電動性器具制御システム
【課題】動画や音声の内容に対応して性器具の動作を制御することができるシステムの提供。
【解決手段】電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具30と、アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御データを格納した記録媒体と、この記録媒体の動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、この記録媒体の制御データを読み取り、電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えた電動性器具の制御システム10。
【解決手段】電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具30と、アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御データを格納した記録媒体と、この記録媒体の動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、この記録媒体の制御データを読み取り、電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えた電動性器具の制御システム10。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【０００１】
この発明は、電動性器具制御システムに係り、特に、バイブレータやホール等の電動性器具の駆動を、動画や音声に同期させて制御するシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
性的不感症やED（勃起障害）の治療のため、あるいは独身者の性欲処理のためとして、様々な電動性器具がこれまでに考案されている。
例えば、女性器に挿入し、モータ駆動によって生じた振動でこれを刺激する棒状のバイブレータや、男性器を挿入し、同じくモータ駆動によって生じた振動でこれを刺激する器状のホールなどが大人のオモチャの一種として販売されている。
単純な振動による刺激以外に、例えば電動コンプレッサの駆動によって生成した空気圧を利用して袋体を膨張・収縮させることにより、性器に断続的な圧迫感を付与する機能を備えた性器具もある。
また、特許文献１に示すように、振動駆動信号や膨張収縮駆動信号をランダムに変化させることにより、性器具の動作に意外性をもたせてマンネリ化を防止する技術も提案されている。
【０００３】
このような性器具は、主として使用者の触覚を刺激する機能を有しているのであるが、これらが単独で利用されることは少なく、多くの場合にはアダルトビデオ等を鑑賞することにより、視覚及び聴覚からの情報を併用して想像力をかき立て、性的興趣を高めることが行われる。
【特許文献１】特開２０００−２９６１６６号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記のように、性器具は動画や音声の再生と共に利用されるパターンが多いにもかかわらず、これらの内容と電動性器具の動作との連携がこれまでは全く考慮されていなかったため、使用者は自らの判断において器具の強弱等を調整する必要があり、これが興醒めの一因となっていた。
特に、特許文献１に記載の技術を利用する場合には、電動性器具の制御が映像内容と無関係に実行されるため、全く盛り上がりに欠ける場面において激しく動作したり、逆にせっかくのクライマックス場面で緩慢に動作する可能性があり、使用者を白けさせる結果となる。
【０００５】
この発明は、従来の性器具が抱える上記の問題点を解決するためになされたものであり、動画や音声の内容に対応して性器具の動作を制御することを可能とするシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の目的を達成するため、請求項１に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具と、アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御データを格納した記録媒体と、この記録媒体の動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、この記録媒体の制御データを読み取り、電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【０００７】
また、請求項２に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、クライアント端末からアダルトコンテンツの識別コードが送信された場合に、上記記憶手段から該当の制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、上記クライアント端末は、アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの識別コードを格納した記録媒体がドライブに装填された場合に、当該記録媒体の識別コードを読み取り、上記サーバに対して制御ファイルの配信を要求する手段と、上記動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【０００８】
また、請求項３に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバと、上記クライアント端末とネットワーク接続されたテレビ放送用のセット・トップ・ボックスとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、クライアント端末からアダルトコンテンツの識別コードが送信された場合に、上記記憶手段から該当の制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、上記クライアント端末は、上記セット・トップ・ボックスからアダルトコンテンツの識別コードが出力された場合に、当該識別コードを上記サーバに送信して制御ファイルの配信を要求する手段と、サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作をテレビ放送の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【０００９】
また、請求項４に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを格納しておく記憶手段と、クライアント端末からサービスの利用要求が送信された場合に、アダルトコンテンツのリストを当該クライアント端末に送信する手段と、クライアント端末から特定のアダルトコンテンツの配信要求が送信された場合に、上記記憶手段から該当の音声付き動画ファイル及びその制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、上記クライアント端末は、ユーザが入力手段を介してサーバから送信されたリスト中の特定のアダルトコンテンツを選択した場合に、当該アダルトコンテンツの配信要求をサーバに送信する手段と、サーバから配信されたアダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを再生する手段と、サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【００１０】
また、請求項５に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からサービスの利用要求が送信された場合に、アダルトコンテンツのリストを当該クライアント端末に送信する手段と、クライアント端末から特定のアダルトコンテンツの配信要求が送信された場合に、上記記憶手段から該当の音声付き動画ファイル及びその制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末にストリーミング配信する手段とを備え、上記クライアント端末は、ユーザが入力手段を介してサーバから送信されたリスト中の特定のアダルトコンテンツを選択した場合に、当該アダルトコンテンツの配信要求をサーバに送信する手段と、サーバからストリーミング配信されたアダルトコンテンツの音声付き動画データを再生する手段と、サーバからストリーミング配信された制御データに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【００１１】
また、請求項６に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続された複数のクライアント端末と、各クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、一のクライアント端末からストリーミング配信された音声付きの動画データを他のクライアント端末に転送する手段を備え、上記クライアント端末は、入力手段からの入力信号に基づいて電動性器具の制御データを生成する手段と、マイク及びカメラからの入力信号に基づいて音声付きの動画データを生成する手段と、上記制御データ及び音声付きの動画データをサーバにストリーミング配信する手段と、上記サーバを経由してストリーミング配信された他のクライアント端末からの音声付き動画データを再生する手段と、上記サーバを経由してストリーミング配信された他のクライアント端末からの制御データに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【００１２】
