説明

電力線通信信号遮断機能を有する電力量計

【課題】ブロッキングフィルタを電力量計に組み込むことで、別途ブロッキングフィルタを設置するための新たなスペース・工事を不要とし、かつ電力線を伝送路とする通信信号を送受信する通信装置を接続することができる電力量計を提供することにある。
【解決手段】電力線を伝送路とする通信信号を遮断するブロッキングフィルタ部12を有する電力量を計測する電力量計10であって、電力量計10に電力量を計測・表示する電力量計部11、ブロッキングフィルタ部12、電源側電力線15を接続する端子13、及び負荷側電力線16を接続する端子14とを具備し、電源側電力線15を接続する端子13とブロッキングフィルタ部12とが接続され、ブロッキングフィルタ部12と電力量計部11および負荷側電力線16を接続する端子14とが接続される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信線路として電力線を利用して通信を行う電力線通信システムにおいて、電力線通信の信号をアクセス系と宅内系に分離することが可能となるブロッキングフィルタ等の通信信号の遮断機能を有する電力量計に関する。
【背景技術】
【0002】
住宅内と住宅外で同一周波数帯を使用する電力線通信が利用される場合には、通信に使用する信号が混在することになり、通信速度が低下したり通信が阻害されたりする。また、低圧配電線は1つの変圧器から複数の需要家へ電力を供給していることから、宅内での通信信号が同一変圧器配下の他の場所へ漏洩することになるが、信号には使用者の個人情報等が含まれており、セキュリティ的に好ましくない。これらの問題を回避するためには、電力線の途中で信号を遮断する必要があり、そのための手段としては、住宅への電力線引込口付近、例えば、住宅の分電盤や電力量計付近(メータボックス等)にブロッキングフィルタを設置することが一般的である(特許文献1、2参照)。
【特許文献1】特開2003−273783号公報
【特許文献2】特開2001−94483号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の技術では、ブロッキングフィルタを新たに設置する必要があるが、住宅の分電盤やメータボックス等の電力量計付近に十分なスペースがない場合には、ブロッキングフィルタを設置することができない。また、ブロッキングフィルタを新たに設置する場合は、設置場所は住宅の分電盤の1次側もしくは電力取引用の計器の1次側もしくは2次側としなければならず、一般に十分な空きスペースがない場合も多い。また、住宅に電力を供給している線路への取り付けとなるため、停電なしに設置する場合などは非常に工事が煩雑となり、コストがかかるという課題があった。
【0004】
本発明は、ブロッキングフィルタを電力量計に組み込むことで、別途ブロッキングフィルタを設置するための新たなスペース・工事を不要とし、かつ電力線を伝送路とする通信信号を送受信する通信装置を接続することができる電力量計を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
請求項1の発明は、電力線を伝送路とする通信信号を遮断するブロッキングフィルタ部を有する電力量を計測する電力量計であって、電力量計に電力量を計測・表示する電力量計部、ブロッキングフィルタ部、電源側電力線を接続する端子、及び負荷側電力線を接続する端子とを具備し、前記電源側電力線を接続する端子とブロッキングフィルタ部とが接続され、前記ブロッキングフィルタ部と電力量計部および負荷側電力線を接続する端子とが接続されることを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、電力線を伝送路とする通信信号を遮断するブロッキングフィルタ部を有する電力量を計測する電力量計であって、電力量計に電力量を計測・表示する電力量計部、電源側電力線を接続する端子、および負荷側電力線を接続する端子とを具備した電力量計と、更に前記電力量計の電源側端子もしくは負荷側端子に接続する端子、電源側もしくは負荷側電力線を接続する端子、及びブロッキングフィルタとから構成されるブロッキングフィルタ部と、端子およびブロッキングフィルタ部を覆う端子カバーとを具備することを特徴とする。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1又は2において、電源側電力線を接続する端子と負荷側電力線を接続する端子の両方またはいずれかに、前記電力線を伝送路とする通信信号を送受信するために通信装置から取り出した通信用電力線を接続することを特徴とする。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1又は2において、通信部と通信端子とを具備し、前記電力量計部と前記通信部とが接続され前記通信部と前記通信端子とが接続され、前記通信端子により前記電力量計と外部との情報の伝送を行うことを特徴とする。
