説明

防犯システム

【課題】夜間の建物の入口などで、不審な行動をした人のみライトを点灯し警告を行うとともに、不審者であると判断した場合には、直接警備会社に通報する防犯システムを提供する。
【解決手段】特定の感知エリア12内において、人tの体温を感知する赤外線センサ2aを備えたセンサBOX2と、赤外線センサ2aからの感知信号を受信して点灯するライト3aを備えたライトBOX3と、赤外線センサ2aおよびライト3aを制御する制御装置4と、制御装置4により外部へ通報する通報手段5とを有し、制御装置4は、赤外線センサ2aの感知エリア12内において、設定時間を超えて人tの体温を感知した際に、赤外線センサ2aの感知信号をライトBOX3に送信し、ライト3aを点灯させるとともに、ライト3aの点灯が設定された回数行われた際に、通報手段5を介して自動的に警備会社に通報する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物の入口付近に設置され、夜間において人の不審な行動を感知する防犯システムに関するものである。
【背景技術】
【0002】
昨今、ピッキングやサムターン回しによる空き巣、または不法侵入などの被害が急増している。この背景には、景気の回復が未だに見えない現状と、さらには日本に進出してくる外国人窃盗団の増加がある。
【0003】
また、これらの犯行は、人の行動が極端に少なくなる夜間に行われることが多いため、大手スーパーやデパートなどでは、営業を行っていない夜間の防犯対策として、店舗に不審者が侵入した際に、監視用カメラや赤外線センサなどによって、いち早く警備会社などに通報するシステムが導入されている。
【0004】
しかしながら、小規模な店舗や個人の住宅などにおいては、防犯システムを導入する費用が高額であり、また管理費用も嵩むために、なかなか導入に踏み切れないのが現状である。そのため、小規模な店舗や個人の住宅において、空き巣や住居侵入などの被害が後を絶たず、甚大な被害をもたらしている。
【0005】
この現状を踏まえ最近では、小規模な店舗や個人の住宅においても、防犯意識が高まり、簡易的な防犯システムを導入するところが増えてきている。この簡易的な防犯システムは、玄関や庭などにセンサを設置して、このセンサが人の近接を感知しライトが点灯するもので、導入費用や管理費用などが、比較的安価に押さえられる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、小規模な店舗や個人の住宅に導入されている簡易的な防犯システムは、センサの感知範囲に人が侵入しただけで、ライトが点灯して警告するシステムが殆どで、単に住宅の前を通過しただけで、ライトが点灯するため、不審者であるか通行人であるかを区別することができず、防犯の効果が低いと言う問題がある。
【0007】
また、センサが感知するものが人間だけでなく、猫や犬などの小動物が侵入してもセンサが反応してライトを点灯させてしまうため、猫や犬などを多く飼っている地域の場合には、頻繁にライトが点灯し煩わしさがあるとともに、実際に不審者が侵入したとしても、見逃してしまう怖れがあるという問題もある。
【0008】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたもので、夜間の建物の入口などにおいて、不審な行動をした人のみライトを点灯し警告を行うとともに、不審者であると判断した場合には、直接警備会社に通報する防犯システムを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、特定の感知エリア内において人の体温を感知する赤外線センサを備えたセンサBOXと、上記赤外線センサからの感知信号を受信して点灯するライトを備えたライトBOXと、上記赤外線センサおよび上記ライトを制御する制御装置と、上記制御装置により外部へ通報する通報手段とを有し、上記制御装置は、上記赤外線センサの感知エリア内において、設定時間を超えて人の体温を感知した際に、上記赤外線センサの感知信号を上記ライトBOXに送信し、上記ライトを点灯させるとともに、上記ライトの点灯が設定された回数行われた際に、上記通報手段を介して自動的に警備会社に通報することを特徴とするものである。