請求項１に記載の電動性器具の制御システムにあっては、アダルトコンテンツの内容（動画及び音声）に対応するように予め編集された電動性器具の制御データが、動画データ及び音声データと共にDVDやCD等に格納されており、コンテンツ再生時に電動性器具の動作が制御データに従って制御されるため、ユーザ（使用者）が電動性器具を操作するまでもなく、動画や音声の内容に合わせて電動性器具の動作を自動的に制御することが可能となる。
このため、例えばアダルトコンテンツの導入部においては電動性器具を穏やかに微振動させておき、女優の喘ぎ声に合わせて振動強度を高めるという演出が可能となり、バーチャルセックスの臨場感を高めることが可能となる。
【００１３】
請求項２に記載の電動性器具の制御システムにあっては、DVDやCD等に格納されたアダルトコンテンツの動画及び音声に対応するように予め編集された電動性器具の制御ファイルが、コンテンツ再生時にサーバからクライアント端末に送信され、これに基づいてクライアント端末に接続された電動性器具の動作が制御されるため、ユーザ（使用者）が電動性器具を操作するまでもなく、動画や音声の内容に合わせて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【００１４】
請求項３に記載の電動性器具の制御システムにあっては、有線放送や衛星放送を通じてアダルトコンテンツがテレビモニタ上で再生される場合に、セット・トップ・ボックスから出力されたアダルトコンテンツの識別コードに基づいてサーバから対応の制御ファイルが送信され、これに基づいてクライアント端末に接続された電動性器具の動作が制御されるため、ユーザが電動性器具を操作するまでもなく、テレビ放送の内容に合わせて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【００１５】
請求項４に記載の電動性器具の制御システムにあっては、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルと共にその制御ファイルがサーバからクライアント端末に配信され、この制御ファイルに基づいてクライアント端末に接続された電動性器具の動作が制御されるため、ユーザが電動性器具を操作するまでもなく、動画や音声の内容に合わせて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【００１６】
請求項５に記載の電動性器具の制御システムにあっては、アダルトコンテンツの音声付き動画データと共にその制御データがサーバからストリーミング配信され、この制御データに基づいてクライアント端末に接続された電動性器具の動作が制御されるため、ユーザが電動性器具を操作するまでもなく、動画や音声の内容に合わせて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【００１７】
請求項６に記載の電動性器具の制御システムにあっては、サーバを介してクライアント端末間で音声付きの動画データ及び相手方の電動性器具用の制御データが交換される方式であるため、各ユーザは自ら電動性器具を操作するまでもなく、相手方の意思に基づいて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１８】
図１は、この発明に係る第１の電動性器具制御システム10の構成を示すブロック図であり、サーバ12とユーザの利用するパソコン14とを備えている。
サーバ12とユーザのパソコン14とは、インターネット15を介して接続されている。
【００１９】
サーバ12は、認証処理部16と、ユーザデータベース17と、制御ファイル抽出部18と、制御ファイル格納部19を備えている。
上記認証処理部16及び制御ファイル抽出部18は、サーバ12のCPUがOS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、ユーザデータベース17及び制御ファイル格納部19は、サーバ12のハードディスク内に設けられている。
ユーザデータベース17には、このシステムの会員のユーザID、パスワード、氏名、住所、課金情報等が登録されている。
制御ファイル格納部19には、多数のアダルトコンテンツに関連付けられた電動性器具の制御ファイルが格納されている。
【００２０】
ユーザのパソコン14は、制御ファイル配信要求部20と、制御信号生成部21と、映像信号生成部22と、音声信号生成部23と、DVDドライブ24と、USBインターフェイス25と、LANインターフェイス26と、スピーカ27と、ディスプレイ28とを備えている。
上記制御ファイル配信要求部20、制御信号生成部21、映像信号生成部22、音声信号生成部23は、パソコン14のCPUがOS及び専用アプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
【００２１】
上記USBインターフェイス25には、電動性器具30が接続されている。
この電動性器具30として特に限定はなく、電動モータの駆動によって器具の一部が振動や回転、往復移動し、この作動部をユーザの性器に接触させることで性的刺激を付与する構造を備えた装置類を広く指す。
例えば、膣内に挿入される棒状部と、該棒状部に振動を付与する偏心モータを備えたバイブレータが電動性器具30に該当する。
あるいは、陰茎を挿入するための凹部と、該凹部に振動を付与する偏心モータを備えた男性用ホールが電動性器具30に該当する。
また、ここでいう電動性器具30には、上記のような性器具としての基本構造に加え、USBケーブルを介してパソコン14のUSBポートに接続するためのUSB端子と、USB端子から入力された制御信号に従い、電動モータの出力（強弱）やON/OFF、回転方向等を制御するためのコントローラが装着されている。
【００２２】
上記LANインターフェイス26には、ケーブルテレビや衛星放送、ブロードバンド放送用のセット・トップ・ボックス（STB）31が接続されている。
また、セット・トップ・ボックス31には、通常のテレビモニタ32が接続されている。
【００２３】
つぎに、この第１の制御システム10の利用方法について、図２のフローチャートに従って説明する。
まず、ユーザがアダルトコンテンツが格納されたDVDをDVDドライブ24に装填すると（Ｓ10）、専用のアプリケーションプログラムが起動し（Ｓ11）、ユーザID及びパスワードの入力を促す認証画面がディスプレイ上に表示される（Ｓ12）。
これに対しユーザがID及びパスワードを入力し、確定ボタンをクリックすると（Ｓ13）、DVD内に記録されたコンテンツコードを制御ファイル配信要求部20が読み取り、サーバ12に対し該当の制御ファイルの配信リクエストを送信する（Ｓ14）。
【００２４】
制御ファイル配信要求部20からユーザID、パスワード及びコンテンツコードを受信したサーバ12の認証処理部16は、ユーザデータベース17内の登録情報を参照し、当該ユーザの正当性を確認する（Ｓ15）。
ここで、正規の会員であることが確認されると、制御ファイル抽出部18が当該コンテンツコードに関連付けられた制御ファイルを制御ファイル格納部19から抽出し（Ｓ16）、ユーザのパソコン14に送信する（Ｓ17）。
【００２５】
これに対しパソコン14の制御信号生成部21は、送信された制御ファイルを解析し、電動性器具30を駆動するための制御信号を生成する（Ｓ18）。
この制御信号は、USBインターフェイス25を介して電動性器具30に順次出力され（Ｓ19）、その動作（ON/OFFや振動・回転の強弱等）が所定のパターンに従って変化することとなる。
これと並行して、映像信号生成部22は、DVDに格納された動画データを読み出して映像信号を生成し（Ｓ20）、ディスプレイ28に出力する。この結果、ディスプレイ28上に表示された再生領域において、アダルトコンテンツの動画映像が再生される（Ｓ21）。
同時に、音声信号生成部23は、DVDに格納された音声データを読み出して音声信号を生成し（Ｓ22）、スピーカ27に出力する。この結果、スピーカ27からアダルトコンテンツの音声が再生される（Ｓ23）。もちろん、ユーザがパソコン14のヘッドホンジャックにヘッドホンを接続した場合には、スピーカ27の代わりにヘッドホンにおいて音声が再生される。
【００２６】
上記制御ファイルは、特定のアダルトコンテンツの内容に適合した制御信号が生成されるように、予め人為的に編集されている。
例えば、コンテンツの導入部（女優の会話の部分）では電動性器具30が微振動しており、映像中の女優の興奮度が高まるにつれて振動が強くなり、果てた後は再び微振動に戻るように電動モータを制御するためのコードが制御ファイル内に記述される。
アダルトコンテンツによってクライマックスシーンが異なるため、当然ながら制御ファイルはコンテンツ毎に準備される必要がある。
なお、映像や音声の内容と制御信号との同期は、例えばアダルトコンテンツの再生開始と制御信号の送出開始のタイミングを合わせることによって実現される。
【００２７】
上記にあっては、制御ファイルをインターネット15経由でサーバ12からパソコン14にダウンロードする例を挙げたが、DVD内に予め映像や音声の内容に適合した制御コードを埋め込んでおき、内容の進行に従って制御信号生成部21がこれを順次読み出し、電動性器具30に出力するように構成することもできる。
この場合には、アダルトコンテンツを格納したDVD自体を本システム用に作り込む必要が生じる反面、インターネット上に専用サーバ12を設置するコストをセーブできるメリットが生じる。
【００２８】
また、上記にあっては、DVD内に格納されたアダルトコンテンツをパソコン14のディスプレイ28やスピーカ27で再生する例を説明したが、このシステム10はこれに限定されるものではない。
すなわち、アダルトコンテンツの再生はケーブルテレビや衛星放送等を通じてテレビモニタ32上で実現し、制御ファイルのダウンロードや電動性器具30に対する制御信号の出力をパソコン14に担わせることも可能である。
【００２９】
例えば、テレビモニタ32のチャンネルをケーブルテレビの本システム対応番組（アダルト専用番組）に合わせると、セット・トップ・ボックス31からパソコン14に対して当該番組を特定する識別コード及びユーザID等の認証情報が出力される。