【0009】
請求項5の発明は、前記通信端子に請求項3記載の電力量計の通信装置の有する前記通信信号を送受信するために通信装置から取り出した通信用電力線以外の通信線を接続することで前記通信装置と前記電力量計部とで情報を伝送し、前記通信装置で前記電力線を伝送路とする通信信号で他の通信装置へ伝送することを特徴とする。
【0010】
請求項6の発明は、請求項4又は5において、前記情報が、前記電力量計部の有する計量データと計測した電流と計測した電圧と検出した停電情報またはいずれかであることを特徴とする。
【0011】
請求項7の発明は、請求項1又は2において、通信部と第1の通信端子と第2の通信端子を具備し、前記通信部は前記電力量計と接続され、前記通信部と前記第1の通信端子とが接続され、前記通信部と前記第2の通信端子が接続され、前記通信部は前記電力量計と外部との情報の伝送もしくは前記第1の通信端子と前記第2の通信端子との情報の転送を行うことを特徴とする。
【0012】
請求項8の発明は、請求項7において、電源側電力線を接続する端子と負荷側電力線を接続する端子の両方またはいずれかに、前記電力線を伝送路とする通信信号を送受信する通信装置から取り出した通信用電力線を接続することを特徴とする。
【0013】
請求項9の発明は、請求項8記載の電力量計の通信装置と前記電力量計もしくは前記第1の通信端子に接続された通信装置と前記第2の通信端子に接続された通信装置間で情報を伝送することを特徴とする。
【0014】
請求項10の発明は、前記情報は、前記電力量計部の有する計量データと計測した電流と計測した電圧と検出した停電情報あるいは第1の通信端子と第2の通信端子の間で伝送される不特定のデータまたはいずれかであることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
請求項1、2の発明によれば、電力量計以外に新たな装置を取り付ける必要はないので、別途ブロッキングフィルタを設置するための新たなスペース・工事が不要となる。
【0016】
ブロッキングフィルタを備えた電力量計により、宅内の電力線通信信号と宅外の電力線通信信号を遮断できるため、宅内と宅外の電力線通信が他方の通信信号の干渉を受けず独立に動作することができ、通信品質を向上できる。
【0017】
また、電力線には様々な負荷機器が接続されており、これらが発する雑音は電力線通信にとってはSN比を劣化させる要因となる。この雑音に対しても、電力量計で遮断されるため、SN比の向上も期待できる。
【0018】
また、電力線通信信号が他方へ伝搬しないことから、セキュリティの面でも安全に通信を行うことができるようになる。
【0019】
請求項3の発明によれば、例えば、電力線通信装置を電力量計の電源側に接続し別の電力線通信装置を変圧器もしくは集合住宅の引込盤等に接続することによって、変圧器(もしくは集合住宅の引込盤等)から住宅までのアクセス系の伝送路として使用できる。また、例えば、電力線通信装置を電力量計の負荷側に接続し別の電力線通信装置を宅内に設置することによって、ホームセキュリティ等に使用できる電力量計設置箇所から宅内までの宅内系伝送路として使用できる。
【0020】
請求項4、5の発明によれば、例えば、電力線通信装置を電力量計の電源側に接続し、電力会社(あるいは検針センター等)と例えば光回線等で接続された別の電力線通信装置を変圧器もしくは集合住宅の引込盤等に接続することによって、自動検針を行うことができる。
【0021】
請求項6の発明によれば、自動検針に加えて、電流・電圧あるいは停電等の情報を収集することが可能となり、配電線の状態監視に活用することができる。
【0022】
請求項7〜10の発明によれば、例えば、電力量計の電源側に電力線通信装置を接続し、インターネット・ホームセキュリティ等のサービス会社と例えば光回線等で接続された電力線通信装置を変圧器もしくは集合住宅の引込盤等に接続し、電力量計の負荷側に電力線通信装置を接続し、宅内に電力線通信装置を設置することによって各種サービスを行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に図面を参照して、本発明を詳細に説明する。
【実施例1】
【0024】
