電子パズル提供装置
【課題】
記憶機能障害や運動機能障害を回復するための訓練手段の1つとして利用するのに好適な電子パズル提供装置を実現する。
【解決手段】
被写体を撮影して生成した電子情報を映像コンテンツ情報として入力して表示する表示装置を備えた電子パズル提供装置において、前記表示装置に、映像コンテンツをジグソーパズル片化して分散表示すると共に分散表示されたジグソーパズル片を後述する組み立て指示入力手段からの組み立て道筋指示に従って移動して組み立て表示するパズル表示手段と、分散表示されたジグソーパズル片の組み立て道筋指示を操作者に入力させる組み立て指示入力手段と、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示を行う組み立て道筋ガイド表示手段を設ける。
記憶機能障害や運動機能障害を回復するための訓練手段の1つとして利用するのに好適な電子パズル提供装置を実現する。
【解決手段】
被写体を撮影して生成した電子情報を映像コンテンツ情報として入力して表示する表示装置を備えた電子パズル提供装置において、前記表示装置に、映像コンテンツをジグソーパズル片化して分散表示すると共に分散表示されたジグソーパズル片を後述する組み立て指示入力手段からの組み立て道筋指示に従って移動して組み立て表示するパズル表示手段と、分散表示されたジグソーパズル片の組み立て道筋指示を操作者に入力させる組み立て指示入力手段と、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示を行う組み立て道筋ガイド表示手段を設ける。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子パズル提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子カメラで被写体を撮影して生成した電子情報は、一般的には、映像コンテンツ情報としてコンピュータ等に取り込んで保存,編集,表示したり、プリントして利用されている。
【0003】
ところで、記憶機能障害や運動機能障害を回復するための訓練方法の1つとして、ジグソーパズル組み立てやコンピュータ操作が提案されている。しかしながら、これらの訓練方法は、訓練であるコンピュータ操作を継続的に実行することが必要であるが、訓練者(障害者)が単純な訓練動作を繰り返し実行することは精神的な苦痛を伴い、継続的に実行することが困難である。
【0004】
【特許文献1】特許第3380184号公報:撮影後の画像データを、再生表示装置の中でDirectlyを付加して検索を容易にするように構成した電子アルバム及びその画像処理方法。
【0005】
【特許文献2】特開2003―196318号公報:タッチパネルを使って1ページ又は複数ページ毎に映像画面をめくるように構成した画表示方法および装置。
【0006】
【特許文献3】特開2003−224750号公報:撮影者が撮影毎に、撮影した画像に対してその画像に対応した情報入力を可能に構成したデジタルカメラ及び画像編集システム。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、記憶機能障害や運動機能障害を回復するための訓練手段の1つとして利用するのに好適な電子パズル提供装置を実現することにある。
【0008】
具体的には、訓練者(障害者)によるジグソーパズル片の組み立て(復元)操作を継続的に実行させ易い電子パズル提供装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
訓練者(障害者)によるジグソーパズル片の組み立て(復元)操作を継続させるためには、訓練者がジグソーパズル片の組み立て操作に興味を持ち続けることが必要である。興味を持ち続けさせるためには、
1)訓練者が興味を持つ映像コンテンツをジグソーパズル片化すること、
2)訓練者によるジグソーパズル片の組み立て(復元)を完了を完了させて達成感(満足感)や次への希望を与えられるようにすること、が有効である、と考えられる。
【0010】
従って、本発明は、被写体を撮影して生成した電子情報を映像コンテンツ情報として入力して表示する表示装置を備えた電子パズル提供装置において、
前記表示装置は、映像コンテンツをジグソーパズル片化して分散表示すると共に分散表示されたジグソーパズル片を後述する組み立て指示入力手段からの組み立て道筋指示に従って移動して組み立て表示するパズル表示手段と、分散表示されたジグソーパズル片の組み立て道筋指示を操作者に入力させる組み立て指示入力手段と、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示を行う組み立て道筋ガイド表示手段を設けることを特徴とする。
【0011】
更には、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じた応援に相応しい応援激励音声を予め録音する応援激励音声設定手段と、ジグソーパズル片組み立て進捗度に応じて前記応援激励音声を再生する応援激励音声再生手段を設けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、訓練者の親族や友人などを撮影して生成した映像コンテンツをジグソーパズル片化して使用することが簡単になるので、訓練者が興味を持つジグソーパズルを実現することができ、更に、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示や応援激励音声の発声を行うので、ジグソーパズル片組み立て操作の達成感(満足感)や次への希望を与えることができ、従って、記憶機能障害や運動機能障害を回復するための訓練手段の1つとして利用するのに好適な電子パズル提供装置を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、被写体を撮影して生成した電子情報を映像コンテンツ情報として入力して表示する表示装置を備えた電子パズル提供装置において、
前記表示装置は、映像コンテンツをジグソーパズル片化して分散表示すると共に分散表示されたジグソーパズル片を後述する組み立て指示入力手段からの組み立て道筋指示に従って移動して組み立て表示するパズル表示手段と、分散表示されたジグソーパズル片の組み立て道筋指示を操作者に入力させる組み立て指示入力手段と、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示を行う組み立て道筋ガイド表示手段と、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じた応援に相応しい応援激励音声を予め録音する応援激励音声設定手段と、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じて前記応援激励音声を再生する応援激励音声再生手段を備えた構成で実施することが好ましい。
【実施例1】
【0014】
図1は、本発明を適用した電子パズル提供装置の全体図である。この実施例における電子パズル提供装置は、電子カメラ2と、この電子カメラ2で撮影した電子情報を映像コンテンツ情報として入力してジグソーパズル片化して表示器111に分散表示し、分散表示されたジグソーパズル片を指示入力に従って移動して組み立てる電子パズル表示装置1を備える。この電子パズル表示装置1における前記表示器111は、表示パネルと入力用タブレットを重合して構成したタブレット入力(タッチパネル)型表示器を採用して表示画面に触れることによってコマンド入力や書き込み入力やジグソーパズル片を組み立てるための移動指示入力を可能に構成し、外殻110の前面に設ける。また、前記外殻110は、その前面に、更に、操作者(訓練者)の指紋を読み取り入力して認識可能な構成とするための指紋入力部112と、電源スイッチ113と、音声を出力するスピーカ114を備え、その内部に、後述する制御処理部を内蔵する。
【0015】
図2は、主として、電子パズル表示装置1における制御処理部の基本的なハードウェア構成を示している。この電子パズル表示装置1の制御処理部120は、演算処理を行うCPU121と、Web網310とインターネット接続するネットワーク接続処理部122と、電子アルバム機能のプログラムや基本データを格納したプログラムROM部123と、RAM部124と、CF等の外部メモリ部125と、電子カメラ2からデータを取り込むUSBインターフェース部126と、前記外殻110に設けたタブレット入力型表示器111とその付属ペン115および指紋入力部112とスピーカ114と音声を入力するマイクロフォン116を接続する入出力インターフェース部127を備える。
【0016】
図3は、このように構成した電子パズル表示装置1のCPU121が実行する立ち上げ手順を示すフローチャートである。
【0017】
ステップY1
電源スイッチ113が投入されて制御処理部120が起動すると、CPU121がプログラムROM部123に格納されているプログラムを実行して図4に示すようなメニュー画面111aを表示器111に表示する。このメニュー画面111aは、映像コンテンツ表示領域111a1とコマンド入力ボタン表示領域111a2に区画される。コマンド入力ボタン表示領域111a2には、コマンド入力ボタン401〜413を表示する。
【0018】
ステップY2
入力モード(指紋モードまたはボタン操作モード)を判別して処理を分岐する。このモード判別は、指紋入力部112とコマンド入力ボタン表示領域111a2に表示された入力ボタンの何れからの入力かを確認することによって行う。ボタン操作モードについては、図6に示すフローチャートを参照して後述する。
【0019】
ステップY3
指紋モードの場合には、指紋入力部112から入力された指紋が既登録指紋か否かを判断し、登録指紋外であればステップY1に戻る。
【0020】
ステップY4
指紋入力部112から入力された指紋が既登録指紋の場合には、該当指紋登録情報(患者のカルテや治療用ドキュメントなど)をロードする。
【0021】
ステップY5
「パズル設定」ボタン405が選択入力(押圧)された場合には、図13に示すフローチャートを参照して後述するコンテンツ内容適正化処理ステップY6に分岐し、選択されなければ、図6に示すフローチャートを参照して後述する電子パズル表示装置の基本動作処理Y7に分岐する。
【0022】
図5は、電子パズル表示装置1における前記制御処理部120の機能ブロック図である。この制御処理部120における各処理部は、主として、電源スイッチ113が投入されて制御処理部120が起動してCPU121がプログラムROM部123に格納されているプログラムを実行することによって実現する。