【００３０】
これを受けた制御ファイル配信要求部20は、インターネット15経由でサーバ12に対し該当の制御ファイルの配信リクエストを送信する。
そして、サーバ12における認証ステップをクリアすると、制御ファイル抽出部18から対応の制御ファイルが送信される。
【００３１】
パソコン14の制御信号生成部21は、送信された制御ファイルを解析し、電動性器具30の駆動用の制御信号を生成する。
この制御信号は、USBインターフェイス25を介して電動性器具30に順次出力され、その動作（ON/OFFや振動・回転の強弱等）が所定のパターンに従って変化することとなる。
もちろん、電動性器具30の動作がテレビ番組における映像や音声と対応するように、制御ファイルのコードは記述されている。
また、セット・トップ・ボックス31から適時出力されるタイミング信号により、テレビモニタの映像や音声と制御信号の同期が実現される。
【００３２】
この場合も、制御ファイルをインターネット15経由でサーバ12からパソコン14にダウンロードする代わりに、放送用のケーブルや電波を介して制御信号生成用の制御コードをセット・トップ・ボックス31に搬送し、該制御コードを制御信号生成部21及びUSBインターフェイス25経由で電動性器具30に出力するように構成することもできる。
この場合には、テレビ放送用の番組コンテンツ自体を本システム用に作り込む必要が生じる反面、インターネット上に専用サーバ12を設置するコストをセーブできるメリットが生じる。
【００３３】
また、ストリーミング技術を利用してアダルト系の音声付き動画データを配信し、これに電動性器具の制御用データを混入させることもできる。
図３は、その一例である第２の電動性器具制御システム40の構成を示すブロック図であり、サーバ12とユーザの利用するパソコン14とを備えている。
サーバ12とユーザのパソコン14とは、インターネット15を介して接続されている。
【００３４】
サーバ12は、認証処理部16と、ユーザデータベース17と、ストリーミング配信処理部41と、コンテンツ格納部42とを備えている。
上記認証処理部16及びストリーミング配信処理部41は、サーバ12のCPUがOS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、コンテンツ格納部42はサーバ12のハードディスク内に設けられており、アダルトビデオの内容をMPEG4等の所定の形式に変換してなる多数の音声付き動画ファイルと、各動画ファイルに対応した電動性器具の制御ファイルが格納されている。
【００３５】
ユーザのパソコン14は、入力装置43と、ストリーミング配信要求部44と、ストリーミング再生処理部45と、制御信号生成部21と、映像信号生成部22と、音声信号生成部23と、USBインターフェイス25と、スピーカ27と、ディスプレイ28とを備えている。
ストリーミング配信要求部44、ストリーミング再生処理部45、制御信号生成部21、映像信号生成部22、音声信号生成部23は、パソコン14のCPUがOSやWebブラウザプログラム、あるいは専用のアプリケーションプログラム等に従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、USBインターフェイス25には、上記と同様の電動性器具30が接続されている。
【００３６】
つぎに、この第２の制御システム40の利用方法について、図４のフローチャートに従って説明する。
まず、ユーザがWebブラウザプログラムからインターネット15経由でサーバ12のWebサイトにアクセスすると（Ｓ30）、サーバ12からパソコン14に対してアダルトコンテンツのメニュー及びユーザID及びパスワードの入力欄が設けられたサービス初期画面が送信される（Ｓ31）。
これに対しユーザが入力装置43を介して必要情報（アダルトコンテンツの選択情報、ユーザID、パスワード）を入力し、送信ボタンをクリックすると、ストリーミング配信要求部44からサーバ12に対し該当コンテンツのストリーミング配信リクエストが送信される（Ｓ32）。
【００３７】
ストリーミング配信要求部44からユーザID、パスワードを受信したサーバ12の認証処理部16は、ユーザデータベース17内の登録情報を参照し、当該ユーザの正当性を確認する（Ｓ33）。
ここで、正規の会員であることが確認されると、ストリーミング配信処理部41が該当の動画ファイル及びその制御ファイルをコンテンツ格納部42から抽出し（Ｓ34、Ｓ35）、インターネット15経由でユーザのパソコン14にストリーミング配信する（Ｓ36）。
【００３８】
これを受けたパソコン14のストリーミング再生処理部45は、送信されたデータの中から動画データを取り出し（Ｓ37）、映像信号生成部22に出力する。映像信号生成部22は、この動画データを基に映像信号を生成し（Ｓ38）、ディスプレイ28に出力する。この結果、ディスプレイ28上に表示された再生領域において、アダルトコンテンツの動画映像が再生される（Ｓ39）。
また、ストリーミング再生処理部45は、送信されたデータの中から音声データを取り出し（Ｓ40）、音声信号生成部23に出力する。音声信号生成部23は、この音声データを基に音声信号を生成し（Ｓ41）、スピーカ27に出力する。この結果、スピーカ27からはアダルトコンテンツの音声が再生される。
同時にストリーミング再生処理部45は、送信されたデータの中から制御データを取り出し（Ｓ43）、制御信号生成部21に出力する。制御信号生成部21は、この制御データを基に電動性器具30の駆動用の制御信号を生成し（Ｓ44）、USBインターフェイス25を介して電動性器具30に順次出力する。この結果、電動性器具30の動作（ON/OFFや振動・回転の強弱等）が映像及び音声に同期して変化することとなる。
【００３９】
上記した第１の制御システム10及び第２の制御システム40は、何れもユーザが予め用意された動画、音声及び制御信号に従って一人でプレイすることが前提となっていたが、複数のユーザ間で動画、音声及び制御信号をリアルタイムに生成・交換することにより、インタラクティブにプレイできるシステムを構成することもできる。
図５は、その一例である第３の電動性器具制御システム50の構成を示すブロック図であり、サーバ12と、ユーザＡの利用するパソコン14ａと、ユーザＢの利用するパソコン14ｂとを備えている。
サーバ12とユーザＡのパソコン14ａ、及びユーザＢのパソコン14ｂとは、インターネット15を介して接続されている。
【００４０】
サーバ12は、認証処理部16と、ユーザデータベース17と、データ中継処理部51とを備えている。
上記認証処理部16及びデータ中継処理部51は、サーバ12のCPUがOS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
【００４１】
ユーザＡのパソコン14ａは、マウスやキーボード、ジョイスティック等の入力装置43と、制御データ生成部52と、マイク53と、CCDカメラ54と、ストリーミング配信処理部56と、ストリーミング再生処理部45と、音声信号生成部23と、スピーカ27と、映像信号生成部22と、ディスプレイ28と、制御信号生成部21と、USBインターフェイス25とを備えている。
これらの中、制御データ生成部52、ストリーミング配信処理部56、ストリーミング再生処理部45、音声信号生成部23、映像信号生成部22、制御信号生成部21は、パソコン14ａのCPUがOSやWebブラウザプログラム、あるいは専用のアプリケーションプログラム等に従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、USBインターフェイス25には、上記と同様の電動性器具30が接続されている。
【００４２】
図示は省略したが、ユーザＢのパソコン14ｂも上記と同様、入力装置43と、制御データ生成部52と、マイク53と、CCDカメラ54と、ストリーミング配信処理部56と、ストリーミング再生処理部45と、音声信号生成部23と、スピーカ27と、映像信号生成部22と、ディスプレイ28と、制御信号生成部21と、USBインターフェイス25とを備えており、USBインターフェイス25には電動性器具30が接続されている。
【００４３】
つぎに、この第３の制御システム50の利用方法について説明する。
まず、ユーザＡ及びＢがそれぞれWebブラウザプログラムからインターネット15経由で本システム50のWebサイトにアクセスし、双方向型サービスの利用を要求すると、サーバ12からユーザID及びパスワードの入力を求める認証用画面がパソコン14ａ及び14ｂに送信される。
これに対しユーザＡ及びＢは、入力装置43を介して必要情報（ユーザID及びパスワード）を入力し、サーバ12に送信する。
【００４４】
これを受けたサーバ12の認証処理部16は、ユーザデータベース17を参照して各ユーザの正当性を確認する。
そして、各ユーザとも正規の会員であることが確認できた場合には、データ中継処理部51によってパソコン14ａ及び14ｂ間でのデータの交換が実現される。
具体的には、CCDカメラ54及びマイク53によってパソコン内に取り込まれ、ストリーミング配信処理部56を介してサーバ12にストリーミング配信された一方のユーザの音声付き動画データは、データ中継処理部51を経由して他方のユーザのパソコンに配信され、ストリーミング再生処理部45、映像信号生成部22、ディスプレイ28、音声信号生成部23、スピーカ27を介して再生されることとなる。
このため、各ユーザはディスプレイ28に映し出された相手の容姿を眺め、かつスピーカ27から出力される相手の喘ぎ声を聞きながら性的興奮を高めていくことができる。
【００４５】
また、一方のユーザがディスプレイ28に表示された入力操作画面上でジョイスティックやマウス等の入力装置43を介して相手方の電動性器具30の強弱や振動周波数等を制御するための入力操作を行うと、制御データ生成部52によってこれに対応した制御データが生成され、ストリーミング配信処理部56を通じてサーバ12に送信される。
