説明

電力貯蔵システムおよびその制御方法

【課題】複数のインバータが並列に備えられ、負荷の要求電力(power requirements of the load)に応じて前記インバータを選択的に駆動することにより、システムの消費電力を低減し、インバータの効率を高める電力貯蔵システムおよび制御方法を提供する。
【解決手段】交流電力を負荷に提供する電力貯蔵システムにおいて、直流電力を提供するバッテリと、前記直流電力を交流電力に変換し、前記バッテリと負荷との間に並列に連結された複数のインバータと、前記負荷の要求電力(power requirements of the load)に応じて前記インバータを選択的に駆動する制御器とが含まれることを特徴とする電力貯蔵システム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電力貯蔵システムおよびその制御方法に関する。
【背景技術】
【0002】
環境破壊、資源枯渇などが問題になるにつれ、電力を貯蔵し、貯蔵された電力を効率的に活用できるシステムへの関心が高まっている。また、これと共に、太陽光、風力、潮力などの無限に供給される天然資源を利用し、発電過程で公害を誘発しない新再生エネルギーが重要性を増している。
【0003】
電力貯蔵システムは、このような新再生エネルギー、電力を貯蔵するバッテリ、そして、既存の系統電力を連係させるシステムであって、最近の環境変化に合わせて多くの研究開発が行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】大韓民国特許公開第2011−0068180号
【特許文献2】大韓民国特許公開第2011−0072911号
【特許文献3】大韓民国特許公開第2011−0036792号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施形態は、電力貯蔵システムに関し、特に、より効率的な電力の出力のために複数のインバータを用いる電力貯蔵システムおよびその駆動方法に関する。
【0006】
従来の電力貯蔵システムは、1つのシステムに対して定格容量(rated capacity)を備えた1つのインバータのみを備え、容量に応じて電流を制限して出力するシステムであって、一例として、3kWシステムの場合、1つのインバータで負荷の消費電力(power consumption)に応じて無負荷から3kWまで出力しなければならないが、これは、負荷が低い場合、効率が低下し、システム素子の電力使容量が多くなるという欠点があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、システムの消費電力を低減し、インバータの効率を高める電力貯蔵システムおよび制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、交流電力を負荷に提供する電力貯蔵システムにおいて、直流電力を提供するバッテリと、前記直流電力を交流電力に変換し、前記バッテリと負荷との間に並列に連結された複数のインバータと、前記負荷の要求電力(power requirements of the load)に応じて前記インバータを選択的に駆動する制御器とが含まれることを特徴とする電力貯蔵システムが提供される。
【0009】
前記複数のインバータそれぞれとバッテリとの間に位置し、当該複数のインバータにそれぞれ連結され、前記複数のインバータのうち少なくとも1つのインバータを選択的に直流電力に連結させる複数のスイッチがさらに含まれ、前記制御器は、前記負荷の要求電力に応じて前記少なくとも1つのスイッチを制御してもよい。
【0010】
前記制御器は、前記負荷の要求電力に対する情報を受信する負荷情報受信部と、前記受信された情報に対応して、前記複数のインバータのうちの少なくとも1つを選択するように前記複数のスイッチを制御するスイッチ制御部とが含まれてもよい。
【0011】
前記制御器は、前記選択された少なくとも1つのインバータに対する駆動電力の提供を制御してもよい。
【0012】
前記負荷の要求電力を測定し、前記測定された負荷の要求電力を前記制御器に提供する電力測定部がさらに備えられていてもよい。
【0013】
前記負荷の要求電力を予測する電力予測部がさらに備えられていてもよい。
【0014】
前記制御器は、前記インバータを選択的に駆動するために、少なくとも1つの基準値と前記負荷の要求電力とを比較し、前記比較結果に基づいて選択的に駆動する少なくとも1つのインバータを決定してもよい。
【0015】
前記少なくとも1つの基準値を超える負荷量も、前記選択された少なくとも1つのインバータの定格容量の和より小さくてもよい。
【0016】
前記複数のインバータは、すべて同一の定格容量を有し、前記負荷の要求電力が増加するにつれ、前記制御器によって選択するインバータの個数も増加してもよい。
【0017】
前記制御器は、負荷の要求電力に対応し、かつ、インバータの個数を最小化するように制御してもよい。
【0018】
前記複数のインバータは、互いに異なる定格容量を有し、前記制御器は、負荷の要求電力に対応し、かつ、定格容量の和が最小になる少なくとも1つのインバータを選択するように制御してもよい。
【0019】
前記インバータは、双方向インバータで実現されてもよい。