【0023】
情報記憶処理部121aは、無線LAN等で送信されてきてアンテナ122aで受信した映像コンテンツ情報をネットワーク接続部122から入力し、外部メモリ接続部125aに接続されたメモリカード125bから映像コンテンツ情報を直に読み込み、更に、電子カメラ2からUSBインターフェース部126を経由して映像コンテンツ情報を入力し、それぞれの情報をRAM部124に構成したデータベース(DB)124aに格納する。
【0024】
その後、操作者がこれらの映像コンテンツ情報を見るときに、前記ステップY2において、電子パズル表示装置1の外殻110に設けられた指紋入力部112に指を押し当ててログインすると指紋モードとなり、入力処理部121bは、このログイン情報(指紋情報)を取得して指紋認識処理部121cに転送する。指紋認識処理部121cは、転送された指紋情報が既登録指紋か否かを判別する。既登録指紋である場合には、DB124aから該当情報をロードする。
【0025】
また、前記ステップY2において、電子パズル表示装置1の外殻110に設けられた表示器111のコマンド入力ボタン表示領域111a2に表示されたコマンド入力ボタン401〜413が押圧操作されてコマンド入力ボタン操作入力があると、ボタン操作モードとなり、入力処理部121bは、操作されたコマンド入力ボタン401〜413に相応するコマンド入力ボタン情報を操作情報判別処理部121dに転送する。操作情報判別処理部121dは、転送されたコマンド入力ボタン情報をデコードして入力コマンドに対応する処理部121e〜121oを起動する。
【0026】
タッチスイッチ選択処理部121eは、表示器111における映像コンテンツ表示領域111a1を左右に2分割した領域をページ更新指示用タッチスイッチとして認識して該領域からの入力に従ってページ更新する処理を実行する。
【0027】
登録映像コンテンツ表示処理部121fは、「ファイル」ボタン404からの入力情報によって起動し、DB124aに格納されている登録映像コンテンツ情報の一覧表を表示し、表示順番の変更や削除・追加や指定のファイルを表示させる処理を実行する。
【0028】
ページ更新処理部121gは、ページ更新関係のボタン「進1」413,「進2」412,「戻1」401,「戻2」402からの入力情報によって起動して表示ページを更新する処理を実行する。
【0029】
メモ書込み処理部121hは、「書き込み」ボタン406からの入力情報によって起動し、映像コンテンツ表示領域111a1に触れることによる書き込みを可能とする処理を実行する。このメモ書込み処理部121hは、「書き込み」ボタン406が一度押されると書き込み可能状態となって該「書き込み」ボタン406の表示色を変化させ、「書き込み」ボタン406が再度押されると書き込まれたメモ情報を格納して表示色を元に戻す。
【0030】
メモ削除処理部121iは、「削除」ボタン407からの入力情報によって起動し、書き込み動作中に書かれたメモ情報を削除する処理を実行する。
【0031】
書き込み機能選択(ペン種別)処理部121jは、「ペン種別」ボタン409からの入力情報によって起動し、書き込みペンの色,ペンの太さとタッチスイッチの仕様を設定する処理を実行する。この書き込み機能選択(ペン種別)処理部121jは、「ペン種別」ボタン409が一度押されると設定処理状態となって該「ペン種別」ボタン409の表示色を変化させ、「ペン種別」ボタン409が再度押されると設定処理を終了して該「ペン種別」ボタン409の表示色を元に戻す。
【0032】
パズル設定選択処理部121kは、「パズル設定」ボタン405からの入力情報によって起動し、指定された映像コンテンツのジグソーパズル分割仕様,分割形状,組立て難易度を設定するパズル機能選択パラメータ設定処理を実行する。このパズル設定選択処理部121kは、「パズル設定」ボタン405が一度押されると設定処理状態となって該「パズル設定」ボタン405の表示色を変化させ、「パズル設定」ボタン405が再度押されると設定処理を終了して該「パズル設定」ボタン405の表示色を元に戻す。
【0033】
分割表示選択処理部121mは、「分割表示」ボタン403からの入力情報によって起動し、「分割表示」ボタン403からの入力情報の変化に基づいて表示器111における映像コンテンツ表示領域111a1を分割し、各分割領域に登録映像コンテンツ情報を表示する。
【0034】
パズルオンオフ選択処理部121nは、「パズルオン・オフ」ボタン411からの入力情報によって起動し、パズル設定選択処理部121kによる処理で設定されたパズル機能選択パラメータに従って映像コンテンツ情報を分割(ジグソーパズル片化)して分散表示した後に元の形態に復元(組み立て)操作させるジグソーパズル処理を実行する。このパズルオンオフ選択処理部121nは、「パズルオン・オフ」ボタン411が一度押されるとジグソーパズル処理状態となって該「パズルオン・オフ」ボタン411の表示色を変化させ、「パズルオン・オフ」ボタン411が再度押されるとジグソーパズル処理を終了して該「パズルオン・オフ」ボタン411の表示色を元に戻す。
【0035】
応援激励編集処理部121oは、「応援激励」ボタン408からの入力情報によって起動し、応援激励パラメータを設定して該設定内容に従った応援激励編集処理を実行する。
【0036】
パズル進捗解析処理部121pは、前記応援激励編集処理部121oによって起動され、ジグソーパズル片組み立て操作の進捗状況を解析する。
【0037】
残存パズル片確認処理部121qは、前記パズル進捗解析処理部121pによって起動され、ジグソーパズル組み立て操作残存時間を確認する。
【0038】
音声ガイド機能処理部121rは、残存パズル片確認処理部121qで確認した残存時間に対応して応援激励仕様の該当音声(激励音声)を選択してスピーカ114に出力する。残存時間が少なくなるにつれて激励音声の出力間隔を短くする。
【0039】
映像コンテンツパズル分解処理部121sは、パズルオンオフ選択処理部121nの処理機能を補助するように機能し、映像コンテンツ情報(コンテンツ映像)をジグソーパズル片化する分割処理を実行する。
【0040】
コンテンツ内容適正化処理部121tは、パズルオンオフ選択処理部121nの処理機能を補助するように機能し、コンテンツ内容適正化処理を実行する。
【0041】
映像+メモ情報編集処理部121uは、映像コンテンツ情報とメモ情報の編集処理を実行する。
【0042】
表示処理部121vは、メニュー画面や映像コンテンツ情報の表示処理を実行する。
【0043】
図6は、このような電子パズル表示装置において、電子コンテンツ情報を入力してジグソーパズル片化し、このジグソーパズル片の分散表示と組み立て(復元)操作を実現するためにCPU121が実行する処理のフローチャートである。
ステップB05
音声関係パラメータの初期設定チェックと録音を行う。具体的には、以下に図7を参照して詳述するように実行する。
【0044】
ステップB05A(以下、図7参照)
図14を参照して後述する応援激励選択パラメータ設定テーブル408aの応援激励者登録名の設定に応じて処理を分岐する。
【0045】
ステップB05B
応援激励選択パラメータの応援激励者登録名が設定されていれば、マイクロフォン116から音声情報を入力して格納(録音)する。
【0046】
ステップB05C
図14に示す応援激励選択パラメータ設定テーブル408aを開く。この応援激励選択パラメータ設定テーブル408aは、後述するように、最も優しい定数(標準定数)を初期値として設定しておき、「応援激励」ボタン408を押すことによって任意の時機に開いて設定(変更)することができるようにする。
【0047】
ステップB05D
音声録音者と入力音声情報の登録(A〜H)を行う。
【0048】
ステップB10(以下、図6参照)
情報記憶処理部121aを起動して電子カメラ2で作成した映像コンテンツ情報を入力する。
【0049】
ステップB20
入力情報の有無を確認して処理を分岐する。
【0050】
ステップB30
映像コンテンツ情報の入力があれば、入力した映像コンテンツ情報をDB124aに格納して保存する。
【0051】
ステップB40
電子パズル表示装置1から操作者による該電子パズル表示装置1における入力ボタンに対する操作情報を入力する。
【0052】
ステップB50
入力されたボタン情報に基づいて処理を分岐する。
【0053】
ステップB60
「ペン種別」ボタン409が押された場合には、書き込み機能選択(ペン種別)処理部121jを起動し、図15に示すように、書き込み機能選択パラメータ設定テーブル409aを表示する。映像コンテンツ表示領域111a1には、電子カメラ2から取り込んだ映像コンテンツ情報を表示する。この書き込み機能選択パラメータ設定テーブルは、書き込むペンの太さと色を選択的に設定し、タッチスイッチのページ更新方向を選択的に設定するテーブルである。色の選択設定においては、選択色に従って「ペン種別」ボタン409の表示色を同色化する。即ち、パラメータ設定テーブルにおいて、青色を設定した場合には、「ペン種別」ボタン409の表示色を青に変化させて操作者に書き込み色に何色が設定されているかを知らしめるようにする。そして、ここでは、パラメータ設定テーブル409a上のペンの太さの指定情報を取り込んで設定する。
【0054】
ステップB70
パラメータ設定テーブル409aにおける色を選択する指定情報を取り込んで設定する。
【0055】
ステップB80
「パズル設定」ボタン405が押された場合は、パズル設定選択処理部121kを起動し、図16に示すようなパズル機能選択パラメータ設定テーブル405aを表示してパズル仕様を設定するパズル仕様設定処理に移行する。ここで、ジグソーパズル分割仕様は、映像コンテンツ表示領域111a1に表示された映像コンテンツ情報の映像(例えば孫A)を操作者の能力(技能)に合わせてジグソーパズル片に分割(分解)する分割仕様である。分割して分散表示したジグソーパズル片は、操作者が画面(ジグソーパズル片)にタッチしてドラッグすることによって移動して元の映像形態に組み立て(復元)ることが可能な状態とする。また、分割形状は、ジグソーパズル片の最終合体形状(映像復元形態)を表わし、この中から任意に選択的に設定可能とする。更に、難易度は、操作者の能力(技量)に応じて、シグゾーパズル片の破片形状を線形・非線形、対象・非対称等として組み立ての難易度の高低を段階的に変化させる度合の設定である。具体的には、以下に図8を参照して詳述するように実行する。
【0056】
ステップB80A(以下、図8参照)
図16に示すパズル機能選択パラメータ設定テーブル405aを表示し、先ず、映像コンテンツ情報(映像)のパズル分割仕様を設定する処理を実行する。
