説明

録画再生装置

【課題】着脱可能な記録媒体に録画された番組に関する番組情報のうち、当該番組の確認をユーザが行う際に必要となる情報のみを番組情報として録画再生装置の記憶領域に記憶させることで、番組情報全体を記憶する場合に比べ、記憶領域の容量を小さくする。
【解決手段】着脱可能な記録媒体の接続状態および識別情報の検知、並びに記録媒体へのデータの記録制御あるいは再生制御を行う記録媒体制御部と、番組および番組管理情報を含むデータの受信を行うデータ受信部と、記録媒体への録画制御を行う録画制御部と、記録媒体からの再生制御を行う再生制御部と、番組管理情報から新たな番組管理情報を生成する番組管理情報取得生成部と、この番組管理情報取得生成部または記録媒体から取得した番組管理情報から記録媒体に録画された番組に関する番組リスト情報を生成記憶する番組リスト情報記憶部とを備えたものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、番組の録画および再生を行う録画再生装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
近年、放送番組の録画再生装置は、ハードディスクドライブ(HDD)を機器に内蔵したタイプだけでなく、着脱が可能なリムーバブルHDD等の記録媒体に録画可能な録画再生装置が発売されている。着脱が可能な記録媒体に番組を録画した場合、当該着脱可能な記録媒体には、録画された番組とともに、当該番組に関する番組管理情報が記録されている。
【0003】
このような着脱可能な記録媒体に番組を録画した場合、その記録媒体が録画再生装置に接続された状態であれば、接続された記録媒体に録画している番組がどのような番組であるかを把握することができるが、記録媒体が取り外された場合は、記録媒体を接続するまで当該記録媒体にどのような番組が録画されているかを確認することができなかった。
【0004】
これに対して、STB(Set Top Box)等の記録媒体管理装置において、当該記録媒体管理装置の記憶領域に、着脱可能な記録媒体の固有ID毎に当該記録媒体に記録された番組管理情報を格納しておき、着脱可能な記録媒体の着脱時に当該記録媒体に記録された番組管理情報と記録媒体管理装置の記憶領域に格納された番組情報とを一致させることで着脱可能な記録媒体が接続されていなくても、当該記録媒体に記録された番組の番組管理情報を管理する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−199742号公報(頁、図)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、従来の記録媒体管理装置においては、着脱可能な記録媒体に記録された番組管理情報と記録媒体管理装置の記憶領域に格納された番組情報とを一致させるというものであり、着脱可能な記録媒体に録画されている番組のリストの内容をユーザが確認する際に必要となる情報以外の情報についても、記録媒体管理装置の記憶領域に格納することになり、多くの容量の記憶領域が必要になるという問題があった。
【0007】
また、着脱可能な記録媒体がPC(Personal Computer)等の他の機器に接続された場合に、当該記録媒体に録画された番組や記録された番組管理情報が読み出されてしまったり、不当に書き換えられてしまったりして、記録されたデータが破損してしまうという問題があった。
【0008】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、着脱可能な記録媒体に録画された番組に関する番組管理情報のうち、当該番組の確認をユーザが行う際に必要となる情報のみを番組リスト情報として録画再生装置の記憶領域に記憶させることで、着脱可能な記録媒体に記録された番組情報全体を記憶する場合に比べ、記憶領域の容量を小さくできる録画再生装置を提供することを目的とする。
【0009】
また、この発明は、着脱可能な記録媒体に番組を録画したり番組管理情報を記録したりする際に、これらのデータを暗号化することで、当該記録媒体に記録された情報を不当に読み出されたり、不当に書き換えられたりすることを防ぐことができる録画再生装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
この発明に係る録画再生装置においては、着脱可能な記録媒体が接続される記録媒体接続部と、この記録媒体接続部に接続された前記着脱可能な記録媒体の接続状態および識別情報の検知、並びに前記着脱可能な記録媒体へのデータの記録制御あるいは再生制御を行う記録媒体制御部と、この記録媒体制御部と前記着脱可能な記録媒体との間に接続され、前記着脱可能な記録媒体へのデータの記録時は前記データの暗号化処理を行い、前記脱可能な記録媒体からのデータの再生時は前記データの復号化処理を行う暗復号化部と、番組および番組管理情報を含むデータの受信を行うデータ受信部と、このデータ受信部で受信された前記番組および番組管理情報を前記記録媒体制御部および前記暗復号化部を介して前記着脱可能な記録媒体への録画制御を行う録画制御部と、前記着脱可能な記録媒体に録画された前記番組および番組管理情報を前記記録媒体制御部および前記暗復号化部を介して再生制御を行う再生制御部と、前記データ受信部、前記録画制御部および前記再生制御部から前記番組の番組管理情報の取得並びに取得された前記番組管理情報から新たな番組管理情報を生成する番組管理情報取得生成部と、この番組管理情報取得生成部または前記着脱可能な記録媒体から前記番組管理情報を取得し、この取得した前記番組管理情報から前記着脱可能な記録媒体に録画された番組に関する情報を抽出して前記識別情報に対応した番組リスト情報を生成記憶する番組リスト情報記憶部とを備えたものである。
【発明の効果】
【0011】
この発明に係る録画再生装置は、着脱可能な記録媒体に録画された番組に関する番組管理情報のうち、当該番組の確認をユーザが行う際に必要となる情報のみを番組リスト情報として録画再生装置の記憶領域に記憶させているので、着脱可能な記録媒体に記録された番組情報全体を記憶する場合に比べ、録画再生装置の記憶領域の容量を小さくすることができる。
【0012】
また、着脱可能な記録媒体に番組を録画したり番組管理情報を記録したりする際に、これらのデータを暗号化しているので、当該記録媒体に記録された情報を不当に読み出されたり、不当に書き換えられたりすることを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の実施の形態1における録画再生装置の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の実施の形態1における番組管理情報の例を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1における番組リスト情報の例を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1における記録媒体接続時の動作フローを示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1における番組リスト表示の動作フローを示す図である。
【図6】本発明の実施の形態1における番組のリスト更新の動作フローを示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1における番組リスト情報の例を示す図である。
【図8】本発明の実施の形態2における録画再生装置の構成を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態2における番組リスト表示の動作フローを示す図である。
【図10】本発明の実施の形態2における番組のリスト更新の動作フローを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
実施の形態1.
