説明

重合体の製造方法

【課題】連続重合において重合ムラを抑制し、光学品質を向上させた重合体の製造方法の実現。
【解決手段】易重合性単量体に重合開始剤溶液を添加して、易重合性単量体を連続重合させる重合体の製造方法であって、前記重合開始剤溶液中の重合開始剤の濃度が500〜8000ppmであることを特徴とする重合体の製造方法。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、重合体の製造方法に関するものであって、特に、プラスチック光ファイバの原料として好適な重合体の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
プラスチック光ファイバ(以下、「POF」と略す。)は、石英系光ファイバに対して大口径、安価、取り扱い性が良い等の長所があり、ライティング、センサー、OA、FA機器間配線等の分野で実用化されている。このようなPOFの製造方法としては、原料として例えばメチルメタクリレート(MMA)を重合させたポリメチルメタクリレート(PMMA)を溶融させたものを、連続的に吐出して溶融紡糸することでファイバ状に賦形するのが一般的である。
【0003】
ところで、MMAは、その重合体(PMMA)が優れた伝送特性を発現するのでPOFの原料としては最適であるものの、重合しやすく、室温でも反応するといった問題があった。そのため、保存中や搬送途中での重合を抑制する目的で、MMAなどの易重合性単量体には、重合禁止剤が添加される場合が多い。
易重合性単量体を重合させる際には、重合禁止剤よりも活性の高い重合開始剤や連鎖移動剤などを添加すればよい(例えば、特許文献1、2参照。)。
【0004】
得られる重合体を、例えばアクリル板や繊維などの通常の用途目的で使用する分には、少々の重合ムラが生じても、あまり問題にはならない。
しかし、重合体をPOFの原料として用いる場合、重合ムラのある重合体の溶融物を連続的に吐出して溶融紡糸することになるので、得られるPOFは伝送損失が生じやすかった。そのため、重合体がPOFの原料となる場合には、高度に重合ムラを抑制するといった、POFならではの高い光学品質が要求される。
【0005】
なお、易重合性単量体は、連続重合により重合される場合が多い。連続重合の場合、図1に示すように易重合性単量体を供給する供給ライン22と、重合開始剤を添加する添加ライン32を各々設け、重合釜10に一定量の易重合性単量体や重合開始剤を連続的に供給、添加して重合すればよい。
【特許文献1】特開2000−321443号公報
【特許文献2】特開2005−82687号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、何らかの要因により添加ライン32からの重合開始剤の添加量が変化すると、易重合性単量体に対する重合開始剤の濃度が変化してしまうため、必ずしも重合ムラを十分に抑制することができなかった。
また、図1に示すように供給ライン22の途中で添加ライン32が合流する場合、易重合性単量体が重合釜10に供給される前に重合反応が進行して、供給ライン22内が閉塞し、連続運転が困難となる場合があった。
【0007】
本発明は、上記事情を鑑みてなされたもので、連続重合において重合ムラを抑制し、光学品質を向上させた重合体の製造方法の実現を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは、鋭意検討した結果、添加ラインを通過する重合開始剤の濃度に着目した。そして、重合開始剤の濃度を薄くし、添加量を増やすことで、添加量が何らかの要因により変化したとしても、易重合性単量体に対する重合開始剤の濃度が変化しにくくなることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
本発明の重合体の製造方法は、易重合性単量体に重合開始剤溶液を添加して、易重合性単量体を連続重合させる重合体の製造方法であって、前記重合開始剤溶液中の重合開始剤の濃度が500〜8000ppmであることを特徴とする。
また、前記易重合性単量体が、不飽和エチレン、特にメチルメタクリレートであると、POFの原料として好適な重合体が得られる。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、連続重合において重合ムラを抑制できる。また、光学品質を向上させた重合体が得られる。
さらに、本発明によれば、低濃度の重合開始剤を易重合性単量体に添加しているので、装置を連続運転させても装置内の閉塞を抑制できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下本発明を詳細に説明する。
<易重合性単量体>
本発明により得られる重合体は、易重合性単量体の重合体である。
前記易重合性単量体は、重合性の高いモノマーである。このような易重合性単量体としては不飽和エチレンが好ましく、具体的にはメチルメタクリレート(MMA)、メチルアクリレート(MA)、ベンジルメタクリレート、フッ素化アルキルメタクリレート等が挙げられる。不飽和エチレンは、得られる重合体をプラスチック光ファイバ(以下、「POF」と略す。)の原料として用いる場合に特に適しており、中でもメチルメタクリレートが好適である。また、市販のものを用いてもよい。