【0020】
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、直流電力を提供するバッテリと、前記直流電力を交流電力に変換し、前記バッテリと負荷との間に並列に連結された複数のインバータとが含まれ、前記交流電力を負荷に提供する電力貯蔵システムの制御方法において、前記負荷の要求電力に応じて前記複数のインバータのうち少なくとも1つのインバータが選択的に駆動されるステップが含まれることを特徴とする電力貯蔵システムの制御方法が提供される。
【0021】
前記電力貯蔵システムは、前記複数のインバータそれぞれとバッテリとの間に位置し、当該複数のインバータにそれぞれ連結され、前記複数のインバータのうち少なくとも1つのインバータを選択的に直流電力に連結させる複数のスイッチがさらに含まれ、
前記インバータが選択的に駆動されることは、前記負荷の要求電力に応じて前記少なくとも1つのスイッチが制御されることによってもよい。
【0022】
前記負荷の要求電力を測定するステップがさらに含まれてもよい。
【0023】
前記負荷の要求電力を予測するステップがさらに含まれてもよい。
【0024】
前記インバータを選択的に駆動するために、少なくとも1つの基準値と前記負荷の要求電力とを比較するステップと、前記比較結果に基づいて選択的に駆動する少なくとも1つのインバータを決定するステップとがさらに含まれてもよい。
【0025】
前記複数のインバータは、すべて同一の定格容量を有し、前記負荷の要求電力が増加するにつれ、前記選択されるインバータの個数も増加してもよい。
【0026】
前記負荷の要求電力に対応し、かつ、インバータの個数を最小化するように制御されてもよい。
【0027】
前記複数のインバータは、互いに異なる定格容量を有し、前記負荷の要求電力に対応し、かつ、定格容量の和が最小になる少なくとも1つのインバータが選択されるように制御されてもよい。
【発明の効果】
【0028】
以上説明したように本発明によれば、複数のインバータが備えられ、負荷の要求電力(power requirements of the load)に応じて並列に連結された前記複数のインバータを選択的に駆動し、それぞれの出力を最大に利用することにより高い効率を実現することができ、システムの消費電力を負荷に応じて可変するため、全体的なシステムの消費電力を低減することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0029】
【図1】本発明の実施形態にかかる電力貯蔵システムの構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示された制御器の構成を概略的に示すブロック図である。
【図3】図1に示された実施形態にかかる電力貯蔵システムの制御方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
【0031】
図1は、本発明の実施形態にかかる電力貯蔵システムの構成を示すブロック図であり、図2は、図1に示された制御器の構成を概略的に示すブロック図である。
【0032】
ただし、各構成モジュールは、例示したものに限定されず、当業者が設計変更できる範囲内で多様になり得る。
【0033】
図1を参照すれば、本発明の実施形態にかかる電力貯蔵システム1は、発電システム2、系統3と連係して負荷4に電力を供給する。
【0034】
発電システム2は、エネルギー源、一例として、再生可能なエネルギー源を用いて電力を生産するシステムである。発電システム2は、生産した電力を電力貯蔵システム1に供給する。発電システム2は、太陽光発電システム、風力発電システム、潮力発電システムなどであり得、その他、太陽熱や地熱などの新再生エネルギーを用いて電力を生産する発電システムをすべて含むことができる。
【0035】
特に、太陽光を用いて電気エネルギーを生産する太陽電池は、各家庭または工場などへの設置が容易で、各家庭に分散した電力貯蔵システム1に適用するのに好適である。発電システム2は、複数の発電モジュールを並列に備えて発電モジュールごとに電力を生産することにより、大容量エネルギーシステムを構成することができる。
【0036】
系統3は、発電所、変電所、送電線などを備える。系統3は、正常状態の場合、電力貯蔵システム1または負荷4に電力を供給し、電力貯蔵システム1から供給された電力を受ける。系統3が異常状態の場合、系統3から電力貯蔵システム1または負荷4への電力供給は中断され、電力貯蔵システム1から系統3への電力供給も中断される。
【0037】
負荷4は、発電システム2から生産された電力、バッテリ40に貯蔵された電力、または系統3から供給された電力を消費するものであって、例えば、家庭、工場などであり得る。この時、前記負荷4に供給される電力は、交流(AC)電力である。
【0038】
電力貯蔵システム1は、発電システム2で発電した電力をバッテリ40に貯蔵し、発電した電力を系統3に送ることができる。また、電力貯蔵システム1は、バッテリ40に貯蔵された電力を系統3に伝達するか、系統3から供給された電力をバッテリ40に貯蔵することができる。さらに、電力貯蔵システム1は、異常状況、例えば、系統3の停電発生時には、UPS(Uninterruptible Power Supply)動作を行って負荷4に電力を供給することができ、系統3が正常な状態でも発電システム2が発電した電力やバッテリ40に貯蔵されている電力を負荷4に供給することができる。