サーバ12のデータ中継処理部51は、この制御データを他方のユーザのパソコンに配信する。
これを受けた相手方のパソコンでは、ストリーミング再生処理部45、制御信号生成部21を介して電動性器具30の制御信号が生成され、USBインターフェイス25を経由して電動性器具30に出力される。
この結果、例えばユーザＡが入力装置43を使って「強」方向への入力操作を行うと、ほとんど同時にユーザＢの電動性器具30が「強」方向に制御されることとなり、逆に「弱」方向への入力操作を行うとユーザＢの電動性器具30は「弱」方向に制御されることとなる。
【００４６】
このため、各ユーザは入力装置43を操作して相手が装着した電動性器具30の動作を制御することによって相手を性的に刺激すると同時に、自己が装着した電動性器具30の予期せぬ動作によって相手から性的に刺激されることとなり、現実の性交と同様かそれ以上の快楽を享受することが可能となる。
この第３の制御システム50を利用することにより、例えば単身赴任中の夫が自宅の妻と遠隔的に性的交流を持つことが可能となる。
【００４７】
図６は、入力操作画面60の一例を示すものであり、「連続的に」と「断続的に」の間でマウスポインタ61の位置を移動させることにより、相手方が装着した電動性器具30の振動周波数を調整することができ、「強く」と「弱く」の間でマウスポインタ61の位置を移動させることにより、その振動強度を調整することが可能となる仕組みである。
【００４８】
なお、上記のように各ユーザの映像及び音声をサーバ12のデータ中継処理部51を介して交換する代わりに、サーバ12から各ユーザのパソコン14ａ、14ｂに対してアダルトコンテンツのストリーミング配信を行い、電動性器具30の制御データのみを相互に交換するようにシステムを構成することもできる。
すなわち、性的興奮は既存のアダルトコンテンツによって実現し、電動性器具30のコントロールのみを各ユーザに委ねる方式である。
もちろん、この際にディスプレイ28中に別ウィンドウを開き、相手方の映像を表示させてもよい。
【００４９】
上記においては、パソコン14と電動性器具30をUSB接続する例を示したが、赤外線（IrDA）やBluetoothなど他の通信手段を介して両者を接続することも当然に可能である。
この場合には、パソコン14及び電動性器具30の双方に対応の通信ユニットやインターフェイスを設けておけばよい。
【図面の簡単な説明】
【００５０】
【図１】第１の電動性器具制御システムの構成を示すブロック図である。
【図２】第１の電動性器具制御システムの利用方法を示すフローチャートである。
【図３】第２の電動性器具制御システムの構成を示すブロック図である。
【図４】第２の電動性器具制御システムの利用方法を示すフローチャートである。
【図５】第３の電動性器具制御システムの構成を示すブロック図である。
【図６】入力操作画面の一例を示すレイアウト図である。
【符号の説明】
【００５１】
10 第１の電動性器具制御システム
12 サーバ
14 パソコン
15 インターネット
16 認証処理部
17 ユーザデータベース
18 制御ファイル抽出部
19 制御ファイル格納部
20 制御ファイル配信要求部
21 制御信号生成部
22 映像信号生成部
23 音声信号生成部
24 DVDドライブ
25 USBインターフェイス
26 LANインターフェイス
27 スピーカ
28 ディスプレイ
30 電動性器具
31 セット・トップ・ボックス（STB）
32 テレビモニタ
40 第２の電動性器具制御システム
41 ストリーミング配信処理部
42 コンテンツ格納部
43 入力装置
44 ストリーミング配信要求部
45 ストリーミング再生処理部
50 第３の電動性器具制御システム
51 データ中継処理部
52 制御データ生成部
53 マイク
54 CCDカメラ54
56 ストリーミング配信処理部
60 入力操作画面
61 マウスポインタ
【技術分野】
【０００１】
この発明は、電動性器具制御システムに係り、特に、バイブレータやホール等の電動性器具の駆動を、動画や音声に同期させて制御するシステムに関する。
【背景技術】
【０００２】
性的不感症やED（勃起障害）の治療のため、あるいは独身者の性欲処理のためとして、様々な電動性器具がこれまでに考案されている。
例えば、女性器に挿入し、モータ駆動によって生じた振動でこれを刺激する棒状のバイブレータや、男性器を挿入し、同じくモータ駆動によって生じた振動でこれを刺激する器状のホールなどが大人のオモチャの一種として販売されている。
単純な振動による刺激以外に、例えば電動コンプレッサの駆動によって生成した空気圧を利用して袋体を膨張・収縮させることにより、性器に断続的な圧迫感を付与する機能を備えた性器具もある。
また、特許文献１に示すように、振動駆動信号や膨張収縮駆動信号をランダムに変化させることにより、性器具の動作に意外性をもたせてマンネリ化を防止する技術も提案されている。
【０００３】
このような性器具は、主として使用者の触覚を刺激する機能を有しているのであるが、これらが単独で利用されることは少なく、多くの場合にはアダルトビデオ等を鑑賞することにより、視覚及び聴覚からの情報を併用して想像力をかき立て、性的興趣を高めることが行われる。
【特許文献１】特開２０００−２９６１６６号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
上記のように、性器具は動画や音声の再生と共に利用されるパターンが多いにもかかわらず、これらの内容と電動性器具の動作との連携がこれまでは全く考慮されていなかったため、使用者は自らの判断において器具の強弱等を調整する必要があり、これが興醒めの一因となっていた。
特に、特許文献１に記載の技術を利用する場合には、電動性器具の制御が映像内容と無関係に実行されるため、全く盛り上がりに欠ける場面において激しく動作したり、逆にせっかくのクライマックス場面で緩慢に動作する可能性があり、使用者を白けさせる結果となる。
【０００５】
この発明は、従来の性器具が抱える上記の問題点を解決するためになされたものであり、動画や音声の内容に対応して性器具の動作を制御することを可能とするシステムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
上記の目的を達成するため、請求項１に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具と、アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御データを格納した記録媒体と、この記録媒体の動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、この記録媒体の制御データを読み取り、電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【０００７】
また、請求項２に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、クライアント端末からアダルトコンテンツの識別コードが送信された場合に、上記記憶手段から該当の制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、上記クライアント端末は、アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの識別コードを格納した記録媒体がドライブに装填された場合に、当該記録媒体の識別コードを読み取り、上記サーバに対して制御ファイルの配信を要求する手段と、上記動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【０００８】
また、請求項３に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバと、上記クライアント端末とネットワーク接続されたテレビ放送用のセット・トップ・ボックスとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、クライアント端末からアダルトコンテンツの識別コードが送信された場合に、上記記憶手段から該当の制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、上記クライアント端末は、上記セット・トップ・ボックスからアダルトコンテンツの識別コードが出力された場合に、当該識別コードを上記サーバに送信して制御ファイルの配信を要求する手段と、サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作をテレビ放送の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【０００９】
また、請求項４に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを格納しておく記憶手段と、クライアント端末からサービスの利用要求が送信された場合に、アダルトコンテンツのリストを当該クライアント端末に送信する手段と、クライアント端末から特定のアダルトコンテンツの配信要求が送信された場合に、上記記憶手段から該当の音声付き動画ファイル及びその制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、上記クライアント端末は、ユーザが入力手段を介してサーバから送信されたリスト中の特定のアダルトコンテンツを選択した場合に、当該アダルトコンテンツの配信要求をサーバに送信する手段と、サーバから配信されたアダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを再生する手段と、サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【００１０】