【0010】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記赤外線センサおよび上記ライトは、少なくとも一つ以上のモータにより左右回転および上下動することを特徴とするものである。
【0011】
そして、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記赤外線センサを左右回転および上下動させる上記モータと、上記ライトを左右回転および上下動させる上記モータとが同期されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0012】
請求項1〜3に記載の本発明によれば、特定の感知エリア内において人の体温を感知する赤外線センサを備えたセンサBOXと、上記赤外線センサからの感知信号を受信して点灯するライトを備えたライトBOXと、上記赤外線センサおよび上記ライトを制御する制御装置とを有し、上記赤外線センサの感知エリア内において、当該赤外線センサが設定時間を超えて人の体温を感知した際に、制御装置を介して、ライトBOXに上記赤外線センサの感知信号を送信するとともに、上記ライトを点灯させるため、人が単に赤外線センサの感知エリア内を通過した場合には、上記ライトを点灯させないとともに、当該感知エリア内において、店舗の入口や住居内の様子を伺ったりと不審な行動した人の場合のみ、上記ライトを点灯して警告を行うことができる。これにより、防犯の効果が向上して、店舗や住居を狙った空き巣や不法侵入を抑止することができる。
【0013】
また、上記制御装置は、上記赤外線センサの感知エリア内において、一定時間人の体温を感知して、上記ライトを点灯させることにより警告を行う際に、この点灯による警告を複数回行った後に、上記制御装置を介して上記通報手段により、外部の警備会社に直接連絡することができるため、上記ライトの点灯により、不審者に警告するだけでなく、外部の警備会社から警備員が現場に駆けつけることができる。この結果、より確実に空き巣や住居侵入などの被害を減らすことができる。
【0014】
請求項2に記載の発明によれば、上記赤外線センサおよび上記ライトが、モータによって、左右回転および上下動するため、広範囲に上記赤外線センサの感知エリアおよび上記ライトの照射エリアを設定することができる。これにより、建物の入口付近だけでなく、建物の周辺で、不審な行動をする人に対しても警告を行うことができる。
【0015】
請求項3に記載の発明によれば、上記赤外線センサを左右回転および上下動させる上記モータと、上記ライトを左右回転および上下動させる上記モータとが同期しているため、上記赤外線センサの感知エリアにおいて、不審人物を追尾するように上記ライトを照射して、不審人物に警告を与えることができる。この結果、防犯効果の高い警告を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】本発明の防犯システム一実施形態を示す概略図である。
【図2】本発明の防犯システム一実施形態のセンサBOXを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【図3】本発明の防犯システム一実施形態のライトBOXを示し、(a)は正面図、(b)は右側面図である。
【図4】本発明の防犯システムの一実施形態を説明するフローチャート図である。
【図5】(a)〜(c)は、本発明の防犯システムの一実施形態を説明する斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
図1に示すように、本発明の防犯システム1の一実施形態は、赤外線センサ2aを備えたセンサBOX2と、赤外線センサ2aからの感知信号を受信して点灯するライト3aを備えたライトBOX3と、赤外線センサ2aにより感知した感知信号およびライト3aの点灯を制御する制御装置4と、制御装置4により外部へ通報する通報手段5とを取付台7に取り付けて概略構成され、店舗や住居などの入口近傍に設置される。
【0018】
ここで、センサBOX2は、図2に示すように、ドーム状の円頭部を有する円筒状のカバ−部2b内に、赤外線センサ2aが内設されているとともに、円周部に赤外線センサ2aのセンサ部が露出する角状の開口部2cが形成されている。また、カバー部2bの円周部には、開口部2cに対して90度の位置に支持部2dが対向して形成されている。この支持部2dは、略U字状の支持部材2gの支持板2e上部の中央部に回動自在に嵌合されている。また支持部材2gは、各々の支持板2eが長方形の平板により形成されているとともに、下部の他端側が、平板状の底板2fと一体的に接続されている。