【0039】
電力貯蔵システム1は、電力変換部10と、DCリンク部20と、インバータ30と、バッテリ40と、バッテリ管理システム(Battery Management System:以下、BMS)41と、コンバータ50と、系統連係器60と、電力測定部70と、電力予測部(Power predicting unit)74と、制御器80とを含む。
【0040】
この時、前記インバータ30およびコンバータ50は、それぞれ双方向インバータ30および双方向コンバータ50で実現可能であり、図1に示された実施形態では、それぞれ双方向インバータ30および双方向コンバータ50が備えられることを例として説明する。
【0041】
また、本発明の実施形態は、前記双方向インバータ30が並列に連結された複数の双方向インバータ31〜33から構成され、前記それぞれの双方向インバータ31〜33とDCリンク部20との間に複数のスイッチ91〜93が備えられることを、構成上の特徴とする。
【0042】
ただし、本発明の実施形態では、前記双方向インバータが第1ないし第3双方向インバータ31、32、33で実現されることを説明するが、これは、一実施形態であって、本発明の実施形態がこれに限定されるものではない。
【0043】
電力変換部10は、前記発電システム2と第1ノードN1との間に連結され、発電システム2で生産された電力(electric power)を第1ノードN1のDC電圧に変換する役割を果たす。電力変換部10の動作は、発電システム2で発電する電力によって変化する。例えば、発電システム2がAC電圧を発電する場合、電力変換部10は、前記AC電圧を第1ノードN1のDC電圧に変換する。また、発電システム2でDC電圧を発電する場合、前記DC電圧を第1ノードN1のDC電圧に昇圧または減圧する。
【0044】
例えば、発電システム2が太陽発電システムの場合に、前記電力変換部10は、太陽光による日射量の変化や太陽熱による温度の変化に応じて最大電力点を検出し、電力を生産するMPPTコンバータ(Maximum power point tracking converter)であり得る。これ以外にも、電力変換部10として、多様な種類のコンバータ(converter)または整流器(rectifier)が使用できる。
【0045】
DCリンク部20は、第1ノードN1と双方向インバータ30との間に連結され、第1ノードN1の直流リンク電圧Vlinkを一定に維持させる。
【0046】
発電システム2または系統3の瞬時電圧降下、負荷4におけるピーク負荷の発生などにより、第1ノードN1での電圧レベルが不安定になり得る。しかし、第1ノードN1の電圧は、双方向インバータ30および双方向コンバータ50の安定的な動作のために一定に維持される必要がある。このために、DCリンク部20は、例えば、アルミニウム電解キャパシタ(Electrolytic Capacitor)、高圧用フィルムキャパシタ(Polymer Capacitor)、高圧大電流用積層チップキャパシタ(Multi Layer Ceramic Capacitor、MLCC)などのキャパシタが使用できる。
【0047】
バッテリ40は、発電システム2で生産された電力または系統3の電力を受けて貯蔵し、負荷4または系統3に貯蔵している電力を供給する。この時、前記バッテリ40で供給する電力は、直流(DC)電力である。
【0048】
バッテリ40は、少なくとも1つ以上のバッテリセルからなり得、各バッテリセルは、複数のベアセルを含むことができる。このようなバッテリ40は、多様な種類のバッテリセルで実現可能であり、例えば、ニッケル−カドミウム電池(nikel−cadmium battery)、鉛蓄電池、ニッケル−水素電池(NiMH:nickel metal hydride battery)、リチウム−イオン電池(lithium ion battery)、リチウムポリマー電池(lithium polymer battery)などであり得る。
【0049】
バッテリ40は、電力貯蔵システム1で要求される電力容量、設計条件などに応じてその個数を決定することができる。例えば、負荷4の消費電力が大きい場合には、複数のバッテリ40を備えることができ、負荷4の消費電力が小さい場合には、1つのバッテリ40のみを備えることもできる。
【0050】
BMS41は、バッテリ40に連結され、制御器80の制御によってバッテリ40の充電および放電動作を制御する。BMS41は、バッテリ40を保護するために、過充電保護機能、過放電保護機能、過電流保護機能、過電圧保護機能、過熱保護機能、セルバランシング(cell balancing)機能などを果たすことができる。このために、BMS41は、バッテリ40の電圧、電流、温度、残余電力量、寿命、充電状態などをモニタリングし、関連情報を制御器80に伝送することができる。本実施形態では、BMS41がバッテリ40と分離されて備えられているが、BMS41とバッテリ40とが一体となったバッテリパックで構成できることはもちろんである。
【0051】