また、請求項５に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からサービスの利用要求が送信された場合に、アダルトコンテンツのリストを当該クライアント端末に送信する手段と、クライアント端末から特定のアダルトコンテンツの配信要求が送信された場合に、上記記憶手段から該当の音声付き動画ファイル及びその制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末にストリーミング配信する手段とを備え、上記クライアント端末は、ユーザが入力手段を介してサーバから送信されたリスト中の特定のアダルトコンテンツを選択した場合に、当該アダルトコンテンツの配信要求をサーバに送信する手段と、サーバからストリーミング配信されたアダルトコンテンツの音声付き動画データを再生する手段と、サーバからストリーミング配信された制御データに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【００１１】
また、請求項６に記載した電動性器具の制御システムは、電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続された複数のクライアント端末と、各クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、上記サーバは、一のクライアント端末からストリーミング配信された音声付きの動画データを他のクライアント端末に転送する手段を備え、上記クライアント端末は、入力手段からの入力信号に基づいて電動性器具の制御データを生成する手段と、マイク及びカメラからの入力信号に基づいて音声付きの動画データを生成する手段と、上記制御データ及び音声付きの動画データをサーバにストリーミング配信する手段と、上記サーバを経由してストリーミング配信された他のクライアント端末からの音声付き動画データを再生する手段と、上記サーバを経由してストリーミング配信された他のクライアント端末からの制御データに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段とを備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【００１２】
請求項１に記載の電動性器具の制御システムにあっては、アダルトコンテンツの内容（動画及び音声）に対応するように予め編集された電動性器具の制御データが、動画データ及び音声データと共にDVDやCD等に格納されており、コンテンツ再生時に電動性器具の動作が制御データに従って制御されるため、ユーザ（使用者）が電動性器具を操作するまでもなく、動画や音声の内容に合わせて電動性器具の動作を自動的に制御することが可能となる。
このため、例えばアダルトコンテンツの導入部においては電動性器具を穏やかに微振動させておき、女優の喘ぎ声に合わせて振動強度を高めるという演出が可能となり、バーチャルセックスの臨場感を高めることが可能となる。
【００１３】
請求項２に記載の電動性器具の制御システムにあっては、DVDやCD等に格納されたアダルトコンテンツの動画及び音声に対応するように予め編集された電動性器具の制御ファイルが、コンテンツ再生時にサーバからクライアント端末に送信され、これに基づいてクライアント端末に接続された電動性器具の動作が制御されるため、ユーザ（使用者）が電動性器具を操作するまでもなく、動画や音声の内容に合わせて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【００１４】
請求項３に記載の電動性器具の制御システムにあっては、有線放送や衛星放送を通じてアダルトコンテンツがテレビモニタ上で再生される場合に、セット・トップ・ボックスから出力されたアダルトコンテンツの識別コードに基づいてサーバから対応の制御ファイルが送信され、これに基づいてクライアント端末に接続された電動性器具の動作が制御されるため、ユーザが電動性器具を操作するまでもなく、テレビ放送の内容に合わせて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【００１５】
請求項４に記載の電動性器具の制御システムにあっては、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルと共にその制御ファイルがサーバからクライアント端末に配信され、この制御ファイルに基づいてクライアント端末に接続された電動性器具の動作が制御されるため、ユーザが電動性器具を操作するまでもなく、動画や音声の内容に合わせて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【００１６】
請求項５に記載の電動性器具の制御システムにあっては、アダルトコンテンツの音声付き動画データと共にその制御データがサーバからストリーミング配信され、この制御データに基づいてクライアント端末に接続された電動性器具の動作が制御されるため、ユーザが電動性器具を操作するまでもなく、動画や音声の内容に合わせて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【００１７】
請求項６に記載の電動性器具の制御システムにあっては、サーバを介してクライアント端末間で音声付きの動画データ及び相手方の電動性器具用の制御データが交換される方式であるため、各ユーザは自ら電動性器具を操作するまでもなく、相手方の意思に基づいて電動性器具の動作が自動的に制御されることとなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【００１８】
図１は、この発明に係る第１の電動性器具制御システム10の構成を示すブロック図であり、サーバ12とユーザの利用するパソコン14とを備えている。
サーバ12とユーザのパソコン14とは、インターネット15を介して接続されている。
【００１９】
サーバ12は、認証処理部16と、ユーザデータベース17と、制御ファイル抽出部18と、制御ファイル格納部19を備えている。
上記認証処理部16及び制御ファイル抽出部18は、サーバ12のCPUがOS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、ユーザデータベース17及び制御ファイル格納部19は、サーバ12のハードディスク内に設けられている。
ユーザデータベース17には、このシステムの会員のユーザID、パスワード、氏名、住所、課金情報等が登録されている。
制御ファイル格納部19には、多数のアダルトコンテンツに関連付けられた電動性器具の制御ファイルが格納されている。
【００２０】
ユーザのパソコン14は、制御ファイル配信要求部20と、制御信号生成部21と、映像信号生成部22と、音声信号生成部23と、DVDドライブ24と、USBインターフェイス25と、LANインターフェイス26と、スピーカ27と、ディスプレイ28とを備えている。
上記制御ファイル配信要求部20、制御信号生成部21、映像信号生成部22、音声信号生成部23は、パソコン14のCPUがOS及び専用アプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
【００２１】
上記USBインターフェイス25には、電動性器具30が接続されている。
この電動性器具30として特に限定はなく、電動モータの駆動によって器具の一部が振動や回転、往復移動し、この作動部をユーザの性器に接触させることで性的刺激を付与する構造を備えた装置類を広く指す。
例えば、膣内に挿入される棒状部と、該棒状部に振動を付与する偏心モータを備えたバイブレータが電動性器具30に該当する。
あるいは、陰茎を挿入するための凹部と、該凹部に振動を付与する偏心モータを備えた男性用ホールが電動性器具30に該当する。
また、ここでいう電動性器具30には、上記のような性器具としての基本構造に加え、USBケーブルを介してパソコン14のUSBポートに接続するためのUSB端子と、USB端子から入力された制御信号に従い、電動モータの出力（強弱）やON/OFF、回転方向等を制御するためのコントローラが装着されている。
【００２２】
上記LANインターフェイス26には、ケーブルテレビや衛星放送、ブロードバンド放送用のセット・トップ・ボックス（STB）31が接続されている。
また、セット・トップ・ボックス31には、通常のテレビモニタ32が接続されている。
【００２３】
つぎに、この第１の制御システム10の利用方法について、図２のフローチャートに従って説明する。
まず、ユーザがアダルトコンテンツが格納されたDVDをDVDドライブ24に装填すると（Ｓ10）、専用のアプリケーションプログラムが起動し（Ｓ11）、ユーザID及びパスワードの入力を促す認証画面がディスプレイ上に表示される（Ｓ12）。
これに対しユーザがID及びパスワードを入力し、確定ボタンをクリックすると（Ｓ13）、DVD内に記録されたコンテンツコードを制御ファイル配信要求部20が読み取り、サーバ12に対し該当の制御ファイルの配信リクエストを送信する（Ｓ14）。
【００２４】
制御ファイル配信要求部20からユーザID、パスワード及びコンテンツコードを受信したサーバ12の認証処理部16は、ユーザデータベース17内の登録情報を参照し、当該ユーザの正当性を確認する（Ｓ15）。
ここで、正規の会員であることが確認されると、制御ファイル抽出部18が当該コンテンツコードに関連付けられた制御ファイルを制御ファイル格納部19から抽出し（Ｓ16）、ユーザのパソコン14に送信する（Ｓ17）。
【００２５】
これに対しパソコン14の制御信号生成部21は、送信された制御ファイルを解析し、電動性器具30を駆動するための制御信号を生成する（Ｓ18）。
この制御信号は、USBインターフェイス25を介して電動性器具30に順次出力され（Ｓ19）、その動作（ON/OFFや振動・回転の強弱等）が所定のパターンに従って変化することとなる。
