説明

電動車両の制御装置

【目的】盗難の発生を効果的に抑制することができる電動車両の制御装置を提供する。
【構成】走行用モータの駆動を制御するために必要な信号を出力する出力手段13を備える第1の制御装置11と、インバータを制御するインバータ制御手段を備える第2の制御装置12と、を備え、第2の制御装置12は、第1の制御装置11に記憶されている第1の情報と、第2の制御装置12に記憶されている第2の情報とが一致するか否かを判定する判定手段20と、第1の情報と第2の情報とが一致する場合にのみバッテリから走行用モータへの電力供給を許可する許可手段21と、外部通信手段から送信された指示情報に基づいて第2の情報を書き換える書換手段22と、を備え、書換手段22が、外部通信手段30から送信された指示情報を受信すると、一定時間待機後に、第2の情報の書き換えを開始するようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
駆動源として走行用モータを備える電動車両の制御装置に関し、特に、電動車両の盗難を抑制するための技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来から自動車等の車両の盗難の発生が問題となっているが、近年、車両の盗難件数が増加しており有効な対策が望まれている。車両の盗難への対策として、例えば、イモビライザシステム等、車両に搭載する盗難防止システムが開発されている。イモビライザシステムでは、キーによってエンジンを始動させようとする際に、キーに埋め込まれた電子チップが持つ固有のIDコードと車両側のECUに記憶されているIDコードとを電子的に照合する。そして、両者が一致した場合にのみエンジンが始動するようになっている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2010−120421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような盗難防止システムを含む制御装置を車両に搭載することにより、車両の盗難の虞は減少するが、盗難を完全に防ぐことは難しい。例えば、制御装置自体を取り替えてしまえば、エンジンを始動させることができてしまう。例えば、特許文献1にも記載されているように、このような制御装置自体の交換による車両の盗難を防止する装置も様々提案されている。
【0005】
ところで、近年、電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド自動車(PHEV)等の電動車両が多数実用化されている。今後、これら電動車両の台数が増加することが予想され、またそれに伴って電動車両の盗難も増加することが予想される。上述したような盗難防止システムは電動自動車に対しても有効であるが、電動車両にさらに有効なシステム(制御装置)の開発が望まれている。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、盗難の発生を効果的に抑制することができる電動車両の制御装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決する本発明の第1の態様は、走行用モータに電力を供給するバッテリと、前記走行用モータへ供給する電力を変換するインバータと、を備える電動車両の制御装置であって、前記走行用モータの駆動を制御するために必要な信号を出力する出力手段を備える第1の制御装置と、前記インバータに設けられて前記第1の制御装置からの情報に基づいてモータ制御を目的として当該インバータを制御するインバータ制御手段を備える第2の制御装置と、を備え、該第2の制御装置は、前記第1の制御装置に記憶されている第1の情報と、当該第2の制御装置に記憶されている第2の情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、該判定手段によって前記第1の情報と前記第2の情報とが一致したと判定された場合にのみ、前記バッテリから前記走行用モータへの電力供給を許可する許可手段と、前記第1の制御装置に接続された外部通信手段から送信された指示情報に基づいて前記第2の情報を書き換える書換手段と、を備え、前記書換手段は、前記外部通信手段から送信された指示情報を受信すると、一定時間待機後に、前記第2の情報の書き換えを開始することを特徴とする電動車両の制御装置にある。
【0008】
かかる本発明では、外部通信手段によって第2の情報を書き換える際に、一定の待機時間を設けるようにしたので、例えば、第1の制御装置を交換して電動車両を盗もうとしても、走行用モータの始動には、第2の情報の書き換えが必要となりかなりの時間を要する。したがって、電動車両の盗難の発生を効果的に抑制することができる。
【0009】
本発明の第2の態様は、前記書換手段は、前記一定時間待機後、前記外部通信手段から指示情報を再受信した場合に、前記第2の情報の書き換えを開始することを特徴とする第1の態様の電動車両の制御装置にある。
【0010】
かかる第2の態様では、第2の情報の書き換えにはさらなる手間が必要となり、走行用モータの始動には、より長い時間を要することになる。したがって、電動車両の盗難の発生をさらに効果的に抑制することができる。