双方向コンバータ50は、バッテリ40から出力された電力の電圧を、双方向インバータ30で要求する電圧レベル、つまり、直流リンク電圧VlinkにDC−DC変換する。また、双方向コンバータ50は、第1ノードN1を介して流入する充電電力を、バッテリ40で要求する電圧レベルにDC−DC変換する。ここで、充電電力は、例えば、発電システム2で生産された電力または系統3から双方向インバータ30を介して供給される電力である。
【0052】
双方向インバータ30は、第1ノードN1と負荷4または系統連係器60が連結された第2ノードN2との間に備えられる電力変換器である。双方向インバータ30は、発電システム2またはバッテリ40から出力された直流リンク電圧Vlinkを系統3の交流電圧に変換して出力する。また、双方向インバータ30は、系統3の電力をバッテリ40に貯蔵するために、系統3の交流電圧を整流して直流リンク電圧Vlinkに変換して出力する。双方向インバータ30は、系統3に出力される交流電圧から高調波を除去するためのフィルタを含むことができ、無効電力の発生を抑制するために、双方向インバータ30から出力される交流電圧の位相と系統3の交流電圧の位相とを同期化させるための位相同期ループ(PLL:Phase Locked Loop)回路を含むことができる。その他、双方向インバータ30は、電圧変動範囲の制限、力率改善、直流成分の除去、過渡現象(transient phenomena)保護などのような機能を果たすことができる。
【0053】
特に、本発明の実施形態は、前記双方向インバータ30が、並列に連結された複数の双方向インバータ31〜33で実現され、前記それぞれの双方向インバータ31〜33とDCリンク部20との間に複数のスイッチ91〜93が備えられることを、構成上の特徴とする。
【0054】
既存の電力貯蔵システムは、前記双方向インバータが単数で備えられ、容量に応じて電流を制限して出力したが、これは、負荷の消費電力、つまり、負荷量が低い場合、インバーティング効率が低下し、システム素子の電力使容量が多くなるという欠点がある。
【0055】
このような欠点を克服するために、本発明の実施形態は、既存の単数で備えられる双方向インバータを、並列に連結される複数の双方向インバータシステムで実現し、負荷4の消費電力に応じて前記インバータ31、32、33を選択的に駆動することにより、それぞれの出力を最大に利用するようになって高い効率を実現することができ、システムの消費電力を負荷に応じて可変するため、全体的なシステムの消費電力を低減することができる。
【0056】
ここで、前記それぞれの双方向インバータ31、32、33およびスイッチ91、92、93は、制御器80によって制御されて動作するものであって、説明の便宜のために、以下では、負荷4の最大消費電力(Power consumption)が3kWで、前記双方向インバータおよびスイッチがそれぞれ3個で実現されることを例として説明するが、本発明の実施形態がこれに限定されるものではない。
【0057】
系統連係器60は、電力系統3と双方向インバータ30との間に連結される。系統連係器60は、電力系統3に異常状況が発生した場合、制御器80の制御に基づき電力貯蔵システム1と電力系統3との連係を遮断する。
【0058】
系統連係器60は、スイッチング素子で実現可能であり、接合型トランジスタ(BJT)、電界効果トランジスタ(FET)などであり得る。
【0059】
図示しないが、双方向インバータ30と負荷4との間にスイッチがさらに連結され得る。前記スイッチは、前記系統連係器60と直列に連結され、制御器80の制御下に負荷4に流れる電力を遮断する。前記スイッチは、接合型トランジスタ(BJT)、電界効果トランジスタ(FET)などで実現できる。
【0060】
電力測定部70は、負荷4での消費電力、つまり、負荷量を測定する。電力測定部70は、負荷量測定のために、負荷4に印加される電圧を測定する電圧測定部71と、負荷4に供給される電流を測定する電流測定部72とを含んで構成され、それぞれ測定された電圧値と電流値を乗算して負荷4の消費電力を計算することができる。つまり、前記電力測定部は、前記負荷の要求電力を測定する役割を果たす。
【0061】
この時、前記測定された電圧値および電流値が制御器80に伝送されるか、または前記負荷4の消費電力、つまり、負荷量が計算されてその値が制御器80に伝送され得る。つまり、負荷4の負荷量計算は、前記電力測定部70または制御器80で実行できるのである。
【0062】
また、電力予測部(Power predicting unit)74は、負荷4での消費電力(負荷量)(load amount)または負荷の要求量(load requirement)を予測する動作を行うものであって、これは、前記負荷4の電力使用データ(一例として、ここ1年間の負荷電力使用データ)をルックアップテーブル(LUT)形態で格納し、これを通じて、負荷4での消費電力または負荷の要求量を予測することができる。つまり、前記電力予測部は、前記負荷の要求電力を予測する役割を果たす。
【0063】
ただし、電力予測が要請された時、前記電力予測部は、一般的な予測負荷量対比10%〜20%程度の変動量を反映してより柔軟に対処することもできる。
【0064】
図1では、前記電力測定部70と電力予測部74は別途の構成要素として示されているが、これは1つに統合できる。一例として、スマートメーターは、前記電力測定部と電力予測部の動作をすべて実現することができる。