図1は、この発明を実施するための実施の形態1に係る録画再生装置100の構成を示す模式図である。本実施の形態における録画再生装置100は、入力部101、ユーザ入力部102、データ受信部103、録画制御部104、再生制御部105、ストリーム書き出し部106、記録媒体制御部108、番組管理情報取得生成部109、記録媒体接続部110、番組リスト情報記憶部112、ストリーム読み出し部113、映像出力制御部114、表示部115および暗復号化部116を備えている。記録媒体接続部110には、着脱可能な記録媒体117が接続されている。着脱可能な記録媒体117としては、例えば、USBメモリ、SDカード、USB接続可能なHDDなどを用いることができる。
【0015】
入力部101は、放送波やネットワークなどから映像音声信号が入力されるアンテナや入力端子などであり、データ受信部103は、録画制御部104からの指示によりデータの受信を行う。例えば、入力部101に入力された映像音声信号が放送波の場合、データ受信部103は、このデータ受信部に備えられたチューナーを録画制御部104から指示されたチャンネルの周波数に設定し、復調処理を行ってストリームデータを取得する。また、入力部101に入力された映像音声信号がネットワークの場合、録画制御部104から指示されたデータを、ネットワークを介してサーバなどから取得する。
【0016】
ユーザ入力部102は、ユーザが録画再生装置100を操作する際にユーザからのコマンドを受け付ける。ユーザ入力部102は、例えば、リモコン、キーボード、マウスなどの入力デバイスにより実現することができる。
【0017】
録画制御部104は、ユーザ入力部102を介して受付けたユーザの指示により番組の録画のための制御を行う。具体的には、録画制御部104は、記録媒体制御部108に対しては記録媒体接続部110に記録媒体117が接続されているか否かを確認し、記録媒体117が接続されている場合には当該記録媒体117の識別情報を取得する。また、録画制御部104は、データ受信部103に対しては録画するデータの映像音声に関するストリームの取得処理を行うよう制御し、ストリーム書き出し部106に対しては取得したストリームのタイトル番号を設定し、取得したデータの書き出しを行うように制御する。さらに録画制御部104は、番組管理情報取得生成部109に対しては記録媒体117の識別情報および取得したストリームのタイトル番号を設定するように制御する。
【0018】
ストリーム書き出し部106は、データ受信部103から取得したストリームデータおよび記録するストリームのタイトル番号を記録媒体制御部108に設定する。また、録画制御を行った際に番組管理情報取得生成部109に対して、後述する番組管理情報の取得、生成を行うよう制御を行う。
【0019】
番組管理情報取得生成部109は、録画制御部104からの制御に従って、データ受信部103が取得したデータから、番組名、ジャンル、チャンネル番号などの情報を取得するとともに、録画日時、録画時間、番組の付随情報であるGOP(Group of Pictures)やチャプターなどの情報の生成処理を行い、録画制御部106が取得した記録媒体117の識別情報および番組管理情報を記録媒体制御部108に設定する。
【0020】
また、番組管理情報取得生成部109は、再生制御部105から記録媒体117の識別情報、ストリームのタイトル番号、ユーザが番組をどの時間まで視聴し、停止したかを示すレジューム情報、ユーザが番組を視聴していないかどうかを示す視聴フラグ、および番組の削除を行えないようにするか否かを示す保護フラグが設定された場合は、これらの記録媒体117の識別情報、ストリームのタイトル番号、レジューム情報、視聴フラグおよび保護フラグを記録媒体制御部108に設定する。
【0021】
ここで、視聴フラグおよび保護フラグについて説明する。ユーザが番組を視聴していないかどうかを示す視聴フラグは、ユーザが番組をまだ視聴していない場合を「有り」、ユーザが番組を既に視聴している場合を「無し」とする。また、番組の削除を行えないようにするか否かを示す保護フラグは、番組の削除が可能な場合を「無し」、番組の削除を不可とする場合を「有り」とする。
【0022】
さらに、番組管理情報取得生成部109は、再生制御部105から記録媒体117の識別情報、およびストリームのタイトル番号を含む番組削除通知が設定された場合には、記録媒体117の識別情報、および、ストリームのタイトル番号を含む番組削除通知を記録媒体制御部108に設定する。
【0023】
