説明

集合管継手、及びその集合管継手を用いた排水設備

【課題】集合管継手の横枝管受け口を詰まり難い状態で小径化し、その集合管継手を小型化すること、及び排水横枝管のサイズを小径化して排水設備のコスト低減を図ることを目的とする。
【解決手段】本発明に係る集合管継手は、汚水を流す排水横枝管4が接続される汚水用の横枝管受け口24と、その汚水用の横枝管受け口24と胴部とを連通させる受け口管とは同軸に形成されて、汚水用の横枝管受け口24、及び受け口管の中心軸線Txが胴部の中心軸線Tcと交差しており、汚水用の横枝管受け口24は、呼び径50mm、又は呼び径65mmの排水横枝管4が接続可能なように構成されていることを特徴とする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、上階に設けられた複数本の排水横枝管、及び排水立て管を下階の排水立て管に接続する集合管継手、及びその集合管継手を用いた排水設備に関する。
【背景技術】
【0002】
上記した集合管継手としては種々のものが提案されている。
例えば、特許文献1に記載の集合管継手は、上下に排水立て管の接続部が設けられた胴部を備えており、その胴部に少なくとも三個の横枝管受け口が設けられている。そして、それらの横枝管受け口の内径寸法が75mm以上に設定されている。
このため、横枝管受け口に接続される排水横枝管のサイズもその横枝管受け口の径寸法に合わせて設定されている。
【0003】
【特許文献1】特開2004−169329公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、資源の有効利用の観点から節水対策を施した衛生器具、例えば、超節水6リットル便器等が多用されるようになってきた。このような、超節水便器の場合、一度に流す排水量が少なくなるため、上記した径寸法が75mm以上の排水横枝管では所定の水深を確保するのが難しい。さらに、近年のSI住宅等では共用部のパイプスペースに排水を集合させる構成のため、前記パイプスペースまで排水横枝管を配管する必要があり、排水横枝管の配管長が長くなる傾向にある。即ち、所定の水深を確保できない状態で、排水を長距離流すようになるため、排水横枝管で詰まりが発生し易くなるという問題がある。
さらに、上記した集合管継手では、胴部に設けられた横枝管受け口が内径75mm以上に設定されているため、集合管継手が比較的大型になり、また排水横枝管も大径化するため排水設備のコストが高くなる。
【0005】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、本発明が解決しようとする課題は、集合管継手の横枝管受け口を詰まり難い状態で小径化すること、及び排水横枝管を流れる排水の水深を確保して、排水横枝管を詰まり難くすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記した課題は、各請求項の発明によって解決される。
請求項1の発明は、上階に設けられた複数本の排水横枝管、及び排水立て管を下階の排水立て管に接続する集合管継手であって、縦向きに設置される筒状の胴部と、横並び状態で同一方向を指向して形成されており、同じく横並び状態で平行に配管された前記複数本の排水横枝管がそれぞれ接続される複数の横枝管受け口と、前記胴部と、各々の前記横枝管受け口とを連通させる複数本の受け口管と、前記胴部の上端に形成されており、上階の排水立て管が接続される上部受け口と、前記胴部の下端に形成されており、下階の排水立て管が接続される下部接続部とを有しており、汚水を流す排水横枝管が接続される汚水用の横枝管受け口と、その汚水用の横枝管受け口と前記胴部とを連通させる受け口管とは同軸に形成されて、前記汚水用の横枝管受け口、及び受け口管の中心軸線が前記胴部の中心軸線と交差しており、前記汚水用の横枝管受け口は、呼び径50mm、又は呼び径65mmの前記排水横枝管が接続可能なように構成されていることを特徴とする。
【0007】