【0065】
したがって、本発明の実施形態では、前記電力測定部70で測定された負荷の負荷量、または電力予測部74で算出される負荷の予想負荷量、つまり、負荷の要求電力(power requirements of the load)に基づいて、これに対応するインバータ31、32、33を選択的に駆動することを特徴とする。
【0066】
制御器80は、発電システム2、系統3、バッテリ40、および負荷4の状態をモニタリングし、モニタリング結果に応じて、電力変換部10、双方向インバータ30、BMS41、双方向コンバータ50、系統連係器60を制御する。
【0067】
また、制御器80は、前記電力測定部70で測定した負荷4の負荷量を受信したり、前記負荷の電圧値および電流値を受信し、これを乗算して負荷4の負荷量を計算する。
【0068】
さらに、制御器80は、前記電力予測部74で算出した負荷4の予想負荷量を受信することができる。
【0069】
つまり、図1および図2を参照すれば、本発明の実施形態にかかる制御器80は、電力測定部70で測定した負荷4の負荷情報として、負荷の電圧値および電流値または負荷4での消費電力、つまり、負荷量値を受信したり、前記電力予測部74で算出された負荷4の予想負荷量を受信する負荷情報受信部82と、前記受信された負荷情報、つまり、負荷の要求電力(power requirements of the load)に基づいて、並列に備えられた複数の双方向インバータ31、32、33のうちの少なくとも1つを選択するように前記それぞれの双方向インバータに連結された複数のスイッチ91、92、93の動作を制御するスイッチ制御部84とが含まれて構成される。
【0070】
これにより、本発明の実施形態にかかる制御器80は、前記負荷4の負荷情報に応じて、並列に連結された複数の第1ないし第3双方向インバータ31、32、33、およびそれぞれの双方向インバータに対応して備えられた第1ないし第3スイッチ91、92、93の動作を制御し、前記双方向インバータを選択的に駆動する。
【0071】
また、前記制御器80は、前記選択された少なくとも1つのインバータに対する駆動電力の提供を制御する動作を行うことができる。
【0072】
この時、前記複数の双方向インバータ31、32、33は、それぞれ同一の定格容量(rated capacity)を有するか、互いに異なる定格容量を有するように実現できる。また、前記各インバータのうちの一部は同一の定格容量を有し、残りのインバータがこれと異なる定格容量を有することもできる。
【0073】
まず、前記複数の双方向インバータが同一の定格容量(一例として、1kW)を有する場合の動作を簡略に説明すると次のとおりであり、具体的な制御方法は、図3を通じて説明する。
【0074】
一例として、負荷4の要求電力(power requirements of the load)、つまり、負荷の測定負荷量または予想負荷量が1kW以下であれば、1つのスイッチ、つまり、第1スイッチ91がターンオンされ、残りの第2、第3スイッチ92、93はターンオフされる。つまり、第1スイッチ91に連結された第1双方向インバータ31が駆動し、前記第2、第3スイッチ92、93に連結された第2、第3双方向インバータ32、33は動作しない。
【0075】
また、負荷4の要求電力(power requirements of the load)が1kWより大きく2kWより小さい場合であれば、2個のスイッチ、つまり、第1、第2スイッチ91、92がターンオンされ、残りの第3スイッチ93はターンオフされる。つまり、第1、第2スイッチ91、92に連結された第1、第2双方向インバータ31、32が駆動し、前記第3スイッチ93に連結された第3双方向インバータ33は動作しない。
【0076】
最後に、負荷4の要求電力(power requirements of the load)が2kWより大きい場合であれば、すべてのスイッチ、つまり、第1、第2、第3スイッチ91、92、93がターンオンされ、これに連結された第1、第2、第3双方向インバータ31、32、33がすべて駆動するようになる。
【0077】
つまり、複数の双方向インバータが同一の定格容量を有する場合には、前記負荷の要求電力が増加するにつれ、前記制御器によって選択するインバータの個数も増加するもので、このような動作を通じて、既存のシステムにおける、単数で備えられた双方向インバータに比べて、小容量を有する双方向インバータの出力を最大に利用できるようになって高い効率を実現することができる。
【0078】
ただし、この場合、前記制御器80は、負荷の要求電力に対応し、かつ、インバータの個数を最小化するように制御することが好ましい。
【0079】
つまり、インバータの効率は、定格使容量でない場合に減少するが、複数のインバータを用いると、それぞれの定格使容量をすべて使用できるようになって効率の変動なくシステムロス(loss)を最小化して使用が可能になる。
【0080】
ただし、このように、前記双方向インバータ31、32、33の定格容量がすべて1kWと同一であれば、一例として、負荷の要求電力が1kWよりはるかに小さい0.3kWの場合、インバータの効率がやや低下するという欠点があり得る。
【0081】
そこで、本発明の他の実施形態では、前記双方向インバータの定格容量を互いに異なって設定することにより、このような欠点を克服することができる。