図1は本発明に係る、ブロッキングフィルタ部を内蔵した電力量計のブロック図である。
【0025】
図1に示す電力量計10は、電力量を計測・表示する電力量計部11、ブロッキングフィルタ部12、電源側電力線15を接続する端子13、負荷側電力線16を接続する端子14から構成される。
【0026】
電源側電力線15を接続する端子13とブロッキングフィルタ部12の電源側とが接続され、ブロッキングフィルタ部12の負荷側と電力量計部11および負荷側電力線16を接続する端子14とが接続される。
【0027】
本実施例では、ブロッキングフィルタ部12が電力量計10の内部に組み込まれているので、電力量計以外に新たな装置を取り付ける必要ないので、取り付け工事が従来に比べて容易になる。
【実施例2】
【0028】
図2は本発明に係る、ブロッキングフィルタ部を端子部に接続した電力量計のブロック図である。
【0029】
図2の電力量計20は、電力量を計測・表示する電力量計部21、電源側電力線28を接続する端子22、及び負荷側電力線29を接続する端子23から構成される電力量計20と、電力量計の電源側の端子22(又は負荷側の端子23)に接続するブロッキングフィルタ26の端子24、この端子24に対して負荷側の端子23(又は電源側の端子22)に接続するブロッキングフィルタ26の端子25、及びブロッキングフィルタ26から構成されるブロッキングフィルタ部と、さらに電力量計の端子22、23及びブロッキングフィルタ部26を覆う端子カバー27から構成される。
【0030】
本実施例では、ブロッキングフィルタ部を電力量計の端子部に接続し、端子カバーで覆うだけなので、取り付け工事が簡単にできる。
【実施例3】
【0031】
図3は本発明に係る電力量計30の別形態のブロック図である。
【0032】
電源側電力線39を接続する端子33とブロッキングフィルタ部32の電源側とが接続され、ブロッキングフィルタ部32の負荷側と電力量計部31および負荷側電力線40を接続する端子34とが接続される。
【0033】
電力量計30の電源側電力線接続端子33と負荷側電力線接続端子34のどちらかもしくは両方に電力線通信装置35、37を接続する。電力線通信装置35は配電用変圧器2次側や集合住宅の引込盤等電源側電力線に接続された電力線通信装置36との通信を行うことができる。一方、ブロッキングフィルタ部32を備えた電力量計の設置により、電力量計の負荷側に接続した電力線通信装置37は住宅内等の負荷側電力線40に接続された別の電力線通信装置38との通信を行うことができるので、例えば、ホームセキュリティ等に使用できる電力量計設置箇所から宅内までの宅内系伝送路として使用できる。
【実施例4】
【0034】
図4は本発明に係る電力量計50の別形態のブロック図である。
【0035】
電源側電力線62を接続する端子53とブロッキングフィルタ部52の電源側とが接続され、ブロッキングフィルタ部52の負荷側と電力量計部51および負荷側電力線63を接続する端子54とが接続される。
【0036】
電力量計50と通信部1 55と通信端子1 56から構成され、通信部1 55は電力量計部51および通信端子1 56と接続されており、電力量計50と外部との情報の伝送を行うことができる。通信端子1 56に図3に示した電力線通信装置57の電力線以外の通信線を接続することで、電力線通信装置57は電力量計部51との間で情報を伝送し、さらに電源側電力線62に接続された電力線通信装置58と電力線62を伝送路として通信ネット60により、例えば自動検針の情報を電力会社・検針センター61に伝送することができる。
【0037】
図5は本発明に係る電力量計70で伝送する情報を示すブロック図である。
【0038】
電源側電力線を接続する端子73とブロッキングフィルタ部72の電源側とが接続され、ブロッキングフィルタ部72の負荷側と電力量計部71および負荷側電力線を接続する端子74とが接続される。
【0039】
通信部1 75は電力量計部71および通信端子1 79と接続されており、電力量計70と外部との情報の伝送を行うことができる。電力量計で伝送する情報は、電力量計部71の保有する計量データと電流計測部78の計測した電流データと電圧計測部77の計測した電圧データと停電検出部76の検出した停電情報またはいずれかである。電流・電圧あるいは停電等の情報により、配電線の状態監視が可能となる。
【実施例5】
【0040】
図6は本発明に係る電力量計80の別形態のブロック図である。
【0041】
電源側電力線88を接続する端子83とブロッキングフィルタ部82の電源側とが接続され、ブロッキングフィルタ部82の負荷側と電力量計部81および負荷側電力線89を接続する端子84とが接続される。