【0011】
本発明の第3の態様は、前記書換手段は、前記一定時間待機中に、前記外部通信手段との通信が継続されていたことを条件として、前記第2の情報の書き換えを開始することを特徴とする第1又は2の態様の電動車両の制御装置にある。
【0012】
かかる第3の態様では、第2の情報を書き換えて走行用モータを始動させるには、さらなる手間が必要となる。したがって、電動車両の盗難の発生をさらに効果的に抑制することができる。
【0013】
本発明の第4の態様は、前記書換手段による前記第2の情報の書き換えには、当該第2の情報の初期化が含まれることを特徴とする第1〜3の何れか一つの態様の電動車両の制御装置にある。
【0014】
かかる第4の態様では、第2の情報を初期化する場合にも相当の手間と時間とを要することになるため、電動車両の盗難の発生をさらに確実に抑制することができる。
【0015】
本発明の第5の態様は、前記第1及び第2の情報が、仕向地情報を含むことを特徴とする第1〜4の何れか一つの態様の電動車両の制御装置にある。
【0016】
かかる第5の態様では、例えば、第1の制御装置を海外で入手したものに交換した場合でも、第2の情報の書き換えが必要となり電動車両の盗難の発生を抑制することができる。
【発明の効果】
【0017】
かかる本発明の制御装置では、走行用モータを始動させるために、相当の手間や時間を要するため、電動車両の盗難の発生を効果的に抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】一実施形態に係る電気自動車の概略構成を示す図である。
【図2】一実施形態に係る制御装置の概略構成を示すブロック図である。
【図3】一実施形態に係る制御装置による処理手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】
図1に示すように、電動車両の一例である電気自動車1には、バッテリ(二次電池)2が搭載されており、このバッテリ2はインバータ3を介して走行用モータ4に電気的に接続されている。走行用モータ4は、図示は省略するが、駆動輪に連結されており、電気自動車1はこの走行用モータ4の駆動力によって走行するようになっている。
【0021】
また、電気自動車1には、走行用モータ4の駆動等を制御するための制御装置10が備えられている。制御装置10は、入力装置、記憶装置及び演算回路等からなる電子制御ユニット(ECU)であり、本実施形態では、それぞれ独立する第1の制御装置11と、第2の制御装置12とで構成されている。
【0022】
第1の制御装置11は、電気自動車1に搭載される図示しない各種装置を制御するための各種制御手段を備え、電気自動車の総括的な制御を行う。例えば、図2に示すように、第1の制御装置11は、走行用モータ4の駆動を制御するために必要な各種信号(例えば、アクセル開度等)を出力する出力手段13等を備えると共に、各種情報が記憶される第1の記憶部14を備えている。また第1の制御装置11には、電気自動車1のメインスイッチとなるキーシリンダ15が接続されている。そしてキー操作によって走行用モータ4を始動させようとする際には、キー16に埋め込まれた電子チップが持つ固有のIDコードと第1の記憶部14に記憶されているIDコードとが一致するか否かを電子的に照合する。つまり、これらのIDコードが一致していることが、走行用モータ4を始動させる条件の一つとなっている。
【0023】
また第1の制御装置11には、外部通信手段(Multi-Use Tester、以下、「MUT」ともいう)30が接続されるコネクタ17が設けられている。図示しないが、MUT30は入力操作ボタン(入力キー)とともにMUTから制御装置への操作内容や制御装置の状態を表示可能なディスプレイを備えており、このMUT30により制御装置10の種々の調整、各種情報の書き換え等を行うことができるようになっている。
【0024】
第2の制御装置12は、インバータ3の筐体内に設けられ、第1の制御装置11の出力手段13からの出力情報に基づいてモータ制御を目的としてインバータ3の動作を制御するインバータ制御手段18と、走行用モータ4の駆動を制御するモータ制御手段19とを有する。さらに、第2の制御装置12は、判定手段20、許可手段21及び書換手段22を備えると共に、各種情報が記憶される第2の記憶部23を備えている。
【0025】
判定手段20は、第1の制御装置11の第1の記憶部14に記憶されている第1の情報と、第2の制御装置12の第2の記憶部23に記憶されている第2の情報とが一致するか否かを判定する。これら第1の情報および第2の情報の内容は、特に限定されないが、例えば、電気自動車1が使用される地域の情報である仕向地情報等が含まれる。電気自動車1を使用する地域(国)によっては、例えば、独自のセキュリティー性の基準等が法規によって定められており、各地域によって仕向地情報が異なる。このため、電気自動車1を生産する際には、各地域に応じた仕向地情報を含む所定情報が、第1の制御装置11には第1の情報として記憶されると共に、第2の制御装置12には第2の情報として記録されている。
【0026】