【0012】
易重合性単量体には、通常、使用するまでに易重合性単量体が重合しないように、重合禁止剤が添加されている。重合禁止剤としては、易重合性単量体よりも沸点の高いものが用いられる場合が多く、例えば2,4−ジメチル−6−t−ブチルフェノール、ハイドロキノン(HQ)、メチルハイドロキノン(MEHQ)などが挙げられる。これら重合禁止剤の濃度は、通常、5ppm程度である。
【0013】
<重合体の製造方法>
ここで、本発明の重合体の製造方法について、図1を用いて説明する。
図1は、本発明の重合体の製造装置の一例を示す概略図である。図1に示すように、重合体の製造装置1は、易重合性単量体を重合釜10に供給する供給手段20と、易重合性単量体の供給量に対して所定量の重合開始剤溶液を重合釜10に添加する添加手段30と、重合釜10から反応混合物を抜液する抜液手段40と、反応混合物を回収する回収手段50を具備している。
【0014】
供給手段20は、易重合性単量体を貯蔵するタンク21と、該タンク21と重合釜10を連結する供給ライン22を有しており、易重合性単量体は供給ライン22内を通過して重合釜10に供給される。
添加手段30は、重合開始剤溶液を貯蔵するタンク31と、重合開始剤溶液が通過する添加ライン32を有している。添加ライン32は、図1に示すように合流点23で前記供給ライン22と合流していてもよく、重合釜10に直接連結されていてもよいが、合流点23で合流しているのが好ましい。
【0015】
本発明で用いる重合釜10としては、例えば供給ライン22が接続する供給口11、反応混合物取り出し口12、後述の抜液ラインが接続する抜液口13、撹拌翼(図示略)を備えた槽型反応装置を用いることができ、撹拌翼は重合釜10内全体にわたる混合性能を持つことが好ましい。また、必要に応じて除熱、または加熱して所定の重合温度に制御する機構を有することが好ましい。温度制御は既知の方法によって行うことができる。例えば、ジャケットによる温度制御、重合釜10内に設置したドラフトチューブあるいはコイル等への熱媒循環による温度制御、易重合性単量体の温度調整による温度制御等の方法を採用することができる。
【0016】
抜液手段40は、重合釜10内で製造される重合体や、未反応の易重合性単量体などの反応混合物(以下、単に「反応混合物」という。)を抜液するものであり、例えば図1に示すように、重合釜10の底部に設けられた抜液口13から抜液ライン41が接続され、反応混合物が抜液ライン41を介して系外へ排出される。
【0017】
回収手段40は、反応混合物を貯蔵する回収タンク51と、重合釜10の反応混合物取り出し口12に接続され、回収タンク51と重合釜10を連結する回収ライン52とを有しており、反応混合物は回収ライン52を通過して回収タンク51に回収される。
【0018】
回収タンク51に回収された反応混合物には、未反応の易重合性単量体が含まれているので、これらは分離手段(図示略)に供給され、重合体と易重合性単量体に分離される。
【0019】
このような重合体の製造装置1を用いて重合体を製造する。
まず、タンク21に貯蔵されている易重合性単量体を、供給ライン22を介して重合釜10に供給する。
【0020】
なお、重合体を製造する際には、連鎖移動剤を反応系内に添加するのが好ましい。連鎖移動剤は、重合釜10に直接添加してもよく、製造装置1にラインを別途設けて、該ラインと供給ライン22と合流させて重合釜10の手前で易重合性単量体に添加してもよい。
また、所定量の易重合性単量体と連鎖移動剤をタンク21に供給できるようなシステムを設け、これらを原料液とし、供給ライン22を介して重合釜10に供給してもよい。
【0021】
連鎖移動剤としては、特に限定されないが、塩素含有化合物、アルキルベンゼン化合物、メルカプタン化合物等の公知の連鎖移動剤を用いるのが好ましい。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。特に、易重合性単量体がメチルメタアクリレート(MMA)の場合、連鎖移動剤の効率が高く、得られる重合体の耐熱分解性が優れることから、メルカプタン化合物が好ましい。
【0022】
メルカプタン化合物としては、n−ブチルメルカプタン、イソブチルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタン、sec−ブチルメルカプタン、sec−ドデシルメルカプタン、tert−ブチルメルカプタン等のアルキル基または置換アルキル基を有する第1級、第2級、第3級メルカプタン化合物;フェニルメルカプタン、チオクレゾール、4−tert−ブチル−o−チオクレゾール等の芳香族メルカプタン化合物;チオグリコール酸とそのエステル;エチレンチオグリコール等の炭素数3〜18のメルカプタン化合物などが挙げられる。これらメルカプタン化合物の中でも、n−ブチルメルカプタン、tert−ブチルメルカプタン、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプタンが特に好ましい。