これと並行して、映像信号生成部22は、DVDに格納された動画データを読み出して映像信号を生成し（Ｓ20）、ディスプレイ28に出力する。この結果、ディスプレイ28上に表示された再生領域において、アダルトコンテンツの動画映像が再生される（Ｓ21）。
同時に、音声信号生成部23は、DVDに格納された音声データを読み出して音声信号を生成し（Ｓ22）、スピーカ27に出力する。この結果、スピーカ27からアダルトコンテンツの音声が再生される（Ｓ23）。もちろん、ユーザがパソコン14のヘッドホンジャックにヘッドホンを接続した場合には、スピーカ27の代わりにヘッドホンにおいて音声が再生される。
【００２６】
上記制御ファイルは、特定のアダルトコンテンツの内容に適合した制御信号が生成されるように、予め人為的に編集されている。
例えば、コンテンツの導入部（女優の会話の部分）では電動性器具30が微振動しており、映像中の女優の興奮度が高まるにつれて振動が強くなり、果てた後は再び微振動に戻るように電動モータを制御するためのコードが制御ファイル内に記述される。
アダルトコンテンツによってクライマックスシーンが異なるため、当然ながら制御ファイルはコンテンツ毎に準備される必要がある。
なお、映像や音声の内容と制御信号との同期は、例えばアダルトコンテンツの再生開始と制御信号の送出開始のタイミングを合わせることによって実現される。
【００２７】
上記にあっては、制御ファイルをインターネット15経由でサーバ12からパソコン14にダウンロードする例を挙げたが、DVD内に予め映像や音声の内容に適合した制御コードを埋め込んでおき、内容の進行に従って制御信号生成部21がこれを順次読み出し、電動性器具30に出力するように構成することもできる。
この場合には、アダルトコンテンツを格納したDVD自体を本システム用に作り込む必要が生じる反面、インターネット上に専用サーバ12を設置するコストをセーブできるメリットが生じる。
【００２８】
また、上記にあっては、DVD内に格納されたアダルトコンテンツをパソコン14のディスプレイ28やスピーカ27で再生する例を説明したが、このシステム10はこれに限定されるものではない。
すなわち、アダルトコンテンツの再生はケーブルテレビや衛星放送等を通じてテレビモニタ32上で実現し、制御ファイルのダウンロードや電動性器具30に対する制御信号の出力をパソコン14に担わせることも可能である。
【００２９】
例えば、テレビモニタ32のチャンネルをケーブルテレビの本システム対応番組（アダルト専用番組）に合わせると、セット・トップ・ボックス31からパソコン14に対して当該番組を特定する識別コード及びユーザID等の認証情報が出力される。
【００３０】
これを受けた制御ファイル配信要求部20は、インターネット15経由でサーバ12に対し該当の制御ファイルの配信リクエストを送信する。
そして、サーバ12における認証ステップをクリアすると、制御ファイル抽出部18から対応の制御ファイルが送信される。
【００３１】
パソコン14の制御信号生成部21は、送信された制御ファイルを解析し、電動性器具30の駆動用の制御信号を生成する。
この制御信号は、USBインターフェイス25を介して電動性器具30に順次出力され、その動作（ON/OFFや振動・回転の強弱等）が所定のパターンに従って変化することとなる。
もちろん、電動性器具30の動作がテレビ番組における映像や音声と対応するように、制御ファイルのコードは記述されている。
また、セット・トップ・ボックス31から適時出力されるタイミング信号により、テレビモニタの映像や音声と制御信号の同期が実現される。
【００３２】
この場合も、制御ファイルをインターネット15経由でサーバ12からパソコン14にダウンロードする代わりに、放送用のケーブルや電波を介して制御信号生成用の制御コードをセット・トップ・ボックス31に搬送し、該制御コードを制御信号生成部21及びUSBインターフェイス25経由で電動性器具30に出力するように構成することもできる。
この場合には、テレビ放送用の番組コンテンツ自体を本システム用に作り込む必要が生じる反面、インターネット上に専用サーバ12を設置するコストをセーブできるメリットが生じる。
【００３３】
また、ストリーミング技術を利用してアダルト系の音声付き動画データを配信し、これに電動性器具の制御用データを混入させることもできる。
図３は、その一例である第２の電動性器具制御システム40の構成を示すブロック図であり、サーバ12とユーザの利用するパソコン14とを備えている。
サーバ12とユーザのパソコン14とは、インターネット15を介して接続されている。
【００３４】
サーバ12は、認証処理部16と、ユーザデータベース17と、ストリーミング配信処理部41と、コンテンツ格納部42とを備えている。
上記認証処理部16及びストリーミング配信処理部41は、サーバ12のCPUがOS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、コンテンツ格納部42はサーバ12のハードディスク内に設けられており、アダルトビデオの内容をMPEG4等の所定の形式に変換してなる多数の音声付き動画ファイルと、各動画ファイルに対応した電動性器具の制御ファイルが格納されている。
【００３５】
ユーザのパソコン14は、入力装置43と、ストリーミング配信要求部44と、ストリーミング再生処理部45と、制御信号生成部21と、映像信号生成部22と、音声信号生成部23と、USBインターフェイス25と、スピーカ27と、ディスプレイ28とを備えている。
ストリーミング配信要求部44、ストリーミング再生処理部45、制御信号生成部21、映像信号生成部22、音声信号生成部23は、パソコン14のCPUがOSやWebブラウザプログラム、あるいは専用のアプリケーションプログラム等に従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、USBインターフェイス25には、上記と同様の電動性器具30が接続されている。
【００３６】
つぎに、この第２の制御システム40の利用方法について、図４のフローチャートに従って説明する。
まず、ユーザがWebブラウザプログラムからインターネット15経由でサーバ12のWebサイトにアクセスすると（Ｓ30）、サーバ12からパソコン14に対してアダルトコンテンツのメニュー及びユーザID及びパスワードの入力欄が設けられたサービス初期画面が送信される（Ｓ31）。
これに対しユーザが入力装置43を介して必要情報（アダルトコンテンツの選択情報、ユーザID、パスワード）を入力し、送信ボタンをクリックすると、ストリーミング配信要求部44からサーバ12に対し該当コンテンツのストリーミング配信リクエストが送信される（Ｓ32）。
【００３７】
ストリーミング配信要求部44からユーザID、パスワードを受信したサーバ12の認証処理部16は、ユーザデータベース17内の登録情報を参照し、当該ユーザの正当性を確認する（Ｓ33）。
ここで、正規の会員であることが確認されると、ストリーミング配信処理部41が該当の動画ファイル及びその制御ファイルをコンテンツ格納部42から抽出し（Ｓ34、Ｓ35）、インターネット15経由でユーザのパソコン14にストリーミング配信する（Ｓ36）。
【００３８】
これを受けたパソコン14のストリーミング再生処理部45は、送信されたデータの中から動画データを取り出し（Ｓ37）、映像信号生成部22に出力する。映像信号生成部22は、この動画データを基に映像信号を生成し（Ｓ38）、ディスプレイ28に出力する。この結果、ディスプレイ28上に表示された再生領域において、アダルトコンテンツの動画映像が再生される（Ｓ39）。
また、ストリーミング再生処理部45は、送信されたデータの中から音声データを取り出し（Ｓ40）、音声信号生成部23に出力する。音声信号生成部23は、この音声データを基に音声信号を生成し（Ｓ41）、スピーカ27に出力する。この結果、スピーカ27からはアダルトコンテンツの音声が再生される。
同時にストリーミング再生処理部45は、送信されたデータの中から制御データを取り出し（Ｓ43）、制御信号生成部21に出力する。制御信号生成部21は、この制御データを基に電動性器具30の駆動用の制御信号を生成し（Ｓ44）、USBインターフェイス25を介して電動性器具30に順次出力する。この結果、電動性器具30の動作（ON/OFFや振動・回転の強弱等）が映像及び音声に同期して変化することとなる。
【００３９】
上記した第１の制御システム10及び第２の制御システム40は、何れもユーザが予め用意された動画、音声及び制御信号に従って一人でプレイすることが前提となっていたが、複数のユーザ間で動画、音声及び制御信号をリアルタイムに生成・交換することにより、インタラクティブにプレイできるシステムを構成することもできる。
図５は、その一例である第３の電動性器具制御システム50の構成を示すブロック図であり、サーバ12と、ユーザＡの利用するパソコン14ａと、ユーザＢの利用するパソコン14ｂとを備えている。
サーバ12とユーザＡのパソコン14ａ、及びユーザＢのパソコン14ｂとは、インターネット15を介して接続されている。
【００４０】
サーバ12は、認証処理部16と、ユーザデータベース17と、データ中継処理部51とを備えている。
上記認証処理部16及びデータ中継処理部51は、サーバ12のCPUがOS及び専用のアプリケーションプログラムに従って必要な処理を実行することによって実現される。
【００４１】
ユーザＡのパソコン14ａは、マウスやキーボード、ジョイスティック等の入力装置43と、制御データ生成部52と、マイク53と、CCDカメラ54と、ストリーミング配信処理部56と、ストリーミング再生処理部45と、音声信号生成部23と、スピーカ27と、映像信号生成部22と、ディスプレイ28と、制御信号生成部21と、USBインターフェイス25とを備えている。