【0057】
ステップB80B
4分割が選択指定されると、4分割のパラメータ設定を行う。
【0058】
ステップB80C
8分割が選択指定されると、8分割のパラメータ設定を行う。
【0059】
ステップB80D
16分割が選択指定されると、16分割のパラメータ設定を行う。
【0060】
ステップB80E
32分割が選択指定されると、32分割のパラメータ設定を行う。
【0061】
ステップB80F
ランダム分割が選択指定されると、ランダム4分割のパラメータ設定を行う。
【0062】
ステップB80G
次に、パズル機能選択パラメータ設定テーブル405aにおける難易度を設定する処理を実行する。この難易度設定は、映像コンテンツ情報のジグソーパズル片化を操作者の組み立て操作能力に応じた分割形状に設定する処理である。
【0063】
ステップB80H
初級用が選択指定されると、均等分割形状を設定する。
【0064】
ステップB80I
中級1用が選択指定されると、一部不均等分割形状を設定する。
【0065】
ステップB80J
中級2用が選択指定されると、半分以上不均等分割形状を設定する。
【0066】
ステップB80K
上級1用が選択指定されると、2/3以上不均等分割形状を設定する。
【0067】
ステップB80L
上級2用が選択指定されると、全不均等分割形状を設定する。
【0068】
ステップB80M
難易度最高用が選択指定されると、全不均等分割形状にすると共に分割形状を乱数表テーブル(装置設計段階で設定)を参照して更に非対象に分割する分割形状を設定する。
【0069】
ステップB80N
映像コンテンツ表示領域111a1に表示している映像コンテンツ情報の最終分割形状(○,□,△)を選択指定する処理を行う。
【0070】
ステップB90(図6参照)
「パズルオン・オフ」ボタン411が押された場合には、パズルオンオフ選択処理部121nを起動し、パズル機能オン・オフ処理に移行する。このパズル機能オン・オフ処理の内容を図9を参照して説明する。
【0071】
ステップB90A(以下、図9参照)
「パズルオン・オフ」ボタン411の状態変化を検出して処理を進める。
【0072】
ステップB90B
「パズルオン・オフ」ボタン411がオン状態であれば、図8のパズル仕様設定処理で設定されたパズル仕様設定パラメータをロードする。
【0073】
ステップB90C
映像コンテンツ表示領域111a1に現在表示している映像コンテンツ情報の映像データをロードする。
【0074】
ステップB90D
映像を回転可能にすべく映像の大きさを半分の正方形面積に縮小する。
【0075】
ステップB90E
画像分割(ジグソーパズル片)数に対応して、分割個数分の四方の位置(X,Y)プロットしてセーブする。
【0076】
ステップB90F
難易度設定パラメータとタイムアウトカウンターTをロードする。
【0077】
ステップB90G
ステップB90Dでプロットした複数の位置(X,Y)パラメータを難易度パラメータの分割個数に応じて更に(Xn,Yn)に分割する。
【0078】
ステップB90H
分割形状パラメータ(映像分割最終形状:○,□,△)をロードする。
【0079】
ステップB90I
映像コンテンツ表示領域111a1の高さ(または幅の小さい方)に合わせて、分割形状パラメータを当てはめ、この縮小化によりオーバーフローした映像データを削除する。
【0080】
ステップB90J
分割個数と分割画面が格納されている乱数表テーブルに応じて映像コンテンツ表示領域111a1に表示している映像コンテンツ情報(映像)を裁断(分割)してランダムに散在させる。
【0081】
ステップB90K
難易度に応じてステップB90Fで設定したタイムアウトカウンターTをセットし、これを減算しながら操作者の入力操作によるジグソーパズル片の組み立てが完成したか否かをチェックする。
【0082】
ステップB90L
ジグソーパズル片の最終片の組み立てがT時間以内に完成したかどうかを確認して処理を分岐する。
【0083】
ステップB90M
ジグソーパズル片の組み立てがT時間以内に完成したときには、図16のパズル機能選択パラメータ設定テーブル405aの設定内容とタイムアウトカウンターTを1つ上級に更新し、カウンターバッファーに格納する。
【0084】
ステップB90N
コンテンツ内容適正化フラグをセットしてこの処理を終了する。一方、ステップB90LでT時間内にジグソーパズル片の組み立てが完成しない場合は、未だこのパズル難易度を修得しないものと判断し、この難易度パラメータを変更せずにこの処理を終了する。
【0085】
ステップB100(図6参照)
「分割表示」ボタン403が押された場合には、分割表示選択処理部121mを起動して分割表示機能処理を行う。この分割表示機能処理を図10を参照して説明する。
【0086】
ステップB100A(以下、図10参照)
「分割表示」ボタン403のオンオフ状態変化をチェックして処理を分岐する。状態変化が無い(「分割表示」ボタン403が押されない)場合はステップB100Aを繰り返す状態変化待ちモードになる。
【0087】
ステップB100B
「分割表示」ボタン403が数秒以上継続して押された状態になったときにはクリア指示入力と判断して状態変化検出テーブルをゼロクリアする。
【0088】
ステップB100C
「分割表示」ボタン403が短時間(1秒以内)に1回押された場合には、映像コンテンツ表示領域111a1を2分割する表示形態に設定する。
【0089】
ステップB100D
「分割表示」ボタン403が短時間(1秒以内)に2回押された場合には、映像コンテンツ表示領域111a1を4分割する表示形態に設定する。
【0090】
ステップB100E
「分割表示」ボタン403が短時間(1秒以内)に3回押された場合には、映像コンテンツ表示領域111a1を8分割する表示形態に設定する。
【0091】
ステップB100F
「分割表示」ボタン403が短時間(1秒以内)にN回押された場合には、映像コンテンツ表示領域111a1をN分割する表示形態に設定する。
【0092】
ステップB100G
設定された分割数に応じて統括メモリから映像コンテンツ情報を分割個分ロードする。
【0093】
ステップB100H
映像コンテンツ情報の表示に際しては、ステップB100Gでロードした映像コンテンツ情報を均等に分割し、1枚の表示画像(映像)として貼り合わせる。この一連の処理を終了した後、ステップB10(図6参照)に戻って映像コンテンツ情報の入力チェックを実施する。
【0094】
ステップB110(以下、図6参照)
「ファイル」ボタン404が押された場合には、登録映像コンテンツ表示処理部121fを起動し、登録した映像コンテンツ情報ファイルの表示または設定処理を実行する。
【0095】
ステップB120
「書き込み」ボタン406が押された場合には、メモ書き込み処理部121hを起動して画面書き込みモードとなり、表示器111の映像コンテンツ表示領域111a1からの書き込み入力(メモ情報)を受け付ける処理を実行する。
【0096】
ステップB130
「削除」ボタン407が押された場合には、メモ削除処理部121iを起動し、書き込まれたメモ情報の一括削除/部分削除(消しゴム機能)処理を実行する。
【0097】
ステップB140
ページ更新指示があった場合には、タッチスイッチ選択処理部121eとページ更新処理部121gを起動し、表示器111における映像コンテンツ表示領域111a1を左右に2分割した領域を区画して設定したページ更新指示用タッチスイッチからの入力かどうかを確認して処理を分岐する。
【0098】
ステップB150
ページ更新指示用タッチスイッチからの指示入力の場合には、図15に示す書き込み機能選択パラメータ設定テーブル409aにおけるタッチスイッチ仕様の設定内容を頁歩進パラメータを設定する。
【0099】
ステップB160
タッチスイッチ仕様の設定内容に従った頁歩進パラメータに基づいてページ更新処理を実行する。
【0100】
ステップB170
ページ更新指示用タッチスイッチからの指示入力ではない場合には、ページ更新用ボタン(「戻1」ボタン401,「戻2」ボタン402,「進1」ボタン413,「進2」ボタン412)からの指示入力を確認して処理を分岐する。ボタン入力がなかった場合には、ステップB05に戻る。
【0101】
ステップB180
「進1」ボタン413,「戻1」ボタン401からの指示入力の場合には、1ページの歩進または戻りのページ更新処理を実行する。
【0102】
ステップB190
「進2」ボタン412,「戻2」ボタン402からの指示入力の場合には、予め設定された複数ページの歩進または戻りのページ更新処理を実行する。
【0103】
ステップB200
ステップB50において「応援激励」ボタン408からの指示入力を確認すると、図14に示すように、応援激励選択パラメータ設定テーブル408aを開いて該応援激励選択パラメータ設定テーブル408aに設定したパラメータに従って行う応援激励処理に分岐し、「パズルオン・オフ」ボタン411がオンになると同時に応援激励処理を実行する。この応援激励処理機能は、操作者の近親者または操作者自身の好みに応じた激励音声を予め録音し、ジグソーパズルを解く進捗状況に応じて応援の合いの手として音声を再生して激励したり、また、操作者がジグソーパズルを解くのに途惑っている場合に、ヒントを表示して解決まで導いたりするためのものである。
【0104】
この応援激励選択パラメータ設定テーブル408aには、予め、初期値として、最も優しい定数(標準定数)を設定しておき、「応援激励」ボタン408からの指示入力に基づいて図14に示すように応援激励選択パラメータ設定テーブル408aを開いた状態では設定定数(パラメータ)を変更する指示入力操作を可能とする。パラメータとしては、この応援激励仕様として、音声を・特定者単数(1人)〜・ランダム(複数)に選択設定可能とし、また、応援激励者登録名では、A〜Hまで操作者の激励に有効と思われる人物の音声を録音する場合に、人名と優先順位(A:高〜H:低)の設定登録を可能としている。
【0105】
この応援激励処理B200の内容を図11を参照して説明する。
【0106】
ステップB200A
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aのデータをロードする。
【0107】
ステップB200B
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aの応援激励者の登録の有無を確認して処理を分岐する。
【0108】
ステップB200C
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aに応援激励者が登録されている場合には、応援者激励仕様パラメータをロードしてその内容を確認して処理を分岐する。