【0082】
つまり、一例として、第1双方向インバータ31の定格容量を0.5kW、第2双方向インバータ32の定格容量を1kW、第3双方向インバータ33の定格容量を2kWとして実現すると、広い範囲における負荷の負荷量に対応して前記複数のインバータを選択駆動できるため、結果的に前記インバータの効率低下を最小化することができる。
【0083】
より具体的には、負荷4の要求電力(power requirements of the load)、つまり、負荷の測定負荷量または予想負荷量が0.5kW以下であれば、第1スイッチ91がターンオンされ、残りの第2、第3スイッチ92、93はターンオフされる。つまり、第1スイッチ91に連結された第1双方向インバータ31が駆動し、前記第2、第3スイッチ92、93に連結された第2、第3双方向インバータ32、33は動作しない。
【0084】
また、負荷4の要求電力(power requirements of the load)が0.5kWより大きく1kWより小さい場合であれば、第2スイッチ92がターンオンされ、残りの第1、第3スイッチ91、93はターンオフされる。つまり、第2スイッチ92に連結された第2双方向インバータ32が駆動し、前記第1、第3スイッチ91、93に連結された第1、第3双方向インバータ31、33は動作しない。
【0085】
また、負荷4の要求電力(power requirements of the load)が1kWより大きく1.5kWより小さい場合であれば、第1、第2スイッチ91、92がターンオンされ、残りの第3スイッチ93はターンオフされる。つまり、第1、第2スイッチ91、92に連結された第1、第2双方向インバータ31、32が駆動し、前記第3スイッチ93に連結された第3双方向インバータ33は動作しない。
【0086】
また、負荷4の要求電力(power requirements of the load)が1.5kWより大きく2kWより小さい場合であれば、第3スイッチ93がターンオンされ、残りの第1、第2スイッチ91、92はターンオフされる。つまり、第3スイッチ93に連結された第3双方向インバータ33が駆動し、前記第1、第2スイッチ91、92に連結された第1、第2双方向インバータ31、32は動作しない。
【0087】
また、負荷4の要求電力(power requirements of the load)が2kWより大きく2.5kWより小さい場合であれば、第1、第3スイッチ91、93がターンオンされ、残りの第2スイッチ92はターンオフされる。つまり、第1、第3スイッチ91、93に連結された第1、第3双方向インバータ31、33が駆動し、前記第2スイッチ92に連結された第2双方向インバータ32は動作しない。
【0088】
また、負荷4の要求電力(power requirements of the load)が2.5kWより大きく3kWより小さい場合であれば、第2、第3スイッチ92、93がターンオンされ、残りの第1スイッチ91はターンオフされる。つまり、第2、第3スイッチ92、93に連結された第2、第3双方向インバータ32、33が駆動し、前記第1スイッチ91に連結された第1双方向インバータ31は動作しない。
【0089】
最後に、負荷4の要求電力(power requirements of the load)が3kWより大きい場合であれば、すべてのスイッチ、つまり、第1、第2、第3スイッチ91、92、93がターンオンされ、これに連結された第1、第2、第3双方向インバータ31、32、33がすべて駆動するようになる。
【0090】
つまり、前記複数のインバータは、互いに異なる定格容量を有する場合、前記制御器80は、負荷の要求電力に対応し、かつ、定格容量の和が最小になる少なくとも1つのインバータを選択するように制御することが好ましい。
【0091】
ただし、前記多様な負荷の要求電力量をそれぞれの基準値とする場合、少なくとも1つの基準値を超える負荷量(負荷の要求電力)も、前記選択された少なくとも1つのインバータの定格容量の和よりは小さく実現されることが好ましい。
【0092】
また、本発明の実施形態による場合、消費電力を負荷に応じて可変することができ、既存のシステムに比べてシステムの消費電力量が減少するという利点がある。
【0093】
つまり、一例として、システムの消費電力をシステム発熱の面からすると、P(発熱)=I(電流)*R(抵抗)であるため、電流の量の2倍になる場合、発熱量は4倍になるが、単数のインバータを用いる場合、電流量は、3個のインバータを用いる時より最大発熱量が3である9倍の差があり、発熱の面で大きな損失がある。
【0094】
したがって、本発明の実施形態のように、複数のインバータを用いると、発熱量が減少し、発熱対策、一例として、ヒートシンクの具備などに対する費用を低減することができる。
【0095】
ただし、前記制御器80は、発電システム2、系統3、バッテリ40、および負荷4の状態をモニタリングし、モニタリング結果に応じて、BMS41、双方向インバータ30、双方向コンバータ50、系統連係器60を制御する動作も行うが、これに対する構成は説明の便宜上省略する。
【0096】
図3は、本発明の実施形態にかかる電力貯蔵システムの制御方法を示すフローチャートであって、これは、双方向インバータ31、32、33の定格容量がすべて1kWと同一の場合を例として説明する。