図2は、本実施の形態における番組管理情報の一例を示したものである。番組管理情報は、ストリームのタイトル番号、チャンネル番号、録画日時、録画時間、レジューム情報、視聴フラグ、保護フラッグおよびGOPなどの番組付随情報から構成される。番組付随情報は、ストリームのGOP情報など、録画された番組の再生を行う際に必要な情報であるが、ユーザが録画された番組リストの確認を行う際には必ずしも必要とならない情報である。図2の例では番組付随情報そのもの(例えば、GOPのアドレスや時間情報)を記載しているのではなく、番組付随情報のデータサイズを記載している。なお、番組管理情報として、番組概要を示すデータや番組中のあるシーンのサムネイルデータ、ジャンルのデータを含んでいてもよい。
【0024】
記録媒体117に記録された番組管理情報は、図2に示すように、ストリームのタイトル番号、チャンネル番号、録画日時、録画時間、レジューム情報、視聴フラグ、保護フラグおよびGOPなどの番組付随情報から構成される。番組リスト情報記憶部112は、記録媒体117の識別情報を確認し、記録媒体117に記録された番組管理情報の中からタイトル番号毎に記録された、チャンネル番号、番組名、録画日時、録画時間、レジューム情報、視聴フラグおよび保護フラグのセットを抽出し、記録媒体117の識別情報毎に、抽出したタイトル番号毎のチャンネル番号、番組名、録画日時、録画時間、レジューム情報、視聴フラグおよび保護フラグのセットを番組リスト情報として、番組リスト情報記憶部112に備えられた記録領域に記憶する。
【0025】
再生制御部105は、ユーザ入力部102を介して受付けたユーザの指示により番組の再生のための制御を行う。具体的には、再生制御部105は、番組リスト情報記憶部112に対してその内部の記憶領域に保持している番組リスト情報から番組リストを表示部115に表示するよう制御する。ユーザは、この表示された番組リストを見て再生する番組を選択する。ユーザ入力部102を介してユーザによって再生する番組が選択されると、再生制御部105は、選択された番組に対応する記録媒体の識別情報、およびストリームのタイトル番号を取得し、ストリームデータの読み出し処理を行うよう制御する。
【0026】
また、再生制御部105は、再生制御を行った際にユーザからの操作に基づいて、番組管理情報取得生成部109に対して、記録媒体の識別情報、ストリームのタイトル番号、レジューム情報および視聴フラグを設定する。ストリーム読み出し部113は、再生制御部105が取得した記録媒体の識別情報およびストリームのタイトル番号に対応したデータを記録媒体制御部108に要求し、再生制御部105の制御に従ってストリームデータの読み出し処理を行い、映像出力制御部114に読み出したデータを設定する。映像出力制御部114は、ストリーム読み出し部113が設定したデータに基づいてストリームの映像音声のデコード処理を行い、表示部115を介して映像音声をユーザに提示する。
【0027】
さらに、再生制御部105は、ユーザ入力部102を介して受付けたユーザの指示により再生を行った際に、視聴したかどうかを示す視聴フラグや番組のどの時間まで再生したかどうかを示すレジューム情報を、記録媒体117の識別情報およびストリームのタイトル番号とともに番組管理情報取得生成部109に通知する。
【0028】
また、表示部115に表示された番組リストから、削除などの編集を行うためにユーザ入力部102を介してユーザが番組を選択すると、再生制御部105は、記録媒体117の識別情報および選択された番組に対応するストリームのタイトル番号を取得し、番組管理情報取得生成部109に対し、指定された記録媒体の識別情報およびストリームのタイトル番号の番組管理情報を削除するよう通知する。
【0029】
記録媒体接続部110に接続される着脱可能な記録媒体117は、ハードディスクなどの記録媒体であり固有の識別情報を保持し、ストリームデータや番組管理情報が記録される。この記録媒体117は、記録媒体制御部108や番組リスト情報記憶部112からの制御にしたがって、暗復号化部116にて暗号化されたストリームデータや番組管理情報などの書き出しや読み出しが記録媒体接続部110を介して行われる。
【0030】
記録媒体制御部108は、ストリーム書き出し部106によって設定されたストリームデータおよび番組管理情報取得生成部109が設定した番組管理情報を暗復号化部116にて暗号化した後に、記録媒体接続部110を介して記録媒体117に書き込みするよう制御する。
【0031】
また、記録媒体制御部108は、ストリーム読み出し部113からストリームのデータの要求があった場合には、ストリーム読み出し部113が要求するストリームのタイトル番号のストリームデータを記録媒体117から読み込み、暗復号化部116で復号化した後にストリーム読み出し部113に設定する。番組管理情報取得生成部109がストリームのタイトル番号を含む番組削除通知を設定した場合は、対応するストリームのタイトル番号のストリームデータ、および、対応するストリームのタイトル番号の番組管理情報を記録媒体117から削除するよう制御する。