【0109】
ステップB200D
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aにおける応援者激励仕様パラメータの設定が単数の場合は、応援激励登録者名Aに設定されている音声データをロードし、その設定の有無を確認して処理を分岐する。
【0110】
ステップB200E
ステップB200Cにおいて応援激励選択パラメータ設定テーブル408aにおける応援者激励仕様パラメータの設定が複数の場合は、応援激励登録者名A〜Hをロードし、複数名設定の有無に応じて処理を分岐する。
【0111】
ステップB200F
応援激励登録者名が複数名設定されていた場合には、複数録音された音声情報(データ)をA〜Hの登録順番で出力テーブルに設定する。
【0112】
ステップB200G
ステップB200Cにおいて応援激励選択パラメータ設定テーブル408aにおける応援者激励仕様パラメータの設定がランダムの場合は、応援激励登録者名A〜Hをロードし、複数設定の有無に応じて処理を分岐する。
【0113】
ステップB200H
応援激励登録者名が複数名設定されていた場合には、複数設定された音声情報と標準テーブルに予め登録された音声情報を予め設定した乱数表に対応させて出力順番をミックスさせて設定する。
【0114】
ステップB200I
ステップB200Bにおいて応援激励選択パラメータ設定テーブル408aに応援激励者が登録されていない場合、ステップB200Dにおいて応援激励登録者名Aに設定されている音声データがない場合、ステップB200Eにおいて複数の応援激励登録者名の設定がない場合、ステップB200Gにおいて複数の応援激励登録者名の設定がない場合には、標準テーブルから予め登録された音声データを出力テーブルに設定する。
【0115】
ステップB200J
ステップB200D,B200F,B200H,B200Iにおいて設定(登録)された音声データを音声出力テーブルに設定する。
【0116】
ステップB200K
図14に示した応援激励選択パラメータ設定テーブル408aにおけるパズル解決時間に設定された定数(設定時間)をロードし、設定された定数に応じて処理を分岐する。
【0117】
ステップB200L
時間設定が無制限の場合には、「パズルオン・オフ」ボタン411の状態を確認して処理を分岐する。オフの場合には、何もせずにこの応援激励処理を終了する。
【0118】
ステップB200M
「パズルオン・オフ」ボタン411がオンの場合には、操作者によるジグソーパズル片の組み立て(復元)操作が完了しているかどうかを確認して処理を分岐する。完了している場合にはこの応援激励処理を終了する。
【0119】
ステップB200N
完了していない場合には、予め設定した乱数表に従って応援激励者の音声を出力する。
【0120】
ステップB200O
解決ガイド表示処理を実行する。この解決ガイド処理の具体例を図12を参照して説明する。
【0121】
ステップB200OA(以下、図12参照)
図14に示した応援激励パラメータ設定テーブル408aにおける残存パズル片表示要否を確認し、その設定に応じて処理を分岐する。否が設定されている場合には、この解決ガイド表示処理を終了して図11に示す応援激励処理に戻る。
【0122】
ステップB200OB
要が設定されている場合には、残存時間に対応してジグソーパズル片の残状態を確認して処理を分岐する。具体的には、図14に示した応援激励パラメータ設定テーブル408aにパズル解決時間が設定してある場合には、残存時間が半分を切った時点でのパズル片残数に応じて分岐する。パズル片残存状態が10%以下の場合には解決可能と見做してこの解決ガイド表示処理終了して図11に示す応援激励処理に戻る。
【0123】
ステップB200OC
残存パズル片数が10%〜40%の場合には、パズル片残数の半分を、ジグソーパズル片が本来入るべき空きスペースと残存パズル片の一片一片とをそれぞれ固有の対応(同一)色でブリンクさせる。
【0124】
ステップB200OD
残存パズル片数が50%以上の場合には、パズル片残数の全を、ジグソーパズル片が本来入るべき空きスペースと残存パズル片の一片一片とをそれぞれ固有な対応(同一)色でブリンクさせる。
【0125】
ステップB200P(以下、図11参照)
ステップB200Kにおいて、時間設定有りの場合には、「パズルオン・オフ」ボタン411の状態を確認して処理を分岐する。オフの場合には、何もせずにこの応援激励処理を終了。
【0126】
ステップB200Q
「パズルオン・オフ」ボタン411がオンの場合には、ジグソーパズル片組み立ての完了(解決)状態を確認して処理を分岐する。ジグソーパズル片組み立てが完了(解決)している場合にはこの応援激励処理を終了する。
【0127】
ステップB200R
ジグソーパズル片組み立てが終了していない場合には、予め設定した乱数表に従って激励者の音声を出力する。
【0128】
ステップB200S
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aのパズル解決時間に設定された定数(解決時間)をロードして減算し、残時間の有無に応じて処理を分岐する。
【0129】
ステップB200T
終了(タイムアウト)した場合には、終了(タイムアウト)した旨をアナウンス(音声出力)して応援激励処理を終了する。
【0130】
ステップB200U
時間残がある場合には、残存時間に対応して音声出力間隔を変更する。
【0131】
ステップB200V
ステップB200Oと同様な解決ガイド表示処理を実行した後にステップB200Pに戻り、「パズルオン・オフ」ボタン411がオフになるか(ステップB200P)、ジグソーパズル片組み立てが完了するか(ステップB200Q)、残時間(減算)が終了する(ステップB200S)まで、ステップB200Pに戻る処理を繰り返す。
【0132】
図13は、図3に示した制御処理におけるステップY6のコンテンツ内容適正化処理の具体例を示している。このコンテンツ内適正化処理は、図5に示したコンテンツ内容適正化処理部121tが起動して実行し、操作者の指紋情報が認識された場合にはジグソーパズルの組み立て難易度を自動更新し、あるいは操作者に関する該当コンテンツを自動的にロードする。
【0133】
ステップZ1
図9に示したパズルオン・オフ処理におけるステップB90Nで設定したフラグのセット有無を確認して処理を分岐する。
【0134】
ステップZ2
フラグがセットされている場合には、図9に示したパズルオン・オフ処理におけるステップB90Mでバッファに格納したパズル機能選択パラメータ設定テーブルの設定内容をロードする。
【0135】
ステップZ3
図9に示したパズルオン・オフ処理におけるステップB90Cから実行する。
【0136】
ステップZ4
ステップZ1においてフラグがセットされていない場合には、図8に示したパズル仕様設定処理(ステップB80)を実行する。
【0137】
ステップZ5
図9に示したパズルオン・オフ処理(ステップB90)を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0138】
【図1】本発明を適用した電子パズル提供装置の全体図である。
【図2】図1に示した電子パズル表示装置の電子パズル表示装置における制御処理部の基本的なハードウェア構成図である。
【図3】図2に示した電子パズル表示装置のCPUが実行する立ち上げ手順を示すフローチャートである。
【図4】図2に示した電子パズル表示装置の表示器に表示したメニュー画面である。
【図5】図2に示した電子パズル表示装置における制御処理部の機能ブロック図である。
【図6】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する基本動作フローチャートである。
【図7】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する音声録音処理のフローチャートである。
【図8】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行するパズル仕様設定処理のフローチャートである。
【図9】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行するパズルオン・オフ処理のフローチャートである。
【図10】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する分割表示機能処理のフローチャートである。
【図11】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する激励応援処理のフローチャートである。
【図12】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する解決ガイド表示処理のフローチャートである。
【図13】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行するコンテンツ内容適正化処理のフローチャートである。
【図14】図2に示した電子パズル表示装置の表示器に表示した応援激励選択パラメータ設定テーブルである。
【図15】図2に示した電子パズル表示装置の表示器に表示した書き込み機能選択パラメータ設定テーブルである。
【図16】図2に示した電子パズル表示装置の表示器に表示したパズル機能選択パラメータ設定テーブルである。
【符号の説明】
【0139】
1…電子パズル表示装置、2…電子カメラ、111…タブレット入力型表示器、111a…メニュー画面、111a1…映像コンテンツ表示領域、111a2…コマンド入力ボタン表示領域、112…指紋入力部、113…電源スイッチ、114…スピーカ、120…制御処理部、121…CPU、123…プログラムROM部、126…USBインターフェース部、401〜413…コマンド入力ボタン。
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子パズル提供装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子カメラで被写体を撮影して生成した電子情報は、一般的には、映像コンテンツ情報としてコンピュータ等に取り込んで保存,編集,表示したり、プリントして利用されている。
【0003】
ところで、記憶機能障害や運動機能障害を回復するための訓練方法の1つとして、ジグソーパズル組み立てやコンピュータ操作が提案されている。しかしながら、これらの訓練方法は、訓練であるコンピュータ操作を継続的に実行することが必要であるが、訓練者(障害者)が単純な訓練動作を繰り返し実行することは精神的な苦痛を伴い、継続的に実行することが困難である。