【0023】
連鎖移動剤の添加量は、目的とする重合体の物性を考慮して適宜選定すればよく、例えば、易重合性単量体がMMAの場合、得られる重合体の質量平均分子量(標準ポリスチレン換算値)が70000〜150000の範囲となるような添加量が好ましい。具体的には、MMA100モルに対して0.01〜1.0モルが好ましく、0.05〜0.5モルがより好ましい。添加量が1.0モルを超えると、得られる重合体の重合度が低くなり製品強度が低下することがある。一方、添加量が0.01モル未満であると、重合体の耐熱分解性が低下することがある。
【0024】
一方、タンク31には、予め重合開始剤溶液を貯蔵しておく。
重合開始剤溶液に含まれる重合開始剤としては、特に限定されないが、有機過酸化物またはアゾ化合物等の公知の重合開始剤を用いるのが好ましい。これらは1種単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。特に、易重合性単量体がMMAの場合、アゾ化合物が好ましい。
【0025】
アゾ化合物としては、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)、2,2’−ジメチル−アゾビス−イソブチレート(V−601)、2,2’−アゾビス(2,4,4−トリメチルペンタン)、2,2’−アゾビス(2−メチルプロパン)、2,2’−アゾビスイソブチロニトリル、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、2−(カルバモイルアゾ)−イソブチロニトリルなどが挙げられる。中でも、2,2’−ジメチル−アゾビス−イソブチレート(V−601)が好ましい。
【0026】
重合開始剤溶液中の重合開始剤の濃度は、500〜8000ppmであり、より好ましくは700〜5000ppmであり、さらに好ましくは1000〜4000ppmである。重合開始剤の濃度が8000ppmを超えると、何らかの要因で重合開始剤溶液の添加量が不安定になった場合、易重合性単量体に対する重合開始剤の濃度が顕著に変化してしまうため、得られる重合体に重合ムラが生じやすくなる。また、後述するように重合開始剤溶液が供給ライン22の合流点23で易重合性単量体に混合されるような場合、合流点23よりも下流の供給ライン22が閉塞し、重合装置1の連続運転が困難になることもある。一方、重合開始剤の濃度が500ppm未満となると、重合開始剤の計量精度が低下すると共に、重合釜10で調節される重合温度では予熱不足になりやすくなる。
【0027】
重合開始剤溶液は、PSを溶剤として用いるのが好ましい。PSとしては、例えば、メチルメタクリレート(MMA)、メチルアクリレート(MA)、ベンジルメタクリレート、フッ素化アルキルメタクリレートなど、使用する易重合性単量体と同一の単量体が挙げられる。
【0028】
このような重合開始剤溶液を、添加ライン32を介して重合釜10に添加する。重合開始剤溶液は、合流点23にて易重合性単量体に混合された後に重合釜10に添加されてもよく、直接重合釜10に添加されてもよいが、易重合性単量体に混合されるのが好ましい。重合開始剤溶液が予め易重合性単量体に混合されてから重合釜10に添加されることにより、重合釜10にて重合開始剤と易重合性単量体とがより均一に混ざり合う。
なお、上述したように、重合開始剤溶液中の重合開始剤の濃度の上限を規定しているので、合流点23で重合開始剤溶液が易重合性単量体に混合されても、供給ライン22内では重合反応が起こりにくいので、合流点23より下流でも供給ライン22は閉塞しにくい。
重合開始剤溶液の添加量は、易重合性単量体の供給量に対して所定の量が添加されれば特に制限されない。また、易重合性単量体と重合開始剤溶液の混合物中の重合開始剤の濃度が、45〜90ppmになるように重合開始剤溶液を添加するのが好ましい。
【0029】
重合釜10に供給した易重合性単量体および重合開始剤溶液を、均一に撹拌混合しながら加熱して、重合反応を開始する。重合釜10内には、重合反応により得られる重合体や未反応の易重合性単量体が混在した状態(反応混合物)となる。
反応混合物の重合釜10内での平均滞在時間は2.5時間以上が好ましく、より好ましくは3〜5時間である。平均滞在時間が上記範囲内であれば、重合ムラがより抑制され、均一な重合体が得られる。平均滞在時間が2.5時間未満であると、重合開始剤溶液の添加量の変動に起因して、重合釜10内の液面や加熱温度が変動しやすくなったり、重合開始剤溶液中の重合開始剤の濃度を高くする必要があったりするため、結果、重合ムラが生じやすくなったり、供給ラインが閉塞しやすくなったりする。
【0030】
重合釜10での加熱温度は、易重合性単量体の種類によるが、例えば易重合性単量体がMMAの場合、100〜160℃が好ましく、110〜140℃がより好ましい。
また、重合反応の際には、重合釜10内を加圧するのが好ましい。重合釜圧力は易重合性単量体の種類によるが、例えば易重合性単量体がMMAの場合、0.3〜1.0MPaが好ましく、0.4〜0.7MPaがより好ましい。なお、圧力は絶対圧力である。