本発明によると、汚水用の横枝管受け口を呼び径50mm、又は呼び径65mmに構成できるため、他の雑排水用の横枝管受け口を汚水用の横枝管受け口と同サイズ、あるいはそれ以下に設定でき、集合管継手を小型化できる。さらに、排水横枝管のサイズも横枝管受け口に合わせて小径化できるため、節水型の衛生器具から流れ出る排水量が少ない場合でも前記排水横枝管内で所定の水深を確保することができる。このため、排水横枝管の配管長が長い場合でも排水横枝管内で詰まりが発生し難くなる。
また、汚水用の横枝管受け口と、受け口管とは同軸で、その汚水用の横枝管受け口、及び受け口管の中心軸線が胴部の中心軸線と交差している。このため、汚水用の横枝管受け口と胴部との間に曲がり部が存在せず、その汚水用の横枝管受け口と胴部との間の流体抵抗が小さくなる。このため、汚水用の横枝管受け口を比較的小径に設定しても、その汚水用の横枝管受け口と胴部との間で詰まりが発生し難くなる。
【0008】
請求項2の発明によると、胴部には、一対のエルボー状の受け口管が左右対称に接続されており、それらエルボー状の受け口管の中央に汚水用の受け口管が直管状に配置されていることを特徴とする。
請求項3の発明によると、エルボー状の受け口管は取り外し可能な状態で、前記胴部に接続されていることを特徴とする。
請求項4の発明によると、エルボー状の受け口管は、前記胴部と一体化されていることを特徴とする。
請求項5の発明によると、エルボー状の受け口管は、胴部の中心軸線と交差するその受け口管の中心軸線回りに回転して横枝管受け口の向きを変えられるように構成されていることを特徴とする。
【0009】
請求項6の発明は、上階に設けられた複数本の排水横枝管、及び排水立て管を請求項1から請求項5に記載された集合管継手によって下階の排水立て管に接続する構成の排水設備であって、汚水用の横枝管受け口には、高低差を利用して排水を流す構成の排水横枝管を介して超節水6リットル便器が接続されていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によると、集合管継手の横枝管受け口を詰まり難い状態で小径化できるようになり、集合管継手を小型化できる。さらに、排水横枝管も小径化できるため排水設備のコスト低減を図ることができる。また、排水横枝管を流れる排水の水深を確保して、排水横枝管を詰まり難くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
[実施形態1]
以下、図1から図4に基づいて本発明の実施形態1に係る集合管継手及びその集合管継手を使用した排水設備の説明を行なう。
本実施形態の集合管継手は、高層ビル、又は高層集合住宅の排水設備に使用される集合管継手であり、図1にその集合管継手の取付け平面図等が示されている。図2は集合管継手の平面図、及び側面図であり、図3、図4は、集合管継手の変更例を表す平面図等である。
SI住宅等、近年の集合住宅では、上階Aと下階Bとを仕切るコンクリートスラブCSの上が、図1に示すように、防火区画壁Cfによって住戸側Prと廊下側Cyとに仕切られており、廊下側Cyに排水管継手10、及び排水立て管2等が設置される共用部のパイプスペースCmが設けられている。パイプスペースCmの床部(コンクリートスラブCS)には、図2(B)に示すように、所定位置に貫通孔Chが形成されており、その貫通孔Chに排水管継手10の胴部11が縦向きに通されるようになっている。
【0012】
<集合管継手10について>
本実施形態に係る集合管継手10は、上階Aの排水立て管2、雑排水用の第1、第3排水横枝管3,5、及び汚水用の第2排水横枝管4を下階Bの排水立て管2に接続する管継手であり、前述のように、コンクリートスラブCSの貫通孔Chに通される円筒状の胴部11を備えている。
集合管継手10の胴部11は、図2(B)に示すように、上下分割式であり、上胴体11aと下胴体11bとから構成されている。そして、上胴体11aの下部フランジ41と下胴体11bの上部フランジ42とがパッキン(図示省略)を介して水密な状態で同軸に接続されている。
胴部11の上胴体11aの上端部には、前記上階Aの排水立て管2の下端部が挿入接続される上部受け口22が形成されている。上部受け口22の内側には、排水立て管2の下端部と上部受け口22間を水密な状態でシールする略筒状のシール材(図示省略)が嵌め込まれている。ここで、上部受け口22は呼び径100mmの排水立て管2が挿入接続可能に構成されている。また、上胴体11aの外周面には上下方向に延びる制振リブ11rが形成されている。