【0004】
【特許文献1】特許第3380184号公報:撮影後の画像データを、再生表示装置の中でDirectlyを付加して検索を容易にするように構成した電子アルバム及びその画像処理方法。
【0005】
【特許文献2】特開2003―196318号公報:タッチパネルを使って1ページ又は複数ページ毎に映像画面をめくるように構成した画表示方法および装置。
【0006】
【特許文献3】特開2003−224750号公報:撮影者が撮影毎に、撮影した画像に対してその画像に対応した情報入力を可能に構成したデジタルカメラ及び画像編集システム。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、記憶機能障害や運動機能障害を回復するための訓練手段の1つとして利用するのに好適な電子パズル提供装置を実現することにある。
【0008】
具体的には、訓練者(障害者)によるジグソーパズル片の組み立て(復元)操作を継続的に実行させ易い電子パズル提供装置を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
訓練者(障害者)によるジグソーパズル片の組み立て(復元)操作を継続させるためには、訓練者がジグソーパズル片の組み立て操作に興味を持ち続けることが必要である。興味を持ち続けさせるためには、
1)訓練者が興味を持つ映像コンテンツをジグソーパズル片化すること、
2)訓練者によるジグソーパズル片の組み立て(復元)を完了を完了させて達成感(満足感)や次への希望を与えられるようにすること、が有効である、と考えられる。
【0010】
従って、本発明は、被写体を撮影して生成した電子情報を映像コンテンツ情報として入力して表示する表示装置を備えた電子パズル提供装置において、
前記表示装置は、映像コンテンツをジグソーパズル片化して分散表示すると共に分散表示されたジグソーパズル片を後述する組み立て指示入力手段からの組み立て道筋指示に従って移動して組み立て表示するパズル表示手段と、分散表示されたジグソーパズル片の組み立て道筋指示を操作者に入力させる組み立て指示入力手段と、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示を行う組み立て道筋ガイド表示手段を設けることを特徴とする。
【0011】
更には、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じた応援に相応しい応援激励音声を予め録音する応援激励音声設定手段と、ジグソーパズル片組み立て進捗度に応じて前記応援激励音声を再生する応援激励音声再生手段を設けることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明は、訓練者の親族や友人などを撮影して生成した映像コンテンツをジグソーパズル片化して使用することが簡単になるので、訓練者が興味を持つジグソーパズルを実現することができ、更に、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示や応援激励音声の発声を行うので、ジグソーパズル片組み立て操作の達成感(満足感)や次への希望を与えることができ、従って、記憶機能障害や運動機能障害を回復するための訓練手段の1つとして利用するのに好適な電子パズル提供装置を実現することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
本発明は、被写体を撮影して生成した電子情報を映像コンテンツ情報として入力して表示する表示装置を備えた電子パズル提供装置において、
前記表示装置は、映像コンテンツをジグソーパズル片化して分散表示すると共に分散表示されたジグソーパズル片を後述する組み立て指示入力手段からの組み立て道筋指示に従って移動して組み立て表示するパズル表示手段と、分散表示されたジグソーパズル片の組み立て道筋指示を操作者に入力させる組み立て指示入力手段と、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示を行う組み立て道筋ガイド表示手段と、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じた応援に相応しい応援激励音声を予め録音する応援激励音声設定手段と、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じて前記応援激励音声を再生する応援激励音声再生手段を備えた構成で実施することが好ましい。
【実施例1】
【0014】
図1は、本発明を適用した電子パズル提供装置の全体図である。この実施例における電子パズル提供装置は、電子カメラ2と、この電子カメラ2で撮影した電子情報を映像コンテンツ情報として入力してジグソーパズル片化して表示器111に分散表示し、分散表示されたジグソーパズル片を指示入力に従って移動して組み立てる電子パズル表示装置1を備える。この電子パズル表示装置1における前記表示器111は、表示パネルと入力用タブレットを重合して構成したタブレット入力(タッチパネル)型表示器を採用して表示画面に触れることによってコマンド入力や書き込み入力やジグソーパズル片を組み立てるための移動指示入力を可能に構成し、外殻110の前面に設ける。また、前記外殻110は、その前面に、更に、操作者(訓練者)の指紋を読み取り入力して認識可能な構成とするための指紋入力部112と、電源スイッチ113と、音声を出力するスピーカ114を備え、その内部に、後述する制御処理部を内蔵する。
【0015】
図2は、主として、電子パズル表示装置1における制御処理部の基本的なハードウェア構成を示している。この電子パズル表示装置1の制御処理部120は、演算処理を行うCPU121と、Web網310とインターネット接続するネットワーク接続処理部122と、電子アルバム機能のプログラムや基本データを格納したプログラムROM部123と、RAM部124と、CF等の外部メモリ部125と、電子カメラ2からデータを取り込むUSBインターフェース部126と、前記外殻110に設けたタブレット入力型表示器111とその付属ペン115および指紋入力部112とスピーカ114と音声を入力するマイクロフォン116を接続する入出力インターフェース部127を備える。
【0016】
図3は、このように構成した電子パズル表示装置1のCPU121が実行する立ち上げ手順を示すフローチャートである。
【0017】
ステップY1
電源スイッチ113が投入されて制御処理部120が起動すると、CPU121がプログラムROM部123に格納されているプログラムを実行して図4に示すようなメニュー画面111aを表示器111に表示する。このメニュー画面111aは、映像コンテンツ表示領域111a1とコマンド入力ボタン表示領域111a2に区画される。コマンド入力ボタン表示領域111a2には、コマンド入力ボタン401〜413を表示する。
【0018】
ステップY2
入力モード(指紋モードまたはボタン操作モード)を判別して処理を分岐する。このモード判別は、指紋入力部112とコマンド入力ボタン表示領域111a2に表示された入力ボタンの何れからの入力かを確認することによって行う。ボタン操作モードについては、図6に示すフローチャートを参照して後述する。
【0019】
ステップY3
指紋モードの場合には、指紋入力部112から入力された指紋が既登録指紋か否かを判断し、登録指紋外であればステップY1に戻る。
【0020】
ステップY4
指紋入力部112から入力された指紋が既登録指紋の場合には、該当指紋登録情報(患者のカルテや治療用ドキュメントなど)をロードする。
【0021】
ステップY5
「パズル設定」ボタン405が選択入力(押圧)された場合には、図13に示すフローチャートを参照して後述するコンテンツ内容適正化処理ステップY6に分岐し、選択されなければ、図6に示すフローチャートを参照して後述する電子パズル表示装置の基本動作処理Y7に分岐する。
【0022】
図5は、電子パズル表示装置1における前記制御処理部120の機能ブロック図である。この制御処理部120における各処理部は、主として、電源スイッチ113が投入されて制御処理部120が起動してCPU121がプログラムROM部123に格納されているプログラムを実行することによって実現する。
【0023】
情報記憶処理部121aは、無線LAN等で送信されてきてアンテナ122aで受信した映像コンテンツ情報をネットワーク接続部122から入力し、外部メモリ接続部125aに接続されたメモリカード125bから映像コンテンツ情報を直に読み込み、更に、電子カメラ2からUSBインターフェース部126を経由して映像コンテンツ情報を入力し、それぞれの情報をRAM部124に構成したデータベース(DB)124aに格納する。
【0024】
その後、操作者がこれらの映像コンテンツ情報を見るときに、前記ステップY2において、電子パズル表示装置1の外殻110に設けられた指紋入力部112に指を押し当ててログインすると指紋モードとなり、入力処理部121bは、このログイン情報(指紋情報)を取得して指紋認識処理部121cに転送する。指紋認識処理部121cは、転送された指紋情報が既登録指紋か否かを判別する。既登録指紋である場合には、DB124aから該当情報をロードする。
【0025】
また、前記ステップY2において、電子パズル表示装置1の外殻110に設けられた表示器111のコマンド入力ボタン表示領域111a2に表示されたコマンド入力ボタン401〜413が押圧操作されてコマンド入力ボタン操作入力があると、ボタン操作モードとなり、入力処理部121bは、操作されたコマンド入力ボタン401〜413に相応するコマンド入力ボタン情報を操作情報判別処理部121dに転送する。操作情報判別処理部121dは、転送されたコマンド入力ボタン情報をデコードして入力コマンドに対応する処理部121e〜121oを起動する。
【0026】
タッチスイッチ選択処理部121eは、表示器111における映像コンテンツ表示領域111a1を左右に2分割した領域をページ更新指示用タッチスイッチとして認識して該領域からの入力に従ってページ更新する処理を実行する。
【0027】
登録映像コンテンツ表示処理部121fは、「ファイル」ボタン404からの入力情報によって起動し、DB124aに格納されている登録映像コンテンツ情報の一覧表を表示し、表示順番の変更や削除・追加や指定のファイルを表示させる処理を実行する。
【0028】
ページ更新処理部121gは、ページ更新関係のボタン「進1」413,「進2」412,「戻1」401,「戻2」402からの入力情報によって起動して表示ページを更新する処理を実行する。