【0042】
電力量計と通信部2 85と通信端子1 86と通信端子2 87から構成され、通信部2 85は電力量計部81および通信端子1 86、通信端子2 87と接続される。通信部2 85は電力量計部と外部との情報の伝送もしくは通信端子1 86と通信端子2 87間での情報の転送を行う。
【0043】
さらに、電力量計80の電源側電力線接続端子83と負荷側電力線接続端子84のどちらかもしくは両方に電力線通信装置90、92を接続する。電力線通信装置90は配電用変圧器2次側や集合住宅の引込盤等の電源側電力線88に接続された電力線通信装置91との通信を行うことができる。一方、電力線通信装置92は住宅内等の負荷側電力線89に接続された電力線通信装置93との通信を行うことができる。
【0044】
さらに、通信端子1 86に電力線通信装置90の電力線以外の通信線を接続することで、電力線通信装置90は電力量計部81との間で情報を伝送し、さらに電源側電力線に接続された電力線通信装置91と電力線を伝送路として情報を伝送することができる。また、通信端子2 87に電力線通信装置92の電力線以外の通信線を接続することで、電力線通信装置90と電力線通信装置90間で情報の転送を行うことができる。
【0045】
図7は本発明に係る電力量計100で伝送する情報を示すブロック図である。
【0046】
電源側電力線を接続する端子103とブロッキングフィルタ部102の電源側とが接続され、ブロッキングフィルタ部102の負荷側と電力量計部101および負荷側電力線を接続する端子104とが接続される。
【0047】
通信部2 105は電力量計部101および通信端子1 109及び通信端子2 110と接続されており、電力量計100と外部との情報の伝送を行うことができる。電力量計で伝送する情報は、電力量計部101の保有する計量データと電流計測部108の計測した電流データと電圧計測部107の計測した電圧データと停電検出部106の検出した停電情報またはいずれかである。
【0048】
電力量計の電源側に電力線通信装置を接続し、インターネット・ホームセキュリティ等のサービス会社と例えば光回線等で接続された電力線通信装置を変圧器もしくは集合住宅の引込盤等に接続し、電力量計の負荷側に電力線通信装置を接続することによって各種サービスを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係る、ブロッキングフィルタ部を内蔵した電力量計のブロック図である。
【図2】本発明に係る、ブロッキングフィルタ部を端子部に接続した電力量計のブロック図である。
【図3】本発明に係る電力量計30の別形態のブロック図である。
【図4】本発明に係る電力量計50の別形態のブロック図である。
【図5】本発明に係る電力量計70で伝送する情報を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る電力量計80の別形態のブロック図である。
【図7】本発明に係る電力量計100で伝送する情報を示すブロック図である。
【符号の説明】
【0050】
10:電力量計 11:電力量計部
12:ブロッキングフィルタ部 13:電源側電力線を接続する端子
14:負荷側電力線を接続する端子 15:電源側電力線
16:負荷側電力線 20:電力量計
21:電力量計部 22:電源側電力線を接続する端子
23:負荷側電力線を接続する端子 24:ブロッキングフィルタの端子
25:ブロッキングフィルタの端子 26:ブロッキングフィルタ
27:端子カバー 28:電源側電力線
29:負荷側電力線 30:電力量計
31:電力量計部 32:ブロッキングフィルタ部
33:電源側電力線接続端子 34:負荷側電力線接続端子
35〜38:電力線通信装置 39:電源側電力線
40:負荷側電力線 50:電力量計
51:電力量計部 52:ブロッキングフィルタ部
53:電源側電力線接続端子 54:負荷側電力線接続端子
55:通信部1 56:通信端子1
57:電力線通信装置 58:電力線通信装置
59:トランス引込盤 60:通信ネット
61:電力会社・検針センター 62:電源側電力線
63:負荷側電力線 70:電力量計
71:電力量計部 72:ブロッキングフィルタ部
73:電源側電力線接続端子 74:負荷側電力線接続端子
75:通信部1 76:停電検出部
77:電圧計測部 78:電流計測部
79:通信端子1 80:電力量計
81:電力量計部 82:ブロッキングフィルタ部
83:電源側電力線接続端子 84:負荷側電力線接続端子
85:通信部2 86:通信端子1