これらの中、制御データ生成部52、ストリーミング配信処理部56、ストリーミング再生処理部45、音声信号生成部23、映像信号生成部22、制御信号生成部21は、パソコン14ａのCPUがOSやWebブラウザプログラム、あるいは専用のアプリケーションプログラム等に従って必要な処理を実行することによって実現される。
また、USBインターフェイス25には、上記と同様の電動性器具30が接続されている。
【００４２】
図示は省略したが、ユーザＢのパソコン14ｂも上記と同様、入力装置43と、制御データ生成部52と、マイク53と、CCDカメラ54と、ストリーミング配信処理部56と、ストリーミング再生処理部45と、音声信号生成部23と、スピーカ27と、映像信号生成部22と、ディスプレイ28と、制御信号生成部21と、USBインターフェイス25とを備えており、USBインターフェイス25には電動性器具30が接続されている。
【００４３】
つぎに、この第３の制御システム50の利用方法について説明する。
まず、ユーザＡ及びＢがそれぞれWebブラウザプログラムからインターネット15経由で本システム50のWebサイトにアクセスし、双方向型サービスの利用を要求すると、サーバ12からユーザID及びパスワードの入力を求める認証用画面がパソコン14ａ及び14ｂに送信される。
これに対しユーザＡ及びＢは、入力装置43を介して必要情報（ユーザID及びパスワード）を入力し、サーバ12に送信する。
【００４４】
これを受けたサーバ12の認証処理部16は、ユーザデータベース17を参照して各ユーザの正当性を確認する。
そして、各ユーザとも正規の会員であることが確認できた場合には、データ中継処理部51によってパソコン14ａ及び14ｂ間でのデータの交換が実現される。
具体的には、CCDカメラ54及びマイク53によってパソコン内に取り込まれ、ストリーミング配信処理部56を介してサーバ12にストリーミング配信された一方のユーザの音声付き動画データは、データ中継処理部51を経由して他方のユーザのパソコンに配信され、ストリーミング再生処理部45、映像信号生成部22、ディスプレイ28、音声信号生成部23、スピーカ27を介して再生されることとなる。
このため、各ユーザはディスプレイ28に映し出された相手の容姿を眺め、かつスピーカ27から出力される相手の喘ぎ声を聞きながら性的興奮を高めていくことができる。
【００４５】
また、一方のユーザがディスプレイ28に表示された入力操作画面上でジョイスティックやマウス等の入力装置43を介して相手方の電動性器具30の強弱や振動周波数等を制御するための入力操作を行うと、制御データ生成部52によってこれに対応した制御データが生成され、ストリーミング配信処理部56を通じてサーバ12に送信される。
サーバ12のデータ中継処理部51は、この制御データを他方のユーザのパソコンに配信する。
これを受けた相手方のパソコンでは、ストリーミング再生処理部45、制御信号生成部21を介して電動性器具30の制御信号が生成され、USBインターフェイス25を経由して電動性器具30に出力される。
この結果、例えばユーザＡが入力装置43を使って「強」方向への入力操作を行うと、ほとんど同時にユーザＢの電動性器具30が「強」方向に制御されることとなり、逆に「弱」方向への入力操作を行うとユーザＢの電動性器具30は「弱」方向に制御されることとなる。
【００４６】
このため、各ユーザは入力装置43を操作して相手が装着した電動性器具30の動作を制御することによって相手を性的に刺激すると同時に、自己が装着した電動性器具30の予期せぬ動作によって相手から性的に刺激されることとなり、現実の性交と同様かそれ以上の快楽を享受することが可能となる。
この第３の制御システム50を利用することにより、例えば単身赴任中の夫が自宅の妻と遠隔的に性的交流を持つことが可能となる。
【００４７】
図６は、入力操作画面60の一例を示すものであり、「連続的に」と「断続的に」の間でマウスポインタ61の位置を移動させることにより、相手方が装着した電動性器具30の振動周波数を調整することができ、「強く」と「弱く」の間でマウスポインタ61の位置を移動させることにより、その振動強度を調整することが可能となる仕組みである。
【００４８】
なお、上記のように各ユーザの映像及び音声をサーバ12のデータ中継処理部51を介して交換する代わりに、サーバ12から各ユーザのパソコン14ａ、14ｂに対してアダルトコンテンツのストリーミング配信を行い、電動性器具30の制御データのみを相互に交換するようにシステムを構成することもできる。
すなわち、性的興奮は既存のアダルトコンテンツによって実現し、電動性器具30のコントロールのみを各ユーザに委ねる方式である。
もちろん、この際にディスプレイ28中に別ウィンドウを開き、相手方の映像を表示させてもよい。
【００４９】
上記においては、パソコン14と電動性器具30をUSB接続する例を示したが、赤外線（IrDA）やBluetoothなど他の通信手段を介して両者を接続することも当然に可能である。
この場合には、パソコン14及び電動性器具30の双方に対応の通信ユニットやインターフェイスを設けておけばよい。
【図面の簡単な説明】
【００５０】
【図１】第１の電動性器具制御システムの構成を示すブロック図である。
【図２】第１の電動性器具制御システムの利用方法を示すフローチャートである。
【図３】第２の電動性器具制御システムの構成を示すブロック図である。
【図４】第２の電動性器具制御システムの利用方法を示すフローチャートである。
【図５】第３の電動性器具制御システムの構成を示すブロック図である。
【図６】入力操作画面の一例を示すレイアウト図である。
【符号の説明】
【００５１】
10 第１の電動性器具制御システム
12 サーバ
14 パソコン
15 インターネット
16 認証処理部
17 ユーザデータベース
18 制御ファイル抽出部
19 制御ファイル格納部
20 制御ファイル配信要求部
21 制御信号生成部
22 映像信号生成部
23 音声信号生成部
24 DVDドライブ
25 USBインターフェイス
26 LANインターフェイス
27 スピーカ
28 ディスプレイ
30 電動性器具
31 セット・トップ・ボックス（STB）
32 テレビモニタ
40 第２の電動性器具制御システム
41 ストリーミング配信処理部
42 コンテンツ格納部
43 入力装置
44 ストリーミング配信要求部
45 ストリーミング再生処理部
50 第３の電動性器具制御システム
51 データ中継処理部
52 制御データ生成部
53 マイク
54 CCDカメラ54
56 ストリーミング配信処理部
60 入力操作画面
61 マウスポインタ
【特許請求の範囲】
【請求項１】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具と、
アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御データを格納した記録媒体と、
この記録媒体の動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、
この記録媒体の制御データを読み取り、電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項２】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からアダルトコンテンツの識別コードが送信された場合に、上記記憶手段から該当の制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、
上記クライアント端末は、アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの識別コードを格納した記録媒体がドライブに装填された場合に、当該記録媒体の識別コードを読み取り、上記サーバに対して制御ファイルの配信を要求する手段と、
上記動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、
サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項３】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバと、上記クライアント端末とネットワーク接続されたテレビ放送用のセット・トップ・ボックスとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からアダルトコンテンツの識別コードが送信された場合に、上記記憶手段から該当の制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、
上記クライアント端末は、上記セット・トップ・ボックスからアダルトコンテンツの識別コードが出力された場合に、当該識別コードを上記サーバに送信して制御ファイルの配信を要求する手段と、
サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作をテレビ放送の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項４】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、
各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からサービスの利用要求が送信された場合に、アダルトコンテンツのリストを当該クライアント端末に送信する手段と、
クライアント端末から特定のアダルトコンテンツの配信要求が送信された場合に、上記記憶手段から該当の音声付き動画ファイル及びその制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、
上記クライアント端末は、ユーザが入力手段を介してサーバから送信されたリスト中の特定のアダルトコンテンツを選択した場合に、当該アダルトコンテンツの配信要求をサーバに送信する手段と、