【0032】
さらに、記録媒体制御部108は、番組リスト情報記憶部112から番組リスト情報の取得要求があった場合には、記録媒体117の識別情報および記録媒体117に記録されている番組リスト情報を記録媒体接続部110を介し記録媒体117から読み出して暗復号化部116で復号化し、番組リスト情報記憶部112に通知する。
【0033】
図3は、本実施の形態における番組リスト情報の一例を示したものである。番組リスト情報は、記録媒体117の識別情報毎に、ストリームのタイトル番号、チャンネル番号、番組名、録画日時、録画時間、レジューム情報、視聴フラグおよび保護フラグなどから構成される情報である。番組管理情報に含まれる番組付随情報は、ユーザが録画された番組リストの確認を行う際には必ずしも必要とならない情報であるため、番組リスト情報には含まない。番組管理情報として、番組概要を示すデータを含んでいる場合には、番組リスト情報として、番組概要を示すデータを含んでいてもよい。番組管理情報として、番組のサムネイルデータを含んでいる場合には、番組リスト情報として、番組のサムネイルデータを含んでいてもよい。番組管理情報として、番組のジャンルのデータを含んでいる場合には、番組リスト情報として、番組のジャンルのデータを含んでいてもよい。また、記録媒体制御部108は、記録媒体117の識別情報に基づいて記録媒体117が録画再生装置100に接続されているか否かを確認し、記録媒体117の接続の有無の問い合わせがあった場合や、記録媒体117が抜き差しされた場合は、記録媒体117の識別情報とともに記録媒体117の接続の有無を通知する。
【0034】
番組リスト情報記憶部112は、記録媒体制御部108に記録媒体117の接続の有無を確認し、記録媒体117が接続されている場合には接続されている記録媒体117の識別情報毎に記録媒体117に記録されている番組管理情報から番組リスト情報を取得し、暗復号化部116で復号化して番組リスト情報記憶部112の内部の記憶領域である揮発性メモリに記憶する。揮発性メモリ上に記憶することで、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリに比べて高速に読み書きできるとともに、番組リスト情報が更新されるたびに読み書きが発生するため、多くの回数の読み書きが発生しても読み書き回数によるデバイスの寿命を長くすることができる。
【0035】
また、番組リスト情報記憶部112は、再生制御部105から番組リストの表示要求があった場合には、番組リスト情報記憶部112が記憶している記録媒体117の識別情報および番組リスト情報に基づいて、表示部115を介して番組リストをユーザに提示する。番組リスト情報記憶部112が記録媒体117に対して番組リスト情報を取得するタイミングとしては、録画制御部104により録画制御が行われたタイミングや、再生制御部105により再生制御が行われたタイミングなどユーザの操作によって番組リスト情報記憶部112が記憶している情報が更新される場合などである。
【0036】
表示部115は、映像出力制御部114にてデコードされた映像音声の表示や番組リスト情報記憶部から設定された番組リスト情報に基づいて、記録媒体117に録画された番組のリストの表示などを行う。
【0037】
暗復号化部116は、記録媒体制御部108や番組情報記憶部112からの制御にしたがって、番組管理情報やストリームデータの暗号化や復号化を行う。記録媒体117は、録画再生装置110との着脱が可能であり、他の機器との接続も可能であるため、他の機器と接続した場合に記録されているデータが改ざんされたり、不当に読み出されたりしないように暗号化されたデータが記録されており、情報の秘匿が可能である。また、録画再生機器100で読み出す際には復号化することで記録されたデータを正常に読み出すことができる。
【0038】
図4は、本実施の形態における、記録媒体接続時の録画再生装置の動作フローを示す図である。
【0039】
ユーザが録画再生装置110に記録媒体117を接続すると(S1001)、番組リスト情報記憶部112は、記録媒体制御部108からの記録媒体の接続有無の通知にしたがって、記録媒体が接続されたことを認識する(S1002)。番組リスト情報記憶部112は、内部の揮発性メモリ上に接続された記録媒体の識別情報と一致する番組リスト情報を保持しているかどうかを確認し(S1003)、保持していない場合には番組リスト情報記憶部112は、記録媒体117から番組リスト情報を取得し、内部の揮発性メモリに保持して処理を終了する。
【0040】