【0029】
メモ書込み処理部121hは、「書き込み」ボタン406からの入力情報によって起動し、映像コンテンツ表示領域111a1に触れることによる書き込みを可能とする処理を実行する。このメモ書込み処理部121hは、「書き込み」ボタン406が一度押されると書き込み可能状態となって該「書き込み」ボタン406の表示色を変化させ、「書き込み」ボタン406が再度押されると書き込まれたメモ情報を格納して表示色を元に戻す。
【0030】
メモ削除処理部121iは、「削除」ボタン407からの入力情報によって起動し、書き込み動作中に書かれたメモ情報を削除する処理を実行する。
【0031】
書き込み機能選択(ペン種別)処理部121jは、「ペン種別」ボタン409からの入力情報によって起動し、書き込みペンの色,ペンの太さとタッチスイッチの仕様を設定する処理を実行する。この書き込み機能選択(ペン種別)処理部121jは、「ペン種別」ボタン409が一度押されると設定処理状態となって該「ペン種別」ボタン409の表示色を変化させ、「ペン種別」ボタン409が再度押されると設定処理を終了して該「ペン種別」ボタン409の表示色を元に戻す。
【0032】
パズル設定選択処理部121kは、「パズル設定」ボタン405からの入力情報によって起動し、指定された映像コンテンツのジグソーパズル分割仕様,分割形状,組立て難易度を設定するパズル機能選択パラメータ設定処理を実行する。このパズル設定選択処理部121kは、「パズル設定」ボタン405が一度押されると設定処理状態となって該「パズル設定」ボタン405の表示色を変化させ、「パズル設定」ボタン405が再度押されると設定処理を終了して該「パズル設定」ボタン405の表示色を元に戻す。
【0033】
分割表示選択処理部121mは、「分割表示」ボタン403からの入力情報によって起動し、「分割表示」ボタン403からの入力情報の変化に基づいて表示器111における映像コンテンツ表示領域111a1を分割し、各分割領域に登録映像コンテンツ情報を表示する。
【0034】
パズルオンオフ選択処理部121nは、「パズルオン・オフ」ボタン411からの入力情報によって起動し、パズル設定選択処理部121kによる処理で設定されたパズル機能選択パラメータに従って映像コンテンツ情報を分割(ジグソーパズル片化)して分散表示した後に元の形態に復元(組み立て)操作させるジグソーパズル処理を実行する。このパズルオンオフ選択処理部121nは、「パズルオン・オフ」ボタン411が一度押されるとジグソーパズル処理状態となって該「パズルオン・オフ」ボタン411の表示色を変化させ、「パズルオン・オフ」ボタン411が再度押されるとジグソーパズル処理を終了して該「パズルオン・オフ」ボタン411の表示色を元に戻す。
【0035】
応援激励編集処理部121oは、「応援激励」ボタン408からの入力情報によって起動し、応援激励パラメータを設定して該設定内容に従った応援激励編集処理を実行する。
【0036】
パズル進捗解析処理部121pは、前記応援激励編集処理部121oによって起動され、ジグソーパズル片組み立て操作の進捗状況を解析する。
【0037】
残存パズル片確認処理部121qは、前記パズル進捗解析処理部121pによって起動され、ジグソーパズル組み立て操作残存時間を確認する。
【0038】
音声ガイド機能処理部121rは、残存パズル片確認処理部121qで確認した残存時間に対応して応援激励仕様の該当音声(激励音声)を選択してスピーカ114に出力する。残存時間が少なくなるにつれて激励音声の出力間隔を短くする。
【0039】
映像コンテンツパズル分解処理部121sは、パズルオンオフ選択処理部121nの処理機能を補助するように機能し、映像コンテンツ情報(コンテンツ映像)をジグソーパズル片化する分割処理を実行する。
【0040】
コンテンツ内容適正化処理部121tは、パズルオンオフ選択処理部121nの処理機能を補助するように機能し、コンテンツ内容適正化処理を実行する。
【0041】
映像+メモ情報編集処理部121uは、映像コンテンツ情報とメモ情報の編集処理を実行する。
【0042】
表示処理部121vは、メニュー画面や映像コンテンツ情報の表示処理を実行する。
【0043】
図6は、このような電子パズル表示装置において、電子コンテンツ情報を入力してジグソーパズル片化し、このジグソーパズル片の分散表示と組み立て(復元)操作を実現するためにCPU121が実行する処理のフローチャートである。
ステップB05
音声関係パラメータの初期設定チェックと録音を行う。具体的には、以下に図7を参照して詳述するように実行する。
【0044】
ステップB05A(以下、図7参照)
図14を参照して後述する応援激励選択パラメータ設定テーブル408aの応援激励者登録名の設定に応じて処理を分岐する。
【0045】
ステップB05B
応援激励選択パラメータの応援激励者登録名が設定されていれば、マイクロフォン116から音声情報を入力して格納(録音)する。
【0046】
ステップB05C
図14に示す応援激励選択パラメータ設定テーブル408aを開く。この応援激励選択パラメータ設定テーブル408aは、後述するように、最も優しい定数(標準定数)を初期値として設定しておき、「応援激励」ボタン408を押すことによって任意の時機に開いて設定(変更)することができるようにする。
【0047】
ステップB05D
音声録音者と入力音声情報の登録(A〜H)を行う。
【0048】
ステップB10(以下、図6参照)
情報記憶処理部121aを起動して電子カメラ2で作成した映像コンテンツ情報を入力する。
【0049】
ステップB20
入力情報の有無を確認して処理を分岐する。
【0050】
ステップB30
映像コンテンツ情報の入力があれば、入力した映像コンテンツ情報をDB124aに格納して保存する。
【0051】
ステップB40
電子パズル表示装置1から操作者による該電子パズル表示装置1における入力ボタンに対する操作情報を入力する。
【0052】
ステップB50
入力されたボタン情報に基づいて処理を分岐する。
【0053】
ステップB60
「ペン種別」ボタン409が押された場合には、書き込み機能選択(ペン種別)処理部121jを起動し、図15に示すように、書き込み機能選択パラメータ設定テーブル409aを表示する。映像コンテンツ表示領域111a1には、電子カメラ2から取り込んだ映像コンテンツ情報を表示する。この書き込み機能選択パラメータ設定テーブルは、書き込むペンの太さと色を選択的に設定し、タッチスイッチのページ更新方向を選択的に設定するテーブルである。色の選択設定においては、選択色に従って「ペン種別」ボタン409の表示色を同色化する。即ち、パラメータ設定テーブルにおいて、青色を設定した場合には、「ペン種別」ボタン409の表示色を青に変化させて操作者に書き込み色に何色が設定されているかを知らしめるようにする。そして、ここでは、パラメータ設定テーブル409a上のペンの太さの指定情報を取り込んで設定する。
【0054】
ステップB70
パラメータ設定テーブル409aにおける色を選択する指定情報を取り込んで設定する。
【0055】
ステップB80
「パズル設定」ボタン405が押された場合は、パズル設定選択処理部121kを起動し、図16に示すようなパズル機能選択パラメータ設定テーブル405aを表示してパズル仕様を設定するパズル仕様設定処理に移行する。ここで、ジグソーパズル分割仕様は、映像コンテンツ表示領域111a1に表示された映像コンテンツ情報の映像(例えば孫A)を操作者の能力(技能)に合わせてジグソーパズル片に分割(分解)する分割仕様である。分割して分散表示したジグソーパズル片は、操作者が画面(ジグソーパズル片)にタッチしてドラッグすることによって移動して元の映像形態に組み立て(復元)ることが可能な状態とする。また、分割形状は、ジグソーパズル片の最終合体形状(映像復元形態)を表わし、この中から任意に選択的に設定可能とする。更に、難易度は、操作者の能力(技量)に応じて、シグゾーパズル片の破片形状を線形・非線形、対象・非対称等として組み立ての難易度の高低を段階的に変化させる度合の設定である。具体的には、以下に図8を参照して詳述するように実行する。
【0056】
ステップB80A(以下、図8参照)
図16に示すパズル機能選択パラメータ設定テーブル405aを表示し、先ず、映像コンテンツ情報(映像)のパズル分割仕様を設定する処理を実行する。
【0057】
ステップB80B
4分割が選択指定されると、4分割のパラメータ設定を行う。
【0058】
ステップB80C
8分割が選択指定されると、8分割のパラメータ設定を行う。
【0059】
ステップB80D
16分割が選択指定されると、16分割のパラメータ設定を行う。
【0060】
ステップB80E
32分割が選択指定されると、32分割のパラメータ設定を行う。
【0061】
ステップB80F
ランダム分割が選択指定されると、ランダム4分割のパラメータ設定を行う。
【0062】
ステップB80G
次に、パズル機能選択パラメータ設定テーブル405aにおける難易度を設定する処理を実行する。この難易度設定は、映像コンテンツ情報のジグソーパズル片化を操作者の組み立て操作能力に応じた分割形状に設定する処理である。
【0063】
ステップB80H
初級用が選択指定されると、均等分割形状を設定する。
【0064】
ステップB80I
中級1用が選択指定されると、一部不均等分割形状を設定する。
【0065】
ステップB80J
中級2用が選択指定されると、半分以上不均等分割形状を設定する。
【0066】
ステップB80K
上級1用が選択指定されると、2/3以上不均等分割形状を設定する。
【0067】
ステップB80L
上級2用が選択指定されると、全不均等分割形状を設定する。
【0068】
ステップB80M
難易度最高用が選択指定されると、全不均等分割形状にすると共に分割形状を乱数表テーブル(装置設計段階で設定)を参照して更に非対象に分割する分割形状を設定する。
【0069】
ステップB80N
映像コンテンツ表示領域111a1に表示している映像コンテンツ情報の最終分割形状(○,□,△)を選択指定する処理を行う。
【0070】
ステップB90(図6参照)
「パズルオン・オフ」ボタン411が押された場合には、パズルオンオフ選択処理部121nを起動し、パズル機能オン・オフ処理に移行する。このパズル機能オン・オフ処理の内容を図9を参照して説明する。
【0071】
ステップB90A(以下、図9参照)
「パズルオン・オフ」ボタン411の状態変化を検出して処理を進める。
【0072】
ステップB90B
「パズルオン・オフ」ボタン411がオン状態であれば、図8のパズル仕様設定処理で設定されたパズル仕様設定パラメータをロードする。
【0073】