【0097】
図1ないし図3を参照すれば、まず、電力測定部70により負荷4に印加される電圧および負荷4に供給される電流を測定するか、電力予測部(Power predicting unit)74により負荷4での消費電力、つまり、負荷量が予測される。
【0098】
また、前記電力測定部70は、それぞれ測定された電圧値と電流値を乗算して負荷4の負荷量を計算することができる。
【0099】
この時、前記測定された電圧値および電流値が制御器80に伝送されるか、または前記負荷4の負荷量が計算されてその値が制御器80に伝送され得る。つまり、負荷4の負荷量計算は、前記電力測定部70または制御器80で実行できるのである。
【0100】
つまり、電力測定部70で測定した負荷4の負荷量、または前記電力予測部74で予測された負荷4の予想負荷量としての負荷の要求電力(power requirements of the load)が算出される(S100)。
【0101】
次に、前記算出された負荷の要求電力が制御器80に送信される(S110)。
【0102】
つまり、前記制御器80は、前記電力測定部70で測定した負荷4の負荷量、および/または電力予測部74で予測された負荷4の予想負荷量情報を受信する。
【0103】
以後、制御器80は、前記負荷4の要求電力を基準値(threshold)と比較(S120)し、これに基づいて、並列に連結された複数の第1ないし第3双方向インバータ31、32、33、およびそれぞれの双方向インバータに対応して備えられた第1ないし第3スイッチ91、92、93の動作を制御(S130)し、前記双方向インバータを選択的に駆動する(S140)。
【0104】
この時、前記基準値は、双方向インバータの定格容量より低く設定されることが好ましい。
【0105】
一例として、負荷4の要求電力が第1基準値(例、900W)以下の場合(S121)、1つのスイッチ、つまり、第1スイッチ91がターンオンされ、残りの第2、第3スイッチ92、93はターンオフされる(S131)。つまり、第1スイッチ91に連結された第1双方向インバータ31が駆動し、前記第2、第3スイッチ92、93に連結された第2、第3双方向インバータ32、33は動作しない(S141)。
【0106】
また、負荷4の要求電力が第1基準値より大きく第2基準値(例、1800W)より小さい場合(S122)、2個のスイッチ、つまり、第1、第2スイッチ91、92がターンオンされ、残りの第3スイッチ93はターンオフされる(S132)。つまり、第1、第2スイッチ91、92に連結された第1、第2双方向インバータ31、32が駆動し、前記第3スイッチ93に連結された第3双方向インバータ33は動作しない(S142)。
【0107】
次に、負荷4の要求電力が第2基準値より大きい場合であれば(S123)、すべてのスイッチ、つまり、第1、第2、第3スイッチ91、92、93がターンオン(S133)され、これに連結された第1、第2、第3双方向インバータ31、32、33がすべて駆動するようになる(S143)。
【0108】
このような動作を通じて、既存のシステムにおける、単数で備えられた双方向インバータに比べて、小容量を有する双方向インバータの出力を最大に利用できるようになって高い効率を実現し、消費電力を負荷に応じて可変することができる。即ち、複数のインバータが備えられ、負荷の要求電力(power requirements of the load)に応じて並列に連結された前記複数のインバータを選択的に駆動し、それぞれの出力を最大に利用することにより高い効率を実現することができ、既存のシステムに比べてシステムの消費電力量を減少させることができる。
【0109】
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
【符号の説明】
【0110】
30 双方向インバータ
31 第1双方向インバータ
32 第2双方向インバータ
33 第3双方向インバータ
70 電力測定部
71 電圧測定部
72 電流測定部
74 電力予測部
80 制御器
82 負荷情報受信部
84 スイッチ制御部
86 出力電力受信部
91 第1スイッチ
92 第2スイッチ
93 第3スイッチ



【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電力を負荷に提供する電力貯蔵システムにおいて、
直流電力を提供するバッテリと、
前記直流電力を交流電力に変換し、前記バッテリと負荷との間に並列に連結された複数のインバータと、
前記負荷の要求電力(power requirements of the load)に応じて前記インバータを選択的に駆動する制御器とが含まれることを特徴とする電力貯蔵システム。
【請求項2】
前記複数のインバータそれぞれとバッテリとの間に位置し、当該複数のインバータにそれぞれ連結され、前記複数のインバータのうち少なくとも1つのインバータを選択的に直流電力に連結させる複数のスイッチがさらに含まれ、
前記制御器は、前記負荷の要求電力に応じて前記少なくとも1つのスイッチを制御することを特徴とする請求項1に記載の電力貯蔵システム。
【請求項3】
前記制御器は、前記負荷の要求電力に対する情報を受信する負荷情報受信部と、