87:通信端子2 88:電源側電力線
89:負荷側電力線 90〜93:電力線通信装置
100:電力量計 101:電力量計部
102:ブロッキングフィルタ部 103:電源側電力線接続端子
104:負荷側電力線接続端子 105:通信部2
106:停電検出部 107:電圧計測部
108:電流計測部 109:通信端子1
110:通信端子2

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電力線を伝送路とする通信信号を遮断するブロッキングフィルタ部を有する電力量を計測する電力量計であって、
電力量計に電力量を計測・表示する電力量計部、ブロッキングフィルタ部、電源側電力線を接続する端子、及び負荷側電力線を接続する端子とを具備し、前記電源側電力線を接続する端子とブロッキングフィルタ部とが接続され、前記ブロッキングフィルタ部と電力量計部および負荷側電力線を接続する端子とが接続されることを特徴とする電力量計。
【請求項2】
電力線を伝送路とする通信信号を遮断するブロッキングフィルタ部を有する電力量を計測する電力量計であって、
電力量計に電力量を計測・表示する電力量計部、電源側電力線を接続する端子、および負荷側電力線を接続する端子とを具備した電力量計と、更に前記電力量計の電源側端子もしくは負荷側端子に接続する端子、電源側もしくは負荷側電力線を接続する端子、及びブロッキングフィルタとから構成されるブロッキングフィルタ部と、端子およびブロッキングフィルタ部を覆う端子カバーとを具備することを特徴とする電力量計。
【請求項3】
電源側電力線を接続する端子と負荷側電力線を接続する端子の両方またはいずれかに、前記電力線を伝送路とする通信信号を送受信するために通信装置から取り出した通信用電力線を接続することを特徴とする請求項1又は2記載の電力量計。
【請求項4】
通信部と通信端子とを具備し、前記電力量計部と前記通信部とが接続され前記通信部と前記通信端子とが接続され、前記通信端子により前記電力量計と外部との情報の伝送を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電力量計。
【請求項5】
前記通信端子に電力量計の通信装置の有する前記通信信号を送受信するために通信装置から取り出した通信用電力線以外の通信線を接続することで前記通信装置と前記電力量計部とで情報を伝送し、前記通信装置で前記電力線を伝送路とする通信信号で他の通信装置へ伝送することを特徴とする請求項4記載の電力量計。
【請求項6】
前記情報が、前記電力量計部の有する計量データと計測した電流と計測した電圧と検出した停電情報またはいずれかであることを特徴とする請求項4又は5記載の電力量計。
【請求項7】
通信部と第1の通信端子と第2の通信端子を具備し、前記通信部は前記電力量計と接続され、前記通信部と前記第1の通信端子とが接続され、前記通信部と前記第2の通信端子が接続され、前記通信部は前記電力量計と外部との情報の伝送もしくは前記第1の通信端子と前記第2の通信端子との情報の転送を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の電力量計。
【請求項8】
電源側電力線を接続する端子と負荷側電力線を接続する端子の両方またはいずれかに、前記電力線を伝送路とする通信信号を送受信する通信装置から取り出した通信用電力線を接続することを特徴とする請求項7記載の電力量計。
【請求項9】
前記情報を電力量計の通信装置と前記電力量計もしくは前記第1の通信端子に接続された通信装置と前記第2の通信端子に接続された通信装置間で情報を伝送することを特徴とする請求項8記載の電力量計。
【請求項10】
前記情報が、前記電力量計部の有する計量データと計測した電流と計測した電圧と検出した停電情報あるいは第1の通信端子と第2の通信端子の間で伝送される不特定のデータまたはいずれかであることを特徴とする請求項9記載の電力量計。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2009−33880(P2009−33880A)
【公開日】平成21年2月12日(2009.2.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−195712(P2007−195712)
【出願日】平成19年7月27日(2007.7.27)
【出願人】(000164438)九州電力株式会社 (245)
【出願人】(000006013)三菱電機株式会社 (33,312)
【出願人】(000164391)株式会社キューキ (15)
【Fターム(参考)】