サーバから配信されたアダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを再生する手段と、
サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項５】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、
各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からサービスの利用要求が送信された場合に、アダルトコンテンツのリストを当該クライアント端末に送信する手段と、
クライアント端末から特定のアダルトコンテンツの配信要求が送信された場合に、上記記憶手段から該当の音声付き動画ファイル及びその制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末にストリーミング配信する手段とを備え、
上記クライアント端末は、ユーザが入力手段を介してサーバから送信されたリスト中の特定のアダルトコンテンツを選択した場合に、当該アダルトコンテンツの配信要求をサーバに送信する手段と、
サーバからストリーミング配信されたアダルトコンテンツの音声付き動画データを再生する手段と、
サーバからストリーミング配信された制御データに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項６】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続された複数のクライアント端末と、各クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、一のクライアント端末からストリーミング配信された音声付きの動画データを他のクライアント端末に転送する手段を備え、
上記クライアント端末は、入力手段からの入力信号に基づいて電動性器具の制御データを生成する手段と、
マイク及びカメラからの入力信号に基づいて音声付きの動画データを生成する手段と、
上記制御データ及び音声付きの動画データをサーバにストリーミング配信する手段と、
上記サーバを経由してストリーミング配信された他のクライアント端末からの音声付き動画データを再生する手段と、
上記サーバを経由してストリーミング配信された他のクライアント端末からの制御データに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項１】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具と、
アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御データを格納した記録媒体と、
この記録媒体の動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、
この記録媒体の制御データを読み取り、電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項２】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からアダルトコンテンツの識別コードが送信された場合に、上記記憶手段から該当の制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、
上記クライアント端末は、アダルトコンテンツの動画データ、音声データ、及び当該アダルトコンテンツの識別コードを格納した記録媒体がドライブに装填された場合に、当該記録媒体の識別コードを読み取り、上記サーバに対して制御ファイルの配信を要求する手段と、
上記動画データ及び音声データを読み取り、動画及び音声を再生する手段と、
サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項３】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバと、上記クライアント端末とネットワーク接続されたテレビ放送用のセット・トップ・ボックスとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からアダルトコンテンツの識別コードが送信された場合に、上記記憶手段から該当の制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、
上記クライアント端末は、上記セット・トップ・ボックスからアダルトコンテンツの識別コードが出力された場合に、当該識別コードを上記サーバに送信して制御ファイルの配信を要求する手段と、
サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作をテレビ放送の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項４】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、
各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からサービスの利用要求が送信された場合に、アダルトコンテンツのリストを当該クライアント端末に送信する手段と、
クライアント端末から特定のアダルトコンテンツの配信要求が送信された場合に、上記記憶手段から該当の音声付き動画ファイル及びその制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末に送信する手段とを備え、
上記クライアント端末は、ユーザが入力手段を介してサーバから送信されたリスト中の特定のアダルトコンテンツを選択した場合に、当該アダルトコンテンツの配信要求をサーバに送信する手段と、
サーバから配信されたアダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを再生する手段と、
サーバから配信された制御ファイルに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項５】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続されたクライアント端末と、該クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、アダルトコンテンツの音声付き動画ファイルを、固有の識別コードに関連付けて格納しておく記憶手段と、
各アダルトコンテンツの内容に対応した電動性器具の制御ファイルを格納しておく記憶手段と、
クライアント端末からサービスの利用要求が送信された場合に、アダルトコンテンツのリストを当該クライアント端末に送信する手段と、
クライアント端末から特定のアダルトコンテンツの配信要求が送信された場合に、上記記憶手段から該当の音声付き動画ファイル及びその制御ファイルを抽出し、当該クライアント端末にストリーミング配信する手段とを備え、
上記クライアント端末は、ユーザが入力手段を介してサーバから送信されたリスト中の特定のアダルトコンテンツを選択した場合に、当該アダルトコンテンツの配信要求をサーバに送信する手段と、
サーバからストリーミング配信されたアダルトコンテンツの音声付き動画データを再生する手段と、
サーバからストリーミング配信された制御データに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【請求項６】
電動モータによって駆動される作動部を備えた電動性器具が接続された複数のクライアント端末と、各クライアント端末とネットワーク接続されたサーバとを備えた電動性器具の制御システムであって、
上記サーバは、一のクライアント端末からストリーミング配信された音声付きの動画データを他のクライアント端末に転送する手段を備え、
上記クライアント端末は、入力手段からの入力信号に基づいて電動性器具の制御データを生成する手段と、
マイク及びカメラからの入力信号に基づいて音声付きの動画データを生成する手段と、
上記制御データ及び音声付きの動画データをサーバにストリーミング配信する手段と、
上記サーバを経由してストリーミング配信された他のクライアント端末からの音声付き動画データを再生する手段と、
上記サーバを経由してストリーミング配信された他のクライアント端末からの制御データに基づいて電動性器具の制御信号を生成する手段と、
該制御信号を電動性器具に出力し、その動作を動画及び音声の内容に同期させて制御する手段と、
を備えたことを特徴とする電動性器具の制御システム。
【図１】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【図２】
【図３】
【図４】
【図５】
【図６】
【公開番号】特開２００６−７５４２２（Ｐ２００６−７５４２２Ａ）
【公開日】平成１８年３月２３日（２００６．３．２３）
【国際特許分類】
【出願番号】特願２００４−２６４１５７（Ｐ２００４−２６４１５７）
【出願日】平成１６年９月１０日（２００４．９．１０）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ
【出願人】（５０４３４５８７２）
【Ｆターム（参考）】
【公開日】平成１８年３月２３日（２００６．３．２３）
【国際特許分類】
【出願日】平成１６年９月１０日（２００４．９．１０）
【公序良俗違反の表示】
（特許庁注：以下のものは登録商標）
１．Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ
【出願人】（５０４３４５８７２）
【Ｆターム（参考）】
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