許可手段21は、判定手段20によって第1の情報と第2の情報とが一致すると判定された場合にのみ、バッテリ2から走行用モータ4への電力供給を許可する。すなわち本実施形態では、上述したようにキー固有のIDコードと第1の記憶部14に記憶されているIDコードとが一致すると共に、第1の記憶部14に記憶されている第1の情報と第2の記憶部23に記憶されている第2の情報とが一致する場合に、走行用モータ4の始動が許可されることになる。
【0027】
このため、例えば、故障等により、第1の制御装置11を取り替えた場合、走行用モータ4を始動させるためには、第1の情報と第2の情報とを一致させる処理を行う必要がある。
【0028】
第2の制御装置12が備える書換手段22は、所定の条件を満たした場合にのみ第2の記憶部23に記憶されている第2の情報を書き換える。本実施形態では、第1の制御装置11が交換された際に、必要に応じて第2の記憶部23に記憶されている第2の情報を書き換えることで、第1の情報と第2の情報とを一致させている。具体的には、MUT30から第1の制御装置11を介して第2の制御装置12に指示情報が送信された場合に、その指示情報に基づいて第2の記憶部23に記憶されている第2の情報を書き換える。例えば、本実施形態では、書換手段22が、MUT30からの第2の情報を書き換える旨の指示情報を受信すると、第2の情報を初期状態にリセットし、あるいは第1の情報に応じて第2の情報の書き換えを行う。
【0029】
ただし書換手段22は、MUT30からの指示情報を受信しても、すぐには第2の情報の書き換えを開始せず、一定時間待機後に第2の情報の書き換えを開始するようにしている。待機時間の長さは、特に限定されず適宜設定されればよいが、本実施形態では5分程度としている。このように書換手段22が、一定時間待機後に第2の情報の書き換えを開始することで、電気自動車1の盗難の発生を大幅に減少させることができる。
【0030】
以下、図3のフローチャートに基づいて、本実施形態の制御装置10による第2の情報の書換処理について説明する。
【0031】
例えば、第1の制御装置11が交換され、第1の情報がデフォルトの情報である場合に、MUT30から指示情報、例えば、第2の記憶部23に記憶されている第2の情報の初期化する旨の指示情報が送信されると(ステップS1:Yes)、書換手段22はその指示情報を受信するが、それに応じて第2の情報の書換処理をすぐに開始することはなく、一定時間(例えば、5分程度)待機する(ステップS2)。なお本実施形態では、「待機」とは、MUT30との通信が継続されていることを前提としている。したがって、MUT30との通信が一旦切断されると、一連の処理がステップS1から再開されることになる。このように本実施形態では、MUT30との通信が継続されていることを待機の条件としているが、勿論、MUT30との通信の継続は待機の条件にしなくてもよい。
【0032】
そして、MUT30との通信が継続された状態で一定の待機時間が経過した後、MUT30からの指示情報を再度受信すると(ステップS3:Yes)、ステップS4で書換手段22が第2の情報の初期化を実行し、第1の情報と第2の情報とを一致させて一連の処理が終了する。
【0033】
一方、ステップS1でMUT30から指示情報が送信されていない場合(ステップS1:No)、及びステップS3でMUT30から指示情報が再度送信されなかった場合には(ステップS3:No)、書換手段22が第2の情報の書き換えを実行することなく、一連の処理が終了する。
【0034】
そして、このような第2の情報の書き換えが行われることで、その後にキー操作が実行された際に走行用モータ4が始動されるようになる。すなわち、キー操作が実行された際に、キー固有のIDコードと第1の記憶部14に記憶されているIDコードとが一致しており、さらに判定手段20によって第1の情報と第2の情報とが一致したと判定された場合に、許可手段21によってバッテリ2から走行用モータ4への電力供給が許可される。これにより走行用モータ4が始動されて電気自動車1が走行可能な状態になる。
【0035】
以上説明したように本発明の制御装置10では、例えば、第1の制御装置11が取り替えられた際等に、第2の制御装置12に記憶されている第2の情報を書き換えることで第1の情報と第2の情報とを一致させる。これにより、電気自動車1の盗難の発生を効果的に抑制することができる。
【0036】
電気自動車1が盗まれる際、キーシリンダ15と共に比較的小型である第1の制御装置11が交換されてしまうことが想定される。一方、第2の制御装置12は、インバータ3の筐体内に設けられているため、第2の制御装置12を交換するためにはインバータ3自体を取り外す必要がある。インバータ3は、例えば、十数kg程度の重量を有するものであるため、インバータ3自体を取り外すことは考え難い。したがって、本発明の制御装置10を備える電気自動車1を盗むには、必然的に第2の情報を書き換えなければならないことになる。すなわち、不正に交換した第1の制御装置11に記憶されている第1の情報に応じて、MUT30によって第2の制御装置12に記憶されている第2の情報を書き換える必要がある。
【0037】
