック11が挿入される際に線状部材30が撓む側(図2(a)参照)と反対側23aが開かれた形状とする。このように構成すると,線状部材30は,取付部23に対して前記「反対側23a」から装着することで第2部品20に容易に取り付けることができる。
さらに,取付部23の形状は,図3(b)に示すように,線状部材30の軸線方向から見て門形としてもよい。このように構成すると,線状部材30は,取付部23に対しその弾性を利用して上方から嵌合させるように装着することで第2部品20に容易に取り付けることができる。
【0013】
第1部品10と第2部品20との結合を解除する(分離(分解)する)には,線状部材30を第2部品20から引き抜けばよい。
線状部材30を第2部品20から引き抜くと,第1部品10のフック11と線状部材30との係合が解除されるので,線状部材30を第2部品20から引き抜くだけで第1部品10と第2部品20との結合を,両部品10,20を破壊することなく再利用可能な状態で容易に解除することができる。すなわち,この実施の形態によれば,線状部材30を引き抜くだけで係合を解除でき,図9に示すように(従来のスナップフィットのように),係合しているフックを撓める必要もなく,また撓め過ぎてフックに障害を与えることもなくなる。
さらに,第1部品10のフック11と線状部材30との係合解除ための作業スペースは線状部材30を引き抜くためのスペースで足り,結合部毎にその結合を解除するためのスペースを設ける必要はない。
したがって,この実施の形態の部品の結合構造によれば,一旦結合した部品10,20の分離(分解)が容易で,再利用も可能であり,製品(部品10,20の結合体)の小型化も容易になる。
【0014】
また,この実施の形態によれば,複数のフック11を有する第1部品10と,そのフック11がそれぞれ挿入される複数の挿入穴21を有する第2部品20とを結合した後,これら第1部品10と第2部品20との結合を解除するには,線状部材30を第2部品20から引き抜くだけでよいから,複数のフック11を有する第1部品10と,これに結合される第2部品20との結合を非常に容易に解除することができる。また,フック11に直接触れることができない箇所でも係合の解除が可能である。さらに,線状部材30を引き抜くことで係合を解除できるため,複数のフック11に一本の線状部材30を係合させておけば,従来のようにフック11それぞれに触れる必要がなく,線状部材30に触れるスペースが一箇所存在するだけで良いため,限られたスペースを他の目的のために効率的に使用することが可能になる。
【0015】
図1に示したように,線状部材30は曲線状に配置することができるので,フック11および挿入穴21の配置の自由度(したがって,第1部品10と第2部品20との結合箇所設定の自由度)を向上させることができる。
また,線状部材30の端部には引き抜き用の摘み31を設けてあるので,線状部材30を一層容易に引き抜くことができる。
【0016】
図4は本発明に係る部品の結合構造の他の実施の形態を示す図で,(a)は結合された第1,第2部品の斜視図,(b)は結合部の断面図である。図4において,前述した実施の形態と同一部材および同一部分ないし相当部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態が前述した実施の形態と異なる点は,線状部材30を断面矩形のプラスチックワイヤとした点,その取付部23を線状部材30の断面形状に適合させた点にあり,その他の点に変わりはない。
この実施の形態によっても,前述した実施の形態による作用効果と同様な作用効果が得られる。
【0017】
図5(a)(b)はそれぞれ本発明に係る部品の結合構造の他の実施の形態を示す結合部の断面図である。図5において,前述した実施の形態と同一部材および同一部分ないし相当部分には同一の符号を付してある。
図5(a)に示す実施の形態が前述した実施の形態と異なる点は,フック11における線状部材30との当接部13を,線状部材30の軸線方向から見て当該線状部材30を抱え込む形状(図示のものは湾曲形状)とした点にあり,その他の点に変わりはない。
この実施の形態では,フック11における線状部材30との当接部13の先端に突起部13aを設けて,当接部13を,線状部材30を抱え込む形状としてあるため,フック11を線状部材30に係合させる際には,第1部品10の底部12を仮想線で示すように撓ませることが望ましい。
この実施の形態によっても,前述した実施の形態による作用効果と同様な作用効果が得られる。
また,フック11と線状部材30との係合状態の確実性を向上させることができる。なお,線状部材30の引き抜き作業は阻害されない。
【0018】
図5(b)に示す実施の形態の特徴は,第1部品10の少なくともフック部11,および第2部品20の少なくとも挿入穴21をなす部位24は,弾性を有しない構成とした点にある。
このように構成しても,線状部材30が弾性を有しているので(図2参照)第1部材のフック部11は線状部材30と係合可能であり,したがって第1部材10と第2部材20とを結合させることができる。
すなわち,従来のスナップフィットは係合部品,被係合部品のどちらか一方が弾性部材である必要があったのに対し,この実施の形態では第1,第2部品(係合部品,被係合部品)ともに非弾性部材としても結合させることが可能であるため,製品(第1,第2部品の結合体)全体の剛性を高めることができる。
したがって,例えば,剛性の高い金属製の第1部材10と第2部材20とを,分離(分解)が容易で,再利用も可能であり,製品(部品の結合体)の小型化も容易にしつつ,結合させることができる。したがってまた,部品設計の自由度を広げることができる。