【0031】
重合釜10内の反応混合物は、その一部が抜液ライン41を介して重合釜10から系外へ排出される。反応混合物の排出量は、易重合性単量体の供給量と重合開始剤溶液の添加量の合計と同量であることが好ましい。これにより、重合釜10内への供給量と排出量が一定となるので、重合釜10内は見かけ上、常に一定の量の反応混合物が所定の時間滞在することとなる。
【0032】
一方、所定の時間、重合釜10内に滞在した反応混合物は、回収ライン52を介して回収タンク51に回収される。
反応混合物の回収量は、一定の量が回収されれば特に制限されない。
【0033】
回収タンク51に回収された反応混合物を分離手段に供給し、常法により重合体と易重合性単量体に分離して、重合体を得る。
特に、易重合性単量体としてMMAを用いた場合、得られる重合体(ポリメチルメタクリレート:PMMA)は重合ムラが抑制され、優れた伝送特性を有すると共に、高い光学品質をも有する。従って、本発明により得られるPMMAはPOFの原料として好適である。
【0034】
以上のように、本発明によれば、易重合性単量体を連続重合させる際に添加する重合開始剤の濃度を8000ppm以下に規定し、添加量を増やすことで、たとえ添加量が変化したとしても、易重合性単量体に対する重合開始剤の濃度変化を抑制できる。従って、連続重合において重合ムラを低減し、光学品質を向上させた重合体を製造できる。また、重合装置を連続運転させても重合装置内の閉塞を抑制できるので、生産性も向上する。
特に、易重合性単量体としてMMAを用いれば、POFの原料として好適なPMMAが得られる。
【実施例】
【0035】
以下、本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0036】
図1に示す製造装置1を用い、重合体を製造した。
(原料液の調製)
メチルメタクリレート(MMA)と、連鎖移動剤としてn−ブチルメルカプタンを図1に示すタンク21に供給できるようなシステムを設け、これらを原料液とした。
【0037】
(重合開始剤溶液の調製)
溶剤としてメチルメタクリレート(MMA)78kgに、重合開始剤として2,2’−ジメチル−アゾビス−イソブチレート(V−601)を240g添加して重合開始剤溶液を調製した。重合開始剤溶液中の重合開始剤の濃度は3000ppmであった。
【0038】
(連続重合)
先に得られた重合開始剤溶液を、タンク31に貯蔵した。
重合開始剤溶液と、タンク21内の原料液とを、重合開始剤溶液の添加量が4.666kg/時間、原料液の供給量が200kg/時間となるように重合釜10に連続供給した。なお、重合釜10内での重合開始剤の濃度(すなわち、原料液と重合開始剤溶液の混合物中の重合開始剤の濃度)は、70ppmであった。
重合釜10内に供給された易重合性単量体および重合開始剤溶液を均一に撹拌混合しながら、加熱温度142℃、重合釜圧力0.70MPaにて重合反応を開始した。
重合反応により得られる重合体と未反応の易重合性単量体の混合物(反応混合物)を、抜液ライン41から200kg/時間の排出量にて連続的に排出させることで、重合釜10の液面を重合釜10の深さの51%の位置で保持した。
平均4.0時間、重合釜10内に滞在した反応混合物を、110kg/時間の回収量にて回収タンク51に回収した。
その後、回収した反応混合物を重合体(ポリメチルメタクリレート:PMMA)と、未反応のMMAとに分離した。
【0039】
得られたPMMAは、重合ムラが抑制されていた。また、質量平均分子量(標準ポリスチレン換算値)が90000であった。
なお、重合釜10内の重合率は45〜46%であった。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】重合体の製造装置の一例を示す概略図である。
【符号の説明】
【0041】
1:製造装置
10:重合釜
20:供給手段
30:添加手段
40:抜液手段
50:回収手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
易重合性単量体に重合開始剤溶液を添加して、易重合性単量体を連続重合させる重合体の製造方法であって、
前記重合開始剤溶液中の重合開始剤の濃度が500〜8000ppmであることを特徴とする重合体の製造方法。
【請求項2】
前記易重合性単量体が、不飽和エチレンであることを特徴とする請求項1に記載の重合体の製造方法。
【請求項3】
前記不飽和エチレンが、メチルメタクリレートであることを特徴とする請求項2に記載の重合体の製造方法。

【図1】
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【公開番号】特開2009−62405(P2009−62405A)
【公開日】平成21年3月26日(2009.3.26)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−228776(P2007−228776)
【出願日】平成19年9月4日(2007.9.4)
【出願人】(000006035)三菱レイヨン株式会社 (2,875)
【Fターム(参考)】