【0019】
また、カバー部2bの開口された下方には、モータ6aが支持部材2gの底板2fに載置されている。このモータ6aは、ステッピングモータが用いられている。またモータ6aは、その主軸の長手方向が、カバ−部2aの中心を通る位置に配置されているとともに、カバー部2bの支持部2dの支軸の方向と平行に配置されている。また、上記主軸の径方向の中心が、カバー部2bの開口側の底辺と平行に配置されている。そして、上記支軸の先端側にギア8が設けられている。
【0020】
さらに、カバー部2bの下部には、内設ギア9が設けられている。この内設ギア9は、リング状に形成されているとともに、内周面にギア歯が周設されてる。また内設ギア9は、モータ6aのギア8と噛み合う位置に配置されているとともに、その外周部がカバー部2bの内側面に固着されている。
【0021】
また、支持部材2gの底板2fの下面側に、モータ6bが配設されている。このモータ6bは、ステッピングモータが用いられている。またモータ6bは、取付台7の下面側に取り付けられているとともに、その主軸が取付台7の上面側に突出し、支持部材2gの底板2fの中心部に固着されている。
【0022】
そして、ライトBOX3は、図3に示すように、ドーム状の円頭部を有する円筒状のカバ−部3b内に、ライト3aが内設されているとともに、円周部にライト3aの照射部が露出する円状の開口部3cが形成されている。また、カバー部3bの円周部には、開口部3cに対して90度の位置に支持部3dが対向して形成されている。この支持部3dは、略U字状の支持部材3gの支持板3e上部の中央部に回動自在に嵌合されている。また支持部材3gは、各々の支持板3eが、長方形の平板により形成されているとともに、長手方向の下部の他端側が、平板状の底板3fと一体的に接続されている。
【0023】
また、カバー部3bの開口された下方には、モータ6cが支持部材3gの底板3fに載置されている。このモータ6cは、ステッピングモータが用いられている。またモータ6cは、その主軸の長手方向が、カバ−部3aの中心を通る位置に配置されているとともに、カバー部3bの支持部3dの支軸の方向と平行に配置されている。また、上記主軸の径方向の中心が、カバー部3bの開口側の底辺と平行に配置されている。そして、上記支軸の先端側にギア10が設けられている。
【0024】
さらに、カバー部3bの下部には、内設ギア11が設けられている。この内設ギア11は、リング状に形成されているとともに、内周面にギア歯が周設されてる。また内設ギア11は、モータ6cのギア10と噛み合う位置に配置されているとともに、その外周部がカバー部3bの内側面に固着されている。
【0025】
また、支持部材3gの底板3fの下面側に、モータ6dが配設されている。このモータ6dは、ステッピングモータが用いられている。またモータ6dは、取付台7の下面側に取り付けられているとともに、その主軸が取付台7の上面側に突出し、支持部材3gの底板3fの中心部に固着されている。
【0026】
そして、センサBOX2に備えられたモータ6aとライトBOX3に備えられたモータ6cとが同期して、同一回転をするとともに、センサBOX2に備えられたモータ6bとライトBOX3に備えられたモータ6dとが同期して、同一回転をするように電気配線されている。
【0027】
さらに、制御装置4は、センサBOX2とライトBOX3と共に、取付台7に載置されている。この制御装置4は、センサBOX2の赤外線センサ2aが、感知エリア内において、人の体温を感知すると、その感知信号がケーブルを介して伝達するとともに、タイマによって赤外線センサ2aのON/OFFを制御する。また、赤外線センサの感知エリア内において、一定時間人の体温を感知した場合には、ライトBOX3に制御装置4からケーブルを介して感知信号が伝達され、ライト3aの点灯のON/OFFを制御する。
【0028】
また、通報手段5は、取付台7の下面側に取り付けられている。この通報手段5は、電話回線を介して、直接警備会社に不審者が赤外線センサの感知エリア内にいることを知らせる。また、上記警備会社への通報は、制御装置4によって行われる。この制御装置4では、赤外線センサ2aの感知エリア内において、人の体温を一定時間感知した場合に、ライトBOX3のライト3aの点灯させて警告を行い、この警告が複数回行われたときに、直接警備会社に不審者が、店舗や住居の入口付近に居ることを知らせるように制御される。