【0013】
胴部11の下胴体11bの上側面には、上部フランジ42の下側に中央横枝管受け口部24が形成されている。中央横枝管受け口部24は、図2(A)に示すように、胴部11の中心線(軸線)Tcに対して直交する直線Txを中心線とする直管状に形成されており、呼び径が65mmの汚水用の第2排水横枝管4が挿入接続可能に構成されている。即ち、中央横枝管受け口部24が本発明の汚水用の横枝管受け口、及びその汚水用の横枝管受け口と胴部とを連通させる受け口管に相当する。なお、中央横枝管受け口部24の内側にも上部受け口22と同様に前記シール材が嵌め込まれている。
また、胴部11の下胴体11bの上側面には、中央横枝管受け口部24から胴部11の軸心回りに略90°左方向に回転した位置に左受け口25が形成されており、同じく中央横枝管受け口部24から胴部11の軸心回りに略90°右方向に回転した位置に右受け口26が形成されている。左右の受け口25,26は、胴部11の中心線(軸線)Tcに対して直交する直線Tyを中心線とする直管状に形成されており、呼び径が65mmのエルボー状の受け口管28,29が挿入接続可能に構成されている。なお、左右の受け口25,26の内側にも上部受け口22と同様に前記シール材が嵌め込まれている。
【0014】
エルボー状の左受け口管28は、左受け口25の中心線Ty(中央横枝管受け口部24の中心線Txに対して直角な直線(第1の直線))を中心線とする挿し口28sと、中央横枝管受け口部24の中心線Txと平行な第2の直線Tzを中心線とする横枝管受け口28uと、その第1、第2の直線Ty,Tzを結ぶ円弧線Trとを中心線とする円弧状の曲がり管28wとから構成されている。そして、左受け口管28の挿し口28sが下胴体11bの左受け口25に挿入接続された状態で、その左受け口管28の横枝管受け口28uが下胴体11bの中央横枝管受け口部24と横並び状態で同方向を指向するようになる。ここで、左受け口管28の横枝管受け口28uの外側面には、図2(B)に示すように、コンクリートスラブCSの上面に対する左受け口管28のレベル調整を行なうためのネジ式ジャッキ機構28mが設けられている。これによって、左受け口管28の横枝管受け口28uのレベルを中央横枝管受け口部24のレベルに合わせることが可能になる。
【0015】
また、下胴体11bの右受け口26に接続されるエルボー状の右受け口管29は、上記した左受け口管28と左右対称形であり、かつ等しい構造で製作されている。ここで、左右の受け口管28,29の横枝管受け口28u,29uは呼び径が65mmの雑排水用の排水横枝管3,5が挿入接続可能に構成されており、それら横枝管受け口28u,29uの内側にも上部受け口22と同様に前記シール材が嵌め込まれている。即ち、胴部11の下胴体11bの上部には、図1に示すように、平行に配管される三本の排水横枝管3,4,5がそれぞれ接続される三個の横枝管受け口28u,24,29uが横並び状態で同一方向を指向して形成されている。
【0016】
集合管継手10の胴部11の下胴体11bには、中央横枝管受け口部24と中心を挟んで反対側の位置に蓋付掃除口27が設けられている。
また、集合管継手10の下胴体11bは、図2(B)に示すように、左右の受け口25,26、及び中央横枝管受け口部24の下側が上胴体11aとほぼ等しい径寸法の大径部11fとなっており、その大径部11fの下側にテーパ部11tを介して排水立て管2と等しい径寸法の下部直管11xが形成されている。そして、その下部直管11xの下端に下階Bの排水立て管2の上端部(直管)が挿入可能なフランジ付き受け口43が形成されている。さらに、集合管継手10の下胴体11bの内壁面には、大径部11fからテーパ部11tにかけて流下する排水を旋回させるための旋回ガイド44が形成されている。
【0017】
<集合管継手10を使用した排水設備の配管施工手順について>
次に、図1、図2(B)に基づいて、集合管継手10を使用した排水設備の配管施工手順について説明する。