内部の揮発性メモリ上に、接続された記録媒体の識別情報と一致する番組リスト情報を保持している場合には、番組リスト情報記憶部112は、記録媒体117の番組リスト情報を取得して、内部の揮発性メモリに保持している番組リスト情報のうち、記録媒体117の識別情報と一致する番組リスト情報を取得して変更があるかどうかを確認し(S1004)、番組リスト情報の変更がない場合には処理を終了する。番組リスト情報記憶部112は、番組リスト情報の変更がある場合には、番組リスト情報記憶部112は、番組リスト情報記憶部112の揮発性メモリに保持されている、記録媒体117の識別情報と一致する番組リスト情報を用いて、暗復号化部116を介して暗号化した番組情報リストを記録媒体117に書き込む。
【0041】
図5は、本実施の形態における、番組リスト表示の動作フローを示す図である。図5は、ユーザの再生操作やリスト表示操作により、番組リストの表示をする際のフローである。この図を用いて、番組リスト情報記憶部112の番組リスト情報を用いた番組リストの表示の流れを説明する。
【0042】
ユーザ入力部102を介して、ユーザから番組リストの表示指示が行われると(S401)、番組リスト情報記憶部112は、内部の揮発性メモリに記録媒体117の識別情報毎の番組リスト情報が保持されているかどうかを確認し(S402)、内部の揮発性メモリに番組リスト情報が保持されている場合には、その番組情報リスト情報に基づいて、番組のリストを表示部115に表示する(S405)。S402にて番組リスト情報記憶部112の内部の揮発性メモリに番組リスト情報が保持されていない場合には、記録媒体接続部110に記録媒体117が接続されているか否かを確認し(S403)、記録媒体117が接続されている場合には、番組リスト情報記憶部112は記録媒体117から当該記録媒体117の識別情報および番組管理情報を取得し、さらに番組管理情報から番組リスト情報を抽出して、記録媒体117の識別情報毎に取得した番組リスト情報を内部の揮発性メモリに記憶し(S404)、取得した番組リスト情報に基づいて、番組のリストを表示部115に表示する(S405)。S403にて記録媒体117が接続されていない場合には、表示可能な番組リスト情報が存在しないため、表示部115に表示可能な番組のリストが存在しない旨を示す表示を行う(S406)。以上のように制御することで、ユーザから番組リストの表示操作が行われた場合に、番組リスト情報記憶部112に記憶された番組リスト情報に基づいて、番組のリストを表示することができる。例えば、番組リスト情報記憶部112に図3に示した番組リスト情報が保持されている場合、画面上に記録媒体117の識別情報毎にチャンネル番号、番組名、録画日時、録画時間、レジューム情報、視聴フラグおよび保護フラグを示す情報をユーザに提示し、ユーザが画面上で確認することで、記録媒体117が接続されているか否かにかかわらず、ユーザはどのような番組をその記録媒体に録画し、視聴したかどうか、もしくはどれくらいの時間まで視聴したかなどの情報を把握することができる。
【0043】
図6は、本実施の形態における、番組のリスト更新の動作フローを示す図である。図6は、ユーザ操作により番組リスト情報に変更が行われる場合のフローを示す図である。この図を用いて、番組リスト情報記憶部112に記憶されている番組リスト情報の更新の流れを説明する。
【0044】
ユーザ入力部102を介してユーザが録画や再生などの操作を行うと(S501)、録画制御部104や再生制御部105は、番組の録画や再生等の処理を行い、番組管理情報取得生成部109に対して、記録媒体の識別情報および番組管理情報を通知する(S502)。番組管理情報取得生成部109は、通知された記録媒体の識別情報に基づいて、記録媒体制御部108に対し、通知された記録媒体の識別情報に対応する記録媒体が記憶媒体接続部110に接続されているか否かを確認する(S503)。通知された記録媒体の識別情報に対応する記録媒体117が接続されている場合は、番組管理情報取得生成部109に通知された記録媒体の番組管理情報と、番組管理情報取得生成部109に保持されていれた番組管理情報のストリームのタイトル番号に対応した番組管理情報とを比較して変更があるかどうかを確認し(S504)、変更が無い場合は番組リストの更新を行う必要はないため、番組リストの更新処理を終了する。変更がある場合には、番組管理情報取得生成部109にて通知された番組管理情報に基づいて、記録媒体117の番組管理情報を更新する(S505)。S503にて、通知された記録媒体の識別情報に対応する記録媒体117が接続されていない場合には、S506のステップに移行する。次に、番組管理情報取得生成部109は、通知された記録媒体の識別情報、および番組管理情報を番組リスト情報記憶部112に通知し(S506)、番組管理情報から番組リスト情報を抽出する(S507)。