【0029】
以上の構成による防犯システムによって、店舗や住居の防犯を行う方法を図4のフローチャート図、および図1〜図3および図5を用いて説明する。
【0030】
まず、図1に示すように、店舗または住居の入口の扉kの上方近傍に防犯システム1を設置する。そして、閉店後や夜間など人の出入りがなくなった時に、防犯システム1を作動させる。この作動により、センサBOX2は、モータ6aおよびモータ6bにより、左右回転および上下動する。また、ライトBOX3は、モータ6cおよびモータ6dにより、左右回転および上下動する。この際、センサBOX2に備えられたモータ6aと、ライトBOX3に備えられたモータ6c、およびセンサBOX2に備えられたモータ6bと、ライトBOX3に備えられたモータ6dは、互いに同期されているため、同じ動作を繰り返し、感知エリア12内をサーチする。
【0031】
また、上記センサBOX2の詳しく動作は、図2に示すモータ6bが左周りまたは右回りに回転することにより、支持部材2gが左右に回転して、赤外線センサ2aを内設しているカバー部2bも左右に回転する。そして、モータ6aが左周りまたは右回りに回転することにより、このモータ6aの主軸に設けられたギア8に噛み合っている内設ギア9が回転し、カバー部2bが支持部材2gの支持板2eの支持部2dを支点として前後に回動し、赤外線センサのセンサ部が上下に振られる。このように、センサBOX2の赤外センサが左右回転および上下動することにより、図5に示すように、広範囲に亘って赤外線センサ2aの感知エリア12を得ることができる。
なお、ライトBOX3においても、上述したセンサBOX2と同じ動作が行われ、図5に示すように、広範囲に亘ってライト3aの照射エリア13を得ることができる。る。
【0032】
次いで、図5(a)に示すように、防犯システム1の赤外線センサ2aの感知エリア12内を人tが通過した場合には、図4のフローチャート図に示すように、赤外線センサ2aが、人tの体温を感知するとともに、その情報を感知信号として制御装置4に伝送する。次いで、制御装置4が赤外線センサ2aを1分間停止させ、1分経過後に再び赤外線センサ2aを作動させる。このときに、感知エリア12内において、人tの体温を感知しなかった場合には、1分前に赤外線センサ2aが感知した人tは、単に感知エリア12を通過しただけだと制御装置4が判断し、ライトBOX3のライト3aを点灯させない。
【0033】
また、図5(b)に示すように、人tが1分間以上感知エリア12内に留まっていた場合には、図4のフローチャート図に示すように、感知エリア12内において、人tの体温を赤外線センサが感知し、制御装置4により赤外線センサ2aを1分間停止させ、1分経過後に再び赤外線センサ2aを作動させ、その際に、感知エリア12内において、人tの体温を感知すると制御装置4は、感知エリア12内に1分間人tが留まっていたと判断し、ライトBOX3のライト3aを点灯させて警告する。
【0034】
さらに、不審者に対して、ライト3aを点灯した後、図4のフローチャート図に示すように、再度赤外線センサ2aの反応により感知エリア12内に人tの体温を感知した場合場合には、制御装置4によりカウントされる。そして、再び赤外線センサの感知エリア12内において、人tの体温の感知およびライト3aの点灯による警告をする。警告後、まだ感知エリア12内に不審者が留まっていた場合は、制御装置4によりカウントを行う。このカウントが10回行われると、制御装置4が通報手段5を介して、不審者がいることを直接警備会社に通報し、その通報により警備員が防犯システム1を設置した店舗または儒教に駆けつける。
【0035】
上述の実施形態による防犯システムによれば、赤外線センサ2aを備えたセンサBOX2と、感知信号を受信して点灯するライト3aを備えたライトBOX3と、赤外線センサ2aおよびライト3aを制御する制御装置4とを有し、赤外線センサ2aの感知エリア12内において、最初に赤外線センサ2aが感知した時点から、設定した1分間後に再び人tの体温を感知した場合に、その情報が感知信号として制御装置4により処理するとともに、ライトBOX3に送信してライト3aを点灯させるため、人tが単に赤外線センサ2aの感知エリア12内を通過した場合には、ライト3aを点灯させないとともに、感知エリア12内において、店舗の入口や住居内の様子を伺ったりと不審な行動した人tの場合のみ、ライト3aを点灯して警告を行うことができる。これにより、防犯の効果を向上させることでき、店舗や住居を狙った空き巣や不法侵入を抑止することができる。