集合管継手10の胴部11が、図2(B)に示すように、コンクリートスラブCSの貫通孔Chに通されて、その胴部11に設けられた左右の受け口25,26、及び中央横枝管受け口部24がコンクリートスラブCSの上面に支持されると、ネジ式ジャッキ機構28m,29mによって左右の受け口管28,29の横枝管受け口28u,29uのレベルが中央横枝管受け口部24のレベルに合わせられる。次に、図1に示すように、防火区画壁Cfの配管用開口(図示省略)に第1〜第3排水横枝管3,4,5が通され、第1排水横枝管3が集合管継手10の左側の横枝管受け口28uに接続される。また、第2排水横枝管4が集合管継手10の中央横枝管受け口部24、第3排水横枝管5が集合管継手10の右側の横枝管受け口29uに接続される。次に、第1排水横枝管3〜第3排水横枝管5の端部にソケット3s,4s,5sを介して住戸側の第1排水横枝管3p〜第3排水横枝管5pが接続される。
ここで、集合管継手10は耐火性等を考慮して鋳鉄製のものが使用される。また、防火区画Cfを貫通する第1排水横枝管3〜第3排水横枝管5も耐火性等を考慮して鋳鉄管等が使用される。そして、防火区画壁Cfから1m以上離れた位置に前記ソケット3s,4s,5sが設けられ、それらのソケット3s,4s,5sによって鋳鉄製の第1排水横枝管3〜第3排水横枝管5と、例えば、塩ビ製の第1排水横枝管3p〜第3排水横枝管5pとが接続される。そして、第1排水横枝管3p、第3排水横枝管5pの上流端に台所流し台、洗面台、浴室ユニット等が接続される。また、第2排水横枝管4pの上流端に超節水6リットル便器等が接続される。
【0018】
<本実施形態に係る集合管継手10の長所>
本実施形態に係る集合管継手10によると、中央横枝管受け口部24、即ち、汚水用の横枝管受け口24を呼び径65mmに構成できるため、他の雑排水用の横枝管受け口28u,29uを汚水用の横枝管受け口24と同サイズ、あるいはそれ以下に設定でき、集合管継手10を小型化できる。
さらに、排水横枝管3,4,5のサイズも横枝管受け口24,28u,29uに合わせて小径化できるため、節水型の衛生器具から流れ出る排水量が少ない場合でも排水横枝管3,4,5内で所定の水深を確保することができる。このため、排水横枝管3,4,5の配管長が長い場合でも排水横枝管3,4,5内で詰まりが発生し難くなる。
また、中央横枝管受け口部24(汚水用の横枝管受け口24、及び受け口管)の中心軸線Txが胴部11の中心軸線Tcと交差している。即ち、汚水用の横枝管受け口24と胴部11との間に曲がり部が存在せず、その汚水用の横枝管受け口24と胴部11との間の流体抵抗が小さくなる。このため、汚水用の横枝管受け口24を比較的小径に設定しても、その汚水用の横枝管受け口24と胴部11との間で詰まりが発生し難くなる。
さらに、集合管継手10を小型化でき、また排水横枝管3,4,5のサイズも小径化できるため、排水設備のコスト低減を図ることができる。
【0019】
<変更例>
本実施形態では、図2等に示すように、上下分割式の胴部11を備える集合管継手10について説明したが、図3(A)(B)に示すように、上下一体型の胴部11を備える集合管継手50に本発明を適用することも可能である。また、蓋付掃除口27を備える集合管継手50を例示したが、蓋付掃除口27を有しない集合管継手に本発明を適用することも可能である。
また、本実施形態では、胴部11の下端部にフランジ付き受け口43を備える集合管継手10,50を例示したが、フランジ付き受け口43の代わりに直管部を設け、その直管部が下階Bの排水立て管2の受け口に挿入される構成でも可能である。
また、本実施形態では、胴部11がコンクリートスラブCSの貫通孔Chに挿入されるタイプの集合管継手10,50を例示したが、コンクリートスラブCSの上面で下階Bの排水立て管2の受け口に接続される形式の集合管継手に本発明を適用することも可能である。
【0020】
また、本実施形態では、三方の横枝管受け口24,28u,29uのサイズを全て呼び径65mmに設定する例を示したが、中央横枝管受け口部24を呼び径65mmにして、両側の横枝管受け口28u,29uを中央よりも小さくすることも可能である。また、中央横枝管受け口部24を呼び径50mmに設定することも可能である。