さらに、番組リスト情報記憶部112は内部の揮発性メモリに番組リスト情報が記憶されているかどうかを確認し(S508)、番組リスト情報記憶部112に番組情報リストが記憶されていない場合は、通知された記録媒体の識別情報および番組管理情報から抽出した番組リスト情報に基づき、記録媒体の識別情報毎に番組リスト情報を生成して記憶し(S510)、処理を終了する。番組リスト情報記憶部112に番組情報リストが記憶されている場合には、番組リスト情報記憶部112に通知された記録媒体の識別情報および番組リスト情報と、番組リスト情報記憶部112が保持している記録媒体の識別情報および番組リスト情報とを比較して変更があるかどうかを確認し(S509)、変更がある場合には、番組リスト情報記憶部112が保持している番組リスト情報を、通知された番組リスト情報に変更して(S511)処理を終了する。S509にて変更がない場合には処理を終了する。例えば、再生時には、対応するタイトル番号のレジューム情報、視聴フラグなどが更新されることがある。録画時には、番組リスト情報記憶部112のタイトル番号に存在しないタイトル番号の番組リスト情報が追加される。タイトル編集時には、番組リスト情報記憶部のタイトル番号に対応する保護フラグが更新されたり、タイトルが削除されたりすることがある。
【0045】
図7は、本実施の形態における、番組リスト情報の例を示す図である。ユーザが再生操作を行った場合に番組リスト情報が更新される例について、この図7および図3を用いて説明する。まず、図5で説明したフローにしたがって番組リストの表示が行われる。ここでは図3に示す番組リスト情報が番組リスト情報記憶部112に保持され、その番組リスト情報にしたがって画面上に番組リストが表示されるものとする。ユーザが表示された番組リストからタイトル番号2に対応する番組を選択し、番組の始まりから1時間のところまで再生を行うものとする。
【0046】
番組の始めから再生が行われ、1時間後にユーザが停止操作を行うと、再生制御部105は、記録媒体の識別情報、再生したストリームのタイトル番号、レジューム情報および視聴フラグを番組管理情報取得生成部109に通知する。ここでは、例えば、図7に示すように記録媒体の識別情報が“1”、タイトル番号が“2”、レジューム情報が“1:00:00”および視聴フラグが“無し”の情報が通知される。なお、再生が行われなかった場合には、更新される情報がないため、再生制御部105から番組管理情報取得生成部109への通知は行われない。
【0047】
再生制御部105から番組管理情報取得生成部109に通知が行われた際に識別情報が“1”の記録媒体117が接続されていた場合には、記録媒体117の番組管理情報と通知された情報との変更を確認し、番組管理情報が更新され、再生制御部105から番組リスト情報記憶部112に通知が行われる。番組管理情報取得生成部109に通知が行われた際に識別情報が“1”の記録媒体が接続されていない場合には、記録媒体117への番組管理情報の更新はできないため、再生制御部105から番組リスト情報記憶部112に通知が行われる。番組リスト情報記憶部112は、番組管理情報取得生成部109に通知された情報から番組リスト情報を抽出し、この番組リスト情報と番組リスト情報記憶部112が保持している番組リスト情報との比較を行い、対応する記録媒体の識別情報およびストリームのタイトル番号に対応する番組リストが変更されたことを確認し、識別情報が“1”、タイトル番号が“2”に対応する番組リスト情報のレジューム情報および、視聴フラグを図7に示すように変更する。
【0048】
このように構成された録画再生装置によれば、着脱可能な記録媒体に記録されている番組管理情報からユーザが番組リストの確認を行う際に、必要な番組リスト情報のみを抽出して記憶し、ユーザから番組リストの表示操作があった場合に録画再生装置内部の記憶領域に記憶している番組リスト情報を使用して番組リストの表示を行うようにすることで、録画再生装置にその記録媒体が接続されていない場合でも番組リストをユーザに提示することができるとともに、着脱可能な記録媒体に記録された番組情報全体を記憶する場合に比べ、録画再生装置の記憶領域の容量を小さくすることができる。
【0049】
また、着脱可能な記録媒体に番組や番組管理情報などのデータを記録する際に、暗号化した後に記録しているので、当該記録媒体がPC等の他の機器に接続された際に、記録された情報を不当に読み出されたり、不当に書き換えられたりされずに、データを保護することができる。さらには、番組リスト情報を揮発性メモリに記録することで、フラッシュメモリなどの不揮発性メモリに比べて高速に読み書きできるとともに、番組リスト情報が更新されるたびに読み書きが発生するため、多くの回数の読み書きが発生しても読み書き回数によるデバイスの寿命を長くすることができる。
【0050】
実施の形態2.