ステップB90C
映像コンテンツ表示領域111a1に現在表示している映像コンテンツ情報の映像データをロードする。
【0074】
ステップB90D
映像を回転可能にすべく映像の大きさを半分の正方形面積に縮小する。
【0075】
ステップB90E
画像分割(ジグソーパズル片)数に対応して、分割個数分の四方の位置(X,Y)プロットしてセーブする。
【0076】
ステップB90F
難易度設定パラメータとタイムアウトカウンターTをロードする。
【0077】
ステップB90G
ステップB90Dでプロットした複数の位置(X,Y)パラメータを難易度パラメータの分割個数に応じて更に(Xn,Yn)に分割する。
【0078】
ステップB90H
分割形状パラメータ(映像分割最終形状:○,□,△)をロードする。
【0079】
ステップB90I
映像コンテンツ表示領域111a1の高さ(または幅の小さい方)に合わせて、分割形状パラメータを当てはめ、この縮小化によりオーバーフローした映像データを削除する。
【0080】
ステップB90J
分割個数と分割画面が格納されている乱数表テーブルに応じて映像コンテンツ表示領域111a1に表示している映像コンテンツ情報(映像)を裁断(分割)してランダムに散在させる。
【0081】
ステップB90K
難易度に応じてステップB90Fで設定したタイムアウトカウンターTをセットし、これを減算しながら操作者の入力操作によるジグソーパズル片の組み立てが完成したか否かをチェックする。
【0082】
ステップB90L
ジグソーパズル片の最終片の組み立てがT時間以内に完成したかどうかを確認して処理を分岐する。
【0083】
ステップB90M
ジグソーパズル片の組み立てがT時間以内に完成したときには、図16のパズル機能選択パラメータ設定テーブル405aの設定内容とタイムアウトカウンターTを1つ上級に更新し、カウンターバッファーに格納する。
【0084】
ステップB90N
コンテンツ内容適正化フラグをセットしてこの処理を終了する。一方、ステップB90LでT時間内にジグソーパズル片の組み立てが完成しない場合は、未だこのパズル難易度を修得しないものと判断し、この難易度パラメータを変更せずにこの処理を終了する。
【0085】
ステップB100(図6参照)
「分割表示」ボタン403が押された場合には、分割表示選択処理部121mを起動して分割表示機能処理を行う。この分割表示機能処理を図10を参照して説明する。
【0086】
ステップB100A(以下、図10参照)
「分割表示」ボタン403のオンオフ状態変化をチェックして処理を分岐する。状態変化が無い(「分割表示」ボタン403が押されない)場合はステップB100Aを繰り返す状態変化待ちモードになる。
【0087】
ステップB100B
「分割表示」ボタン403が数秒以上継続して押された状態になったときにはクリア指示入力と判断して状態変化検出テーブルをゼロクリアする。
【0088】
ステップB100C
「分割表示」ボタン403が短時間(1秒以内)に1回押された場合には、映像コンテンツ表示領域111a1を2分割する表示形態に設定する。
【0089】
ステップB100D
「分割表示」ボタン403が短時間(1秒以内)に2回押された場合には、映像コンテンツ表示領域111a1を4分割する表示形態に設定する。
【0090】
ステップB100E
「分割表示」ボタン403が短時間(1秒以内)に3回押された場合には、映像コンテンツ表示領域111a1を8分割する表示形態に設定する。
【0091】
ステップB100F
「分割表示」ボタン403が短時間(1秒以内)にN回押された場合には、映像コンテンツ表示領域111a1をN分割する表示形態に設定する。
【0092】
ステップB100G
設定された分割数に応じて統括メモリから映像コンテンツ情報を分割個分ロードする。
【0093】
ステップB100H
映像コンテンツ情報の表示に際しては、ステップB100Gでロードした映像コンテンツ情報を均等に分割し、1枚の表示画像(映像)として貼り合わせる。この一連の処理を終了した後、ステップB10(図6参照)に戻って映像コンテンツ情報の入力チェックを実施する。
【0094】
ステップB110(以下、図6参照)
「ファイル」ボタン404が押された場合には、登録映像コンテンツ表示処理部121fを起動し、登録した映像コンテンツ情報ファイルの表示または設定処理を実行する。
【0095】
ステップB120
「書き込み」ボタン406が押された場合には、メモ書き込み処理部121hを起動して画面書き込みモードとなり、表示器111の映像コンテンツ表示領域111a1からの書き込み入力(メモ情報)を受け付ける処理を実行する。
【0096】
ステップB130
「削除」ボタン407が押された場合には、メモ削除処理部121iを起動し、書き込まれたメモ情報の一括削除/部分削除(消しゴム機能)処理を実行する。
【0097】
ステップB140
ページ更新指示があった場合には、タッチスイッチ選択処理部121eとページ更新処理部121gを起動し、表示器111における映像コンテンツ表示領域111a1を左右に2分割した領域を区画して設定したページ更新指示用タッチスイッチからの入力かどうかを確認して処理を分岐する。
【0098】
ステップB150
ページ更新指示用タッチスイッチからの指示入力の場合には、図15に示す書き込み機能選択パラメータ設定テーブル409aにおけるタッチスイッチ仕様の設定内容を頁歩進パラメータを設定する。
【0099】
ステップB160
タッチスイッチ仕様の設定内容に従った頁歩進パラメータに基づいてページ更新処理を実行する。
【0100】
ステップB170
ページ更新指示用タッチスイッチからの指示入力ではない場合には、ページ更新用ボタン(「戻1」ボタン401,「戻2」ボタン402,「進1」ボタン413,「進2」ボタン412)からの指示入力を確認して処理を分岐する。ボタン入力がなかった場合には、ステップB05に戻る。
【0101】
ステップB180
「進1」ボタン413,「戻1」ボタン401からの指示入力の場合には、1ページの歩進または戻りのページ更新処理を実行する。
【0102】
ステップB190
「進2」ボタン412,「戻2」ボタン402からの指示入力の場合には、予め設定された複数ページの歩進または戻りのページ更新処理を実行する。
【0103】
ステップB200
ステップB50において「応援激励」ボタン408からの指示入力を確認すると、図14に示すように、応援激励選択パラメータ設定テーブル408aを開いて該応援激励選択パラメータ設定テーブル408aに設定したパラメータに従って行う応援激励処理に分岐し、「パズルオン・オフ」ボタン411がオンになると同時に応援激励処理を実行する。この応援激励処理機能は、操作者の近親者または操作者自身の好みに応じた激励音声を予め録音し、ジグソーパズルを解く進捗状況に応じて応援の合いの手として音声を再生して激励したり、また、操作者がジグソーパズルを解くのに途惑っている場合に、ヒントを表示して解決まで導いたりするためのものである。
【0104】
この応援激励選択パラメータ設定テーブル408aには、予め、初期値として、最も優しい定数(標準定数)を設定しておき、「応援激励」ボタン408からの指示入力に基づいて図14に示すように応援激励選択パラメータ設定テーブル408aを開いた状態では設定定数(パラメータ)を変更する指示入力操作を可能とする。パラメータとしては、この応援激励仕様として、音声を・特定者単数(1人)〜・ランダム(複数)に選択設定可能とし、また、応援激励者登録名では、A〜Hまで操作者の激励に有効と思われる人物の音声を録音する場合に、人名と優先順位(A:高〜H:低)の設定登録を可能としている。
【0105】
この応援激励処理B200の内容を図11を参照して説明する。
【0106】
ステップB200A
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aのデータをロードする。
【0107】
ステップB200B
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aの応援激励者の登録の有無を確認して処理を分岐する。
【0108】
ステップB200C
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aに応援激励者が登録されている場合には、応援者激励仕様パラメータをロードしてその内容を確認して処理を分岐する。
【0109】
ステップB200D
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aにおける応援者激励仕様パラメータの設定が単数の場合は、応援激励登録者名Aに設定されている音声データをロードし、その設定の有無を確認して処理を分岐する。
【0110】
ステップB200E
ステップB200Cにおいて応援激励選択パラメータ設定テーブル408aにおける応援者激励仕様パラメータの設定が複数の場合は、応援激励登録者名A〜Hをロードし、複数名設定の有無に応じて処理を分岐する。
【0111】
ステップB200F
応援激励登録者名が複数名設定されていた場合には、複数録音された音声情報(データ)をA〜Hの登録順番で出力テーブルに設定する。
【0112】
ステップB200G
ステップB200Cにおいて応援激励選択パラメータ設定テーブル408aにおける応援者激励仕様パラメータの設定がランダムの場合は、応援激励登録者名A〜Hをロードし、複数設定の有無に応じて処理を分岐する。
【0113】
ステップB200H
応援激励登録者名が複数名設定されていた場合には、複数設定された音声情報と標準テーブルに予め登録された音声情報を予め設定した乱数表に対応させて出力順番をミックスさせて設定する。
【0114】
ステップB200I
ステップB200Bにおいて応援激励選択パラメータ設定テーブル408aに応援激励者が登録されていない場合、ステップB200Dにおいて応援激励登録者名Aに設定されている音声データがない場合、ステップB200Eにおいて複数の応援激励登録者名の設定がない場合、ステップB200Gにおいて複数の応援激励登録者名の設定がない場合には、標準テーブルから予め登録された音声データを出力テーブルに設定する。
【0115】
ステップB200J
ステップB200D,B200F,B200H,B200Iにおいて設定(登録)された音声データを音声出力テーブルに設定する。
【0116】
ステップB200K
図14に示した応援激励選択パラメータ設定テーブル408aにおけるパズル解決時間に設定された定数(設定時間)をロードし、設定された定数に応じて処理を分岐する。
【0117】
ステップB200L
