説明

開閉装置の開閉体停止装置

【課題】架け渡し部材の耐久性の低下を防止できるようになる開閉装置の開閉体停止装置を提供すること。
【解決手段】閉じ移動中のカーテンが全閉位置に達したときに、機械式カーテン停止装置を構成する機械式結合装置39の作動部材である第1レバー部材61と第2レバー部材62とによる架け渡し部材であるロック用ワイヤー36の部分36Aの挟着ロックを阻止するための作動阻止手段は、機械式結合装置39に取り付けられた第3揺動部材である第3レバー部材250と、ロック用ワイヤー36に挿通固定され、カーテンが全閉位置に達するまでに、前記第3レバー部材250の二股部253Cに当接する当接部材である円筒部材280と、を含んで構成され、円筒部材280の二股部253Cへの当接で第3レバー部材250は、第1レバー部材61を、ロック用ワイヤー36を挟着ロックする方向とは反対の方向へ揺動させる。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
開閉体主部と、この開閉体主部に対して可動に設けられた開閉体副部と、を含んで構成され、閉じ移動自在となっている開閉体と、
この開閉体に対して不動となっている不動部材と前記開閉体との間に架け渡された部分を有し、前記開閉体の閉じ移動によってこの開閉体に対する移動が生ずる架け渡し部材と、
前記開閉体に配置され、前記開閉体の閉じ移動の途中で前記開閉体副部が障害物に当接することによってこの開閉体副部が前記開閉体主部に対して移動することで前記開閉体と前記架け渡し部材とを機械式に結合された状態とするための機械式結合装置と、
を含んで構成され、
前記機械式結合装置が、前記開閉体主部に対する前記開閉体副部の移動により作動し、前記開閉体と前記架け渡し部材とを機械式に結合された状態とするための作動部材を有している開閉装置の開閉体停止装置において、
前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動したときに、前記作動部材の作動を阻止するための作動阻止手段を備えていることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項2】
請求項1に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、前記作動部材は、支点軸を中心に揺動自在な揺動部材となっていることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項3】
請求項2に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、前記揺動部材は、第1揺動部材と第2揺動部材とを含んで構成され、前記障害物に前記開閉体副部が当接することによってこの開閉体副部が前記開閉体主部に対して移動したときに、前記第1揺動部材は、前記第2揺動部材とともに前記架け渡し部材を挟着ロックし、この挟着ロックにより前記開閉体と前記架け渡し部材とが機械式に結合された状態となることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項4】
請求項3に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、前記第1及び第2揺動部材は、これらの揺動部材に取り付けられている摩擦部材により前記架け渡し部材を挟着ロックすることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項5】
請求項3又は4に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、前記架け渡し部材は紐状部材になっているとともに、この紐状部材は、前記機械式結合装置と対応する部分が折り返し部となったU字状になっており、前記紐状部材の一方の端部は、この紐状部材を繰り出し自在に巻き取る巻取装置に連結され、この巻取装置は前記不動部材に配置されていることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項6】
請求項5に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、作動阻止手段は、前記支点軸又はこの支点軸とは別の支点軸を中心に揺動自在となっていて、前記第1揺動部材と前記第2揺動部材のうちのいずれか一方の被係合部に係合する係合部が設けられている作用点部と、力点部と、を有する第3揺動部材と、前記紐状部材における前記巻取装置から繰り出される部分であって前記第3揺動部材の前記力点部よりも前記巻取装置側の位置に固定され、前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動するまでに前記第3揺動部材の前記力点部に当接可能な当接部材と、を含んで構成され、
前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動するまでに前記当接部材が前記第3揺動部材の前記力点部に当接することにより、前記第3揺動部材は、この第3揺動部材の前記係合部が前記第1揺動部材と前記第2揺動部材のうちのいずれか一方の前記被係合部に係合するとともに、前記一方を、前記架け渡し部材を挟着ロックする方向とは反対の方向に揺動させることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項7】
請求項6に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、前記第3揺動部材の前記力点部は二股部となっており、前記架け渡し部材は、前記二股部の間と、前記機械式結合装置を収納するための収納部材に形成された貫通孔と、に挿通され、前記当接部材の前記開閉体の開閉移動方向と直交する方向の幅寸法は、前記二股部の間隔よりも大きくなっており、前記当接部材は、前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動するまでに前記二股部に当接し、前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動したとき、前記二股部は、前記収納部材に当接することを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項8】
請求項5に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、作動阻止手段は、前記紐状部材における前記巻取装置から繰り出される部分であって前記機械式結合装置よりも前記巻取装置側の位置に固定され、前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動したとき、前記機械式結合装置を収納するための収納部材に当接する当接部材であることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項9】
請求項8に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、前記架け渡し部材は、前記機械式結合装置を収納するための収納部材に形成された貫通孔に挿通され、前記当接部材の前記開閉体の開閉移動方向と直交する方向の幅寸法は、前記貫通孔の直径寸法よりも大きくなっており、前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動したとき、前記当接部材は、前記貫通孔の周縁部に当接することを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項10】
請求項5に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、作動阻止手段は、前記不動部材又はこの不動部材とは別の不動部材における前記開閉体の前記全閉位置よりも開き側の位置に設けられ、前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動したとき、前記開閉体主部の閉じ側の端部における前記開閉体の開閉移動方向と直交する方向である前記開閉体の幅方向の両端部が当接する被当接部であることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項11】
請求項5に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、作動阻止手段は、前記支点軸又はこの支点軸とは別の支点軸を中心に揺動自在となっていて、前記第1揺動部材と前記第2揺動部材のうちのいずれか一方の被係合部に係合する係合部が設けられ、前記開閉体の開閉移動方向と直交する方向である前記開閉体の幅方向の成分を有する方向へ延出するアーム部を有する第3揺動部材と、前記不動部材又はこの不動部材とは別の不動部材における前記開閉体の前記全閉位置よりも開き側の位置に設けられ、前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動するまでに前記第3揺動部材の前記アーム部の先端部が当接する被当接部と、を含んで構成され、
前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動するまでに前記第3揺動部材の前記アーム部の前記先端部が前記被当接部に当接することにより、前記第3揺動部材は、この第3揺動部材の前記係合部が前記第1揺動部材と前記第2揺動部材のうちのいずれか一方の前記被係合部に係合するとともに、前記一方を、前記架け渡し部材を挟着ロックする方向とは反対の方向に揺動させることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項12】
請求項10又は11に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、前記紐状部材における前記巻取装置から繰り出される部分であって前記機械式結合装置よりも前記巻取装置側の位置には、前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動したとき、前記機械式結合装置を収納するための収納部材に当接する当接部材が固定されていることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項13】
請求項12に記載の開閉装置の開閉体停止装置において、前記架け渡し部材は、前記収納部材に形成された貫通孔に挿通され、前記当接部材の前記開閉体の開閉移動方向と直交する方向の幅寸法は、前記貫通孔の直径寸法よりも大きくなっており、前記当接部材は、前記開閉体が全閉位置まで閉じ移動したとき、前記貫通孔の周縁部に当接することを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。
【請求項14】
請求項6,7,8,9,12,13のいずれかに記載の開閉装置の開閉体停止装置において、前記当接部材の前記架け渡し部材への固定位置は調整自在となっていることを特徴とする開閉装置の開閉体停止装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【公開番号】特開2012−180663(P2012−180663A)
【公開日】平成24年9月20日(2012.9.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−43697(P2011−43697)
【出願日】平成23年3月1日(2011.3.1)
【出願人】(000239714)文化シヤッター株式会社 (657)
【Fターム(参考)】