実施の形態1における録画再生装置は、記憶媒体毎に記録されている番組管理情報から番組リスト情報を抽出し、抽出した番組リスト情報をすべて記憶するよう構成されているが、すべての番組リスト情報ではなく、録画日時や視聴フラグ、レジューム情報などの情報を用いて絞込みを行った番組情報リストを記憶するように構成することができる。
【0051】
図8は、実施の形態2に係る録画再生装置200の構成を示す概略図である。本実施の形態における録画再生装置200は、入力部101、ユーザ入力部102、データ受信部103、録画制御部104、再生制御部105、ストリーム書き出し部106、記録媒体制御部108、番組管理情報取得生成部109、記録媒体接続部110、番組リスト情報選択記憶部212、ストリーム読み出し部113、映像出力制御部114、表示部115および暗復号化部116を備えている。番組リスト情報選択記憶部212以外の構成は実施の形態1の録画再生装置100と同様であるため、説明を省略する。
【0052】
番組リスト情報選択記憶部212は、記録媒体制御部108に対して記録媒体接続部110に記録媒体117の接続の有無を確認し、記録媒体117が接続されている場合には接続されている記録媒体117の識別情報毎に記録媒体117に記録されている番組リスト情報を取得し、記憶する。番組リスト情報選択記憶部212は、記録媒体117が接続されていない場合には、録画日時や視聴フラグ、レジューム情報などの情報を用いて番組リスト情報の絞込みを行い、絞り込んだ番組リスト情報を保持する。
【0053】
番組リスト情報選択記憶部212は、再生制御部105から番組リストの表示要求があった場合には、番組リスト情報記憶部112が記憶している記録媒体の識別情報および番組リスト情報に基づいて、表示部115を介して番組リストをユーザに提示する。番組リスト情報選択記憶部212が記録媒体117に対して番組リスト情報を取得するタイミングとしては、録画制御部104により録画制御が行われたタイミングや、再生制御部105により再生制御が行われたタイミングなどユーザの操作によって番組リスト情報記憶部112が記憶している情報が更新される場合などである。
【0054】
図9は、本実施の形態における、番組リスト表示の動作フローを示す図である。この図を用いて、番組リスト情報選択記憶部212の番組リスト情報を用いた番組リストの表示の流れを説明する。
【0055】
ユーザ入力部102を介してユーザにより番組リストの表示操作が行われると(S801)、番組リスト情報選択記憶部212は、記録媒体制御部108に記録媒体117が接続されているか否かを確認し(S802)、記録媒体117が接続されていない場合は、番組リスト情報選択記憶部212は内部の揮発性メモリに記録媒体117の識別情報毎の番組リスト情報が保持されているかどうかを確認し(S803)、番組リスト情報が保持されていない場合には表示可能な番組リスト情報が存在しないため、表示部115に表示可能な番組のリストが存在しない旨を示す表示を行う(S810)。S803にて番組リスト情報が保持されている場合には、番組リスト情報選択記憶部212は、保持されている番組リスト情報の録画日時や視聴フラグ、レジューム情報などの情報を用いて番組リスト情報の絞込みを行い、番組リスト情報選択記憶部212はあらかじめ定めた番組数の数に絞込みを行った番組リスト情報を保持し(S804)、次のステップに移行する。S802にて記録媒体117が接続されている場合には、番組リスト情報選択記憶部212は、記録媒体117から当該記録媒体117の識別情報および番組管理情報を取得し、さらに番組管理情報から番組リスト情報を抽出して、番組リスト情報を取得する(S806)。
【0056】
次に番組リスト情報選択記憶部212は、内部の揮発性メモリに記録媒体117の識別情報毎の番組リスト情報が保持されているかどうかを確認し(S807)、番組リスト情報が保持されていない場合にはS806で取得した番組リスト情報を記憶し(S809)、次のステップに移行する。S807にて番組リスト情報が内部の揮発性メモリに保持されている場合には、番組リスト情報選択記憶部212は、S806で取得した番組リスト情報のうち、接続中の記録媒体117の識別情報と一致する内部の揮発性メモリの番組リスト情報の、ストリームのタイトル番号に一致する番組リスト情報を除いた番組リスト情報を内部の揮発性メモリの番組リスト情報に追加して保持し(S808)、次のステップに移行する。S805のステップでは、映像出力制御部114は、番組リスト情報選択記憶部212が保持している番組リスト情報に基づいて、番組のリストを表示部115に表示する(S805)。
【0057】
このように制御することで、ユーザから番組リストの表示操作が行われた場合に、番組リスト情報選択記憶部212の番組リスト情報に基づいて、番組のリストを表示することができる。また、S804にて録画日時や視聴フラグ、レジューム情報などの情報を用いて、番組リスト情報選択記憶部212が保持している番組リスト情報を絞り込むことで、記録媒体が接続されていない場合には絞り込まれた番組リストのみをユーザに提示し、記録媒体が接続されている場合には絞り込まれた番組リストおよび接続中の記録媒体の番組リスト情報をユーザに提示することができる。
【0058】
番組リストの絞込み方法としては、例えば、録画日時の新しい番組から抽出し、あらかじめ定めた番組数分を番組リストとして保持する方法や、視聴フラグを確認してまだ視聴を行っていない番組について録画日時の新しい番組から抽出し、あらかじめ定めた番組数分を番組リストとして保持する方法や、レジューム情報を確認して録画時間に対してあらかじめ定めた一定の割合の時間まで視聴していない番組について録画日時の新しい番組から抽出し、あらかじめ定めた番組数分を番組リストとして保持する方法などある。
【0059】
このように、記憶する番組リスト情報の絞込みを行うことで、ユーザが確認する番組リストの数を減らして、ユーザが大量の番組リストの中から確認したい番組を選択する手間を削減することができる。また、記憶する番組リスト情報の絞込みを行うことで、より少ない記憶容量で番組リストをユーザに提示することができる。
【0060】