【0036】
また、制御装置4は、赤外線センサ2aの感知エリア12内において、最初に感知した時点から設定した1分間後に再び人tの体温を感知し、ライト3aを点灯させて警告を行う際に、この点灯による警告を複数回行った後に、制御装置4を介して通報手段5により、外部の警備会社に直接連絡することができるため、ライト3aの点灯により、不審な人tに警告するだけでなく、外部の警備会社から警備員が現場に駆けつけることができる。この結果、より確実に空き巣や住居侵入などの被害を減らすことができる。
【0037】
そして、センサBOXに内設された赤外線センサ2aが、モータ6aおよび6bによって左右回転および上下動するため、広範囲に赤外線センサ2aの感知エリア12を設定することができる。また、ライトBOX3に内設されたライト3aが、モータ6cおよび6dによって左右回転および上下動するため、広範囲にライト3aの照射エリア13を設定することができる。これにより、建物の入口付近だけでなく、建物の周辺で、不審な行動をする人tに対しても警告を行うことができる。
【0038】
さらに、センサBOX2に備えられたモータ6a、6bと、ライトBOX3に備えられたモータ6c、6dとが同期しているため、赤外線センサ2aの感知エリア12において、不審人物を追尾するようにライト3aを照射して、不審人物の行動に合わせライト3aを照射して警告することができる。この結果、防犯効果の高い警告を行うことができる。
【0039】
なお、上記実施の形態において、制御装置4をセンサBOX2およびライトBOX3と別体として、取付台7に載置した場合のみ説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、センサBOX2またはライトBOX3に内設させても対応可能である。また、通報手段を取付台7の下面側に配置した場合のみ説明したが、これに限定されるものでなく、例えば、制御装置4に内設しても、またセンサBOX2あるいはライトBOX3に内設しても対応可能である。
【産業上の利用可能性】
【0040】
店舗や住居の防犯に利用することができる。
【符号の説明】
【0041】
1 防犯システム
2 センサBOX
2a 赤外線センサ
3 ライトBOX
3a ライト
4 制御装置
5 通報手段
6 モータ
7 取付台
t 人

【特許請求の範囲】
【請求項1】
特定の感知エリア内において、人の体温を感知する赤外線センサを備えたセンサBOXと、上記赤外線センサからの感知信号を受信して点灯するライトを備えたライトBOXと、上記赤外線センサおよび上記ライトを制御する制御装置と、上記制御装置により外部へ通報する通報手段とを有し、
上記制御装置は、上記赤外線センサの感知エリア内において、設定時間を超えて人の体温を感知した際に、上記赤外線センサの感知信号を上記ライトBOXに送信し、上記ライトを点灯させるとともに、上記ライトの点灯が設定された回数行われた際に、上記通報手段を介して自動的に警備会社に通報することを特徴とする防犯システム。
【請求項2】
上記赤外線センサおよび上記ライトは、少なくとも一つ以上のモータにより左右回転および上下動することを特徴とする請求項1に記載の防犯システム。
【請求項3】
上記赤外線センサを左右回転および上下動させる上記モータと、上記ライトを左右回転および上下動させる上記モータとが同期されていることを特徴とする請求項2に記載の防犯システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2012−53658(P2012−53658A)
【公開日】平成24年3月15日(2012.3.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−195637(P2010−195637)
【出願日】平成22年9月1日(2010.9.1)
【出願人】(594111292)三菱マテリアルシーエムアイ株式会社 (54)
【Fターム(参考)】