さらに、本実施形態では、エルボー状の受け口管28,29を左右両側に設けた集合管継手10,50を例示したが、図4に示すようにエルボー状の受け口管29を片側にのみ設けた集合管継手60も可能である。
また、本実施形態では、集合管継手10,50の胴部11からエルボー状の受け口管28,29を取外し可能な構成を例示したが、胴部11とエルボー状の受け口管28,29とを一体化することも可能である。
また、エルボー状の受け口管28、29は、中心線となる第1の直線Ty回りに回転可能に構成されているため、横枝管受け口28u,29uの向きを変えることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明の実施形態1に係る集合管継手の取付け平面図である。
【図2】集合管継手の平面図(A図)、及び取付け側面図(B図)である。
【図3】変更例に係る集合管継手の平面図(A図)、及び取付け側面図(B図)である。
【図4】変更例に係る集合管継手の平面図である。
【符号の説明】
【0022】
2 排水立て管
3 第1排水横枝管
4 第2排水横枝管
5 第3排水横枝管
11 胴部
24 中央横枝管受け口部(汚水用の横枝管受け口、及び受け口管)
28 左受け口管
28u 横枝管受け口
29 右受け口管
29u 横枝管受け口
Tc 胴部の中心線(中心軸線)
Tx 中央横枝管受け口部の中心線(中心軸線)


【特許請求の範囲】
【請求項1】
上階に設けられた複数本の排水横枝管、及び排水立て管を下階の排水立て管に接続する集合管継手であって、
縦向きに設置される筒状の胴部と、
横並び状態で同一方向を指向して形成されており、同じく横並び状態で平行に配管された前記複数本の排水横枝管がそれぞれ接続される複数の横枝管受け口と、
前記胴部と、各々の前記横枝管受け口とを連通させる複数本の受け口管と、
前記胴部の上端に形成されており、上階の排水立て管が接続される上部受け口と、
前記胴部の下端に形成されており、下階の排水立て管が接続される下部接続部とを有しており、
汚水を流す排水横枝管が接続される汚水用の横枝管受け口と、その汚水用の横枝管受け口と前記胴部とを連通させる受け口管とは同軸に形成されて、前記汚水用の横枝管受け口、及び受け口管の中心軸線が前記胴部の中心軸線と交差しており、
前記汚水用の横枝管受け口は、呼び径50mm、又は呼び径65mmの前記排水横枝管が接続可能なように構成されていることを特徴とする集合管継手。
【請求項2】
請求項1に記載された集合管継手であって、
前記胴部には、一対のエルボー状の受け口管が左右対称に接続されており、それらエルボー状の受け口管の中央に汚水用の受け口管が直管状に配置されていることを特徴とする集合管継手。
【請求項3】
請求項1、又は請求項2のいずれかに記載された集合管継手であって、
エルボー状の受け口管は取り外し可能な状態で、前記胴部に接続されていることを特徴とする集合管継手。
【請求項4】
請求項1、又は請求項2のいずれかに記載された集合管継手であって、
エルボー状の受け口管は、前記胴部と一体化されていることを特徴とする集合管継手。
【請求項5】
請求項3に記載された集合管継手であって、
エルボー状の受け口管は、胴部の中心軸線と交差するその受け口管の中心軸線回りに回転して横枝管受け口の向きを変えられるように構成されていることを特徴とする集合管継手。
【請求項6】
上階に設けられた複数本の排水横枝管、及び排水立て管を請求項1から請求項5に記載された集合管継手によって下階の排水立て管に接続する構成の排水設備であって、
汚水用の横枝管受け口には、高低差を利用して排水を流す構成の排水横枝管を介して超節水6リットル便器が接続されていることを特徴とする排水設備。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2007−297808(P2007−297808A)
【公開日】平成19年11月15日(2007.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−125325(P2006−125325)
【出願日】平成18年4月28日(2006.4.28)
【出願人】(390013527)
【Fターム(参考)】