このように本発明の制御装置10を搭載した電気自動車1を盗むには、手間や時間を要することになるため窃盗の対象にはなり難くなる。すなわち盗難の発生を抑制することができる。また本発明では、上述のように第2の情報の書き換え時に、一定の待機時間を設けるようにしている。さらに本実施形態では、一定時間待機後、MUT30からの指示情報が再度送信された場合に、書換手段22が第2の情報を初期化するようにしている。このため、制御装置10を搭載した電気自動車1を盗むには、かなりの手間と時間を要することになる。したがって、盗難の発生をさらに効果的に抑制することができる。
【0038】
また本実施形態では、第1の情報及び第2の情報として、電気自動車1が使用される地域の情報である仕向地情報等が記憶されている。このため、例えば、第1の制御装置11が海外で入手したものに交換された場合にも、走行用モータ4を始動させるには第2の情報を書き換えなければならない。したがって、電気自動車1の盗難の発生をより効果的に抑制することができる。
【0039】
なお本実施形態では、ステップS2で一定時間待機後、ステップS3でMUT30からの指示情報が再度送信された場合に、書換手段22が第2の情報を初期化するようにしているが、ステップS3は必ずしも設けられていなくてもよい。何れにしても、一定の待機時間が設けられていることで、電気自動車1の盗難の発生を確実に抑制することができる。
【0040】
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能なものである。
【0041】
例えば、上述の実施形態では、第2の制御装置が走行用モータを制御するモータ制御手段を備えるようにしたが、モータ制御手段は、第1の制御装置が備えるようにしてもよい。
【0042】
また例えば、上述の実施形態では、電動車両の一例として走行用モータを備える電気自動車を一例として本発明を説明したが、勿論、本発明は、走行用モータと共にエンジン(内燃機関)を備えるハイブリッド自動車等にも適用可能なものである。
【符号の説明】
【0043】
1 電気自動車
2 バッテリ
3 インバータ
4 走行用モータ
10 制御装置
11 第1の制御装置
12 第2の制御装置
13 出力手段
14 第1の記憶部
15 キーシリンダ
16 キー
17 コネクタ
18 インバータ制御手段
19 モータ制御手段
20 判定手段
21 許可手段
22 書換手段
23 第2の記憶部
30 外部通信手段(MUT)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行用モータに電力を供給するバッテリと、前記走行用モータへ供給する電力を変換するインバータと、を備える電動車両の制御装置であって、
前記走行用モータの駆動を制御するために必要な信号を出力する出力手段を備える第1の制御装置と、
前記インバータに設けられて前記第1の制御装置からの情報に基づいてモータ制御を目的として当該インバータを制御するインバータ制御手段を備える第2の制御装置と、を備え、
該第2の制御装置は、前記第1の制御装置に記憶されている第1の情報と、当該第2の制御装置に記憶されている第2の情報とが一致するか否かを判定する判定手段と、
該判定手段によって前記第1の情報と前記第2の情報とが一致したと判定された場合にのみ、前記バッテリから前記走行用モータへの電力供給を許可する許可手段と、
前記第1の制御装置に接続された外部通信手段から送信された指示情報に基づいて前記第2の情報を書き換える書換手段と、を備え、
前記書換手段は、前記外部通信手段から送信された指示情報を受信すると、一定時間待機後に、前記第2の情報の書き換えを開始することを特徴とする電動車両の制御装置。
【請求項2】
前記書換手段は、前記一定時間待機後、前記外部通信手段から指示情報を再受信した場合に、前記第2の情報の書き換えを開始することを特徴とする請求項1に記載の電動車両の制御装置。
【請求項3】
前記書換手段は、前記一定時間待機中に、前記外部通信手段との通信が継続されていたことを条件として、前記第2の情報の書き換えを開始することを特徴とする請求項1又は2に記載の電動車両の制御装置。
【請求項4】
前記書換手段による前記第2の情報の書き換えには、当該第2の情報の初期化が含まれることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電動車両の制御装置。
【請求項5】
前記第1及び第2の情報が、仕向地情報を含むことを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の電動車両の制御装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2012−20680(P2012−20680A)
【公開日】平成24年2月2日(2012.2.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−160686(P2010−160686)
【出願日】平成22年7月15日(2010.7.15)
【出願人】(000006286)三菱自動車工業株式会社 (2,892)
【Fターム(参考)】