図10は、本実施の形態における、番組のリスト更新の動作フローを示す図である。この図を用いて、番組リスト情報選択記憶部212に記憶されている番組リスト情報の更新の流れを説明する。
【0061】
図10は、実施の形態1の図6で説明した番組リスト情報の更新の流れのうち、S510、S511以降のステップが異なるのみであるため、簡単のため、S510、S511以降のステップのみについて説明する。
【0062】
S510もしくはS511のステップにおいて、番組リスト情報選択記憶部212は、その記憶領域に保持する番組リスト情報を生成もしくは更新し、その番組リスト情報について、録画日時や視聴フラグ、レジューム情報などの情報を用いて、番組リスト情報の絞込みを行い、未接続の記録媒体の識別情報に対応した番組リスト情報の中のストリームのタイトル番号に一致する番組リスト情報が削除されるかどうかを確認する(S911)。未接続の記録媒体の識別情報に対応した番組リスト情報の中のストリームのタイトル番号に一致する番組リスト情報が削除されない場合は、番組リスト情報選択記憶部212は、S510もしくはS511で保持された番組リスト情報をそのまま保持して終了する。未接続の記録媒体の識別情報に対応した番組リスト情報の中のストリームのタイトル番号に一致する番組リスト情報が削除される場合は、番組リスト情報選択記憶部212は、番組リスト情報から削除対象となるストリームのタイトル番号に一致する番組リスト情報を揮発性メモリから削除し、処理を終了する。
【0063】
このように構成された録画再生装置においては、記録媒体に記録されている番組管理情報からユーザが番組リストの確認を行う際に必要な番組リスト情報のみを抽出し、さらに抽出した番組情報リストの中から録画日時や視聴フラグ、レジューム情報などの情報を用いて、揮発性メモリに保持する番組リスト情報を絞り込んで保持することで、録画再生装置にその記録媒体が接続されていない場合でも番組リストをユーザに提示することができるとともに、着脱可能な記録媒体に記録された番組情報全体を記憶する場合に比べ、録画再生装置の記憶領域の容量を小さくすることができる。さらに、記憶する番組リスト情報の絞込みを行うことで、ユーザが確認する番組リストの数を減らして、ユーザが大量の番組リストの中から確認したい番組を選択する手間を削減することができる。
【符号の説明】
【0064】
100 録画再生装置
101 入力部
102 ユーザ入力部
103 データ受信部
104 録画制御部
105 再生制御部
106 ストリーム書き出し部
108 記録媒体制御部
109 番組管理情報取得生成部
110 記録媒体接続部
112 番組リスト情報記憶部
113 ストリーム読み出し部
114 映像出力制御部
115 表示部
116 暗復号化部
117 記録媒体
200 録画再生装置
212 番組リスト情報選択記憶部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
着脱可能な記録媒体が接続される記録媒体接続部と、
この記録媒体接続部に接続された前記着脱可能な記録媒体の接続状態および識別情報の検知、並びに前記着脱可能な記録媒体へのデータの記録制御あるいは再生制御を行う記録媒体制御部と、
この記録媒体制御部と前記着脱可能な記録媒体との間に接続され、前記着脱可能な記録媒体へのデータの記録時は前記データの暗号化処理を行い、前記脱可能な記録媒体からのデータの再生時は前記データの復号化処理を行う暗復号化部と、
番組および番組管理情報を含むデータの受信を行うデータ受信部と、
このデータ受信部で受信された前記番組および番組管理情報を前記記録媒体制御部および前記暗復号化部を介して前記着脱可能な記録媒体への録画制御を行う録画制御部と、
前記着脱可能な記録媒体に録画された前記番組および番組管理情報を前記記録媒体制御部および前記暗復号化部を介して再生制御を行う再生制御部と、
前記データ受信部、前記録画制御部および前記再生制御部から前記番組の番組管理情報の取得並びに取得された前記番組管理情報から新たな番組管理情報を生成する番組管理情報取得生成部と、
この番組管理情報取得生成部または前記着脱可能な記録媒体から前記番組管理情報を取得し、この取得した前記番組管理情報から前記着脱可能な記録媒体に録画された番組に関する情報を抽出して前記識別情報に対応した番組リスト情報を生成記憶する番組リスト情報記憶部と
を備えたことを特徴とする録画再生装置。
【請求項2】
番組リスト情報は、
番組管理情報から、番組のチャンネル番号、前記番組の番組名、前記番組の録画日時、前記番組の録画時間、
前記番組が再生されたか否かを示す視聴フラグ、
前記番組の削除を行えないようにするか否かを示す保護フラッグ
および
前記番組が再生後停止された位置に関するレジューム情報
を含むことを特徴とする請求項1に記載の録画再生装置。
【請求項3】
番組リスト情報記憶部は、
番組リスト情報に含まれる
番組の録画日時、前記番組の録画時間、
前記番組が再生されたか否かを示す視聴フラグ、
前記番組の削除を行えないようにするか否かを示す保護フラッグ
および
前記番組が再生後停止された位置に関するレジューム情報
の少なくともひとつの情報に基づいて、予め定められた数の番組リスト情報を記憶することを特徴とする請求項2に記載の録画再生装置。
【請求項4】
番組リスト情報記憶部は、
記録媒体制御部において、着脱可能な記録媒体が接続されていると検知された場合は、番組管理情報を前記着脱可能な記録媒体から取得することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の録画再生装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−69396(P2013−69396A)
【公開日】平成25年4月18日(2013.4.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−209214(P2011−209214)
【出願日】平成23年9月26日(2011.9.26)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【Fターム(参考)】