【0019】
図6〜図8は本発明に係る部品の結合構造の他の実施の形態を示す図で,図6は斜視図,図7(a)は分解斜視図,図7(b)は図6の断面図,図8は分解過程を示す斜視図である。これらの図において,前述した実施の形態と同一部材および同一部分ないし相当部分には同一の符号を付してある。
この実施の形態が図1に示した実施の形態と異なる点は,第1部品10の内面底部12における外周部にフック11を直線状に2列(1列は4個)設けた点,第2部品20をケース20’とこれに固定した基板25とで構成し基板25に挿入穴21を設けた点,線状部材30をコ字形に構成し,その一端部に共通の摘み31を設けた点にあり,その他の点に基本的な変わりはない。
【0020】
この実施の形態は,電子部品が組み込まれた,テレビ等のリモコンのような製品である。
電子部品(図示せず)は基板25に装着されている。なお,基板25における挿入穴21の両側には線状部材30の取付部23が設けられているが,図示は省略してある。
基板25は,ケース20’にネジ26で固定されている。
このような製品を組み立てる(結合する)には,第1部品10のフック11を第2部品20における基板25の挿入穴21に挿入させて線状部材30と係合させることで,第1部品10と第2部品20とを結合させる。組み立てられた状態(結合された状態)では,図6に示すように,ネジ26は外部に全く露出しない。
【0021】
第1部品10と第2部品20との結合を解除する(分離(分解)する)には,図8に示すように,摘み31をつまみ出して,線状部材30を第2部品20から引き抜くだけで,非常に容易に第1部品10と第2部品20とを分離させることができる。なお,27は摘み31をつまみやすくすべくケース20’に設けた窪みである。
このように,フック11が製品の中に隠れて全くアクセスできない構造であっても,部品を破壊することなく容易に分解が可能である。
なお,この実施の形態によっても,前述した作用効果が得られる。
【0022】
以上,本発明の実施の形態について説明したが,本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく,本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可能である。また,各実施の形態は適宜組み合わせて実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明に係る部品の結合構造の一実施の形態を示す図で,(a)は結合された第1,第2部品の斜視図,(b)は結合部の断面図。
【図2】(a)(b)はそれぞれ結合時の作用説明図。
【図3】(a)(b)はそれぞれ取付部23の変形例を示す図。
【図4】他の実施の形態を示す図で,(a)は結合された第1,第2部品の斜視図,(b)は結合部の断面図。
【図5】(a)(b)はそれぞれ他の実施の形態を示す断面図。
【図6】他の実施の形態を示す斜視図。
【図7】(a)は同上分解斜視図,(b)は図6の断面図。
【図8】同上分解過程を示す斜視図。
【図9】従来技術の説明図。
【符号の説明】
【0024】
10:第1部品,11:フック,20:第2部品,21:挿入穴,30:線状部材,31:摘み。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
フックを有する第1部品と,
前記フックが挿入される挿入穴を有する第2部品と,
上記挿入穴を横切るように,かつ上記挿入穴に挿入された前記フックと係合可能に配置され,前記第2部品に対して引き抜き可能に取り付けられた弾性を有する線状部材と,
を備えたことを特徴とする部品の結合構造。
【請求項2】
複数のフックを有する第1部品と,
前記複数のフックがそれぞれ挿入される複数の挿入穴を有する第2部品と,
上記複数の挿入穴を連続して横切るように,かつ上記挿入穴に挿入された前記フックと係合可能に配置され,前記第2部品に対して引き抜き可能に取り付けられた弾性を有する線状部材と,
を備えたことを特徴とする部品の結合構造。
【請求項3】
前記線状部材は曲線状に配置されることを特徴とする請求項2記載の部品の結合構造。
【請求項4】
前記線状部材の端部に引き抜き用の摘みが設けられていることを特徴とする請求項1〜3のうちいずれか1項に記載の部品の結合構造。
【請求項5】
前記フックにおける前記線状部材との当接部は,前記線状部材の軸線方向から見て当該線状部材を抱え込む形状となっていることを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の部品の結合構造。
【請求項6】
前記第1部品の少なくともフック部,および前記第2部品の少なくとも前記挿入穴をなす部位は,弾性を有しないことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1項に記載の部品の結合構造。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【公開番号】特開2008−51126(P2008−51126A)
【公開日】平成20年3月6日(2008.3.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−225028(P2006−225028)
【出願日】平成18年8月22日(2006.8.22)
【出願人】(000002369)セイコーエプソン株式会社 (51,324)
【Fターム(参考)】