時間設定が無制限の場合には、「パズルオン・オフ」ボタン411の状態を確認して処理を分岐する。オフの場合には、何もせずにこの応援激励処理を終了する。
【0118】
ステップB200M
「パズルオン・オフ」ボタン411がオンの場合には、操作者によるジグソーパズル片の組み立て(復元)操作が完了しているかどうかを確認して処理を分岐する。完了している場合にはこの応援激励処理を終了する。
【0119】
ステップB200N
完了していない場合には、予め設定した乱数表に従って応援激励者の音声を出力する。
【0120】
ステップB200O
解決ガイド表示処理を実行する。この解決ガイド処理の具体例を図12を参照して説明する。
【0121】
ステップB200OA(以下、図12参照)
図14に示した応援激励パラメータ設定テーブル408aにおける残存パズル片表示要否を確認し、その設定に応じて処理を分岐する。否が設定されている場合には、この解決ガイド表示処理を終了して図11に示す応援激励処理に戻る。
【0122】
ステップB200OB
要が設定されている場合には、残存時間に対応してジグソーパズル片の残状態を確認して処理を分岐する。具体的には、図14に示した応援激励パラメータ設定テーブル408aにパズル解決時間が設定してある場合には、残存時間が半分を切った時点でのパズル片残数に応じて分岐する。パズル片残存状態が10%以下の場合には解決可能と見做してこの解決ガイド表示処理終了して図11に示す応援激励処理に戻る。
【0123】
ステップB200OC
残存パズル片数が10%〜40%の場合には、パズル片残数の半分を、ジグソーパズル片が本来入るべき空きスペースと残存パズル片の一片一片とをそれぞれ固有の対応(同一)色でブリンクさせる。
【0124】
ステップB200OD
残存パズル片数が50%以上の場合には、パズル片残数の全を、ジグソーパズル片が本来入るべき空きスペースと残存パズル片の一片一片とをそれぞれ固有な対応(同一)色でブリンクさせる。
【0125】
ステップB200P(以下、図11参照)
ステップB200Kにおいて、時間設定有りの場合には、「パズルオン・オフ」ボタン411の状態を確認して処理を分岐する。オフの場合には、何もせずにこの応援激励処理を終了。
【0126】
ステップB200Q
「パズルオン・オフ」ボタン411がオンの場合には、ジグソーパズル片組み立ての完了(解決)状態を確認して処理を分岐する。ジグソーパズル片組み立てが完了(解決)している場合にはこの応援激励処理を終了する。
【0127】
ステップB200R
ジグソーパズル片組み立てが終了していない場合には、予め設定した乱数表に従って激励者の音声を出力する。
【0128】
ステップB200S
応援激励選択パラメータ設定テーブル408aのパズル解決時間に設定された定数(解決時間)をロードして減算し、残時間の有無に応じて処理を分岐する。
【0129】
ステップB200T
終了(タイムアウト)した場合には、終了(タイムアウト)した旨をアナウンス(音声出力)して応援激励処理を終了する。
【0130】
ステップB200U
時間残がある場合には、残存時間に対応して音声出力間隔を変更する。
【0131】
ステップB200V
ステップB200Oと同様な解決ガイド表示処理を実行した後にステップB200Pに戻り、「パズルオン・オフ」ボタン411がオフになるか(ステップB200P)、ジグソーパズル片組み立てが完了するか(ステップB200Q)、残時間(減算)が終了する(ステップB200S)まで、ステップB200Pに戻る処理を繰り返す。
【0132】
図13は、図3に示した制御処理におけるステップY6のコンテンツ内容適正化処理の具体例を示している。このコンテンツ内適正化処理は、図5に示したコンテンツ内容適正化処理部121tが起動して実行し、操作者の指紋情報が認識された場合にはジグソーパズルの組み立て難易度を自動更新し、あるいは操作者に関する該当コンテンツを自動的にロードする。
【0133】
ステップZ1
図9に示したパズルオン・オフ処理におけるステップB90Nで設定したフラグのセット有無を確認して処理を分岐する。
【0134】
ステップZ2
フラグがセットされている場合には、図9に示したパズルオン・オフ処理におけるステップB90Mでバッファに格納したパズル機能選択パラメータ設定テーブルの設定内容をロードする。
【0135】
ステップZ3
図9に示したパズルオン・オフ処理におけるステップB90Cから実行する。
【0136】
ステップZ4
ステップZ1においてフラグがセットされていない場合には、図8に示したパズル仕様設定処理(ステップB80)を実行する。
【0137】
ステップZ5
図9に示したパズルオン・オフ処理(ステップB90)を実行する。
【図面の簡単な説明】
【0138】
【図1】本発明を適用した電子パズル提供装置の全体図である。
【図2】図1に示した電子パズル表示装置の電子パズル表示装置における制御処理部の基本的なハードウェア構成図である。
【図3】図2に示した電子パズル表示装置のCPUが実行する立ち上げ手順を示すフローチャートである。
【図4】図2に示した電子パズル表示装置の表示器に表示したメニュー画面である。
【図5】図2に示した電子パズル表示装置における制御処理部の機能ブロック図である。
【図6】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する基本動作フローチャートである。
【図7】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する音声録音処理のフローチャートである。
【図8】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行するパズル仕様設定処理のフローチャートである。
【図9】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行するパズルオン・オフ処理のフローチャートである。
【図10】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する分割表示機能処理のフローチャートである。
【図11】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する激励応援処理のフローチャートである。
【図12】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行する解決ガイド表示処理のフローチャートである。
【図13】図2に示した電子パズル表示装置におけるCPUが実行するコンテンツ内容適正化処理のフローチャートである。
【図14】図2に示した電子パズル表示装置の表示器に表示した応援激励選択パラメータ設定テーブルである。
【図15】図2に示した電子パズル表示装置の表示器に表示した書き込み機能選択パラメータ設定テーブルである。
【図16】図2に示した電子パズル表示装置の表示器に表示したパズル機能選択パラメータ設定テーブルである。
【符号の説明】
【0139】
1…電子パズル表示装置、2…電子カメラ、111…タブレット入力型表示器、111a…メニュー画面、111a1…映像コンテンツ表示領域、111a2…コマンド入力ボタン表示領域、112…指紋入力部、113…電源スイッチ、114…スピーカ、120…制御処理部、121…CPU、123…プログラムROM部、126…USBインターフェース部、401〜413…コマンド入力ボタン。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被写体を撮影して生成した電子情報を映像コンテンツ情報として入力して表示する表示装置を備えた電子パズル提供装置において、
前記表示装置は、映像コンテンツをジグソーパズル片化して分散表示すると共に分散表示されたジグソーパズル片を後述する組み立て指示入力手段からの組み立て道筋指示に従って移動して組み立て表示するパズル表示手段と、分散表示されたジグソーパズル片の組み立て道筋指示を操作者に入力させる組み立て指示入力手段と、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示を行う組み立て道筋ガイド表示手段を備えたことを特徴とする電子パズル提供装置。
【請求項2】
請求項1において、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じた応援に相応しい応援激励音声を予め録音する応援激励音声設定手段と、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じて前記応援激励音声を再生する応援激励音声再生手段を備えたことを特徴とする電子パズル提供装置。
【請求項1】
被写体を撮影して生成した電子情報を映像コンテンツ情報として入力して表示する表示装置を備えた電子パズル提供装置において、
前記表示装置は、映像コンテンツをジグソーパズル片化して分散表示すると共に分散表示されたジグソーパズル片を後述する組み立て指示入力手段からの組み立て道筋指示に従って移動して組み立て表示するパズル表示手段と、分散表示されたジグソーパズル片の組み立て道筋指示を操作者に入力させる組み立て指示入力手段と、ジグソーパズル片の組み立て進捗状態に応じてジグソーパズル片組み立て道筋のガイド表示を行う組み立て道筋ガイド表示手段を備えたことを特徴とする電子パズル提供装置。
【請求項2】
請求項1において、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じた応援に相応しい応援激励音声を予め録音する応援激励音声設定手段と、ジグソーパズル片組み立て進捗状態に応じて前記応援激励音声を再生する応援激励音声再生手段を備えたことを特徴とする電子パズル提供装置。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【公開番号】特開2006−122356(P2006−122356A)
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−314944(P2004−314944)
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【出願人】(390023928)日立エンジニアリング株式会社 (134)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成18年5月18日(2006.5.18)
【国際特許分類】
【出願日】平成16年10月29日(2004.10.29)
【出願人】(390023928)日立エンジニアリング株式会社 (134)
【Fターム(参考)】
[ Back to top ]