前記受信された情報に対応して、前記複数のインバータのうちの少なくとも1つを選択するように前記複数のスイッチを制御するスイッチ制御部とが含まれることを特徴とする請求項2に記載の電力貯蔵システム。
【請求項4】
前記制御器は、前記選択された少なくとも1つのインバータに対する駆動電力の提供を制御することを特徴とする請求項3に記載の電力貯蔵システム。
【請求項5】
前記負荷の要求電力を測定し、前記測定された負荷の要求電力を前記制御器に提供する電力測定部がさらに備えられることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
【請求項6】
前記負荷の要求電力を予測する電力予測部がさらに備えられることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
【請求項7】
前記制御器は、前記インバータを選択的に駆動するために、少なくとも1つの基準値と前記負荷の要求電力とを比較し、前記比較結果に基づいて選択的に駆動する少なくとも1つのインバータを決定することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
【請求項8】
前記少なくとも1つの基準値を超える負荷量も、前記選択された少なくとも1つのインバータの定格容量の和より小さいことを特徴とする請求項7に記載の電力貯蔵システム。
【請求項9】
前記複数のインバータは、すべて同一の定格容量を有し、前記負荷の要求電力が増加するにつれ、前記制御器によって選択するインバータの個数も増加することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
【請求項10】
前記制御器は、負荷の要求電力に対応し、かつ、インバータの個数を最小化するように制御することを特徴とする請求項9に記載の電力貯蔵システム。
【請求項11】
前記複数のインバータは、互いに異なる定格容量を有し、
前記制御器は、負荷の要求電力に対応し、かつ、定格容量の和が最小になる少なくとも1つのインバータを選択するように制御することを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
【請求項12】
前記インバータは、双方向インバータで実現されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか一項に記載の電力貯蔵システム。
【請求項13】
直流電力を提供するバッテリと、前記直流電力を交流電力に変換し、前記バッテリと負荷との間に並列に連結された複数のインバータとが含まれ、前記交流電力を負荷に提供する電力貯蔵システムの制御方法において、
前記負荷の要求電力に応じて前記複数のインバータのうち少なくとも1つのインバータが選択的に駆動されるステップが含まれることを特徴とする電力貯蔵システムの制御方法。
【請求項14】
前記電力貯蔵システムは、前記複数のインバータそれぞれとバッテリとの間に位置し、当該複数のインバータにそれぞれ連結され、前記複数のインバータのうち少なくとも1つのインバータを選択的に直流電力に連結させる複数のスイッチがさらに含まれ、
前記インバータが選択的に駆動されることは、前記負荷の要求電力に応じて前記少なくとも1つのスイッチが制御されることによることを特徴とする請求項13に記載の電力貯蔵システムの制御方法。
【請求項15】
前記負荷の要求電力を測定するステップがさらに含まれることを特徴とする請求項13または14に記載の電力貯蔵システムの制御方法。
【請求項16】
前記負荷の要求電力を予測するステップがさらに含まれることを特徴とする請求項15に記載の電力貯蔵システムの制御方法。
【請求項17】
前記インバータを選択的に駆動するために、少なくとも1つの基準値と前記負荷の要求電力とを比較するステップと、
前記比較結果に基づいて選択的に駆動する少なくとも1つのインバータを決定するステップとがさらに含まれることを特徴とする請求項13〜16のいずれか一項に記載の電力貯蔵システムの制御方法。
【請求項18】
前記複数のインバータは、すべて同一の定格容量を有し、前記負荷の要求電力が増加するにつれ、前記選択されるインバータの個数も増加することを特徴とする請求項13〜17のいずれ一項に記載の電力貯蔵システムの制御方法。
【請求項19】
前記負荷の要求電力に対応し、かつ、インバータの個数を最小化するように制御されることを特徴とする請求項18に記載の電力貯蔵システムの制御方法。
【請求項20】
前記複数のインバータは、互いに異なる定格容量を有し、前記負荷の要求電力に対応し、かつ、定格容量の和が最小になる少なくとも1つのインバータが選択されるように制御されることを特徴とする請求項13〜17のいずれか一項に記載の電力貯蔵システムの制御方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2013−85459(P2013−85459A)
【公開日】平成25年5月9日(2013.5.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−221422(P2012−221422)
【出願日】平成24年10月3日(2012.10.3)
【出願人】(590002817)三星エスディアイ株式会社 (2,784)
【Fターム(参考)】